JPH0923098A - 部品装着装置 - Google Patents

部品装着装置

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Publication number
JPH0923098A
JPH0923098A JP7191178A JP19117895A JPH0923098A JP H0923098 A JPH0923098 A JP H0923098A JP 7191178 A JP7191178 A JP 7191178A JP 19117895 A JP19117895 A JP 19117895A JP H0923098 A JPH0923098 A JP H0923098A
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JP
Japan
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ball spline
ball
spline shaft
contact pressure
bare chip
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Application number
JP7191178A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Yanagisawa
喜行 柳澤
Takayuki Honda
位行 本多
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ツール軸の案内手段を小型化し、作動の際のガ
タを防止するためのプリロードの調整を不要として、チ
ップ部品と対象物との最低接触圧を極小化し得る部品装
着装置を提供すること。 【構成】ヘッド部39は基板32の位置するZ軸方向下
方に移動し、ボールスプライン軸55の先端に取り付け
られた吸着ツール40に吸着されたベアチップ31を基
板32に実装する。ボールスプライン軸55はロータリ
ーボールスプライン54とボールスプライン軸55に固
定されたクランパー82との間に介装された圧縮コイル
バネ86によりその重量がキャンセルされている。ロー
タリーボールスプライン54は軸回り方向の移動をガイ
ドするボールベアリング57内に、軸方向の移動をガイ
ドするボールスプライン56が一体に組み込まれた構成
となっており、ロータリーボールスプライン54の機能
によりベアチップ31が基板32に接触した際の最低接
触圧を極小化している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品装着装置に係
り、特に、ベアチップ等の部品を基板等の対象物上に実
装する部品装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のベアチップ等を基板上に実装する
部品装着装置としては、例えば、図11〜図13に示す
ようなものが知られている。図11は、従来の部品装着
装置の側面図、図12は、図11の部品装着装置の正面
図、図13は、図11に示す部品装着装置の底面図であ
る。
【0003】図11において、従来の部品装着装置(ベ
アチップボンダ)1は、Z軸方向(図11中矢印Zで表
示する方向)に延びたZ軸テーブル2に、モータ3で駆
動されることにより、当該Z軸テーブル2によってガイ
ドされつつ矢印Zで示す方向に下降又はこれとは逆方向
に上昇移動する移動台4が設けられている。
【0004】移動台4は、ボールベアリング5を介して
ボールスプライン軸6を回転自在に枢支している。ボー
ルスプライン軸6の上部は、図12に示すように、移動
台4に固定されたストッパ7内をその軸方向に移動可能
に貫通し、ボールスプライン軸6の上端部には、クラン
パー8が固定されている。クランパー8が、ストッパ7
の上端部に当接することにより、ボールスプライン軸6
の矢印Z方向下方への移動が規制される。
【0005】ボールスプライン軸6の下端部には、フラ
ンジ9aが形成されており、当該フランジ9aには、吸
着ツール10が固定されている。吸着ツール10は、ベ
アチップ11を吸着保持し、移動台4が矢印Z方向に下
降することにより、当該ベアチップ11を基板12上に
当接させる。
【0006】また、ボールスプライン軸6の上端部に
は、バネ座13が当接しており、バネ座13は、圧縮コ
イルバネ14の下端部を保持している。圧縮コイルバネ
14の上端部は、ロードセルブロック15のロードセル
16に固定されている。
【0007】ロードセルブロック15及び上記ボールベ
アリング5のハウジングは、移動台4に設けられた直線
ガイド17に沿って矢印Zで示す方向に下降又は上昇移
動し、当該ロードセルブロック15はマイクロメータヘ
ッド18により上下方向に微調整可能となっている。
【0008】したがって、マイクロメータヘッド18に
よりロードセルブロック15を上下方向に微動すること
により、ロードセル16に固定された圧縮コイルバネ1
4を所定量伸縮させ、圧縮コイルバネ14によりロード
セル16に加わる接触圧を調整することができる。この
とき、圧縮コイルバネ14によってロードセル16に対
して加わる接触圧は、ロードセル16の出力表示(図示
せず)により検出することができる。
【0009】この状態で移動台4を矢印Z方向に下降さ
せて、吸着ツール10に吸着保持されたベアチップ11
を基板12上に当接させ、さらに、移動台4を下降する
と、ベアチップ11と基板12とに接触圧力が発生し
て、ボールスプライン軸6が、移動台4に対して相対的
に矢印Z方向上方に上昇移動し、圧縮コイルバネ14を
圧縮する。
【0010】そして、この圧縮コイルバネ14の付勢力
によって、吸着ツール10に吸着されたベアチップ11
の基板12に対する押圧力が生じ、マイクロメータヘッ
ド18によって圧縮コイルバネ14の伸縮量を調整して
おくことにより、ベアチップ11の基板12に対する押
圧力を当該圧縮コイルバネ14の伸縮量に応じた値とす
ることができる。また、当該押圧力は、ロードセル16
の出力表示によって測定することができ、移動台4の移
動量は、Z軸テーブル2及び移動台4間に設けられたリ
ニアスケール22によって測定される。
【0011】また、ボールスプライン軸6の一部には、
図13に示すように、回動レバー19が固定されてお
り、回動レバー19の一部に突出形成された当接部19
aには、マイクロメータヘッド20の出力端が当接して
いる。また、回動レバー19の一部に突出形成された係
合部19bには、一端を移動台4に係合されたコイルバ
ネ21の他端部が係合されている。
【0012】このように、回動レバー19は、コイルバ
ネ21により、図13中矢印Rで示す方向に対して逆に
回動付勢され、当接部19aがマイクロメータヘッド2
0に当接した状態において、コイルバネ21による回動
が規制されている。
【0013】したがって、マイクロメータヘッド20を
手動で回転させることにより、当該マイクロメータヘッ
ド20の回転量及び回転方向に応じて回動レバー19を
矢印R方向又はこれとは逆方向に回動させることがで
き、これにより、ボールスプライン軸6に固定された吸
着ツール10を矢印R方向又はこれとは逆方向に回動す
ることができる。
【0014】その結果、吸着ツール10に吸着保持され
たベアチップ11を基板12の回路パターンに合わせて
矢印R方向又はこれとは逆方向に回転させることがで
き、ベアチップ11の基板12に対する装着精度を高め
ることができる。
【0015】また、部品装着装置1には、図12及び図
13に示すように、ボールスプライン軸6(すなわち吸
着ツール10)の移動量を表示するリニアスケール22
が取り付けられており、リニアスケール22は、Z軸テ
ーブル2に対して固定関係にあるスケール部22a及び
移動台4上を上下動し得るプレート23に固定されたス
ケール部22bの相対的な移動量を測定する。
【0016】さらに、部品装着装置1には、図12に示
すように、ボールベアリング5のハウジングとストッパ
ー7との間に引っ張りバネ24が介装されており、ツー
ル軸6に連結されている種々の部品類は、この引っ張り
バネ24により保持されることとなる。したがって、引
っ張りバネ24は、ボールベアリング5を介してツール
軸6に連結されている種々の部品類の重量バランスを調
整しており、ベアチップ11を基板12にボンディング
する際の最低接触圧は、この引っ張りバネ24のバネ力
とツール軸6に連結されている種々の部品類の重量との
力のバランスの差及び直線ガイド17の走行抵抗と関係
で決定される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の部品装着装置1にあっては、ベアチップ11
を基板12にボンディングする際の最低接触圧が、引っ
張りバネ24のバネ力とツール軸6に連結されている種
々の部品類の重量との力のバランスの差及び直線ガイド
の走行抵抗との関係で決定される構成となっていたた
め、この最低接触圧を、100g以下にすることが困難
であるという問題があった。特に、ボールスプライン軸
6の直線方向の走行抵抗が大きく、最低接触圧を低減化
することが困難であった。
【0018】また、従来の部品装着装置1にあっては、
ツール軸6をZ軸方向に直線移動可能にガイドし、か
つ、軸回りの自由回転を確保するために、ボールベアリ
ング5と直線ガイド17を組み合わせることにより行う
構成となっていた。そして、ボールスプライン軸6にボ
ールスプラインを設け、その外側にボールベアリング5
を設けていることから、装置が大型化して、上記ベアチ
ップ11を基板12にボンディングする際の最低接触圧
を軽減する際の障害となっていた。また、ツール軸6を
Z軸方向に移動させる際に、ガタをなくすためのプリロ
ードの調整が必要であった。
【0019】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、ツール軸の案内手段を小型化し、作動の際
のガタを防止するためのプリロードの調整を不要とし
て、チップ部品と対象物との最低接触圧を極小化し得る
部品装着装置を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、対象物に部品を押圧することにより、この部品を
対象物に装着する部品装着装置において、前記対象物の
搭載される基台と、前記基台に近接する方向及び離隔す
る方向に移動可能なヘッド部と、を備え、前記ヘッド部
は、前記部品を着脱自在に保持し、前記ヘッド部が前記
基台方向に移動することにより、前記保持した部品を前
記基台に搭載された前記対象物に装着する保持手段と、
前記保持手段に係る前記基台方向の重量を軽減する重量
軽減手段と、前記保持手段を前記基台方向に案内すると
ともに、前記保持手段を前記部品とともに前記対象物に
対して回転方向に案内し、かつ前記部品が前記対象物に
当接した際の前記部品と前記対象物との接触圧力を軽減
する接触圧力軽減手段と、を備え、前記保持手段は、前
記基台方向に延在するボールスプライン軸を備え、前記
接触圧力軽減手段は、前記ボールスプライン軸を前記基
台方向に案内するボールスプラインと、このボールスプ
ラインと一体に構成され、前記ボールスプライン軸を前
記回転方向に案内するボールベアリングと、を備えた、
部品装着装置により、達成される。
【0021】上記構成によれば、基台に搭載された対象
物に、部品を保持したヘッド部をこの基台に近接する方
向及び離隔する方向に移動させて、ヘッド部に保持され
た部品を対象物に装着するが、ヘッド部は、その保持手
段により、部品を着脱自在に保持し、保持手段に係る基
台方向の重量を、重量軽減手段により軽減する。
【0022】そして、接触圧力軽減手段により、保持手
段を基台方向に案内するとともに、保持手段を部品とと
もに対象物に対して回転方向に案内し、かつ、部品が対
象物に当接した際の部品と対象物との接触圧力を軽減す
る。
【0023】したがって、部品が対象物に当接した際の
部品と対象物との最低接触圧力を極小化することがで
き、部品と対象物の双方に係る負担を軽減しつつ、部品
を対象物に装着することができる。
【0024】この場合、保持手段が、基台方向に延在す
るボールスプライン軸を備え、接触圧力軽減手段が、こ
のボールスプライン軸を基台方向に案内するボールベア
リングと、このボールベアリングと一体に構成され、ボ
ールベアリングを回転方向に案内して、ボールスプライ
ン軸を回転方向に案内するボールスプラインと、を備え
たものとすると、接触圧力軽減手段を小型化することが
できるとともに、部品と対象物との最低接触圧力を適切
に極小化することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において、特に本発明を限定する
旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものでは
ない。
【0026】図1〜図8は、本発明の部品装着装置の好
ましい一形態を示す図であり、先ずこれらの図面を説明
する。図1は、当該部品装着装置の斜視図、図2は、図
1のヘッド部の正面図、図3は、図1のヘッド部の側面
図、図4は、図2のロータリーボールスプラインのベア
リング部の部分分解斜視図、図5は、図4のロータリー
ボールスプラインの部分分解斜視図、図6は、図1のヘ
ッド部の底面図、図7は、図1の吸着ツールの正面断面
図、図8は、図1のヘッド部の平面図である。
【0027】図1において、部品装着装置30は、部品
としてのベアチップ31を対象物である基板32に実装
するためのベアチップボンダーであり、ベース(基台)
33の上に、チップ供給台34、チップ認識カメラ3
5、X軸テーブル36、Y軸テーブル37、操作部38
を有している。
【0028】X軸テーブル36には、ヘッド部39が固
定されており、ヘッド部39は、基板32を真空吸着す
る吸着ツール(保持手段)40を備えている。X軸テー
ブル36には、基板32の配線パターンの位置認識に利
用される基板認識カメラ41が取り付けられており、X
軸テーブル36は、図示しないモータにより図1中矢印
Xで示す方向に移動して、任意の位置に位置決めされ
る。
【0029】前記基板32は、Y軸テーブル37上に固
定されて保持され、Y軸テーブル37は、図示しないモ
ータにより図1中矢印Yで示す方向に移動して、任意の
位置に位置決めされる。
【0030】チップ供給台34上には、ベアチップ31
が供給され、チップ供給台34上に供給されたベアチッ
プ31をヘッド部39の吸着ツール40で吸着して、Y
軸テーブル37上に保持された基板32に実装する。そ
して、吸着ツール40に真空吸着されたベアチップ31
の位置をチップ認識カメラ35で認識し、基板32の配
線パターンの位置を基板認識カメラ41で認識する。操
作部38には、部品装着装置1を起動させるための起動
釦42及びその他の操作釦43が設けられている。
【0031】上記ヘッド部39は、図2及び図3に示す
ように、X軸テーブル36に取り付けられたZ軸テーブ
ル51の移動台52上に取り付けられており、Z軸テー
ブル51の移動台52は、Z軸テーブル51に対して、
図2及び図3に矢印Zで示すZ軸方向(図2及び図3中
上下方向)に移動可能に取り付けられている。
【0032】したがって、ヘッド部39は、移動台52
とともにZ軸方向に移動可能であり、モータ53により
移動台52がZ軸方向に移動される伴って、Z軸方向に
移動する。
【0033】移動台52には、ロータリーボールスプラ
イン54が取り付けられており、ロータリーボールスプ
ライン54は、Z軸方向に延びたボールスプライン軸
(保持手段)55を保持している。
【0034】ロータリーボールスプライン54は、ボー
