JP2914937B2 - 微小ワークの保持装置 - Google Patents

微小ワークの保持装置

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JP2914937B2
JP2914937B2 JP9186962A JP18696297A JP2914937B2 JP 2914937 B2 JP2914937 B2 JP 2914937B2 JP 9186962 A JP9186962 A JP 9186962A JP 18696297 A JP18696297 A JP 18696297A JP 2914937 B2 JP2914937 B2 JP 2914937B2
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movable cylinder
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suction nozzle
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勝重 中村
勝弘 三浦
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Mitaka Kohki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は微小ワークの保持
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板上に、例えばLDやPD等
のチップからなるワークを載せてボンディング(ハンダ
付け)する場合、ワークを正しい位置に、正しい向き
で、位置決めする必要がある。ワークの位置決めは保持
装置を利用して行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワーク
のサイズが比較的大きい場合は、それほど高精度な位置
決めは要求されないものの、ワークのサイズが1mm程
度以下の微小サイズになると、取付位置及び向きの精度
が格段と重要になる。しかも、ワークをボンディング対
象物に載せる際の接触圧も適正に調整しないと、ワーク
を破損させるおそれがある。
【0004】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、微小サイズのワークでも精度良
く位置決めでき且つ接触圧を適正に調整することができ
る微小ワークの保持装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ワークを観察するための対物レンズを内蔵した鏡筒を固
定し、該鏡筒の外側に可動筒を遊挿すると共に、該可動
筒を静圧軸受により上下動・回転自在に支持し、可動筒
の下端部にワークを対物レンズの光軸位置に保持する吸
引ノズルを設け、且つ可動筒の重量をバランス調整する
重量バランス機構を設け、該重量バランス機構が、可動
筒の重量を相殺する重量相殺手段と、重量が相殺された
可動筒を任意の接触圧で下向きに付勢する接触圧調整手
段とから構成されている。
【0006】請求項1記載の発明によれば、可動筒を静
圧軸受により支持しているため、1軸で上下動と回転の
両方をガタツキ「0」で行うことができる。従って、微
小サイズのワークであっても、ワークをボンディング対
象物の目的部位に精度良く位置決めすることができると
共に、ワークの向きも精度良く設定することができる。
更に、重量バランス機構により、可動筒の重量をバラン
ス調整できるため、ワークのボンディング対象物に対す
る接触圧も適正に調整される。加えて、ワークが対物レ
ンズの光軸位置に保持されているため、可動筒を回転さ
せても、ワークが視野から外れない。
【0007】請求項2記載の発明は、可動筒の下端に金
属リング体が設けられ、その金属リング体の一部に吸引
ノズルが形成されている。
【0008】請求項2記載の発明によれば、可動筒の下
端部に設けた金属リング体の一部に吸引ノズルを形成し
ているため、ワークから吸引ノズルに負荷される熱が金
属リング体全体に伝達する。そして、金属リング体が円
周方向に沿って均等に膨張するため、吸引ノズルの先端
に保持されているワークが、対物レンズの光軸位置から
ずれない。
【0009】請求項3記載の発明は、吸引ノズルの吸引
配管が可動筒の内部に形成されている。
【0010】請求項3記載の発明によれば、吸引ノズル
の吸引配管が可動筒の内部に形成されているため、吸引
配管が可動筒の周辺に露出せず、装置の見映えが向上す
ると共に、吸引配管が他の部位に引っ掛かったりするこ
とがない。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の好適な実施形態を図面
に基づいて説明する。対物レンズ1等を内蔵した鏡筒2
は上部架台3に固定されている。この鏡筒2の外側には
所定の間隙を介して、可動筒4が遊挿されている。
【0012】可動筒4は、下部架台5に固定された静圧
軸受6により、上下動・回転自在に支持されている。す
なわち、静圧軸受6の一部に形成されたエアー導入孔7
から、静圧軸受6と可動筒4の隙間に高圧エアーを供給
し、該高圧エアーの圧力によって可動筒4を支持してい
る。
【0013】この可動筒4の上部には、水平リング状の
ギア8が設けられている。このギア8の一端部は直動支
持部9の上に載置されている。直動支持部9は、直動用
モータ10により回転するネジ棒11に螺合されてお
り、直動用モータ10の正逆方向への回転により、可動
筒4と共に上下動するようになっている。
【0014】また、ギア8の他端側には、回転用モータ
12の駆動ギア13が噛合されており、可動筒4全体を
鏡筒2内における対物レンズ1の光軸Sを中心に、回転
できるようになっている。
【0015】更に、ギア8の他端部には、重量バランス
機構14が設けられている。この重量バランス機構14
は、可動筒4の重量を相殺する重量相殺手段と、重量が
相殺された可動筒4を任意の接触圧で下向きに付勢する
接触圧調整手段とから構成されている。重量相殺手段
は、バランシングアーム16と、バランスウェイトWと
から形成されている。すなわち、ギア8の他端部は、支
持片15の上端に軸支されたバランシングアーム16の
一端部上にも載置されている。このバランシングアーム
16の他端部には、バランスウェイトWが取付けられて
いる。従って、このバランスウェイトWにより、可動筒
4が前記直動支持部9に支持された状態において、可動
筒4の全体重量をキャンセルすることができる。
