JP2916652B2 - 熱転写プリンタ - Google Patents
熱転写プリンタInfo
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- JP2916652B2 JP2916652B2 JP3041849A JP4184991A JP2916652B2 JP 2916652 B2 JP2916652 B2 JP 2916652B2 JP 3041849 A JP3041849 A JP 3041849A JP 4184991 A JP4184991 A JP 4184991A JP 2916652 B2 JP2916652 B2 JP 2916652B2
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- JP
- Japan
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- temperature
- energization time
- thermal head
- internal temperature
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- Prior art date
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- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオプリンタ装置な
どに装備される熱転写プリンタに係り、特には温度変化
に対応した印画濃度の補正に関する。
どに装備される熱転写プリンタに係り、特には温度変化
に対応した印画濃度の補正に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の熱転写プリンタのブロッ
ク線図である。
ク線図である。
【0003】図において、2はテレビジョン受像機やビ
デオテープレコーダなどからの印画すべき入力映像信号
に対してY/C分離と同期分離を行うとともに、クロマ
信号を3原色のR,G,B信号に分解するアナログ信号
処理回路、4はR,G,B信号のそれぞれをディジタル
データに変換するA/D変換器、6はA/D変換器4か
ら入力したR,G,B各色の画像データについてドット
単位ごとに時間制御してサーマルヘッド8に送出する階
調印画制御回路、10はサーマルヘッド8その他各部に
対する電源回路、12はサーマルヘッド8の内部に設け
られサーマルヘッド8自体の温度を直接ピックアップす
るサーミスタなどの温度センサ、14は温度センサ12
に流れる電流を電圧に変換する温度検知回路、16は全
体を制御するマイクロプロセッサ、18は通電時間設定
回路、20はファン駆動回路、22はサーマルヘッド8
を空冷するための冷却ファン、24は操作部である。
デオテープレコーダなどからの印画すべき入力映像信号
に対してY/C分離と同期分離を行うとともに、クロマ
信号を3原色のR,G,B信号に分解するアナログ信号
処理回路、4はR,G,B信号のそれぞれをディジタル
データに変換するA/D変換器、6はA/D変換器4か
ら入力したR,G,B各色の画像データについてドット
単位ごとに時間制御してサーマルヘッド8に送出する階
調印画制御回路、10はサーマルヘッド8その他各部に
対する電源回路、12はサーマルヘッド8の内部に設け
られサーマルヘッド8自体の温度を直接ピックアップす
るサーミスタなどの温度センサ、14は温度センサ12
に流れる電流を電圧に変換する温度検知回路、16は全
体を制御するマイクロプロセッサ、18は通電時間設定
回路、20はファン駆動回路、22はサーマルヘッド8
を空冷するための冷却ファン、24は操作部である。
【0004】図8は、従来の熱転写プリンタにおける通
電時間パターンを示す。横軸にマイクロプロセッサ16
から通電時間設定回路18を介して階調印画制御回路6
へ与えるべき通電時間をとり、縦軸に階調印画制御回路
6からマイクロプロセッサ16に読み込む階調数をと
り、温度検知回路14からマイクロプロセッサ16に読
み込んだサーマルヘッド8自体の内部温度T1をパラメ
ータとする各温度T1での通電時間パターンを示してい
る。
電時間パターンを示す。横軸にマイクロプロセッサ16
から通電時間設定回路18を介して階調印画制御回路6
へ与えるべき通電時間をとり、縦軸に階調印画制御回路
6からマイクロプロセッサ16に読み込む階調数をと
り、温度検知回路14からマイクロプロセッサ16に読
み込んだサーマルヘッド8自体の内部温度T1をパラメ
ータとする各温度T1での通電時間パターンを示してい
る。
【0005】階調数を一定のnとしたとき、通電時間は
サーマルヘッドの内部温度T1によって調整される。す
なわち、内部温度T1が室温程度の所定温度範囲にあれ
ば通電時間はt0 であるが、内部温度T1が所定温度範
囲よりも低いときは階調数nに対応したサーマルヘッド
8の必要温度への昇温が遅くなるので通電時間をt0よ
りも長いt1 とし、反対に内部温度T1が所定温度範囲
よりも高いときは階調数nに対応したサーマルヘッド8
の必要温度への昇温が速くなるので通電時間をt0 より
も短いt2 としている。
サーマルヘッドの内部温度T1によって調整される。す
なわち、内部温度T1が室温程度の所定温度範囲にあれ
ば通電時間はt0 であるが、内部温度T1が所定温度範