ルスプライン56とボールベアリング57により構成さ
れており、図4に示すように、ボールベアリング57内
に、図5に示すボールスプライン56が組み込まれた構
成となっている。
【0035】ボールベアリング57は、ボールスプライ
ン軸55の外側にスプライン外筒58が配されており、
スプライン外筒58の外側にリテーナ59で保持された
ボール60を介して外輪61及びフランジ外輪62が配
されている。外輪61とフランジ外輪62とは、間座6
3により保持されており、スプライン外筒58とフラン
ジ外輪62との間には、シール64が介装されている。
【0036】ボールスプライン56は、ボールスプライ
ン軸55の軸方向に形成された溝55a内を転動するボ
ール65がリテーナ66で保持されており、ボール65
の外側には、外筒67が配されている。上記リテーナ6
6は、止め輪68により軸方向に保持されており、ボー
ルスプライン56内へのごみ等の混入がシール69によ
り防止されている。上記ボール65は、後述するよう
に、所定量圧縮変形されており、コロガリ抵抗の極小化
が図られている。
【0037】このように、ロータリーボールスプライン
54は、図4に示したボールベアリング57内に図5に
示したボールスプライン56が組み込まれた構成となっ
ており、特に、本例のロータリーボールスプライン54
は、図5に示したボールスプライン56の外筒67を図
4に示したボールベアリング57のスプライン外筒58
に置き換えて、すなわち、ボールスプライン56の外筒
67をボールベアリング57のスプライン外筒58とし
て共有して、ボールベアリング57内にボールスプライ
ン56を組み込んだ構成となっている。
【0038】そして、ロータリーボールスプライン54
は、ボールベアリング57により、ボールスプライン軸
55をその軸回りの回転を規制しつつ、軸方向の移動を
ガイド(案内)し、ボールスプライン56により、その
軸方向の移動を規制しつつ、その軸回りの回転をガイド
している。
【0039】したがって、ボールスプライン軸55をそ
の軸方向及びその軸回りの方向にガイドするロータリー
ボールスプライン54を小型で、かつ、高精度なものと
することができる。
【0040】そして、ボールスプライン軸55には、図
6に示すように、上記ロータリーボールスプライン54
よりも下方部分に回転レバー70が固定されており、回
転レバー70は、当接部70aと係合部70bを有して
いる。回転レバー70の当接部70aには、マイクロメ
ータヘッド71の出力端が当接し、回転レバー70の係
合部70bには、一端を移動台52に固定されたコイル
バネ72の他端が係合されている。これにより、回転レ
バー70は、矢印Rで示す方向に回動付勢され、当該R
方向への回動がマイクロメータヘッド71により規制さ
れている。
【0041】したがって、マイクロメータヘッド71を
手動で回転させることにより、回転レバー70を矢印R
で示す方向又はこれとは逆方向に回動することができ、
これに応じて回転レバー70と一体化されたボールスプ
ライン軸55を回動させることができる。
【0042】再び、図2及び図3において、ボールスプ
ライン軸55の下端部には、フランジ部55aにより、
吸着ツール40が連結されており、吸着ツール40は、
図1及び図2に示すベアチップ31を真空吸着する。
【0043】吸着ツール40は、図7に示すように、加
熱型のツールであり、フランジ部74に形成された固定
ネジ穴74aにネジを通して前記ボールスプライン軸5
5のフランジ部55aに連結固定される。
【0044】吸着ツール40には、その下端のチップ吸
着面75と側面に開口するバキューム口76が形成され
ており、バキューム口76のバキュームのオン/オフ
は、装置全体のコントローラ(図示略)により、真空発
生装置(図示略)につながっている真空回路の途中に設
けられている電磁バルブ(図示略)をオン/オフするこ
とにより操作される。
【0045】チップ吸着面75に吸着されたベアチップ
31は、ヒーター761により加熱され、また、この吸
着されたベアチップ31を急速冷却するには、ヒーター
761の発熱を停止した後、冷却エアー回路77に冷却
気体(例えば、常温のドライエアー、あるいは、窒素
(N2 )ガス等)を流すことにより行う。
【0046】吸着ツール40には、上記冷却エアー回路
77の上側にさらに別の冷却エアー回路78が形成され
ており、また、断熱材79が装着されている。冷却エア
ー回路78は、ヒーター76の発熱による余熱が吸着ツ
ール40の上部に伝達されるのを防止する機能を有して
おり、断熱材79は、吸着ツール40への熱の伝達を防
止するとともに、上記冷却気体の冷却能力を増強するた
めの機能を有している。なお、上記ヒーター76は、吸
着ツール40内に収納された圧縮バネ80により、チッ
プ吸着面75方向に押し付けられている。
【0047】再び、図2及び図3を参照すると、上記ボ
ールスプライン軸55は、その上部が、上記ロータリー
ボールスプライン54の上方に配されたストッパー81
を貫通して、ストッパー81の上方に配されたクランパ
ー82に固定されており、ボールスプライン軸55の上
端は、バネ座83に当接している。ストッパー81は、
直線ガイド84上に載ったプレート85に固定されてお
り、クランパー82の下端には、その内部をボールスプ
