JPH04207825A - 無線通信システムの基地局装置 - Google Patents

無線通信システムの基地局装置

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JPH04207825A
JPH04207825A JP34033990A JP34033990A JPH04207825A JP H04207825 A JPH04207825 A JP H04207825A JP 34033990 A JP34033990 A JP 34033990A JP 34033990 A JP34033990 A JP 34033990A JP H04207825 A JPH04207825 A JP H04207825A
Authority
JP
Japan
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echo
signal
circuit
audio signal
echo canceller
Prior art date
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Pending
Application number
JP34033990A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Obara
隆 小原
Kazuhisa Yamamoto
和央 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to JP34033990A priority Critical patent/JPH04207825A/ja
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は自動車電話システムや携帯電話システム、コー
ドレス電話システム等の移動無線通信システムおよびこ
のシステムで使用される基地局装置並びに移動局装置に
関する。
(従来の技術) 近年、移動無線通信システムの一つとして、ディジタル
変調方式を採用したシステムが提唱されている。ディジ
タル変調方式は、送信側で音声信号およびデータを符号
化して、この符号化された信号により搬送波を変調して
送信し、受信側で上記送信側から送られた変調搬送波を
受信して復調したのち、この復調信号を復号することに
より音声信号およびデータを再生する方式である。また
、このディジタル変調方式を使用したシステムでは、1
つの無線周波数で複数のタイムスロットを時分割多重し
て伝送するTDMA方式が用いられる。
第6図はこの種のシステムの構成の一例を示すものであ
る。このシステムは、有線電話網NWに接続された制御
局C8と、この制御局C8に対し各々有線回線CLI、
CL2.・・・を介して接続された複数の基地局B S
 1.’B S 2.・・・と、複数の移動局MSI、
MS2.・・・とを備えている。上記各基地局BSI、
BS2.・・は、各々無線ゾーンEl、E2.・・・を
有している。移動局MS 1 。
MS2.・・・は、上記各基地局BS1.BS2.・・
・の無線ゾーンEl、E2.・・・内において、各基地
局BSI、BS2.・・・に対し無線回線を介して接続
される。
ところで、この種のシステムの通信装置では一般に音響
エコーキャンセル用のエコーキャンセラが使用される。
音響エコーキャンセル用のエコーキャンセラは、移動局
MSのスピーカおよびマイクロホン間で発生する音響エ
コーを打消すためのもので、従来では一般に移動局MS
に設置されている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、この様な従来のシステムでは、各移動局MSの
各々に音響エコーキャンセル用のエコーキャンセラを設
けなければならないため、移動局の回路構成が複雑で大
形化しかつ高価になる問題があった。また、一般に基地
局1台当たりの移動局の収容数は、現行のアナログ方式
のシステムで20〜50台であるが、ディジタル方式の
システムではTDMA方式の採用により1無線周波数当
たり例えば6チヤネルが設定可能であることから、基地
局1台当たり120〜300台の移動局を収容可能であ
る。このため、従来のように各移動局毎にエコーキャン
セラを設置すると、各移動局の複雑かつ大形化は勿論の
こと、システム全体としても多数のエコーキャンセラを
用意しなければならないため、システム価格が非常に高
くなるという問題があった。
そこで本発明の目的は、移動局からエコーキャンセラを
不要にして移動局の構成を簡単小形化して安価にし、こ
れによりシステムにおけるエコーキャンセラの数を減ら
してシステムの低価格化を図り得る基地局装置を提供す
ることである。
また本発明の他の目的は、移動局からの通知を受けるこ
となく単独で、エコーキャンセラを常に最適な動作状態