囲よりも低いときは階調数nに対応したサーマルヘッド
8の必要温度への昇温が遅くなるので通電時間をt0よ
りも長いt1 とし、反対に内部温度T1が所定温度範囲
よりも高いときは階調数nに対応したサーマルヘッド8
の必要温度への昇温が速くなるので通電時間をt0 より
も短いt2 としている。
【0006】操作部24において印画枚数をセットした
後、印画指令の入力を行うと、マイクロプロセッサ16
は、温度センサ12がピックアップしたサーマルヘッド
8の内部温度T1を温度検知回路14から読み込んで、
その内部温度T1に応じた通電時間パターンを選択する
とともに、階調印画制御回路6から読み込んだ階調数n
を上記の選択した通電時間パターンに対応させて通電時
間tを割り出し、その通電時間tのデータを通電時間設
定回路18に送出する。通電時間設定回路18は、この
通電時間tを設定するとともに階調印画制御回路6に送
出する。階調印画制御回路6は受け取った通電時間tに
わたって電源回路10からサーマルヘッド8のドット発
熱体に通電することによって、階調数nに応じた濃度で
記録紙に印画する。
後、印画指令の入力を行うと、マイクロプロセッサ16
は、温度センサ12がピックアップしたサーマルヘッド
8の内部温度T1を温度検知回路14から読み込んで、
その内部温度T1に応じた通電時間パターンを選択する
とともに、階調印画制御回路6から読み込んだ階調数n
を上記の選択した通電時間パターンに対応させて通電時
間tを割り出し、その通電時間tのデータを通電時間設
定回路18に送出する。通電時間設定回路18は、この
通電時間tを設定するとともに階調印画制御回路6に送
出する。階調印画制御回路6は受け取った通電時間tに
わたって電源回路10からサーマルヘッド8のドット発
熱体に通電することによって、階調数nに応じた濃度で
記録紙に印画する。
【0007】マイクロプロセッサ16は、印画開始とと
もにファン駆動回路20を介して冷却ファン22を回転
させサーマルヘッド8を空冷することにより、階調数に
対する印画濃度の応答性を確保するようにしている。冷
却ファン22は、セットした印画枚数の印画が終了する
まで一定の回転数で回転する。
もにファン駆動回路20を介して冷却ファン22を回転
させサーマルヘッド8を空冷することにより、階調数に
対する印画濃度の応答性を確保するようにしている。冷
却ファン22は、セットした印画枚数の印画が終了する
まで一定の回転数で回転する。
【0008】なお、印画は、ドット発熱体の発熱によっ
てインクシートから昇華性染料が気化し、記録紙に熱転
写されることで行われる。印画濃度は熱転写される昇華
性染料の量に対応し、これはドット発熱体の発熱量に対
応し、この発熱量は結局通電時間に対応する。インクシ
ートにはR,G,Bの補色であるシアン,マゼンタ,イ
エローの各昇華性染料が繰り返しパターンで塗布されて
おり、記録紙をプラテンドラム上で3回繰り返して回転
させ、各1回転ごとに各色の昇華性染料を熱転写して重
ね合わせているが、その具体的な態様についてはこの明
細書の趣旨から外れるので説明を省略する。
てインクシートから昇華性染料が気化し、記録紙に熱転
写されることで行われる。印画濃度は熱転写される昇華
性染料の量に対応し、これはドット発熱体の発熱量に対
応し、この発熱量は結局通電時間に対応する。インクシ
ートにはR,G,Bの補色であるシアン,マゼンタ,イ
エローの各昇華性染料が繰り返しパターンで塗布されて
おり、記録紙をプラテンドラム上で3回繰り返して回転
させ、各1回転ごとに各色の昇華性染料を熱転写して重
ね合わせているが、その具体的な態様についてはこの明
細書の趣旨から外れるので説明を省略する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成の従来の
熱転写プリンタにおいては、印画濃度の制御を行うに際
して、サーマルヘッド8の内部温度T1のみに基づいて
決定した通電時間tによって印画濃度を制御していたの
で、同一画像の印画であっても、印画処理の時間経過
(印画枚数の消化)とともに印画濃度が次第に変化して
しまうという問題があった。
熱転写プリンタにおいては、印画濃度の制御を行うに際
して、サーマルヘッド8の内部温度T1のみに基づいて
決定した通電時間tによって印画濃度を制御していたの
で、同一画像の印画であっても、印画処理の時間経過
(印画枚数の消化)とともに印画濃度が次第に変化して
しまうという問題があった。
【0010】すなわち、サーマルヘッドの内部温度と周
辺温度との温度差が所定範囲内にあるときにはそれほど
問題にはならないが、その温度差が所定範囲の下限を下
回って小さくなっているときにはサーマルヘッド自体の
内部温度がまだ充分には高くなっていないことを意味
し、同一の通電時間では印画濃度が薄い側へシフトする
ことになる。逆に、その温度差が所定範囲の上限を超え
て大きくなったときにはサーマルヘッド自体の温度が上
昇し過ぎていることになり、同一の通電時間では昇華性
染料の熱転写量が増え印画濃度が濃い側へシフトするこ
とになる。
辺温度との温度差が所定範囲内にあるときにはそれほど
問題にはならないが、その温度差が所定範囲の下限を下
回って小さくなっているときにはサーマルヘッド自体の
内部温度がまだ充分には高くなっていないことを意味
し、同一の通電時間では印画濃度が薄い側へシフトする
ことになる。逆に、その温度差が所定範囲の上限を超え
て大きくなったときにはサーマルヘッド自体の温度が上
昇し過ぎていることになり、同一の通電時間では昇華性
染料の熱転写量が増え印画濃度が濃い側へシフトするこ
とになる。
【0011】このように、時間経過に伴うサーマルヘッ
ドの内部温度と周辺温度との温度差の変動によって、同
一画像の印画であっても連続印画していくうちに印画濃
度が不均一になってしまう(一般的には濃い側へシフト
する)。その結果、例えば1枚目の印画濃度に比べて2
0枚目の印画濃度が濃過ぎるといった不都合を招いてい
た。
ドの内部温度と周辺温度との温度差の変動によって、同
一画像の印画であっても連続印画していくうちに印画濃
度が不均一になってしまう(一般的には濃い側へシフト
する)。その結果、例えば1枚目の印画濃度に比べて2
0枚目の印画濃度が濃過ぎるといった不都合を招いてい
た。
【0012】また、冷却ファンの回転速度が常に一定で
あることは、特に高速印画において、サーマルヘッドへ
の蓄熱量の累積を生じるので印画濃度を不均一にする一
因となっている。
あることは、特に高速印画において、サーマルヘッドへ
の蓄熱量の累積を生じるので印画濃度を不均一にする一
因となっている。
【0013】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、印画濃度の均一化を図ることを目的
とする。
れたものであって、印画濃度の均一化を図ることを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の熱転
写プリンタは、階調数とサーマルヘッドへの通電時間と
の関係を定める通電時間パターンに基づいて与えられた
階調数に応じた通電時間を決定するように構成された熱
転写プリンタであって、サーマルヘッドの内部温度を検
知する手段と、この内部温度に基づいて通電時間パター
ンの候補を選択する手段とを備えているとともに、サー
マルヘッドの周辺温度を検知する手段と、前記内部温度
と周辺温度との温度差に基づいて前記選択された通電時
間パターンを補正する手段とを備えたことを特徴とする
ものである。
写プリンタは、階調数とサーマルヘッドへの通電時間と
の関係を定める通電時間パターンに基づいて与えられた
階調数に応じた通電時間を決定するように構成された熱
転写プリンタであって、サーマルヘッドの内部温度を検
知する手段と、この内部温度に基づいて通電時間パター
ンの候補を選択する手段とを備えているとともに、サー
マルヘッドの周辺温度を検知する手段と、前記内部温度
と周辺温度との温度差に基づいて前記選択された通電時
間パターンを補正する手段とを備えたことを特徴とする
ものである。
【0015】また、本発明に係る第2の熱転写プリンタ
は、上記第1の熱転写プリンタの構成に加えて、サーマ
ルヘッドに対する冷却ファンを備えるとともに、前記内
部温度および温度差に基づいて前記冷却ファンのON/
OFF制御と回転数制御とを行うことを特徴とするもの
である。
は、上記第1の熱転写プリンタの構成に加えて、サーマ
ルヘッドに対する冷却ファンを備えるとともに、前記内
部温度および温度差に基づいて前記冷却ファンのON/
OFF制御と回転数制御とを行うことを特徴とするもの
である。
【0016】
【作用】本発明に係る第1の熱転写プリンタにおいて
は、サーマルヘッドの内部温度に基づいてまず通電時間
パターンの候補を選択し、サーマルヘッドの内部温度と
周辺温度との温度差に基づいてその候補の通電時間パタ
ーンを補正し、この補正されたものを最終的な通電時間
パターンとして決定し、この決定された通電時間パター
ンにおいて与えられた階調数に応じた通電時間を決定す
る。すなわち、サーマルヘッドの昇温速度はサーマルヘ
ッドの内部温度と周辺温度との温度差に影響されるの
で、この温度差を加味してサーマルヘッドへの通電時間
をきめ細かく制御する。
は、サーマルヘッドの内部温度に基づいてまず通電時間
パターンの候補を選択し、サーマルヘッドの内部温度と
周辺温度との温度差に基づいてその候補の通電時間パタ
ーンを補正し、この補正されたものを最終的な通電時間
パターンとして決定し、この決定された通電時間パター
ンにおいて与えられた階調数に応じた通電時間を決定す
る。すなわち、サーマルヘッドの昇温速度はサーマルヘ
ッドの内部温度と周辺温度との温度差に影響されるの
で、この温度差を加味してサーマルヘッドへの通電時間
をきめ細かく制御する。
【0017】また、本発明に係る第2の熱転写プリンタ
においては、上記のようにして通電時間を決定するとと
もに、前記の内部温度と温度差とに基づいてサーマルヘ
ッドに対する冷却ファンのON/OFF制御と回転数制
御とを行う。すなわち、サーマルヘッドへの蓄熱量の度
合いはサーマルヘッドの内部温度と周辺温度との温度差
に影響されるので、この温度差を加味して冷却ファンの
動作をきめ細かく制御する。
においては、上記のようにして通電時間を決定するとと
もに、前記の内部温度と温度差とに基づいてサーマルヘ
ッドに対する冷却ファンのON/OFF制御と回転数制
御とを行う。すなわち、サーマルヘッドへの蓄熱量の度
合いはサーマルヘッドの内部温度と周辺温度との温度差
に影響されるので、この温度差を加味して冷却ファンの
動作をきめ細かく制御する。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る熱転写プリ
ンタの電気的構成を示すブロック線図である。
ンタの電気的構成を示すブロック線図である。
【0019】図において、2は入力映像信号からY/C