ライン軸55が貫通する圧縮コイルバネ86の上端が当
接している。圧縮コイルバネ86の下端は、ボールスプ
ライン54のハウジング上に設けられたバネ受け87に
保持されている。
【0048】クランパー82の下端がストッパー81の
上端に当接することにより、クランパー82、ひいては
ボールスプライン軸55の下方への移動が規制され、圧
縮コイルバネ86は、ボールスプライン軸55とボール
スプライン軸55にぶら下がっている機械部品類、すな
わち、吸着ツール40、ベアチップ31及びクランパー
82の重量をキャンセルする機能を有している。
【0049】ストッパー81は、ボールネジ88のナッ
ト89に固定されており、ボールネジ88の上端部に
は、回転レバー90(図8参照)が固定されている。回
転レバー90には、図8に示すように、回転レバー90
から突出した当接部90aと係合部90bが形成されて
おり、係合部90bには、その一端が移動台54に係合
されたコイルバネ91の他端が係合している。また、回
転レバー90の当接部90aには、マイクロメータヘッ
ド92が当接しており、回転レバー90は、コイルバネ
91により図7に矢印Lで示される方向に回動されると
ともに、当該方向の回動がマイクロメータヘッド92に
より規制される。
【0050】したがって、マイクロメータヘッド92を
回転することにより、回転レバー90を微小量回転させ
て、この回転レバー90に固定されているボールネジ8
8を同量だけ回転させることができ、図3に示すナット
89にとともにストッパー81を上下動させることがで
きる。
【0051】その結果、マイクロメータヘッド92を回
転することにより、ストッパー81を上下動させて、ス
トッパー81の上下位置を調整することができる。そし
て、ストッパー81は、直線ガイド84上に載ったプレ
ート85に固定されているので、この直線ガイド84の
作用により、高精度な直進動作を行う。
【0052】このように、ボールスプライン軸55は、
それにぶら下がっている機械部品類の重量が圧縮コイル
バネ86によりキャンセルされながら、その下方への移
動がストッパー81により規制され、かつ、ストッパー
81の上下位置がマイクロメータヘッド92により微小
調整されることにより、ボールスプライン軸55の下方
への移動の規制位置が微調整される。
【0053】したがって、上記ストッパー81、クラン
パー82、圧縮コイルバネ86、ボールネジ88、マイ
クロメータヘッド92は、全体として、保持手段である
ボールスプライン軸55とボールスプライン軸55にぶ
ら下がる機械部品類に係るベース33方向の重量を軽減
する重量軽減手段を構成している。
【0054】上記ボールスプライン軸55の上端の当接
しているバネ座83は、圧縮コイルバネ93を保持して
おり、圧縮コイルバネ93の上端は、ロードセル(圧力
検出器)94に保持されている。ロードセル94は、ロ
ードセルブロック95に保持されており、ロードセルブ
ロック95は、直線ガイド96上に載っている。
【0055】そして、ロードセルブロック95の上端に
は、マイクロメータヘッド97が当接しており、マイク
ロメータヘッド97を回転させることにより、ロードセ
ルブロック95を上下方向に微動させることができる。
【0056】したがって、マイクロメータヘッド97を
回転させることにより、ロードセルブロック95、ロー
ドセル94を微小量上下方向に移動させて、圧縮コイル
バネ93を設定量だけ高精度にたわませ、圧縮コイルバ
ネ93の反発力を高精度に調整することができる。この
圧縮コイルバネ93の反発力が、後述するように、基板
32に対する吸着ツール40の押圧力となる。
【0057】なお、本例において、吸着ツール40の押
し付けに、ロードセル94だけでなく、圧縮コイルバネ
93を使用しているのは、吸着ツール40のZ軸方向の
変位が接触圧力の誤差に与える影響を小さくするためで
ある(ロードセル94を直接使用するよりも圧縮コイル
バネ93を介した方がバネ定数が小さい)。
【0058】そして、この圧縮コイルバネ93の反発力
により、バネ座83を介してボールスプライン軸55が
Z軸下方に付勢されて、ボールスプライン軸55に固定
されているクランパー82がストッパー81に密着し、
ヘッド部39が上下方向に移動する際、ボールスプライ
ン軸55とストッパー81が一緒に上下動作する。
【0059】但し、後述するように、ボールスプライン
軸55の先端に取り付けられた吸着ツール40が何かに
接触すると、ストッパー81とクランパー82との間に
間隙が生じ、ロードセル94の検出圧力が変化する。
【0060】次に、本実施の形態における動作を説明す
る。本例の部品装着装置1は、図1に示したように、基
板32がY軸テーブル37上に保持されて、Y軸上の設
定位置に位置決めされ、X軸テーブル36がX軸方向に
移動して、X軸テーブル36に取り付けられたヘッド部
39の吸着ツール40によりチップ供給台34上に供給
されたベアチップ31を真空吸着して、Y軸テーブル3
7上の基板32に実装する。
【0061】このとき、吸着ツール40に吸着されベア
チップ31の位置をチップ認識カメラ35により認識
し、また、Y軸テーブル37上の基板32の配線パター
ンの位置を基板認識カメラ41で認識して、吸着ツール
40のXY方向の位置と回転角度を調整する。
【0062】その後、吸着ツール40をZ軸方向に移動
して、吸着ツール40に吸着されたベアチップ31を基
板32上に実装する。上記吸着ツール40は、図2及び
図3に示したように、ボールスプライン軸55に取り付
けられており、ボールスプライン軸55は、基台として
のZ軸テーブル51の移動台52に取り付けられたロー
タリーボールスプライン54にZ軸方向に移動可能に保
持され、かつ、軸回り方向に回転可能に保持されてい
る。
【0063】そして、ボールスプライン軸55及び吸着
ツール40の軸回り方向の位置決め、すなわち、吸着ツ
ール40に吸着されたベアチップ31と基板32との角
度設定は、ボールスプライン軸55がロータリーボール
スプライン54にその軸方向に回転可能に保持されてい
るので、マイクロメータヘッド71を回転することによ
り、回転レバー70を介してボールスプライン軸55を
回転することにより適切に調整することができる。
【0064】なお、ベアチップ31と基板32とのXY
方向の位置合わせは、X方向については、ヘッド部39
全体をX軸テーブル36に沿ってX方向に移動すること
により、また、Y方向については、Y軸テーブル37を
Y方向に移動して、基板32をY方向に移動することに
より行う。
【0065】また、部品装着装置1によりベアチップ3
1を基板32上に実装するには、Z軸方向の押圧力、す
なわち、ベアチップ31と基板32との押圧力をいかに
適切に調整しうるかが重要な問題となる。
【0066】このベアチップ31と基板32との押圧力
を適切に調整するためには、ボールスプライン軸55と
ボールスプライン軸55にぶら下がっている機械部品類
の重量を軽減すること、及び、ベアチップ31と基板3
2とが接触した際の接触圧力を高精度に調整すること、
が必要である。なお、このようにベアチップ31と基板
32との圧力、特に、接触圧力を極小化するのは、ベア
チップ31が変形しやすい部品だからである。
【0067】そこで、この部品装着装置1では、ロータ
リーボールスプライン54とクランパー82との間に圧
縮コイルバネ86を介装して、ボールスプライン軸55
とボールスプライン軸55にぶら下がる機械部品類の重
量をキャンセルし、かつ、ストッパー81のZ軸方向の
位置をマイクロメータヘッド92を回転して、その重量
バランス、すなわち、吸着ツール40回りの重量バラン
スをとることにより、基板32に対する吸着ツール4
0、すなわち、ベアチップ31の接触圧力の軽減化を図
っている。
【0068】また、ボールスプライン軸55の上端に当
接しているバネ座83とロードセルブロック95との間
に圧縮コイルバネ93を介装し、ロードセルブロック9
5のZ軸方向の位置を図3に示すマイクロメータヘッド
97を回転することにより調整して、ベアチップ31を
基板32に押圧する際の押圧力を調整している。
【0069】すなわち、上述のように、吸着ツール40
にベアチップ31を吸着して、基板32上に正確に移動
すると、次に、モータ53が駆動して、ヘッド部39を
Z軸方向下方に移動させる。
【0070】このとき、ボールスプライン軸55は、圧
縮コイルバネ93によりZ軸下方に付勢されて、ボール
スプライン軸55に固定されたクランパー82がストッ
パー81に密着することにより、ストッパー81と一緒
に下降し、吸着ツール40に吸着されたベアチップ31
が下方で待機している基板32に接触する。
【0071】したがって、ボールスプライン軸55とボ
ールスプライン軸55にぶら下がっている機械部品類、
すなわち、吸着ツール40とベアチップ31の重量を圧
縮コイルバネ86でキャンセルして、基板32にベアチ
ップ31を小さな接触圧力で接触させることができる。
【0072】その後、ベアチップ31が基板32に接触
すると、ボールスプライン軸55がその軸方向に移動可
能にロータリーボールスプライン54に保持されている
ので、ヘッド部39の下方への移動に伴って、ボールス
プライン軸55はヘッド部39に対して相対的に上方に
移動することとなり、クランパー82がストッパー81
から離れて、マイクロメータヘッド97で設定された圧
縮コイルバネ93のたわみ量に応じた押圧力により、ベ
アチップ31が基板32に押し付けられる。
【0073】このベアチップ31と基板32との押圧力
の大きさは、ロードセル94の出力表示により知ること
ができ、マイクロメータヘッド97を調整することによ
り、微細に設定することができる。上記接触圧力でベア
チップ31が基板32に押し付けられることにより、ベ
アチップ31は、基板32に実装される。
【0074】このように部品装着装置30によりベアチ
ップ31を基板32に装着する場合、ベアチップ31が
変形しやすいことから、ベアチップ31を基板32にボ
ンディングする際の接触圧力を極小化することが重要で
あり、そのためには、上述のように、ボールスプライン
軸55及びボールスプライン軸55にぶら下がる機械部
品類の重量をキャンセルして、ボールスプライン軸5
5、ひいては、吸着ツール40のバランスを高精度で取
ることができるようにすることが重要である。
【0075】特に、ボールスプライン軸55は、Z軸方
向にガイドされながら、Z軸方向下方に移動するため、
ボールスプライン軸55をガイドする部材とボールスプ