【0016】接触圧調整手段は、スプリング17と、調
整レバー18と、調整ツマミ20とから形成されてい
る。すなわち、バランシングアーム16の他端部は、ス
プリング17を介して、L形の調整レバー18にも連結
されている。この調整レバー18は支持台19に軸支さ
れており、上端部が支持台19に螺合された調整ツマミ
20の先端に当接している。従って、調整ツマミ20を
回すことにより、バランシングアーム16による可動筒
4の支持圧(後述の接触圧)の調整を数グラムの単位で
行うことができる。
【0017】このような可動筒4の下端部には金属リン
グ体21が設けられ、該金属リング体21の一部に吸引
ノズル22が設けられている。吸引ノズル22の先端
は、鏡筒2の光軸Sに合致しており、該吸引ノズル22
の先端に、一辺0.2mmの正方形で、厚さ0.1mm
の微小なワークCを吸引保持できるようになっている。
【0018】この吸引ノズル22の吸引配管23は可動
筒4の内部に形成されており、図示せぬエアーポンプに
より吸引できるようになっている。
【0019】24はボンディング対象物で、図示せぬX
YZステージ上にヒータを介して載置されている。ボン
ディング対象物24の表面にはハンダが塗布されてお
り、該ボンディング対象物24を前記吸引ノズル22に
て保持されたワークCへ位置決めできるようになってい
る。ワークCのボンディング対象物24に対する上下方
向での微調整は直動用モータ10により行い、回転方向
(θ軸回転方向)での調整は回転用モータ12により行
う。また、ワークCのボンディング対象物24に対する
接触圧は、調整ツマミ20により行う。
【0020】次に、この実施形態に係る装置の利点を説
明する。
【0021】可動筒4を静圧軸受6により支持している
ため、1軸で上下動と回転の両方をガタツキ「0」で行
うことができる。従って、微小サイズのワークCであっ
ても、ワークCを目的する部位に精度良く位置決めする
ことができると共に、ワークCの向きも精度良く設定す
ることができる。
【0022】重量バランス機構14により、可動筒4の
重量をバランス調整できるため、ワークCのボンディン
グ対象物24に対する接触圧も数グラム単位で適正に調
整することができる。
【0023】ワークCが対物レンズ1の光軸Sに保持さ
れているため、可動筒4を回転させても、ワークCが視
野から外れない。
【0024】ワークCから吸引ノズル22に負荷される
熱が金属リング体21全体に伝達されるため、金属リン
グ体21が円周方向に沿って均等に膨張し、吸引ノズル
22の先端に保持されているワークCが、対物レンズ1
の光軸S位置からずれない。すなわち、吸引ノズル22
が金属リング体21に形成されていないと、吸引ノズル
22が片寄った状態で熱膨張を起こし、吸引ノズル22
の先端に保持されているワークCが、対物レンズ1の光
軸S位置からずれるおそれがあるが、この実施形態では
そのようなことはない。
【0025】吸引ノズル22の吸引配管23が可動筒4
の内部に形成されているため、吸引配管23が可動筒4
の周辺に露出せず、装置の見映えが向上すると共に、吸
引配管23が他の部位に引っ掛かったりすることがな
い。
【0026】ワークCに対物レンズ1の焦点を合わせな
がら(オートフォーカス)しながらボンディングする
と、溶着している状況が画像として確認できるため、大
量生産する場合の歩留りを最小に抑えることができる。
【0027】ワークCとボンディング対象物24の両方
を高倍率で拡大して観察できるため、両者に付けたマー
ク同士を1μ程度の高精度で位置決めした後に、ボンデ
ィングすることができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、可動筒を
静圧軸受により支持しているため、1軸で上下動と回転
の両方をガタツキ「0」で行うことができる。従って、
微小サイズのワークであっても、ワークをボンディング
対象物の目的部位に精度良く位置決めすることができる
と共に、ワークの向きも精度良く設定することができ
る。更に、重量バランス機構により、可動筒の重量をバ
ランス調整できるため、ワークのボンディング対象物に
対する接触圧も適正に調整される。加えて、ワークが対
物レンズの光軸位置に保持されているため、可動筒を回
転させても、ワークが視野から外れない。
【0029】請求項2記載の発明によれば、可動筒の下
端部に設けた金属リング体の一部に吸引ノズルを形成し
ているため、ワークから吸引ノズルに負荷される熱が金
属リング体全体に伝達する。そして、金属リング体が円
周方向に沿って均等に膨張するため、吸引ノズルの先端
に保持されているワークが、対物レンズの光軸位置から
ずれない。
【0030】請求項3記載の発明によれば、吸引ノズル
の吸引配管が可動筒の内部に形成されているため、吸引
配管が可動筒の周辺に露出せず、装置の見映えが向上す
ると共に、吸引配管が他の部位に引っ掛かったりするこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る微小ワークの保持装
置を示す図。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 鏡筒 4 可動筒 6 静圧軸受 14 重量バランス機構 21 金属リング体 22 吸引ノズル 23 吸引配管 S 光軸 C ワーク

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを観察するための対物レンズを内
    蔵した鏡筒を固定し、該鏡筒の外側に可動筒を遊挿する
    と共に、該可動筒を静圧軸受により上下動・回転自在に
    支持し、可動筒の下端部にワークを対物レンズの光軸位
    置に保持する吸引ノズルを設け、且つ可動筒の重量をバ
    ランス調整する重量バランス機構を設け、該重量バラン
    ス機構が、可動筒の重量を相殺する重量相殺手段と、重
    量が相殺された可動筒を任意の接触圧で下向きに付勢す
    る接触圧調整手段とから構成されていることを特徴とす
    る微小ワークの保持装置。
  2. 【請求項2】 可動筒の下端に金属リング体が設けら
    れ、その金属リング体の一部に吸引ノズルが形成されて
    いる請求項1記載の微小ワークの保持装置。
  3. 【請求項3】 吸引ノズルの吸引配管が可動筒の内部に
    形成されている請求項1又は請求項2記載の微小ワーク
    の保持装置。
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