JP2914540B2 - パイプシャフトユニット工法とこれに使用するフレームセット - Google Patents

パイプシャフトユニット工法とこれに使用するフレームセット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物内を縦貫の配管群
を予じめ節ごとにユニットにセットしておいて吊り込み
取り付けし、配管を迅速に施工するとした所謂パイプシ
ャフトユニット工法とこれに使用するフレームセットに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパイプシャフトユニット工法にあ
っては配管群の取付基盤としてアングル等の立体架構の
フレーム(補強枠)を組み、当該フレームに配管を支持
金物を介して固定し、一方、躯体側の建築鉄骨梁等に該
フレーム取付用のピースを配しておき、当該ピースを介
して該フレームを固定して配管をフレームごと取り付け
ている。要するに従来工法は、躯体構築工事(建築)と
配管工事(設備)との間では一体性は全く無く、具体的
には先ず躯体構築工事を配管縦貫部を開口部としてダメ
を残した態様でもって済ませておき、次いで当該開口部
にフレームを吊り込んで取り付け固定した後、ダメとし
て残した該開口部の梁,床板取り付けコンクリート打設
工事等の建築工事を行なうとしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の工法にあって
は、躯体構築工事(建築)と配管工事(設備)との間に
一体性が全く無いため躯体工事においてダメが残ること
となり、非常に煩わしい、また、配管取り付け用のフレ
ームは全く躯体構造に寄与せずに躯体内に存置されてい
て資材の無駄と後日発生する配管取換工事等の際の支障
となる等の問題点があった。本発明は、躯体工事にダメ
を残すことなく、また、配管取り付け用のフレームを躯
体内に残すことなく回収し得て、不要な資材を存置する
ことによる支障の全くないパイプシャフトユニット工法
を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明工法においては、一対の複数階にわたる建枠
の一方端を建枠間隔規定用の矩形鋼枠の1の対向辺に結
合させると共に他方端間には着脱自在な間隔規定用の弦
材を配し、該一対の建枠の側辺所定部位には互いに突き
合う方向に揺動突出して固定可能な小梁取付用ピースを
枢止してなるフレームに、小梁を一体設し配管貫通用透
孔を穿孔したところの床デッキを、挟さみ付ける態様に
該小梁を該小梁取付用ピースに止着して取り付け、該配
管貫通用透孔に配管を取り付けして完成したパイプシャ
フトユニットを鉄骨工事中の躯体に吊り込み躯体の大梁
と該小梁とを接続させ、小梁取付用ピースと小梁との結
合を解いたうえでの小梁取付用ピースの揺動後退固定、
該間隔規定用弦材の折りたたみ等のフレームの分離とフ
レーム吊り上げの際に支障となる部材の退避処理を行な
い、しかる後フレームを吊り上げ回収するとしたもので
ある。
【0005】
【作用】上記のように構成されたシャフトユニットにあ
っては、建物の鉄骨構造体の床開口部に相当する部分の
床デッキを配管取付基盤に利用していて無駄な資材が無
くて合理的であり、これを躯体の大梁に接続させれば前
記の床開口部は閉鎖されるので躯体の鉄骨構造は配管設
備を終えた態様で完成することとなるうえ、フロアーの
コンクリート打設を一度で済ませることが可能となるの
で建築,設備工事に一体性を持たせることができる。ま
た、非構造材のフレームは分離回収されて再利用に供さ
れる。
【0006】
【実施例】実施例について図を参照して説明すると、図
1〜3において、一対の複数階にわたる長さに設計の建
枠1,1は、その一方端を建枠間隔規定用の矩形鋼枠2
の1の対向辺に結合させると共に他方端間に両端枢止に
て間隔規定用の弦材3を架配している。よって、当該弦
材3は一方の枢止を解除して他方の枢点で回動させ得、
折り畳みが自在であり、着脱自在な弦材となっている。
建枠1,1の側辺の所定部位(各階フロア相当位置)に
はC型鋼の小梁取付用ピース4,…の基部が枢止4aさ
れている。当該ピース4は同一円周上に穿孔の2ケのル
ーズ孔4b,4cを有し、これ等を介して該側辺との間
にカシメボルトを装着することでピース4,4を互いに
突き合う後述する小梁取付時の姿勢と、互いに離反して
フレームを引き抜き回収し得る姿勢とに固定させること
ができる。フレーム5は叙上の構成より成り、図中6a