ライン軸55との接触抵抗を極小化する必要がある。
【0076】そこで、本実施の形態においては、ボール
スプライン軸55をロータリーボルスプライン54によ
り、その軸方向及び軸回りに移動可能にガイドすること
により、ベアチップ31を基板32にボンディングする
際の最低接触圧力を50g以下に極小化している。
【0077】すなわち、ロータリーボールスプライン5
4は、図4及び図5に示したように、図5に示したボー
ルスプライン56の外筒67を図5に示したボールベア
リング57のスプライン外筒58に置き換えて、ボール
ベアリング57内にボールスプライン56を組み込んだ
構成となっている。
【0078】そして、ロータリーボールスプライン54
は、ボールベアリング57により、ボールスプライン軸
55をその軸回りの回転を規制しつつ、軸方向の移動を
ガイドし、ボールスプライン56により、その軸方向の
移動を規制しつつ、その軸回りの回転をガイドしてい
る。
【0079】ここで、ボールスプライン56を構成して
いるボールスプライン軸55と外筒67の軸方向の相対
運動時の摺動(コロガリ)抵抗は、ボールスプライン軸
55の溝55aの深さと外筒67の溝の深さに対するボ
ール65の外形寸法との大きさに関係する。上記ボール
スプライン軸55の溝55aと外筒67の溝の深さを一
定にした場合、その溝の間を転動するボール65の径が
小さくなるほど、コロガリ抵抗は減少し、ボール65の
径が大きくなるほど、コロガリ抵抗は増大するという関
係にある。但し、このような機械要素として使用する場
合、隙間は、大きくても数ミクロンmm以下であること
が必要であり、ボール65の径の変動幅は、数ミクロン
mm程度である。
【0080】ここで、ボール65を若干圧縮変形させな
がら、すなわち、プリロードをかけた状態で使用する
と、隙間をゼロにすることができ、かつ、ボール65の
圧縮変形量の大きさに応じて、コロガリ抵抗が変化す
る。
【0081】そこで、本実施の形態では、ボール65を
隙間をゼロに保持しつつ、コロガリ抵抗を最小にするボ
ール65の径の大きさをサブミクロンmm単位で調整す
ることにより、ボールスプライン軸55の軸方向の抵抗
を極力低減化している。
【0082】したがって、吸着ツール40に吸着された
ベアチップ31を基板32にボンディングする際の最低
接触圧を50g以下にすることができ、ボールスプライ
ン軸55がZ軸方向に移動する際の抵抗を大幅に低減す
ることができる。その結果、適切な部品装着を行うこと
ができる。
【0083】このように、本実施の形態の部品装着装置
30によれば、基台であるベース33、具体的には、ベ
ース33上のY軸テーブル37に搭載された対象物であ
る基板32に、チップ部品であるベアチップ31を保持
したヘッド部39を、このベース33に近接する方向及
び離隔する方向に移動させて、ヘッド部39に保持され
たベアチップ31を基板32に装着するが、ヘッド部3
9は、その保持手段であるボールスプライン軸55及び
吸着ツール40、特に、吸着ツール40により、ベアチ
ップ31を着脱自在に保持し、ボールスプライン軸55
及び吸着ツール40に係るベース33方向の重量を、圧
縮コイルバネ86を主構成要素とする重量軽減手段によ
り軽減している。
【0084】そして、接触圧力軽減手段であるロータリ
ーボールスプライン54により、ボールスプライン軸5
5をベース33方向(Z軸方向)に案内するとともに、
ボールスプライン軸55をベアチップ31とともに基板
32に対して回転方向に案内し、かつ、ベアチップ31
が基板32に当接した際のベアチップ31と基板32と
の接触圧力を軽減している。
【0085】したがって、ベアチップ31が基板32に
当接した際のベアチップ31と基板32との接触圧力を
極小化することができ、ベアチップ31と基板32の双
方に係る負担を軽減しつつ、ベアチップ31を基板32
に装着することができる。
【0086】また、本実施の形態によれば、ベアチップ
31を保持する吸着ツール40をボールスプライン軸5
5に取り付け、このボールスプライン軸55をベース3
3方向に案内するボールベアリング56と、ボールベア
リング56の外方に位置し、ボールベアリング56を回
転方向に案内して、ボールスプライン軸55を回転方向
に案内するボールスプライン57と、で構成されるロー
タリーボールスプライン54によりボールスプライン軸
55を軸方向及び回転方向に案内しているので、小型化
することができるとともに、ベアチップ31と基板32
との接触圧力を適切に極小化することができる。
【0087】また、本実施の形態によれば、ボールスプ
ライン56に使用するボール65を、所定量圧縮変形さ
れたものを使用しているので、コロガリ抵抗をより一層
小さくすることができ、ベアチップ31と基板32との
接触圧力をより一層小さくすることができる。さらに、
本実施の形態によれば、ロータリーボールスプライン5
4が、ボールベアリング57の外筒58と、ボールスプ
ライン56のスプライン外筒67と、を共有する状態で
形成されているので、ロータリーボールスプライン54
をより一層小型化することができ、ひいては、部品装着
装置30を一層小型化することができる。
【0088】なお、上記実施の形態においては、ストッ