に設定することができ、これによりエコーキャンセラの
誤動作防止および消費電力の低減を図ることができる基
地局装置を提供することである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明は、無線送受信手段と
有線接続手段との間にエコーキャンセラを設け、このエ
コーキャンセラにより移動局から送られた音声信号に含
まれる音響エコーをキャンセルするようにし、かつこの
エコーキャンセラに入力される音声信号中から音響エコ
ーを検出するための音響エコー検出手段と、エコーキャ
ンセラ制御手段とを設け、上記音響エコー検出手段の検
出結果に基づいて、このエコーキャンセラ制御手段によ
り、音響エコーが検出されている期間のみ上記エコーキ
ャンセラを動作させ、その他の期間にはエコーキャンセ
ラを音声信号を通過させるだけの状態に設定するように
したものである。
また本発明は、音響エコー検出手段を、音声信号が入力
される毎にこの第1の音声信号の波形が先行して入力さ
れた第2の音声信号の波形と相似しているか否かを判定
するための相似波形検出手段と、上記第1の音声信号と
第2の音声信号との間の入力時間差を検出するための時
間差検出手段とを備えるものとし、上記相似波形検出手
段により波形か相似と判定され、かつ時間差検出手段に
より検出された時間差か所定の条件を満たしている場合
に、上記第1の音声信号を音響エコーとして認識するよ
うに構成することも特徴とする。
(作 用) この結果本発明によれば、基地局に音響エコーキャンセ
ル用のエコーキャンセラが設けられるので、移動局から
エコーキャンセラを不要にすることかでき、これにより
移動局の回路構成を簡単にして、移動局の小形軽量化お
よび低価格化を図ることができ、延いてはシステム全体
の低価格化を図ることが可能となる。
また、音響エコーを検出して、この音響エコーが検出さ
れている期間にエコーキャンセラを動作させ、他の期間
にはエコーキャンセラを非動作状態に設定するようにし
ているので、音響エコー以外の信号によりエコーキャン
セラが誤動作する革具−合を防止することができ、また
エコーキャンセラによる無駄な電力消費を低減するごと
かてが・る;。
(実施例) 次に、図面を参照して本発明の一実施例における無線通
信システムおよびその基地局゛装置並びに移動局装置を
説明する。
先ず移動局MSは次のように構成される。第2図はその
構成を示す回路ブロック図である。
同図において、後述する基地局BSから所定のタイムス
ロットにより送られた無線受話゛信号は、アンテナ11
および共用器(DIU)12を介して受信回路(RX)
13に入力され、ここで周波数シンセサイザ(SYN)
14から出力される局部発振信号と合成されて中間周波
信号に変換される。そして、この受信中間周波信号は、
ディジタル符号復号回路(MODEM116によりフレ
ーム同期およびビット同期がとられたうえでディジタル
復調される。このディジタル復調により得られる信号に
は、ディジタル通話信号゛とディジタル制御信号とがあ
り、このうちディジタル制御信号は制御回路26に供給
されて識別される。
一方ディジタル通話信号は、図示しない等化器で復調波
形の信号等化が行なわれたのち、誤り訂正符号復号回路
(CH−CODEC)17で誤り訂正復号化される。そ
して、音声符号復号回路(SP−CODEC)18で復
号化処理されてアナログ通話信号に戻されたのち、音声
スイッチ19を介してハンズフリー通話用のスピーカ2
0に供給され、このスピーカ20から拡声出力される。
また、音声スイッチ19がハンドセット25に切換わっ
ている場合には、上記アナログ通話信号はハンドセット
25の受話器23から拡声出力される。音声スイッチ1
9.22の切換えは制御回路26の指示にしたがって行
なわれる。
一方、ハンズフリー通話用のマイクロホン21またはハ
ンドセットセ5の送話器24から出力された送話信号は
、音声スイッチ22を介して音声符号復号回路18に入
力され、ここで符号化される。この符号化により得られ
たディジタル送話器iは、制御回路26かへ出力される
ディジタル制御信号と共に誤り訂正符号復号回路17で
誤り訂正符号化されたのち、ディジタル符号復号回路1
6に入力される。このディジタル符号復号回路16ては
、上記誤り訂正符号復号回路17から供給されたディジ
タル送信信号に応じた中間周波数の変調信号が発生され
、送信回路(TX)15に入力される。送信回路15て
は、上記変調信号が周波数シンセサイザ14から出力さ
れる局部発振信号と合成されて高周波信号に変換され、
この高周波信号は高周波増幅されたのち共用器12を介
してアンテナ11から基地局BSへ向けて送信される。
ところで、制御回路26は例えばマイクロコンピュータ
を主制御部として備えたもので、その制御機能として回
線接続制御手段を有している。こめ回線接続制御手段は
、発呼および着呼時に予め定められた手順に従っ°C1
基地局BSとの間で制御信号の授受を行ない、これによ
り基地局BSとの間に通話用の無線チャネルを設定する
ものである。
一方、基地局BSは次のように構成される。第1図はそ
の構成を示す回路ブロック図である。尚、基地局BSは
構成が同一の複数の通信装置を有しているが、同図では
便宜上そのうちの一つのみを示しである。
上記移動局MSから送られた無線送話信号は、アンテナ
31および共用器(DIU)32を介して受信回路(R
X)33に入力され、ここで周波数シンセサイザ(SY
N)34から出力される局部発振信号と合成されて中間
周波信号に変換される。そして、この受信中間周波信号
は、ディジタル符号復号回路(MODEM)36により
フレーム同期およびビット同期がとられたうえでディジ
タル復調される。このディジタル復調により得られる信
号には、ディジタル送話信号とディジタル制御信号とが
あり、このうちディジタル制御信号は制御回路42に供
給されて識別される。
一方ディジタル送話信号は、図示しない等化器で復調波
形の信号等化が行なわれたのち、誤り訂正符号復号回路
(CH−CODEC)37で誤り訂正復号化される。そ
して、音声符号復号回路(SP−CODEC)38で復
号化処理されてアナログ送話信号に戻されたのち、音響
エコー検出回路39を介してエコーキャンセラ40に入
力される。
音響エコー検出回路39は、第3図に示す如く信号有無
識別回路51と、立上り検出回路52と、時間差検出回
路53と、量子化回路54と、波形比較回路55とから
構成される。信号有無識別回路51は、受話信号BSお
よび送話信号ASの各々について、これらの信号の所定
のしきい値レベル以上の信号成分を通過させるもので、
これにより無信号期間に発生する低レベルのノイズを除
去して真の音声信号およびエコー信号のみを選択的に出
力している。立上り検出回路52は例えば微分回路から
なり、上記信号有無識別回路51を通過した受話信号波
形BSおよび送話信号波形ASの立上りエツジをそれぞ
れ検出する。時間差検出回路53は例えばカウンタによ
り構成され、上記立上り検出回路52により検出された
受話信号波形BSの立上りタイミングと、送話信号波形
ASの立上りタイミングとの時間差を検出し、この検出
した時間差データτSを制御回路42へ出力する。
量子化回路54は、例えばA/D変換器からなり、上記
立上り検出回路52を通過した受話信号波形BSおよび
送話信号波形ASの各々について一定のサンプリング間
隔で量子化する。波形比較回路55は、上記量子化回路
54から出力された受話信号波形BSの量子化レベルと
送話信号波形ASの量子化レベルとのレベル比を、各量
子化サンプリング点毎に求めるもので、これにより得ら
れた各レベル比データNSを制御回路42へ出力する。
エコーキャンセラ40は、移動局MSのスピーカ20と
マイクロホン21との間で発生する音響エコーをキャン
セルするためのもので、このキャンセル処理はハイブリ
ッド回路41がら供給される受話信号を参照信号として
生成する擬似エコー信号を、エコーキャンセラ40に入
力された送話信号から差引くことにより行なう。また、
エコーキャンセラ40の動作・非動作は制御回路42か
ら出力される動作制御信号により制御される。そうして
エコーキャンセラ40で音響エコーがキャンセルされた
アナログ通話信号は、ハイブリッド回路41を介して有
線回線CLへ送出される。
一方、有線回線CLを介して図示しない相手端末から送
られた受話信号は、ハイブリッド回路41およびエコー
キャンセラ40を通過したのち音声符号復号回路38に
入力され、ここで符号化される。この符号化により得ら
れたディジタル受話信号は、制御回路42から出力され
るディジタル制御信号と共に誤り訂正符号復号回路37
で誤り訂正符号化されたのち、ディジタル符号復号回路
36に入力される。このディジタル符号復号回路36で
は、上記誤り訂正符号復号回路37から供給されたディ
ジタル受話信号に応じた中間周波数の変調信号が発生さ
れ、送信回路(TX)35に入力される。送信回路35
では、上記変調信号が周波数シンセサイザ34から出力
される局部発振信号と合成されて高周波信号に変換され
、この高周波信号は高周波増幅されたのち共用器32を
介してアンテナ31から移動局MSへ向けて送信される
ところで、制御回路42は例えばマイクロコンピュータ
を主制御部として倫えたもので、その制御機能として回
線接続制御手段42aと、エコーキャンセラ制御手段4
2cとを有している。
回線接続制御手段42aは、移動局MSの発呼時および
移動局MSに対する着呼が発生した場合に、該当する移
動局MSとの間に無線通話チャネルを設定するための一
連の接続処理を実行する。
エコーキャンセラ制御手段42cは、上記音響エコー検
出回路39により得られた時間差データτSおよびレベ
ル比データNSをそれぞれ取込み、これらのデータに基
