JP2913650B2 - レーザーマーキング用材料及びレーザーマーキング方法 - Google Patents

レーザーマーキング用材料及びレーザーマーキング方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は炭酸ガスレーザー光を利用して黒色のマーキ
ングを行なうのに好適な材料とこの材料を用いたレーザ
ーマーキング方法に関し、例えば電気・電子部品、ケー
ス及び製品等の物品の表面に文字、マークまたはバーコ
ード等を表示するのに有効な材料と方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、半導体、抵抗体、コンデンサー、リレー、スイ
ッチ等の電気・電子部品、各種電気製品等の物品の表面
への文字・記号等のマーキングは、熱硬化型または紫外
線硬化型のマーキングインキを用いた印刷により行なわ
れている。この方法では微細部品へのマーキングの困難
さ、印刷品質の維持・管理の煩雑さなどの問題点があ
る。
またバーコード等黒色の表示を行なうのに感熱記録
(転写フイルムや感熱紙を用いる方法)があり、簡便で
正確な表示が得られる。しかしこの感熱記録では微細な
マーク、耐熱性あるいは耐溶剤性が不十分といった問題
がある。
更に、最近部品等の物品の表面に直接レーザー光を照
射し、表面の一部分を蒸発あるいは熱分解により消失さ
せて白色のマーキングを行うレーザーマーキング方法が
行なわれているが、マーキングされる物品の材質は種々
あり、材質により鮮明なマーキングは出来にくいという
欠点がある。
本発明者らは、上記マーキングの欠点を解消すべく鋭
意検討を行ない、無機鉛化合物を含有してなる材料から
なる物品の表面にレーザー光を照射したとき、照射部分
が黒色に変色し、未照射部分との間で明瞭なコントラス
トがみられ、鮮明な黒色のマーキングとなることを見い
出し、すでに特許出願した(特願昭63−134107号)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の材料を用いたマーキング方法で
鮮明な黒色のマーキングを得るためには、高エネルギー
のレーザー光を照射する必要があるため、マーキング作
業効率が低く、しかも広い面積のマーキングには不向き
であるという欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、この様な状況に鑑みて鋭意検討を行っ
た結果、無機硼酸化合物、無機燐酸化合物及び無機珪酸
化合物から選ばれる1種以上の無機化合物と共に特定の
無機鉛化合物を含有させた樹脂材料を用いると、低エネ
ルギーのレーザー光の照射でも鮮明な黒色のマーキング
が得られることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
すなわち、本発明は、無機硼酸化合物、無機燐酸化合
物及び無機珪酸化合物から選ばれる1種以上の無機化合
物と、塩基性硫酸鉛、塩基性亜硫酸鉛、塩基性亜燐酸
鉛、硫酸鉛及び水酸化鉛から選ばれる1種以上の無機鉛
化合物(B)とを樹脂材料中に含有してなることを特徴
とするレーザーマーキング用材料、及びこの材料からな
る物品の表面にレーザー光を照射することを特徴とする
レーザーマーキング方法を提供するものである。
本発明で無機化合物(A)として用いる無機硼酸化合
物としては、例えば硼酸亜鉛、硼酸アルミニウム、硼酸
アンモニウム、硼酸マンガン、硼酸マグネシウム、硼酸
リチウム、硼酸銅、硼酸コバルト、硼酸ナトリウム、硼
酸カルシウム、硼酸カリウム、硼酸バリウム、硼酸系ガ
ラス、メタ硼酸マグネシウム、メタ硼酸ナトリウム、メ
タ硼酸バリウム、メタ硼酸リチウム、メタ硼酸カルシウ
ム等が挙げられ、なかでも硼酸亜鉛、硼酸カルシウム、
メタ硼酸ナトリウム、硼酸系ガラスが好ましい。
無機燐酸化合物としては、例えば燐酸亜鉛、燐酸アル
ミニウム、燐酸アンモニウム、燐酸1マンガン、燐酸2
マンガン、燐酸3マンガン、燐酸1マグネシウム、燐酸
2マグネシウム、燐酸3マグネシウム、燐酸第2鉄、燐
酸第2銅、燐酸チタン、燐酸コバルト、燐酸1ナトリウ
ム、燐酸2ナトリウム、燐酸3ナトリウム、燐酸ジルコ
ニウム、燐酸ストロンチウム、燐酸1カルシウム、燐酸
2カルシウム、燐酸3カルシウム、燐酸カドミウム、燐
酸ニッケル、燐酸バリウム、燐酸リチウム、燐酸マンガ
ンアンモニウム、燐酸コバルトアンモニウム、メタ燐酸
アルミニウム、メタ燐酸カリウム、メタ燐酸ナトリウ
ム、メタ燐酸リチウム、メタ燐酸バリウム、メタ燐酸カ
ルシウム、メタ燐酸錫、燐酸系ガラス等が挙げられ、な
かでも燐酸亜鉛、燐酸2マグネシウム、燐酸3マグネシ
ウム、燐酸2カルシウム、燐酸アンモニウム、燐酸系ガ
ラスが好ましい。
無機珪酸化合物としてはシリカ、珪酸アルミニウム塩
類(カオリン、クレー、ベントナイト、マイカ等)、ア
ルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属酸化物の珪酸塩
類(アスベスト、タルク、珪酸カルシウム等)、シリカ
系ガラス等が挙げられ、なかでもシリカ、カオリン、ク
レー、マイカ、アスベスト、珪酸カルシウム、シリカ系
ガラスが好ましい。尚、これら硼酸化合物、無機燐酸化
合物及び無機珪酸化合物は結晶水を含有していてもよ
く、さらに複合塩となっていてもよい。
本発明で用いる無機鉛化合物(B)は、塩基性硫酸
鉛、塩基性亜硫酸鉛、塩基性亜燐酸鉛、硫酸鉛及び水酸
化鉛から選ばれるものであり、これらはそれぞれ単独あ
るいは2種以上混合して用いられる。またこれらの化合
物は結晶水を含んでいてもよい。なかでも発色性の良好
な点で塩基性硫酸鉛、塩基性亜硫酸鉛、塩基性亜燐酸鉛
が好ましい。
上記無機化合物(A)及び無機鉛化合物(B)の使用
量は、通常レーザーマーキング材料からなる物品、例え
ば成形材料を成形してなる成形品や塗装材料を塗布、硬
化させてなる塗膜中の(A)、(B)両成分合計の含有
率が20〜92重量%、(A)成分と(B)成分の重量比
(A)/(B)が10/90〜85/15となる範囲であるが、な
かでも鮮明な黒のマーキングが得られ、かつ物品の物性
低下がほとんどない点で(A)、(B)両成分の含有率
が35〜80重量%、重量比(A)/(B)が13/87〜80/20
となる範囲が好ましい。
成形材料に用いるマトリックス材料としては、特にそ
の材料を限定されるものではないが、押出成形、トラン
スファー成形、射出成形、ブロー成形、注型成形、プレ
ス成形、テープ成形等が可能な熱可塑性樹脂、例えばポ
リオレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン
系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカ
ーボネート系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリフェニ
レンサルファイド系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミ
ド系樹脂等、熱硬化性樹脂、例えばエポキシ系樹脂、フ
ェノール系樹脂、ユリア系樹脂、メラミン系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、アクリル系樹脂、ジアリルフタレート
系樹脂、ウレタン系樹脂、アニリン系樹脂、フラン系樹
脂、ポリイミド系樹脂、シリコン系樹脂等が挙げられ、
