JPH09200854A - 移動局及び基地局、並びに多重無線通信システム - Google Patents

移動局及び基地局、並びに多重無線通信システム

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JPH09200854A
JPH09200854A JP8005933A JP593396A JPH09200854A JP H09200854 A JPH09200854 A JP H09200854A JP 8005933 A JP8005933 A JP 8005933A JP 593396 A JP593396 A JP 593396A JP H09200854 A JPH09200854 A JP H09200854A
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JP
Japan
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communication
mobile station
voice
voice data
base station
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Application number
JP8005933A
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English (en)
Inventor
Takayuki Hamaki
貴之 浜木
Atsushi Yamaguchi
山口  淳
Yasunobu Tanaka
康宣 田中
Nobuko Hirose
宜子 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実行中の音声通信を中断させることなく、有
効に非音声データの伝送を行なうことを可能となす移動
局及び基地局、並びに多重無線通信システムを提供する
ことを目的としている。 【解決手段】 多重通信移動局100では、付加情報通
信を行なう場合、送信音声データを全伝送速度の音声コ
ーディック部103で符号化する。また、受信音声デー
タを半伝送速度の音声コーディック部104で復号化す
ると共に、半伝送速度で伝送されてくる非音声データを
付加情報受信部105に取り込む。多重通信基地局11
0では、多重通信移動局100からの受信音声データを
全伝送速度の音声トランスコーダ部113で符号変換す
る。また、多重通信移動局100への送信音声データを
半伝送速度の音声トランスコーダ部114で符号変換す
ると共に、送信非音声データを多重通信移動局100に
対して半伝送速度で伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線リンクを確立
して、音声通信及び非音声データ通信を行なう移動局及
び基地局、並びにそれらで構成される多重無線通信シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電話機能のみならず各種データ通信も含
めたパーソナル通信サービスを提供しようとするする米
国のPCS(Personal Communicat
ions Services)では、互換性のない7つ
の方式(TAG−1〜7)のエアインターフェース仕様
が決定されている。
【0003】かかるPCSの7つの方式の中でTAG−
3方式を採用したものは、PACS(Personal
Access Communications Sy
stem)と呼ばれ、米国Bellcore社が開発し
たWACS(Wireless Access Com
munications Systems)と、我が国
のPHS(Personal Handyphone
System)の仕様を基にそのエアインターフェース
が標準化されている。
【0004】PACSの無線接続方式にはTDMA(T
ime Division Multiple Acc
ess)方式が、また、双方向通信方式にはFDD(F
requency Division Duplexi
ng)方式が採用されている(以下、TDMA−FDD
方式という)。なお、我が国のPHSでは、TDMA−
TDD(Time Division Duplexi
ng)方式が採用されている。
【0005】図6は、PACSで採用されているTDM
A−FDD方式による基地局及び移動局間でのデータ通
信方法を説明するための説明図である。図で示すよう
に、上り方向(移動局→基地局)の通信には、周波数帯
域f1 が使用され、下り方向(基地局→移動局)の通信
には、f1 とは異なる別の周波数帯域f2 が使用され
る。また、上り及び下りの各周波数帯域(帯域幅は30
0kHzである。)は、夫々、時間軸t上に2.5ms
ec毎に分割されたTDMAフレームを単位としてデー
タ通信用に供される。各TDMAフレームは更に8個に
等分割された連続する8個のタイムスロット(1タイム
スロットは312.5μsecとなる。)で以て構成さ
れており、上り方向のタイムスロット1個と下り方向の
タイムスロット1個をペアで使用することにより、1つ
の双方向通信が実現されるようになっている。
【0006】従って、PACSにおける多重度は8であ
り、ユーザ8組による同時通信が可能であるが、その場
合、連続する各TDMAフレームにおいて2.5mse
c周期で以て繰り返されるタイムスロット群で構成され
る無線リンクをはることで、データの送受信が行なわれ
る。各上下方向の通信に使用される各タイムスロットの
構成は、次のとおりである。上り方向のタイムスロット
は、送信バースト信号が隣接するスロット間で相互に衝
突しないようバースト信号間に設けられた無信号区間で
