JPH04207828A - 無線通信システムおよびこのシステムで使用される基地局装置並びに移動局装置 - Google Patents

無線通信システムおよびこのシステムで使用される基地局装置並びに移動局装置

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JPH04207828A
JPH04207828A JP2340348A JP34034890A JPH04207828A JP H04207828 A JPH04207828 A JP H04207828A JP 2340348 A JP2340348 A JP 2340348A JP 34034890 A JP34034890 A JP 34034890A JP H04207828 A JPH04207828 A JP H04207828A
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JP
Japan
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echo
mobile station
echo canceller
handset
base station
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Application number
JP2340348A
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English (en)
Inventor
Takashi Obara
隆 小原
Kazuhisa Yamamoto
和央 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2340348A priority Critical patent/JPH04207828A/ja
Publication of JPH04207828A publication Critical patent/JPH04207828A/ja
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は自動車電話システムや携帯電話システム、コー
ドレス電話システム等の移動無線通信システムおよびこ
のシステムで使用される基地局装置並びに移動局装置に
関する。
(従来の技術) 近年、移動無線通信システムの一つとして、ディジタル
変調方式を採用したシステムが提唱されている。ディジ
タル変調方式は、送信側で音声信号およびデータを符号
化して、この符号化された信号により搬送波を変調して
送信し、受信側で上記送信側から送られた変調搬送波を
受信して復調したのち、この復調信号を復号することに
より音声信号およびデータを再生する方式である。また
、このディジタル変調方式を使用したシステムでは、1
つの無線周波数で複数のタイムスロットを時分割多重し
て伝送するTDMA方式が用いられる。
第4図はこの種のシステムの構成の一例を示すものであ
る。このシステムは、有線電話網NWに接続された制御
局C8と、この制御局C8に対し各々有線回線CLI、
CL2.・・・を介して接続された複数の基地局BSI
、BS2.・・・と、複数の移動局MSI、MS2.・
・・とを備えている。上記各基地局BSI、BS2.・
・・は、各々無線ゾーンEl、E2.・・・を有してい
る。移動局MS 1゜MS2.・・・は、上記各基地局
BSI、BS2.・・・の無線ゾーンE1.E2.・・
・内において、各基地局BSI、BS2.・・・に対し
無線回線を介して接続される。
ところで、この種のシステムの通信装置では一般にエコ
ーキャンセラか使用される。エコーキャンセラには、基
地局BSのハイブリッド回路の不整合により発生する回
線エコーを打消すための回線エコー消去用のエコーキャ
ンセラと、移動局MSのスピーカおよびマイクロホン間
で発生する音響エコーを打消すための音響エコー消去用
のエコーキャンセラとがあり、従来ては回線エコー消去
用のエコーキャンセラを基地局BSに、また音響エコー
消去用のエコーキャンセラを移動局MSにそれぞれ設置
している。
(発明が解決しようとする課題) しかし、このような従来のシステムでは、各移動局MS
に各々音響エコー消去用のエコーキャンセラを設けなけ
ればならないため、移動局の回路構成が複雑で大形化し
かつ高価になる問題があった。また、一般に基地局1台
場たりの移動局の収容数は、現行のアナログ方式のシス
テムで20〜50台であるが、ディジタル方式のシステ
ムではTDMA方式の採用により1無線周波数当たり例
えば6チヤネルが設定可能であることから、基地局1台
場たり120〜300台の移動局を収容可能である。こ
のため、従来のように各移動局毎にエコーキャンセラを
設置すると、各移動局の複雑かつ大形化は勿論のこと、
システム全体としても多数のエコーキャンセラを用意し
なければならないため、システム価格が非常に高くなる
という問題かあった。
そこで本発明の目的は、移動局からエコーキャンセラを
不要にして移動局の構成を簡単小形化して安価にし、こ
れによりシステムにおけるエコーキャンセラの数を減ら
してシステムの低価格化を図り得る無線通信システムお
よび基地局装置を提供することである。
また本発明の他の目的は、通話手段としてノ1ンドセッ
トを使用している場合でもまた/%ンズフリー通話手段
を使用している場合でも、音響エコーのキャンセル処理
を確実に行ない得る無線通信システムおよび移動局装置
を提供することである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明の無線通信システムは
、移動局に、ハンドセットと、このノ\ンドセットとは
異なるスピーカおよびマイクロホンを有するハンズフリ
ー通話手段と、通話形態情報の通知手段とを備え、この
通知手段により、通話手段としてハンドセットか選択さ
れているかまたはハンズフリー通話手段か選択されてい
るかを表わす通話形態情報を基地局へ通知するようにし
、かつ基地局に、有線回線を介して到来する通信信号に
含まれる回線エコーをキャンセルするための第1のエコ
ーキャンセラと、移動局から無線回線を介して送られた
通信信号に含まれる音響エコーをキャンセルするための
第2のエコーキャンセラと、エコーキャンセラ制御手段
とを備え、このエコーキャンセラ制御手段により、上記
移動局から通知された通話形態情報に基づいて、上記第
1および第2のエコーキャンセラを選択的に動作させる
ようにしたものである。
また本発明の基地局装置は、有線回線を介して到来する
通信信号に含まれる回線エコーをキャンセルするための
第1のエコーキャンセラと、移動局から無線回線を介し
て送られた通信信号に含まれる音響エコーをキャンセル
するための第2のエコーキャンセラと、エコーキャンセ
ラ制御手段とを備え、このエコーキャンセラ制御手段に
より、上記移動局から通知される通話形態情報、つまり
通話手段としてハンドセットが選択されているかまたは
ハンズフリー通話手段が選択されているかを表わす情報
に基づいて、上記第1および第2のエコーキャンセラを
選択的に動作させるようにしたものである。
さらに本発明の移動局装置は、ハンドセットと、このハ
ンドセットとは異なるスピーカおよびマイクロホンを有
するハンズフリー通話手段と、通話形態情報の通知手段
とを備え、この通知手段により、通話手段としてハンド
セットが選択されているかまたはハンズフリー通話手段
が選択されているかを表わす通話形態情報を基地局へ通
知し、この通話形態情報により基地局における回線エコ
ーキャンセル用の第1のエコーキャンセラおよび音響エ
コーキャンセル用の第2のエコーキャンセラを選択的に
動作させるようにしたものである。
(作 用) この結果本発明の無線通信システムによれば、音響エコ
ーキャンセル用のエコーキャンセラは移動局ではなく基
地局に設けられる。このため、移動局からエコーキャン
セラを無くすことができ、これにより移動局の回路構成
を簡単化し、小形軽量で安価な移動局装置を提供するこ
とが可能となる。また、移動局を安価にできることから
システム全体の価格も安価にすることかできる。さらに
本発明であれば、通話手段としてハンドセットか選択さ
れているかまたはハンズフリー通話手段が選択されてい
るかを表わす通話形態情報が基地局に通知されるので、
基地局における回線エコーキャンセル用の第1のエコー
キャンセラおよび音響エコーキャンセル用の第2のエコ
ーキャンセラは、移動局の通話手段の種類に応じて選択
的に動作することになる。このため、例えば音響エコー
か発生しないハンドセット通話時には第2のエコーキャ
ンセラを非動作状態に設定することかでき、これにより
不必要なエコーキャンセル動作か行なわれないようにす
ることかできる。
また本発明の基地局装置によれば、本来ならは移動局に
設けられる音響エコーキャンセル用のエコーキャンセラ
を自身に備えているので、移動局から音響エコーキャン
セラを無くすことかでき、これにより移動局の回路構成
を簡単かつ小形化して、安価な移動局装置を提供するこ
とか可能となる。
さらに本発明の移動局装置によれば、自身で選択中の通
話手段を基地局に通知する手段を備えているので、基地
局の音響エコーキャンセル用のエコーキャンセラを必要
時にのみ動作させることができ、これにより誤りかなく
効率的な音響エコーのキャンセル処理を行なわせること
ができる。
(実施例) 次に、図面を参照して本発明の一実施例における無線通
信システムおよびその基地局装置並びに移動局装置を説
明する。
先ず移動局MSは次のように構成される。第1図はその
構成を示す回路ブロック図である。
同図において、後述する基地局BSから所定のタイムス
ロットにより送られた無線通信信号は、アンテナ11お
よび共用器(DIU)12を介して受信回路(RX)1
3に入力され、ここで周波数シンセサイザ(SYN)1
4から出力される局部発振信号と合成されて中間周波信
号に変換される。そして、この受信中間周波信号は、デ
ィジタル符号復号回路(MODEM)16によりフレー
ム同期およびビット同期かとられたうえでディジタル復
調される。このディジタル復調により得られる信号には
、ディジタル通話信号とディジタル制御信号とがあり、
このうちディジタル制御信号は制御回路26に供給され
て識別される。一方ディジタル通話信号は、図示しない
等什器で復調波形の信号等化か行なわれたのち、誤り訂
正符号復号回路(CH−CODEC)17て誤り訂正復
号化される。そして、音声符号復号回路(SP−COD
EC)18て復号化処理されてアナログ通話信号に戻さ
れたのち、音声スイッチ19を介してハンズフリー通話
用のスピーカ20に供給され、このスピーカ20から拡
声出力される。また、音声スイッチ19かハンドセット
25に切換わっている場合には、上記アナログ通話信号
はハンドセット25の受話器23から拡声出力される。
一方、ハンズフリー通話用のマイクロホン21またはハ
ンドセット25の送話器24から出力された送話信号は
、音声スイッチ22を介して音声符号復号回路18に入
力され、ここで符号化される。この符号化により得られ
たディジタル送話信号は、制御回路26から出力される
ディジタル制御信号と共に誤り訂正符号復号回路17で
誤り訂正符号化されたのち、ディジタル符号復号回路1
6に入力される。このディジタル符号復号回路16では
、上記誤り訂正符号復号回路17から供給されたディジ
タル送信信号に応じた中間周波数の変調信号か発生され
、送信回路(TX)15に入力される。送信回路15て
は、上記変調信号か周波数シンセサイザ14から出力さ
れる局部発振信号と合成されて高周波信号に変換され、
この高周波信号は高周波増幅されたのち共用器12を介
してアンテナ11から基地局BSへ向けて送信される。
ところで、制御回路26は例えばマイクロコンピュータ
を主制御部として備えたもので、その制御機能として回
線接続制御手段126aと、通話形態情報送出手段26
bとを有している。回線接続制御手段26aは、発呼お
よび着呼時に予め定められた手順に従って基地局BSと
の間で制御信号の授受を行ない、これにより基地局BS
との間に通話用の無線チャネルを設定するものである。
通話形態情報送出手段26bは、発着呼時と、通話中に
通話形態の変更があったときに、そのときの通話形態を
表わす1ビツトのコードデータからなる通話形態情報を
発生し、基地局BSとの間て所定の手順で制御データの
授受を行なうことにより上記通話形態情報を基地局BS
に伝えるものである。通話形態としては、ノ\ントセソ
ト通話とノ\ンスフリー通話とかある。
一方、基地局BSは次のように構成される。第2図はそ
の構成を示す回路プロ・ツク図である。尚、基地局BS
は構成か同一の複数の通信装置を有しているか、同図で
は便宜上そのうちの一つのみを示しである。
上記移動局MSから送られた無線通信信号は、アンテナ
31および共用器(DIU)32を介して受信回路(R
X)33に入力され、ここで周波数シンセサイザ(SY
N)34から出力される局部発振信号と合成されて中間
周波信号に変換される。そして、この受信中間周波信号
は、ディジタル符号復号回路(MODEM)36により
フレーム同期およびビット同期かとられたうえでディジ
タル復調される。このディジタル復調により得られる信
号には、ディジタル通話信号とディジタル制御信号とか
あり、このうちディジタル制御信号は制御回路42に供
給されて識別される。
一方ディジタル通話信号は、図示しない等什器で復調波
形の信号等化か行なわれたのち、誤り訂正符号復号回路
(CH−CODEC)37で誤り訂正復号化される。そ
して、音声符号復号回路(SP−CODEC)38で復
号化処理されてアナログ通話信号に戻されたのち、第2
のエコーキャンセラ39に入力される。この第2のエコ
ーキャンセラ39は、移動局MSのスピーカ20とマイ
クロホン21との間で発生する音響エコーをキャンセル
するためのもので、このキャンセル処理はハイブリッド
回路41から供給される受話音声信号を参照信号として
生成する擬似エコー信号を、第2のエコーキャンセラ3
9に入力された送話音声信号から差引くことによりなさ
れる。この第2のエコーキャンセラ39で音響エコーが
キャンセルされたアナログ通話信号は、第1のエコーキ
ャンセラ40を通過したのち、ハイブリッド回路41を
介して有線回線CLへ送出される。
一方、有線回線CLを介して図示しない相手端末から送
られた信号は、ハイブリッド回路41を介してまず第1
のエコーキャンセラ40に入力される。この第1のエコ
ーキャンセラ40は、ハイブリット回路4]の不整合に
より発生する回線エコーをキャンセルするためのもので
、このキャンセル処理は音声符号復号回路38から出力
された送話音声信号を参照信号として生成する擬似エコ
ー信号を第1のエコーキャンセラ40に入力された受話
音声信号から差引くことによりなされる。
この第1のエコーキャンセラ40により回線エコーがキ
ャンセルされた通話信号は、第2のエコーキャンセラ3
9を通過したのち音声符号復号回路38に入力され、こ
こで符号化される。この符号化により得られたディジタ
ル送話信号は、制御回路42から出力されるディジタル
制御信号と共に誤り訂正符号復号回路37で誤り訂正符
号化されたのち、ディジタル符号復号回路36に入力さ
れる。このディジタル符号復号回路36では、上記誤り
訂正符号復号回路37から供給されたディジタル送信信
号に応じた中間周波数の変調信号が発生され、送信回路
(TX)35に入力される。送信回路35では、上記変
調信号が周波数シンセサイザ34から出力さ・れる間部
発振信号と合成されて高周波信号に変換され、この高周
波信号は高周波増幅されたのち共用器32を介してアン
テナ31から移動局MSへ向けて送信される。
ところで、制御回路42は例えばマイクロコンピュータ
を主制御部として備えたもので、その制御機能として回
線接続制御手段42aと、通話形態情報受信手段42b
と、エコーキャンセラ制御手段42cとを有している。
回線接続制御手段42aは、移動局−M Sの発呼時お
よび移動局MSに対する着呼が発生した場合に、該当す
る移動局MSとの間に無線通話チャネルを設定するため
の一連の接続処理を実行する。通話形態情報受信手段4
2bは、移動局MSとの間で所定の手順で制御データの
授受を行なうことにより、移動局MSから送られた通話
形態情報を受信するものである。
エコーキャンセラ制御手段42cは、上記通話形態情報
受信手段42bにより受信された通話形態情報に基づい
て、第2のエコーキャンセラ39の動作をオンオフ制御
するものである。
次に、以上のように構成されたシステムの動作を第3図
に示すフローチャートにしたかって説明する。
移動局MSでは、電源か投入されると制御回路26が自
身を含め各回路に対しステップ3aで初期設定を行なう
。この状態でいま移動局MSの使用者が発呼操作を行な
ったとする。そうすると、制御回路26はステップ3b
で発呼信号を生成して基地局BSに向けて送信する。
これに対し基地局BSは、待機中に図示しない交換機か
らの着呼信号の到来監視と、移動局MSからの発呼信号
の到来監視とをそれぞれ行なっている。この状態で移動
局MSから発呼信号が到来すると、制御回路42はステ
ップ4aでこの発呼信号の到来を検出してステップ4b
に移行し、ここで通話用タイムスロットの中から任意の
使用可能なタイムスロットを選択し、このタイムスロッ
トを通話用無線チャネルとして設定する。そして、この
通話用無線チャネルを指示するための情報を含む発呼応
答信号をステップ4cで移動局M Sに向けて送出する
移動局M Sは、制御回路26により上記発呼信号の送
出後にステップ3cて発呼応答信号の返送を監視してお
り、ここで発呼応答信号が返送されると、先ずステップ
3dて移動局の通話形態、つまりいまハンズフリー通話
か選択されているかまたはハンドセット通話か選択され
ているかを判定する。そして、制御回路26は、上記判
定結果に応じて現在設定中の通話形態を表わす識別コー
ド発生し、この識別コードを挿入した制御データを通話
形態情報信号として基地局BSに向けて送出する。そう
して、通話形態情報信号の送信が終了すると、移動局M
Sの制御回路26は、ステップ3gに移行して音声デー
タの送受信動作を開始する。
これに対し基地局BSは、ステップ4dで通話形態情報
信号の到来監視を行ない、通話形態情報信号が受信検出
されると、ステップ4eで通話形態情報応答信号を返送
する。また、ステップ4fで第1のエコーキャンセラ4
0を動作状態に設定し、さらにステップ4gで上記受信
された通話形態情報の内容に応じて第2のエコーキャン
セラ39の動作をオンオフ制御する。例えば、いま移動
局MSから送られた通話形態情報がハンズフリー通話を
表わすものであれば、第2のエコーキャンセラ39を動
作状態に設定し、一方ハンドセット通話を表わすもので
あれば、第2のエコーキャンセラ39を非動作状態に設
定する。
そうして、第1および第2のエコーキャンセラ40.3
9の動作状態を設定すると、基地局BSはステップ4h
に移行して音声データの送受信動作を開始する。この音
声データの送受信動作には、各エコーキャンセラ39.
40を含む各回路のトレーニングも含まれる。
このような構成であるから、先ず通話形態としてハンズ
フリー通話が選択されている場合には、無線回線の接続
制御手順上で移動局MSから基地局BSヘハンズフリー
通話であることを表わす通話形態情報か伝送され、この
結果基地局BSの第2のエコーキャンセラ39は動作状
態に設定される。このため、通話中に移動局M Sのマ
イクロホン21て入力された送話音声信号にはスピーカ
20とマイクロホン21との間で発生される音響エコー
か含まれるか、この音響エコーは基地局BSの第2のエ
コーキャンセラ39によりキャンセルされる。したかっ
て、相手端末の話者は移動局M Sから伝送された音声
を耳障りな音響エコーの影響を受けずに良好に聞くこと
かできる。
また、通話形態としてハンドセット通話か選択されてい
る場合には、無線回線の接続制御手順上で移動局MSか
ら基地局BSへハンドセット通話であることを表わす通
話形態情報が伝送され、この結果基地局BSの第2のエ
コーキャンセラ39は非動作状態に設定される。このた
め、移動局MSにおいてハンドセット25の送話器24
から入力された送話音声信号は、基地局BSの第2のエ
コーキャンセラ39を通過して有線回線CLに送出され
る。すなわち、ハンドセット25により人力された、音
響エコーをほとんど含まない送話音声信号は、上記第2
のエコーキャンセラ39による不要なエコーキャンセル
処理を受けずにそのまま有線回線CLへ送出される。し
たかつて、音響エコーを含まない送話音声信号が反って
誤った信号処理を受ける心配はない。
一方、通話中に移動局MSの通話形態が変化した場合、
つまりハンズフリー通話からハンドセット通話に、また
はハンドセット通話からノ\ンズフリー通話に変化した
場合には、次のような制御が行なわれる。すなわち、移
動局MSの制御回路26は、通話中にステップ3hで通
話形態の変更が生したかどうかと、ステップ31で終話
操作がなされたかどうかとをそれぞれ監視している。そ
して、この状態で通話形態が変化すると、制御回路26
はステップ3hからステップ3eに戻り、このステップ
3eて変更後の通話形態に対応した識別コードを発生し
、この識別コードを含む制御データを通話形態情報信号
として基地局BSに向けて送出する。
これに対し基地局BSは、通話中にステ・ツブ4jて終
話監視を行ないなから、ステップ41て通話形態情報信
号の到来監視を行なっている。そして、この状態で移動
局MSから通話形態情報信号か到来すると、ステップ4
1からステップ4eに戻り、ここで移動局MSに対し通
話形態情報応答信号を返送するとともに、ステップ4g
で上記通話形態情報に応じて第2のエコーキャンセラ3
9の動作をオンオフ制御する。例えば通話形態がハンズ
フリー通話からハンドセット通話に変更になった場合に
は、第2のエコーキャンセラ39を動作状態から非動作
状態に変更し、一方通話形態がハンドセット通話からハ
ンズフリー通話に変更になった場合には、第2のエコー
キャンセラ39を非動作状態から動作状態に変更する。
そして、基地局BSの制御回路42は音声データの送受
信制御に戻る。
したがって、通話中にハンズフリー通話からハンドセッ
ト通話に、またはハンドセット通話からハンズフリー通
話に変更された場合でも、通話形態に応じた音響エコー
のキャンセル動作が可能となる。
この様に本実施例であれば、移動局MSで発生する音響
エコーを基地局BSに設けた第2のエコーキャンセラ3
9でキャンセルするようにしたので、移動局MSからエ
コーキャンセラを無くすことができ、これにより移動局
MSの回路構成を簡単化して、移動局の小形軽量化およ
び低価格化を図ることができる。この効果は、1無線周
波数または1基地局当たり120〜300台という多数
の移動局を収容するディジタル無線電話システムにあっ
て、システム全体の低価格化を図る上で非常に有効であ
る。
また本実施例では、無線回線の接続制御時および通話中
に通話形態が変更されたときに、移動局MSにおける通
話形態を基地局BSに通知し、基地局BSでこの通話形
態に応じて音響エコーキャンセル用の第2のエコーキャ
ンセラ39の動作をオンオフ制御するようにしたので、
移動局MSでハンドセット通話が行なわれている場合に
は、基地局BSにおける第2のエコーキャンセラ39の
キャンセル動作を停止させて、不要な音響エコーのキャ
ンセル動作が・行なわれないようにすることができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例
えば、上記実施例では無線回線の接続制御手順上で、通
話形態情報の伝送を発呼信号の伝送とは別個に行なった
が、発呼信号中に通話形態情報を含めて伝送するように
してもよい。
その他、エコーキャンセラの構成や移動局から基地局へ
伝送する通話形態情報の構成、通話形態情報の伝送タイ
ミング、移動局および基地局の回路構成、制御回路の制
御手順および制御内容等についても、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施できる。
[発明の効果コ 以上詳述したように本発明は、移動局に、ハンドセット
と、このハンドセットとは異なるスピーカおよびマイク
ロホンを有するハンズフリー通話手段と、通話形態情報
の通知手段とを備えている。そして、この通知手段によ
り、通話手段としてハンドセットが選択されているかま
たはハンズフリー通話手段が選択されているかを表わす
通話形態情報を基地局へ通知する。かつ基地局に、有線
回線を介して到来する通信信号に含まれる回線エコーを
キャンセルするための第1のエコーキャンセラと、移動
局から無線回線を介して送られた通信信号に含まれる音
響エコーをキャンセルするための第2のエコーキャンセ
ラと、エコーキャンセラ制御手段とを備える。そして、
このエコーキャンセラ制御手段により、上記移動局から
通知された通話形態情報に基づいて、上記第1および第
2のエコーキャンセラを選択的に動作させるようにした
ものである。
したがって本発明によれば、移動局からエコーキャンセ
ラを不要にして移動局の構成を簡単小形化して安価にし
、これによりシステムにおけるエコーキャンセラの数を
減らしてシステムの低価格化を図り得る無線通信システ
ムおよび基地局装置を提供することができる。
また本発明によれば、通話手段としてハンドセットを使
用している場合でも、またハンズフリー通話手段を使用
している場合でも、音響エコーのキャンセル処理を確実
に行なうことができる無線通信システムおよび移動局装
置を提供することかできる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を説明するためのもので、第1図
は移動局の構成を示す回路ブロック図、第2図は基地局
の構成を示す回路ブロック図、第3図は移動局および基
地局の制御シーケンスを示すフローチャート、第4図は
移動無線通信システムの一例を示す概略構成図である。 BS・・・基地局、M S・・・移動局、CL・・・有
線回線、11.31・・・アンテナ、12.32・・・
共用器(DIU)、13.33・・・受信回路(RX)
、14.34・・・周波数シンセサイザ(SYN)、1
5.35・・・送信回路(TX) 、16.36・・・
ディジタル符号復号回路(MODEM) 、17゜37
・・・誤り訂正符号復号回路(CH−CODEC)、1
8.38−・・音声符号復号回路(SP−CODEC)
 、19.22・・・音声スイッチ、2o・・・スピー
カ、21・・・マイクロホン、25・・・ハンドセット
、26・・・移動局の制御回路、26a・・・回線接続
制御手段、26b・・・通話形態情報送出手段、27・
・・人力表示部、39・・・第2のエコーキャンセラ、
40・・・第1のエコーキャンセラ、41・・・ハイブ
リッド回路、42・・・基地局の制御回路、42a・・
・回線接続制御手段、42b・・・通話形態情報受信手
段、42c・・・エコーキャンセラ制御手段。 出願人代理人  弁理士 鈴江武彦

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有線回線に接続された基地局と、この基地局に対
    し無線回線を介して接続される少なくとも一つの移動局
    とを備えた無線通信システムにおいて、前記移動局は、
    ハンドセットと、 このハンドセットとは異なるスピーカおよびマイクロホ
    ンを有するハンズフリー通話手段と、通話手段としてハ
    ンドセットが選択されているかまたはハンズフリー通話
    手段が選択されているかを表わす通話形態情報を基地局
    へ通知する手段を備え、 前記基地局は、前記有線回線を介して到来する通信信号
    に含まれる回線エコーをキャンセルするための第1のエ
    コーキャンセラと、 前記移動局から無線回線を介して送られた通信信号に含
    まれる音響エコーをキャンセルするための第2のエコー
    キャンセラと、 前記移動局から通知された通話形態情報に基づいて、前
    記第1および第2のエコーキャンセラを選択的に動作さ
    せるエコーキャンラ制御手段とを備えたことを特徴とす
    る無線通信システム。
  2. (2)エコーキャンセラ制御手段は、移動局から通知さ
    れた通話形態情報に基づいて、通話手段としてハンドセ
    ットが選択されている場合には第1のエコーキャンセラ
    のみを動作させ、またハンズフリー通話手段が選択され
    ている場合には第1および第2のエコーキャンセラをそ
    れぞれ動作させることを特徴とする請求項(1)記載の
    無線通信システム。
  3. (3)無線通信システムにあって、ハンドセットと、こ
    のハンドセットとは異なるスピーカおよびマイクロホン
    を有するハンズフリー通話手段と、通話手段としてハン
    ドセットが選択されているかまたはハンズフリー通話手
    段が選択されているかを表わす通話形態情報を基地局へ
    通知する手段を備えた移動局とともに使用される基地局
    装置において、前記有線回線を介して到来する通信信号
    に含まれる回線エコーをキャンセルするための第1のエ
    コーキャンセラと、 前記移動局から無線回線を介して送られた通信信号に含
    まれる音響エコーをキャンセルするための第2のエコー
    キャンセラと、 前記移動局から通知された通話形態情報に基づいて、前
    記第1および第2のエコーキャンセラを選択的に動作さ
    せるエコーキャンラ制御手段とを備えたことを特徴とす
    る基地局装置。
  4. (4)無線通信システムにあって、有線回線を介して到
    来する通信信号に含まれる回線エコーをキャンセルする
    ための第1のエコーキャンセラと、移動局から無線回線
    を介して送られた通信信号に含まれる音響エコーをキャ
    ンセルするための第2のエコーキャンセラと、移動局か
    ら通知される通話形態情報に基づいて上記第1および第
    2のエコーキャンセラを選択的に動作させるエコーキャ
    ンラ制御手段とを備えた基地局とともに使用される移動
    局装置において、 ハンドセットと、 このハンドセットとは異なるスピーカおよびマイクロホ
    ンを有するハンズフリー通話手段と、通話手段としてハ
    ンドセットが選択されているかまたはハンズフリー通話
    手段が選択されているかを表わす通話形態情報を前記基
    地局へ通知する手段を備えたことを特徴とする移動局装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009141827A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Yamaha Corp 音声会議用システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009141827A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Yamaha Corp 音声会議用システム

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