JPH1118156A - 移動通信方式及び該方式による移動局装置 - Google Patents

移動通信方式及び該方式による移動局装置

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JPH1118156A
JPH1118156A JP9169343A JP16934397A JPH1118156A JP H1118156 A JPH1118156 A JP H1118156A JP 9169343 A JP9169343 A JP 9169343A JP 16934397 A JP16934397 A JP 16934397A JP H1118156 A JPH1118156 A JP H1118156A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動通信方式及び該方式による移動局装置に
関し、音声やデータ等に係るマルチメディアの通信を簡
易に能率良く行えることを課題とする。 【解決手段】 複数の移動局がTDMA網の下で相互に
接続する移動通信システムにおいて、自局の送信スロッ
トに通話及びデータに係る複数の端末機能部からのデー
タを搭載可能な第1の移動局と、自局の受信データを対
応する通話及びデータに係る複数の端末機能部に振分可
能な第2の移動局とを備え、前記網の下で呼を接続して
後、該網により通話モードに置かれた第1,第2の移動
局が、自局の通話チャネルにつき複数の端末機能部に係
るデータをスロット毎に混在させて通信する。好ましく
は、各移動局はハーフレート符号方式の音声コーデック
を備え、かつフルレートの伝送速度で呼を接続すると共
に、ハーフレートの音声符号データとデータ端末のデー
タとをスロット毎に交互に通信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信方式及び該
方式による移動局装置に関し、更に詳しくは複数の移動
局装置がTDMA方式による網の下で相互に接続する移
動通信システムの移動通信方式及び該方式による移動局
装置に関する。近年、この種の移動無線通信は利用形態
の多様化が進んでおり、従来の通話のみでなく、パーソ
ナルコンピュータ(PC),ファックス(FAX),T
V画像等のデータ通信にも利用されることがある。そこ
で、この様なマルチメディアの通信を簡易に能率良く行
える移動通信方式及び該方式による移動局装置の提供が
望まれる。
【0002】
【従来の技術】従来より複数の端末機能(電話,デー
タ,FAX,TV等)による通信を同時に可能とする通
信方式が幾つか提案されている(特開平5−26815
5,特開平8−140143)。図5はTDMA無線通
信制御方式(特開平5−268155)の原理を説明す
る図で、移動局52は、電話、ファクシミリ、デ−タ通
信等の複数種類の端末機能55〜57と、これらの制御
と送受信の制御等を行う制御部58とを備え、無線基地
局51は、送受信部53とTDMA制御部54とを備
え、移動局52が一つの端末機能による通信中に、他の
端末機能による発呼又は着呼が生じた時、同一周波数の
他のタイムスロットを割り当てて、同時に複数の端末機
能による通信を行わせるものである。
【0003】また、特開平8−140143は、図示し
ないが、携帯電話機とテレビ電話機の共有化が可能な移
動型テレビ電話システムに関するもので、音声データと
画像データとを周波数チャンネル内の異なるスロットに
割り付けるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記網が端末
機能毎に異なるスロットを割り付ける方式であると、そ
の都度網側の呼制御(スロット割付)が必要となり、端
末及び網側の通信制御が煩雑となる。また網の通信トラ
ヒックが混雑してくると、同一周波数につき複数のスロ
ット(チャネル)を同時に確保できるとは限らないか
ら、データのみ、又は電話のみしか通じない様な場合も
頻繁に起こり得る。従って、不便であった。
【0005】本発明は上記従来技術の欠点に鑑み成され
たものであって、その目的とする所は、音声やデータ等
に係るマルチメディアの通信を簡易に能率良く行える移
動通信方式及び該方式による移動局装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明(1)の移動通
信方式は、複数の移動局装置がTDMA方式による網の
下で相互に接続する移動通信システムの移動通信方式に
おいて、自局の送信スロットのデータ搭載エリアに通話
及びデータに係る複数の端末機能部からのデータを搭載
可能な第1の移動局装置と、自局の受信スロットの受信
データを対応する通話及びデータに係る複数の端末機能
部に振分可能な第2の移動局装置とを備え、前記網の下
で呼を接続して後、該網により通話モードに置かれた前
記第1,第2の移動局装置が、自局の1つの通話チャネ
ルT2につき前記複数の端末機能部に係るデータをスロ
ット毎に混在させて通信するものである。
【0007】本発明(1)によれば、網により通話モー
ドに置かれた第1,第2の移動局装置が、自局の1つの
通話チャネルにつき複数の端末機能部に係るデータをス
ロット毎に混在させて通信するので、通話中にデータ通
