JPH08195700A - 2線電気通信サービス用固定セルラ端末装置 - Google Patents

2線電気通信サービス用固定セルラ端末装置

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JPH08195700A
JPH08195700A JP7253807A JP25380795A JPH08195700A JP H08195700 A JPH08195700 A JP H08195700A JP 7253807 A JP7253807 A JP 7253807A JP 25380795 A JP25380795 A JP 25380795A JP H08195700 A JPH08195700 A JP H08195700A
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signal
telephone
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JP7253807A
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Martinez Antonio Javier Morcillo
アントニオ・ハビエル・モルシーロ・マルチネス
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Alcatel Lucent NV
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Alcatel NV
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L19/00Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
    • G10L19/012Comfort noise or silence coding
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other

Abstract

(57)【要約】 【課題】 GSMタイプの移動通信ネットワークにアク
セスし、これに接続された電話端末装置(TT)に基本
電気通信サービスを提供する。 【解決手段】 GSM移動セルラ端末装置から派生した
もので、送信路(TP)および受信路(RP)に接続さ
れ、かつ電話端末装置(TT)が接続された加入者線に
接続された2線変換回路(H)からなり、これによって
4線−2線変換を行うインタフェースを備えている。ま
た、2線変換回路(H)よりも前にあり、送信路および
受信路に挿入され、減衰制御回路(ATTC)によって
作動させられる2つの信号減衰器(ATT1、ATT
2)からなるエコー・サプレッサ(ES)を含み、該減
衰制御回路(ATTC)は音声活動検出器、およびGS
Mタイプのセルラ端末装置にある沈黙記述子フレーム検
出器からの2つの信号を受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固定した通信インフ
ラストラクチャがまだ整っていない地域、あるいは飽和
してしまって、通信サービスを提供する運用上の「アイ
ランド」が計画されている地域に特に好適な、電話機タ
イプの端末装置で音声サービスを提供する移動セルラ通
信ネットワーク用の固定セルラ端末装置に関する。好適
な地域とは、たとえば、へんぴな地域である。
【0002】
【従来の技術】固定セルラ端末装置は基本的には移動セ
ルラ端末装置にきわめて類似している。移動セルラ端末
装置は2本の線が送信路であり、2本の線が受信路であ
って、互いに独立している4線式端末装置に類似した作
動を行う。
【0003】本発明の目的は、移動端末装置から派生し
た固定セルラ端末装置において、4線−2線変換および
その逆の変換を行って、遠隔ユーザの端末装置からの受
け入れ可能なリターン・エコー特性に応じて標準電話端
末装置との接続のための2線加入者線をもたらすインタ
フェースを提供することである。本発明はGSMタイプ
のセルラ端末装置に特に適用されるものであり、このタ
イプのシステムで満たさなければならない規格を満足す
るのに必要な開発済みの部品を再使用できるものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、新しい規格の展
開に基づく移動サービスの普及にともない、このタイプ
のネットワークに対して、当初の開発対象外のものであ
る一連の使い方が生まれてきた。
【0005】たとえば、加入者密度が低い地域において
は、固定したインフラストラクチャを設置するのはきわ
めて費用がかさみ、コスト効率が悪い。それ故、このよ
うな地域では、基本的な電話サービスを、少なくとも大
都市で提供しているのと同じ形態で提供するのは困難で
ある。この問題を解決するには、接続インフラストラク
チャを大幅に簡素化する無線アクセスに主に基づいた各
種の技術に依存することになる。
【0006】広く受け入れられると多くの人々が期待し
ている代替策の1つは、1993年9月10日にマドリ
ードで開催された 23rd European Microwave Conferenc
e のWorkshop Proceedings第124ページおよび第12
5ページに掲載されたJ. M.Garcia Aguilera による「A
PPLICATION OF MOBILE TECHNOLOGY IN THE ACCESSNETWO
RK 」という記事によるもので、既存の移動ネットワー
ク・インフラストラクチャに基づいており、これによっ
て移動性の概念に付随するすべての特性を備えた移動通
信サービスと、「固定」されているが、セルラ無線アク
セスを行うサービスを同時にサポートできるものであ
る。
【0007】これが意味するところは、移動セルラ・シ
ステム、たとえば、GSMがすでに設置されている地域
において、セルの容量、主として利用可能なチャネル数
が可能とする限りにおいて、通信会社が加入者線を提供
できる可能性がきわめて迅速にもたらされる。このた
め、基本的には、本例においては、GSMタイプの移動
セルラ端末装置であって、これから移動機能を除去した
ものである「固定セルラ端末装置」と呼ばれるようにな
ったものの開発が続けられてきた。すなわち、ネットワ
ーク制御システムは問題の端末装置が常に同一のセルに
あることを知っており、したがって、このシステムが必
要とする処理は標準的な移動端末装置のものよりも単純
なものとなる。
【0008】さらに、第1に、移動セルラ・エリアがカ
バーしているものよりも広い範囲を可能とし、第2に、
他の受信機で発生する干渉および他の受信機から受信す
る干渉が少なくなる、指向性アンテナを通常使用してい
る。
【0009】GSMセルラ移動システムは等価4線接続
によって全2重という2方向通信を確立する。この4線
リンクは完全に分離された線の対によって、移動セルラ
端末装置の最終音声段、すなわちラウドスピーカおよび
マイクロフォンまで完全に確立される。これは加入者線
で送信および受信を同時に行うために2線変換を行い、
その後、端末機において、ラウドスピーカ用の受信信号
をマイクロフォンからの送信信号から分離するために4
線への変更を行う基本電話サービスの標準的な電話機の
場合とは異なっている。
【0010】2種類の機器、すなわち固定セルラ端末装
置および電話端末装置を標準加入者線で互いに適合させ
るために、たとえば、ハイブリッド変圧器を備えた受動
回路、あるいは電話端末装置からの平衡2線音声信号を
不平衡4線音声信号に変換して、双方向電話システムで
これらの音声信号を送受信する電子ブリッジ回路を使用
すると記載している特許願第WO90/13962号に
記載の能動回路を使用するのが一般的である。
【0011】しかしながら、GSM規格の場合、加入者
端末装置と、GSMネットワークおよび公衆交換回線の
相互接続点との間の双方向(発信および受信)で認めら
れる最大伝送時間が、ETSIのGSM規格03.50
にあるように、180msであることに留意すべきであ
る。これに対し、遅延の長いネットワークに対する許容
エコー曲線を記載しているCCITT勧告G.131に
よれば、反響減衰量はきわめて高い値でなければなら
ず、本発明の場合のように4線−2線変換を行う場合に
は、達成がきわめて困難である。
【0012】それ故、GSMタイプのセルラ移動端末装
置の場合のように、4線通信から2線通信への変換を行
うインタフェースを実現するには、技術的な問題があ
る。このインタフェースはユーザにとって完全に透過性
のものでなければならず、また確立されている規格、特
にエコーの最大許容値に関するものを満たすものでなけ
ればならない。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は移動通信ネット
ワークにアクセスするために使用されるGSMタイプの
固定セルラ端末装置に主として適用されるものであり、
移動通信ネットワークは次いで、公衆交換ネットワーク
にアクセスして、これに接続されている2線電話端末装
置に対して基本電気通信サービスを提供する。移動セル
ラ端末装置から派生した固定セルラ端末装置は、4線リ
ンクを使用して作動し、そのため、この端末装置は一方
の側で固定セルラ端末装置の音声送受信対に接続され、
他の側で電話端末装置が接続される加入者線対に接続さ
れる2線変換回路を含んでいるインタフェースを有して
いる。
【0014】このようにして、4線から2線への変換が
行われ、電話端末装置を固定セルラ端末装置に直接接続
することが可能となる。
【0015】インタフェースはリンクの4線部分で、2
線変換回路よりも前にあるエコー・サプレッサも含んで
いることも特徴としている。このサプレッサは各経路に
1つの2つの信号減衰器を含んでおり、送信および受信
路の各々に存在している2つの信号のうち少なくとも1
つを減衰し、次いで、主として2線変換回路および電話
端末装置で発生するエコー信号を抑制できるようにす
る。
【0016】このエコー・サプレッサの減衰器は、沈黙
フレーム検出回路(GSMタイプの端末装置に含まれて
いる)からの音声識別信号を受信し、受信したフレーム
が音声情報を含んでいる場合に、送信路の信号を減衰す
る減衰制御回路によって制御される。
【0017】この減衰制御回路は固定セルラ端末装置の
音声符号器内に配置された音声活動検出器からの音声検
出信号も受信して、音声活動が存在しない場合に、送信
路も大幅に減衰されるようにする。
【0018】本発明を適用した結果として、4線で作動
している端末装置と2線電話端末装置の間で、一方にお
いて、不安定を招くフィードバックを、他方において、
特に遠隔地にいるサービスのユーザにとって不快なエコ
ーを引き起こすことなく、音声周波数帯の信号に対して
4線−2線変換を行うことができる。
【0019】GSMタイプのディジタル・セルラ移動ネ
ットワークの一部を形成する4線端末装置の場合に特に
有益なものであり、端末装置自体にすでに存在している
部品を再使用することで、本発明をただちに、しかもき
わめて低コストで適用することが可能となる。
【0020】添付図面に基づく以下の記載で、本発明を
詳細に説明する。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の本実施形態に関する事前
の考慮事項として、電話での会話の場合、全2重作動で
あっても、加入者の一方が話しをしている場合、もう一
方の加入者は通常聴き手になっている、すなわち、会話
が実際には2重で行われているに過ぎないことを指摘し
ておく必要がある。これは本発明を開発する際に考慮し
ていなかった細部であるが、他のタイプの通信ネットワ
ーク、たとえば、人工衛星リンクなどでも生じるもので
ある。
【0022】「不連続送信」といわれる技法に基づいて
おり、かつGSM06.31「European digital cellu
lar telecommunications system (Phase 2); Discontin
uousTransmission (DTX) for full rate speech traffi
c channels 」、1993年10月、GSM06.12
「 European digital cellular telecommunicationssys
tem (Phase 2); Comfort noise aspect for full rate
speech traffic channels」、1993年10月、およ
びGSM06.32「European digital cellular tele
communications system (Phase 2); Voice Activity De
tection (VAD)」、1993年10月という参照文献に
よってETSI規格に反映されたGSMタイプの端末装
置に対応したいくつかの規格との適合要件も、考慮する
必要がある。
【0023】これらの文献は端末装置が送信するバース
トが音声を搬送しているか否かを判定する方法を取り上
げている。これを行うためには、音声活動があるかどう
か、またこのようなバーストが音声を含んでいることを
示す働きをするビットによってこのようなバーストにマ
ークが付けられているかどうかを判定するか、あるいは
これらのバーストが沈黙の記述であるかどうかを判定す
る。後者の場合、バーストは通信の遠端で、近端で存在
しているものと同じ特性の背景雑音を発生させるために
使用される。このため、受信側にも、受信したバースト
が音声を搬送しているか否かを識別するために沈黙記述
バーストを検出する手段がある。
【0024】ネットワークに接続されている加入者間で
の音声および/またはデータ通信サービスを可能とする
多くの電気通信ネットワークがある。これらのうち、最
も用途が広いものは、公衆交換電話回線網であり、特
に、2線式電話線によって加入者を、4線式回線への変
換を行う構内交換機に接続する基本電話サービスを提供
する。この場所から、遠端の加入者線インタフェースま
で、通信は常に等価4線回線で行われる。
【0025】図1は2線電話端末装置TT1による基本
電話サービスの加入者と公衆交換電話回線網PSNとの
間の接続を示す略図である。この場合、ハイブリッド・
コイル、あるいは簡単にハイブリッドと呼ばれる2線−
4線変換回路H1が必要となる。ハイブリッドは加入者
から交換機への方向で2つの単向対上で送信信号と受信
信号の分離を行い、交換機から加入者への反対方向で
は、これらの信号を単一の単向対で送信する。この点か
ら、公衆交換電話回線網は常に4線式で作動する。
【0026】GSMセルラ移動ネットワークなどの公衆
陸上移動通信回線網PLMNの加入者の場合、移動セル
ラ端末装置MCTとネットワークとの間の接続は、図1
の右側に示すようにして、すなわち、全通信プロセスが
マクロフォンおよびラウドスピーカまでの4線等価回路
で行われる基地局システムBBSによって行われる。
【0027】公衆交換電話回線網PSNの加入者がGS
Mネットワークの他の加入者との通信リンクを設定する
ことを望んだ場合、この相互接続もPOI(相互接続
点)というインタフェースで4線式に行われる。
【0028】GSMネットワークはMSCと呼ばれるそ
の移動サービス交換センタにおいて、公衆交換回線網に
接続された端末装置によって発生する可能性があり、G
SMネットワークの固有遅延が高いため移動端末装置に
おいてきわめて有害な影響をもたらすエコーを抑制する
ためにPOIの受信対に配置された電気エコー・キャン
セラEECも企図している。
【0029】図2は2線電話端末装置TT1による公衆
交換回線網PSNの基本電話サービスの加入者で、セル
ラ・アクセスによる基本電話サービスの加入者でもある
加入者のセルラ・アクセスによって実現された接続を示
している。インフラストラクチャは本質的に同一である
が、図1の移動セルラ端末装置MCTが固定セルラ端末
装置FCTと置き換えられており、この固定セルラ端末
装置には、標準タイプの電話端末装置TTが接続されて
いる。ネットワーク運営会社は、このタイプのアクセス
の場合、このアクセスを固定アクセスとみなし、これに
よって料金請求、番号付けなどは前者とまったく矛盾の
ないものとしなければならない。
【0030】図3はGSMタイプのセルラ端末装置の構
成を示しており、該端末装置はアンテナANT、無線サ
ブシステムRSS、シンセサイザ・サブシステムSS
S、ベースバンド・サブシステムBBSS、制御サブシ
ステムCSSおよびインタフェース・サブシステムIF
SSからなっている。ベースバンド・サブシステムBB
SSはチャネルの一方がマイクロフォンMFに接続され
てから、アナログ・ディジタル変換器ADCでディジタ
ル形式に変換され、他方のチャネルがディジタル・アナ
ログ変換器DACでのアナログ形式への対応する変換を
されて、ラウドスピーカLSに接続されるという2本の
ディジタル・チャネルで作動し、4線作動と同等の態様
で送信と受信を個別に行う。このような状況において、
考慮すべき唯一のエコー源は、ラウドスピーカLSとマ
イクロフォンMFの間の結合によって生じる音響エコー
だけであり、その値はハンドフリーで使用する場合を除
き、わずかなものである。
【0031】図4は4線−2線変換回路Hが付加された
固定セルラ端末装置FCTを実現するために移動セルラ
端末装置に行われた主な改変の略図である。変換回路H
の2線出力は、電話端末装置TTが接続される加入者線
SLである。この場合、エコー現象は次のようにして生
じる。固定セルラ端末FCTはリンクの他端で発生し、
電話端末装置TTへ送られた第1の信号FSを復元し、
これによって、この第1信号FSは2線変換回路Hを通
過して、所定の減衰を受ける。電話端末装置TTは信号
TSを送信するが、この信号は基本的にマイクロフォン
で発生した実際の信号であり、これに信号、すなわちラ
ウドスピーカに印加される信号と端末装置のマイクロフ
ォンからくる信号を分離するために電話端末装置TT自
体に入っている2線−4線変換回路で発生した第1信号
FSの戻りエコーが付加される。電話端末装置TTから
くる信号TSは2線変換回路Hへ到達し、対応する減衰
を受けた後、送信路TPへ送られる。該送信路TPで、
電話端末装置TTからくる信号で構成された第2の信号
SSが送信され、またこの送信路TPには固定セルラ端
末装置FCTの実際の2線変換回路Hで発生した他のエ
コー信号を付加しなければならない。
【0032】図5は本発明により、戻りエコーを解決す
るために組み込まれた固定セルラ端末装置FCTの一部
を示す。この解決のために、固定セルラ端末装置FCT
にはエコー・サプレッサESが組み込まれており、該エ
コー・サプレッサESは2個の減衰器、すなわち、送信
側の減衰器ATT2および受信側の減衰器ATT1で構
成されている。これらの減衰器は減衰制御回路ATTC
によって制御され、該回路は所定の方針の関数として両
減衰器ATT1、ATT2によって導入される減衰量を
決定する。
【0033】この減衰制御回路ATTCはその作動のた
めにベースバンド・サブシステムBBSSから制御信号
を受信し、受信した信号および確立されている方針にし
たがって、各減衰器ATT1およびATT2に対する減
衰レベルを決定する。
【0034】図6および図7は、GSM端末装置にすで
に存在しており、本発明に包含される機能ブロックの、
それぞれ送信および受信部分を示す。送信部分におい
て、音声または無音(換言すると、背景雑音)に関する
情報を含んでいる音声信号TPが、GSM音声エンコー
ダSE、GSM規格06.32による音声活動検出器V
AD、および端末装置の雑音パラメータを評価し、これ
らのパラメータをGSM規格06.12にしたがってS
ID(沈黙記述子)という特別なバーストに符号化する
コンフォート雑音演算器CNCを備えている不連続送信
ハンドラTX/DTXに印加される。
【0035】それ故、この不連続送信ハンドラTX/D
TXの出力には2つの信号、すなわち、入力信号コーデ
ィング・ビットを含んでいるIBと、直前の信号が音声
であるか、沈黙記述子であるかを示すビットである信号
SPが現れる。
【0036】これらの信号は送信サブシステムTX/S
Sへ送られる。送信サブシステムTX/SSはチャネル
符号化を行い、その後、GSM規格で周知のGMSK
0.3変調を行い、この回線での以降の伝送を行うため
にフレーム標識SPMが付加されるチャネル・エンコー
ダCEを含んでいる。
【0037】受信部には、受信側不連続送信ハンドラR
X/DXTおよび受信サブシステムRX/SSがあり、
受信サブシステムRX/SSは、変調されて、エンコー
ダで行われたものと逆の態様でチャネル・デコーディン
グ機能を果たすエラー補正および検出回路ECDに送ら
れるディジタル情報を含んでいる信号を受信する。受信
情報が音声信号に対応しているのか、雑音パラメータに
対応しているのかを判定する沈黙記述子フレーム検出器
SIDFDもある。
【0038】したがって、信号が符号化された音声であ
る場合、これはGSM音声デコーダSDで復号されて、
リンクの他端から送信された信号を復元する。一方、信
号が雑音パラメータに関する情報である場合、これらの
パラメータはコンフォート雑音発生器CNGに印加さ
れ、該発生器はこれらを使用して、他端に存在している
背景雑音を再生する音響信号を発生する。
【0039】図5のエコー・サプレッサESは受信路R
Pで、受信側不連続送信ハンドラRX/DTXからくる
復号信号を受信する。この信号は受信側減衰器ATT1
に印加される。送信側減衰器ATT2は送信路TPにあ
る信号を受信し、これを前述の送信側不連続送信ハンド
ラTX/DTXに送る。
【0040】減衰制御回路ATTCは沈黙記述子フレー
ム検出器SIDFDからくる信号を音声活動検出器VA
Dから受け取り、受信信号が音声であると判断された場
合には、送信路TPにある信号を送信側減衰器ATT2
によって減衰させ、遠端で話しているユーザにエコーが
戻らないようにする。受信したものが音声ではない場合
には、背景雑音エコーに固有の相関がなく、したがっ
て、わずらわしいものではないため、エコーに問題がな
いので、わずかな減衰だけが受信路にかけられる。
【0041】両端が無音の場合、定義上、エコーは存在
しないが、エコー・サプレッサは両側に同等な減衰をか
ける。このことは電気的および/または音響的な結合に
よる発振の可能性を防止するのに役立つ。あまりないこ
とではあるが、両方の話者が話しをしており、それがき
わめて長い間継続した場合、両方の減衰器はゼロと最大
値の間の中間レベルで減衰を行い、2つの音声信号のう
ち一方を完全に抑制するのではなく、両方の出力を下げ
るようにする。
【0042】さらに、音声検出の移行が生じた場合、す
なわちそれまで話しをしていたユーザが聴き手に回り、
聴き手であったユーザが話しを始めた場合、減衰器はそ
れぞれのレベルを徐々に変化させ、背景雑音レベルが急
激に変化した場合に発生する切り換え雑音を回避する。
【0043】最後に、減衰器がセルラ端末装置のディジ
タル部分にあるものであり、それぞれのディジタル・ア
ナログ変換器DACおよびアナログ・ディジタル変換器
ADCを除けば、きわめて容易に実現できるものであ
り、各々がシフト・レジスタであって、大きさが小さい
ビットへの1ビットの移動の各々が信号の所与の減衰に
対応するようなものであってもよいことを指摘しておき
たい。このようにして、減衰器は他のエコー・サプレッ
サとまったく同様に、設計がきわめて簡単であり、ディ
ジタル回路や機能的特徴を、上述のベースバンド・サブ
システムのジョブを通常行う実際の1個または複数のマ
イクロプロセッサで実行される付加的なタスクとして含
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】公衆交換回線網に直結された固定端末装置と、
セルラ・タイプの公衆陸上移動通信回線網を介してこの
ネットワークにアクセスする移動端末装置の2つの端末
装置の間の電話リンクの略図である。
【図2】同様な構成であるが、移動端末装置が、標準タ
イプの電話端末装置が接続される固定セルラ端末装置に
よって置き換えられた電話リンクの略図である。
【図3】セルラ移動通信用のGSM端末装置であって、
これから固定セルラ端末装置が派生した端末装置のブロ
ック図である。
【図4】2線標準電話端末装置の接続を可能とするため
4線−2線変換を行う従来の解決策の基本形態での図で
ある。
【図5】本発明のインタフェースが戻りエコー特性に関
して既存の勧告を満たすように提案された解決策の略図
である。
【図6】不連続送信法の送信部分でGSMセルラ端末装
置に関与するモジュールのブロック図である。
【図7】不連続送信法の受信部分でGSMセルラ端末装
置に関与するモジュールのブロック図である。
【符号の説明】
TT 電話端末装置 TP 送信器 RP 受信器 H 2線変換回路 ES エコー・サプレッサ ATT1,ATT2 信号減衰器 ATTC 減衰制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動通信ネットワークにアクセスし、2
    線式回線によって該ネットワークに接続された電話端末
    装置(TT)に電気通信サービスを提供する固定セルラ
    端末装置であって、該装置は、送信路(TP)および受
    信路(RP)と電話端末装置(TT)が接続された加入
    者線対(SL)との間に接続されて、4線−2線変換を
    行う2線変換回路(H)を含んでいるインタフェースを
    有しており、該インタフェースにはリンクの4線部分に
    おいて、2線変換回路(H)の前にエコー・サプレッサ
    (ES)が組み込まれており、該エコー・サプレッサ
    (ES)がリンクの4線部分において、一方が送信路
    用、他方が受信路用の2つの信号減衰器(ATT1、A
    TT2)を含んでおり、これにより一方が電話端末装置
    (TT)へ向かうものであり、他方が電話端末装置から
    のものである2つの音声帯域の電気信号の少なくとも一
    方を減衰して、主として2線変換回路(H)および電話
    端末装置(TT)で発生するエコー信号を実質的に減少
    させることを特徴とする固定セルラ端末装置。
  2. 【請求項2】 エコー・サプレッサ(ES)が減衰制御
    回路(ATTC)も含んでおり、該減衰制御回路(AT
    TC)がすべてのGSM端末装置にある沈黙記述子フレ
    ーム検出器(SIDFD)からくる音声標識信号(S
    P)を受信して、受信フレームが音声に対応している
    か、無音に対応しているかを判定し、受信フレームが音
    声情報を搬送している場合に、リンクの4線部分の送信
    路(TP)にある信号を減衰することを特徴とする、請
    求項1に記載の端末装置。
  3. 【請求項3】 減衰制御回路(ATTC)がすべてのG
    SM端末装置に存在している音声活動検出器(VAD)
    からの音声検出信号を受信して、音声活動が端末装置で
    検出され、かつ受信フレームが音声情報を含んでいる場
    合に、4線インタフェースにおける送信路(TP)およ
    び受信路(RP)にある信号を減衰することを特徴とす
    る、請求項2に記載の端末装置。
  4. 【請求項4】 送信路(TP)および受信路(RP)で
    の減衰の合計が、両方向での音声活動にかかわりなくほ
    ぼ一定であることを特徴とする、請求項3に記載の端末
    装置。
  5. 【請求項5】 音声活動の変化が2つの方向のいずれか
    で生じたときに、受信路(RP)および送信路(TP)
    で発生する減衰の値の変動が、直前の値から新しい値ま
    で徐々に進行し、信号減衰器(ATT1、ATT2)の
    切り換え動作の結果生じる雑音を回避することを特徴と
    する、請求項3に記載の端末装置。
  6. 【請求項6】 4線インタフェースにおいて、2線変換
    回路(H)の前で、処理される信号がディジタルであ
    り、このため、受信路(RP)にディジタル・アナログ
    変換器(DAC)が、また送信路(TP)にアナログ・
    ディジタル変換器(ADC)があり、減衰器が両方とも
    シフト・レジスタで形成され、入力におけるビットが全
    体でシフトされて、符号化された値を2の累乗である数
    値によって除算することを特徴とする、請求項1に記載
    の端末装置。
JP7253807A 1994-09-30 1995-09-29 2線電気通信サービス用固定セルラ端末装置 Pending JPH08195700A (ja)

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