は該ピース4にボルト7仮止めされる床デッキ6の小梁
を示す。図4には該床デッキ6が示される。すなわち、
両側端に配された小梁6a,6aの中間に補強棧として
のH型鋼6b、さらにこれ等に直交して棧材6c,…が
組み付き、これ等がプレート6dを裏当てしている。該
プレート6dの所定部位には配管貫通用透孔6e,…が
穿設されている。尚、図中8,8は床デッキ6が吊り込
まれる床開口部縁の大梁を示している。図5〜10にて
本発明工法の手順を説明する。床デッキ6の組立(建
築)(図5)。床デッキ6,…を枕木9上に載置のフレ
ーム5内に組み付ける(建築)(図6)。叙上のフレー
ム6を配管取付作業に便なるよう横転する(建築)(図
7)。床デッキ6間に配管10,…を取り付ける(設
備)(図8)。強度を補完するための後付けプレート1
1の取り付けをする(建築)(図9)。完成したパイプ
シャフトユニットのチェックをした後、矩形鋼枠2に架
けたワイヤー12を介して吊り込み揚重し、大梁8上2
0cmほどのレベルで一担止め、チェーンブロック13を
介して微調整下げを行ない、ガセットプレート(図示省
略)を介して大梁8と小梁6aとを接続し、しかる後、
ピース4と小梁6aとの結合解除,ピース4の退避,弦
材3の折り畳みを行なったうえでフレーム5を引き上げ
回収する(建築)(図10)。
【0007】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。 (1)高所作業の低減による安全性の向上。 (2)鉄骨梁との体化による施工性の向上。 (3)品質の均一化。 (4)作業の単純化による、技能工の省人化。 (5)現地組立による、運搬費の低減。 (6)フレーム再利用による、省資源化。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明工法に使用するフレームの正面図であ
る。
【図2】本発明工法に使用するフレームの平面図であ
る。
【図3】図1中囲線3部の拡大詳示図である。
【図4】本発明工法に使用する床デッキの説明図であ
る。
【図5】本発明工法の手順説明図である。
【図6】本発明工法の手順説明図である。
【図7】本発明工法の手順説明図である。
【図8】本発明工法の手順説明図である。
【図9】本発明工法の手順説明図である。
【図10】本発明工法の手順説明図である。
【符号の説明】 1 建枠 2 矩形鋼枠 3 弦材 4 小梁取付用ピース 4a 枢止 4b,4c ルーズ孔 5 フレーム 6 床デッキ 6a 小梁 6b H型鋼 6c 棧材 6d プレート 6e 配管貫通用透孔 7 ボルト 8 大梁 9 枕木 10 配管 11 後付けプレート 12 ワイヤー 13 チェーンブロック

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の複数階にわたる建枠の一方端を建
    枠間隔規定用の矩形鋼枠の1の対向辺に結合させると共
    に他方端間には着脱自在な間隔規定用の弦材を配し、該
    一対の建枠の側辺所定部位には互いに突き合う方向に揺
    動突出して固定可能な小梁取付用ピースを枢止してなる
    フレームに、小梁を一体設し配管貫通用透孔を穿孔した
    ところの床デッキを、挟み付ける態様に該小梁を該小梁
    取付用ピースに止着して取り付け、該配管貫通用透孔に
    配管を取り付けして完成したパイプシャフトユニットを
    鉄骨工事中の躯体に吊り込み躯体の大梁と該小梁とを接
    続させ、小梁取付用ピースと小梁との結合を解いたうえ
    での小梁取付用ピースの揺動後退固定、該間隔規定用弦
    材の折りたたみ等のフレームの分離とフレーム吊り上げ
    の際に支障となる部材の退避処理を行ない、しかる後フ
    レームを吊り上げ回収するとしたことを特徴とするパイ
    プシャフトユニット工法。
  2. 【請求項2】 一対の複数階にわたる建枠の一方端を建
    枠間隔規定用の矩形鋼枠の1の対向辺に結合させると共
    に他方端間には着脱自在な間隔規定用の弦材を配し、該
    一対の建枠の側辺所定部位には互いに突き合う方向に揺
    動突出して固定可能な小梁取付用ピースを枢止してなる
    フレームと、配管貫通用透孔を穿孔し小梁を一体設した
    ところの床デッキとからなる請求項1に記載の発明の実
    施に使用するフレームセット。
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