信をしたり、又はデータ通信中に通話をしたり、又はP
Cによるデータ通信中にFAXによるファクシミリ通信
をする等のマルチメディア通信の要求を、網制御の介入
無しに、簡単な構成及び制御で処理できる。また網の通
信トラヒックが混雑していても、所望の組み合わせのマ
ルチメディア通信を確保できる。
【0008】好ましくは、本発明(2)においては、上
記本発明(1)において、第1,第2の移動局装置は、
夫々ハーフレート符号方式の音声コーデックを備え、か
つフルレートの伝送速度で呼を接続すると共に、ハーフ
レートの音声符号データとデータ端末機能部に係るデー
タとをスロット毎に交互に通信する。ところで、今日、
音声符号技術の進歩により、音声通信はVSELPによ
るフルレート(11.2kbps)方式からPSI−C
ELPによるハーフレート(5.6kbps)方式へと
移行しつつある。一方、網(基地局)側では旧型のフル
レート移動局及び新型のハーフレート移動局(フルレー
トとハーフレートの両機能を備える)のいずれの移動局
でも収容できる様に網整備を進めている。
【0009】これにより、新型のハーフレート移動局
は、旧型の基地局に接続する場合は従来のフルレート仕
様(1フレーム当たり3スロット)で呼接続し、また新
型の基地局に接続する場合はフルレート仕様又はハーフ
レート仕様(1フレーム当たり6スロット)で呼接続可
能である。ハーフレート仕様の場合は利用可能な通信チ
ャネル数が従来の2倍となるので、同時により多くの移
動局を収容できる。一方、データ通信の観点から見る
と、フルレート仕様の方が1スロット当たりのデータ転
送容量が大きい。
【0010】係る状況の下で、本発明(2)において
は、第1,第2の移動局装置は、夫々ハーフレート符号
方式の音声コーデックを備え、かつフルレートの伝送速
度で呼を接続すると共に、ハーフレートの音声符号デー
タとデータ端末機能部に係るデータとをスロット毎に交
互に通信する。かかる方式では、データ端末機能部のデ
ータ通信速度は単独で通信する場合の約1/2に低下す
るが、一般に実時間性を要求されないPCやFAX通信
等では、通信の始めから、又は通信の途中でデータ通信
速度が1/2に低下しても、データ通信の目的を達成で
きる。一方、実時間性を要求される音声データは符号化
方式に応じた伝送レートを維持しないと、音質が著しく
劣化する。
【0011】しかし、本発明(2)によれば、ハーフレ
ートによる2スロット分の音声符号データをフルレート
接続下の1スロット分のデータ転送エリアにパッキング
して該フルレートの1スロット置きに転送できる。従っ
て、この場合の音声データの実質的な転送速度はハーフ
レート接続下の5.6kbps相当となり、通常のハー
フレート移動局と同一の音質が得られる。
【0012】また好ましくは、本発明(3)において
は、上記本発明(1)において、1の端末機能部に係る
データの通信中における他の端末機能部に係るデータの
通信開始及び終了の手続を、第1,第2の移動局装置が
前記通信中の通話チャネルを介して直接に行う。従っ
て、この様なデータ通信開始及び終了に際し、網側に何
らの負担も掛けない。またこの様なデータ通信開始及び
終了の手続を、網側の規制を受けずに、任意に決定でき
る。
【0013】また好ましくは、本発明(4)において
は、上記本発明(3)において、第1の移動局装置は複
数の端末機能部に係る通信データを識別するための識別
子を送信データに付与して送信し、かつ第2の移動局装
置は受信データに付与された前記識別子に基づき当該受
信データを対応する端末機能部に振り分ける。本発明
(4)によれば、各端末機能部の送信データに識別子を
付与して送信し、かつ各スロットの受信データを前記識
別子に従って対応する端末機能部に振り分ける構成によ
り、煩雑な事前の通信プロトコルを介することなく、通
信データの流れを実時間で容易に交通整理できる。
【0014】なお、識別子を全データに付与する必要は
無い。例えばデータ通信中に通話する様な場合は、音声
データ又は通信データの一方にのみ識別子を付与すれば
目的を達成できる。また好ましくは、本発明(5)にお
いては、上記本発明(3)において、第1,第2の移動
局装置間で通話チャネルを介して呼を接続して後、両移
動局装置間で所定の同期をとって複数の端末機能部に係
るデータの通信を行う。
【0015】本発明(4)によれば、第1,第2の移動
局装置間における事前の呼接続プロトコルを介すること
により、その後の通信データの流れは移動局相互間で同
期させた簡単なタイミング制御により能率的に行える。
また本発明(6)の移動局装置は、複数の移動局装置が
TDMA方式による網の下で相互に接続する移動通信シ
ステムの移動局装置において、無線信号を扱う無線部
と、前記無線部に接続してTDMA方式によるタイミン
グ制御等を行うTDMA制御部と、通話データを扱う電
話端末機能部と、外部又は内部のデータ端末機能部P
C,FAX,CPU等に接続するインタフェース部と、
前記TDMA制御部と、前記電話端末機能部及びインタ
フェース部との間に介在して、自局の送信スロットのデ
ータ搭載エリアに前記複数の端末機能部からの通信デー
タをスロット毎に混在させて搭載するパス制御部とを備
えるものである。
【0016】この様な移動局装置を提供することで、共