分離,同期分離を行い、クロマ信号をR,G,B信号に
分解するアナログ信号処理回路、4はR,G,B信号の
それぞれをディジタルデータに変換するA/D変換器、
6はR,G,B各色の画像データについてドット単位ご
とに時間制御してサーマルヘッド8に送出する階調印画
制御回路、10は電源回路、18はサーマルヘッド8に
対する通電時間設定回路、20はファン駆動回路、22
はサーマルヘッド8を空冷するための冷却ファン、24
は操作部であり、これらの構成については従来例と同様
である。
分離,同期分離を行い、クロマ信号をR,G,B信号に
分解するアナログ信号処理回路、4はR,G,B信号の
それぞれをディジタルデータに変換するA/D変換器、
6はR,G,B各色の画像データについてドット単位ご
とに時間制御してサーマルヘッド8に送出する階調印画
制御回路、10は電源回路、18はサーマルヘッド8に
対する通電時間設定回路、20はファン駆動回路、22
はサーマルヘッド8を空冷するための冷却ファン、24
は操作部であり、これらの構成については従来例と同様
である。
【0020】12aはサーマルヘッド8の内部温度T1
を直接ピックアップするサーミスタなどの第1の温度セ
ンサ、12bは熱転写プリンタのキャビネットの内部で
かつサーマルヘッド8の周辺温度T2(なるべく近傍の
温度)をピックアップする第2の温度センサ、14aは
第1の温度センサ12aに流れる電流を電圧に変換する
第1の温度検知回路、14bは第2の温度センサ12b
に流れる電流を電圧に変換する第2の温度検知回路であ
る。
を直接ピックアップするサーミスタなどの第1の温度セ
ンサ、12bは熱転写プリンタのキャビネットの内部で
かつサーマルヘッド8の周辺温度T2(なるべく近傍の
温度)をピックアップする第2の温度センサ、14aは
第1の温度センサ12aに流れる電流を電圧に変換する
第1の温度検知回路、14bは第2の温度センサ12b
に流れる電流を電圧に変換する第2の温度検知回路であ
る。
【0021】30は全体を制御するマイクロプロセッサ
であり、その内部構成は機能ブロックで示されている。
このマイクロプロセッサ30は、サーマルヘッド8に対
する通電時間設定に係る通電時間設定部分30aと、冷
却ファン22の制御に係るファン制御部分30bとに大
きく分けることができる。
であり、その内部構成は機能ブロックで示されている。
このマイクロプロセッサ30は、サーマルヘッド8に対
する通電時間設定に係る通電時間設定部分30aと、冷
却ファン22の制御に係るファン制御部分30bとに大
きく分けることができる。
【0022】通電時間設定部分30aは、通電時間パタ
ーン候補選択手段32と、温度差算出手段34と、補正
係数設定手段36と、通電時間パターン補正演算手段3
8とを含んでいる。これらの各手段はソフトウエアをも
って構築されるが、ハードウエアで構成してもよい。
ーン候補選択手段32と、温度差算出手段34と、補正
係数設定手段36と、通電時間パターン補正演算手段3
8とを含んでいる。これらの各手段はソフトウエアをも
って構築されるが、ハードウエアで構成してもよい。
【0023】通電時間パターン候補選択手段32は、図
2の上段に示す基本的通電時間パターンP0 ,P1 ,P
2 (図示以外にも多数ある)のうちから、第1の温度検
知回路14aより与えられたサーマルヘッド8の内部温
度T1に応じた1つの通電時間パターンを候補として選
択するものである。この通電時間パターンは、縦軸に階
調数をとり、横軸に通電時間をとり、サーマルヘッド8
の内部温度T1をパラメータとして各内部温度T1ごと
のパターンを示す。なお、この場合に使用される内部温
度T1の範囲は5℃〜60℃程度である。
2の上段に示す基本的通電時間パターンP0 ,P1 ,P
2 (図示以外にも多数ある)のうちから、第1の温度検
知回路14aより与えられたサーマルヘッド8の内部温
度T1に応じた1つの通電時間パターンを候補として選
択するものである。この通電時間パターンは、縦軸に階
調数をとり、横軸に通電時間をとり、サーマルヘッド8
の内部温度T1をパラメータとして各内部温度T1ごと
のパターンを示す。なお、この場合に使用される内部温
度T1の範囲は5℃〜60℃程度である。
【0024】以下では、候補として選択された通電時間
パターンがP0 であるとして、説明をすることとする。
パターンがP0 であるとして、説明をすることとする。
【0025】温度差算出手段34は、第1の温度検知回
路14aより与えられたサーマルヘッド8の内部温度T
1と、第2の温度検知回路14bより与えられたサーマ
ルヘッド8の周辺温度T2との温度差ΔT=T1−T2
を算出するものである。
路14aより与えられたサーマルヘッド8の内部温度T
1と、第2の温度検知回路14bより与えられたサーマ
ルヘッド8の周辺温度T2との温度差ΔT=T1−T2
を算出するものである。
【0026】補正係数設定手段36は、図3に示すよう
に、温度差算出手段34から与えられた温度差ΔT=T
1−T2が所定温度差範囲(S1 〜S2 )にあるか(S
1 ≦ΔT≦S2 )、それともその下限値S1 よりも小さ
いか(ΔT<S1 )、あるいはその上限値S2 よりも大
きいか(S2 <ΔT)に応じて、それぞれ補正係数をK
0 、K1 、K2 のように設定するものである。ここで、
補正係数K0 =1であり、K2 <K0 =1<K1 であ
る。
に、温度差算出手段34から与えられた温度差ΔT=T