これらは1種以上を混合して用いることもできる。
また、塗装材料に用いるマトリックス材料としては、
特にその種類を限定されるものでないが、刷毛塗り、ス
プレー塗装、浸漬塗装、ドクターコート、ロールコー
ト、静電塗装、粉体塗装、転写、印刷等が可能なエポキ
シ、ウレタン、アクリル、ポリエステル、キシレン系樹
脂等の常温乾燥塗料樹脂、湿気硬化性樹脂、成形材料で
挙げた熱硬化性樹脂、湿気硬化性樹脂、成形材料で挙げ
た熱硬化性樹脂、及び紫外線硬化性樹脂、電子線硬化性
樹脂等が挙げられ、これらは1種以上を混合して用いる
こともできる。
尚、成形材料及び塗装材料に用いられる樹脂には必要
に応じて添加剤等を加えることができ、添加剤として
は、例えば硬化剤、架橋剤、光開始剤、分散剤、流動性
調節剤、離型剤、充填剤、難燃剤、滑剤、安定剤、酸化
防止剤、着色剤等の通常の樹脂成形あるいは樹脂塗装で
用いられる添加剤がいずれも挙げられる。
本発明では、無機硼酸化合物、無機燐酸化合物及び無
機珪酸化合物から選ばれる1種以上の無機化合物(A)
と無機鉛化合物(B)とを含有した上記本発明の材料よ
りなる樹脂成形物あるいは樹脂塗装物のテープ成形物表
面にレーザー光をマスクを介して照射するかまたはレー
ザー光を走査することで高感度に鮮明な黒色のマーキン
グが得られる。本発明のマーキング方法で用いるレーザ
ー光としては、特に限定はないがなかでも炭酸ガスレー
ザーが好ましい。
〔実施例〕
以下に実施例及び比較例を示して本発明を更に具体的
に説明する。尚、例中の部はいずれも重量部である。
実施例1 ビスフェノールF型エポキシ樹脂 18部 〔大日本インキ化学工業(株)製エピクロン830、エポ
キシ当量180〕 酸無水物系硬化剤 15部 〔同上社製エピクロンB−570、酸無水物当量166〕 硬化促進剤(ベンジルジメチルアミン) 0.4部 塩基性亜燐酸鉛 25部 燐酸2マグネシウム(結晶水を含む) 25部 上記配合のエポキシ樹脂組成物を3本ロールで均一に
混合して成形材料を得、これを2枚のガラス板の間に5m
m厚に注型した後、80℃で5時間及び160℃で5時間の条
件で硬化させ白色の試験片を得た。次いで、この試験片
にパルス型炭酸ガスレーザー装置を用い、マスクを介し
て約3μ秒間レーザー光を照射した。その時のレーザー
の照射エネルギーは2ジュール/cm2である。試験片表
面には、極めて鮮明な黒色のマーキングが得られた。
実施例2 PEG 600 ジアクリレート 95部 〔新中村化学(株)製NKエステルA−600〕 光開始剤(α−ヒドロキシイソブチルフェノン) 5部 塩基性亜硫酸鉛 25部 燐酸亜鉛(結晶水を含まない) 100部 上記配合の組成物をラボミキサーで均一に混合して塗
装材料を得、これをガラス板上にバーターターで70μm
厚に塗装した後、高圧水銀灯で紫外線照射して硬化さ
せ、白色の試験片を得た。次いで、実施例1と同様にし
て2ジュール/cm2のレーザー光を照射したところ、極
めて鮮明な黒色のマーキングが得られた。
実施例3 PEG 600 ジアクリレート 95部 〔新中村化学(株)製NKエステルA−600〕 光開始剤(α−ヒドロキシイソブチルフェノン) 5部 塩基性亜硫酸鉛 200部 燐酸アンモニウム(結晶水を含む) 50部 上記配合の組成物を用いた以外は実施例2と同様にし
て白色の試験片を作成し、次いで照射エネルギー量を4
ジュール/cm2に変更した以外は実施例1と同様にして
レーザー光を照射したところ、極めて鮮明な黒色のマー
キングが得られた。
実施例4 PEG 600 ジアクリレート 95部 〔新中村化学(株)製NKエステルA−600〕 光開始剤(α−ヒドロキシイソブチルフェノン) 5部 塩基性亜硫酸鉛 25部 マイカ 50部 上記配合の組成物を用いた以外は実施例2と同様にし