づいていまエコーキャンセラ40に入力されようとして
いる送話信号ASが音響エコーであるか否かを判定して
いる。そして、音響エコーと判定した場合には、エコー
キャンセラ40に対し動作オン信号を出力し、これによ
り音響エコーの長さを含む所定の期間たけエコーキャン
セラ40を動作状態に設定する。また、音響エコー以外
の信号の場合には、動作オフ信号を出力してエコーキャ
ンセラ40を非動作状態に設定して送話信号ASをスル
ーさせるものである。
次に、以上のように構成された装置の動作を説明する。
通話状態において、有線回線CLを介して到来した相手
話者の受話音声信号BSは、ノ\イブリッド回路41お
よびエコーキャンセラ40をそれぞれ経たのち、先ず音
声符号復号回路38で符号化され、続いて誤り訂正符号
復号回路37で制御回路42から出力されるディジタル
制御信号と共に誤り訂正符号化されたのち、ディジタル
符号復号回路36に入力される。そして、このディジタ
ル符号復号回路36において変調信号に変換され、さら
に送信回路35で周波数シンセサイザ34から出力され
る局部発振信号と合成されて高周波信号に変換されたの
ち、共用器32を介してアンテナ31から移動局MSへ
向けて送信される。
また、上記受話音声信号BSは音響エコー検出回路39
に導入され、この回路39の立上り検出回路52でその
立上りタイミングが検出される。
そうすると、時間差検出回路53は計時動作を開始する
。また、上記受話音声信号BSは量子化回路54て量子
化されたのち波形比較回路55に入力され、この波形比
較回路55内のバッファメモリで一時保持される。
上記基地局BSから送信された無線受話信号は、移動局
MSのアンテナ11および共用器12を介して受信回路
13で受信される。そして、この受信回路13から出力
されたディジタル受信信号は、ディジタル符号復号回路
16でディジタル復調されたのち、誤り訂正符号復号回
路17で誤り訂正復号化され、さらに音声符号復号回路
18で復号化処理されてアナログ通話信号に戻される。
そして、いま仮にハンズフリー通話モードが選択されて
いれば、音声スイッチ19を介してスピーカ20に供給
され、このスピーカ20から拡声出力される。
ところで、ハンズフリー通話を行なっている場合には、
上記スピーカ20とマイクロホン21との間の音響結合
により受話音声の音響エコーが発生する。この音響エコ
ーは、送話信号と同様に音声符号復号回路18で符号化
されたのち、誤り訂正符号復号回路17て誤り訂正符号
化され、さらにディジタル符号復号回路16て変調信号
に変換される。そして、送信回路15により周波数シン
セサイザ14から出力される局部発振信号と合成されて
高周波信号に変換され、しかるのち高周波増幅されたの
ち共用器12を介してアンテナ11から基地局BSへ向
けて送信される。
基地局BSでは、上記移動局MSから到来した無線信号
かアンテナ31および共用器32を介して受信回路33
で受信されたのち、ディジタル符号復号回路36でディ
ジタル復調され、さらに誤り訂正符号復号回路37て誤
り訂正復号化される。
そして、音声符号復号回路38で復号化処理されてアナ
ログ信号に戻されたのち、音響エコー検出回路39に入
力される。
さて、この音響エコー検出回路39に送話信号ASが入
力されると、この送話信号ASは信号有無識別回路51
を経たのち立上り検出回路52に入力され、この回路5
2て立上りタイミングが検出される。そうすると、時間
差検出回路53はこの時点で計時動作を停止し、その計
時値を前記受話信号BSの入力タイミングとの間の時間
差を表わすデータτSとして出力する。また上記送話信
号ASは、量子化回路54で量子化されたのち波形比較
回路55に入力される。この送話信号波形ASの量子化
データが入力されると、波形比較回路55はバッファメ
モリに保持しておいた前記受話信号波形BSの量子化デ
ータと、上記送話信号波形ASの量子化データとのレベ
ル比を、各量子化サンプリング点毎に算出する。そして
、これらのレベル比データNSを、制御回路42へ出力
する。
これを受けて制御回路42は、例えば第4図に示す如く
ステップ4a、4bでそれぞれ上記時間差データτSお
よびレベル比データNSを取り込み、先ずステップ4C
て波形比較回路55から取り込んだ各レベル比データN
Sのうち相互に一致するデータか所定数以上あるか否か
を判定する。
そして、所定数以上あれは上記送話信号ASはエコーで
あると判定する。ここで、いま仮に上記送話信号ASが
受話信号BSの音響エコーであったとすれば、両信号の
波形は第5図に示す如くレベルが異なるたけて略等しく
なる。この場合、両者の量子化データのレベル比はとの
サンプリング点においても略一致する。したかつて、上
記ステ・ツブ4Cにおいて、各サンプリング点における
i予信レベル比か所定数以上一致することか検出されれ
ば、いま入力された送話信号ASはエコーであると判定
することができる。
