JP2919079B2 - ウオッシャタンク - Google Patents

ウオッシャタンク

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JP2919079B2 JP2400339A JP40033990A JP2919079B2 JP 2919079 B2 JP2919079 B2 JP 2919079B2 JP 2400339 A JP2400339 A JP 2400339A JP 40033990 A JP40033990 A JP 40033990A JP 2919079 B2 JP2919079 B2 JP 2919079B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のウインドガラスを
洗浄するためのウオッシャ液を貯留するウオッシャタン
クに係り、詳しくはウオッシャタンクにウオッシャ液を
供給する際の空気抜きをするウオッシャタンクの注入構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のウオッシャタンクは、実開昭63
−51862号公報に示すように、ウオッシャタンクに
ウオッシャ液を供給する供給性を向上させるため、注入
ガイドが設けられている。又、ウオッシャ液をウオッシ
ャタンクに供給するとき、ウオッシャタンク内の空気が
ウオッシャ液によって外部に押し出され、ウオッシャ液
が押し戻されるのを防止するため、ウオッシャタンクと
注入ガイドとを空気抜き通路管にて接続し、空気抜き通
路を設けている。又、前記注入ガイドに接続される空気
抜き通路管は注入ガイドの注入口より上部に設けてい
る。
【0003】そして、注入ガイドを車体パネルの外部に
開放すると、蛇腹導管及び予め長く形成された空気抜き
通路管が伸びる。この状態でウオッシャ液を注入ガイド
の注入口に注ぐと、ウオッシャ液は蛇腹導管を介してウ
オッシャタンク内に供給される。このとき、ウオッシャ
タンク内の空気はウオッシャ液によってウオッシャタン
ク内から押し出されるため、その空気は前記空気抜き通
路管を介して注入口へ放出される。従って、ウオッシャ
液をスムーズにウオッシャタンク内に供給することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウオッ
シャタンク内の空気を外部に抜くためにウオッシャタン
クと注入ガイドと空気抜き通路管によって接続している
が、部品点数が多く組付け作業が面倒となる。又、組付
けの複雑さから空気抜き通路管の配管ミスによる液漏れ
のおそれもある。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的はウオッシャタンク内の空
気抜きを行うための部品点数を少なくし、組付け作業が
容易なウオッシャタンクを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、ウォッシャ液の注入時にウォッシャタンク
内部の空気を流出させる空気抜き通路を有するウォッシ
ャタンクにおいて、前記空気抜き通路は、区画壁にて前
記ウォッシャ液が流入する部位と区画されて前記ウォッ
シャタンクに設けられた筒状の注入ガイド部材に一体に
形成され、前記ウォッシャタンク内部とウォッシャタン
ク外部と連通させたことをその要旨とする。
【0007】
【作用】上記手段により、注入ガイド部材を介してウォ
ッシャタンク内にウォッシャ液を供給すると、そのウォ
ッシャ液が供給された分だけウォッシャタンク内部の空
気が押し出されるが、この空気は注入ガイド部材にウォ
ッシャ液が流入する部位と区画されて一体に形成された
空気抜き通路から外部に放出される。このため、同一通
路内でウォッシャ液の注入と空気の流出とが生じること
がなく、しかも、空気抜き通路を注入ガイド部材に区画
壁にて一体に形成したので部品点数、組付工数を低減す
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図5に従って説明する。図3,4に示すように、注入ガ
イド部材としてのインレット1は円筒形状に形成された
挿入部2と、該挿入部2より大きく平面略小判状(図4
参照)に膨出形成された注入部3とから構成され、前記
インレット1は側面く字状に屈曲形成されている。
【0009】図1に示すように、車両本体4内にはウオ
ッシャタンク5が配設固定され、該ウオッシャタンク5
にはウオッシャ液Wを供給する円形状の口部6が形成さ
れている。前記口部6にはグロメット7を介してインレ
ット1の挿入部2が挿入固定されている。そして、前記
グロメット7によってインレット1の挿入部2と口部6
