JP2914476B2 - 回転駆動装置 - Google Patents

回転駆動装置

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JP2914476B2
JP2914476B2 JP6134426A JP13442694A JP2914476B2 JP 2914476 B2 JP2914476 B2 JP 2914476B2 JP 6134426 A JP6134426 A JP 6134426A JP 13442694 A JP13442694 A JP 13442694A JP 2914476 B2 JP2914476 B2 JP 2914476B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ギヤ・ハウジング
(2)ないしは基礎台に固定されたウォームギヤを使用
して、機械ないしは装置部品、例えばクレ−ンを脚体や
基礎台上で回転駆動するための回転駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動クレーンの回転駆動装置として良く
知られたものでは、その旋回運動は例えば2台の油圧シ
リンダーで行なわれる例が多い。このシリンダーは、ラ
ック機構を備えており、キングピンベアリングの左右に
配置されている。回転力はラックを経て大型のピニオン
に伝えられる。この油圧シリンダー型の回転駆動装置で
は、そこで使用されるギヤ類が大きなトルクを伝えるた
めに著しいストレスを受ける。
【0003】例えば、既存のギヤ回転駆動装置(DE−
OS,34 46 438参照)では、ウォームホイー
ルはわずか1台のクロスローラーベアリングで据え付け
されている。この1台のフロスローラベアリングによる
ウォームホイールの据え付けでは、駆動装置(ウォーム
ホイール、ウォーム)の発生トルクが大きくなったり、
駆動装置に大きな曲げモーメントがかかった際に、ベア
リングの支承力が失なわれ、その結果、大きな回転駆動
力を伝達することができない。さらに、この1台のクロ
スベアリングによるウォームホイールの据え付けでは、
駆動装置の発生トルクが大きくなると、ウォームホイー
ルの弛張が高くなり、ウォームの噛み合い特性に非常に
不利な作用を及ぼす。また、この1台のクロスローラベ
アリングによるウォームホイールの据え付けでは、外レ
ースをハウジングにボルト止めにより取り付けしている
ため、回転駆動装置の製造及び組立てのコストがかさむ
ことになる。
【0004】さらには、例えば冒頭で述べたようなウォ
ームギヤを装備した回転駆動装置が知られているが(U
S−A−4 616 528,US−A−3 710
649,EP−A−0 031 873,DE−A−3
3 21 854参照)、これらの回転駆動装置では、
ウォームホイールはギヤ・ハウジング内で二重に取り付
け支持されている。即ち、二重に取り付け支持すると
は、ウォームホイールに対して2個の別々のベアリン
グ、例えばボールベアリングを互いに同軸に配置して、
ウォームホイールを支持することを言う。この種のウォ
ームギヤを装備した回転駆動装置は、一般にバルブ駆動
装置の変速装置や直流モータや主軸型ホイストギヤを備
えた複式駆動装置、スライディングギヤとして使われて
いる。これらの回転駆動装置の構造に共通している点
は、異常な最大トルクがウォームホイールのシャフトや
ウォームの主軸に与える影響に対して、特別な予防処置
が全く取られていないことである。これらの回転駆動装
置のギヤ・ハウジングは、見て取れる限りではおしなべ
て一体構造につくられており、その一体構造のために、
動力取り出しに使われるウォームホイールの主軸やシャ
フトの位置的な安定性を高めることには全く役立ってい
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明のウォームギヤ
式回転駆動装置が達成しようとする課題は、第1にコン
パクトで場所を取らない構造の回転駆動装置を提供する
ことであり、また、第2は異常に高い外部からの力(ス
ラスト及びラジアル方向の力、曲げモーメント)並びに
トルク(とりわけ最大トルク)を受け取ったり、最大ト
ルクを伝達することができる回転駆動装置を提供するこ
