JPH08130775A - ディジタルコードレス電話システム - Google Patents
ディジタルコードレス電話システムInfo
- Publication number
- JPH08130775A JPH08130775A JP6289113A JP28911394A JPH08130775A JP H08130775 A JPH08130775 A JP H08130775A JP 6289113 A JP6289113 A JP 6289113A JP 28911394 A JP28911394 A JP 28911394A JP H08130775 A JPH08130775 A JP H08130775A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- data
- voice
- transmission
- cordless telephone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M11/00—Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
- H04M11/06—Simultaneous speech and data transmission, e.g. telegraphic transmission over the same conductors
- H04M11/064—Data transmission during pauses in telephone conversation
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J3/00—Time-division multiplex systems
- H04J3/16—Time-division multiplex systems in which the time allocation to individual channels within a transmission cycle is variable, e.g. to accommodate varying complexity of signals, to vary number of channels transmitted
- H04J3/1682—Allocation of channels according to the instantaneous demands of the users, e.g. concentrated multiplexers, statistical multiplexers
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J3/00—Time-division multiplex systems
- H04J3/22—Time-division multiplex systems in which the sources have different rates or codes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 音声信号にデータ信号を効率良く多重伝送で
き、コードレス電話器の使用者の利便性を向上させる。 【構成】 外部データ通信端子21にはデータ伝送装置が
接続される。データ送信要求はダイヤルボタン部20の
操作で入力する。音声通話中にデータ送信要求があった
場合は主制御部10の制御により、データ送信中に発呼が
あった場合は音声信号検出部23と主制御部10との制御に
より、音声信号処理部18に伝送速度を1/2、1/4 と低下
させたADPCM信号を形成させ、符号化音声データ信
号の送信タイミングに空きを生じさせ、その空きタイミ
ングでデータ信号を送信できるように音声/データ切替
スイッチ部22に切替動作を行わせる。データ信号の送信
時間を短縮し伝送効率を向上させ得る。
き、コードレス電話器の使用者の利便性を向上させる。 【構成】 外部データ通信端子21にはデータ伝送装置が
接続される。データ送信要求はダイヤルボタン部20の
操作で入力する。音声通話中にデータ送信要求があった
場合は主制御部10の制御により、データ送信中に発呼が
あった場合は音声信号検出部23と主制御部10との制御に
より、音声信号処理部18に伝送速度を1/2、1/4 と低下
させたADPCM信号を形成させ、符号化音声データ信
号の送信タイミングに空きを生じさせ、その空きタイミ
ングでデータ信号を送信できるように音声/データ切替
スイッチ部22に切替動作を行わせる。データ信号の送信
時間を短縮し伝送効率を向上させ得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1または複数の小地域
無線ゾーンにおいて複数のコードレス電話器同士が無線
基地局を介したTDMA/TDD方式の時分割多重無線
回線により通話を行うディジタルコードレス電話システ
ムに係り、特に音声信号とデータ信号の多重伝送方式に
関する。
無線ゾーンにおいて複数のコードレス電話器同士が無線
基地局を介したTDMA/TDD方式の時分割多重無線
回線により通話を行うディジタルコードレス電話システ
ムに係り、特に音声信号とデータ信号の多重伝送方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】TDMA/TDD方式による無線基地局
を介した複数の移動端末たるコードレス電話器同士の通
話は、例えば図6に示すようなTDMA/TDDフレー
ムによる時分割多重無線回線を基地局と複数のコードレ
ス電話器との間に形成し、基地局とコードレス電話器と
が送信と受信を交互に行うことで実現される。
を介した複数の移動端末たるコードレス電話器同士の通
話は、例えば図6に示すようなTDMA/TDDフレー
ムによる時分割多重無線回線を基地局と複数のコードレ
ス電話器との間に形成し、基地局とコードレス電話器と
が送信と受信を交互に行うことで実現される。
【0003】図6において、1TDMA/TDDフレー
ムは、例えば8個のスロットで構成され、前半の第1ス
ロットT1から第4スロットT4が無線基地局の送信ス
ロット(コードレス電話器の受信スロット)、後半の第
5スロットR1から第8スロットR4が無線基地局の受
信スロット(コードレス電話器の送信スロット)となっ
ている。図示例では、1フレームの長さは5msとして
あるので、8個のスロットの長さはそれぞれ0.625
msである。
ムは、例えば8個のスロットで構成され、前半の第1ス
ロットT1から第4スロットT4が無線基地局の送信ス
ロット(コードレス電話器の受信スロット)、後半の第
5スロットR1から第8スロットR4が無線基地局の受
信スロット(コードレス電話器の送信スロット)となっ
ている。図示例では、1フレームの長さは5msとして
あるので、8個のスロットの長さはそれぞれ0.625
msである。
【0004】つまり、コードレス電話器には、1フレー
ム当たり1つの送信スロットと1つの受信スロットが割
り当てられ、各々のスロットで無線基地局とコードレス
電話器が送信と受信を行うのである。かかる方式をTD
D(Time Division Duplex)方式という。そして、TDM
A(Time Division Multiple Access) ディジタル通信方
式により複数のコードレス電話器同士の通話を可能とす
るのである。
ム当たり1つの送信スロットと1つの受信スロットが割
り当てられ、各々のスロットで無線基地局とコードレス
電話器が送信と受信を行うのである。かかる方式をTD
D(Time Division Duplex)方式という。そして、TDM
A(Time Division Multiple Access) ディジタル通信方
式により複数のコードレス電話器同士の通話を可能とす
るのである。
【0005】なお、各スロットに挿入される音声信号の
データは、コードレス電話器が、送話音声信号をディジ
タル変換し、PCM(Pulse Code Modulation)信号とな
った音声帯域信号を伝送レートが32Kbps のADPC
M(適応差分パルス符号変調:Adaptive Differential
PCM)信号に圧縮符号化してパケットデータとしたもの
で、無線基地局は単に転送するだけである。