との防水を行っている。又、前記インレット1によって
ウオッシャタンク5内にウオッシャ液Wが供給し易いよ
うになっている。
【0010】図2,4に示すように、前記インレット1
における注入部3の内周面には所定間隔毎に注入部3の
端部と所定間隔を持って縦方向にリブ8が突出形成され
ている。又、インレット1における注入部3の外部前面
には右側に延出するブラケット9が形成されている。こ
のブラケット9の取付孔10に図示しないボルトを挿通
して該ボルトを車両本体4に固定することにより、イン
レット1は前記車両本体4に対し固定されている。更
に、注入部3の外部右側上部にはフック11が突出形成
され、該フック11には蓋12が回動可能に取付られて
いる。又、前記蓋12の下部円周に形成された係合部1
3が注入部3の上端部外周縁に嵌合可能となっており、
前記蓋12によって注入部3の上部が覆われている。
【0011】図1に示すように、前記注入部3の内部に
はフィルタ14が配設されている。図5に示すように、
このフィルタ14は注入部3と同一形状をなす胴部15
と、テーパ部16を介して前記胴部15より小径となる
メッシュ部17とから構成されている。又、前記フィル
タ14における胴部15の上端部には前記リブ8の上端
に係止されるフランジ18が張り出し形成されている。
【0012】更に、図5に示すように前記メッシュ部1
7の側面及び底面には前記胴部15と連続的に一体形成
された補強部19が形成されるとともに、フィルタ14
内部における補強部19にはつまみ20が一体形成され
ている。従って、このつまみ20を持つことによりフィ
ルタ14を注入部3に対し出し入れすることができる。
更に、フィルタ14の外部底面における補強部19には
連結部材21が突出形成され、その先端には係合凸部2
2が設けられている。
【0013】前記連結部材21にはレベルゲージ23が
着脱可能に連結されている。つまり、レベルゲージ23
の基端には前記係合凸部22より若干小径となる係合凹
部24が設けられ、係合凸部22と係合凹部24との凹
凸関係によりレベルゲージ23が連結されている。又、
図1に示すように前記レベルゲージ23の先端はインレ
ット1の注入部3及び挿入部2を介して前記ウオッシャ
タンク5の上方に位置し、ウオッシャ液Wの貯留量を計
ることができる。そして、図1,図5に示すように前記
フィルタ14の胴部15には一対の連通孔25が対向す
るように設けられている。
【0014】更に、図1〜図4に示すように、前記イン
レット1の挿入部2及び注入部3の一部内周面には区画
壁26が設けられ、この区画壁26により前記ウオッシ
ャタンク5と車両本体4外部とを連通する空気抜き通路
27が形成されている。又、前記注入部3に設けられた
区画壁26の端部は前記フィルタ14におけるテーパ部
16と平行に対応するとともに、若干の間隙を持って斜
状に形成されている。
【0015】従って、注入部3における区画壁26の端
部にはフィルタ14の胴部15により、フィルタ14に
注がれたウオッシャ液Wが直接浸入しないようになって
おり、前記フィルタ14の胴部15及び連通孔25によ
って迷路構造Mが構成されている。従って、空気抜き通
路27を通過してくるウオッシャタンク5内の空気は胴
部15の連通孔25を介して車両本体4の外部(大気
部)に放出されるようになっている。
【0016】次に、上記のように構成されたウオッシャ
タンク5の作用について説明する。車両本体4内部のウ
オッシャタンク5内にウオッシャ液Wを供給するため、
インレット1の注入部3に嵌合した蓋12を外すと、蓋
12はフック11を中心に回動して図2の2点鎖線にて
示す位置となり、注入部3が開口した状態となる。この
状態で、ウオッシャ液Wを注入部3に注ぐとウオッシャ
液Wはフィルタ14によって濾過された状態で挿入部2
を介してウオッシャタンク5内に供給されるとともに、
ウオッシャ液W内の異物はフィルタ14内に貯められ
る。
【0017】一方、ウオッシャ液Wがウオッシャタンク
5内に供給されることによりウオッシャタンク5内の空
気が押し出され、この空気はインレット1の空気抜き通
路27を通過する。そして、迷路構造Mとなる胴部15
の連通孔25を介して車両本体4の外部(大気部)に放
出される。この結果、ウオッシャ液Wがウオッシャタン
ク5内からの空気によって押し戻されることなく、スム
ーズにウオッシャタンク5内にウオッシャ液Wを供給す
ることができ、供給性を向上させることができる。
【0018】又、空気抜きを行う空気抜き通路27をイ
ンレット1と一体形成したので、従来とは異なり別途の
空気抜き通路管を設ける必要がなくなり、部品点数を少
なくすることができるとともに、組付け作業を容易にす
ることができる。更に、配管ミスの発生が無くなるので
ウオッシャ液Wの液漏れを未然に防止することができ
る。
【0019】又、迷路構造Mを構成するフィルタ14の
胴部15によりウオッシャ液Wが直接空気抜き通路27
に浸入することを防止し、又胴部15の側面に設けた連
通孔25により空気をスムーズに抜くことができるの
で、ウオッシャ液Wをウオッシャタンク5内にスムーズ
に供給することができる。更に、スペース等の問題で空
気抜きを行うための空気抜き通路管を設けることができ
ない車両においても上記のインレット1に交換すれば容
易にウオッシャ液Wの供給性を向上させることができ
る。
【0020】又、フィルタ14のつまみ20をつまんで
フィルタ14を引き上げることによりレベルゲージ23
の先端がウオッシャタンク5の内部から引きずり出さ
れ、その先端に設けられたゲージのどの部分まで濡れて
いるかを見ればウオッシャタンク5内に残っているウオ
ッシャ液Wの量を計ることができる。更に、蓋12によ
り注入部3を覆えば車両本体4が揺れてウオッシャ液W
がインレット1側に押し出されてもグロメット7及び蓋
12によりウオッシャ液Wがインレット1及びウオッシ
ャタンク5から漏れることを防止することができる。
【0021】又、本実施例においてはフィルタ14を遮
蔽部材として兼用したが、注入部3内における空気抜き
通路27の上部に別部材となる遮蔽部材を設けてウオッ
シャ液Wが直接浸入しないように防止することも可能で
ある。尚、本実施例においては連通孔25を一対設けた
が必要に応じて複数個設けることも可能である。
【0022】又、レベルゲージ23によってウオッシャ
液Wの残量を計ったがセンサ等により電気的に計測する
ことも可能である。更に、本実施例においてはインレッ
ト1とウオッシャタンク5とを別部材で構成してグロメ
ット7により連結したが、インレット1とウオッシャタ
ンク5を一体形成することも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、
一通路内でウォッシャ液の注入と空気の流出とが生じる
ことがなく、しかも、空気抜き通路を注入ガイド部材に
区画壁にて一体に形成したので部品点数、組付工数を低
減することができる。従って、スペース等の問題で空気
抜き配管ができない車両のウォッシャタンクであっても
容易に空気抜きができてウォッシャ液の供給性を向上さ
せることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】車両本体内部に設けられたウオッシャタンクに
対しインレットを設けたことを示す一部断面図である。
【図2】インレットに蓋を装着した状態の正面図であ
る。
【図3】インレットの側面図である。
【図4】インレットの平面図である。
【図5】フィルタの構造及び該フィルタ並びにレベルゲ
ージの接続構造を示す一部切欠き分解斜視図である。
【符号の説明】
1 注入ガイド部材としてのインレット 4 車両本体 5 ウオッシャタンク 14 フィルタ 25 連通孔 27 空気抜き通路 W ウオッシャ液 M 迷路構造

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォッシャ液の注入時にウォッシャタン
    ク内部の空気を流出させる空気抜き通路を有するウォッ
    シャタンクにおいて、 前記空気抜き通路は、区画壁にて前記ウォッシャ液が流
    入する部位と区画されて前記ウォッシャタンクに設けら
    れた筒状の注入ガイド部材に一体に形成され、前記ウォ
    ッシャタンク内部とウォッシャタンク外部と連通させた
    ことを特徴とするウォッシャタンク。
  2. 【請求項2】 前記大気部側の空気抜き通路端部には遮
    蔽部材を設けるとともに、該遮蔽部材には空気抜き通路
    と連通する連通孔を形成した迷路構造としたことを特徴
    とする請求項1のウオッシャタンク。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽部材はウオッシャ液濾過用のフ
    ィルタであることを特徴とする請求項2のウオッシャタ
    ンク。
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DE102021111994A1 (de) 2021-05-07 2022-11-10 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Flüssigkeitsbehälter mit einem Einfüllstutzen

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