あり、更に、基地局の送信タイミングに対する位相のズ
レを調整するために設けられた12ビット分のGura
rd Timeと、2ビットのDifferentia
l decode start bitと、情報チャネ
ルに常時付随して制御チャネルとして使用される伝送速
度が3.2Kbpsの低速チャネルである10ビット分
のSlow Channel(以下、略してSCとす
る)と、情報チャネルとして、或いは該情報チャネルを
一時的にスチールして制御チャネルとして使用される伝
送速度が32Kbpsの高速チャネルである80ビット
分のFast Channel(以下、略してFCとす
る)と、15ビット分の誤り訂正符号CRCと、1ビッ
トのreserve bitとから構成されている。
【0007】下り方向のタイムスロットは、14ビット
のSync Channelと、10ビット分のSC
と、80ビット分のFCと、15ビット分の誤り訂正符
号CRCと、1ビットのPower Control
bitとから構成されている。上記FCを使用して伝送
される音声データの伝送速度は32Kbpsであるが、
これは採用されるADPCM方式(Adaptive
Differential Pulse Code M
odulationの略であって、適応差分PCMと呼
ばれ、過去の入力信号から現在の入力信号を予測し、そ
れと現在の入力信号の差分を符号化する音声符号化方式
の一つである。)の音声コーデックの符号・復号化速度
に一致するものとなっている。32KbpsADPCM
方式では、無雑音時に有線電話並の品質が得られ、符号
化能率はさほど高くはないものの、処理が簡単であり、
音声の遅延時間も9msecと小さく、通常の圧伸PC
M符号化の64Kbpsに比べて伝送速度が1/2で済
むため、伝送コスト低減には有効な方式となっており、
PACSや我が国のPHS等において採用されている。
【0008】なお、16Kbpsのハーフレート音声コ
ーデックを使用すれば伝送速度を16Kbpsに、ま
た、8Kbpsのクォータレート音声コーデックを使用
すれば伝送速度を8Kbpsにすることも可能である
が、音声コーデックの符号・復号化速度が下がること
で、音声品質の劣化を招くことは避けられない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、PACSや
PHSでは、取り扱うデータがディジタル化されている
ので、一般的な音声通信のみならず、非音声データの通
信も可能である。その場合、音声通信と非音声データ通
信を同時に行なう手法、例えば、PACSの通信方式下
において、1つの無線リンクをはって音声通信を実行中
に、情報提供業者が提供するニュース速報等の情報を受
信できるようにする手法としては、次の3つの方法が考
えられる。
【0010】第一の方法は、移動局と基地局の間に2つ
の無線リンクをはり、1つの無線リンク内のFCを使用
して音声通信を行ないながら、他の無線リンク内のFC
を使用して非音声データ通信を行なおうとするものであ
る。第2の方法は、移動局と基地局の間で1つの無線リ
ンクをはり、その無線リンク内のFCを使用して音声通
信を行ないながら、同無線リンク内のSCを使用して、
非音声データの通信を行なおうとするものである。第3
の方法は、移動局と基地局の間で1つの無線リンクをは
り、その無線リンク内のFCを使用して音声通信を行な
いながら、一時的に該FCを高速制御チャネルとしてス
チールし、非音声データの通信を行なおうとするもので
ある。
【0011】しかしながら上記3つの方法は、夫々に次
のような問題を有している。第1の方法は、2つの無線
リンクをはるため、無線資源の有効利用面で問題があ
る。特に、非音声データの伝送量が少ないような場合に
迄、専用の無線リンクをはるということは、限られた無
線資源を徒に浪費することになってしまう。更に、実装
面においても、2つの無線リンクを同時に制御する必要
があるために、制御を複雑化させ、必要な部品点数を増
加させることにも繋がってしまう。
【0012】また、第2の方法では、SCを使用するた
め、非音声データは低い伝送速度でしか伝送できず、そ
の伝送量は限られてしまう。このため、非音声データに
よる充分な量の情報伝達が行い得ないという問題があ
る。また、第3の方法では、非音声データは高い伝送速
度で伝送できる反面、音声通信を一時的に途切らしてし
まい、通話品質を劣化させるという問題がある。そこ
で、音声通信の方を優先させるものとすれば、それほど
多くの非音声データを伝送することができなくなってし
まうことになる。
【0013】本発明は、上記問題点を解決するこめにな
されたものであり、実行中の音声通信を中断させること
なく、有効に非音声データの伝送を行なうことを可能と
なす移動局及び基地局、並びに多重無線通信システムを
提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、呼接続時に、或いは、音声通信中に、移動
局と基地局との間において、音声通信及び非音声データ
通信を同時に行なう多重通信モードを設定することを互
いに連絡し合うことで、共に多重通信モードでの通信に
入るものとしている。
【0015】多重通信モードでの通信においては、移動
局では、送信すべき音声データを全伝送速度の音声コー
ディックで符号化して基地局へ送信し、基地局では、移
動局から送信されてきた音声データを全伝送速度の音声
トランスコーダで符号変換して網へ送出する。また、基
地局では、移動局へ送信すべき音声データを半伝送速度
の音声トランスコーダで符号変換する一方で、時間軸上
に交互に割り当てられた音声データ伝送用フレームと非
音声データ伝送用フレームを使用して、符号変換された
前記音声データと、移動局へ送信すべき非音声データを