通(既存)の移動網には何ら手を加えること無く、能率
良い、かつ扱い易いマルチメディア通信を実現できる。
また本発明(7)の移動局装置は、複数の移動局装置が
TDMA方式による網の下で相互に接続する移動通信シ
ステムの移動局装置において、無線信号を扱う無線部
と、前記無線部に接続してTDMA方式によるタイミン
グ制御等を行うTDMA制御部と、通話データを扱う電
話端末機能部と、外部又は内部のデータ端末機能部P
C,FAX,CPU等に接続するインタフェース部と、
前記TDMA制御部と、前記電話端末機能部及びインタ
フェース部との間に介在して、自局の受信スロットの受
信データをその宛て先に応じて対応する前記端末機能部
に振り分けるパス制御部とを備える。
【0017】この様な移動局装置を提供することで、共
通(既存)の移動網には何ら手を加えること無く、能率
良い、かつ扱い易いマルチメディア通信を実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通
して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。図
2は実施の形態による移動通信システムを説明する図
で、図において、100は公衆網、MTSは移動体中継
交換局、MSCは移動体交換局、BSは無線基地局、M
Sは実施の形態による移動局、PCは移動局MSに接続
可能なディスクトップ又はノート型のパーソナルコンピ
ュータ、FAXは同じくファクシミリ装置である。
【0019】移動網としては基本的には既存のTDMA
網を利用できる。この場合に、BS1,BS2はフルレ
ート仕様のMSもハーフレート仕様(フルレート+ハー
フレート)のMSも収容可能である。MSaは発信時に
自局の伝送レートをBS1に知らせ、またMSbは着信
時のページング(一斉呼出)に対する応答の際に自局の
伝送レートをBS2に知らせる。そして、BS1,BS
2はMSa,MSbの上記申告伝送レートに応じてフル
レート仕様又はハーフレート仕様の無線チャネルを指定
する。
【0020】図3は実施の形態による移動通信方式を説
明する図で、一例のフルレート仕様による無線チャネル
のフレームフォーマットを示している。図において、1
フレーム(20ms)は3スロットT1〜T3よりな
り、1スーパフレーム(720ms)は36フレームよ
りなる。各移動局MSa,MSbには、発/着信時の制
御チャネルを介した呼接続制御により、基地局BS1,
BS2により夫々何れか一つの空き通話スロットが割り
当てられ、通話モードに移行する。
【0021】ここで一例の通話スロットを説明すると、
1スロット(20/3ms)は280ビットからなり、
先頭のRはバースト送信用のガードビット、続くPはプ
リアンブル、TCHは通話データの搭載エリア、SWは
同期用のユニークワード、CCはカラーコード、SAC
CHは制御チャネルコード、SFはスチールフラグ、G
はガードビットである。下欄の数字はビット数を表す。
【0022】なお、図示しないが、ハーフレート仕様に
よる無線チャネルのフレームフォーマットでは1フレー
ム(20ms)に6スロットT1〜T6が含まれる。ま
た、この実施の形態によるMSa,MSbはデータ通信
可能(PC,FAX等のデータ端末を接続可能)な移動
局であり、通話データの搭載エリアTCHに非通話デー
タ(通信データ,ファクシミリデータ等)を搭載して通
信可能である。この様な非通話データはBSで変換され
ることなく、網を通してスルー状態で転送される。
【0023】係る構成により、基本的にはMSa,MS
b間で音声による通話のみを行う。又はMSaに接続し
たPCaとMSbに接続したPCbとの間でデータ通信
のみを行う。FAXa,FAXbについても同様であ
る。更には、本発明に従い、通話中にデータ通信をした
り、又はデータ通信中に通話をしたり、又はPCによる
データ通信中にFAXによるファクシミリ通信をする等
の、マルチメディアの同時通信を簡易な方法で能率良く
行う。以下、詳細に説明する。
【0024】図4は実施の形態による移動局装置を説明
する図で、図において、1は移動局装置の本体、2は無
線信号を扱う無線部、3はTDMA方式による通信制御
を行うTDMA制御部、4は通話データと非通話データ
のパスを切り替えるパス制御部、5は音声信号を扱う電
話機能部、6は外部のデータ端末装置PC,FAX等と
パス制御部4との間の通信データのやり取りを行う端末
インタフェース(TIF)、7は移動局装置の主制御を
行うCPU、8はCPU7が実行するプログラムや各種
データを記憶するRAM,ROM,EEPROM等から
なるメモリ(MEM)、9は液晶等によるディスプレイ
(DSP)、10はダイヤルキー,ファンクションキー
等を備えるキーボード(KBD)、11は外部のデータ
端末装置を接続するコネクタ、CBはCPU7の共通バ
ス、IBは同割込バス、EBは同拡張バスである。
【0025】無線部2において、TDMA制御部3から
の送信データTXDはπ/4シフトQPSKによる変調
部MODで変調され、送信部TX、アンテナ共用部Cを
介してアンテナより送信される。またアンテナからのR
F信号は、受信部RXにより受信・増幅され、π/4シ
フトQPSKによる復調部DEMで受信データRXDに
復調される。この場合に、周波数シンセサイザSYN
は、TDMA制御部3の制御下で、受信部RX及び送信
部TXを呼接続制御時の制御チャネルの周波数(上り,
下り)又は通話時の指定通信チャネルの周波数(上り,
下り)に同調させる。
【0026】TDMA制御部3において、受信データレ
ジスタRDRG及び送信データレジスタTDRGは夫々
拡張バスEBを介してCPU7と接続しており、これら
はCPU7による制御チャネルを介しての呼制御時(発
呼,着呼,位置登録制御等)における通信データのバッ
ファとして使用される。またTDMA制御部3は、送受
信フレームに同期して1フレーム(0〜839ビット)
をカウントする不図示のビットカウンタを備えており、
これにより1フレーム中のデータビット位置をビット単
位で特定できる。
【0027】更にタイミング発生部TGは、上記ビット
カウンタのカウント出力に基づき、自局の送受信スロッ
トに対応する各種タイミング信号を発生する。例えば、
CTは受信データTCHに含まれる音声識別子の検査タ
イミング信号、RTは後述の受信バッファRBFより受
信データを読み出すための読出タイミング信号、TTは
後述の送信バッファTBF1/TBF2より送信データ
を読み出すための読出タイミング信号、TSは送信バッ
ファTBF1/TBF2の選択信号である。
【0028】なお、図示しないが、このTDMA制御部
3には通常のTDMA通信制御に必要な他の様々な構成
が含まれることは言うまでも無い。パス制御部4は、基
本的には、実時間性を要求される通話データと必ずしも
実時間性を要求されない非通話データとをスロット毎に
合成/分離する。具体的に言うと、送信バッファTBF
1はコーデックCDCからの音声符号データTCDを一
時的に記憶し、また送信バッファTBF2は外部のデー
タ端末装置からの非通話データTDTを一時的に記憶す
る。
【0029】なお、本機によりデータ通信と通話とを同
時に行う場合には、予め送信バッファTBF1の所定ア
ドレス(例えば先頭アドレス部)にCPU7からの音声
識別子データが格納され、コーデックCDCからの音声
符号データTCDは続くアドレスから書き込まれる。読
出制御部TRCTは、TDMA制御部3からの読出タイ
ミングTTに、バッファ選択信号TSが選択する送信バ
ッファから送信データTXDを読み出す。このバッファ
選択信号TSは、本機がデータ通信にのみ使用される場
合はTS=0に固定され、本機が通話にのみ使用される
場合はTS=1に固定される。また本機がフルレートの
データ通信と同時にハーフレートの通話にも使用される
場合には、該信号TSのレベルは送信1フレーム(20
ms)毎に反転する。この場合は、TS=0の送信フレ
ーム(スロット)では送信バッファTBF1から音声識
別子を含む音声符号データが読み出され、また続くTS
=1の送信フレーム(スロット)では送信バッファTB
F2から非通話データが読み出される。
【0030】一方、受信バッファRBFは、TDMA制
御部3により抽出された受信データTCHの部分を一時
的に記憶する。そして読出制御部RRCTは、受信バッ
ファRBFの記憶データをTDMA制御部3からの読出
タイミングRTに同期して読出開始する。この読出デー
タの転送先は、後述の受信データの読出先選択信号RS
により制御され、RS=0の時は端末インタフェース6
の側に転送し、RS=1の時はコーデックCDCの側に
転送する。
【0031】DタイプのフリップフロップFFは、通常
はCPU7により強制設定された読出先選択信号RS=
0/1を保持する。CPU7は、本機がフルレート/ハ
ーフレートのデータ通信にのみ使用される場合は信号R
S=0に設定し、本機がフルレート/ハーフレートの通
話にのみ使用される場合は信号RS=1に設定する。ま
た、本機がフルレートのデータ通信と同時にハーフレー
トの通話にも使用される場合は、該FFは検査信号CT
のタイミングにデータ端子Dの入力信号に従いセット又
はリセットされる。
【0032】これを具体的に言うと、シリアル−パラレ
ル変換部S/PはTDMA制御部3から受信バッファR
FBに転送されるTCHの部分のシリアルデータをビッ
トバイビットでパラレルデータに変換する。コンパレー
タCMPはS/P変換部のパラレルデータと、予めCP
U7により設定された音声識別子データとを比較し、一
致が得られると比較一致信号=に「1」を出力する。該
信号は音声識別子の検査タイミング信号CTの立ち上が
りによりFFにラッチされる。
【0033】読出制御部RRCTは、受信バッファRB
Fの読出タイミングRTに、信号RS=0であると、そ
の先頭アドレスからの1スロット分の読出(非通話)デ
ータRDTを端末インタフェース6に転送する。また受
信バッファRBFの読出タイミングRTに、信号RS=
1であると、その先頭アドレス部の音声識別子データを
除く残りの1スロット分の読出(音声)データRCDを
コーデックCDCに転送する。
【0034】電話機能部5において、マイクMICから
の音声信号はベースバンド処理部BBPでサンプリング
され、コーデックCDCで音声符号データTCDに変換
される。また読出制御部RRCTからの音声符号データ
RCDはコーデックCDCで音声のサンプリングデータ