データは、コードレス電話器が、送話音声信号をディジ
タル変換し、PCM(Pulse Code Modulation)信号とな
った音声帯域信号を伝送レートが32Kbps のADPC
M(適応差分パルス符号変調:Adaptive Differential
PCM)信号に圧縮符号化してパケットデータとしたもの
で、無線基地局は単に転送するだけである。
【0006】また、TDMA/TDD方式によるディジ
タル無線通信では、無線基地局とコードレス電話器とで
同期を確立する必要がある。これは、無線基地局が無線
フレーム同期信号を送信し、この同期信号に従い各コー
ドレス電話器が無線基地局との同期を確立するようにし
ている。例えば、図7に示すように、無線基地局がスロ
ットT1で送信する送話信号により各コードレス電話器
は各自の同期を取り、無線基地局の受信タイミング(図
示例ではR1)でそのスロットが割り当てられたコード
レス電話器が送信を行う。
タル無線通信では、無線基地局とコードレス電話器とで
同期を確立する必要がある。これは、無線基地局が無線
フレーム同期信号を送信し、この同期信号に従い各コー
ドレス電話器が無線基地局との同期を確立するようにし
ている。例えば、図7に示すように、無線基地局がスロ
ットT1で送信する送話信号により各コードレス電話器
は各自の同期を取り、無線基地局の受信タイミング(図
示例ではR1)でそのスロットが割り当てられたコード
レス電話器が送信を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディジタル
コードレス電話システムは、音声通話だけでなくFAX
等のデータ信号の送受にも利用できるが、従来では、コ
ードレス電話器とデータ伝送装置はそれぞれ独立した端
末として位置付けられ、それぞれ別個にスロットの割り
当てを受けている。従って、通話中に通話相手に検討資
料等をFAXで送信し、それを一連の会話の中で利用し
たい場合が往々にしてあるが、かかる場合従来では、コ
ードレス電話器とは別にデータ伝送装置をモデム等で回
線に接続して送信する方式が採用されるので一連の会話
の中で利用することが困難な場合が多く、不便であると
いう問題がある。
コードレス電話システムは、音声通話だけでなくFAX
等のデータ信号の送受にも利用できるが、従来では、コ
ードレス電話器とデータ伝送装置はそれぞれ独立した端
末として位置付けられ、それぞれ別個にスロットの割り
当てを受けている。従って、通話中に通話相手に検討資
料等をFAXで送信し、それを一連の会話の中で利用し
たい場合が往々にしてあるが、かかる場合従来では、コ
ードレス電話器とは別にデータ伝送装置をモデム等で回
線に接続して送信する方式が採用されるので一連の会話
の中で利用することが困難な場合が多く、不便であると
いう問題がある。
【0008】この問題を解決するには、コードレス電話
器にデータ伝送装置を接続し、データ信号をコードレス
電話器を介して無線回線に乗せ得る方式の開発が必要で
あるが、その際に音声とデータの多重化をどのように実
現するかが問題となる。
器にデータ伝送装置を接続し、データ信号をコードレス
電話器を介して無線回線に乗せ得る方式の開発が必要で
あるが、その際に音声とデータの多重化をどのように実
現するかが問題となる。
【0009】ここに、音声とデータを多重化して伝送す
る方式として例えば特開昭64−5133号公報に掲載
されたものが知られている。このものは中継回線を高効
率に使用する目的のために音声信号レベル検出器により
音声の無音時を検出し、その無音区間にデータ信号を挿
入する方式である。そこで、この方式を上述した要請を
解決する手段として利用することが考えられる。
る方式として例えば特開昭64−5133号公報に掲載
されたものが知られている。このものは中継回線を高効
率に使用する目的のために音声信号レベル検出器により
音声の無音時を検出し、その無音区間にデータ信号を挿
入する方式である。そこで、この方式を上述した要請を
解決する手段として利用することが考えられる。
【0010】即ち、コードレス電話器にデータ伝送装置
を接続して音声の無音区間を狙ってデータ信号を送信す
るのである。しかし、周知のようにコードレス電話器で
は、音声による通信が主体であり、通常、無音区間は短
く音声通話に使用する時間の割合が非常に高い。従っ
て、無音区間を狙ってデータ信号を送信しようとする方
式では、データ信号の送信時間が極めて短くなるので効
率が悪いという問題がある。
を接続して音声の無音区間を狙ってデータ信号を送信す
るのである。しかし、周知のようにコードレス電話器で
は、音声による通信が主体であり、通常、無音区間は短
く音声通話に使用する時間の割合が非常に高い。従っ
て、無音区間を狙ってデータ信号を送信しようとする方
式では、データ信号の送信時間が極めて短くなるので効
率が悪いという問題がある。
【0011】本発明の目的は、音声信号にデータ信号を
効率良く多重伝送でき、コードレス電話器の使用者の利
便性を向上させ得るディジタルコードレス電話システム
を提供することにある。
効率良く多重伝送でき、コードレス電話器の使用者の利
便性を向上させ得るディジタルコードレス電話システム
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明のディジタルコードレス電話システムは次の如
き構成を有する。即ち、第1発明のディジタルコードレ
ス電話システムは、1または2以上の無線基地局と複数
の移動端末たるコードレス電話器とがTDMA/TDD
方式による時分割多重無線回線を介して接続されるディ
ジタルコードレス電話システムにおいて; コードレス
電話器は、外部のデータ伝送装置との接続端子と; 音
声信号送出側回路が出力する符号化音声データ信号とデ
ータ伝送装置が出力するディジタルデータ信号の一方を
第1タイミング信号に従って選択し無線回線部に出力す
る第1スイッチと; ディジタルデータ信号の送信要求
を受けてデータ伝送装置にディジタルデータ信号を出力
させること、ディジタルデータ信号の送信要求が無通話
時に入力すると第1スイッチにデータ伝送装置の出力を
選択させ、通話中に入力すると音声信号送出側回路とデ
ータ伝送装置の双方の出力を切り換えて出力させる前記
第1タイミング信号を出力すること、通話中にディジタ
ルデータ信号の送信要求が入力すると音声信号送出側回
路に伝送速度を下げた符号化音声データ信号を形成させ
ること、音声データ信号とディジタルデータ信号の一方
または双方の送信であることを示す制御データ信号を無
線回線部に出力することを行う第1制御部と; を備え
たことを特徴とする。
に本発明のディジタルコードレス電話システムは次の如
き構成を有する。即ち、第1発明のディジタルコードレ
ス電話システムは、1または2以上の無線基地局と複数
の移動端末たるコードレス電話器とがTDMA/TDD
方式による時分割多重無線回線を介して接続されるディ
ジタルコードレス電話システムにおいて; コードレス
電話器は、外部のデータ伝送装置との接続端子と; 音
声信号送出側回路が出力する符号化音声データ信号とデ
ータ伝送装置が出力するディジタルデータ信号の一方を
第1タイミング信号に従って選択し無線回線部に出力す
る第1スイッチと; ディジタルデータ信号の送信要求
を受けてデータ伝送装置にディジタルデータ信号を出力
させること、ディジタルデータ信号の送信要求が無通話
時に入力すると第1スイッチにデータ伝送装置の出力を
選択させ、通話中に入力すると音声信号送出側回路とデ
ータ伝送装置の双方の出力を切り換えて出力させる前記
第1タイミング信号を出力すること、通話中にディジタ
ルデータ信号の送信要求が入力すると音声信号送出側回
路に伝送速度を下げた符号化音声データ信号を形成させ
ること、音声データ信号とディジタルデータ信号の一方
または双方の送信であることを示す制御データ信号を無
線回線部に出力することを行う第1制御部と; を備え
たことを特徴とする。
【0013】第2発明のディジタルコードレス電話シス
テムは、第1発明において、コードレス電話器は、送話
音声信号の有無を検出する音声検出回路; を備え、前
記第1制御部は、無通話時に第1スイッチにデータ伝送
装置の出力を選択させディジタルデータ信号を送信して
いる場合において音声検出回路から送話音声「有」の検
出信号が入力すると、音声信号送出側回路とデータ伝送