とである。問題解決の手段として、請求項1に示された
ウォームギヤ式回転駆動装置の特徴をここに引用する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の回転駆動装置の
ギヤ・ハウジングは上部のカバー部及び下部のベース部
に分かれ、この両部の何れか一方又は両方に、回転させ
る機械ないしは装置部品を回転駆動させるウォームホイ
ールのジョイント部が挿入されている。2つのアンギュ
ラボールベアリングの外レースは、それぞれハウジング
の上部のカバー部及び下部のベース部に、またそれぞれ
の内レースは、ウォームホイールの歯の上面側(上部頭
頂面)と下面側(下部頭頂面)の内側の隅部に取り付け
固定されている。上部のカバー部と下部のベース部は、
互いにボルト止めされてギヤ・ハウジング全体を形成し
ており、これによってコンパクトで場所を取らない頑強
なユニットを構成している。このギヤ・ハウジング中に
ウォームホイールとウォームとベアリング等が収納さ
れ、完成体を成している。特に、前記上部のカバー部及
び下部のベース部によってアンギュラボールベアリング
を締付け支持することにより、ウォームホイールの安定
性を高めることに成功している。その結果、このウォー
ムホイールには、法外な重量を持つ機械や装置部品等の
被回転体を据付することができるが、その場合もスラス
ト及びラジアル方向の高い力だけでなく、高い最大トル
クも機能上安定して受け取り、且つ伝達することができ
る。
【0007】即ち、本件発明は、脚体や基礎台上に固定
されるギヤ・ハウジング2と、ギヤ・ハウジング2内に
回転可能に軸支され、手動又は駆動モータで回転される
ねじ山5を備えたウォーム3と、ギヤ・ハウジング2内
に回転可能に配設され、前記ウォーム3のねじ山5と噛
み合う歯6を有するウォームホイール4と、ウォームホ
イール4の歯6の上部頭頂面6aとギヤ・ハウジング2
との間だ及び歯6の下部頭頂面6bとギヤ・ハウジング
2との間だに夫々介設され、ウォームホイール4を回転
可能に支持する2個のボールベアリングとから成るウォ
ームギヤ1により前記ウォームホイール4に連結した機
械ないし装置部品を前記脚体や基礎台上で回転駆動する
よう構成した回転駆動装置に於いて、前記ギヤ・ハウジ
ング2はベース部2aとカバー部2bとを連結ボルト2
4により一体化することにより成り、前記ウォーム3は
ウォーム軸の中央部に設けたねじ山5と、ねじ山5の両
側に設けた鍔付きストッパー13・13と、両鍔付きス
トッパー13・13の外側に挿着した複数の板バネセッ
ト15・15とから成り、前記ウォーム3はギヤ・ハウ
ジング2内に水平姿勢で配置され、ギヤ・ハウジング2
のベース部2aに両ウォーム端14・14を左右方向へ
移動可能に軸支されると共に、高負荷時にベース部2a
と鍔付きストッパー13との間に介挿した板バネセット
15の弾性力に抗して左又は右方向へ移動し、前記ウォ
ームホイール4はベース部2a又はカバー部2bを越え
て伸びる被回転体を接続するためのジョイント部7を備
え、ウォームホイール4は中空の円柱状に形成されてお
り、且つその歯6はウォームホイール4の縦方向の中央
部の外周面に縦向きに形成され、ウォームホイール4の
歯6を形成した部分の肉厚は、前記ウォーム3のねじ山
5の部分の直径よりも大きく選定され、ウォームホイー
ル4のジョイント部7の頭頂面8には、機械又は装置部
品を固定するための複数のねじ孔9が設けられており、
前記2個のボールベアリングは夫々アンギュラボールベ
アリングであり、且つその外レース12の直径はウォー
ムホイール4の歯6の部分の直径とほぼ同じ大きさを有
し、前記ウォームホイール4の上部頭頂面6a側に設け
たアンギュラボールベアリングの外レース12はカバー
部2bの内側の壁面に、またその内レース10は上部頭
頂面6aの内側の隅部に夫々挿着されており、前記ウォ
ームホイール4の下部頭頂面6b側に設けたアンギュラ
ボールベアリングの外レース12はベース部2aの内側
の壁面に、またその内レース10は下部頭頂面6aの内
側の隅部に挿着されていることを発明の基本構成とする
ものである。
【0008】
【発明の効果】本発明による回転駆動装置は、特に大重
量の機械や機械部品、装置部品を直接に回転駆動するの
に適している。この回転駆動装置は、構築費用を減ら
し、信頼性を高めたままで、既知の中間歯車付き回転連
結装置とピニオンの代替となる。本発明では、互にボル
ト止めされたギヤ・ハウジングを形成するベース部とカ
バー部を用いてウォームホイールを支承する2個のアン
ギュラボールベアリングを取り付け固定するようにして
いるため、ウォームホイールの支承の安定性が向上し、
ギヤ・ハウジング中でウォームホイールは、最大トルク
に対してもこれをしっかりと受け止め又は伝達すること
ができる。また、回転駆動装置の構造もより簡単化さ
れ、製作費も大幅に節減することができる。
【0009】ギヤ・ハウジングが閉鎖されているため、
本発明による回転駆動装置では外部からの悪影響が大幅
に遮断され、メテナンスの必要性を少なくしている。被
回転体とジョイント部との接続には、それ程高い構造上
の精度が要求されない。何故なら、本発明による回転駆
動装置は、初めから高い自己剛性を持っているからであ
る。そして、このことには、特にウォームホイール及び
ギヤ・ハウジングのベース部とカバー部の夫々を、硬化
焼入れされたアンギュラボールベアリングの内レースや
外レースの支持部として使用すると云う本発明の構成が
関係している。その上、ギヤ・ハウジングの両部は互い
に結合されて動かず、つまり互いに接して固定されてい
る。アンギュラボールベアリングは、複列(又は組合
せ)型式のボールベアリングとすることができ、また、
これをローラーベアリングの構造とすることもできる。
ギヤ・ハウジングの支承力は、ギヤ・ハウジングに設け
た取付けフランジ及び取り付けボルトを介して外部構造
に伝えることができる。本発明の構成に基づけば、ギヤ
・ハウジングは、ウォームホイール及びアンギュラボー
ルベアリングを通して伝えられる重い機械や機械部品、
装置部品からの大きな力を受け取ることができる。ギヤ
・ハウジングの上部のカバー部は、外部からの牽引力を
受け止める働きを担うことができ、また、ギヤ・ハウジ
ングは、アンギュラボールベアリングをしっかりと夫々
所定の位置に固定する働きをする。
【0010】
【本発明の構造上の展開】特別な仕様によれば、ギヤ・
ハウジングはパッキン材を介して組立て形成される。ギ
ヤ・ハウジングの内部を外界から遮断するためである。
高負荷にさらされるウォームホイールを支承する2台の
アンギュラーボールベアリングでは、内レース及び外レ
ースによって各ボールが断面視に於いてその球面周囲の
60°から120°(望ましくは90°)の範囲を囲ま
れている。この2台のアンギュラーボールベアリングに
よって、ラジアル方向とスラスト方向の負荷及び最大ト
ルクがうまく受け止められる。
【0011】回転駆動装置に被回転体を簡単に連結する
ために、本発明の更なる新規な構造によれば、ウォーム
ホイールの頭部及びその他の歯を設けていない側壁部
が、被回転体を接続するために特殊な構造とされる。そ
れは、ボルト止めするためのねじ穴のリムであっても良
いし、例えばフック状の固定エレメントあるいはスナッ
プ・ロック装置であっても良い。また、ウォームホイー
ルと被回転体とは、本発明の一環として一体化すること
も可能である。
【0012】アンギュラボールベアリングの内・外レー
スに半径方向に貫通する溝(スリット)を設けるなら、
アンギュラボールベアリングの製造コストは少なくて済
む。内・外レースを個々の線状巻き物から安く製造する
ことができ、且つ取り付けや組立てを短時間で行なうこ
とができるからである。
【0013】極端に負荷が大きい場合は、本発明の一環
として、アンギュラボールベアリングに複数の回転環を
持たせるのも有利である。即ち、所謂複列型のアンギュ
ラボールベアリングを用いることも可能である。
【0014】既知のウォームギヤで、特にそれが純粋な
伝達装置としてではなく、本発明のように機械ないしは
装置部品を直接に回転駆動するために使用されている場
合には(例えばDE−OS 34 46 438参
照)、次のような問題が生じがちである。つまり、回転
しているウォームホイールを短時間で減速しなければな
らない場合があり、上述のような機械や装置部品を直接
に回転駆動させる使用例では、一般に回転中のウォーム
ホイールと一緒に多くのものが回転されているため、大
きな運動エネルギーを吸収消滅させなければならない。