順に交互に移動局へ伝送する。
【0016】また、基地局から送信されてきたデータを
受信した移動局では、データの種別を受信フレーム番号
より判別して各データを振り分け、音声データについて
は半伝送速度の音声コーディックで復号化させ、非音声
データについては、そのままデータを取り込んで保持す
る。このようにすることで、実行中の音声通信は中断さ
れることなく、しかも、網に接続された通信相手局での
受信音声品質の劣化を招くことなく、また、移動局側で
は、高い伝送速度で以て非音声データの受信を行なうこ
とが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】本請求項1に記載の発明は、基地
局との間に無線リンクを確立して音声通信及び非音声デ
ータ通信を行なう移動局であって、音声データの送受信
と同時に非音声データの受信を行なう多重通信モードを
設定する通信モード設定手段と、呼接続時に、設定した
多重通信モードを基地局へ通知する通知手段と、基地局
からの前記通知に対する応答を受信する受信手段と、多
重通信モードが設定され、基地局から多重通信モードで
の通信に応じる旨の応答があった場合に、基地局へ送信
すべき音声データを全伝送速度で符号化する第1の音声
コーディックと、基地局から受信した音声データを半伝
送速度で復号化する第2の音声コーディックと、基地局
から受信した非音声データを取り込み保持する非音声デ
ータ取り込み手段と、前記第1の音声コーディックによ
って符号化された音声データを基地局へ送信する制御を
行なう音声データ送信制御手段と、基地局から受信した
データが、音声データであるか非音声データであるかを
判別して、音声データであれば前記第2の音声コーディ
ックへ、非音声データであれば前記非音声データ取り込
み手段へ振り分ける受信データ振り分け手段と、を備え
ていることを特徴としている。
【0018】上記構成によれば、呼接続時に多重通信モ
ードが設定された場合には、移動局から基地局へ送信さ
れるべき音声データは無線区間を全伝送速度で以て伝送
され、移動局が基地局から受信したデータは、その種別
が判別されて振り分けられ、音声データについては、半
伝送速度の音声コーディックで復号化され、非音声デー
タについては、そのまま取り込まれて保持される。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の受信データ振り分け手段では、基地局から受信したフ
レームのフレーム番号によって、該受信フレームが音声
データ伝送用フレームであるのか、或いは非音声データ
伝送用フレームであるのかを識別することで、該受信フ
レームによって伝送されてきたデータ種類の判別を行な
うことを特徴としている。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2記載の移動局であって、更に、音声通信中に、多
重通信モードでの通信を開始したい旨を基地局に対して
要求する第1の要求手段と、基地局から前記要求に応ず
る旨の通知を受けた場合に、多重通信モードでの通信に
切り替える第1の切替手段と、多重通信モードで通信中
に、多重通信モードでの通信を中止したい旨を基地局に
対して要求する第2の要求手段と、基地局から前記要求
に応ずる旨の通知を受けた場合に、音声通信に切り替え
る第2の切替手段と、を備えていることを特徴としてい
る。
【0021】上記構成によれば、移動局では、音声通信
中に、基地局に対して、多重通信モードでの通信を開始
したい旨の要求を行なうことができ、基地局がその要求
に応じてくれる場合には、多重通信モードでの通信に切
り替える。また、移動局では、多重通信モードでの通信
中に、基地局に対して、多重通信モードでの通信を中止
したい旨の要求を行なうことができ、基地局がその要求
に応じてくれる場合には、音声通信に切り替える。
【0022】請求項4に記載の発明は、移動局との間に
無線リンクを確立して音声通信及び非音声データ通信を
行なう基地局であって、呼接続時に、移動局から多重通
信モードを設定した旨の通知を受けた場合に、それに応
ずるか否かについて応答する応答手段と、移動局が設定
した多重通信モードに応ずる場合に、多重通信モードを
設定する通信モード設定手段と、移動局に対して多重通
信モードに応じる旨を応答し、多重通信モードが設定さ
れた場合に、移動局から受信した音声データを全伝送速
度で符号変換する第1の音声トランスコーダと、移動局
へ送信すべき音声データを半伝送速度で符号変換する第
2の音声トランスコーダと、移動局へ送信すべき非音声
データを保持し管理する非音声データ管理手段と、前記
第2の音声トランスコーダーで符号変換された音声デー
タ及び前記非音声データ管理手段に保持された非音声デ
ータの夫々を、時間軸上に交互に順に割り当てた音声デ
ータ伝送用フレーム及び非音声データ伝送用フレームを
使用して移動局へ送信するよう制御するデータ送信制御
手段と、を備えていることを特徴としている。
【0023】上記構成によれば、呼接続時に多重通信モ
ードが設定された場合には、移動局から基地局へ送信さ
れるべき音声データは、無線区間を全伝送速度で以て伝
送される。また、基地局から移動局へ送信される音声デ
ータと非音声データについては、時間軸上に交互に順に
割り当てられた音声データ伝送用フレーム及び非音声デ
ータ伝送用フレームを使用して、無線区間を移動局へ順
に交互に伝送される。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
基地局であって、更に、音声通信中に、移動局から多重
通信モードでの通信を開始したい旨を要求された場合
に、該要求に応じるか否かを応答する第2の応答手段
と、前記第2の応答手段によって、移動局に対して前記
要求に応ずる旨を応答した場合に、多重通信モードでの
通信に切り替える第1の切替手段と、多重通信モードで
通信中に、移動局から多重通信モードでの通信を中止し
たい旨を要求された場合に、該要求に応じるか否かを応
答する第3の応答手段と、前記第3の応答手段によっ
て、移動局に対して前記要求に応ずる旨を応答した場合
に、音声通信に切り替える第2の切替手段と、を備えて
いることを特徴としている。
【0025】上記構成によれば、基地局では、音声通信
中に、移動局から多重通信モードでの通信を開始したい
旨の要求があったとき、その要求に応じる場合には、多
重通信モードでの通信に切り替える。また、多重通信モ
ードでの通信中に、移動局から多重通信モードでの通信
を中止したい旨の要求があったとき、その要求に応じる
場合には、音声通信に切り替える。
【0026】請求項6に記載の発明は、請求項3記載の
移動局と、請求項5記載の基地局とから構成された多重
無線通信システムであって、移動局から基地局への送信
音声データについては、無線区間を全伝送速度で伝送さ
せ、基地局から移動局への送信音声データ及び送信非音
声データについては、共に無線区間を半伝送速度で順に
交互に伝送させることを特徴としている。
【0027】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図5を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明にかかる多重無線通信
システムの構成を示すブロック図である。本多重無線通
信システムは、ISDN等のディジタル通信網120
(交換局等も含む)に有線接続された多重通信基地局1
10と、該多重通信基地局110と無線接続される多重
通信移動局100とから構成されている。
【0028】多重通信移動局100は、多重通信基地局
110との間に無線リンクをはってデータの送受信制御
を行なう無線インタフェース部101と、音声通信及び
付加情報通信(ここでは、非音声データを取り扱う通信
のことを言い、音声通信をメインとする通信の実行中
に、付加的に実行される通信となっている。)の相互の
切替えを行なう第一通信切替部102と、全伝送速度
(フルレート32Kbpsとする。以下、同じ。)で音
声データの符号化・復号化を行なうADPCM方式の音
声コーディック部103と、半伝送速度(ハーフレート
16Kbpsとする。以下、同じ。)で音声データの符
号化・復号化を行なうADPCM方式の音声コーディッ
ク部104と、付加情報の受信処理を行なう付加情報受
信部105と、マイク、スピーカ、ディスプレイ、キー
入力部等(何れも図示せず)を含むユーザインタフェー
ス部106とから構成されている。
【0029】多重通信基地局110は、多重通信移動局
100との間に無線リンクをはってデータの送受信制御
を行なう無線インタフェース部111と、音声通信及び
付加情報通信の相互の切替えを行なう第二通信切替部1
12と、全伝送速度で音声データの符号変換を行なう音
声トランスコーダー部113と、半伝送速度で音声デー
タの符号変換を行なう音声トランスコーダー部114
と、ディジタル通信網120から受信した付加情報を管
理し、必要に応じて多重通信移動局100へ送信する付
加情報管理部115と、網インタフェース部116とか
ら構成されている。
【0030】なお、PACSの場合、無線インタフェー
ス部101及び無線インタフェース部111における変
調方式はπ/4シフトDQPSK(Different
ial Quadrature Phase Shif
t Keyingの略である。)方式が採用されてお
り、端末側の平均電力の最大値は25mW、1タイムス
ロット当たりの送信電力は200mWとなっている。ま
た、音声トランスコーダー部113及び音声トランスコ
ーダー部114では、無線区間で使用されるADPCM
符号と、ディジタル通信網120で使用される例えば、
μ−law方式の符号(米国及び我が国で採用されてい
る。)との間の符号変換を行なうようになっている。ま
た、ディジタル通信網120については、その先が更に
現アナログ通信網に接続されるように構成されていても
かまわない。
【0031】図2は、図1に示す多重無線通信システム
での具体的な通信方法を説明するための説明図である。
(a)に示すように、ディジタル通信網120には、多
重通信基地局110と、固定局130と、情報提供局1
40が有線接続されており、多重通信基地局110と多
重通信移動局100の間は無線接続されている。ここで
は、多重通信移動局100が固定局130を通信相手局
として音声通信中であるときに、情報提供局140から
提供される非音声データである付加情報を受信する場合
の通信方法について説明する。
【0032】多重通信移動局100から多重通信基地局
110への送信音声データは、全伝送速度の音声コーデ
ィック部103を使用して、無線区間を32Kbpsの
伝送速度で伝送されるため、固定局130では、32K
bpsのADPCMコーディックを使用する場合の通常
音声品質で以て受信音声データの再生が行なわれる。固
定局130からの送信音声データについては、多重通信
基地局110から多重通信移動局100への無線区間を
半伝送速度の16Kbpsで伝送されるため、多重通信
移動局100では16KbpsADPCMコーディック
を使用して復号化することで、その16KbpsADP
CMコーデック使用時の音声品質で以て受信音声データ
が再生される。このために、32KbpsのADPCM
コーディックを使用する場合に比べて多少の受信音声品
質の劣化を招くことは避けられない。
【0033】情報提供局140からの送信付加情報につ
いては、多重通信基地局110から多重通信移動局10
0への無線区間を前記送信音声データと同じ16Kbp