装置の双方の出力を切り換えて出力させる前記第1タイ
ミング信号の出力と音声信号送出側回路に伝送速度を下
げた符号化音声データ信号の形成とを行わせる; こと
を特徴とする。
テムは、第1発明において、コードレス電話器は、送話
音声信号の有無を検出する音声検出回路; を備え、前
記第1制御部は、無通話時に第1スイッチにデータ伝送
装置の出力を選択させディジタルデータ信号を送信して
いる場合において音声検出回路から送話音声「有」の検
出信号が入力すると、音声信号送出側回路とデータ伝送
装置の双方の出力を切り換えて出力させる前記第1タイ
ミング信号の出力と音声信号送出側回路に伝送速度を下
げた符号化音声データ信号の形成とを行わせる; こと
を特徴とする。
【0014】第3発明のディジタルコードレス電話シス
テムは、第1発明または第2発明において、コードレス
電話器は、送話音声信号の有無を検出する音声検出回
路;を備え、前記第1制御部は、通話中に第1スイッチ
に音声信号送出側回路とデータ伝送装置の双方の出力を
切り換えて出力させ音声データ信号とディジタルデータ
信号の双方を送信している場合において音声検出回路か
ら送話音声「無し」の検出信号が入力すると、送話音声
「有」の検出信号が入力するまで第1スイッチにデータ
伝送装置の出力を選択させディジタルデータ信号を送信
させる; ことを特徴とする。
テムは、第1発明または第2発明において、コードレス
電話器は、送話音声信号の有無を検出する音声検出回
路;を備え、前記第1制御部は、通話中に第1スイッチ
に音声信号送出側回路とデータ伝送装置の双方の出力を
切り換えて出力させ音声データ信号とディジタルデータ
信号の双方を送信している場合において音声検出回路か
ら送話音声「無し」の検出信号が入力すると、送話音声
「有」の検出信号が入力するまで第1スイッチにデータ
伝送装置の出力を選択させディジタルデータ信号を送信
させる; ことを特徴とする。
【0015】なお、以上の発明において、ディジタルデ
ータ信号の送信要求は、ダイヤルボタンの操作により入
力する; ようになっている。
ータ信号の送信要求は、ダイヤルボタンの操作により入
力する; ようになっている。
【0016】第4発明のディジタルコードレス電話シス
テムは、第1、第2、第3の何れかの発明において、コ
ードレス電話器は、無線回線部から受信入力するデータ
信号を第2タイミング信号に従って音声信号受信側回路
とデータ伝送装置とに切り換えて出力する第2スイッチ
と; 無線回線部から入力する制御データ信号に従い第
2スイッチに受信データ信号を音声信号受信側回路とデ
ータ伝送装置の何れか一方を選択して出力させるか双方
へ切り換えて出力させるかを示す前記第2タイミング信
号を出力すること、受信データ信号を音声信号受信側回
路とデータ伝送装置の双方へ切り換えて出力させるとき
に音声信号受信側回路に対し符号化音声データ信号を元
の伝送速度に復元させる信号を出力することを行う第2
制御部と; を備えたことを特徴とする。
テムは、第1、第2、第3の何れかの発明において、コ
ードレス電話器は、無線回線部から受信入力するデータ
信号を第2タイミング信号に従って音声信号受信側回路
とデータ伝送装置とに切り換えて出力する第2スイッチ
と; 無線回線部から入力する制御データ信号に従い第
2スイッチに受信データ信号を音声信号受信側回路とデ
ータ伝送装置の何れか一方を選択して出力させるか双方
へ切り換えて出力させるかを示す前記第2タイミング信
号を出力すること、受信データ信号を音声信号受信側回
路とデータ伝送装置の双方へ切り換えて出力させるとき
に音声信号受信側回路に対し符号化音声データ信号を元
の伝送速度に復元させる信号を出力することを行う第2
制御部と; を備えたことを特徴とする。
【0017】
【作用】次に、以上の如く構成される本発明のディジタ
ルコードレス電話システムの作用を説明する。本発明で
は、コードレス電話器は、通話中にディジタルデータ信
号が入力して来た場合やディジタルデータ信号の送信中
に通話が開始される場合に、送信音声データ信号は伝送
速度を下げた符号化音声データ信号として形成し、これ
により音声送信のタイミング間隔を広くして空きスロッ
トを生じさせ、その空きスロットでディジタルデータ信
号を送信する。
ルコードレス電話システムの作用を説明する。本発明で
は、コードレス電話器は、通話中にディジタルデータ信
号が入力して来た場合やディジタルデータ信号の送信中
に通話が開始される場合に、送信音声データ信号は伝送
速度を下げた符号化音声データ信号として形成し、これ
により音声送信のタイミング間隔を広くして空きスロッ
トを生じさせ、その空きスロットでディジタルデータ信
号を送信する。
【0018】従って、音声通話中に送信できるディジタ
ルデータの増大が図れ、伝送効率を向上させることが可
能となり、ディジタルデータの通信時間を短縮させ使用
上の利便性を改善できる。
ルデータの増大が図れ、伝送効率を向上させることが可
能となり、ディジタルデータの通信時間を短縮させ使用
上の利便性を改善できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例に係るディジタルコー
ドレス電話システムの全体構成を示す。本発明のディジ
タルコードレス電話システムは、図1に示すように、1
つの無線基地局1(2)または相互に接続される複数の
無線基地局(1、2)それぞれと複数の移動端末たるコ
ードレス電話器3(4)とがTDMA/TDD方式によ
る時分割多重無線回線を介して接続されるディジタルコ
ードレス電話システムにおいて、コードレス電話器3
(4)にデータ伝送装置5(6)を直接接続し、コード
レス電話器3(4)を例えば図2に示すように構成して
図3に示す無線信号(パケットデータ)により音声デー
タ信号とディジタルデータ信号の高効率の多重伝送を可
能とするものである。
する。図1は、本発明の一実施例に係るディジタルコー
ドレス電話システムの全体構成を示す。本発明のディジ
タルコードレス電話システムは、図1に示すように、1
つの無線基地局1(2)または相互に接続される複数の
無線基地局(1、2)それぞれと複数の移動端末たるコ
ードレス電話器3(4)とがTDMA/TDD方式によ
る時分割多重無線回線を介して接続されるディジタルコ
ードレス電話システムにおいて、コードレス電話器3
(4)にデータ伝送装置5(6)を直接接続し、コード
レス電話器3(4)を例えば図2に示すように構成して
図3に示す無線信号(パケットデータ)により音声デー
タ信号とディジタルデータ信号の高効率の多重伝送を可
能とするものである。
【0020】図3において、無線基地局とコードレス電
話器との送受信は図3(1)に示すタイミングで行わ
れ、無線信号(パケットデータ)は図3(2)に示すよ
うに、ヘッドデータ(12Bit) 、同期データ(16Bit) 、制
御データ(20Bit) 、送受信データ(160Bit)、CRCデー
タ(16Bit) 、ガードデータ(16Bit) により構成される。
なお送受信データが符号化音声データ信号の場合は、4
ビット単位のADPCM信号が4ビット×40のデータ
パケットから構成される。制御データには、音声送信か
ディジタルデータ送信か双方かの別を示す制御信号が含
まれる。また同期データ、制御データ、CRCデータ、
ガードデータは、パケットデータの開始、同期、誤り訂
正に使用される。
話器との送受信は図3(1)に示すタイミングで行わ
れ、無線信号(パケットデータ)は図3(2)に示すよ
うに、ヘッドデータ(12Bit) 、同期データ(16Bit) 、制
御データ(20Bit) 、送受信データ(160Bit)、CRCデー
タ(16Bit) 、ガードデータ(16Bit) により構成される。
なお送受信データが符号化音声データ信号の場合は、4
ビット単位のADPCM信号が4ビット×40のデータ
パケットから構成される。制御データには、音声送信か
ディジタルデータ送信か双方かの別を示す制御信号が含
まれる。また同期データ、制御データ、CRCデータ、
ガードデータは、パケットデータの開始、同期、誤り訂
正に使用される。
【0021】図2において、本実施例のコードレス電話
器は、主制御部10と、無線回線部(TDMA/TDD
処理部11、無線信号変調部12、送信増幅部13、無
線信号復調部14、受信増幅部15、送受信切替部1
6、アンテナ17)と、音声信号送出側及び音声信号受
信側の回路(音声信号処理部18、送受話器19)と、
ダイヤルボタン部20とを備えるものにおいて、データ
伝送装置5(6)が接続される外部データ通信端子21
と、音声/データ切替スイッチ部22と、音声信号検出
部23とを設け、主制御部10に若干の機能追加をした
ものである。
器は、主制御部10と、無線回線部(TDMA/TDD
処理部11、無線信号変調部12、送信増幅部13、無
線信号復調部14、受信増幅部15、送受信切替部1
6、アンテナ17)と、音声信号送出側及び音声信号受
信側の回路(音声信号処理部18、送受話器19)と、
ダイヤルボタン部20とを備えるものにおいて、データ
伝送装置5(6)が接続される外部データ通信端子21
と、音声/データ切替スイッチ部22と、音声信号検出
部23とを設け、主制御部10に若干の機能追加をした
ものである。
【0022】図2において、主制御部10は、ダイヤル
ボタン部20からのボタン情報(本発明では「送信要
求」が含まれる)の検出、TDMA/TDD処理部11
の動作制御、音声信号処理部18の動作制御、音声/デ
ータ切替スイッチ部22の切替制御、外部データ通信端
子21に接続されるデータ伝送装置の送信・受信の動作
制御を行う。
ボタン部20からのボタン情報(本発明では「送信要
求」が含まれる)の検出、TDMA/TDD処理部11
の動作制御、音声信号処理部18の動作制御、音声/デ
ータ切替スイッチ部22の切替制御、外部データ通信端
子21に接続されるデータ伝送装置の送信・受信の動作
制御を行う。
【0023】音声信号処理部18は、基本的には、送受
話器19から入力する音声信号を前述したように32K
bps のADPCMである符号化音声データ信号を形成
し、それを音声/データ切替スイッチ部22に出力する
こと、音声/データ切替スイッチ部22から入力する3
2Kbps のADPCMである符号化音声データ信号を元
のアナログ信号へ復元し、それを送受話器19に出力す
ることを行う。
話器19から入力する音声信号を前述したように32K
bps のADPCMである符号化音声データ信号を形成
し、それを音声/データ切替スイッチ部22に出力する
こと、音声/データ切替スイッチ部22から入力する3
2Kbps のADPCMである符号化音声データ信号を元
のアナログ信号へ復元し、それを送受話器19に出力す
ることを行う。
【0024】本発明では、音声信号処理部18は、主制
御部10からの指令に応じてADPCMである符号化音
声データ信号を32Kbps から16Kbps 、8Kbps 等
と速度を下げて形成すること、また逆の動作をして元の
音声信号を復元することを行う。
御部10からの指令に応じてADPCMである符号化音
声データ信号を32Kbps から16Kbps 、8Kbps 等
と速度を下げて形成すること、また逆の動作をして元の
音声信号を復元することを行う。
【0025】TDMA/TDD処理部11は、主制御部
10の制御下に、送受信切替部16を受信系に切替制御
し、アンテナ17で受信された無線基地局からの無線信
号を送受信切替部16、受信増幅部15を経た無線信号
復調部14から受信信号として取り込む。図5(1)に
示すように、無線基地局はT1のスロットでフレーム同
期信号を送信しているので、TDMA/TDD処理部1
1は、同期信号を含む受信信号の受信タイミング(図5
(2)(4)(6)を基準の同期タイミングとして送信
タイミングの同期合わせを行う(図5(3)(5)
(7))。
10の制御下に、送受信切替部16を受信系に切替制御
し、アンテナ17で受信された無線基地局からの無線信
号を送受信切替部16、受信増幅部15を経た無線信号
復調部14から受信信号として取り込む。図5(1)に
示すように、無線基地局はT1のスロットでフレーム同
期信号を送信しているので、TDMA/TDD処理部1
1は、同期信号を含む受信信号の受信タイミング(図5
(2)(4)(6)を基準の同期タイミングとして送信
タイミングの同期合わせを行う(図5(3)(5)
(7))。
【0026】そして、図5の例で言えば、T1のスロッ
トは受信スロットであるから、このスロットでの受信信
号から受信データ信号を取り出して音声/データ切替ス
イッチ部22に出力し、また制御データから制御信号を
取り出して主制御部10に出力する。
トは受信スロットであるから、このスロットでの受信信
号から受信データ信号を取り出して音声/データ切替ス
イッチ部22に出力し、また制御データから制御信号を
取り出して主制御部10に出力する。
【0027】また、TDMA/TDD処理部11は、主
制御部10の制御下に、音声/データ切替スイッチ部2
2からのデータ信号及び主制御部10からの制御信号を
含む無線回線のスロットに挿入する送信信号(図3
(2))を形成し、送受信切替部16を送信系に制御し
て図5の例で言えばR1の送信タイミングに合わせて送
信信号を無線信号変調部12、送信増幅部13、送受信
切替部16を経たアンテナ17から無線基地局への無線
信号として送信させる。
制御部10の制御下に、音声/データ切替スイッチ部2
2からのデータ信号及び主制御部10からの制御信号を
含む無線回線のスロットに挿入する送信信号(図3
(2))を形成し、送受信切替部16を送信系に制御し
て図5の例で言えばR1の送信タイミングに合わせて送
信信号を無線信号変調部12、送信増幅部13、送受信
切替部16を経たアンテナ17から無線基地局への無線
信号として送信させる。
【0028】さて、図2以下の各図を参照して本発明の
音声信号とデータ信号の多重伝送方式を説明する。発呼
があると、主制御部10は、音声/データ切替スイッチ
部22に音声信号処理部18とTDMA/TDD処理部
11とを接続させる制御をすると共に、音声信号処理部
18にその旨の通知をし、TDMA/TDD処理部11
に対し音声の送信である旨の制御信号を出力する。
音声信号とデータ信号の多重伝送方式を説明する。発呼
があると、主制御部10は、音声/データ切替スイッチ
部22に音声信号処理部18とTDMA/TDD処理部
11とを接続させる制御をすると共に、音声信号処理部
18にその旨の通知をし、TDMA/TDD処理部11
に対し音声の送信である旨の制御信号を出力する。
【0029】これにより、送信側の音声信号処理部18
では送受話器19から入力する音声信号を32Kbps の
ADPCM信号に変換してTDMA/TDD処理部11
に与える。TDMA/TDD処理部11では、入力した
符号化音声データ信号を送受信データの設定部に挿入
し、制御データに音声送信である旨を含ませる。受信側
では、TDMA/TDD処理部11で制御データの内容
が取り出され、主制御部10に与えられるので、TDM
A/TDD処理部11の受信出力データが音声/データ
切替スイッチ部22を介して音声信号処理部18に入力
し、音声信号処理部18は入力する符号化音声データ信
号から元のアナログ音声信号を復元し、送受話器19に
与える。
では送受話器19から入力する音声信号を32Kbps の
ADPCM信号に変換してTDMA/TDD処理部11
に与える。TDMA/TDD処理部11では、入力した
符号化音声データ信号を送受信データの設定部に挿入
し、制御データに音声送信である旨を含ませる。受信側
では、TDMA/TDD処理部11で制御データの内容
が取り出され、主制御部10に与えられるので、TDM
A/TDD処理部11の受信出力データが音声/データ
切替スイッチ部22を介して音声信号処理部18に入力
し、音声信号処理部18は入力する符号化音声データ信
号から元のアナログ音声信号を復元し、送受話器19に
与える。
【0030】また、発呼動作のない無通話時において、
ダイヤルボタン部20の操作によってデータ信号の送信
要求を主制御部10に与えると、主制御部10は、音声
/データ切替スイッチ部22に外部データ通信端子21
とTDMA/TDD処理部11とを接続させる制御をす
る共に、外部データ通信端子21に接続されるデータ伝
送装置に出力指令を出し、併せて、TDMA/TDD処
理部11に対しデータ送信である旨の制御信号を与え
る。
ダイヤルボタン部20の操作によってデータ信号の送信
要求を主制御部10に与えると、主制御部10は、音声
/データ切替スイッチ部22に外部データ通信端子21
とTDMA/TDD処理部11とを接続させる制御をす
る共に、外部データ通信端子21に接続されるデータ伝
送装置に出力指令を出し、併せて、TDMA/TDD処
理部11に対しデータ送信である旨の制御信号を与え
る。
【0031】これにより、送信側では、外部データ通信
端子21に接続されるデータ伝送装置の出力データ信号
がTDMA/TDD処理部11に与えられる。TDMA
/TDD処理部11では、入力したディジタルデータ信
号を送受信データの設定部に挿入し、制御データにデー
タ送信である旨を含ませる。受信側では、TDMA/T
DD処理部11で制御データの内容が取り出され、主制
御部10に与えられるので、TDMA/TDD処理部1
1の受信出力データが音声/データ切替スイッチ部22
を介して外部データ通信端子21に与えられる。主制御
部10は外部のデータ伝送装置を制御して受信データを
取り込ませる。
端子21に接続されるデータ伝送装置の出力データ信号
がTDMA/TDD処理部11に与えられる。TDMA
/TDD処理部11では、入力したディジタルデータ信
号を送受信データの設定部に挿入し、制御データにデー
タ送信である旨を含ませる。受信側では、TDMA/T
DD処理部11で制御データの内容が取り出され、主制
御部10に与えられるので、TDMA/TDD処理部1
1の受信出力データが音声/データ切替スイッチ部22
を介して外部データ通信端子21に与えられる。主制御
部10は外部のデータ伝送装置を制御して受信データを
取り込ませる。
【0032】以上のようにデータ信号の送信が行われて
いるときに、発呼があり、送受話器19から音声信号処
理部18に音声信号が入力するのが音声信号検出部23
で検出され、その旨が主制御部10に与えられると、主
制御部10は、音声信号処理部18に対しADPCM信
号の伝送レートを低速にさせる制御をすると共に、音声
信号とデータ伝送装置からのデータとの送信タイミング
を低速化したADPCM信号から割り出し、それに従い
音声/データ切替スイッチ部22の切替制御とデータ伝
送装置に対するデータ送出の許可・停止の制御を行う。
いるときに、発呼があり、送受話器19から音声信号処
理部18に音声信号が入力するのが音声信号検出部23
で検出され、その旨が主制御部10に与えられると、主
制御部10は、音声信号処理部18に対しADPCM信
号の伝送レートを低速にさせる制御をすると共に、音声
信号とデータ伝送装置からのデータとの送信タイミング
を低速化したADPCM信号から割り出し、それに従い
音声/データ切替スイッチ部22の切替制御とデータ伝
送装置に対するデータ送出の許可・停止の制御を行う。
【0033】この送信タイミング制御は、具体的には次
のようにして行う。図4は、符号化音声データ信号の伝
送速度の変更に伴うPCM信号とADPCM信号との関
係を示す。図4(2):64Kbps のPCM信号(図4
(1))を32Kbps のADPCM信号へ変換する場合
は、PCM信号の8ビットを圧縮符号化の4ビットに変
換する。図4(3)(4):更に16Kbps 、8Kbps
においても同様の演算処理により高能率圧縮符号化し、
16Kbps 、8Kbps のADPCM信号を生成する。こ
のように16Kbps 、8Kbps と低速度になる毎にそれ
らを送信しなくとも良い空きの送信タイミングが生ず
る。この空きの送信タイミングでデータ信号を送信する
のである。
のようにして行う。図4は、符号化音声データ信号の伝
送速度の変更に伴うPCM信号とADPCM信号との関
係を示す。図4(2):64Kbps のPCM信号(図4
(1))を32Kbps のADPCM信号へ変換する場合
は、PCM信号の8ビットを圧縮符号化の4ビットに変
換する。図4(3)(4):更に16Kbps 、8Kbps
においても同様の演算処理により高能率圧縮符号化し、
16Kbps 、8Kbps のADPCM信号を生成する。こ
のように16Kbps 、8Kbps と低速度になる毎にそれ
らを送信しなくとも良い空きの送信タイミングが生ず
る。この空きの送信タイミングでデータ信号を送信する
のである。
【0034】即ち、図5において、符号化音声データ信
号は、通常の速度32Kbps の場合は5ms毎に送受信
するので空きのタイミングはないが(図5(2)
(3))、16Kbps では10ms毎の送信で良く(図
5(4)(5))、DT0とDR0が空きタイミングと
なり、8Kbps では20ms毎の送信で良く(図5
(6)(7)、DT0とDR0に加え、DT1とDR1
とが空きタイミングとなる。
号は、通常の速度32Kbps の場合は5ms毎に送受信
するので空きのタイミングはないが(図5(2)
(3))、16Kbps では10ms毎の送信で良く(図
5(4)(5))、DT0とDR0が空きタイミングと
なり、8Kbps では20ms毎の送信で良く(図5
(6)(7)、DT0とDR0に加え、DT1とDR1
とが空きタイミングとなる。
【0035】このように符号化音声データ信号の伝送速
度に応じほぼ5ms毎にスロットが空きのタイミングと
なるので、主制御部10はこれらの空きタイミングでデ
ータ伝送装置の出力データを送信できるように音声/デ
ータ切替スイッチ部22の切替動作タイミングを制御
し、TDMA/TDD処理部11に対し音声とデータの
双方の送信である旨及び符号化音声データ信号の現在速
度を内容とする制御信号を与えるのである。
度に応じほぼ5ms毎にスロットが空きのタイミングと
なるので、主制御部10はこれらの空きタイミングでデ
ータ伝送装置の出力データを送信できるように音声/デ
ータ切替スイッチ部22の切替動作タイミングを制御
し、TDMA/TDD処理部11に対し音声とデータの
双方の送信である旨及び符号化音声データ信号の現在速
度を内容とする制御信号を与えるのである。
【0036】受信側では、音声/データ切替スイッチ部
22が切り換え選択動作をし、音声信号処理部18は入
力した低速受信符号化音声データ信号を元の速度に戻し
音声信号を復元し、また受信ディジタルデータ信号がデ
ータ伝送装置に取り込まれることになる。
22が切り換え選択動作をし、音声信号処理部18は入
力した低速受信符号化音声データ信号を元の速度に戻し
音声信号を復元し、また受信ディジタルデータ信号がデ
ータ伝送装置に取り込まれることになる。
【0037】次に、音声信号を送信している際にデータ
送信要求があると、以上説明した多重化動作が同様にし
て行われるが、音声信号検出部23が無音声状態を検出
すれば、その無音声状態の期間は、音声送信に使用した
スロットにデータを挿入するようにでき、また通話中に
データ送信が終了すれば、符号化音声データ信号を元の
32Kbps の速度に戻して送信するようにもできる。符
号化音声データ信号を低速で伝送すると、一般に音質が
劣化するからである。
送信要求があると、以上説明した多重化動作が同様にし
て行われるが、音声信号検出部23が無音声状態を検出
すれば、その無音声状態の期間は、音声送信に使用した
スロットにデータを挿入するようにでき、また通話中に
データ送信が終了すれば、符号化音声データ信号を元の
32Kbps の速度に戻して送信するようにもできる。符
号化音声データ信号を低速で伝送すると、一般に音質が
劣化するからである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディジタ
ルコードレス電話システムでは、コードレス電話器は、
通話中にディジタルデータ信号が入力して来た場合やデ
ィジタルデータ信号の送信中に通話が開始される場合
に、送信音声データ信号は伝送速度を下げた符号化音声
データ信号として形成し、これにより音声送信のタイミ
ング間隔を広くして空きスロットを生じさせ、その空き
スロットでディジタルデータ信号を送信するようにした
ので、音声通話中に送信できるディジタルデータの増大
が図れ、伝送効率を向上させることが可能となり、ディ
ジタルデータの通信時間を短縮させ使用上の利便性を改
善できる効果がある。
ルコードレス電話システムでは、コードレス電話器は、
通話中にディジタルデータ信号が入力して来た場合やデ
ィジタルデータ信号の送信中に通話が開始される場合
に、送信音声データ信号は伝送速度を下げた符号化音声
データ信号として形成し、これにより音声送信のタイミ
ング間隔を広くして空きスロットを生じさせ、その空き
スロットでディジタルデータ信号を送信するようにした
ので、音声通話中に送信できるディジタルデータの増大
が図れ、伝送効率を向上させることが可能となり、ディ
ジタルデータの通信時間を短縮させ使用上の利便性を改
善できる効果がある。
【図1】本発明の一実施例に係るディジタルコードレス
電話システムの全体構成概略図である。
電話システムの全体構成概略図である。
【図2】本発明の一実施例に係るコードレス電話器の構
成ブロック図である。
成ブロック図である。
【図3】無線信号(パケットデータ)の構成図である。
【図4】64Kbps のPCM信号を各種速度のADPC
M信号へ変換する動作説明図である。
M信号へ変換する動作説明図である。
【図5】本発明の送受信動作タイミングの説明図であ
る。
る。
【図6】TDMA方式による送受信動作タイミングの説
明図である。
明図である。
【図7】TDMA/TDD方式による通話タイミングの
説明図である。
説明図である。
1,2 無線基地局 3,4 コードレス電話器 5,6 データ伝送装置 10 主制御部 11 TDMA/TDD処理部 12 無線信号変調部 13 送信増幅部 14 無線信号復調部 15 受信増幅部 16 送受信切替部 17 アンテナ 18 音声信号処理部 19 送受話器 20 ダイヤルボタン部 21 外部データ通信端子 22 音声/データ切替スイッチ部 23 音声信号検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 1/00 N
Claims (5)
- 【請求項1】 1または2以上の無線基地局と複数の移
動端末たるコードレス電話器とがTDMA/TDD方式
による時分割多重無線回線を介して接続されるディジタ
ルコードレス電話システムにおいて; コードレス電話
器は、外部のデータ伝送装置との接続端子と; 音声信
号送出側回路が出力する符号化音声データ信号とデータ
伝送装置が出力するディジタルデータ信号の一方を第1
タイミング信号に従って選択し無線回線部に出力する第
1スイッチと; ディジタルデータ信号の送信要求を受
けてデータ伝送装置にディジタルデータ信号を出力させ
ること、ディジタルデータ信号の送信要求が無通話時に
入力すると第1スイッチにデータ伝送装置の出力を選択
させ、通話中に入力すると音声信号送出側回路とデータ
伝送装置の双方の出力を切り換えて出力させる前記第1
タイミング信号を出力すること、通話中にディジタルデ
ータ信号の送信要求が入力すると音声信号送出側回路に
伝送速度を下げた符号化音声データ信号を形成させるこ
と、音声データ信号とディジタルデータ信号の一方また
は双方の送信であることを示す制御データ信号を無線回
線部に出力することを行う第1制御部と; を備えたこ
とを特徴とするディジタルコードレス電話システム。 - 【請求項2】 コードレス電話器は、送話音声信号の有
無を検出する音声検出回路; を備え、前記第1制御部
は、無通話時に第1スイッチにデータ伝送装置の出力を
選択させディジタルデータ信号を送信している場合にお
いて音声検出回路から送話音声「有」の検出信号が入力
すると、音声信号送出側回路とデータ伝送装置の双方の
出力を切り換えて出力させる前記第1タイミング信号の
出力と音声信号送出側回路に伝送速度を下げた符号化音
声データ信号の形成とを行わせる; ことを特徴とする
請求項1に記載のディジタルコードレス電話システム。 - 【請求項3】 コードレス電話器は、送話音声信号の有
無を検出する音声検出回路; を備え、前記第1制御部
は、通話中に第1スイッチに音声信号送出側回路とデー
タ伝送装置の双方の出力を切り換えて出力させ音声デー
タ信号とディジタルデータ信号の双方を送信している場
合において音声検出回路から送話音声「無し」の検出信
号が入力すると、送話音声「有」の検出信号が入力する
まで第1スイッチにデータ伝送装置の出力を選択させデ
ィジタルデータ信号を送信させる; ことを特徴とする
請求項1または請求項2に記載のディジタルコードレス
電話システム。 - 【請求項4】 コードレス電話器は、無線回線部から受
信入力するデータ信号を第2タイミング信号に従って音
声信号受信側回路とデータ伝送装置とに切り換えて出力
する第2スイッチと; 無線回線部から入力する制御デ
ータ信号に従い第2スイッチに受信データ信号を音声信
号受信側回路とデータ伝送装置の何れか一方を選択して
出力させるか双方へ切り換えて出力させるかを示す前記
第2タイミング信号を出力すること、受信データ信号を
音声信号受信側回路とデータ伝送装置の双方へ切り換え
て出力させるときに音声信号受信側回路に対し符号化音
声データ信号を元の伝送速度に復元させる信号を出力す
ることを行う第2制御部と; を備えたことを特徴とす
る請求項1、請求項2、請求項3の何れかに記載のディ
ジタルコードレス電話システム。 - 【請求項5】 ディジタルデータ信号の送信要求は、ダ
イヤルボタンの操作により入力する; ことを特徴とす
る請求項1、請求項2、請求項3の何れかに記載のディ
ジタルコードレス電話システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6289113A JP2596388B2 (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | ディジタルコードレス電話システム |
US08/550,106 US5754554A (en) | 1994-10-28 | 1995-10-30 | Telephone apparatus for multiplexing digital speech samples and data signals using variable rate speech coding |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6289113A JP2596388B2 (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | ディジタルコードレス電話システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08130775A true JPH08130775A (ja) | 1996-05-21 |
JP2596388B2 JP2596388B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=17738958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6289113A Expired - Fee Related JP2596388B2 (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | ディジタルコードレス電話システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5754554A (ja) |
JP (1) | JP2596388B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1118156A (ja) * | 1997-06-26 | 1999-01-22 | Fujitsu Ltd | 移動通信方式及び該方式による移動局装置 |
WO1999009657A3 (en) * | 1997-08-14 | 1999-08-26 | Telescicom Ltd | Dynamic wireless telecommunications system |
JP2003087187A (ja) * | 2001-09-13 | 2003-03-20 | Kddi Corp | レピータ装置および通信制御方法 |
Families Citing this family (30)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09185397A (ja) * | 1995-12-28 | 1997-07-15 | Olympus Optical Co Ltd | 音声情報記録装置 |
US6493338B1 (en) * | 1997-05-19 | 2002-12-10 | Airbiquity Inc. | Multichannel in-band signaling for data communications over digital wireless telecommunications networks |