そのためウォームホイールの回転を急速に減速すると、
ウォームホイールの歯が、あるいはその歯と噛み合って
いるウォームのネジ山が破損することがある。
【0015】そこで本発明の一環として、機械や装置部
品と連結されたウォームホイールの運転を始める際また
は減速する際に発生する動力学的な力を受け止めて、ウ
ォームとウォームホイールの歯車の噛み合いを破壊しな
いようにすると言う新たな問題が持ち上がる。この問題
の解決のため、本発明のウォームギヤ式の回転駆動装置
では、ウォームをギヤ・ハウジングへ回転自在に取り付
けするだけでなく、バネの力に対抗してウォームをウォ
ーム軸方向へ移動自在に据付けすることを提案する。単
数個または複数個の板バネをウォーム軸の両端部へ挿着
し、この挿着した板バネの一方をギヤ・ハウジングの壁
で、また、板バネの他方をウォーム軸で夫々支持するこ
とにより、前記ウォームの移動調整機構が適切に実現で
きる。
【0016】この本発明による構想を用いれば、回転中
の部品の慣性力を補償することができ、過荷重によって
ウォームやウォームホイールの歯が損なわれることはな
い。
【0017】本発明によるスプリング機構では、ギヤ・
ハウジング内でウォームに一種のピッチが与えられてお
り、それによって、制動力や遅延負荷が補償される。ウ
ォームは、ウォーム軸の両端でそれぞれラジアルベアリ
ングとスラストベアリングで軸支されるのが有利であ
る。それによって外部からの慣性力あるいは衝撃は和ら
げられ、また板バネをラジアルベアリングとスラストベ
アリング間に配置することができるからである。
【0018】最大トルクに対する強度の増大を図るた
め、ギヤ・ハウジングのカバー部とベース部分をウォー
ムホイール軸の方向に積み置くようにした構造が用意さ
れている。カバー部とベース部との接触面が、その安定
性を高めて互いにそのぐらつきを防止する。ここでは、
ウォームホイールを支承する2個のアンギュラボールベ
アリングの外レースを取り付けするための、安定した支
持構造も確保されている。ギヤ・ハウジングのカバー部
とベース部の接触面の寸法は、固定具が接触面に差し込
まれ易いよう決定するのが望ましい。固定具(ボルト止
め具)がウォームホイールの軸に平行に挿入されていれ
ば、さらにぐらつきを防ぐのに役立つ。この場合、前記
カバー部とベース部の共通接触面は最大の力で互いに結
合されており、そのため軸受け(アンギュラボールベア
リング)の安定性も最良の状態にある。
【0019】本発明の範囲には、ウォームホイールのジ
ョイント部がカバー部ないしはベース部を越えて軸方向
に平行に伸びている場合も含んでいる。このため、回転
させる機械ないしは装置部品をジョイント部に据付ける
作業が簡単となる。
【0020】本発明によるこのウォームギヤ・回転駆動
装置は、特に自動クレーン、建設用クレーン、港湾用ク
レーン、産業用クレーン、パワーショベル、舞台装置用
リフト、溝堀機、コンクリートミキサー、フォークリフ
ト耕作機、溶接回転テーブル並びにコンクリートポンプ
等、それぞれに回転連結が必要とされる構造のために使
用することができる。本発明による回転駆動装置の更な
る適用例としては、グラブ、レールクランプ、作業荷方
向転換機、耕作用マジックハンド、旋回式フォークリフ
ト耕作機、自動パーキングシステム、旋回式吊り舞台、
車両ウインチ及び隔壁ウインチのための旋回装置、重量
物車両用操縦台、トラック、梱包、充填、レッテル貼
り、選別、混合及び攪拌作業を目的とした機械の操縦駆
動ユニット、廃水やスラッジ処理用の濃縮装置とコンピ
ュータ、建設機械、ピボットベアリング、パワーショベ
ル積み降ろし機、ユニバーサルパワーショベル、ロボッ
ト、供給装置、ターンテーブル並びに方向転換クランプ
などである。以下に本発明の実施例を図面を用いて説明
する。
【0021】
【実施例】以下、図1乃至図5に示す本発明の実施例を
説明する。図1はウォームギヤを装備した回転駆動装置
の斜面図であり、図2は図1の平面図、図3は図2の線
III −III による断面図、図4は図3のIV部の拡大図、
図5は回転駆動装置に使用するボールベアリングの平面
図である。
【0022】図1乃至図5を参照して、本発明による回
転駆動装置に使用されるウォームギヤ1はベース部2a