しかし、上記ステップ4Cでエコーか検出されても、こ
のエコーを即時音響エコーであると認識すると誤りが発
生する。すなわち、エコーには音響エコー以外にも回線
エコーがある。回線エコーは、ハイブリッド回路41の
不整合により送話信号が受話信号路に回り込むことによ
り発生するものであり、この回線エコーか発生した場合
にも制御回路42のステップ4Cてはエコーが検出され
る。そこで、制御回路42では次のようにして音響エコ
ーと回線エコーとの識別を行なっている。
すなわち、制御回路42はステップ4dにおいて時間差
データτSが所定値以上か否かを判定する。
ここで、もし仮に上記送話信号ASが音響エコーだった
とすれば、上記時間差データτSは次の理由により必ず
上記所定値以上になる。すなわち、音響エコーは、移動
局MSおよび基地局BSのディジタル符号復号回路、誤
り訂正符号復号回路および音声符号復号回路をそれぞれ
経て音響エコー検出回路39に入力されるため、第5図
に示したように受話信号BSに対して大きな遅延時間τ
2(例えば10hssc以上)を有したものになる。こ
れに対し、回線エコーESは送話信号FSに対して短い
遅延時間τ1しか持たない。したがって、上記判定で使
用する所定値τ1hを τ1くτlh<τ2 に設定すれば、回線エコーを排除して音響エコーを確実
に検出することができる。
そうして音響エコーか検出されると、制御回路42はス
テップ4eに移行してここでエコーキャンセラ40に対
して動作オン信号を出力する。このため、エコーキャン
セラ40は動作状態となり、これにより上記音響エコー
はエコーキャンセラ40にてキャンセルされる。これに
対し音響エコーが検出されなかった場合、つまり送話信
号ASがエコーではなく通常の音声信号たった場合や、
エコーであっても回線エコーたった場合には、制御回路
42からはステップ4fて動作オフ信号が出力される。
このため、エコーキャンセラ40は非動作状態になり、
送話信号ASはそのままエコーキャンセラ40を通過し
て有線回線CLへ送出される。
したがって、音響エコー以外の信号によりエコーキャン
セラ40が誤動作を起こす心配はなくなる。また、エコ
ーキャンセラ40は必要時のみ動作することになるので
、常時動作する場合に比べて消費電力が低減される。
二のように本実施例であれは、音響エコーキャンセル用
のエコーキャンセラ40を基地局BSに設けているので
、移動局MSからエコーキャンセラを不要にすることか
でき、これにより移動局M Sの回路構成を簡単化して
移動局MSの小形軽量化および低価格化を図ることかで
きる。また、多数台の移動局MSを低価格にてきること
からシステム全体の価格も安価にすることができる。
また本実施例であれば、基地局BSのエコーキャンセラ
40の前段に音響エコー検出回路3つを設け、この音響
エコー検出回路39て音響エコーを他の回線エコーや音
声信号と識別して検出し、音響エコーか検出された場合
のみエコーキャンセラ40を動作させ、その他の場合に
はエコーキャンセラ40を非動作状態にしてスルーパス
状態に設定するようにしたので、回線エコーや音声信号
によりエコーキャンセラ40が誤動作を起こす不具合は
なくなり、またエコーキャンセラは必要時のみ動作する
ので常時動作状態にする場合に比べて消費電力を低減す
ることができる。
さらに本実施例では、波形の相似を検出するたけてなく
、波形間の時間差τを検出してこの時間差τが所定値以
上の場合のみ音響エコーとして認識するようにしている
ので、音響エコーの検出を正確に行なうことかでき、エ
コーキャンセラ40の動作制御を高精度に行なうことか
できる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例
えば、上記実施例ではエコーキャンセラ40の動作制御
を、音響エコー検出回路39の検出データに基づいて制
御回路42により行なうようにしたが、制御回路42を
介さずに音響エコー検出回路39の出力により直接制御
するようにしてもよい。このようにすればさらに高速度
の制御が可能になり、また制御回路42の負担を軽減す
ることができる。
その他、音響エコー検出手段の回路構成や検出方式、エ
コーキャンセラ制御手段の制御手順および制御内容、基
地局の回路構成等についても、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形して実施できる。
[発明の効果コ 以上詳述したように本発明は、無線送受信手段と有線接
続手段との間にエコーキャンセラを設け、このエコーキ
ャンセラにより移動局から送られた音声信号に含まれる
音響エコーをキャンセルするようにし、かっこのエコー
キャンセラに入力される音声信号中から音響エコーを検
出するための音響エコー検出手段と、エコーキャンセラ
制御手段とを設け、上記音響エコー検出手段の検出結果
に基づいて、このエコーキャンセラ制御手段により、音