US6690681B1 (en) * | 1997-05-19 | 2004-02-10 | Airbiquity Inc. | In-band signaling for data communications over digital wireless telecommunications network |
FI106998B (fi) * | 1999-01-15 | 2001-05-15 | Nokia Mobile Phones Ltd | Bittinopeuden ohjaus multimedialaitteessa |
US7768957B2 (en) * | 2000-04-26 | 2010-08-03 | Nokia Corporation | Method and mobile station for receiving signals from a plurality of base stations |
US6563810B1 (en) | 1999-09-30 | 2003-05-13 | Qualcomm Incorporated | Closed loop resource allocation |
AU2001249581A1 (en) * | 2000-03-31 | 2001-10-15 | Motorola, Inc. | Method for enabling a mobile station to receive a circuit-switched page |
US7961616B2 (en) | 2001-06-07 | 2011-06-14 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for congestion control in a wireless communication system |
US7215965B2 (en) | 2001-11-01 | 2007-05-08 | Airbiquity Inc. | Facility and method for wireless transmission of location data in a voice channel of a digital wireless telecommunications network |
US20040088161A1 (en) * | 2002-10-30 | 2004-05-06 | Gerald Corrigan | Method and apparatus to prevent speech dropout in a low-latency text-to-speech system |
GB2396271B (en) * | 2002-12-10 | 2005-08-10 | Motorola Inc | A user terminal and method for voice communication |
US7680052B2 (en) * | 2002-12-16 | 2010-03-16 | Qualcomm Incorporated | Closed loop resource allocation |
FI116258B (fi) * | 2003-02-14 | 2005-10-14 | Nokia Corp | Menetelmä tiedonsiirtokapasiteetin riittävyyden varmistamiseksi, menetelmää hyödyntävä päätelaite sekä ohjelmalliset välineet menetelmän toteuttamiseksi |
US7508810B2 (en) | 2005-01-31 | 2009-03-24 | Airbiquity Inc. | Voice channel control of wireless packet data communications |
US8054924B2 (en) * | 2005-05-17 | 2011-11-08 | General Motors Llc | Data transmission method with phase shift error correction |
US20060287003A1 (en) * | 2005-06-15 | 2006-12-21 | Kamyar Moinzadeh | Concomitant inband signaling for data communications over digital wireless telecommunications network |
US8259840B2 (en) * | 2005-10-24 | 2012-09-04 | General Motors Llc | Data communication via a voice channel of a wireless communication network using discontinuities |
US8194779B2 (en) * | 2005-10-24 | 2012-06-05 | General Motors Llc | Method for data communication via a voice channel of a wireless communication network |
US8194526B2 (en) * | 2005-10-24 | 2012-06-05 | General Motors Llc | Method for data communication via a voice channel of a wireless communication network |
US20070190950A1 (en) * | 2006-02-15 | 2007-08-16 | General Motors Corporation | Method of configuring voice and data communication over a voice channel |
US7924934B2 (en) | 2006-04-07 | 2011-04-12 | Airbiquity, Inc. | Time diversity voice channel data communications |
US9048784B2 (en) * | 2007-04-03 | 2015-06-02 | General Motors Llc | Method for data communication via a voice channel of a wireless communication network using continuous signal modulation |
US7912149B2 (en) * | 2007-05-03 | 2011-03-22 | General Motors Llc | Synchronization and segment type detection method for data transmission via an audio communication system |
US7979095B2 (en) | 2007-10-20 | 2011-07-12 | Airbiquity, Inc. | Wireless in-band signaling with in-vehicle systems |
US7983310B2 (en) | 2008-09-15 | 2011-07-19 | Airbiquity Inc. | Methods for in-band signaling through enhanced variable-rate codecs |
US8594138B2 (en) | 2008-09-15 | 2013-11-26 | Airbiquity Inc. | Methods for in-band signaling through enhanced variable-rate codecs |
US8036600B2 (en) | 2009-04-27 | 2011-10-11 | Airbiquity, Inc. | Using a bluetooth capable mobile phone to access a remote network |