とカバー部2bを有するギヤ・ハウジング2(図3参
照)を備え、ベース部2a内にはウォーム3とウォーム
ホイール4が回転可能に軸支されている。ベース部2a
は、一列に並んだ雌ネジ穴21を有する接触面20を持
つ。また、図1に示すように大きく湾曲を描くベース部
2aの直線状の正面部には、取り付けフランジ22が前
方へに突き出した形で設けられている。このフランジ2
2の取り付け穴23により、当該回転駆動装置は基礎台
または脚体(図示されていない)へ固定される。ウォー
ム3は、その螺旋形のネジ山5がウォームホイール4の
歯6と噛み合っており、回転駆動モーター(図示されて
いない)と連結するため、所定の装備を有している。
【0023】ウォームホイール4はその頭頂部にジョイ
ント部7を持ち、これが軸に平行に突き出ている。ジョ
イント部7の頂部外面8には多数の取り付けエレメン
ト、例えばねじ孔9が周囲をぐるりと取り巻く形で環状
に設けられている。これは回転する機械ないしは装置部
品(図示されていない)を取り付けるために使われる。
ウォームホイール4は中空円柱状に形成されており、そ
の縦方向長さのほぼ中央部の外周面に、歯6が縦向きに
形成されている。また、前記歯6が形成されている部分
の肉厚は、これに噛み合うウォーム3のねじ5の部分の
直径より大きく選定されている。ウォームホイール4の
歯6の上面の内側の隅部に接触して、アンギュラボール
ベアリング(図4参照)の内レース10が、図面1に見
える。多数のボール11をこの内レース10にはめ込み
(図3及び4参照)、その後外レース12を上にあてる
ことで、完全なアンギュラボールベアリング10、1
1、12が形成される。尚、内レース10の内径は図3
に示すようにウォームホイール4の非ねじ部の外径とほ
ぼ等しい寸法に選定されている。また、前記外レース1
2の直径(外径)は、図3に示すようにウォームホイー
ル4の歯の部分の直径(外径)とほぼ同じ大きさに選定
されている。
【0024】図1と図2からはっきりと分かるように、
ウォーム3のネジ山5の両端部には、各1個の鍔付きス
トッパ13が装着されていて、ウォーム軸をリング状に
ぐるりと取り巻くように突き出ている。この鍔付きスト
ッパ13の各々と、ギヤ・ハウジング2の壁に回転可能
に軸受けされたウォーム端14との間には、多数の個々
の板バネ16からなる1あるいは複数の板バネセット1
5が、圧縮された状態で配置されている。この板バネ1
6あるいはそのセット15は、その内部の孔を通して、
ウォーム・ネジ山5の両サイドのウォーム軸に挿着さ
れ、内側の端面が鍔付きストッパ13の各々に突き当っ
ている。
【0025】板バネ16は、円形リング状の皿形の小さ
なプレート形をしており、図2の部分断面図によれば外
側から内側へ行く程厚みが増し、平面的な二次元の円形
底面積を有していない。板バネセット15内には、こう
した皿形の板バネ16が2個、ほとんどの場合上述の平
面的な円形底面積を持たないで、外側の隅だけが接触す
るような状態で、互いに左右対称形で配置される。この
板バネ16の平面的な歪みは、例えばウォームホイール
4の急制動や加速のために、ウォーム3に軸方向の力が
掛かった場合に弾性変形によって減少する。また、これ
によって、ウォーム3は、ギヤ・ハウジング2に対して
左右方向へ僅かに直線的な位置調整移動17をすること
が可能となる。このウォーム3の位置調整移動17によ
り、例えば回転駆動装置が停止したり、始動したりする
際に、ウォームホイール4が大幅に減速されたり大幅に
加速されたりすることにより発生する動力学的な力が、
両サイドの板バネセット15によって吸収される。その
結果、回転駆動装置を急激に減速したような場合の歯6
やネジ山5の破壊が回避できる。
【0026】図3では、下部のベース2aの接触面20
(図1参照)に上部のカバー2bを平面的に載せてハウ
ジング2の全体を形成している。互いの固定を安定化す
るために連結ボルト24が使われいるが、これはベース
部2aの雌ネジ穴21にボルト止めされていて、一列に
並んだ連結ボルト24はカバー部2b内へ沈められてい
る。ウォームホイール4は、ギヤ・ハウジング2に対し
て2セットのアンギュラボールベアリング10、11、
12で回転可能に軸支されていて、アンギュラボールベ
アリングはウォームホイール4の歯6の上部頭頂面6a
