JPH04278365A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JPH04278365A
JPH04278365A JP3041849A JP4184991A JPH04278365A JP H04278365 A JPH04278365 A JP H04278365A JP 3041849 A JP3041849 A JP 3041849A JP 4184991 A JP4184991 A JP 4184991A JP H04278365 A JPH04278365 A JP H04278365A
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temperature
thermal head
energization time
time pattern
internal temperature
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Masahiro Osawa
正弘 大澤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオプリンタ装置な
どに装備される熱転写プリンタに係り、特には温度変化
に対応した印画濃度の補正に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の熱転写プリンタのブロッ
ク線図である。
【0003】図において、2はテレビジョン受像機やビ
デオテープレコーダなどからの印画すべき入力映像信号
に対してY/C分離と同期分離を行うとともに、クロマ
信号を3原色のR,G,B信号に分解するアナログ信号
処理回路、4はR,G,B信号のそれぞれをディジタル
データに変換するA/D変換器、6はA/D変換器4か
ら入力したR,G,B各色の画像データについてドット
単位ごとに時間制御してサーマルヘッド8に送出する階
調印画制御回路、10はサーマルヘッド8その他各部に
対する電源回路、12はサーマルヘッド8の内部に設け
られサーマルヘッド8自体の温度を直接ピックアップす
るサーミスタなどの温度センサ、14は温度センサ12
に流れる電流を電圧に変換する温度検知回路、16は全
体を制御するマイクロプロセッサ、18は通電時間設定
回路、20はファン駆動回路、22はサーマルヘッド8
を空冷するための冷却ファン、24は操作部である。
【0004】図8は、従来の熱転写プリンタにおける通
電時間パターンを示す。横軸にマイクロプロセッサ16
から通電時間設定回路18を介して階調印画制御回路6
へ与えるべき通電時間をとり、縦軸に階調印画制御回路
6からマイクロプロセッサ16に読み込む階調数をとり
、温度検知回路14からマイクロプロセッサ16に読み
込んだサーマルヘッド8自体の内部温度T1をパラメー
タとする各温度T1での通電時間パターンを示している
【0005】階調数を一定のnとしたとき、通電時間は
温度T1によって調整される。すなわち、温度T1が室
温程度の所定温度範囲にあれば通電時間はt0 である
が、温度T1が所定温度範囲よりも低いときは階調数n
に対応したサーマルヘッド8の必要温度への昇温が遅く
なるので通電時間をt0 よりも長いt1 とし、反対
に温度T1が所定温度範囲よりも高いときは階調数nに
対応したサーマルヘッド8の必要温度への昇温が速くな
るので通電時間をt0 よりも短いt2 としている。
【0006】操作部24において印画枚数をセットした
後、印画指令の入力を行うと、マイクロプロセッサ16
は、温度センサ12がピックアップしたサーマルヘッド
8の内部温度T1を温度検知回路14から読み込んで、
その温度T1に応じた通電時間パターンを選択するとと
もに、階調印画制御回路6から読み込んだ階調数nを上
記の選択した通電時間パターンに対応させて通電時間t
を割り出し、その通電時間tのデータを通電時間設定回
路18に送出する。通電時間設定回路18は、この通電
時間tを設定するとともに階調印画制御回路6に送出す
る。階調印画制御回路6は受け取った通電時間tにわた
って電源回路10からサーマルヘッド8のドット発熱体
に通電することによって、階調数nに応じた濃度で記録
紙に印画する。
【0007】マイクロプロセッサ16は、印画開始とと
もにファン駆動回路20を介して冷却ファン22を回転
させサーマルヘッド8を空冷することにより、階調数に
対する印画濃度の応答性を確保するようにしている。冷
却ファン22は、セットした印画枚数の印画が終了する
まで一定の回転数で回転する。
【0008】なお、印画は、ドット発熱体の発熱によっ
てインクシートから昇華性染料が気化し、記録紙に熱転
写されることで行われる。印画濃度は熱転写される昇華
性染料の量に対応し、これはドット発熱体の発熱量に対
応し、この発熱量は結局通電時間に対応する。インクシ
ートにはR,G,Bの補色であるシアン,マゼンタ,イ
エローの各昇華性染料が繰り返しパターンで塗布されて
おり、記録紙をプラテンドラム上で3回繰り返して回転
させ、各1回転ごとに各色の昇華性染料を熱転写して重
ね合わせているが、その具体的な態様についてはこの明
細書の趣旨から外れるので説明を省略する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成の従来の
熱転写プリンタにおいては、印画濃度の制御を行うに際
して、サーマルヘッド8の内部温度T1のみに基づいて
決定した通電時間tによって印画濃度を制御していたの
で、同一画像の印画であっても、印画処理の時間経過(
印画枚数の消化)とともに印画濃度が次第に変化してし
まうという問題があった。
【0010】すなわち、サーマルヘッドの内部温度と周
辺温度との温度差が所定範囲内にあるときにはそれほど
問題にはならないが、その温度差が所定範囲の下限を下
回って小さくなっているときにはサーマルヘッド自体の
内部温度がまだ充分には高くなっていないことを意味し
、同一の通電時間では印画濃度が薄い側へシフトするこ
とになる。逆に、その温度差が所定範囲の上限を超えて
大きくなったときにはサーマルヘッド自体の温度が上昇
し過ぎていることになり、同一の通電時間では昇華性染
料の熱転写量が増え印画濃度が濃い側へシフトすること
になる。
【0011】このように、時間経過に伴うサーマルヘッ
ドの内部温度と周辺温度との温度差の変動によって、同
一画像の印画であっても連続印画していくうちに印画濃
度が不均一になってしまう(一般的には濃い側へシフト
する)。その結果、例えば1枚目の印画濃度に比べて2
0枚目の印画濃度が濃過ぎるといった不都合を招いてい
た。
【0012】また、冷却ファンの回転速度が常に一定で
あることは、特に高速印画において、サーマルヘッドへ
の蓄熱量の累積を生じるので印画濃度を不均一にする一
因となっている。
【0013】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、印画濃度の均一化を図ることを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の熱転
写プリンタは、階調数とサーマルヘッドへの通電時間と
の関係を定める通電時間パターンに基づいて与えられた
階調数に応じた通電時間を決定するように構成された熱
転写プリンタであって、サーマルヘッドの内部温度を検
知する手段と、この内部温度情報に基づいて通電時間パ
ターンの候補を選択する手段とを備えているとともに、
サーマルヘッドの周辺温度を検知する手段と、前記内部
温度と周辺温度との温度差情報に基づいて前記選択され
た通電時間パターンを補正する手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0015】また、本発明に係る第2の熱転写プリンタ
は、上記第1の熱転写プリンタの構成に加えて、サーマ
ルヘッドに対する冷却ファンを備えるとともに、前記内
部温度情報および温度差情報に基づいて前記冷却ファン
のON/OFF制御と回転数制御とを行うことを特徴と
するものである。
【0016】
【作用】本発明に係る第1の熱転写プリンタにおいては
、サーマルヘッドの内部温度情報に基づいてまず通電時
間パターンの候補を選択し、サーマルヘッドの内部温度
と周辺温度との温度差情報に基づいてその候補の通電時
間パターンを補正し、この補正されたものを最終的な通
電時間パターンとして決定し、この決定された通電時間
パターンにおいて与えられた階調数に応じた通電時間を
決定する。すなわち、サーマルヘッドの昇温速度はサー
マルヘッドの内部温度と周辺温度との温度差に影響され
るので、この温度差を加味してサーマルヘッドへの通電
時間をきめ細かく制御する。
【0017】また、本発明に係る第2の熱転写プリンタ
においては、上記のようにして通電時間を決定するとと
もに、前記の内部温度情報と温度差情報とに基づいてサ
ーマルヘッドに対する冷却ファンのON/OFF制御と
回転数制御とを行う。すなわち、サーマルヘッドへの蓄
熱量の度合いはサーマルヘッドの内部温度と周辺温度と
の温度差に影響されるので、この温度差を加味して冷却
ファンの動作をきめ細かく制御する。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る熱転写プリ
ンタの電気的構成を示すブロック線図である。
【0019】図において、2は入力映像信号からY/C
分離,同期分離を行い、クロマ信号をR,G,B信号に
分解するアナログ信号処理回路、4はR,G,B信号の
それぞれをディジタルデータに変換するA/D変換器、
6はR,G,B各色の画像データについてドット単位ご
とに時間制御してサーマルヘッド8に送出する階調印画
制御回路、10は電源回路、18はサーマルヘッド8に
対する通電時間設定回路、20はファン駆動回路、22
はサーマルヘッド8を空冷するための冷却ファン、24
は操作部であり、これらの構成については従来例と同様
である。
【0020】12aはサーマルヘッド8の内部温度T1
を直接ピックアップするサーミスタなどの第1の温度セ
ンサ、12bは熱転写プリンタのキャビネットの内部で
かつサーマルヘッド8の周辺温度T2(なるべく近傍の
温度)をピックアップする第2の温度センサ、14aは
第1の温度センサ12aに流れる電流を電圧に変換する
第1の温度検知回路、14bは第2の温度センサ12b
に流れる電流を電圧に変換する第2の温度検知回路であ
る。
【0021】30は全体を制御するマイクロプロセッサ
であり、その内部構成は機能ブロックで示されている。 このマイクロプロセッサ30は、サーマルヘッド8に対
する通電時間設定に係る通電時間設定部分30aと、冷
却ファン22の制御に係るファン制御部分30bとに大
きく分けることができる。
【0022】通電時間設定部分30aは、通電時間パタ
ーン候補選択手段32と、温度差算出手段34と、補正
係数設定手段36と、通電時間パターン補正演算手段3
8とを含んでいる。これらの各手段はソフトウエアをも
って構築されるが、ハードウエアで構成してもよい。
【0023】通電時間パターン候補選択手段32は、図
2の上段に示す基本的通電時間パターンP0 ,P1 
,P2 (図示以外にも多数ある)のうちから、第1の
温度検知回路14aより与えられたサーマルヘッド8の
内部温度T1に応じた1つの通電時間パターンを候補と
して選択するものである。この通電時間パターンは、縦
軸に階調数をとり、横軸に通電時間をとり、サーマルヘ
ッド8の内部温度T1パラメータとして各内部温度T1
ごとのパターンを示す。なお、この場合に使用される内
部温度T1の範囲は5℃〜60℃程度である。
【0024】以下では、候補として選択された通電時間
パターンがP0 であるとして、説明をすることとする
【0025】温度差算出手段34は、第1の温度検知回
路14aより与えられたサーマルヘッド8の内部温度T
1と、第2の温度検知回路14bより与えられたサーマ
ルヘッド8の周辺温度T2との温度差ΔT=T1−T2
を算出するものである。
【0026】補正係数設定手段36は、図3に示すよう
に、温度差算出手段34から与えられた温度差ΔT=T
1−T2が所定温度差範囲(S1 〜S2 )にあるか
(S1 ≦ΔT≦S2 )、それともその下限値S1 
よりも小さいか(ΔT<S1 )、あるいはその上限値
S2 よりも大きいか(S2 <ΔT)に応じて、それ
ぞれ補正係数をK0 、K1 、K2 のように設定す
るものである。ここで、補正係数K0 =1であり、K
2 <K0 =1<K1 である。
【0027】具体例を挙げると、S1 =10℃、S2
 =15℃、K1 =1.2、K2 =0.8といった
具合である。なお、補正係数K1 ,K2 は、内部温
度T1に応じて可変するようにしてもよい。
【0028】通電時間パターン補正演算手段38は、補
正係数設定手段36によって設定された補正係数に基づ
いて、通電時間パターン候補選択手段32によって候補
として選択された通電時間パターンを補正するものであ
る。すなわち、通電時間の決定に当たって実際にどの通
電時間パターンを使用するのかを決定する手段である。 このような補正は図2のように行われる。
【0029】すなわち、温度差ΔT=T1−T2が標準
のS1 ≦ΔT≦S2 であることから補正係数がK0
 =1に設定された場合は、図2の上段に示すように使
用すべき通電時間パターンとして、内部温度T1に基づ
いて候補として選択された通電時間パターンP0 その
ものを決定する。そして、決定した通電時間パターンP
0 に基づいて、階調印画制御回路6から与えられたそ
の都度の階調数nに応じた通電時間t0 を決定し、そ
れを通電時間設定回路18に送出する。
【0030】次に、温度差ΔTが標準よりも小さくΔT
<S1 であることから補正係数がK1 (>1)に設
定された場合には、図2の中段に示すように使用すべき
通電時間パターンとして、候補としての通電時間パター
ンP0 に補正係数K1 を掛け、さらに時間軸切片を
Δt1 だけかさ上げした通電時間パターンP01を決
定する。補正係数K1 (>1)を掛けることで通電時
間パターンP01が通電時間パターンP0 よりも傾き
が通電時間軸方向できつくなっている(図示の状態で傾
きが一見緩やかになっているように見えるのは通電時間
軸を縦軸ではなく横軸にとってあるためであるにすぎな
い)。
【0031】図2の上段と同じ階調数nとすると、通電
時間t1 は通電時間t0 よりも長くなっている。温
度差ΔTが標準よりも小さいということはサーマルヘッ
ド8自体の内部温度T1がまだ充分には高くなっていな
いということであり、もし、同一の通電時間t0 とす
ると印画濃度が薄い側へシフトすることになるのである
が、これを所定温度範囲まで速く昇温するために通電時
間t1 を長くすることによって印画濃度を必要な濃度
範囲に入れるように制御しているのである。
【0032】また、温度差ΔTが標準よりも大きくS2
 <ΔTであることから補正係数がK2 (<1)に設
定された場合には、図2の下段に示すように使用すべき
通電時間パターンとして、候補としての通電時間パター
ンP0 に補正係数K2 を掛け、さらに時間軸切片を
Δt2 だけ小さくした通電時間パターンP02を決定
する。補正係数K2 (<1)を掛けることで通電時間
パターンP02が通電時間パターンP0 よりも傾きが
通電時間軸方向で緩くなっている。
【0033】図2の上段と同じ階調数nとすると、通電
時間t2 は通電時間t0 よりも短くなっている。温
度差ΔTが標準よりも大きいということはサーマルヘッ
ド8自体の内部温度T1がもう充分に高くなっていると
いうことであり、もし、同一の通電時間t0 とすると
印画濃度が濃い側へシフトすることになるのであるが、
これを所定温度範囲に収めるために通電時間t2 を短
くすることによって印画濃度を必要な濃度範囲に入れる
ように制御しているのである。
【0034】印画開始からの時間的経過で見ると、図3
の横軸はその時間経過を示すから、結局、1より大きい
係数K1 (図2の中段)から係数がK0 =1となる
状態(図2の上段)へと進み、さらに連続印画が続くよ
うであると、係数が1より小さいK2 (図2の下段)
の状態へと進むことになる。そして、上記したような通
電時間パターンのP01→P0 →P02という補正に
よって、同一画像の連続印画であっても1枚目から最終
枚までの印画濃度をほぼ均一な状態に保つことができる
のである。
【0035】次に、図1にもどって、マイクロプロセッ
サ30におけるファン制御部分30bについてであるが
、これは、ON/OFF制御手段40と、回転数設定手
段42とを含んでいる。
【0036】ON/OFF制御手段40は、図4に示す
ように第1の温度検知回路14aから入力したサーマル
ヘッド8の内部温度T1が所定温度T10 未満である
ときにはファン駆動回路20に対してOFF信号を出力
する一方、内部温度T1が所定温度T10 以上である
ときにはファン駆動回路20に対してON信号を出力す
るとともに、回転数設定手段42をアクティブにするも
のである。
【0037】回転数設定手段42は、温度差算出手段3
4から与えられたサーマルヘッド8の内部温度T1と周
辺温度T2との温度差ΔT=T1−T2が図5に示すよ
うに所定値S0 以上のときには、ファン駆動回路20
に対してフル回転数100%を指令する信号を送出し、
所定値S0 未満のときには、温度差ΔTに比例する回
転数の指令信号をファン駆動回路20に送出する。所定
値S0 未満のときの回転数Nは、a,bを定数として
、N=a・ΔT+b    (ただし、ΔT<S0 )
で与えられる。
【0038】例えば、内部温度T1が所定温度T10 
以上で温度差ΔTがSのとき、回転数Nは、図5による
と、フル回転数の80%となる。
【0039】温度差ΔTが小さくなるほど冷却ファン2
2の回転数を下げるのは、温度差ΔTが小さいときには
サーマルヘッド8自体の内部温度T1がまだ充分には高
くなっていないので、それほど急激にサーマルヘッド8
を冷却する必要がないからである。逆に言うと、温度差
ΔTが大きくなるほど冷却ファン22の回転数をあげる
のは、サーマルヘッド8の蓄熱の速度が速くなるので、
これを速く放熱して一定温度とするべく速く冷却するた
めである。なお、最初にフル回転数100%とするとき
の温度差ΔTである所定値S0 は、所定温度範囲の下
限値S1 とするのがよい。
【0040】なお、図2〜図5に示したパターンは単に
一例に過ぎず、これらは使用目的や条件に応じて適当に
変更して実施するものである。
【0041】マイクロプロセッサ30による動作を図6
のフローチャートに示す。
【0042】操作部24から印画指令を与えると、ステ
ップn1で第1および第2の温度検知回路14a,14
bからサーマルヘッド8の内部温度T1と周辺温度T2
とを読み込む。ステップn2で内部温度T1に基づいて
候補とすべき通電時間パターンを選択する(通電時間パ
ターン候補選択手段32)。ステップn3で内部温度T
1と周辺温度T2との温度差ΔT=T1−T2を算出す
る(温度差算出手段34)。ステップn4,n5の温度
差ΔTの判定を通じて、ステップn6,n7,n8で補
正係数をK0 ,K1 ,K2 のいずれにするのかを
決定する(補正係数設定手段36)。
【0043】そして、ステップn9で候補として選択さ
れた通電時間パターン(ステップn2)を設定された補
正係数のいかんに応じて補正し、ないしは補正は行わず
、最終的に使用すべき通電時間パターンを決定する。 次いで、ステップn10で階調印画制御回路6から現在
の階調数nを読み込み、その階調数nに対応した通電時
間tを決定して通電時間設定回路18に送出する。
【0044】さらに、ステップn11でサーマルヘッド