1−T2が所定温度差範囲(S1 〜S2 )にあるか(S
1 ≦ΔT≦S2 )、それともその下限値S1 よりも小さ
いか(ΔT<S1 )、あるいはその上限値S2 よりも大
きいか(S2 <ΔT)に応じて、それぞれ補正係数をK
0 、K1 、K2 のように設定するものである。ここで、
補正係数K0 =1であり、K2 <K0 =1<K1 であ
る。
【0027】具体例を挙げると、S1 =10℃、S2 =
15℃、K1 =1.2、K2 =0.8といった具合であ
る。なお、補正係数K1 ,K2 は、内部温度T1に応じ
て可変するようにしてもよい。
15℃、K1 =1.2、K2 =0.8といった具合であ
る。なお、補正係数K1 ,K2 は、内部温度T1に応じ
て可変するようにしてもよい。
【0028】通電時間パターン補正演算手段38は、補
正係数設定手段36によって設定された補正係数に基づ
いて、通電時間パターン候補選択手段32によって候補
として選択された通電時間パターンを補正するものであ
る。すなわち、通電時間の決定に当たって実際にどの通
電時間パターンを使用するのかを決定する手段である。
このような補正は図2のように行われる。
正係数設定手段36によって設定された補正係数に基づ
いて、通電時間パターン候補選択手段32によって候補
として選択された通電時間パターンを補正するものであ
る。すなわち、通電時間の決定に当たって実際にどの通
電時間パターンを使用するのかを決定する手段である。
このような補正は図2のように行われる。
【0029】すなわち、温度差ΔT=T1−T2が標準
のS1 ≦ΔT≦S2 であることから補正係数がK0 =1
に設定された場合は、図2の上段に示すように使用すべ
き通電時間パターンとして、内部温度T1に基づいて候
補として選択された通電時間パターンP0 そのものを決
定する。そして、決定した通電時間パターンP0 に基づ
いて、階調印画制御回路6から与えられたその都度の階
調数nに応じた通電時間t0 を決定し、それを通電時間
設定回路18に送出する。
のS1 ≦ΔT≦S2 であることから補正係数がK0 =1
に設定された場合は、図2の上段に示すように使用すべ
き通電時間パターンとして、内部温度T1に基づいて候
補として選択された通電時間パターンP0 そのものを決
定する。そして、決定した通電時間パターンP0 に基づ
いて、階調印画制御回路6から与えられたその都度の階
調数nに応じた通電時間t0 を決定し、それを通電時間
設定回路18に送出する。
【0030】次に、温度差ΔTが標準よりも小さくΔT
<S1 であることから補正係数がK1 (>1)に設定さ
れた場合には、図2の中段に示すように使用すべき通電
時間パターンとして、候補としての通電時間パターンP
0 に補正係数K1 を掛け、さらに時間軸切片をΔt1 だ
けかさ上げした通電時間パターンP01を決定する。補正
係数K1 (>1)を掛けることで通電時間パターンP01
が通電時間パターンP0 よりも傾きが通電時間軸方向で
きつくなっている(図示の状態で傾きが一見緩やかにな
っているように見えるのは通電時間軸を縦軸ではなく横
軸にとってあるためであるにすぎない)。
<S1 であることから補正係数がK1 (>1)に設定さ
れた場合には、図2の中段に示すように使用すべき通電
時間パターンとして、候補としての通電時間パターンP
0 に補正係数K1 を掛け、さらに時間軸切片をΔt1 だ
けかさ上げした通電時間パターンP01を決定する。補正
係数K1 (>1)を掛けることで通電時間パターンP01
が通電時間パターンP0 よりも傾きが通電時間軸方向で
きつくなっている(図示の状態で傾きが一見緩やかにな
っているように見えるのは通電時間軸を縦軸ではなく横
軸にとってあるためであるにすぎない)。
【0031】図2の上段と同じ階調数nとすると、通電
時間t1 は通電時間t0 よりも長くなっている。温度差
ΔTが標準よりも小さいということはサーマルヘッド8
自体の内部温度T1がまだ充分には高くなっていないと
いうことであり、もし、同一の通電時間t0 とすると印
画濃度が薄い側へシフトすることになるのであるが、こ
れを所定温度範囲まで速く昇温するために通電時間t1
を長くすることによって印画濃度を必要な濃度範囲に入
れるように制御しているのである。
時間t1 は通電時間t0 よりも長くなっている。温度差
ΔTが標準よりも小さいということはサーマルヘッド8
自体の内部温度T1がまだ充分には高くなっていないと
いうことであり、もし、同一の通電時間t0 とすると印
画濃度が薄い側へシフトすることになるのであるが、こ
れを所定温度範囲まで速く昇温するために通電時間t1
を長くすることによって印画濃度を必要な濃度範囲に入
れるように制御しているのである。
【0032】また、温度差ΔTが標準よりも大きくS2
<ΔTであることから補正係数がK2 (<1)に設定さ
れた場合には、図2の下段に示すように使用すべき通電
時間パターンとして、候補としての通電時間パターンP
0 に補正係数K2 を掛け、さらに時間軸切片をΔt2 だ
け小さくした通電時間パターンP02を決定する。補正係
数K2 (<1)を掛けることで通電時間パターンP02が
通電時間パターンP0 よりも傾きが通電時間軸方向で緩
くなっている。
<ΔTであることから補正係数がK2 (<1)に設定さ
れた場合には、図2の下段に示すように使用すべき通電
時間パターンとして、候補としての通電時間パターンP