と下部頭頂面6bに夫々置かれている。この場合、図3
に示すように、常に径の小さい方の内レース10をウォ
ームホイールの歯6の上・下両頭頂面6a、6bの各々
に、また、径の大きい方の外レース11をギヤ・ハウジ
ング2のカバー部2bとベース部2aの内壁に移動不能
に固定する。尚、内レース10及び外レース11を、ウ
ォームホイール4及びギヤ・ハウジング2のカバー部2
bとベース部2aへ一体的に形成し、そのボール転動面
を硬化処理するようにしてもよい。つまり、ウォームホ
イールの歯6の上・下両頭頂面6a、6bに各1セット
のアンギュラボールベアリング10、11、12を分割
して取り付けることによって、ウォームホイール4の取
り付けに空間的な広がりを持たせおり、これによって、
ラジアル荷重Frad、スラスト荷重Fax並びに最大
トルクMkをしっかり受け取ることができ、被駆動部材
の駆動に必要とされるウォームホイール4のトルクMd
は、その中心軸18の回りではほとんど損なわれること
がない。この2重軸受けの有利な働きは、図4に示すア
ンギュラボールベアリングを使えばさらに助成される。
つまり内・外レース10、11が、断面視に於いて各ボ
ール11の球面周囲を約90°だけ囲むことになる。こ
れが図3に示すように、同軸方向あるいは中心軸18の
方向に平行に間隔を置いて配置されるとすると、最大ト
ルクMkはウォームホイールの上・下両頭頂面6a、6
bの各々で、同時に働く2個のアンギュラボールベアリ
ング10、11、12によって、機能上非常に安定して
受け取られることになる。図5では、完全なアンギュラ
ボールベアリングのセット10、11、12が上から見
て示されている。ここには、内レース10及び外レース
12に、半径方向に設けられたスリット(溝)19が見
て取れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カバー部を取り外した状態に於けるウォームギ
ヤを装備した回転駆動装置の透視図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図2の線III −III 視による断面図。
【図4】図3のIV部の拡大図。
【図5】回転駆動装置で使用したボールベアリングの平
面図。
【符号の説明】
1は ウォームギヤ 11は ボール 2は ギヤ・ハウジング 12は 外レース 2aは ベース部 13は 鍔付きス
トッパー 2bは カバー部 14は ウォーム
端 3は ウォーム 15は 板バネセッ
ト 4は ウォームホイール 16は 板バネ 5は ウォームのねじ山 17は 位置調整移
動 6は ウォームホイールの歯 18は 中心軸 6aは 歯の上部頭頂面 19は スリット 6bは 歯の下部頭頂面 20は 接触面 7は ジョイント部 21は 雌ねじ孔 8は 頂部外面 22は 取付けフラ
ンジ 9は ねじ孔 23は 取付け孔 10は 内レース 24は 連結ボル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス シュトール ドイツ連邦共和国 デーイー 91315 ヘッフシュタート/アイシュ, フラン ツェン シュバーダー シュトラッセ 5番地 (72)発明者 エリック ルス ドイツ連邦共和国 ディーイー 91350 グレムスドーフ, ポッペンウイント 21番地 (56)参考文献 特開 平4−39456(JP,A) 特開 昭46−1558(JP,A) 特開 平2−146311(JP,A) 実開 平2−58058(JP,U) 実開 昭63−106952(JP,U) 実開 昭58−165057(JP,U) 実開 昭63−53952(JP,U) 実公 昭40−26404(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 1/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚体や基礎台上に固定されるギヤ・ハウ
    ジング(2)と、ギヤ・ハウジング(2)に水平姿勢で
    回転可能に軸支され、駆動モータで回転されるねじ山
    (5)を備えたウォーム(3)と、ギヤ・ハウジング
    (2)に回転可能に支持され、前記ウォーム(3)のね
    じ山(5)と噛み合う歯(6)を中央部の肉厚部分の外
    周面に有する厚肉筒状のウォームホィール(4)と、ウ
    ォームホイール(4)の歯(6)の上部頭頂面(6a)
    とギヤ・ハウジング(2)との間だ及び歯(6)の下部
    頭頂面(6b)とギヤ・ハウジング(2)との間だに夫
    々介設され、ウォームホイール(4)を回転可能に支持
    する2個のボールベアリングとから成るウォームギヤ
    (1)により、前記ウォームホイール(4)の上端面又
    は下端面に連結した機械ないし装置部品を前記脚体や基
    礎台上で回転駆動するよう構成した回転駆動装置に於い
    て、 前記ギヤ・ハウジング(2)はベース部(2a)とカバ
    ー部(2b)とを連結ボルト(24)により積み重ね状
    一体化することにより成り、 前記ウォーム(3)はウォーム軸の中央部に設けたねじ
    山(5)と、ねじ山(5)の両端に設けた鍔付きストッ
    パー(13)・(13)と、両鍔付きストッパー(1
    3)・(13)の外側に挿着した複数の皿形に形成した
    鍔状の板バネ(16)を対向状に組み合せて形成した
    バネセット(15)・(15)とから成り、 前記ウォーム(3)はギヤ・ハウジング(2)内に水平
    姿勢で配置され、ギヤ・ハウジング(2)のベース部
    (2a)に両ウォーム端(14)・(14)を左右方向
    へ移動可能に軸支されると共に、高負荷時にベース部
    (2a)と鍔付きストッパー(13)との間に介挿した
    板バネセット(15)の弾性力に抗して左又は右方向へ
    移動し、 前記ウォームホイール(4)はベース部(2a)又はカ
    バー部(2b)を越えて外方へ伸びる被回転体を接続す
    るためのジョイント部(7)を備え、前記 ウォームホイール(4)は厚肉の中空の円柱状に形
    成されており、且つその歯(6)はウォームホイール
    (4)の縦方向の中央部に一体的に設けた肉厚部分の
    周面に縦向きに形成され、 ウォームホイール(4)の歯(6)を形成した部分の肉
    厚は、前記ウォーム(3)のねじ山(5)の部分の直径
    よりも大きく選定され、 ウォームホイール(4)のジョイント部(7)の頭頂面
    (8)には、機械又は装置部品を固定するための複数の
    ねじ孔(9)が設けられており、 前記2個のボールベアリングは夫々アンギュラボールベ
    アリングであり、且つその外レース(12)の直径はウ
    ォームホイール(4)の歯(6)の部分の直径とほぼ同
    じ大きさを有し、また、その内レース(10)は外レー
    ス(12)よりも小さな直径を有し、 前記ウォームホイール(4)の上部頭頂面(6a)側に
    設けたアンギュラーボールベアリングの外レース(1
    2)はカバー部(2b)の内側の壁面に設けた溝内に、
    またその内レース(10)は上部頭頂面(6a)の内側
    の隅部に設けた溝内に夫々はめ込み挿着されており、 前記ウォームホイール(4)の下部頭頂面(6b)側に
    設けたアンギュラーボールベアリングの外レース(1
    2)はベース部(2a)の内側の壁面に設けた溝内に、
    またその内レース(10)は下部頭頂面(6b)の内側
    の隅部に設けた溝内に夫々はめ込み挿着されており、 前記ウォームホイール(4)を支承する2台のアンギュ
    ラーボールベアリングでは、内レース(10)及び外レ
    ース(12)によって各ボール(11)が断面視に於い
    てその球面周囲の60゜〜120゜の範囲を囲まれてい
    ることを特徴とする 機械ないし装置部品を回転駆動する
    ための回転駆動装置。
  2. 【請求項2】 アンギュラーボールベアリングの内レー
    ス(10)及び外レース(12)の両方に、半径方向の
    スリット(19)を設けるようにした請求項1に記載の
    回転駆動装置。
  3. 【請求項3】 脚体や基礎台上に固定されるギヤ・ハウ
    ジング(2)と、ギヤ・ハウジング(2)に水平姿勢で
    回転可能に軸支され、駆動モータで回転されるねじ山
    (5)を備えたウォーム(3)と、ギヤ・ハウジング