に変換(再生)され、更にベースバンド処理部BBPで
音声信号に変換され、スピーカSPKに出力される。
【0035】コーデックCDCはVSELPによるフル
レート(11.2kbps)とPSI−CELPによる
ハーフレート(5.6kbps)の両通信速度に対応可
能であり、CPU7からの制御信号C1に従い何れかの
モードで動作する。端末インタフェース6はコネクタ1
1を介してPCb及び又はFAXbに接続可能である。
上記通話データと非通話データとの間のパス制御はパス
制御部4で行われるが、非通話データのカテゴリに含ま
れるPC通信とFAX通信との間のパス制御は例えば端
末識別子情報等に基づき端末インタフェース6で行われ
る。
【0036】従って、例えばPC通信中にFAX通信、
又はFAX通信中にPC通信を行う様な場合は、パス制
御部4による扱いは非通話データのみによる通信となる
が、端末インタフェース6における交通整理により実質
PCデータとFAXデータとをスロット毎に混在させて
通信(混合,分配)可能となる。また、通話中にPC及
びFAX通信、又はPC及びFAX通信中に通話を行う
ことが可能であり、この場合のパス制御部4による扱い
は通話及び非通話データによる通信となる。非通話デー
タは更に端末インタフェース6で混合・分離される。
【0037】また端末インタフェース6は、共通バスC
Bを介してCPU7とも接続しており、該CPU7は接
続中の通話チャネルを介して相手側MSaのCPU7と
の間で新たに呼を接続し、その後両移動局間で所定の同
期をとって通話データと非通話データの複合通信を行う
ことが可能である。又は、このCPU7自体がディスプ
レイDSPやキーボードKBD等と協動してインテリジ
ェントターミナルの機能を実現しても良い。
【0038】係る構成により、まず通常の通話動作を説
明する。MSaのダイヤルキーを操作して発呼すると最
寄りのBS1に接続する。発呼の際の伝送レートはフル
レートでもハーフレートでも良い。該呼はBS2を介し
てMSbに着信され、両者は通話モードに置かれる。M
Sa,MSbにおいて、受信データの読出先選択信号R
S=1(通話モード)、送信バッファの選択信号TS=
1(通話モード)に夫々固定され、音声識別子の検査タ
イミング信号CTは生成されない。
【0039】MSbの動作を述べると、マイクMICか
らの音声信号はベースバンド処理部BBPでサンプリン
グされ、コーデックCDCで音声符号データTCDに変
換され、送信バッファTBF1に一時的に記憶される。
該記憶データは自局の送信スロットのタイミングTTに
読出制御部TRCTにより順次読み出され、TDMA制
御部3で送信スロットデータにフォーマットされ、変調
部MOD、送信部TX、アンテナ共用部Cを介してアン
テナより送信される。
【0040】一方、アンテナからのRF信号は、自局の
受信スロットのタイミングに受信部RXにより受信・増
幅され、復調部DEMで復調され、TDMA制御部でフ
ォーマット処理(検査)され、その内の通話データTC
Hの部分が抽出されて受信バッファRBFに一時的に記
憶される。該記憶データは引き続き読出制御部RRCT
により順次読み出され、コーデックCDCで音声のサン
プリングデータに変換(再生)され、ベースバンド処理
部BBPで音声信号に変換され、スピーカSPKに出力
される。
【0041】次に通常のデータ通信動作を説明する。上
記同様にしてMSaより発呼してMSbに着信し、両者
は通話モードに置かれる。呼接続の際の伝送レートは1
チャネル(スロット)当たりに大きな伝送容量を確保で
きるフルレートとする。MSa,MSbに夫々PCa,
PCb(FAXa,FAXbでも良い)を接続すると、
両者間でデータ通信を行える。
【0042】MSa,MSbにおいて、受信データの読
出先選択信号RS=0(データ通信モード)、送信バッ
ファの選択信号TS=0(データ通信モード)に夫々固
定され、音声識別子の検査タイミング信号CTは生成さ
れない。MSbの動作を述べると、PCbからのデータ
信号TDTは端末インタフェース6を介して送信バッフ
ァTBF2に一時的に記憶される。更に自局の送信スロ
ットのタイミングに読出制御部TRCTにより順次読み
出され、TDMA制御部3で送信スロットデータにフォ
ーマットされ、変調部MOD、送信部TX、アンテナ共
用部Cを介してアンテナより送信される。
【0043】一方、アンテナからのRF信号は、自局の
受信スロットのタイミングに受信部RXにより受信・増
幅され、復調部DEMで復調され、TDMA制御部でフ
ォーマット処理(検査)され、その内の通信データTC
Hが抽出されて受信バッファRBFに一時的に記憶され
る。該記憶データは引き続き読出制御部RRCTにより
順次読み出され、端末インタフェース6を介してPCb
に送信される。
【0044】次にデータ通信と同時に同一チャネルを使
用して通話する場合を説明する。上記同様にしてMSa
より発呼してMSbに着信し、両者は通話モードに置か
れる。呼接続の際の伝送レートはフルレートとする。M
Sa,MSbに夫々PCa,PCb(FAXa,FAX
bでも良い)を接続すると、両者間でデータ通信を行え
る。
【0045】MSa,MSbにおいて、データ通信の開
始時には、受信データの読出先選択信号RS=0(デー