0 に補正係数K2 を掛け、さらに時間軸切片をΔt2 だ
け小さくした通電時間パターンP02を決定する。補正係
数K2 (<1)を掛けることで通電時間パターンP02が
通電時間パターンP0 よりも傾きが通電時間軸方向で緩
くなっている。
【0033】図2の上段と同じ階調数nとすると、通電
時間t2 は通電時間t0 よりも短くなっている。温度差
ΔTが標準よりも大きいということはサーマルヘッド8
自体の内部温度T1がもう充分に高くなっているという
ことであり、もし、同一の通電時間t0 とすると印画濃
度が濃い側へシフトすることになるのであるが、これを
所定温度範囲に収めるために通電時間t2 を短くするこ
とによって印画濃度を必要な濃度範囲に入れるように制
御しているのである。
時間t2 は通電時間t0 よりも短くなっている。温度差
ΔTが標準よりも大きいということはサーマルヘッド8
自体の内部温度T1がもう充分に高くなっているという
ことであり、もし、同一の通電時間t0 とすると印画濃
度が濃い側へシフトすることになるのであるが、これを
所定温度範囲に収めるために通電時間t2 を短くするこ
とによって印画濃度を必要な濃度範囲に入れるように制
御しているのである。
【0034】印画開始からの時間的経過で見ると、図3
の横軸はその時間経過を示すから、結局、1より大きい
係数K1 (図2の中段)から係数がK0 =1となる状態
(図2の上段)へと進み、さらに連続印画が続くようで
あると、係数が1より小さいK2 (図2の下段)の状態
へと進むことになる。そして、上記したような通電時間
パターンのP01→P0 →P02という補正によって、同一
画像の連続印画であっても1枚目から最終枚までの印画
濃度をほぼ均一な状態に保つことができるのである。
の横軸はその時間経過を示すから、結局、1より大きい
係数K1 (図2の中段)から係数がK0 =1となる状態
(図2の上段)へと進み、さらに連続印画が続くようで
あると、係数が1より小さいK2 (図2の下段)の状態
へと進むことになる。そして、上記したような通電時間
パターンのP01→P0 →P02という補正によって、同一
画像の連続印画であっても1枚目から最終枚までの印画
濃度をほぼ均一な状態に保つことができるのである。
【0035】次に、図1にもどって、マイクロプロセッ
サ30におけるファン制御部分30bについてである
が、これは、ON/OFF制御手段40と、回転数設定
手段42とを含んでいる。
サ30におけるファン制御部分30bについてである
が、これは、ON/OFF制御手段40と、回転数設定
手段42とを含んでいる。
【0036】ON/OFF制御手段40は、図4に示す
ように第1の温度検知回路14aから入力したサーマル
ヘッド8の内部温度T1が所定温度T10 未満であると
きにはファン駆動回路20に対してOFF信号を出力す
る一方、内部温度T1が所定温度T10 以上であるとき
にはファン駆動回路20に対してON信号を出力すると
ともに、回転数設定手段42をアクティブにするもので
ある。
ように第1の温度検知回路14aから入力したサーマル
ヘッド8の内部温度T1が所定温度T10 未満であると
きにはファン駆動回路20に対してOFF信号を出力す
る一方、内部温度T1が所定温度T10 以上であるとき
にはファン駆動回路20に対してON信号を出力すると
ともに、回転数設定手段42をアクティブにするもので
ある。
【0037】回転数設定手段42は、温度差算出手段3
4から与えられたサーマルヘッド8の内部温度T1と周
辺温度T2との温度差ΔT=T1−T2が図5に示すよ
うに所定値S0 以上のときには、ファン駆動回路20に
対してフル回転数100%を指令する信号を送出し、所
定値S0 未満のときには、温度差ΔTに比例する回転数
の指令信号をファン駆動回路20に送出する。所定値S
0 未満のときの回転数Nは、a,bを定数として、 N=a・ΔT+b (ただし、ΔT<S0 ) で与えられる。
4から与えられたサーマルヘッド8の内部温度T1と周
辺温度T2との温度差ΔT=T1−T2が図5に示すよ
うに所定値S0 以上のときには、ファン駆動回路20に
対してフル回転数100%を指令する信号を送出し、所
定値S0 未満のときには、温度差ΔTに比例する回転数
の指令信号をファン駆動回路20に送出する。所定値S
0 未満のときの回転数Nは、a,bを定数として、 N=a・ΔT+b (ただし、ΔT<S0 ) で与えられる。
【0038】例えば、内部温度T1が所定温度T10 以
上で温度差ΔTがSのとき、回転数Nは、図5による
と、フル回転数の80%となる。
上で温度差ΔTがSのとき、回転数Nは、図5による
と、フル回転数の80%となる。
【0039】温度差ΔTが小さくなるほど冷却ファン2
2の回転数を下げるのは、温度差ΔTが小さいときには
サーマルヘッド8自体の内部温度T1がまだ充分には高
くなっていないので、それほど急激にサーマルヘッド8
を冷却する必要がないからである。逆に言うと、温度差
ΔTが大きくなるほど冷却ファン22の回転数をあげる
のは、サーマルヘッド8の蓄熱の速度が速くなるので、
これを速く放熱して一定温度とするべく速く冷却するた
めである。なお、最初にフル回転数100%とするとき
の温度差ΔTである所定値S0 は、所定温度範囲の下限
値S1 とするのがよい。
2の回転数を下げるのは、温度差ΔTが小さいときには
サーマルヘッド8自体の内部温度T1がまだ充分には高
くなっていないので、それほど急激にサーマルヘッド8