て白色の試験片を作成し、次いで実施例1と同様にして
2ジュール/cm2のレーザー光を照射したところ、極め
て鮮明な黒色のマーキングが得られた。
実施例5 PEG 600 ジアクリレート 95部 〔新中村化学(株)製NKエステルA−600〕 光開始剤(α−ヒドロキシイソブチルフェノン) 5部 水酸化鉛 150部 カオリン(結晶水を含まない) 50部 上記配合の組成物を用いた以外は実施例2と同様にし
て白色の試験片を作成し、次いで実施例1と同様にして
2ジュール/cm2のレーザー光を照射したところ、鮮明
な黒色のマーキングが得られた。
実施例6 PEG 600 ジアクリレート 95部 〔新中村化学(株)製NKエステルA−600〕 光開始剤(α−ヒドロキシイソブチルフェノン) 5部 塩基性亜硫酸鉛 60部 燐酸系ガラス粉末 40部 (組成:SiO2/Al2O3/B2O3/CaO/Na2O/P2O3=8/15/10/
7/20/40) 上記配合の組成物を用いた以外は実施例2と同様にし
て白色の試験片を作成し、次いで実施例1と同様にして
2ジュール/cm2のレーザー光を照射したところ、極め
て鮮明な黒色のマーキングが得られた。
実施例7 燐酸系ガラス粉末の代わりに硼酸カルシウム(結晶水
を含まない)を用いた以外はすべて実施例6と同様にし
て試験片を作成し、次いで実施例1と同様にして2ジュ
ール/cm2のレーザー光を照射したところ、極めて鮮明
な黒色のマーキングが得られた。
実施例8 燐酸系ガラス粉末の代わりにメタ硼酸ナトリウム(結
晶水を含む)を用いた以外はすべて実施例6と同様にし
て試験片を作成し、次いで実施例1と同様にして2ジュ
ール/cm2のレーザー光を照射したところ、極めて鮮明
な黒色のマーキングが得られた。
実施例9 燐酸系ガラス粉末の代わりにアスベストを用いた以外
はすべて実施例6と同様にして試験片を作成し、次いで
実施例1と同様にして2ジュール/cm2のレーザー光を
照射したところ、極めて鮮明な黒色のマーキングが得ら
れた。
実施例10 燐酸系ガラス粉末の代わりに珪酸カルシウム(結晶水
を含む)を用いた以外はすべて実施例6と同様にして試
験片を作成し、次いで実施例1と同様にして2ジュール
/cm2のレーザー光を照射したところ、極めて鮮明な黒
色のマーキングが得られた。
実施例11 ポリエチレン樹脂 20部 〔住友化学工業(株)製スミカセンG808、MI=200g/10m
in〕 塩基性硫酸鉛 60部 シリカ系ガラス粉末 10部 (ガラス組成:SiO2/CaO/MgO/Na2O=72/10/3/15) 分散剤(ステアリン酸亜鉛) 1部 滑剤(ステアリン酸) 1部 上記配合の組成物を東洋精機(株)製ラボプラストミ
ルを用い140℃で十分混練して成形材料を得、これを加
熱プレス機を用いて1mm厚さのシートに成形し、冷却し
白色の試験片を得た。ついで、実施例1と同様にして2
ジュール/cm2レーザー光を照射したところ、極めて鮮
明な黒色のマーキングが得られた。
比較例1 燐酸2マグネシウムの添加を省略した以外は実施例1
と同様にして試験片を作成し、次いで同様にして2ジュ
ール/cm2のレーザー光を照射したが、ほとんど発色は
なく、マーキングは得られなかった。
比較例2 燐酸亜鉛の添加を省略した以外は実施例2と同様にし
て試験片を作成し、次いで実施例1と同様にして2ジュ
ール/cm2のレーザー光を照射したが、ほとんど発色は
なく、マーキングは得られなかった。
比較例3 燐酸アンモニウムの添加を省略した以外は実施例3と
同様にして試験片を作成し、次いで実施例1と同様にし
て2ジュール/cm2のレーザー光を照射したが、ほとん
ど発色はなく、マーキングは得られなかった。
比較例4 燐酸系ガラス粉末の添加を省略した以外は、実施例6