タ通信モード)にセットされ、送信バッファの選択信号
TS=0(データ通信モード)に固定される。また音声
識別子の検査タイミング信号CTは生成される。MSb
における動作を説明する。データ通信中に、MSbの使
用者がコンソールのボイスキーVKを押すと、CPU7
に割込入力し、該CPU7はタイミング発生部TGに信
号TSの反転指令を出す。これを受けたタイミング発生
部TGはその後の送信バッファの選択信号TSを送信1
フレーム(20ms)毎に反転させる。また、CPU7
は送信バッファTBF1の先頭アドレスに音声識別子を
書き込み、必要ならコーデックCDCをハーフレートモ
ード(5.6kbps)に設定する。
【0046】この状態では、マイクMICからの音声信
号はベースバンド処理部BBPでサンプリングされ、コ
ーデックCDCでハーフレートの音声符号データTCD
に変換され、送信バッファTBF1の上記音声識別子に
続くアドレスに一時的に記憶される。読出制御部TRC
Tは、バッファ選択信号TS=1の送信スロットではバ
ッファTBF1の音声データTCDを読み出し、またT
S=0の送信スロットではバッファTBF2の非通話デ
ータTDTを読み出す。このバッファ選択信号TSは、
送信1フレーム(20ms)毎に反転するので、非通話
データTDTの伝送レートは実質的にそれまでの約1/
2に低下するが、一般にこの種の非通話データは実時間
性を要求されないので伝送レートが1/2に低下しても
問題は無い。
【0047】一方、実時間性を要する音声データは符号
化方式に応じた伝送レートを維持しないと、音質が著し
く劣化する。しかし、ここではハーフレートの音声符号
方式を採用したことによりハーフレート仕様における送
信2フレーム分の音声データをフルレート仕様における
送信1フレームのデータ搭載エリアTCHにパッキング
してフルレート仕様の1フレーム置きに送信できる。従
って、この場合の音声データの実質的な伝送レートはハ
ーフレート仕様の5.6kbps相当となり、通常のハ
ーフレート移動局と同一の音質が得られる。
【0048】一方、アンテナからのRF信号は、自局の
受信スロットのタイミングに受信部RXにより受信・増
幅され、復調部DEMで復調され、TDMA制御部でフ
ォーマット処理(検査)され、その内の通話/通信デー
タTCHの部分が抽出されて受信バッファRBFに一時
的に記憶される。コンパレータCMPはこの通話/通信
データTCHに含まれる音声識別子の情報を監視してお
り、音声ブロックの場合は読出先選択信号RS=1とな
り、該音声ブロックはコーデックCDCに転送されてス
ピ−カSPKより音声が出力される。またデータブロッ
クの場合は読出先選択信号RS=0となり、該データブ
ロックは端末インタフェース6に転送されてPCbに出
力される。こうして、MSbの使用者はデータ通信中に
おける相手通話者の音声を実時間で聞くことができる。
【0049】また、MSbの使用者がKDB10のボイ
スキーVKを放すと、CPU7に割込入力し、該CPU
7はタイミング発生部TGに信号TSの反転停止指令を
出す。これを受けたタイミング発生部TGは、その後の
送信バッファの選択信号TS=0(デ−タ通信モード)
に固定する。この状態では、PCbからの通信データが
フルレートで毎フレーム連続して送信される。
【0050】一方、MSbの受信ルートに関しては、相
手側MSaからの音声データが何時送られても良いよう
に、上記受信ブロックの音声識別子監視機能と、該受信
ブロックの振分機能とが常に付勢されている。なお、上
記実施の形態では使用者が音声の入力に先立ってボイス
キーVKを押下し、音声の入力終了後にボイスキーVK
を放す場合を述べたが、これに限らない。例えば、コー
デックCDCにおいて、音声サンプリングデータの入力
を検出してCPU7に音声開始割込を掛け、かつ所定時
間の音声サンプリングデータの非入力を検出してCPU
7に音声終了割込を掛ける様に構成しても良い。こうす
れば、ボイスキーVKを削除でき、何時でも音声を入力
できる。
【0051】また、上記実施の形態では通話モードに置
かれたMSa,MSb間で、予め何らの呼接続制御も行
わずに、いきなり音声データを混入させる場合を述べた
が、これに限らない。例えば事前にMSa,MSb間で
通話開始/終了に関するに呼制御情報のやり取りを行う
様に構成しても良い。但し、この場合でも網に介在する
BS1,BS2等はこの呼制御に一切関与しない。
【0052】次にデータ通信中における通話呼接続/切
断のプロトコル制御の一例を具体的に説明する。MS
a,MSbのコーデックCDCは予めハーフレートモー
ドになっている。また、この例ではパス制御部4のFF
に係る回路は上記音声識別子の検出とは異なる目的で用
いられる。
【0053】データ通信中に、MSbの使用者がコンソ
ールのボイスキーVKを押下し、又はコーデックCDC
で音声入力が検出されると、CPU7に割込入力し、こ
れによりCPU7は端末インタフェース6に通話開始要
求に係るブロックデータを挿入する。このブロックデー
タの先頭部には所定の通話開始要求コードが搭載されて
おり、他は通信プロトコルに従う詳細データ又はダミー
データでも良い。該ブロックデータは最寄りのデータ送
信スロットに搭載され、送信される。同時にCPU7
は、タイミング発生部TGに信号TSの反転指令を出
す。これを受けたタイミング発生部TGは通話開始要求
ブロック読出後の送信バッファの選択信号TSを送信1
フレーム(20ms)毎に反転させる。即ち、通話開始
要求送信直後のフレームは音声フレームとなり、次にデ
ータフレーム、次に音声フレームの如く、交互に送信さ
れ、こうしてMSaとの同期化が図られる。
【0054】一方、MSaでは、パス制御部4のコンパ
レータCMPが通話開始要求コードの受信を監視してお
り、該通話開始要求コードが検出されると、FFを介し
てCPU7に通話開始要求割込を掛ける。この時、受信
データの振分先選択信号RS(但し、この場合はタイミ
ング発生部TGで生成される)は「0」にされており、
これにより受信バッファRBFの受信データは端末イン
タフェース6の側に振り分けられ、更に端末インタフェ
ース6でCPU7に振り分けられる。CP7は必要なら
通話開始要求に係る詳細データを解析する。
【0055】またCPU7は、通話開始要求コードが検
出された次の受信ブロックが通話ブロックである約束か
ら、タイミング発生部TGに反転指令を出し、以後の受
信データの振分先選択信号RSを受信1フレーム(20
ms)毎に反転させる。これにより通話開始要求受信直
後のフレームは音声フレームとなり、次にデータフレー
ム、次に音声フレームの如く、交互に受信・配送され、
こうしてMSbとの同期化が図られる。
【0056】また、MSbの使用者がKDB10のボイ
スキーVKを放すと、又はコーデックCDCで所定時間
通話データが検出されないと、CPU7に割込入力し、
該CPU7は端末インタフェース6に通話終了要求に係
るブロックデータを挿入する。このブロックデータの先
頭部には所定の通話終了要求コードが搭載されており、
他は通信プロトコルに従う詳細データ又はダミーデータ
でも良い。該ブロックデータは最寄りのデータ送信スロ
ットに搭載され、送信される。この時、最後の通話デー
タは既に送信されている。同時にCPU7は、タイミン
グ発生部TGに信号TSの反転停止指令を出し、これを
受けたタイミング発生部TGは通話終了要求ブロック読
出後の送信バッファの選択信号TS=0(デ−タ通信モ
ード)に固定する。その後は、PCbからの通信データ
がフルレートで毎フレーム連続して送信される。
【0057】一方、MSaでは、パス制御部4のコンパ
レータCMPが通話終了要求コードの受信を監視してお
り、該通話終了要求コードが検出されると、FFを介し
てCPU7に通話終了要求割込を掛ける。この時、受信
データの振分先選択信号RS(但し、この場合はタイミ
ング発生部TGで生成される)は「0」のフェーズとな
っており、これにより受信バッファRBFの受信データ
は端末インタフェース6の側に振り分けられ、更に端末
インタフェース6でCPU7に振り分けられる。CP7
は必要なら通話終了要求に係る詳細データを解析する。
【0058】またCPU7は、通話終了要求コードが検
出された次の受信ブロックがデータブロックである約束
から、タイミング発生部TGに反転停止指令を出し、以
後の受信データの振分先選択信号RS=0(データ通信
モード)に固定する。その後は、PCbからの通信デー
タがフルレートで毎フレーム連続して受信される。そし
て、MSaの受信ルートに関しては、相手側MSbから
の通話開始要求が何時送られても良いように、上記FF
7に係る回路の通話開始要求コード検出及び割込要求機
能が常に付勢されている。MSbについても同様であ
る。
【0059】この例の通信プロトコルでは、MSbから
の通話開始要求メッセージに対するMSaからの通話開
始要求確認応答メッセージの返送無しで通話を開始する
事により、プロトコルを簡略化し、実時間性を要求され
る通話処理のレスポンスの向上が図られている。なお、
MSa,MSb間の同期化処理をより信頼性の高い確実
なものとするために、要求メッセージに対する応答メッ
セージの返送を待って、通話を開始/終了する様に通信
プロトコルを構成しても良い。
【0060】実際上、上記の如く、一方ではある要求の
発生に応じて対応する情報(メッセージ)を送信し、か
つ他方では予め受信されるであろう特定の情報(メッセ
ージ)を監視・検出すると共に、手続の進行に応じて監
視対象の情報(メッセージ)を所望に変更できる構成を
備えることにより、任意の通信プロトコルを構成でき
る。
【0061】また、通話中におけるデータ通信呼接続/
切断のプロトコル制御に関しても同様にして構成でき
る。また、上記通信プロトコルの制御をTDMA制御部
2のデータレジスタRDRG,TDRGを介して行って
も良い。また、PCa,PCbによるデータ通信中にF
AXa,FAXbによるファクシミリ通信をしたり、又
はFAXa,FAXbによるファクシミリ通信中にPC
a,PCbによるデータ通信を行う場合は、上記パス制
御部4の制御を介在させるまでもなく、端末インタフェ
ース6の簡便なデータ混合・分配機能(不図示)により
容易に実現出来る。
【0062】また、上記本発明に好適なる実施の形態を
述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で、各部の構
成、制御、及びこれらの組合せの様々な変更が行えるこ
とは言うまでも無い。