を冷却する必要がないからである。逆に言うと、温度差
ΔTが大きくなるほど冷却ファン22の回転数をあげる
のは、サーマルヘッド8の蓄熱の速度が速くなるので、
これを速く放熱して一定温度とするべく速く冷却するた
めである。なお、最初にフル回転数100%とするとき
の温度差ΔTである所定値S0 は、所定温度範囲の下限
値S1 とするのがよい。
【0040】なお、図2〜図5に示したパターンは単に
一例に過ぎず、これらは使用目的や条件に応じて適当に
変更して実施するものである。
一例に過ぎず、これらは使用目的や条件に応じて適当に
変更して実施するものである。
【0041】マイクロプロセッサ30による動作を図6
のフローチャートに示す。
のフローチャートに示す。
【0042】操作部24から印画指令を与えると、ステ
ップn1で第1および第2の温度検知回路14a,14
bからサーマルヘッド8の内部温度T1と周辺温度T2
とを読み込む。ステップn2で内部温度T1に基づいて
候補とすべき通電時間パターンを選択する(通電時間パ
ターン候補選択手段32)。ステップn3で内部温度T
1と周辺温度T2との温度差ΔT=T1−T2を算出す
る(温度差算出手段34)。ステップn4,n5の温度
差ΔTの判定を通じて、ステップn6,n7,n8で補
正係数をK0 ,K1 ,K2 のいずれにするのかを決定す
る(補正係数設定手段36)。
ップn1で第1および第2の温度検知回路14a,14
bからサーマルヘッド8の内部温度T1と周辺温度T2
とを読み込む。ステップn2で内部温度T1に基づいて
候補とすべき通電時間パターンを選択する(通電時間パ
ターン候補選択手段32)。ステップn3で内部温度T
1と周辺温度T2との温度差ΔT=T1−T2を算出す
る(温度差算出手段34)。ステップn4,n5の温度
差ΔTの判定を通じて、ステップn6,n7,n8で補
正係数をK0 ,K1 ,K2 のいずれにするのかを決定す
る(補正係数設定手段36)。
【0043】そして、ステップn9で候補として選択さ
れた通電時間パターン(ステップn2)を設定された補
正係数のいかんに応じて補正し、ないしは補正は行わ
ず、最終的に使用すべき通電時間パターンを決定する。
次いで、ステップn10で階調印画制御回路6から現在
の階調数nを読み込み、その階調数nに対応した通電時
間tを決定して通電時間設定回路18に送出する。
れた通電時間パターン(ステップn2)を設定された補
正係数のいかんに応じて補正し、ないしは補正は行わ
ず、最終的に使用すべき通電時間パターンを決定する。
次いで、ステップn10で階調印画制御回路6から現在
の階調数nを読み込み、その階調数nに対応した通電時
間tを決定して通電時間設定回路18に送出する。
【0044】さらに、ステップn11でサーマルヘッド
8の内部温度T1が所定温度T10 以上であるかどうか
を判断し、その判断が否定的であるときはステップn1
2でファン駆動回路20にOFF信号を送出して冷却フ
ァン22の回転を停止し、その判断が肯定的であるとき
はステップn13で温度差ΔTに応じた回転数Nを決定
してファン駆動回路20に送出し、その回転数Nで冷却
ファン22を制御する。そして、ステップn14で階調
印画制御回路6からサーマルヘッド8のドット発熱体に
階調データを送出して印画処理を実行する。
8の内部温度T1が所定温度T10 以上であるかどうか
を判断し、その判断が否定的であるときはステップn1
2でファン駆動回路20にOFF信号を送出して冷却フ
ァン22の回転を停止し、その判断が肯定的であるとき
はステップn13で温度差ΔTに応じた回転数Nを決定
してファン駆動回路20に送出し、その回転数Nで冷却
ファン22を制御する。そして、ステップn14で階調
印画制御回路6からサーマルヘッド8のドット発熱体に
階調データを送出して印画処理を実行する。
【0045】なお、上記実施例ではサーマルヘッド8に
対する通電時間の制御とともに冷却ファン22の回転数
の制御をも行うように構成したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、冷却ファンの回転数制御を省略し
サーマルヘッドに対する通電時間のみの制御としてもよ
い。
対する通電時間の制御とともに冷却ファン22の回転数
の制御をも行うように構成したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、冷却ファンの回転数制御を省略し
サーマルヘッドに対する通電時間のみの制御としてもよ
い。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る第1の熱転
写プリンタによれば、印画濃度の制御に当たり、サーマ
ルヘッドの内部温度情報だけでなく内部温度と周辺温度
との温度差をも加味してサーマルヘッドへの通電時間パ
ターンを決定しているので、同一画像の連続印画におい
て時間経過とともに温度差が変動しても印画濃度を均一
化することができる。
写プリンタによれば、印画濃度の制御に当たり、サーマ
ルヘッドの内部温度情報だけでなく内部温度と周辺温度
との温度差をも加味してサーマルヘッドへの通電時間パ
ターンを決定しているので、同一画像の連続印画におい
て時間経過とともに温度差が変動しても印画濃度を均一
化することができる。
【0047】また、本発明に係る第2の熱転写プリンタ
によれば、冷却ファンの回転速度を常に一定にするので
はなく、サーマルヘッドの内部温度と周辺温度との温度
差に基づいたON/OFF制御と回転数制御とを行うの
で、サーマルヘッドへの蓄熱量を少なくかつ一定化する
ため、特に高速印画においても印画濃度の均一化を図る
ことができる。
によれば、冷却ファンの回転速度を常に一定にするので
はなく、サーマルヘッドの内部温度と周辺温度との温度
差に基づいたON/OFF制御と回転数制御とを行うの
で、サーマルヘッドへの蓄熱量を少なくかつ一定化する
ため、特に高速印画においても印画濃度の均一化を図る
ことができる。
【図1】本発明の一実施例に係る熱転写プリンタの電気
的構成を示すブロック線図である。
的構成を示すブロック線図である。
【図2】実施例における通電時間パターンの補正手法の
説明図である。
説明図である。
【図3】実施例における補正係数の決定手法の説明図で
ある。
ある。
【図4】実施例における内部温度に基づいたファン回転
数の決定手法の説明図である。
数の決定手法の説明図である。
【図5】実施例における温度差に基づいたファン回転数
の決定手法の説明図である。
の決定手法の説明図である。
【図6】実施例に係る動作説明に供するフローチャート
である。
である。
【図7】従来の熱転写プリンタを示すブロック線図であ
る。
る。
【図8】従来の熱転写プリンタにおける通電時間パター
ン図である。
ン図である。
8 サーマルヘッド 12a 第1の温度センサ 12b 第2の温度センサ 14a 第1の温度検知回路 14b 第2の温度検知回路 18 通電時間設定回路 20 ファン駆動回路 22 冷却ファン 30 マイクロプロセッサ 30a 通電時間設定部分 30b ファン制御部分 32 通電時間パターン候補選択手段 34 温度差算出手段 36 補正係数設定手段 38 通電時間パターン補正演算手段 40 ON/OFF制御手段 42 回転数設定手段
Claims (2)
- 【請求項1】 階調数とサーマルヘッド(8)への通電
時間との関係を定める通電時間パターンに基づいて与え
られた階調数に応じた通電時間を決定するように構成さ
れた熱転写プリンタであって、サーマルヘッド(8)の
内部温度(T1)を検知する手段(12a,14a)
と、この内部温度(T1)に基づいて通電時間パターン
の候補を選択する手段(32)とを備えているととも
に、サーマルヘッドの周辺温度(T2)を検知する手段
(12b,14b)と、前記内部温度(T1)と周辺温
度(T2)との温度差(ΔT)に基づいて前記選択され
た通電時間パターンを補正する手段(36,38)とを
備えたことを特徴とする熱転写プリンタ。 - 【請求項2】 請求項1の熱転写プリンタの構成に加え
て、サーマルヘッド(8)に対する冷却ファン(22)
を備えるとともに、前記内部温度(T1)および温度差
(ΔT)に基づいて前記冷却ファン(22)のON/O
FF制御と回転数制御とを行うことを特徴とする熱転写
プリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3041849A JP2916652B2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 熱転写プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3041849A JP2916652B2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 熱転写プリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04278365A JPH04278365A (ja) | 1992-10-02 |
JP2916652B2 true JP2916652B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=12619703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3041849A Expired - Fee Related JP2916652B2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 熱転写プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2916652B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6246628B2 (ja) * | 2014-03-14 | 2017-12-13 | 株式会社東芝 | 印刷装置および制御方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6440647U (ja) * | 1987-09-08 | 1989-03-10 | ||
JPH0225345A (ja) * | 1988-07-15 | 1990-01-26 | Canon Inc | 熱記録方法 |
-
1991
- 1991-03-07 JP JP3041849A patent/JP2916652B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH04278365A (ja) | 1992-10-02 |
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