US8418039B2 (en) | 2009-08-03 | 2013-04-09 | Airbiquity Inc. | Efficient error correction scheme for data transmission in a wireless in-band signaling system |
US8249865B2 (en) | 2009-11-23 | 2012-08-21 | Airbiquity Inc. | Adaptive data transmission for a digital in-band modem operating over a voice channel |
US8848825B2 (en) | 2011-09-22 | 2014-09-30 | Airbiquity Inc. | Echo cancellation in wireless inband signaling modem |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4675863A (en) * | 1985-03-20 | 1987-06-23 | International Mobile Machines Corp. | Subscriber RF telephone system for providing multiple speech and/or data signals simultaneously over either a single or a plurality of RF channels |
US4813040A (en) * | 1986-10-31 | 1989-03-14 | Futato Steven P | Method and apparatus for transmitting digital data and real-time digitalized voice information over a communications channel |
JPS645133A (en) * | 1987-06-29 | 1989-01-10 | Hitachi Ltd | Audio data multiplex transmitter |
US5276765A (en) * | 1988-03-11 | 1994-01-04 | British Telecommunications Public Limited Company | Voice activity detection |
JP2531275B2 (ja) * | 1989-09-29 | 1996-09-04 | 日本電気株式会社 | Atmセル転送方式 |
US5511073A (en) * | 1990-06-25 | 1996-04-23 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for the formatting of data for transmission |
US5539810A (en) * | 1992-01-27 | 1996-07-23 | Highwaymaster Communications, Inc. | Data messaging in a communications network |
-
1994
- 1994-10-28 JP JP6289113A patent/JP2596388B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-10-30 US US08/550,106 patent/US5754554A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1118156A (ja) * | 1997-06-26 | 1999-01-22 | Fujitsu Ltd | 移動通信方式及び該方式による移動局装置 |
WO1999009657A3 (en) * | 1997-08-14 | 1999-08-26 | Telescicom Ltd | Dynamic wireless telecommunications system |
JP2003087187A (ja) * | 2001-09-13 | 2003-03-20 | Kddi Corp | レピータ装置および通信制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2596388B2 (ja) | 1997-04-02 |
US5754554A (en) | 1998-05-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2596388B2 (ja) | ディジタルコードレス電話システム | |
US6272358B1 (en) | Vocoder by-pass for digital mobile-to-mobile calls | |
AU631187B2 (en) | Telecommunications system | |
JP2679442B2 (ja) | ディジタル移動通信方式 | |
JPH04257199A (ja) | 音声ディジタル1リンク接続方式 | |
JPH08503590A (ja) | 切替式アンテナ・ダイバーシチ・システムを制御する方法および装置 | |
WO1993008660A1 (en) | Communication system link re-establishment protocol | |
JP2001510971A (ja) | 個人電話システムにインターコム及び複数音声チャネルを設けるシステムと方法 | |
JPH1079981A (ja) | 移動通信装置における音声録音方法及び移動通信装置 | |
JP2000507426A (ja) | ワイヤレス通信システム用に多者音声接続を行う方法および装置 | |
US5978683A (en) | Communication apparatus and communication method | |
WO1997034433A1 (en) | A communication method and an adapter between a wireless telephone terminal and a data source | |
EP0781062A2 (en) | Radiotelephone system | |
US6314298B1 (en) | Wireless communications system having a communications apparatus accommodating communication lines and a wireless communications apparatus wirelessly connected to said apparatus, and method of controlling said system | |
JP2943818B2 (ja) | デジタルコードレス電話装置 | |
JP3226751B2 (ja) | 移動通信システム | |
JPH06244792A (ja) | Tdmaコードレス電話機 | |
JPH09331555A (ja) | 伝送装置 | |
JP2000286775A (ja) | 無線通信システムの移動局相互間直接通信方法及び、その通信方法を用いた移動局 | |
JPH1094052A (ja) | 通信装置、通信機および通信方法 | |
JP2705352B2 (ja) | 時分割多重多元接続通信方式 | |
JP2547126B2 (ja) | Tdma移動体通信端末 | |
JPH11127485A (ja) | 音声/データ同時伝送方式 | |
JPH04286431A (ja) | デジタルコードレス電話装置 | |
JPH07235919A (ja) | Tdma方式を用いた無線通信方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109 Year of fee payment: 14 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |