JP3209646B2 - 無線パケット送受信装置 - Google Patents

無線パケット送受信装置

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JP3209646B2 JP24091394A JP24091394A JP3209646B2 JP 3209646 B2 JP3209646 B2 JP 3209646B2 JP 24091394 A JP24091394 A JP 24091394A JP 24091394 A JP24091394 A JP 24091394A JP 3209646 B2 JP3209646 B2 JP 3209646B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線パケット伝送に関
し、特に音声とバースト状に生起するデータとを同一の
伝送媒体上を効率良く伝送することのできる無線パケッ
ト送受信装置に係る。
【0002】
【従来の技術】従来、音声とバースト状に生起するデー
タを同一の伝送媒体上で伝送する代表的な方法として
は、固定長のセルを用いたATM型の伝送方法と、TD
Mフレームを用いた回線交換型の伝送方法があった。ま
た、有線系の高速のパケット伝送方法においては、パケ
ットの種類に応じて優先度を付与し、即時系のデータを
優先的に処理する方法が提案されていた。
【0003】ATM型の伝送方法により音声信号を伝送
するためには、品質の劣化を少なくするため伝送速度を
高速化しなければならない。ATM伝送のためのUNI
(ユーザ・ネットワーク・インタフェース)としては、
何種類か提案されているが、複数の音声チャネルを提供
できるものは、数10Mbps以上の伝送速度となって
いる。
【0004】無線伝送システムにおいては、伝送データ
の先頭にキャリア再生、クロック再生のためのプリアン
プルをつけることが必要であるため、セル単位で伝送し
たのでは、その度にプリアンプルを付加しなければなら
ないから、伝送効率が低下してしまい、音声信号をサポ
ートするのに必要な数10Mbps以上の伝送速度を実
現することが難しかった。
【0005】一方、TDMフレームを用いる方式は、デ
ータの有無に関係なく一定の伝送帯域を占有するのでデ
ータの情報量と音声の情報量に差のある場合は、実効伝
送効率が低下する。特に、データの情報量が音声の情報
量に比べて桁違いに大きい場合は、実効伝送効率の低下
は顕著であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、無線伝送システ
ムでは、限られた周波数帯域を有効に使うため、実際に
は、音声とデータとを混在させて伝送することはなかっ
た。すなわち、バースト状に生起するデータを伝送する
場合は、データをパケット化して送る無線パケット伝送
を用い、音声信号を伝送する場合は、音声信号の帯域に
合わせたTDM方式を用いていた。
【0007】例えば、従来、電話には回線交換接続を基
本とする無線通信システム(コードレス電話等)が用い
られており、コンピュータ等の待時系のデータには、無
線パケット伝送システム(無線LANシステム等)が適
用され、両者は、共存することはなかった。
【0008】従って、コンピュータと電話の両方の信号
を無線伝送するためには、別々の無線伝送システムを設
置しなければならなかった。電話信号は、主として音声
系の即時性の強い信号であるのに対して、コンピュータ
の信号は一般的には待時系の信号である。また、前者の
音声系の信号がパケット化された場合、場合によっては
パケットの廃棄が許容されるのに対し、後者では、高い
信頼性が要求される。
【0009】このような性質の異なるパケットを同一の
媒体上で伝送するため、パケットに処理に関する情報を
付与してパケットの種類に応じて処理を行う方法は、有
線のLANで提案されていたが、無線パケット伝送方法
では上述のような種々の問題があるため適用されていな
かった。従って、無線LANシステム等の無線パケット
伝送システムで音声信号を伝送することはできなかっ
た。
【0010】本発明はこれらの従来の課題に鑑み、コン
ピュータのデータ用と、電話用とに別々の無線伝送シス
テムを必要とせず、待時系信号と即時系信号を混在させ
たときに、即時系信号に品質の劣化を生ずることのない
無線パケット伝送を行うことの出来る送受信装置を提供
することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上述の課
題は、前記特許請求の範囲に記載した手段により解決さ
れる。すなわち、請求項1の発明は、音声信号とデータ
信号とをそれぞれパケット化して無線パケットとして送
信する無線パケット送信装置であって、電話機等から出
力される音声信号と該音声信号に関する制御情報を有す
る制御信号とを分離する音声/制御信号分離回路と、前
記音声信号をパケット化する音声信号パケット化回路
と、
【0012】前記制御信号をパケット化する制御信号パ
ケット化回路と、前記データ信号をパケット化するデー
タ信号パケット化回路と、パケット化された前記音声信
号と制御信号とデータ信号とに、少なくともパケットの
種類に対応する優先度と品質クラスとを記録したオーバ
ーヘッドと、無線パケット伝送制御情報とを作成して無
線パケット信号を作成するパケット送信制御回路と、前
記無線パケット信号を送信するアンテナと、を備えた無
線パケット送信装置である。
【0013】請求項2の発明は、音声信号とデータ信号
とをそれぞれパケット化して無線パケットとして送信さ
れた信号を受信する無線パケット受信装置であって、
前記無線パケット信号を受信するアンテナと、受信した
前記無線パケット信号をパケット化された音声信号と制
御信号とデータ信号とに分離するパケット受信制御回路
と、前記パケット化された音声信号から音声信号を再生
する音声信号再生回路と、
【0014】前記パケット化された制御信号から制御信
号を再生する制御信号再生回路と、前記パケット化され
たデータ信号からデータ信号を再生するデータ信号再生
装置と、前記音声信号と前記制御信号とを合成して電話
機等に入力できる信号に変換する音声/制御信号再生回
路とを備えた無線パケット受信装置である。
【0015】請求項3の発明は音声信号とデータ信号と
をそれぞれパケット化して無線パケットとして送信する
無線パケット送信装置であって、PBX等から出力され
る複数の信号を多重して多重信号として出力するか、あ
るいは多重信号を入力してPBXに入力可能な複数の信
号に分離する多重信号合成分離回路と、
【0016】前記多重信号を前記音声信号と前記音声信
号に関する制御情報を有する制御信号とを分離する音声
/制御信号分離回路と、前記音声信号をパケット化する
音声信号パケット化回路と、前記制御信号をパケット化
する制御信号パケット化回路と、前記データ信号をパケ
ット化するデータ信号パケット化回路と、
【0017】パケット化された前記音声信号と制御信号
とデータ信号とに、少なくともパケットの種類に対応し
た優先度と品質クラスとを記録したオーバーヘッドと、
無線パケット伝送制御情報とを作成して無線パケット信
号を作成するパケット送信制御回路と、前記無線パケッ
ト信号を送信するアンテナとを備えた無線パケット送信
装置である。
【0018】請求項4の発明は音声信号とデータ信号と
をそれぞれパケット化して無線パケットとして送信され
た信号を受信する無線パケット受信装置であって、前記
無線パケット信号を受信するアンテナと、受信した前記
無線パケット信号をパケット化された音声信号と制御信
号とデータ信号とに分離するパケット受信制御回路と、
前記パケット化された音声信号から音声信号を再生する
音声信号再生回路と、
【0019】前記パケット化された制御信号から制御信
号を再生する制御信号再生回路と、前記パケット化され
たデータ信号からデータ信号を再生するデータ信号再生
装置と、前記音声信号と前記制御信号とを合成して多重
信号に変換する音声/制御信号再生回路とを備えた無線
パケット受信装置である。
【0020】
【作用】本発明は電話からの音声信号および制御信号を
パケット化し無線パケット伝送すること、そして、伝送
する無線パケットまたは、回線制御用の信号に優先度と
品質クラスを示す情報を添付する手段を有することを主
要な特徴とする。
【0021】本発明の無線パケット送受信装置は、上述
のように、無線パケットで複数の異なる種類の信号を伝
送する点とそれらの伝送制御方法が従来の技術と異な
る。すなわち、本発明では、一端の無線局で入力された
電話機の音声信号および制御信号をパケット化し、パケ
ットにそれぞれ音声信号であるか制御信号であるかを示
す情報を付加している。
【0022】そのため、コンピュータのパケット化され
た信号と混在させて、同一の無線パケット伝送装置を用
いて、品質を劣化させることなく中継伝送が実現でき
る。また、本発明では、電話機の音声信号と制御信号
に、コンピュータのパケット化された信号より高い優先
度を付与することで電話信号の遅延による品質の劣化を
防いでいる。
【0023】さらに、コンピュータのパケット化された
信号と電話の制御信号に、電話の音声信号より高い信頼
度のパケット再送制御を行うことで、複数の品質クラス
の信号が存在する環境での伝送効率を改善し、電話信号
の遅延による品質の劣化を防いでいる。したがって、同
一の無線パケット伝送システムを用いてコンピュータ間
通信と電話による通話ができる。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の第1の実施例
について説明する。図1は本発明の第1の実施例の全体
的なシステム構成を示す図であり、請求項1に対応する
無線パケット送信装置と請求項2に対応する無線パケッ
ト受信装置とによりシステムを構成する場合について示
している。
【0025】同図において、数字符号101及び113
は電話機、102及び114はコンピュータ、103及
び112は電話機用インタフェース回路、104及び1
11はコンピュータ用インタフェース回路、105及び
110は無線回線制御回路、106及び109は無線送
受信回路、107及び108はアンテナ、そして、11
5は無線伝送路を表わしている。
【0026】電話機101,113は、それぞれ電話機
用インタフェース回路103,112と多芯ケーブルに
より接続される。電話機用インタフェース回路103,
112では電話機から受信した電話信号を音声信号と制
御信号に分離し、それぞれを適当な形式にパケット化し
て無線送受信回路106,109に送出し、また、無線
送受信回路106,109から受信したパケットを元の
電話機信号に再生して、他端の電話機に送出する。
【0027】一方、コンピュータ102,114は、そ
れぞれコンピュータ用インタフェース回路104,11
1と多芯ケーブルにより接続される。コンピュータ用イ
ンタフェース回路104,111は、コンピュータから
受け取ったパケットに適当な処理を施した後、無線送受
信回路106,109に送出し、また、無線送受信回路
106,109から受信したパケットを元のパケットに
再生して、他端のコンピュータに送出する。
【0028】図3は図1の中の無線送受信装置を詳しく
説明する図であり、301は電話機、302は多芯ケー
ブル、303は送受合成・分離回路、304は音声/制
御信号分離回路、305は音声信号パケット化回路、3
06は制御信号パケット化回路、307はパケット送信
制御回路、308は無線送受信回路、309はアンテ
ナ、310はパケット受信制御回路、311は音声信号
再生回路、312は制御信号再生回路、そして、313
は音声/制御信号合成回路を表わしている。
【0029】301の入出力信号は様々な形式が用いら
れており、その信号の形式に応じて多芯ケーブル30
2、送受合成・分離回路303、音声/制御信号分離回
路304、及び音声信号パケット化回路305を構成す
る。一般には電話機301の音声信号の入出力信号は一
対のケーブル上に多重化されており、送受合成・分離回
路303により送信側の信号と受信側の信号とに分離・
合成を行う。
【0030】さらに、音声/制御信号分離回路304及
び音声・制御信号合成回路313では、電話機からの音
声信号と制御信号をそれぞれ分離及び合成し、信号の種
類に応じた通信制御を可能としている。音声信号パケッ
ト化回路305及び制御信号パケット化回路306で
は、それぞれ音声信号及び制御信号に応じた優先度及び
品質クラスを有するパケット信号に変換する。
【0031】パケット送信制御回路307及びパケット
受信制御回路310では、上述の音声信号パケットと制
御信号パケットに加えて、データ信号パケット化回路に
よってパケット化されたコンピュータからのパケットを
送受信制御の対象として、送受信順序管理、再送制御管
理等の通信制御を行う。
【0032】図5は図3の無線送受信装置に使用される
バースト信号の信号形式を示す図であり、501は無線
パケットのプリアンプル、502は無線パケットの同期
信号、503は無線パケットの無線呼出信号、504は
無線パケットの伝送に関する各種情報(オーバヘッ
ド)、505は無線パケットの元情報を収容するプロト
コル・データ・ユニット、506は504のオーバヘッ
ドに含まれる優先度フィールド、507は504のオー
バヘッドに含まれる品質クラスフィールドである。
【0033】優先度506は、無線パケットの伝送に関
わる優先度を示すもので、即時性の強いパケット(例え
ば音声信号)に対して待時性のあるパケットより高い優
先度を与えることで、パケットの種類に応じて、パケッ
ト毎に送出の順序を制御することができる。また、品質
クラス507は、該当のパケットに対して保証しなけら
ばならない品質を示すもので、パケット廃棄率を低くす
るため無限回のパケット再送を行うものから、再送制御
を行わないでパケットの滞留を防ぐなどの制御を行う。
【0034】このように、本発明の無線パケット送受信
装置によれば、電話機の音声信号、電話機の制御信号、
及びコンピュータのデータ信号をそれぞれ分離して、独
立な無線パケットで通信させることができる。また、無
線パケットのヘッダ部にそのパケットの優先度及び品質
クラスの情報を含めるので、パケット単位で柔軟な通信
制御ができるようになる。
【0035】そして、複数の種類の信号を、コネクショ
ンレス型の同一の無線パケット伝送システムで通信する
場合の、通信品質を従来の技術に比べ向上させることが
できる。
【0036】図6は図3の無線送受信装置に使用される
マルチアクセス予約方式フレーム図であり、601はマ
ルチアクセス予約方式の予約期間、602はマルチアク
セス予約方式のデータ送信期間、603は予約信号のプ
リアンプル、604は予約信号の同期信号、605は予
約信号の無線呼出信号、606は予約信号の予約に関す
る各種情報(予約情報)、607は予約情報の優先度フ
ィールド、608は予約情報の品質クラスフィールドで
ある。
【0037】ここで、マルチアクセス予約方式とは、デ
ータを送出するための無線リンクの確保を行うために、
データ送信を開始する前に事前に無線リンクの予約を行
うことで複数の送信局が限られた無線リンクにアクセス
するマルチアクセス方式である。
【0038】優先度607は、無線パケットの予約に関
わる優先度を示すもので、即時性の強いパケット(例え
ば音声信号)の予約に対して待時性のあるパケットの予
約より高い優先度を与えることで、パケットの種類に応
じて、パケット毎に送出の順序を制御することができ
る。
【0039】また、品質クラス608は、該当のパケッ
トに対して保証しなけらばならない品質を示すもので、
パケット廃棄率を低くするため無限回のパケット再送を
行うものから、再送制御を行わないでパケットの滞留を
防ぐなどの制御を行う。
【0040】このように、本発明では、電話機の音声信
号、電話機の制御信号、及びコンピュータのデータ信号
をそれぞれ分離して、独立な無線パケットで通信させる
ことができる。また、無線パケットの予約信号のヘッダ
部にそのパケットの優先度及び品質クラスの情報を含め
るので、パケット単位で柔軟な通信制御ができるように
なる。
【0041】そのため、複数の種類の信号を、コネクシ
ョン型の同一の無線パケット伝送システムで通信する場
合の通信品質を従来の技術に比べ向上させることができ
る。図2は本発明の第2の実施例の全体的なシステム構
成を示す図であって、請求項3に対応する無線パケット
送信装置と請求項4に対応する無線パケット受信装置と
によってシステムを構成する場合について示している。
同図において、201は電話機、202及び214はコ
ンピュータ、を表わしている。
【0042】また、203は電話機用インタフェース回
路、204及び211はコンピュータ用インタフェース
回路、205及び210は無線回線制御回路、206及
び209は無線送受信回路、207及び208はアンテ
ナ、212はPBX用インタフェース回路、213はP
BX、そして、215は無線伝送路を表わしている。電
話機201及びPBX213は、それぞれ電話機用イン
タフェース回路203及びPBX用インタフェース回路
212と多芯ケーブルにより接続される。
【0043】電話機用インタフェース回路203及びP
BX用インタフェース回路212では、電話機及びPB
Xから受信した電話信号を、音声信号と制御信号に分離
し、それぞれを適当な形式にパケット化して無線送受信
回路に206,209に送出し、また、無線送受信回路
206,209から受信したパケットを元の電話機信号
に再生して、他端の電話機あるいはPBXに送出するも
のである。
【0044】一方、コンピュータ202,214は、そ
れぞれコンピュータ用インタフェース回路204,21
1と多芯ケーブルにより接続される。コンピュータ用イ
ンタフェース回路204,211はコンピュータから受
け取ったパケットに適当な処理を施した後、無線送受信
回路206,209に送出し、また、無線送受信回路2
06,209から受信したパケットから元のパケットに
再生して、他端のコンピュータに送出するものである。
【0045】図4は図2の中の無線送受信装置を詳しく
説明する図であり、401はPBX主装置、402は個
別信号線、403は多重信号合成分離回路、404は送
受合成・分離回路、405は音声/制御信号分離回路、
406は音声信号パケット化回路、407は制御信号パ
ケット化回路、408はパケット送信制御回路、409
は無線送受信回路、410はアンテナ、411はパケッ
ト受信制御回路、412は音声信号再生回路、413は
制御信号再生回路、そして、414は音声/制御信号合
成回路を表わしている。
【0046】PBX主装置401の入出力信号は様々な
形式が用いられており、その信号の形式に応じて個別信
号線402、送受合成・分離回路404、音声/制御信
号分離回路405、及び音声信号パケット化回路406
を構成する。一般には、PBX主装置401の音声信号
の入出力信号は一対のケーブル上に多重化されており、
送受合成・分離回路404により送信側の信号と受信側
の信号とに分離・合成を行う。
【0047】さらに、音声/制御信号分離回路405及
び音声/制御信号合成回路414では、PBX主装置か
らの音声信号と制御信号をそれぞれ分離及び合成し、信
号の種類に応じた通信制御を可能としている。音声信号
パケット化回路406及び制御信号パケット化回路40
7では、それぞれ音声信号及び制御信号に適した形式の
パケット信号に変換する。パケット送信制御回路408
及びパケット受信制御回路411では、上述の音声信号
パケットと制御信号パケットに加えて、コンピュータか
らのパケットを送受信制御の対象として、送受信順序管
理、再送制御管理等の通信制御を行う。
【0048】図5は先にも説明したが、ここでは図4の
無線送受信装置に使用されるバースト信号の信号形式と
して説明する。同図において、501は無線パケットの
プリアンプル、502は無線パケットの同期信号、50
3は無線パケットの無線呼出信号、504は無線パケッ
トの伝送に関する各種情報(オーバヘッド)、505は
無線パケットの元情報を収容するプロトコル・データ・
ユニット、506は504のオーバヘッドに含まれる優
先度フィールド、507は504のオーバヘッドに含ま
れる品質クラスフィールドを表わしている。
【0049】優先度506は、無線パケットの伝送に関
わる優先度を示すもので、即時性の強いパケット(例え
ば音声信号)に対して待時性のあるパケットより高い優
先度を与えることで、パケットの種類に応じて、パケッ
ト毎に送出の順序を制御することができる。また、品質
クラス507は、該当のパケットに対して保証しなけれ
ばならない品質を示すもので、パケット廃棄率を低くす
るため無限回のパケット再送を行うものから、再送制御
を行わないでパケットの滞留を防ぐなどの制御を行う。
【0050】このように、本実施例では、PBX主装置
からの音声信号、PBX主装置からの制御信号、及びコ
ンピュータからのデータ信号をそれぞれ分離して、独立
な無線パケットで通信させることができる。また、無線
パケットのヘッダ部にそのパケットの優先度及び品質ク
ラスの情報を含めるので、パケット単位で柔軟な通信制
御ができるようになる。
【0051】従って、複数の種類の信号を、コネクショ
ンレス型の同一の無線パケット伝送システムで通信する
場合の通信品質を、従来の技術に比べ向上させることが
できる。また、本実施例においても第1の実施例に記載
したように図6のフレーム構成によりマルチアクセス予
約方式が可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電話からの音声信号及び制御信号をコンピュータからの
パケット信号に混在させて、各々に必要とされる品質を
保ったまま無線伝送することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のシステム構成図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例のシステム構成図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例の無線送受信装置構成図
である。
【図4】本発明の第2の実施例の無線送受信装置構成図
である。
【図5】本発明の第1及び第2の実施例のバースト信号
形式図である。
【図6】本発明の第1及び第2の実施例のマルチアクセ
ス予約方式フレーム構成図である。
【符号の説明】
101,113,201,301 電話機 102,114,202,214 コンピュータ 103,112,203 電話機用インタフェース回
路 104,111,204,211 コンピュータ用イ
ンタフェース回路 105,110,205,210 無線回線制御回路 106,109,206,209,308,409
無線送受信回路 107,108,207,208,309,410
アンテナ 115,215 無線伝送路 212 PBX用インタフェース回路 213 PBX 302 多芯ケープル 303,404 送受合成・分離回路 304,405 音声/制御信号分離回路 305,406 音声信号パケット化回路 306,407 制御信号パケット化回路 307,408 パケット送信制御回路 310,411 パケット受信制御回路 311,412 音声信号再生回路 312,413 制御信号再生回路 313,414 音声/制御信号合成回路 401 PBX主装置 402 個別信号線 403 多重信号合成分離回路 501 無線パケットのプリアンプル 502 無線パケットの同期信号 503 無線パケットの無線呼出信号 504 無線パケットの伝送に関する各種情報(オー
バヘッド) 505 無線パケットのプロトコル・データ・ユニッ
ト 506 504のオーバヘッドに含まれる優先度フィ
ールド 507 504のオーバヘッドに含まれる品質クラス
フィールド 601 マルチアクセス予約方式の予約期間 602 マルチアクセス予約方式のデータ送信期間 603 予約信号のプリアンプル 604 予約信号の同期信号 605 予約信号の無線呼出信号 606 予約信号の予約に関する各種情報(予約情
報) 607 予約情報の優先度フィールド 608 予約情報の品質クラスフィールド

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号とデータ信号とをそれぞれパケ
    ット化して無線パケットとして送信する無線パケット送
    信装置であって、 電話機等から出力される音声信号と該音声信号に関する
    制御情報を有する制御信号とを分離する音声/制御信号
    分離回路と、 音声信号をパケット化する音声信号パケット化回路と、 制御信号をパケット化する制御信号パケット化回路と、 データ信号をパケット化するデータ信号パケット化回路
    と、 パケット化された前記音声信号と制御信号とデータ信号
    とに、少なくともパケットの種類に対応する優先度と品
    質クラスとを記録したオーバーヘッドと、無線パケット
    伝送制御情報とを作成して無線パケット信号を作成する
    パケット送信制御回路と、 前記無線パケット信号を送信するアンテナと、 を備えたことを特徴とする無線パケット送信装置。
  2. 【請求項2】 音声信号とデータ信号とをそれぞれパケ
    ット化して無線パケットとして送信された信号を受信す
    る無線パケット受信装置であって、 無線パケット信号を受信するアンテナと、 受信した前記無線パケット信号をパケット化された音声
    信号と制御信号とデータ信号とに分離するパケット受信
    制御回路と、 前記パケット化された音声信号から音声信号を再生する
    音声信号再生回路と、 前記パケット化された制御信号から制御信号を再生する
    制御信号再生回路と、 前記パケット化されたデータ信号からデータ信号を再生
    するデータ信号再生装置と、 前記音声信号と前記制御信号とを合成して電話機等に入
    力できる信号に変換する音声/制御信号再生回路とを備
    えたことを特徴とする無線パケット受信装置。
  3. 【請求項3】 音声信号とデータ信号とをそれぞれパケ
    ット化して無線パケットとして送信する無線パケット送
    信装置であって、 PBX等から出力される複数の信号を多重化して多重信
    号として出力するか、あるいは、多重信号を入力してP
    BXに入力可能な複数の信号に分離する多重信号合成分
    離回路と、 前記多重信号を前記音声信号と前記音声信号に関する制
    御情報を有する制御信号とを分離する音声/制御信号分
    離回路と、 前記音声信号をパケット化する音声信号パケット化回路
    と、 前記制御信号をパケット化する制御信号パケット化回路
    と、 前記データ信号をパケット化するデータ信号パケット化
    回路と、 パケット化された前記音声信号と制御信号とデータ信号
    とに、少なくともパケットの種類に対応した優先度と品
    質クラスとを記録したオーバーヘッドと、無線パケット
    伝送制御情報とを作成して無線パケット信号を作成する
    パケット送信制御回路と、 前記無線パケット信号を送信するアンテナと、 を備えたことを特徴とする無線パケット送信装置。
  4. 【請求項4】 音声信号とデータ信号とをそれぞれパケ
    ット化して無線パケットとして送信された信号を受信す
    る無線パケット受信装置であって、 無線パケット信号を受信するアンテナと、 受信した前記無線パケット信号をパケット化された音声
    信号と制御信号とデータ信号とに分離するパケット受信
    制御回路と、 前記パケット化された音声信号から音声信号を再生する
    音声信号再生回路と、 前記パケット化された制御信号から制御信号を再生する
    制御信号再生回路と、 前記パケット化されたデータ信号からデータ信号を再生
    するデータ信号再生装置と、 前記音声信号と前記制御信号とを合成して多重信号に変
    換する音声/制御信号再生回路とを備えたことを特徴と
    する無線パケット受信装置。
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