と同様にして試験片を作成し、次いで実施例1と同様に
して2ジュール/cm2のレーザー光を照射したが、ほと
んど発色はなく、マーキングは得られなかった。
比較例5 シリカ系ガラス粉末の添加を省略した以外は実施例11
と同様にして試験片を作成し、次いで実施例1と同様に
して2ジュール/cm2のレーザー光を照射したが、ほと
んど発色はなく、マーキングは得られなかった。
〔発明の効果〕
本発明のレーザーマーキング用材料からなる物品の表
面にレーザー光を照射すると、レーザー光のエネルギー
が低い場合であっても容易に鮮明な黒色のマーキングを
することができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−292655(JP,A) 特開 昭60−166488(JP,A) 特開 昭63−176184(JP,A) 特開 昭56−144995(JP,A) 特開 昭60−172590(JP,A) 特開 昭63−216790(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/26

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機硼酸化合物、無機燐酸化合物及び無機
    珪酸化合物から選ばれる1種以上の無機化合物(A)
    と、塩基性硫酸鉛、塩基性亜硫酸鉛、塩基性亜燐酸鉛、
    硫酸鉛及び水酸化鉛から選ばれる1種以上の無機鉛化合
    物(B)とを樹脂材料中に含有してなることを特徴とす
    るレーザーマーキング用材料。
  2. 【請求項2】塗装材料である請求項1記載のレーザーマ
    ーキング用材料。
  3. 【請求項3】成形材料である請求項1記載のレーザーマ
    ーキング用材料。
  4. 【請求項4】無機化合物(A)が、硼酸亜鉛、硼酸カル
    シウム、メタ硼酸ナトリウム、硼酸系ガラス、燐酸亜
    鉛、燐酸2マグネシウム、燐酸3マグネシウム、リン酸
    2カルシウム、燐酸アンモニウム、燐酸系ガラス、カオ
    リン、クレー、マイカ、アスベスト、珪酸カルシウム、
    シリカ、及びシリカ系ガラスから選ばれる1種以上の無
    機化合物である請求項1記載のレーザーマーキング用材
    料。
  5. 【請求項5】無機硼酸化合物、無機燐酸化合物及び無機
    珪酸化合物から選ばれる1種以上の無機化合物(A)
    と、塩基性硫酸鉛、塩基性亜硫酸鉛、塩基性亜燐酸鉛、
    硫酸鉛及び水酸化鉛から選ばれる1種以上の無機鉛化合
    物(B)とを樹脂材料中に含有してなるレーザーマーキ
    ング用材料からなる物品の表面にレーザー光を照射する
    ことを特徴とするレーザーマーキング方法。
  6. 【請求項6】レーザーマーキング用材料が塗装材料であ
    る請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】レーザーマーキング用材料が成形材料であ
    る請求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】無機化合物(A)が、硼酸亜鉛、硼酸カル
    シウム、メタ硼酸ナトリウム、硼酸系ガラス、燐酸亜
    鉛、燐酸2マグネシウム、燐酸3マグネシウム、リン酸
    2カルシウム、燐酸アンモニウム、燐酸系ガラス、カオ
    リン、クレー、マイカ、アスベスト、珪酸カルシウム、
    シリカ、及びシリカ系ガラスから選ばれる1種以上の無
    機化合物である請求項5記載の方法。
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