    (2)に回転可能に支持され、前記ウォーム(3)のね
    じ山(5)と噛み合う歯(6)を中央部の肉厚部分の外
    周面に有する厚肉筒状のウォームホイール(4)と、ウ
    ォームホイール(4)の歯(6)の上部頭頂面(6a)
    とギヤ・ハウジング(2)との間だ及び歯(6)の下部
    頭頂面(6b)とギヤ・ハウジング(2)との間だに夫
    々介設され、ウォームホイール(4)を回転可能に支持
    する2個のボールベアリングとから成るウォームギヤ
    (1)により、前記ウォームホイール(4)の上端面又
    は下端面に連結した機械ないし装置部品を前記脚体や基
    礎台上で回転駆動するよう構成した回転駆動装置に於い
    て、 前記ギヤ・ハウジング(2)はベース部(2a)とカバ
    ー部(2b)とを連結ボルト(24)により積み重ね状
    一体化することにより成り、 前記ウォーム(3)はウォーム軸の中央部に設けたねじ
    山(5)と、ねじ山(5)の両端に設けた鍔付きストッ
    パー(13)・(13)と、両鍔付きストッパー(1
    3)・(13)の外側に挿着した複数の皿形に形成した
    鍔状の板バネ(16)を対向状に組み合せて形成した
    バネセット(15)・(15)とから成り、 前記ウォーム(3)はギヤ・ハウジング(2)内に水平
    姿勢で配置され、ギヤ・ハウジング(2)のベース部
    (2a)に両ウォーム端(14)・(14)を左右方向
    へ移動可能に軸支されると共に、高負荷時にベース部
    (2a)と鍔付きストッパー(13)との間に介挿した
    板バネセット(15)の弾性力に抗して左又は右方向へ
    移動し、 前記ウォームホイール(4)はベース部(2a)又はカ
    バー部(2b)を越えて外方へ伸びる被回転体を接続す
    るためのジョイント部(7)を備え、 ウォームホイール(4)は厚肉の中空の円柱状に形成さ
    れており、且つその歯(6)はウォームホイール(4)
    の縦方向の中央部に一体的に設けた肉厚部分の外周面に
    縦向きに形成され、前記 ウォームホイール(4)の歯(6)を形成した部分
    の肉厚は、前記ウォーム(3)のねじ山(5)の部分の
    直径よりも大きく選定され、 ウォームホイール(4)のジョイント部(7)の頭頂面
    (8)には、機械又は装置部品を固定するための複数の
    ねじ孔(9)が設けられており、 前記2個のボールベアリングは夫々アンギュラーボール
    ベアリングであり、且つ、その外レース(12)の直径
    はウォームホイール(4)の歯(6)の部分の直径とほ
    ぼ同じ大きさを有し、また、その内レース(10)は外
    レース(12) よりも小さな直径を有し、 前記ウォームホイール(4)の上部頭頂面(6a)側に
    設けたアンギュラーボールベアリングの外レース(1
    2)はカバー部(2b)の内側の壁面に溝を設けてその
    ボール転動面を硬化処理することにより、また、その内
    レース(10)は上部頭頂面(6a)の内側の隅部に溝
    を設けてそのボール転動面を硬化処理することにより、
    夫々カバー部(2b)とウォームホイール(4)に一体
    的に形成されており、 前記ウォームホイール(4)の下部頭頂面(6b)側に
    設けたアンギュラーボールベアリングの外レース(1
    2)はベース部(2a)の内側の壁面に溝を設けてその
    ボール転動面を硬化処理することにより、また、その内
    レース(10)は下部頭頂面(6b)の内側の隅部に溝
    を設けてそのボール転動面を硬化処理することにより、
    夫々ベース部(2a)とウォームホイール(4)に一体
    的に形成されており、前記ウォームホイール(4)を支承する2台のアンギュ
    ラーボールベアリングでは、内レース(10)及び外レ
    ース(12)によって各ボール(11)が断面視に於い
    てその球面周囲の60゜〜120゜の範囲を囲まれてい
    ることを特徴とする 機械ないし装置部品を回転駆動する
    ための回転駆動装置。
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