8の内部温度T1が所定温度T10 以上であるかどう
かを判断し、その判断が否定的であるときはステップn
12でファン駆動回路20にOFF信号を送出して冷却
ファン22の回転を停止し、その判断が肯定的であると
きはステップn13で温度差ΔTに応じた回転数Nを決
定してファン駆動回路20に送出し、その回転数Nで冷
却ファン22を制御する。そして、ステップn14で階
調印画制御回路6からサーマルヘッド8のドット発熱体
に階調データを送出して印画処理を実行する。
【0045】なお、上記実施例ではサーマルヘッド8に
対する通電時間の制御とともに冷却ファン22の回転数
の制御をも行うように構成したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、冷却ファンの回転数制御を省略し
サーマルヘッドに対する通電時間のみの制御としてもよ
い。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る第1の熱転
写プリンタによれば、印画濃度の制御に当たり、サーマ
ルヘッドの内部温度情報だけでなく内部温度と周辺温度
との温度差情報をも加味してサーマルヘッドへの通電時
間パターンを決定しているので、同一画像の連続印画に
おいて時間経過とともに温度差が変動しても印画濃度を
均一化することができる。
【0047】また、本発明に係る第2の熱転写プリンタ
によれば、冷却ファンの回転速度を常に一定にするので
はなく、サーマルヘッドの内部温度と周辺温度との温度
差情報に基づいたON/OFF制御と回転数制御とを行
うので、サーマルヘッドへの蓄熱量を少なくかつ一定化
するため、特に高速印画においても印画濃度の均一化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る熱転写プリンタの電気
的構成を示すブロック線図である。
【図2】実施例における通電時間パターンの補正手法の
説明図である。
【図3】実施例における補正係数の決定手法の説明図で
ある。
【図4】実施例における内部温度に基づいたファン回転
数の決定手法の説明図である。
【図5】実施例における温度差に基づいたファン回転数
の決定手法の説明図である。
【図6】実施例に係る動作説明に供するフローチャート
である。
【図7】従来の熱転写プリンタを示すブロック線図であ
る。
【図8】従来の熱転写プリンタにおける通電時間パター
ン図である。
【符号の説明】
8      サーマルヘッド 12a    第1の温度センサ 12b    第2の温度センサ 14a    第1の温度検知回路 14b    第2の温度検知回路 18      通電時間設定回路 20      ファン駆動回路 22      冷却ファン 30      マイクロプロセッサ 30a    通電時間設定部分 30b    ファン制御部分 32      通電時間パターン候補選択手段34 
     温度差算出手段 36      補正係数設定手段 38      通電時間パターン補正演算手段40 
     ON/OFF制御手段42      回転
数設定手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  階調数とサーマルヘッド(8)への通
    電時間との関係を定める通電時間パターンに基づいて与
    えられた階調数に応じた通電時間を決定するように構成
    された熱転写プリンタであって、サーマルヘッド(8)
    の内部温度(T1)を検知する手段(12a,14a)
    と、この内部温度情報に基づいて通電時間パターンの候
    補を選択する手段(32)とを備えているとともに、サ
    ーマルヘッドの周辺温度(T2)を検知する手段(12
    b,14b)と、前記内部温度と周辺温度との温度差情
    報(ΔT)に基づいて前記選択された通電時間パターン
    を補正する手段(36,38)とを備えたことを特徴と
    する熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】  請求項1の熱転写プリンタの構成に加
    えて、サーマルヘッド(8)に対する冷却ファン(22
    )を備えるとともに、前記内部温度情報(T1)および
    温度差情報(ΔT)に基づいて前記冷却ファン(22)
    のON/OFF制御と回転数制御とを行うことを特徴と
    する熱転写プリンタ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015174287A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 株式会社東芝 印刷装置および制御方法

Citations (2)

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