sの伝送速度で以て伝送され、多重通信移動局100で
そのデータ再生が行なわれる。ここで付加情報が、例え
ば、テキストデータである場合、2000バイト/秒の
データ伝送が可能であるが、日本語1文字は2バイトで
表現されるので、最高1000文字/秒の伝送が可能と
なる。従って、本通信方式による非音声データである文
字情報を付加情報とする場合の伝送量としては実用的に
は充分満足のゆく量となっている。
【0034】上記各データが伝送される無線区間には、
次なる無線リンクがはられる。多重通信移動局100か
ら多重通信基地局110へは上り無線リンクがはられ、
多重通信基地局110から多重通信移動局100へは下
り無線リンクがはられる。そして、下り無線リンクを使
用して、固定局130からの送信音声データと情報提供
局140からの付加情報とが多重通信移動局100へ伝
送されるようになっている。このように、無線区間に
は、上下方向に各1個の無線リンクがペアとなってはら
れ、双方向通信が行なわれるようになっている。
【0035】(b)には、上り及び下りの各無線リンク
の構成と、データを伝送するためのタイムスロットの割
り当ての例を示す。上り及び下りの何れの無線リンク
も、TDMAフレーム内の所定の1のタイムスロットが
2.5msec周期で繰り返される不連続なタイムスロ
ットの集合として構成されているが、上り無線リンクで
は、音声データが全てのTDMAフレームを使用して伝
送されるのに対し、下り無線リンクでは、音声データ及
び付加情報(即ち、非音声データ)が、順に交互に伝送
されるようになっている。即ち、下り無線リンク上にお
けるTDMAフレームの2フレーム毎に夫々のデータが
伝送されるようになっている。
【0036】そして、多重通信移動局100では、第一
通信切替部102にて、多重通信基地局110からの受
信フレームのフレーム番号から、そのフレームが音声デ
ータ用であるのか、非音声データ用であるかを判別して
(例えば、偶数フレームは音声データであり、奇数フレ
ームは非音声データ用であるというように判別す
る。)、音声データである場合には音声コーディック部
104へ、非音声データである場合には付加情報受信部
105へと振り分けるようになっている。
【0037】図3は、図1に示す多重通信移動局100
と多重通信基地局110との間における着信から切断に
至る迄の通信制御シーケンスの概略を示す図である。以
下、順にその内容を具体的に説明してゆく。 (1)多重通信基地局110は、着呼メッセージを多重
通信移動局100に対して送信する。 (2)これを受信した多重通信移動局100は、多重通
信基地局110に対してリンクチャネル確立要求メッセ
ージを送信する。 (3)これを受信した多重通信基地局110は、空きチ
ャネルを検索して、通信の用に供する上り及び下りの各
リンクチャネルの割り当てを行い、多重通信移動局10
0に対して通知する。 (4)これを多重通信移動局100が受信し、多重通信
基地局110との間で互いに同期バーストを送受信し合
うことで、上り及び下りの各リンクチャネルが確立され
る。 (5)続いて、多重通信基地局110から多重通信移動
局100に対して呼設定メッセージを送信する。 (6)これを受信した多重通信移動局100は、呼設定
を受け付ける旨、多重通信基地局110に対して通知す
る。この場合、多重通信移動局100は、自局が設定す
る通信モードを併せて通知することができる。設定する
通信モードとしては、音声通信のみを行なう音声通信モ
ードと、音声通信中に付加情報(非音声データ)の受信
を行なう付加情報通信モードの2つである。そして、こ
の設定通信モードの通知を受けた多重通信基地局110
では、対応すべき通信モードを設定する。 (7)その後、多重通信基地局110からの認証要求に
対して多重通信移動局100が認証応答を行なうこと
で、多重通信移動局100におけるリンガが鳴動され
る。 (8)そこで、多重通信移動局100側の送受話器がユ
ーザによってオフフックされると、多重通信移動局10
0は、多重通信基地局110に対して着呼を受け付ける
旨、通知する。 (9)これを受信した多重通信基地局110が多重通信
移動局100に対して応答確認を送信することで、多重
通信移動局100と多重通信基地局110はデータの送
受信が可能な状態に入る。 (10)ここで、前記呼設定の段階で音声通信モードが
設定されている場合には、「付加情報通信なし」の状態
で、音声通信のみが実行されている。また、呼設定の段
階で付加情報通信モードが設定されている場合にも、多
重通信基地局110において、送信すべき付加情報がな
い場合には、同じく、「付加情報通信なし」の状態とな
っているが、この場合、多重通信移動局100では、受
信音声データについては、半伝送速度で以て復号化が行
なわれている。 (11)また、前記呼設定の段階で音声通信モードが設
定され、音声通信中である場合に、付加情報を受信した
いというユーザの要求に対しては、予め決められたキー
操作がユーザによって行なわれることで、多重通信移動
局100から多重通信基地局110に対して『付加情報
通信開始要求メッセージ』が送信される。そして、多重
通信移動局100では、音声通信を続行しながら、多重
通信基地局110からの『付加情報通信開始応答メッセ
ージ』が送信されてくるのを待つ。
【0038】なお、呼設定の段階で付加情報通信モード
が設定されている場合には、多重通信移動局100から
多重通信基地局110に対して前記『付加情報通信開始
要求メッセージ』が送信されることはなく、多重通信基
地局110から多重通信移動局100へ『付加情報通信
開始応答メッセージ』が送信されることはない。そし
て、多重通信基地局110において付加情報が発生し、
それを送信する必要ができた段階で直ちに付加情報の送
信が行なわれる。 (12)その後、多重通信基地局110から多重通信移
動局100に対して『付加情報通信開始応答メッセー
ジ』が送信された場合には、多重通信移動局100で
は、実行中の音声通信モードが付加情報通信モードに切
り替えられ、付加情報通信が開始される。 (13)また、付加情報通信の実行中に、その付加情報
通信を中止したいというユーザの要求に対しては、予め
決められたキー操作がユーザによって行なわれること
で、多重通信移動局100から多重通信基地局110に
対して『付加情報通信中止要求メッセージ』が送信され
る。そして、多重通信移動局100では、音声通信を続
行しながら、多重通信基地局110からの『付加情報通
信中止応答メッセージ』が送信されてくるのを待つ。 (14)そして、多重通信基地局110からの『付加情
報通信中止応答メッセージ』があった場合には、多重通
信移動局100では、実行中の付加情報通信モードが音
声通信モードに切り替えられ、「付加情報通信なし」の
状態に遷移し、全伝送速度での音声通信が実行される。 (15)その後、多重通信移動局100から多重通信基
地局110に対して切断メッセージが送信され、これを
受信した多重通信基地局110から多重通信移動局10
0に対して解放メッセージが送信され、更に、これを受
信した多重通信移動局100から多重通信基地局110
に対して解放完了メッセージが送信され、多重通信基地
局110から多重通信移動局100に対して無線チャネ
ル切断メッセージが送信され、これを受信した多重通信
移動局100から多重通信基地局110に対して無線チ
ャネル切断完了のメッセージが送信されることで、多重
通信移動局100と多重通信基地局110の間の無線チ
ャネルは切断され、両者間の接続状態は断たれる。
【0039】図4は、図1に示す多重通信移動局100
における第一通信切替部102の動作を示すフローチャ
ートであって、多重通信移動局100が多重通信基地局
110経由でディジタル通信網120との間で音声通信
中に「付加情報通信あり」/「付加情報通信なし」の各
通信状態の相互切替えを行なう手順を示している。その
場合、第一通信切替部102は、「付加情報通信なし」
/「付加情報通信なし&開始待ち」/「付加情報通信あ
り」/「付加情報通信あり&中止待ちの4つの状態を遷
移するようになっている。
【0040】第一通信切替部102では、ユーザインタ
フェース部106から付加情報通信開始の要求があった
とき(S400)、状態が「付加情報通信なし」かどう
かを判断する(S401)。そこで、状態が「付加情報
通信なし」の場合(S401においてYesの場合)に
は、状態を「付加情報通信なし&開始待ち」に遷移して
(S402)、『付加情報通信開始要求メッセージ』の
送信を無線インタフェース部101に依頼し(S40
3)、多重通信基地局110からの『付加情報通信応答
メッセージ』の受信により、付加情報の受信を開始する
(S404)。また、状態が「付加情報通信なし&開始
待ち」の場合(S401においてNo、S405におい
てYesの場合)には、『付加情報通信開始要求メッセ
ージ』の送信を無線インタフェース部101に依頼する
(S406)。
【0041】また、第一通信切替部102では、無線イ
ンタフェース部101から『付加情報通信開始応答メッ
セージ』を受信したとき(S410)、状態が「付加情
報通信なし&開始待ち」かどうかを判断する(S41
1)。そこで、状態が「付加情報通信なし&開始待ち」
の場合(S411においてYesの場合)には、状態を
「付加情報通信あり」に遷移して(S412)、受信側
の音声コーディックのみを半伝送速度用に切替える(S
413)。
【0042】また、第一通信切替部102では、ユーザ
インタフェース部106から付加情報通信中止の要求が
あったとき(S420)、状態が「付加情報通信あり」
かどうかを判断する(S421)。そこで、状態が「付
加情報通信あり」の場合(S421においてYesの場
合)には、状態を「付加情報通信あり&中止待ち」に遷
移して(S422)、『付加情報通信中止要求メッセー
ジ』の送信を無線インタフェース部101に依頼し(S
423)、多重通信基地局110からの『付加情報受信
中止応答メッセージ』の受信により、付加情報の受信を
中止する(S424)。また、状態が「付加情報通信あ
り&中止待ち」の場合(S421においてNo、S42
5においてYesの場合)には、『付加情報通信中止要
求メッセージ』の送信を無線インタフェース部101に
依頼する(S426)。
【0043】また、第一通信切替部102では、無線イ
ンタフェース部101から、多重通信基地局110から
の『付加情報通信中止応答メッセージ』を受信したとき
は(S430)、状態が「付加情報通信あり&中止待
ち」かどうかを判断する(S431)。そこで、状態が
「付加情報通信あり&中止待ち」の場合(S431にお
いてYesの場合)、状態を「付加情報通信なし」に遷
移して(S432)、受信側の音声コーディックを全伝
送速度用に切替える(S433)。
【0044】図5は、図1に示す多重通信基地局110
における第二通信切替部112の動作を示すフローチャ
ートであって、多重通信移動局100が多重通信基地局
110経由でディジタル通信網120との間で音声通信
中に「付加情報通信あり」/「付加情報通信なし」の各
通信状態の相互切替えを行なう手順を示している。その
場合、第二通信切替部112は、「付加情報通信なし」
/「付加情報通信あり」の2つの状態を遷移するように
なっている。
【0045】今、多重通信移動局100が多重通信基地
局110経由でディジタル通信網120との間で音声通
信中であり、且つ、付加情報通信をしていないものとす
る。この場合、第二通信切替部112では、無線インタ
フェース部111から、多重通信移動局100からの
『付加情報通信開始要求メッセージ』を受信したとき
(S500)、『付加情報通信開始応答メッセージ』の
送信を無線インタフェース部111に依頼し(S50
1)、状態が「付加情報通信なし」かどうか判断する
(S502)。そこで、状態が「付加情報通信なし」の
場合(S502においてYesの場合)、状態を「付加
情報通信あり」に遷移して(S503)、送信側の音声
トランスコーダのみを半伝送速度用に切替え(S50
4)、付加情報の送信を開始する(S505)。
【0046】また、第二通信切替部112では、無線イ
ンタフェース部111から、多重通信移動局100から
の『付加情報通信中止要求メッセージ』を受信したとき
は(S510)、『付加情報通信中止応答メッセージ』
の送信を無線インタフェース部111に依頼し(S51
1)、状態が「付加情報通信あり」かどうか判断する
(S512)。そこで、状態が「付加情報通信あり」の
場合(S512においてYesの場合)には、状態を
「付加情報通信なし」に遷移して(S513)、送信側
の音声トランスコーダを全伝送速度用に切替え(S51
4)、付加情報の送信を中止する(S515)。
【0047】なお、上記実施の形態についての説明で
は、多重通信移動局100にて付加情報の種類を選択す
ることについては説明しなかったが、)『付加情報通信
開始メッセージ』において、付加情報の種類を指定する
ことで、複数種類の付加情報、例えば、政治・経済ニュ
ース、スポーツニュース等の中から使用者が所望するも
のを選択できるようにすることも可能である。
【0048】また、ディジタル通信網120を通じて情
報提供局140が、多重通信移動局100に対して情報
を提供するものとして説明したが(この場合、多重通信
基地局110が、取得した情報を蓄積管理したり、リア
ルタイムで取得した情報をそのまま多重通信移動局10
0に伝送することになる。)、勿論、無線通信サービス
を提供する多重通信基地局110の側から直接、多重通
信移動局100に対して提供すべき情報を発信する構成
にしてもかまわない。
【0049】また、全伝送速度及び半伝送速度の音声符
号化・復号化、並びに符号変換の組合せについて説明し
たが、その他の組合せ、例えば、全伝送速度と1/4伝
送速度の組合せで行なうことも可能であり、そのように
すれば、チャネルの伝送容量を更に増やせるので、複数
種類の非音声データを伝送することも可能となる。但
し、その場合に、半伝送速度の場合に比べ、受信音声品
質の劣化を招くことを、ある程度、妥協する必要があ
る。
【0050】また、多重通信移動局100が、多重通信
基地局110から付加情報を受信する場合について説明
したが、同様な手順を応用することで、反対に、多重通
信移動局100から多重通信基地局110に対して付加
情報を送信するような構成とすることも可能である。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、PACS
やPHSのようなTDMA方式を採用した多重無線通信
システムにおいて、移動局では、1つの無線リンク上で
音声通信を行ないながら、いつでも、ニュース速報等の
非音声データを受信することができるようになる。その
場合、非音声データを受信することで実行中の音声通信
が中断されることはなく、受信した非音声データをディ
スプレイに表示する等することで、ユーザは、所望の情
報を適宜取得することが可能となるため、その実用的効
果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる多重無線通信システムの構成を
示すブロック図である。
【図2】図1に示す多重無線通信システムでの具体的な
通信方法を説明するための説明図である。
【図3】図1に示す多重通信移動局100と多重通信基
地局110との間の着信から切断に至る迄の通信制御シ
ーケンスの概略を示す図である。
【図4】図1に示す多重通信移動局100における第一
通信切替部102の動作を示すフローチャートである。
【図5】図1に示す多重通信基地局110における第二
通信切替部112の動作を示すフローチャートである。
【図6】PACSで採用されているTDMA−FDD方
式による基地局及び移動局間におけるデータ通信方法を
説明するための図である。
【符号の説明】
100 多重通信移動局 101 無線インタフェース部 102 第一通信切替部 103 音声コーディック部(全伝送速度用) 104 音声コーディック部(半伝送速度用) 105 付加情報受信部 106 ユーザインタフェース部 110 移動通信基地局 111 無線インタフェース部 112 第二通信切替部 113 音声トランスコーダー部(全伝送速度用) 114 音声トランスコーダー部(半伝送速度用) 115 付加情報管理部 116 網インタフェース部 120 ディジタル通信網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広瀬 宜子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局との間に無線リンクを確立して音
    声通信及び非音声データ通信を行なう移動局であって、 音声データの送受信と同時に非音声データの受信を行な
    う多重通信モードを設定する通信モード設定手段と、 呼接続時に、設定した多重通信モードを基地局へ通知す
    る通知手段と、 基地局からの前記通知に対する応答を受信する受信手段
    と、 多重通信モードが設定され、基地局から多重通信モード
    での通信に応じる旨の応答があった場合に、 基地局へ送信すべき音声データを全伝送速度で符号化す
    る第1の音声コーディックと、 基地局から受信した音声データを半伝送速度で復号化す
    る第2の音声コーディックと、 基地局から受信した非音声データを取り込み保持する非
    音声データ取り込み手段と、 前記第1の音声コーディックによって符号化された音声
    データを基地局へ送信する制御を行なう音声データ送信
    制御手段と、 基地局から受信したデータが、音声データであるか非音
    声データであるかを判別して、音声データであれば前記
    第2の音声コーディックへ、非音声データであれば前記
    非音声データ取り込み手段へ振り分ける受信データ振り
    分け手段と、 を備えていることを特徴とする移動局。
  2. 【請求項2】 前記受信データ振り分け手段は、基地局
    から受信したフレームのフレーム番号によって、該受信
    フレームが音声データ伝送用フレームであるのか、或い
    は非音声データ伝送用フレームであるのかを識別するこ
    とで、該受信フレームによって伝送されてきたデータ種
    類の判別を行なうことを特徴とする請求項1記載の移動
    局。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の移動局であ
    って、更に、 音声通信中に、多重通信モードでの通信を開始したい旨
    を基地局に対して要求する第1の要求手段と、 基地局から前記要求に応ずる旨の通知を受けた場合に、
    多重通信モードでの通信に切り替える第1の切替手段
    と、 多重通信モードで通信中に、多重通信モードでの通信を
    中止したい旨を基地局に対して要求する第2の要求手段
    と、 基地局から前記要求に応ずる旨の通知を受けた場合に、
    音声通信に切り替える第2の切替手段と、 を備えていることを特徴とする移動局。
  4. 【請求項4】 移動局との間に無線リンクを確立して音
    声通信及び非音声データ通信を行なう基地局であって、 呼接続時に、移動局から多重通信モードを設定した旨の
    通知を受けた場合に、それに応ずるか否かについて応答
    する応答手段と、 移動局が設定した多重通信モードに応ずる場合に、多重
    通信モードを設定する通信モード設定手段と、 移動局に対して多重通信モードに応じる旨を応答し、多
    重通信モードが設定された場合に、 移動局から受信した音声データを全伝送速度で符号変換
    する第1の音声トランスコーダと、 移動局へ送信すべき音声データを半伝送速度で符号変換
    する第2の音声トランスコーダと、 移動局へ送信すべき非音声データを保持し管理する非音
    声データ管理手段と、 前記第2の音声トランスコーダーで符号変換された音声
    データ及び前記非音声データ管理手段に保持された非音
    声データの夫々を、時間軸上に交互に順に割り当てた音
    声データ伝送用フレーム及び非音声データ伝送用フレー
    ムを使用して移動局へ送信するよう制御するデータ送信
    制御手段と、 を備えていることを特徴とする基地局。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の基地局であって、更に、 音声通信中に、移動局から多重通信モードでの通信を開
    始したい旨を要求された場合に、該要求に応じるか否か
    を応答する第2の応答手段と、 前記第2の応答手段によって、移動局に対して前記要求
    に応ずる旨を応答した場合に、多重通信モードでの通信
    に切り替える第1の切替手段と、 多重通信モードで通信中に、移動局から多重通信モード
    での通信を中止したい旨を要求された場合に、該要求に
    応じるか否かを応答する第3の応答手段と、 前記第3の応答手段によって、移動局に対して前記要求
    に応ずる旨を応答した場合に、音声通信に切り替える第
    2の切替手段と、 を備えていることを特徴とする基地局。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の移動局と、請求項5記載
    の基地局とから構成され、移動局から基地局への送信音
    声データについては、無線区間を全伝送速度で伝送さ
    せ、基地局から移動局への送信音声データ及び送信非音
    声データについては、共に無線区間を半伝送速度で順に
    交互に伝送させることを特徴とする多重無線通信システ
    ム。
JP8005933A 1996-01-17 1996-01-17 移動局及び基地局、並びに多重無線通信システム Pending JPH09200854A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100310200B1 (ko) * 1999-06-19 2001-11-01 박종섭 아이에스-2000 시스템에서의 고속 데이터 처리장치
US6983152B2 (en) 2001-01-17 2006-01-03 Nec Corporation Portable telephone system capable of simultaneously carrying out high speed communication and low speed communication by one time slot and communication method therefor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100310200B1 (ko) * 1999-06-19 2001-11-01 박종섭 아이에스-2000 시스템에서의 고속 데이터 처리장치
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