パー81の位置調整をボールネジ88とマイクロメータ
ヘッド92を利用して行っているが、これに限るもので
はなく、例えば、図9に他の実施の形態の部品装着装置
100として示すように、ストッパー81とロータリー
ボールスプライン54のハウジングに連結固定された枠
体101とを引張コイルバネ102で連結し、枠体メモ
リ101に取り付けたマイクロメータヘッド103によ
りストッパー81の位置調整を行うようにしてもよい。
【0089】また、上記実施の形態のボールネジ88と
マイクロメータヘッド92を利用したストッパー81の
位置調整機構を、例えば、図10にさらに他の実施の形
態の部品装着装置110として示すように、ストッパー
81に連結されたシャフト111と移動台52に連結さ
れたアーム112とを引張コイルバネ113で連結し、
アーム112に取り付けたマイクロメータヘッド114
によりシャフト111の先端位置を調整することによ
り、ストッパー81の位置調整を行うようにしてもよ
い。なお、本実施の形態の場合には、ロードセルブロッ
ク95の位置調整を行うマイクロメータヘッド97が、
上記アーム112に取り付けられている。
【0090】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ツ
ール軸の案内手段を小型化し、作動の際のガタを防止す
るためのプリロードの調整を不要として、チップ部品と
対象物との最低接触圧を極小化し得る部品装着装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品装着装置の一実施の形態の全体斜
視図。
【図2】図1のヘッド部の正面図。
【図3】図1のヘッド部の側面図。
【図4】図2のロータリーボールスプラインの部分分解
斜視図。
【図5】図4のロータリーボールスプラインのボールベ
アリングの部分分解斜視図。
【図6】図1のヘッド部の底面図。
【図7】図1の吸着ツールの正面断面図。
【図8】図1のヘッド部の平面図。
【図9】本発明の部品装着装置の他の実施の形態のヘッ
ド部の側面図。
【図10】本発明の部品装着装置のさらに他の実施の形
態のヘッド部の側面図。
【図11】従来の部品装着装置の一例のヘッド部の側面
図。
【図12】図11のヘッド部の正面図。
【図13】図11のヘッド部の底面図。
【符号の説明】
30 部品装着装置 31 ベアチップ(チップ部品) 32 基板(対象物) 33 ベース(基台) 34 チップ供給台 35 チップ認識カメラ 36 X軸テーブル 37 Y軸テーブル 38 操作部 39 ヘッド部 40 吸着ツール(保持手段) 41 基板認識カメラ 51 Z軸テーブル 52 移動台 53 モータ 54 ロータリーボールスプライン(接触圧力軽減手
段) 55 ボールスプライン軸(保持手段) 56 ボールスプライン(接触圧力軽減手段) 57 ボールベアリング(接触圧力軽減手段) 58 スプライン外筒 65 ボール 67 外筒 70 回転レバー 71 マイクロメータヘッド 81 ストッパー(重量軽減手段) 82 クランパー(重量軽減手段) 83 バネ座 84 直線ガイド 86 圧縮コイルバネ(重量軽減手段) 88 ボールネジ(重量軽減手段) 90 回転レバー(重量軽減手段) 92 マイクロメータヘッド(重量軽減手段) 93 圧縮コイルバネ 94 ロードセル 95 ロードセルブロック 97 マイクロメータヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物に部品を押圧することにより、こ
    の部品を対象物に装着する部品装着装置において、 前記対象物の搭載される基台と、 前記基台に近接する方向及び離隔する方向に移動可能な
    ヘッド部と、 を備え、 前記ヘッド部は、 前記部品を着脱自在に保持し、前記ヘッド部が前記基台
    方向に移動することにより、前記保持した部品を前記基
    台に搭載された前記対象物に装着する保持手段と、 前記保持手段に係る前記基台方向の重量を軽減する重量
    軽減手段と、 前記保持手段を前記基台方向に案内するとともに、前記
    保持手段を前記部品とともに前記対象物に対して回転方
    向に案内し、かつ前記部品が前記対象物に当接した際の
    前記部品と前記対象物との接触圧力を軽減する接触圧力
    軽減手段と、 を備え、 前記保持手段は、 前記基台方向に延在するボールスプライン軸を備え、 前記接触圧力軽減手段は、 前記ボールスプライン軸を前記基台方向に案内するボー
    ルスプラインと、 このボールスプラインと一体に構成され、前記ボールス
    プライン軸を前記回転方向に案内するボールベアリング
    と、 を備えたことを特徴とする部品装着装置。
  2. 【請求項2】前記接触圧力軽減手段の前記ボールベアリ
    ングは、 そのボールが所定量圧縮変形されていることを特徴とす
    る請求項1記載の部品装着装置。
  3. 【請求項3】前記接触圧力軽減手段は、 前記ボールベアリングの外筒と、前記ボールスプライン
    のスプライン外筒とを共有する状態で形成されたことを
    特徴とする請求項1に記載の部品装着装置。
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