響エコーが検出されている期間のみ上記エコーキャンセ
ラを動作させ、その他の期間にはエコーキャンセラを音
声信号を通過させるだけの状態に設定するようにしたも
のである。
したがって本発明によれば、移動局からエコーキャンセ
ラを不要にして移動局の構成を簡単小形化して安価にし
、これによりシステムにおけるエコーキャンセラの数を
減らしてシステムの低価格化を図り、しかも移動局から
の通知を受けることなく単独で、エコーキャンセラを常
に最適な動作状態に設定することかでき、これによりエ
コーキャンセラの誤動作防止と消費電力の低減とを図り
得る基地局装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を説明するためのもので、第1図
は基地局の構成を示す回路ブロック図、第2図は移動局
の構成を示す回路ブロック図、第3図は音響エコー検出
回路の構成を示す回路ブロック図、第4図は基地局のエ
コーキャンセラ制御の手順および内容を示すフローチャ
ート、第5図は動作説明に使用する信号波形図、第6図
は移動無線通信システムの一例を示す概略構成図である
。 BS・・・基地局、MS・・・移動局、CL・・・有線
回線、11.31・・・アンテナ、12.32・・・共
用器(DIU) 、13.33・・・受信回路(RX)
、14.34・・・周波数シンセサイザ(SYN)、1
5.35・・・送信回路(TX) 、16.36・・・
ディジタル符号復号回路(MODEM) 、17゜37
・・・誤り訂正符号復号回路(CH−CODEC)、1
8.38・・・音声符号復号回路(SP−CODEC)
 、19.22・・・音声スイッチ、20・・・スピー
カ、21・・・マイクロホン、25・・・ハンドセット
、26・・・移動局の制御回路、27・・・入力表示部
、39・・・音響エコー検出回路、40・・・エコーキ
ャンセラ、41・・・ハイブリッド回路、42・・・基
地局の制御回路、42a・・・回線接続制御手段、42
b・・・エコーキャンセラ制御手段、AS・・・送話信
号、BS・・・受話信号、τS・・・時間差データ、N
S・・・墓子化レベル比のデータ。 出願人代理人  弁理士 鈴江武彦 第2図 、39 S 第 3 図 第4 図 ! 第6図 送油う纏FS 第5図 者1vエフ−AS

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無線回線を介して移動局との間で音声信号を送受
    信するための無線送受信手段と、 有線回線に対し前記無線送受信手段を接続するための有
    線接続手段と、 前記無線送受信手段と有線接続手段との間に設けられ、
    前記移動局から送られた音声信号に含まれる音響エコー
    をキャンセルするためのエコーキャンセラと、 このエコーキャンセラに入力される音声信号中から音響
    エコーを検出するための音響エコー検出手段と、 この音響エコー検出手段の検出結果に基づいて、音響エ
    コーが検出されている期間のみ前記エコーキャンセラを
    動作させ、その他の期間にはエコーキャンセラを音声信
    号を通過させるだけの状態に設定するためのエコーキャ
    ンセラ制御手段とを具備したことを特徴とする無線通信
    システムの基地局装置。
  2. (2)音響エコー検出手段は、音声信号が入力される毎
    にこの第1の音声信号の波形が先行して入力された第2
    の音声信号の波形と相似しているか否かを判定するため
    の相似波形検出手段と、上記第1の音声信号と第2の音
    声信号との間の入力時間差を検出するための時間差検出
    手段とを備え、上記相似波形検出手段により波形が相似
    と判定され、かつ時間差検出手段により検出された時間
    差が所定の条件を満たしている場合に、上記第1の音声
    信号を音響エコーとして認識することを特徴とする請求
    項(1)記載の無線通信システムの基地局装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU709154B2 (en) * 1995-06-08 1999-08-19 Nokia Telecommunications Oy Acoustic echo elimination in a digital mobile communications system
AU712952B2 (en) * 1995-12-06 1999-11-18 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) A method and arrangement for elimination of acoustic echoes in a telecommunication system

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