【0063】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、TDM
A網の下で呼を接続して後、該網により通話モードに置
かれた第1,第2の移動局装置が、自局の1つの通話チ
ャネルにつき複数の端末機能部に係るデータをスロット
毎に混在させて通信するので、網側の新たな呼処理を介
さずに、一つの通話チャネルでマルチメディアの通信を
簡便かつ能率良く行え、移動通信のマルチメディア化に
寄与する所が極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】図2は実施の形態による移動通信システムを説
明する図である。
【図3】図3は実施の形態による移動通信方式を説明す
る図である。
【図4】図4は実施の形態による移動局装置を説明する
図である。
【図5】図5は従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
1 移動局装置の本体 2 無線部 3 TDMA制御部 4 パス制御部 5 電話端末機能部 6 端末インタフェース(TIF) 7 CPU 8 メモリ(MEM) 9 ディスプレイ(DSP) 10 キーボード(KBD) 11 コネクタ BS 基地局 CB 共通バス EB 拡張バス FAX ファクシミリ IB 割込バス MS 移動局 PC パーソナルコンピュータ RX 受信部 TX 送信部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動局装置がTDMA方式による
    網の下で相互に接続する移動通信システムの移動通信方
    式において、 自局の送信スロットのデータ搭載エリアに通話及びデー
    タに係る複数の端末機能部からのデータを搭載可能な第
    1の移動局装置と、 自局の受信スロットの受信データを対応する通話及びデ
    ータに係る複数の端末機能部に振分可能な第2の移動局
    装置とを備え、 前記網の下で呼を接続して後、該網により通話モードに
    置かれた前記第1,第2の移動局装置が、自局の1つの
    通話チャネルにつき前記複数の端末機能部に係るデータ
    をスロット毎に混在させて通信することを特徴とする移
    動通信方式。
  2. 【請求項2】 第1,第2の移動局装置は、夫々ハーフ
    レート符号方式の音声コーデックを備え、かつフルレー
    トの伝送速度で呼を接続すると共に、ハーフレートの音
    声符号データとデータ端末機能部に係るデータとをスロ
    ット毎に交互に通信することを特徴とする請求項1に記
    載の移動通信方式。
  3. 【請求項3】 1の端末機能部に係るデータの通信中に
    おける他の端末機能部に係るデータの通信開始及び終了
    の手続を、第1,第2の移動局装置が前記通信中の通話
    チャネルを介して直接に行うことを特徴とする請求項1
    に記載の移動通信方式。
  4. 【請求項4】 第1の移動局装置は複数の端末機能部に
    係る通信データを識別するための識別子を送信データに
    付与して送信し、かつ第2の移動局装置は受信データに
    付与された前記識別子に基づき当該受信データを対応す
    る端末機能部に振り分けることを特徴とする請求項3に
    記載の移動通信方式。
  5. 【請求項5】 第1,第2の移動局装置間で通話チャネ
    ルを介して呼を接続して後、両移動局装置間で所定の同
    期をとって複数の端末機能部に係るデータの通信を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の移動通信方式。
  6. 【請求項6】 複数の移動局装置がTDMA方式による
    網の下で相互に接続する移動通信システムの移動局装置
    において、 無線信号を扱う無線部と、 前記無線部に接続してTDMA方式によるタイミング制
    御等を行うTDMA制御部と、 通話データを扱う電話端末機能部と、 外部又は内部のデータ端末機能部に接続するインタフェ
    ース部と、 前記TDMA制御部と、前記電話端末機能部及びインタ
    フェース部との間に介在して、自局の送信スロットのデ
    ータ搭載エリアに前記複数の端末機能部からの通信デー
    タをスロット毎に混在させて搭載するパス制御部とを備
    えることを特徴とする移動局装置。
  7. 【請求項7】 複数の移動局装置がTDMA方式による
    網の下で相互に接続する移動通信システムの移動局装置
    において、 無線信号を扱う無線部と、 前記無線部に接続してTDMA方式によるタイミング制
    御等を行うTDMA制御部と、 通話データを扱う電話端末機能部と、 外部又は内部のデータ端末機能部に接続するインタフェ
    ース部と、 前記TDMA制御部と、前記電話端末機能部及びインタ
    フェース部との間に介在して、自局の受信スロットの受
    信データをその宛て先に応じて対応する前記端末機能部
    に振り分けるパス制御部とを備えることを特徴とする移
    動局装置。
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