JPH11252117A - 通信システム - Google Patents

通信システム

Info

Publication number
JPH11252117A
JPH11252117A JP10064189A JP6418998A JPH11252117A JP H11252117 A JPH11252117 A JP H11252117A JP 10064189 A JP10064189 A JP 10064189A JP 6418998 A JP6418998 A JP 6418998A JP H11252117 A JPH11252117 A JP H11252117A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
ring buffer
voice
stored
network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10064189A
Other languages
English (en)
Inventor
Morihiro Sato
守広 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP10064189A priority Critical patent/JPH11252117A/ja
Publication of JPH11252117A publication Critical patent/JPH11252117A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LANを使用した音声通信システムにおい
て、LANに接続された1つの無線基地局から複数の移
動無線端末で同時に通話することができなかった。 【解決手段】 移動端末51〜53またはアナログ公衆
網から送られてくる音声データは、端末I/F部100
を介してデータ転送部130に供給され、送受信リング
バッファ部120の送信用リングバッファ122に一旦
蓄積された後、データ送出部140に送られて、LAN
110に送出される。LAN110から送られてきた音
声データは、データ待受け部150を介して送受信リン
グバッファ部120の受信用リングバッファ124に一
旦蓄積された後、データ転送部130及び端末I/F部
100を介して移動端末51〜53またはアナログ公衆
網に送出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LAN等のネット
ワークに接続された複数の無線基地局間及びこれらの無
線基地局と外部公衆網との間で電話機能としての音声通
話サービスを行う通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に構内で音声通話を行う場合、構内
に電話線を張り巡らせ、構内交換機を設置して内線・外
線通話を制御すると共に端末としては通常の電話機を使
用している。また、最近では、電話機の代わりに音声処
理ボードを組み込んだパソコンを使用することもある
が、この場合も音声処理ボードと交換機を電話線で接続
し、交換機を介して通話を行うことになる。
【0003】さらに、ネットワーク対応の音声処理ボードも
出てきており、この場合は、音声データをパケット化し
て、ネットワーク上の他のパソコンとパケット交換を行
い、他のパソコンとの間で通信の同期をとりながら、音
声通話を行っている。
【0004】ところが、音声データをパケット化してネット
ワーク上の他のパソコンと音声通話を行う場合に、ネッ
トワーク上の端末接続数が増加してくると複数端末が同
時に音声通話を行うことが頻繁に生じ、ネットワークの
トラヒック量が増加して、すべての端末間音声通話で通
話遅延や音声途切れが頻繁に発生し、通話品質が低下し
てしまうという問題点があった。
【0005】このように、時分割多重伝送を行うLAN等の
ネットワークを介して、電話として双方向音声通信を行
うような場合、すなわち、リアルタイムな通話を行う場
合には、トラヒック量増加による遅延やデータ途切れは
避けられない問題となるので、通話遅延や音声途切れの
発生を抑制したり、通話品質低下時の早期回復を行うた
めに何らかの制御が必要となる。
【0006】そこで、特開平9−200265号公報の「音
声通信システム」では、音声パケット化処理時に、装置
内に蓄積されている音声情報の量をチェックし、量が2
パケット以上であった場合、2パケットを超えた以前の
音声情報を既に送信済みであるとみなし、パケット化単
位で廃棄し送信しないことで、エンド−エンドでの音声
の途切れる間隔を小さく制御している。
【0007】また、音声パケット受信時に、受信したがまだ
再生されていない音声情報の量を監視し、量が伝送遅延
時間分散吸収時間分に1音声パケット化時間分を加えた
量を超えていた場合、受信した音声パケット内の音声情
報を既に再生したとみなして再生せずに廃棄している。
【0008】さらに、音声のパケット化処理時に、1パケッ
ト分の音声情報が全て無音であった場合、当該音声パケ
ットを送信したとみなして送信せずに廃棄することで、
簡易な制御でネットワークのトラヒックをなるべく小さ
くしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した特開平9−2
00265号公報の「音声通信システム」では、遅延量
が50ms以下となるように2パケットを基準として音
声データの廃棄が行われるので、頻繁に音切れが生じる
可能性がある。また、このように短い時間で制御を行う
ためにはクロック周波数の速い高性能なCPUを備えた
PCが必要であった。
【0010】そして、音声を圧縮してパケット化した時点で
送信しているので、送信間隔は常に変動している。この
ような方法をとる場合、端末がPC同士で、お互い1対
1の音声通信を行う場合には良いが、端末としてPHS
等の無線基地局を使用する場合、無線基地局では複数回
線(通常最大3回線)の通話を同時に制御する必要があ
るので、回線ごとの送信タイミングを管理する何らかの
装置が新たに必要となる。また、直接PCから通話を行
う場合には、音声をA/D変換して、パケット化すれば
送信できるが、ネットワークに接続された無線基地局を
介してPHS等の無線端末を使用する場合には、無線基
地局と無線端末との間で送受信されるデータの転送速度
を考慮する必要がある。
【0011】そこで本発明は、ネットワークを使用した音声
通信システムにおいて、ネットワークに接続された1つ
の無線基地局から複数の移動無線端末で同時に通話する
ことができ、無線基地局が高性能なCPUを備えていな
くても良好に通話が可能となる通信システムを提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、以下に示す通信システムを提
供するものである。
【0013】1.複数の移動無線端末または複数の公衆回線
に接続して通話を行うためのインタフェース部を有し、
構内コンピュータネットワークに接続されているネット
ワーク端末装置と、構内コンピュータネットワークに接
続され、音声通話の回線制御を行う回線コントローラと
を備えた通信システムであって、前記ネットワーク端末
装置は、送信する音声データを格納する送信用リングバ
ッファを有し、所定時間間隔で前記送信用リングバッフ
ァ内に格納されている全ての音声データを読み出して、
データ量が固定値でないパケットを生成して構内コンピ
ュータネットワークに送出することを特徴とする通信シ
ステム。
【0014】2.複数の移動無線端末または複数の公衆回線
に接続して通話を行うためのインタフェース部を有し、
構内コンピュータネットワークに接続されているネット
ワーク端末装置と、構内コンピュータネットワークに接
続され、音声通話の回線制御を行う回線コントローラと
を備えた通信システムであって、前記ネットワーク端末
装置は、受信した音声データを格納する受信用リングバ
ッファを有し、この受信用リングバッファに格納される
音声データ量が所定閾値を超えるまで前記移動無線端末
または前記公衆回線に音声データの転送を行わないこと
を特徴とする通信システム。
【0015】3.複数の移動無線端末または複数の公衆回線
に接続して通話を行うためのインタフェース部を有し、
構内コンピュータネットワークに接続されているネット
ワーク端末装置と、構内コンピュータネットワークに接
続され、音声通話の回線制御を行う回線コントローラと
を備えた通信システムであって、前記ネットワーク端末
装置は、受信した音声データを格納する受信用リングバ
ッファを有し、この受信用リングバッファに対して新た
に音声データを格納することができない量の音声データ
が格納されている場合に、すでに格納されている全ての
音声データを破棄してから新たに受信した音声データを
格納するようにしたことを特徴とする通信システム。
【0016】4.複数の移動無線端末または複数の公衆回線
に接続して通話を行うためのインタフェース部を有し、
構内コンピュータネットワークに接続されているネット
ワーク端末装置と、構内コンピュータネットワークに接
続され、音声通話の回線制御を行う回線コントローラと
を備えた通信システムであって、前記ネットワーク端末
装置は、受信した音声データを格納する受信用リングバ
ッファを有し、この受信用リングバッファに音声データ
が格納されていない場合に、格納される音声データが所
定閾値を超えるまで前記移動無線端末または前記公衆回
線に無音データを転送することを特徴とする通信システ
ム。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の通信システムでは、ネッ
トワーク端末装置(無線基地局やアナログ回線端末等)
において、各端末間の音声データ通信プロトコルとして
データ送出時に受信側からの応答信号を待たずに送信を
するUDP(user datagram protocol)等のコネクシ
ョンレス方式を用いることにより、LAN等のネットワ
ークでのデータ通信一般に用いられているTCP(tran
smission control protocol)等のコネクション型プ
ロトコル(受信側からの応答がない場合に再送などの処
理を行う)に比べて、遅延の少ない連続したリアルタイ
ム送信を行うことができる。
【0018】さらに、音声通話時の音声データの送受信デー
タ制御処理と通話品質劣化時の補正処理を行うことによ
り、ネットワーク端末のハードウェア動作速度誤差やネ
ットワーク上の通話接続数の増加によるトラヒック量の
増加が原因となり発生する通話品質の低下等に対する回
復処理を早期に行うことができ、通話品質低下の発生を
抑えた良質な音声通話サービスを提供することができ
る。
【0019】そして、音声データを固定時間間隔で送信して
いるので、端末として無線基地局など、複数回線(3回
線)使用する端末でも、各回線毎に並列処理をして送信
タイミングをずらすだけで同時通話が可能となる。
【0020】また、送信バッファ及び受信バッファに新たな
データを書き込めなくなるまでは、音声データの破棄は
行わず、新たなデータを書き込めなくなる時に全てのデ
ータを破棄する様にしており、送信バッファ及び受信バ
ッファの大きさを適当な大きさにして単位時間当たりの
バッファへの読み出し・書き込み量をほぼ同じにしてい
るので、通話に不適当な遅延量を発生させることもな
く、25MHz程度の遅いクロック周波数で動作するC
PUでも動作可能な簡単な構成となる。そして、最大遅
延量を100ms程度にしたときは、ネットワークのト
ラヒック量によっても値は異なるが、1時間又はそれ以
上の時間連続通話をしない限り、音声データの破棄は起
こらないことになる。
【0021】さらに、固定タイミングで送信し、受信した順
に処理するだけなので、受信側は受信バッファを用意す
るだけで良く、送信時刻データを音声データと一緒に送
信したり、受信側で送信時刻データを制御に使用する必
要もなくなる。
【0022】以下、本発明の通信システムの一実施の形態に
ついて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の通
信システムの一実施の形態を示す構成図である。また、
図2はネットワーク端末装置である無線基地局及びPS
TN回線端末内のLAN送受信データ制御処理及び通話
品質劣化時の補正処理を実現する機能ブロックを示す説
明図である。そして、図3、図4及び図5はそれぞれ、
データ転送部、データ送出部、データ待受け部の処理フ
ローを示すフローチャート図である。さらに、図6は受
信用リングバッファの動作内容を示す説明図であり、図
7〜図9は音声通話状態を示す説明図である。
【0023】図1に示す通信システムにおいて、LAN11
0に接続されている回線コントローラ10は音声通話を
行うための呼制御をソフトウエアで行うソフトPBX
(構内交換機)である。そして、PSTN回線端末20
はアナログ公衆網との局線I/F(インタフェース)を
有しており、構内の端末と公衆網に接続されている外部
の電話機との間で通話を行うための音声データの転送を
行うものである。無線基地局30,40は、移動端末5
1〜53との無線I/Fを有しており、第2世代PHS
等の移動端末51〜53とLAN110を介して接続さ
れる相手端末との間の音声データの転送を行うものであ
る。本実施の形態では、この無線基地局30,40は、
同時に3回線通話可能で各回線間の送信間隔を設定値と
し、1回線当たりの送信間隔を(設定値×回線数=12
ms×3=36ms)時間としている。
【0024】そして、この通信システムでは、移動端末51
〜53が無線基地局30または無線基地局40及びLA
N110を介して他の移動端末51〜53と内線通話が
可能であり、さらにPSTN回線端末20を介して公衆
網に接続された電話機との外線通話も可能な構成となっ
ている。そして、これらの通話制御は全て回線コントロ
ーラ10により行われている。
【0025】さらに、LAN110には、図示しないPC
(パーソナルコンピュータ) が複数接続されて、音声
データ以外のデータ送受信も行われており、LAN11
0内のトラヒック量は、同時通話の数だけでなくPC同
士の音声データ以外のデータ送受信によっても増加す
る。したがって、このような場合にも以下に説明する制
御を行うことにより、通話品質の低下等に対する回復処
理を行うことができる。なお、発呼、着呼、切断処理等
の通話中以外の処理は、本発明と関係ないのでその説明
を省略し、以下、動作説明の際には、すでに通話中であ
るものとして説明を行う。
【0026】次に、ネットワーク端末装置である無線基地局
30,40及びPSTN回線端末20に共通する主要部
分の構成を図2に示し、それらの制御について以下に説
明する。なお、ここでは、3回線同時処理が可能な構成
を例に挙げて説明する。
【0027】図2において、端末I/F部100は、無線端
末又はアナログ公衆網とのインタフェース部であり、無
線基地局30,40の場合には、移動端末51〜53と
無線でデータ送受信を行うためのインタフェース部であ
り、PSTN回線端末20の場合には、アナログ公衆網
とのインタフェース部である。そして、後述するデータ
転送部130から送られてくる音声データを、例えば3
2bpsのデータ転送速度の無線信号に変換して移動端
末51〜53に送信したり、D/A変換したアナログ信
号をアナログ公衆網に送信したりすると共に、移動端末
51〜53またはアナログ公衆網からの音声データを変
換してデータ転送部130に送信している。また、同図
において、LAN110のみが無線基地局30,40及
びPSTN回線端末20に含まれない構成であり、ここ
では最大10Mbpsの転送速度で送受信を行うネットワーク
とする。
【0028】そして、データ転送部130は、端末I/F部
100と送受信リングバッファ部120との間で8ms
毎に32byte×(最大)3回線分のデータ転送を行って
いる。データ送出部140は、送受信リングバッファ部
120の送信用リングバッファ122に例えば32by
te以上格納されている場合に、ここからデータを取出
し、12ms毎に(1回線では36ms毎に)各回線毎
に蓄積された全データをUDPプロトコルのデータグラ
ムにしてLAN110へ送出する。データ待受け部15
0は、各端末の同時通話可能回線数分存在するデータ待
受け処理チャンネルにより、LAN110から供給され
るデータを受け取り、送受信リングバッファ部120の
受信用リングバッファ124に格納する。そして、デー
タ待受け部150は、データ転送部130に対して初期
化指示を行うこともある。
【0029】ここで、送受信リングバッファ部120は、デ
ータ送出部140とデータ転送部130との間及びデー
タ待受け部150とデータ転送部130との間のインタ
フェースとしての役割を持つバッファである。そして、
データ送出部140とデータ転送部130との間のイン
タフェースとしては、データ転送処理130が端末I/
F部100から取り込んだデータを格納する送信用リン
グバッファ122とその送信用リングバッファ122に
格納されているデータ数をカウントする送信用格納デー
タカウンタ121とを備えており、この送信用格納デー
タカウンタ121は、送信用リングバッファ122に格
納されるデータ数を加算し、データ送出処理140が読
み出すデータ数を減算して、その結果をカウンタ値とし
て保持するメモリエリアである。さらに、データ待受け
部150とデータ転送部130との間のインタフェース
としては、データ待受け部150がLAN110から受
信したデータを格納する受信用リングバッファ124と
その受信用リングバッファ124に格納されているデー
タ数をカウントする受信用格納データカウンタ123と
を備えており、この受信用格納データカウンタ123
は、受信用リングバッファ124に格納されるデータ数
を加算し、データ転送処理130が読み出すデータ数を
減算して、その結果をカウンタ値として保持するメモリ
エリアである。
【0030】そして、移動端末51〜53またはアナログ公
衆網から送られてくる音声データは、端末I/F部10
0を介してデータ転送部130に供給され、送受信リン
グバッファ部120の送信用リングバッファ122に一
旦蓄積された後、データ送出部140に送られて、LA
N110に送出される。
【0031】また、LAN110から送られてきた音声デー
タは、データ待受け部150を介して送受信リングバッ
ファ部120の受信用リングバッファ124に一旦蓄積
された後、データ転送部130及び端末I/F部100
を介して移動端末51〜53またはアナログ公衆網に送
出される。なお、データ転送部130、データ送出部1
40及びデータ待受け部150はそれぞれ非同期で動作
している。
【0032】ここで、受信用リングバッファ124及び受信
用格納データカウンタ123の動作について図6(A)
〜(D)を参照しながら説明する。例えば、受信用リン
グバッファ124の格納データ数を32byte/block×
20block=640byteとし、1ブロック単位で格納可
能であるとする。そして、受信用格納データカウンタ1
23は、受信用リングバッファ124のデータが格納さ
れているブロック数をカウント値として保持している。
【0033】また、データ待受け部150からの書き込み
(格納)はLAN100から転送された際に行われるの
で、通常36ms間隔(伝送遅延などにより間隔は変動
する)で4〜5ブロック(1データグラム)がまとめて
行われ、データ転送部130への読み出しは、8ブロッ
ク(読み出し閾値)以上格納されている場合に、8ms
毎に1ブロックずつ読み出される。
【0034】このような構成において、受信用リングバッフ
ァ124に格納されているデータが満杯状態であるとす
ると、図6(A)に示すように、ライトポインタのアド
レス(書き込み位置)は20の位置にあり、リードポイ
ンタのアドレス(読み出し位置)は0の位置にあって、
受信用格納データカウンタ123のカウント値は20と
なる。この状態では、新たな書き込みができないので、
データ転送部130により初期化を行うと、同図(B)
に示すように、ライトポインタ及びリードポインタが共
に0の位置になり、カウント値は0となる。
【0035】ここで、データ待受け部150から5ブロック
のデータが書き込まれると、同図(C)に示すように、
ライトポインタは5の位置に移動し、カウント値も5と
なるが読み出し閾値位かなので読み出しは行われない。
そして、さらに5ブロックのデータが書き込まれると、
同図(D)に示すように、ライトポインタは10の位置
に移動して読み出し閾値を超えるので、データ転送部1
30により読み出しが開始され、例えば3ブロック読み
出されたとすると、リードポインタは3の位置に移動し
て、カウント値は7となる。
【0036】以下、同様にして書き込みと読み出しを繰り返
し行い、ライトポインタまたはリードポインタの位置が
20になると、位置0に戻り、カウント値が20にな
り、さらに書き込みを行おうとするまで繰り返される。
そして、このように、通常36ms間隔で4〜5ブロッ
ク書き込まれて8ms毎に1ブロックずつ読み出される
ので、受信用リングバッファ124に格納されているデ
ータが満杯状態になるには、数時間必要になるので、通
話途中での初期化すなわち音声データの廃棄を行うこと
はほとんど無くなる。
【0037】なお、一旦読み出し閾値(8ブロック=256
byte)を超えて読み出しが開始されると、格納されてい
るデータ量が閾値以下になってもデータが無くなるまで
続けて読み出される。また、送信用リングバッファ12
2は、データ送出部140により36ms毎に格納され
ているデータ全て(4〜5ブロック)を読み出した後
に、データ転送部130により8ms毎に1ブロックず
つ書き込んでおり、閾値制御は行っていない。そして、
送信用格納データカウンタ121も含めて他の部分は通
常のリングバッファとして動作しているので、その詳細
な説明は省略する。
【0038】さらに、データ転送部130の動作について図
3に示すフローチャートを参照しながら説明する。な
お、ここでは、1つの回線(回線番号1)の処理につい
て説明するが、複数回線を同時に使用している場合に
は、下記の各ステップを同時処理している。まず、音声
通話を開始すると、データ転送部130は、8msごと
のクロック割込みにより起動する(ステップ201)。
【0039】データ転送部130は起動すると、端末I/F
部100から例えば、32kbpsの転送速度で音声データ
が転送されてくるので、最初に送信用格納データカウン
タ121のカウント値を確認し(ステップ202)、カ
ウント値が最大値(=18)ではなく、送信用リングバ
ッファ122にまだ空きがあると判断された場合には
(ステップ203→Yes)、上述したように32byte
(1ブロック)分のデータを転送処理する。すなわち、
データ転送処理130は送信用リングバッファ122へ
の書込みアドレスをポインタとして管理しており、デー
タを書き込むごとに逐次ポインタを更新している。ま
た、送信用リングバッファ122のエンドアドレス(1
8の位置)までポインタが移動したら、次にアクセスす
るポインタを送信用リングバッファ122のスタートア
ドレス(0の位置)に移動する。そして、格納データ数
を送信用格納データカウンタ121に格納されているの
カウント値に加算する(ステップ204)。なお、ステ
ップ203において、送信用格納データカウンタ121
のカウント値が設定されている最大格納データ数(18
ブロック)となっている場合は、端末I/F部100か
ら転送されてくる音声データを送信用リングバッファ1
22に格納せずに破棄する。
【0040】次に、受信用格納データカウンタ123を参照
し(ステップ205)、ステップ205での受信用格納
データカウンタ123参照時にカウンタ値を0と認識し
た場合(ステップ206→Yes)、閾値フラグの初期化
を行って以降は受信用リングバッファ124に格納され
るデータが閾値を超えるまで読み出さないようにし(ス
テップ210)、無音データ32byte分を音声データの
代わりに端末I/F部100に送出する(ステップ21
1)。そして、データ数が0でなければ(ステップ20
6→No)、閾値フラグが初期化状態(例えば0)にある
かどうかを判断し(ステップ207)、初期化状態にあ
る場合には(ステップ207→Yes)、受信用リングバ
ッファ124に格納されているデータ量が閾値を超えて
いなければ読み出すことができないので、データ量が閾
値を超えているかどうかを判断する(ステップ20
8)。さらに、データ量が閾値を超えている場合には
(ステップ208→Yes)、閾値フラグを例えば1に設
定して、以降の読み出し時に受信用リングバッファ12
4に格納されているデータ量が閾値を超えていなくても
データ量が読み出せるようにする(ステップ209)。
そして、受信用リングバッファ124から32byte分の
音声データを読み出して、端末I/F部100へ転送す
る。
【0041】すなわち、データ転送処理130は受信用リン
グバッファ124の読み出しアドレスをポインタとして
管理しており、データを読み出すごとに逐次ポインタを
更新している。また、受信用リングバッファ124のエ
ンドアドレス(20の位置)までポインタが移動した
ら、次にアクセスするポインタを受信用リングバッファ
124のスタートアドレス(0の位置)に移動する。そ
して、データ読み出し後、受信用格納データカウンタ1
23に格納されているのカウント値から読み出したデー
タ数を減算し、処理を終了する(ステップ212)。
【0042】なお、ステップ208において、格納されてい
るデータ量が閾値を超えていない場合には(ステップ2
08→No)、格納されている音声データを送出せずに無
音データを送出する(ステップ211)。このように、
データ転送部130では以上説明したステップ202以
降の動作を8ms毎に繰り返している。
【0043】次に、データ送出部140の動作について図4
に示すフローチャートを参照しながら説明する。データ
送出部140は、接続回線があるか否かを判断し(ステ
ップ301)、接続回線がある場合には(ステップ30
1→Yes)、複数ある回線のうち回線番号1をセットす
る(ステップ302)。そして、現在の時刻を計測し
(ステップ303)、回線番号1での前回送信時刻から
現在時刻までの時間間隔がチャンネル送信間隔値である
12ms以上であるならば(ステップ304→Yes)、現
在時刻を前回送信時刻として記憶してから、回線番号1
が接続されているかを確認する(ステップ305)。こ
こで、回線番号1が接続されている場合には(ステップ
305→Yes)、回線番号1用の送信用格納データカウ
ンタ121を参照し(ステップ306)、データ数が0
より大きければ(ステップ307→Yes)、格納された
データ全てを送信用リングバッファ122から読み出し
て、送信用格納データカウンタ121のカウンタ値を0
にする(ステップ308)。そして、音声データグラム
を生成してLAN110へ送出する(ステップ309)。
また、ステップ307において、送信データがない(デ
ータ数=0)場合には(ステップ307→No)、ステッ
プ310へ移行する。
【0044】さらに、回線番号を1つインクリメントし(ス
テップ310)、回線番号2に関してステップ303以
降の処理を行う。そして、回線番号3の処理を終えると
(ステップ311→Yes)、ステップ301に戻り、接
続回線がある場合には(ステップ301→Yes)、回線
番号を1にセットし直して(ステップ302)、以降同
様の処理を繰り返す。このように処理することにより、
データ送出部140は、全回線が接続されているときに
は12ms毎にデータを送出することになる。
【0045】また、ステップ303において計測した現在時
刻と前回送信時刻との差分が12ms未満ならば(ステ
ップ304→No)、差分が12msになるまで時刻の計
測を繰り返す(ステップ303)。そして、ステップ3
05において、該当する回線番号の回線が接続されてい
なければ(ステップ305→No)、ステップ306〜3
09の処理は行わずに、次の回線番号の処理へ移行する
(ステップ310)。
【0046】なお、データ送出部140は、送信用リングバ
ッファ122の読み出しアドレスをポインタとして管理
しており、音声データを読み出すごとに逐次ポインタを
更新し、送信用リングバッファ122のエンドアドレス
までポインタが移動したら、次にアクセスするポインタ
を送信用リングバッファ122のスタートアドレスに移
動する。
【0047】さらに、データ待受け部150の動作について
図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。デ
ータ待受け部150は、常にLAN110からのデータ
受信待ち状態にあり、データを受信すると(ステップ4
01)、回線番号と受信データ数を確認して、該当する
回線番号の受信用格納データカウンタ123を参照する
(ステップ402)。そして、受信用リングバッファ1
24の空きエリアが受信データ数以上ならば(ステップ
403→Yes)、受信データを受信用リングバッファ1
24へ格納し、受信用格納データカウンタ123のカウ
ント値に受信データ数を加算する(ステップ406)。
データ待受け部150は、受信用リングバッファ124
の書込みアドレスをポインタとして管理しており、デー
タを格納するごとに逐次ポインタを更新する。そして、
更新ポインタが受信用リングバッファ124のエンドア
ドレスを超えたら次にアクセスするポインタを受信用リ
ングバッファ124のスタートアドレスへ移動する。
【0048】また、ステップ403において、受信用リング
バッファ124の空きエリアが受信データ数以下である
ならば(ステップ403→No)、送信と受信の遅延が大
きく発生しているものと判断し、受信用リングバッファ
124に格納されている全てのデータを破棄し、受信用
リングバッファ124の書き込みポインタを受信用リン
グバッファ124のスタートアドレスにする(ステップ
404)。この初期化は、データ転送部130に対して
初期化指示を出力することにより、データ転送部130
が行う(ステップ405)。
【0049】その後、データ待受け部150は、受信データ
を初期化された受信用リングバッファ124へ格納し、
受信用格納データカウンタ123に受信データ数を加算
する(ステップ405)。この時の受信用格納データカ
ウンタ123及び受信用リングバッファ124の状態遷
移例は図6と共に先に説明した通りである。
【0050】なお、上記した実施の形態の説明では、ネット
ワーク端末装置としてPSTN回線端末20及び無線基
地局30,40を例に挙げているが、例えばISDN回
線端末でも端末I/F部100でのインターフェースが
異なるだけで基本的には同様にして構成することができ
る。
【0051】最後に、移動端末51が無線基地局30と無線
接続され、移動端末53が無線基地局40を無線接続さ
れている状態で、移動端末51と移動端末53とが音声
通話する場合を例にとり説明する。なお、音声データ
は、ADPCMコード形式でコード化されたものとす
る。
【0052】無線基地局30と無線基地局40との間で音声
通話を行う場合、それぞれの内部では、上述したような
動作により音声通話を行っている。このとき、通常の音
声通話状態を図7に示す。
【0053】同図に示すように、例えば移動端末53を使用
している話者が話をすると、その入力音声は、データ転
送部130から8ms毎に送信用リングバッファ122
に送信され、さらに、データ転送部140から36ms
毎にLAN110へ送信される。
【0054】移動端末51では、LAN110から供給され
る音声データグラムを遅延がなければ約36ms間隔で
データ待受け部150にて受け取り、受信用リングバッ
ファ124に格納する。そして、読み出し閾値以上のデ
ータが格納されると音声の再生が開始され、連続して音
声が再生される。
【0055】次に、移動端末51での受話音声と移動端末5
3からの送話音声との遅延が大きくなった場合を考え
る。この状態を図8に示す。
【0056】データ待受け部150が、LAN110からデ
ータサイズ160byteの音声データグラムを受け取った
際に、送受信リングバッファ部120の該当回線番号用
の受信用リングバッファ124(最大20ブロック(6
40byte))に格納されているデータ数が576byteで
あった。この時の通話遅延時間は、144ms(576
/32byte×8ms)となっており、話者にとって遅延
時間がとても気になる値(100ms以上)である。こ
のような状態にあるとき、音声データグラムを受信用リ
ングバッファ124に格納しようとしてもオーバーフロ
ーして格納することができないので、データ待受け部1
50はデータ転送部130へ初期化指示を出力すると共
に、受信用リングバッファ124の書き込みポインタを
先頭アドレスへ移動させて受信用格納データカウンタ1
23のカウント値を0にする。データ転送部130は初
期化指示を受けると、受信用リングバッファ124の読
み出しポインタを先頭アドレスへ移動する。このように
して、受信用リングバッファ124に格納されているデ
ータ(図中では「く」まで)を廃棄して、初期化を行
う。そして、データ待受け部150は受信データを初期
化した受信リングバッファ124へ格納し、格納した受
信データ数を受信用格納データカウンタ123のカウン
ト値に加算する。このとき、受信用格納データカウンタ
123は160byteを格納しているので、(160byte
/32byte=5ブロック)を示している。
【0057】ここで、8msの割込みによりデータ転送処理
140が動作し、データ転送を開始しようとするが、受
信用格納データカウンタ123のカウンタ値が5である
ため、読み出し閾値(8ブロック=256byte)には達
していないので、送受信リングバッファ部120の該当
回線番号の受信用リングバッファ124からはデータを
読み出さずに、ADPCMコードで無音を表す32by
te分のコード(0xFFh)を端末I/F部100へ転送
する。このときに移動端末51から再生される音は無音
となる。そして、次に、LAN110から160byt
eの受信データを受信した時には、データ待受け部15
0は、同様に受信用格納データカウンタ123を参照
し、空き容量が160byte以上あるので、受信用リング
バッファ124の前回格納した際の書き込みポインタの
次のポインタ位置からデータを格納する。そして、8m
sの割込みでデータ転送部130が起動した時に、受信
用格納データカウンタ123のカウンタ値は10(=3
20byte)なので、閾値である8ブロックを超えている
ので、送受信リングバッファ部120の該当回線番号の
受信用リングバッファ124から32byte分のデータを
端末I/F部100へ転送し、受信用格納データカウン
タ123から読み出したデータブロック分(1)を減算
して終了する。この時の移動端末51からは、前回受信
した音声データの最初の32byte分(図中、
「け」)が再生される。
【0058】また、音声データ送出動作は、データ転送部1
30が起動する度に送受信リングバッファ部120の該
当回線番号の送信用リングバッファ122へ32byt
eずつ格納し、送信用格納データカウンタ121のカウ
ント値に1(=32byte)を加算する。データ送出
部140は、送信間隔が12msになるごとに回線番号
1から順に送受信リングバッファ部120の該当回線番
号送信用格納データカウンタ121を参照していき、デ
ータ数が0でなければ、送信格納データカウンタ121
の示す全てのデータから音声データグラムを生成してL
AN110へ送出し、次の回線番号に移る。そして、回
線番号が3になると再度回線番号1に戻る。
【0059】なお、遅延時間が生じた場合に上記したように
格納されている音声データの廃棄を行わないと、図10
に示すように、空きができたときに受信した音声データ
のみを再生することになるので、連続した言葉として発
せられた「か」〜「せ」のうち、「き」、「け」、
「さ」、「す」…が再生されず、途切れ途切れの状態で
再生されるので、一体として理解されるべき言葉として
再生されず、受話者が意味を理解するのが困難になる。
【0060】この場合、図8に示した本願のように、大きな
遅延が生じた音声部分を廃棄することにより、無音部分
では送話した音声が聞こえなかったようになるので、遅
延が生じた場合でも違和感なく、意味の通じる会話が可
能となる。
【0061】そして、ネットワーク端末(無線基地局30,
40)の間での読み出し速度誤差により受信用リングバ
ッファ124内に再生音声データが無くなった時の通話
状態を図9に示す。
【0062】2つのネットワーク端末間で音声データの送受
信(通話)をしているときに、ネットワーク端末間の動
作速度精度誤差(8msの割込みの端末間での時間誤差)
により受信側の受信用リングバッファ124内に音声デ
ータが無くなった場合には、受信用リングバッファ12
4に格納される音声データが読み出し閾値に達するま
で、無音データをデータ転送部140へ転送する動作を
おこない無音データを再生する。図9では「か」を再生
した時点で受信用リングバッファ124内に音声データ
が無くなったので、音声データが読み出し閾値に達する
まで、無音データを再生し、読み出し閾値を超えた時点
で、最初に格納された「き」から順次再生を行ってい
る。
【0063】もし、読み出し閾値を設けない場合には、図1
1に示すように、受信用リングバッファ124内の音声
データがすぐに無くなるので、無音を再生する頻度が多
くなり、ひどい場合には、同図に示すように1音ごとに
無音が挟まり、非常に聞き難い音声となる。
【0064】したがって、本願のように、受信用リングバッ
ファ124に読み出し閾値を設けておくことにより、ネ
ットワーク端末間に動作速度精度誤差がある場合でも、
ある程度まとまった(連続した)再生が可能となり、聞
きやすい高品質な通話となる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、端末間で同期を取る必
要がなく、一定間隔で送信して受信側で補正処理を行う
だけで、構内ネットワーク内のトラヒック量増加の影響
によるデータ受け取りの遅れや端末間の動作速度に誤差
があっても、良質な音声通話を行うことができる。
【0066】また、本発明では、僅かに通話遅延時間が生じ
るが、読み出し閾値の設定を適正値にすることにより、
連続した音声の途切れが少ない通話として、コンピュー
タネットワークを利用した音声通話サービスを提供する
ことができる。
【0067】そして、送信する音声データを蓄積する送信用
リングバッファを有し、所定時間間隔で前記送信用リン
グバッファ内に格納されている全ての音声データを読み
出して、データ量が固定値でないパケットを生成して構
内コンピュータネットワークに送出することにより、構
内コンピュータネットワーク(LAN)内での音声デー
タの占有帯域を低減することができ、音声通話によるト
ラフィックの増大を最小限に抑えることができる。
【0068】また、受信した音声データを蓄積する受信用リ
ングバッファを有し、この受信用リングバッファに格納
される音声データ量が所定閾値を超えるまで移動無線端
末または公衆回線に音声データの転送を行わないように
したので、LANからの受信データ取得速度と移動無線
端末及び公衆回線端末との間での各々の動作速度の違い
や個々の機器による製品誤差によるデータ転送量の差分
を吸収することができ、データ転送速度の異なる機器間
で連続的に長時間の音声データ転送を行うことができ
る。
【0069】さらに、受信用リングバッファに対して新たに
音声データを格納することができない量の音声データが
格納されている場合に、すでに格納されている全ての音
声データを破棄してから新たに受信した音声データを格
納するようにしたので、受信用リングバッファ内に格納
されているデータ量を検出することによって双方向音声
通話が成立しえない程度の遅延が発生していることを検
知することができ、このように通話遅延が拡大している
ときに受信用リングバッファ内に格納されている全ての
音声データを破棄することにより音声通話の通話遅延発
生を解消することができる。
【0070】そして、受信用リングバッファに音声データが
格納されていない場合に、格納される音声データが所定
閾値を超えるまで移動無線端末または公衆回線に無音デ
ータを転送するので、移動無線端末または公衆回線への
転送速度よりLAN受信データの速度が遅い場合にも音声
通話が成り立たないほど頻繁に音声が途切れることを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信システムの一実施の形態を示す構
成図である。
【図2】ネットワーク端末装置のLAN送受信データ制
御処理及び通話品質劣化時の補正処理を実現する機能ブ
ロックを示す説明図である。
【図3】データ転送部130の処理フローを示すフロー
チャート図である。
【図4】データ送出部140の処理フローを示すフロー
チャート図である。
【図5】データ待受け部150の処理フローを示すフロ
ーチャート図である。
【図6】受信用リングバッファの動作内容を説明するた
めの状態遷移図である。
【図7】通常の音声通話状態を示す説明図である。
【図8】遅延拡大時の補正処理起動前、起動後の音声通
話状態を示す説明図である。
【図9】端末間読み出し速度誤差により再生音声データ
が無くなった時の通話状態を示す説明図である。
【図10】遅延拡大時の補正処理を行わない場合の音声通
話状態を示す説明図である。
【図11】再生音声データが無くなった時の補正処理を行
わない場合の音声通話状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 回線コントローラ 20 PSTN回線端末(ネットワーク端末装置) 30,40 無線基地局(ネットワーク端末装置) 51〜53 移動端末 100 端末I/F部 110 LAN 120 送受信リングバッファ部 121 送信用格納データカウンタ 122 送信用リングバッファ 123 受信用格納データカウンタ 124 受信用リングバッファ 130 データ転送部 140 データ送出部 150 データ待受け部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の移動無線端末または複数の公衆回線
    に接続して通話を行うためのインタフェース部を有し、
    構内コンピュータネットワークに接続されているネット
    ワーク端末装置と、 構内コンピュータネットワークに接続され、音声通話の
    回線制御を行う回線コントローラとを備えた通信システ
    ムであって、 前記ネットワーク端末装置は、送信する音声データを格
    納する送信用リングバッファを有し、所定時間間隔で前
    記送信用リングバッファ内に格納されている全ての音声
    データを読み出して、データ量が固定値でないパケット
    を生成して構内コンピュータネットワークに送出するこ
    とを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】複数の移動無線端末または複数の公衆回線
    に接続して通話を行うためのインタフェース部を有し、
    構内コンピュータネットワークに接続されているネット
    ワーク端末装置と、 構内コンピュータネットワークに接続され、音声通話の
    回線制御を行う回線コントローラとを備えた通信システ
    ムであって、 前記ネットワーク端末装置は、受信した音声データを格
    納する受信用リングバッファを有し、この受信用リング
    バッファに格納される音声データ量が所定閾値を超える
    まで前記移動無線端末または前記公衆回線に音声データ
    の転送を行わないことを特徴とする通信システム。
  3. 【請求項3】複数の移動無線端末または複数の公衆回線
    に接続して通話を行うためのインタフェース部を有し、
    構内コンピュータネットワークに接続されているネット
    ワーク端末装置と、 構内コンピュータネットワークに接続され、音声通話の
    回線制御を行う回線コントローラとを備えた通信システ
    ムであって、 前記ネットワーク端末装置は、受信した音声データを格
    納する受信用リングバッファを有し、この受信用リング
    バッファに対して新たに音声データを格納することがで
    きない量の音声データが格納されている場合に、すでに
    格納されている全ての音声データを破棄してから新たに
    受信した音声データを格納するようにしたことを特徴と
    する通信システム。
  4. 【請求項4】複数の移動無線端末または複数の公衆回線
    に接続して通話を行うためのインタフェース部を有し、
    構内コンピュータネットワークに接続されているネット
    ワーク端末装置と、 構内コンピュータネットワークに接続され、音声通話の
    回線制御を行う回線コントローラとを備えた通信システ
    ムであって、 前記ネットワーク端末装置は、受信した音声データを格
    納する受信用リングバッファを有し、この受信用リング
    バッファに音声データが格納されていない場合に、格納
    される音声データが所定閾値を超えるまで前記移動無線
    端末または前記公衆回線に無音データを転送することを
    特徴とする通信システム。
JP10064189A 1998-02-27 1998-02-27 通信システム Pending JPH11252117A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10064189A JPH11252117A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10064189A JPH11252117A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11252117A true JPH11252117A (ja) 1999-09-17

Family

ID=13250876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10064189A Pending JPH11252117A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11252117A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10121461A1 (de) * 2001-05-02 2002-11-14 Infineon Technologies Ag Taktversatzausgleich zwischen einem Bluetooth-Kommunikationsteilnehmer und einer mit dem Teilnehmer verbundenen Bluetooth-Sendebaugruppe
JP2009503997A (ja) * 2005-07-26 2009-01-29 トムソン ライセンシング ローカル・エリア・ネットワーク管理
WO2009014222A1 (ja) * 2007-07-26 2009-01-29 Media Global Links Co., Ltd. 再送パラメータの自動計算アルゴリズム、およびそのシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10121461A1 (de) * 2001-05-02 2002-11-14 Infineon Technologies Ag Taktversatzausgleich zwischen einem Bluetooth-Kommunikationsteilnehmer und einer mit dem Teilnehmer verbundenen Bluetooth-Sendebaugruppe
JP2009503997A (ja) * 2005-07-26 2009-01-29 トムソン ライセンシング ローカル・エリア・ネットワーク管理
WO2009014222A1 (ja) * 2007-07-26 2009-01-29 Media Global Links Co., Ltd. 再送パラメータの自動計算アルゴリズム、およびそのシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10477474B2 (en) Arbitrating a low power mode for multiple applications running on a device
EP1575225B1 (en) Asynchronous speech data communication system and communication method therefor
US20030235186A1 (en) Internet cordless phone
JP2000078202A (ja) パケットベ―スネットワ―クを介しての遅延センシティブデ―タの保証方法、パケットベ―スデ―タネットワ―クを介して音声会話を可能にするための装置及びデ―タ伝送の品質改善方法
JP2003503890A (ja) 適応音声バッファリング方法及びシステム
JPH10500547A (ja) 音声通信装置
JP2003101662A (ja) 通信方法、通信装置および通信端末
US20020041589A1 (en) Voice communication between a portable communication apparatus and an external terminal
JP2007124467A (ja) 無線lan電話システム、無線lan電話システム親機、無線lan電話システム子機、無線lan電話通信方法、無線lan電話通信プログラム、および、記録媒体
JP2000270024A (ja) インターネット電話におけるフレームパケット化サイズ能力交換方法,インターネット電話利用端末装置,およびインターネット電話のプログラムを記録した記録媒体
JP3917767B2 (ja) 音声ゆらぎ補正制御方法、並びに音声再生装置および音声中継装置
JPH11252117A (ja) 通信システム
JP2004538740A (ja) 無線通信網内で通信する方法と設備
KR20010105042A (ko) 통신단말기의 다중 통신 연결장치
JP3976287B2 (ja) 移動局装置
JP3209646B2 (ja) 無線パケット送受信装置
JP4500825B2 (ja) 無線送信装置、無線受信装置及びその送/受信方法
JP6464971B2 (ja) 無線端末装置
JP4432257B2 (ja) 画像音声情報通信システム
JP2002354537A (ja) 通信システム
JPH10190735A (ja) 通話システム
JP2000174693A (ja) 無線通信システム
JP2825698B2 (ja) 移動体交換システム
WO2005020450A1 (ja) パケット通信端末装置および通信システム
JP2000354071A (ja) バックアップ機能付ip網音声通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees