JP2912284B2 - レイアウトエディタおよびそのテキスト発生方法 - Google Patents

レイアウトエディタおよびそのテキスト発生方法

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JP2912284B2
JP2912284B2 JP9016609A JP1660997A JP2912284B2 JP 2912284 B2 JP2912284 B2 JP 2912284B2 JP 9016609 A JP9016609 A JP 9016609A JP 1660997 A JP1660997 A JP 1660997A JP 2912284 B2 JP2912284 B2 JP 2912284B2
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  • Document Processing Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレイアウトエディタ
およびそのテキスト発生方法に関し、特にセミカスタム
またはフルカスタムの設計に用いられるレイアウトエデ
ィタおよびそのテキスト発生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ネットドリブンツールとして
は、自動配線を前提としている場合が多い。当該ツール
自体がテキストを必要としていないために、通常テキス
ト発生の機能を備えてはいない。それで、途中結果を参
照して配線形状を考慮する際、または検証におけるレイ
アウトと回路との照合、データ修正、或はまた別のレイ
アウト領域との継続を行う作業を実施する場合などにお
いて必要となるテキストは、ユーザによる発生に依存し
ているのが通例である。このように、従来におけるテキ
スト発生方法においては、ネットドリブンレイアウトの
データベース内には、図形情報を格納する図形テーブ
ル、接続情報を格納する接続テーブル、接続情報と図形
情報の対応を格納する対応テーブルを含むデータベース
格納領域がある。
【0003】図23および図24は、従来のレイアウト
エディタに対応するテキスト発生方法の処理手順を示す
フローチャートである。図23において、先ずステップ
2301において、接続テーブルから取り出された信号
名を処理するための一時領域SIGより、当該接続テー
ブルの1つ目の信号が取り出される。次いでステップ2
302においては、前記対応テーブルから取り出された
信号に対して対応処理するための一時領域SVPが抽出
される。この場合に、当該SVPとしては、対応テーブ
ル内より最初に検索されたものが採用される。なお、1
つの一時領域SIGの対応テーブル内の一時領域SVP
は複数個存在している。ステップ2303においては、
ステップ2302において採用された対応SVPによ
り、前記データベース格納領域に含まれる図形テーブル
内から、前記一時領域SVPに対応する図形を処理する
ための一時領域POLの原点座標が抽出され、ステップ
2304において、当該一時領域POLの原点に対して
テキストが発生される。この場合に、1つの一時領域S
IGのテキストは1カ所となる。一般に、一時領域SI
Gの経路が複雑であり、当該一時領域SIGに対応する
一時領域SVPが50個以上存在するような場合には、
テキストの存在場所が分り難くなるために、目視でテキ
ストにより信号名を確認することが非常に困難となる。
このために、ステップ2305においては、一時領域S
IGが接続テーブルの最後の信号であるか否かの判定が
行われ、最後の信号であると判定される場合にはテキス
ト発生方法の処理手順は全て終了となり、また最後の信
号ではないと判定される場合にはステップ2302に戻
り、再度ステップ2302以降の処理手順が継続して行
われる。
【0004】次に、図24に示される従来のテキスト発
生方法においては、ステップ2401において、対応テ
ーブル内の1つ目の一時領域SVPが取り出されて採用
される。この場合に、当該SVPとしては、対応テーブ
ル内より最初に検索されたものが採用される。次いでス
テップ2402においては、データベース格納領域に含
まれる図形テーブル内より、前記1つ目の一時領域SV
Pにより示される、1つの一時領域SIGに対応する図
形を処理するための一時領域POLの原点座標が抽出さ
れ、ステップ2403においては、当該一時領域POL
の原点座標に対してテキストが発生されて、1つの一時
領域SIGのテキストは1カ所に設定される。一般に、
一時領域SIGの経路が複雑であり、当該一時領域SI
Gについて対応する一時領域SVPが50個以上存在す
るような場合には、テキストの存在場所が分り難くなる
ために、目視でテキストにより信号名を確認することが
非常に困難となる。このために、ステップ2404にお
いては、一時領域SVPが接続テーブルの最後の信号で
あるか否かの判定が行われ、最後の信号であると判定さ
れる場合にはテキスト発生方法の処理手順を全て終了と
し、また最後の信号ではないと判定される場合にはステ
ップ2402に戻り、再度ステップ2402以降の手順
が継続して行われる。
【0005】なお、上記の図24に示されるテキスト発
生方法の場合には、対応テーブル内の全ての対応一時領
域SVPに対して図形テーブルの検索が行われ、検索さ
れた全ての一時領域POLの原点座標に対してテキスト
が発生される。従って、図形の形状によっては重複する
状態が生じて視認し難くなり、また、テキストによりデ
ータ量が著しく増大するという問題がある。また、これ
らの2つのテキスト発生方法は、双方ともに、後工程の
作業にとって必ずしも効率的な位置にテキストが発生さ
れているわけではない。このテキストを見易くするため
の従来技術の1つとしては、特開平4ー227588号
公報に1例が示されている。この従来例は、重複して見
難い状態となったテキストを回転させることにより、見
易くしようとする技術である。この方法による場合に
は、重なり合って見難いテキストを見易くすることがで
きるものとしても、目視者から見て、テキストが見易い
位置に存在しない状態の見難さを解決する技術ではな
く、後工程の作業にとって効率的な位置にテキストを発
生させることのできる技術にはなり得ないという問題が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のレイア
ウトエディタのテキスト発生方法においては、テキスト
が、目視者から見難い位置には発生しており、このため
に当該テキストを確認することが困難であるという欠点
がある。
【0007】また、人による確認がし易いように、テキ
ストを信号名を有する全図形に対して発生させるような
場合には、必要とされるデータ量が膨大の量となってデ
ータ・アクセス処理に要する時間が多大になるという欠
点がある。
【0008】これらの2つの欠点においては、何れの場
合においても、テキストの発生位置が適切に行われない
ために、当該テキスト発生以後における後工程における
作業に対する障碍要因になるという欠点がある。
【0009】本発明の目的は、上記の欠点を排除して、
テキストを指定位置に漏れなく自動的に発生させ、当該
テキストの確認を容易にするとともに、テキストの発生
に伴うデータ量を最適化することにより、データ・アク
セス処理時間を短縮化することのできるレイアウトエデ
ィタおよびそのテキスト発生方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明のレイアウト
エディタは、半導体集積回路の設計用として機能するネ
ットドリブンのレイアウトエディタにおいて、テキスト
に対して、当該テキストの発生および移動等を含む付加
条件を指定するテキスト付加条件指定手段と、前記付加
条件に含まれるテキスト付加対象層の指定を受けて、当
該テキスト付加対象層の内の特定の層を判別指定してテ
キストを発生させるテキスト発生判定手段と、前記テキ
スト発生判定手段によるテキスト情報の入力を受けて、
人為により当該テキストの発生領域の指定を行い、当該
指定情報を出力するテキスト発生領域指定手段と、前記
指定情報を入力し、当該指定情報に基づいて指定領域の
座標の抽出、ならびに接続テーブル、図形信号対応テー
ブルおよび図形テーブルより必要な情報を抽出する指定
領域情報抽出手段と、前記指定領域情報抽出手段103
により抽出された指定領域の座標と図形テーブルの図形
データとの論理積演算を行う指定領域/図形データ論理
積生成手段と、前記指定領域/図形データ論理積生成手
段の論理積出力に対応する図形データの信号名を抽出し
て、前記テキスト発生判定手段に出力する信号名抽出手
段と、前記接続テーブル内より接続情報を抽出して信号
リストに格納する信号リスト抽出手段と、前記図形テー
ブルより、前記テキスト付加条件指定手段により指定さ
れた層番号の既存テキストに対応する図形データを抽出
して既存テキストリストに格納する既存テキストリスト
抽出手段と、前記テキスト付加条件指定手段による付加
条件に対応して、前記テキスト判定手段に含まれる既存
テキスト比較手段による判定信号の入力を受けて、前記
既存テキストリスト、信号リスト、図形リストおよび図
形テーブルを含むデータ格納手段内のテキスト情報収納
制御を対象として、テキストの発生ならびにテキストの
削除を含む制御機能を有するテキスト発生手段とを備え
て構成され、前記信号リスト内の全信号名についてのテ
キストを漏れなくチェックした上でテキストを発生する
ことを特徴としている。
【0011】なお、前記第1の発明において、前記テキ
スト発生領域指定手段は、テキスト発生領域を線分によ
り指定する機能を有するように構成してもよく、或はま
た、テキスト発生領域を矩形により指定する機能を有す
るように構成してもよい。
【0012】また、第2の発明のレイアウトエディタの
テキスト発生方法は、半導体集積回路の設計用として機
能するネットドリブンのレイアウトエディタのテキスト
発生方法において、テキストの発生およびテキストの移
動等を規定するテキスト付加条件を指定する第1ステッ
プと、前記テキストの発生領域の指定を受けて当該指定
領域の座標を抽出し、その指定領域と所定の図形データ
との論理積を、所定の図形リストに格納する第2ステッ
プと、所定の接続テーブルより信号リストを抽出し、指
定テキスト層の既存テキストを既存テキスト対象層に格
納する第3ステップと、前記第2ステップにおいて得ら
れる論理積内に含まれる図形データを一時的に格納する
一時領域POLに対して前記図形リストの1つ目の図形
を代入する第4ステップと、当該一時領域POLがテキ
スト発生対象層であるか否かを判定する第5ステップ
と、前記第5にステップにおいて一時領域POLがテキ
スト発生対象層である場合に、所定の対応テーブル内に
一時領域POLが存在するか否かを判定する第6ステッ
プと、前記第6ステップにおいて一時領域POLが存在
する場合に、前記対応テーブル内から一時領域POLの
信号名を抽出して、接続テーブルより取り出された信号
名を一時的に格納する一時領域一時領域SIGに代入す
る第7ステップと、所定の既存テキストリスト内に一時
領域SIGが存在するか否かを判定する第8ステップ
と、前記第8ステップにおいて一時領域SIGが存在す
る場合に、前記指定領域もテキストの発生の対象とする
か、またはテキストを移動させるかを判定する第9のス
テップと、前記第9ステップにおいてテキストを移動さ
せる場合に、所定の図形テーブルから前記既存テキスト
を削除する第10ステップと、前記第9ステップにおい
て、前記指定領域もテキストの発生の対象とする場合、
および前記第10ステップに続いて、前記既存テキスト
リストから一時領域SIGを削除する第11ステップ
と、前記第8のステップにおいて、既存テキストリスト
内に一時領域SIGが存在しない場合、および前記第1
1ステップに続いて、前記指定テキスト層のテキストを
発生させ、前記信号リストから一時領域SIGを削除す
る第12ステップと、前記第5ステップにおいて対応テ
ーブルが存在しない場合、前記第6ステップにおいて対
応テーブルに一時領域POLが存在しない場合、および
前記第12ステップに続いて、一時領域POLが前記図
形リストの最後の図形であるか否かを判定する第13ス
テップと、前記第13ステップにおいて、一時領域PO
Lが前記図形リストの最後の図形でない場合に、当該一
時領域POLに対して図形リストの次の図形を代入して
前記第5ステップに戻り、当該ステップ以降の処理手順
を、当該一時領域POLが図形リストの最後の図形とな
るまで繰返して行うように作用する第14ステップと、
前記第13ステップにおいて、一時領域POLが前記図
形リストの最後の図形である場合に、一時領域SIGに
対して前記信号リストの1つ目の信号名を代入する第1
5ステップと、前記対応テーブル内に一時領域SIGが
存在するか否かを判定する第16ステップと、前記第1
6ステップにおいて、対応テーブル内に一時領域SIG
が存在する場合に、対応テーブル内に一時領域SIGが
存在する場合に、当該対応テーブルから一時領域SIG
に対応する図形のテキスト座標を抽出する第17ステッ
プと、テキスト発生対象層であるか否かを判定する第1
8ステップと、前記第18ステップにおいてテキスト発
生対象層である場合に、前記既存テキストリストに一時
領域SIGが存在するか否かを判定する第19ステップ
と、前記第19ステップにおいて、既存テキストリスト
に一時領域SIGが存在する場合に、既存テキストリス
トから一時領域SIGを削除する第20ステップと、前
記第19ステップにおいて、既存テキストリストに一時
領域SIGが存在しない場合、および第20ステップに
続いて、テキストの発生を行う第21ステップと、前記
第16ステップにおいて、対応テーブル内に一時領域S
IGが存在しない場合、前記第18ステップにおいてテ
キスト発生対象層でない場合、および前記第21ステッ
プに続いて、一時領域SIGが信号リストの最後の信号
であるか否かを判定する第22ステップと、前記第22
ステップにおいて、一時領域SIGが信号リストの最後
の信号でない場合に、一時領域SIGに対して信号リス
トの次の信号を代入し、前記第16ステップに戻り、当
該ステップ以降の処理手順を、一時領域SIGが信号リ
ストの最後の信号になるまで繰返して行うように作用す
る第23ステップと、前記第22ステップにおいて、一
時領域SIGが信号リストの最後の信号である場合に、
既存テキストリストにテキストが存在するか否かを判定
する第24ステップと、前記第24ステップにおいて、
既存テキストリストにテキストが存在する場合にメッセ
ージを出力する第25ステップと、図形テーブル内の図
形データのテキストを削除するか否かを判定する第26
ステップと、前記第26ステップにおいて図形データ内
のテキストを削除する場合には、当該テキストを図形テ
ーブル内から削除して処理を終了とする第27ステップ
とを有し、前記第26ステップにおいて図形データ内の
テキストを削除しない場合においても、処理を終了とす
ることを特徴としている。
【0013】なお、前記第2の発明において、前記第1
のステップと前記第3のステップとの間の処理手順とし
て、前記第1のステップによる前記テキストの発生領域
の指定を受けて、テキスト付加対象レイアウト領域の指
定を行い、重なるレイアウト領域を指定する第a1ステ
ップと、前記テキスト付加対象レイアウト領域における
重なり領域境界部の座標を抽出し、当該境界部の座標と
図形データとの論理積を、境界部下の図形データとして
図形リストに格納する第a2ステップと、を有するよう
にしてもよい。
【0014】更に、前記第2の発明において、前記第1
ステップと前記第3ステップとの間の処理手順として
は、前記第1ステップによる前記テキストの発生領域の
指定を受けて、当該テキスト発生領域をブロック境界部
として指定する第b1 ステップと、所定の接続テーブル
よりポートリストを抽出する第b2 ステップとを有する
とともに、前記第3ステップと前記第19ステップとの
間の処理手順として、ブロックの入出力境界部の接続情
報に含まれる入出力接点情報を一時的に格納する一時領
域PORTに対して、前記ポートリストの1つ目のポー
トを代入する第c1 ステップと、前記一時領域PORT
に接続信号が存在するか否かを判定する第c2 ステップ
と、前記第c2 ステップにおいて一時領域PORTに接
続信号が存在する場合に、一時領域SIGに一時領域P
ORTの接続信号名を代入する第c3 ステップと、対応
テーブルおよび図形テーブルの情報により、一時領域P
ORTがテキスト発生対象層であるか否かを判定する第
c4 ステップと、前記第c4のステップにおいて一時領
域PORTがテキスト発生対象層である場合に、当該一
時領域PORTと接続図形との論理積を抽出する第c5
ステップと、既存テキストリスト内に一時領域SIGが
存在するか否かを判定する第c6 ステップと、前記第c
6 ステップにおいて一時領域SIGが存在する場合に、
前記指定領域もテキストの発生の対象とするか、または
テキストを移動させるかを判定する第c7 ステップと、
前記第c7 ステップにおいてテキストを移動させる場合
に、所定の図形テーブルより既存テーブルを削除する第
c8 ステップと、前記第c7 ステップにおいて指定領域
もテキストの発生の対象とする場合、および前記第c8
ステップに続いて、既存テキストリストより一時領域S
IGを削除する第c9 ステップと、前記第c6 ステップ
において既存テキストリスト内に一時領域SIGが存在
しない場合、および第c9 ステップに続いて、テキスト
を発生する第c10ステップと、前記第c2 ステップにお
いて一時領域PORTに接続信号が存在しない場合、第
c4 ステップにおいて一時領域PORTがテキスト発生
対象層でない場合、および第c10ステップ続いて、一時
領域PORTがポートリストの最後のポートであるか否
かを判定する第c11ステップと、前記第c11ステップに
おいて一時領域PORTがポートリストの最後のポート
でない場合に、当該一時領域PORTにポートリストの
次のポートを代入して、前記第c2 ステップに戻り、当
該ステップ以降の処理手順を、一時領域PORTがポー
トリストの最後のポートとなるまで繰返して行うように
作用する第c12ステップとを有するようにしてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0016】図1は、第1の発明のレイアウトエディタ
の1実施形態の構成を示すブロック図である。図1に示
されるように、本実施形態は、テキスト付加条件指定手
段101と、テキスト発生領域指定手段102と、指定
領域情報抽出手段103と、指定領域/図形データ論理
積生成手段104と、信号名抽出手段105と、既存テ
キスト比較手段107を含むテキスト判定手段106
と、テキスト発生手段108と、接続情報を格納する1
09と、図形データと接続との対応関係情報を格納する
図形/信号対応テーブル110と、図形データを格納す
る図形テーブル111と、信号リスト抽出手段112
と、既存テキストリスト抽出手段113と、信号リスト
114と、既存テキストリスト115とを備えて構成さ
れる。図1において、接続テーブル109、図形/信号
対応テーブル110および図形テーブル111は、ネッ
トドリブンデータを形成している。
【0017】また、図2、図3、図4、図5および図6
は、第2の発明のレイアウトエディタのテキスト発生方
法において、テキスト発生指定領域が線分または矩形で
ある場合の処理手順を示すフローチャートであり、図
7、図8、図9、図10、図11および図12は、当該
第2の発明において、テキスト発生指定領域がレイアウ
ト領域である場合の処理手順を示すフローチャート、そ
して、図13、図14、図15、図16、図17および
図18は、第2の発明において、テキスト発生指定領域
がポートである場合の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【0018】更に、図19は、前記第2の発明のレイア
ウトエディタのテキスト発生方法において、テキスト発
生指定領域が線分の場合におけるレイアウトエディタ表
示画面例を示す図であり、図20は、第2の発明におい
て、テキスト発生指定領域が矩形の場合におけるレイア
ウトエディタ表示画面例を示す図である。そして、図2
1は、第2の発明において、テキスト発生領域をレイア
ウト領域により指定した場合のレイアウトエディタ表示
画面例を示す図であり、図22は、テキスト発生領域を
ブロック境界領域により指定した場合のレイアウトエデ
ィタ表示画面例を示す図である。
【0019】先ず、最初に、本発明におけるテキスト発
生方法の基本的な要点について、その概要を一瞥して説
明するものとする。本発明においては、テキスト発生位
置指定方法としては、ポインティング・デバイスにより
線分または矩形により指定する方法と、テキスト発生領
域を特定フォーマット(レイアウト領域、またはブロッ
ク境界部)により指定する方法とが用いられる。更に、
テキスト発生のケースとしては、テキストが存在しない
状態でテキストを発生させる場合、テキストが存在する
状態で指定位置に移動させる場合、およびテキストが存
在する状態において指定位置にも発生させる場合などが
ある。
【0020】ポインティング・デバイスにより線分また
は矩形により指定する方法においては、指定領域と図形
データの論理積から、指定領域内に存在する図形データ
の信号をサーチすることにより、テキストが発生され
る。そして、必要に応じて、残りの信号については、デ
ータベース内の対応テーブルから図形をサーチすること
により、図形の原点または図形の中心点にテキストが発
生される。また、テキスト発生領域を特定フォーマット
(レイアウト領域)により指定する方法においては、当
該特定フォーマット、即ちレイアウト領域の境界部の座
標と図形データとの論理積が求められて、当該レイアウ
ト領域の境界部の図形データの信号が優先的にサーチさ
れ、テキストが発生される。残りの信号については、対
応テーブルから図形がサーチされて、図形の原点および
図形の中点にテキストが発生される。また、テキスト発
生領域を特定フォーマット(ブロック境界部)により指
定する方法においては、信号テーブルの接続情報から信
号の入出力ポートがサーチされ、対応テーブルにより、
サーチされた入出力ポートの座標と接続図形の有無が抽
出される。当該接続情報が存在する場合には、接続図形
と入出力ポートの論理積の中点にテキストが発生され
る。そして、残りの信号については、対応テーブルから
図形がサーチされて、当該図形の原点および図形の中点
にテキストが発生される。また、テキストがない状態に
おいてテキストを発生させる場合には、信号テーブルを
基にテキストが発生される。
【0021】テキストがある状態において、指定された
位置にテキストを移動させる場合には、指定領域内の図
形データの信号名が抽出されて、レイアウト・データ上
の同一テキストを消去するステップが新たに加えられ
る。このステップにより、データ上において、テキスト
位置が指定位置に移動されることと同等の状態が生起す
る。更に、レイアウト上の既存テキストと信号リストと
が比較照合されて、信号名の漏れがないように、レイア
ウト上には足りないテキストが発生される。そして、テ
キストがある状態において、指定された位置にもテキス
トを発生させる場合には、指定領域内にテキストが発生
された後に、レイアウト上の既存テキストと信号リスト
とが比較照合されて、信号名の漏れがないように、レイ
アウト上には足りないテキストが発生される。
【0022】上記のようなテキスト発生手法により、後
工程の作業において、作業者の目視により見易い位置に
漏れなくテキストを発生させることが可能となる。以下
においては、第1の発明の1実施形態および第2の発明
の各実施形態について図面を参照して説明する。
【0023】図1は、第1の発明のテキスト発生機能を
有するレイアウトエディタの構成を示すブロック図であ
る。図1において、所定のテキストの発生に当っては、
先ず、テキスト付加条件指定手段101によりテキスト
に対する付加条件の指定が行われる。即ち、テキストが
存在しない状態でテキストを発生させる場合であるの
か、またはテキストが存在する状態で指定領域にテキス
トを移動させる場合であるのか、或はまた、テキストが
存在する状態で指定領域にもテキストを発生させる場合
であるのか等を含む各場合に対応する指定、および発生
させるテキスト層およびテキスト付加対象層の指定が行
われる。この場合には、テキスト付加条件指定手段10
1によるテキスト付加対象層の指定を受けて、テキスト
発生判定手段106においては、当該テキスト発生判定
手段106内の発生基準に基づいて、前記テキスト付加
対象層が複数層重なっている図形パターンに対応して、
その内の特定の層のみが指定されて、当該層に対してテ
キストが発生される。次いで、テキスト発生領域指定手
段102においては、前記テキスト情報の入力を受け
て、後工程における作業を考慮して、人為によりテキス
トの発生領域の指定が行われ、当該指定情報は、指定領
域情報抽出手段103に送出される。指定領域情報抽出
手段103においては、前記指定情報を入力し、当該指
定情報に基づいて指定領域の座標の抽出、ならびに接続
テーブル109、図形信号対応テーブル110および図
形テーブル111より必要な情報が抽出される。指定領
域/図形データ論理積生成手段104においては、指定
領域情報抽出手段103により抽出された指定領域の座
標と図形テーブル111の図形データとの論理積演算が
行われ、その論理積出力は信号名抽出手段105に入力
される。信号名抽出手段105においては、当該論理積
出力に対応する図形データの信号名が抽出されて、当該
信号名はテキスト発生判定手段106に入力される。
【0024】一方、信号リスト抽出手段112により、
接続テーブル109内より接続情報が抽出されて信号リ
スト114に格納される。また、既存テキストリスト抽
出手段113においては、図形テーブル111より図形
データが抽出されて、当該図形データは既存テキストリ
スト115に入力されて格納される。この場合において
図形テーブル111より抽出される図形データは、前述
のテキスト付加条件指定手段101により指定される層
番号に対応する既存テキストである。テキスト発生判定
手段106においては、信号名抽出手段105において
抽出されて入力される前記図形データの信号名の入力を
受けて、当該信号名をテキストとして発生させるか否か
の判定が行われ、テキスト付加条件指定手段101より
出力される指定情報により指定されたテキスト付加対象
層の図形であるか否かが判定される。
【0025】なお、テキスト付加条件指定手段101に
おいて、指定領域に対してもテキストを移動させる場合
と指定されている場合には、テキスト判定手段106に
含まれている既存テキスト比較手段107による比較照
合作用により、既存テキストリスト115に格納されて
いる既存テキストの中に、信号リスト114内の信号と
同一の信号名が存在するか否かが判定されて、その判定
信号はテキスト発生手段108に入力される。そして、
当該判定信号の入力を受けたテキスト発生手段108の
制御作用により、既存テキストリスト115内に信号リ
スト114内の信号と同一の信号名が存在する場合に
は、当該既存テキストは図形リスト111内より削除さ
れる。また、テキスト発生手段108においては、新た
にテキストが発生されて図形テーブル111に格納さ
れ、発生された信号名は信号リスト114および既存テ
キストリスト115からは削除される。そして、テキス
ト発生領域に存在する図形についてのテキストが発生さ
れた後に、信号リスト114に残っている信号について
テキストが発生される。当該テキストを発生させる際
に、テキスト付加条件指定手段101において、テキス
トを移動させる場合と指定されている場合には、既存テ
キストリストは、図形テーブル111から削除される。
そして、発生されたテキストの信号名は、信号リスト1
14および既存テキストリスト115より削除される。
このようにして、発生されたテキストの信号名は、その
都度信号リスト114および既存テキストリスト115
より削除されて、信号リスト114内の信号が空になる
まで動作が行われる。これにより、信号リスト114内
の全信号名についてのテキストが漏れなくチェックされ
て、落ちなくテキストが発生される。
【0026】次に、図2、図3、図4、図5および図6
を参照して、第2の発明のレイアウトエディタのテキス
ト発生方法において、テキスト発生指定領域が線分また
は矩形である場合に適用される第1の実施形態について
説明する。
【0027】図2において、先ず、ステップ201にお
いて、テキスト付加条件指定が行われる。即ち、テキス
ト層、テキスト付加対象層および指定領域等にもテキス
トを発生させる場合か、または指定領域にテキストを移
動させる場合かの指定が行われる。次いで、ステップ2
02においては、テキスト発生領域の指定が行われる。
【0028】ここにおいて、以下における説明に対応し
て、レイアウトデータ内の配線パターンの1例について
簡単に説明する。図19および図20は、本実施形態に
対応するレイアウトデータにおいて表示されている配線
パターンの1例を示す図である。図19は、テキスト発
生指定領域が線分の場合のレイアウトエディタ表示画面
を示す図であり、図20は、テキスト発生指定領域が矩
形の場合のレイアウトエディタ表示画面を示す図であ
る。指定領域が線分により指定される場合には、図19
において、図形データの形態として線分に幅を持つもの
が繋がれているパス1901と、3頂点以上を有する多
角形の占有面積を有するポリゴン1902が示されてお
り、レイアウトエディタのポインティングデバイスによ
り、1番目にクリックされた点gには×印が表示され、
2番目にクリックされた点hには同様に×印が表示され
て、これらの点gおよび点hを結ぶ線分abが、レイア
ウトエディタ上にゴースト図形1903として表示さ
れ、このゴースト図形1903による線分によってテキ
スト発生領域が指定される。なお、図19において、点
cはポリゴン1902と線分abの交点であり、点dは
ポリゴ1902と線分abの他の交点、点eはパス19
02と線分abの交点であり、点fは線分abの中点で
ある。また、指定領域が矩形により指定される場合に
は、図20において、パス2001およびポリゴン20
02に対応して、レイアウトエディタのポインティング
デバイスにより、1番目にクリックされた点gには×印
が表示され、2番目にクリックされた点hには×印が表
示されて、これらの点gおよび点hを対角頂点とする矩
形ghが、レイアウトエディタ上にゴースト図形190
3として表示され、このゴースト図形1903による矩
形によってテキスト発生領域が指定される。図20にお
いて、点iはパス2001の中心とゴースト図形200
3の交点であり、点jはパス2001の中心とゴースト
図形2003の他の交点、点kはパス2001の中点で
あり、線ijの1/2の交点、点lはポリゴン2002
とゴースト図形2003の論理積の中心点である。
【0029】前記ステップ202に続いて、ステップ2
03においては指定領域の座標が抽出されて、図19の
指定領域が線分により指定される場合には線分abが抽
出され、図20における第1の実施形態の場合には矩形
ghが抽出される。ステップ204においては、指定領
域と図形データの論理積が図形リストに格納されて、ス
テップ205において接続テーブルより信号リストが抽
出される。ステップ206においては指定テキスト層の
既存テキストが既存テキスト対象層に格納される。この
場合に、テキストが存在していないデータである場合に
は、既存テキストリストは空の状態となる。次いで、図
3のフローチャートに移行して、ステップ207におい
ては、一時領域POLに図形リストの1つ目の図形が代
入されて、ステップ208においては、当該一時領域P
OLがテキスト発生対象層であるか否から判定されて、
テキスト発生対象層でない場合にはステップ217(図
4参照)に移行し、一時領域POLが図形リストの最後
の図形であるか否かが判定される。また、一時領域PO
Lがテキスト発生対象層である場合には、ステップ20
9において、対応テーブルに当該一時領域POLが存在
するか否かが判定されて、対応テーブル内に一時領域P
OLが存在しない場合には、ステップ217(図4参
照)に移行して、一時領域POLが図形リストの最後の
図形であるか否かが判定される。また、対応テーブル内
に一時領域POLが存在する場合には、ステップ210
において対応テーブルから一時領域POLの信号名が抽
出されて、一時領域SIGに代入される。次いで、ステ
ップ211(図4参照)に移行して、ステップ211に
おいては、既存テキストリスト内に一時領域が存在する
か否かが判定されて、既存テキストリスト内に一時領域
が存在しない場合には、ステップ215に移行して指定
テキスト層のテキストが発生され、また一時領域が存在
する場合には、ステップ212において、指定領域にも
テキストを発生させる場合であるのか、またはテキスト
を移動させる場合であるかが判定される。ステップ21
2において指定領域にもテキストを発生させる場合に
は、ステップ214に移行して、既存テキストリストか
ら一時領域SIGが削除され、またテキストを移動させ
る場合には、ステップ213において図形テーブルから
既存テキストが削除されて、ステップ214において
は、既存テキストリストから一時領域SIGが削除され
る。そして、ステップ215においては、テキスト指定
層のテキストが発生される。
【0030】この場合におけるテキストの発生位置は、
テキスト発生領域を線分により指定する場合には、指定
線分と図形の論理積の中点となる。即ち、図19におい
て、図形の形態がパスである場合には、パス1901の
中心となる線分と線分abとの交点eにテキストが発生
される。また、図形の形態がポリゴンである場合には、
図形データと線分abの論理積となる線分cdの中点f
にテキストが発生される。更に、当該テキスト発生領域
を矩形により指定する場合には、テキストは、矩形と図
形の論理積の中心点に発生される。図20において、図
形の形態がパスである場合には、線ij上において、点
iと点jからの等距離の点kにテキストが発生される。
また、図形の形態がポリゴンである場合には、ポリゴン
2002と矩形ghの論理積の中心点にテキストが発生
される。
【0031】次いで、前記ステップ215に続いて、ス
テップ216においては信号リストから一時領域SIG
が削除され、ステップ217においては、一時領域PO
Lが図形リストの最後の図形であるか否かの判定が行わ
れる。ステップ217において、一時領域POLが図形
リストの最後の図形である場合にはステップ219(図
5参照)に移行し、また、最後の図形ではでない場合に
は、ステップ218において、一時領域POLに対して
図形リストの次の図形が代入されてステップ208(図
3参照)に戻り、当該ステップ208以降の処理手順が
繰返して行われて、一時領域POLが図形リストの最後
の図形になるまで繰返し行われる。そして、一時領域P
OLが図形リストの最後の図形になった時点において、
ステップ219に移行する。
【0032】上記の処理手順により、図形リスト中の全
ての図形についてテキストの発生についての検索ならび
にテキストの発生が実行されて、ステップ219におい
ては、一時領域SIGに対して信号リストの1つ目の信
号名が代入される。当該信号リストには、前記ステップ
218に至るまでの処理手順によって発生された信号名
は存在していない。次いで、ステップ220において
は、対応テーブルに一時領域SIGが存在しているか否
かが判定されて、一時領域SIGが存在しない場合に
は、ステップ226に移行して、一時領域SIGが信号
リストの最後の信号であるか否かが判定される。また、
一時領域SIGが存在する場合には、ステップ221に
おいて、対応テーブルから一時領域SIGが何れの図形
テーブル内のどの図形に対応するかの情報が得られる。
次いでステップ222においては、テキスト発生対象層
であるか否かの判定が行われ、前記ステップ221にお
いて得られた図形テーブル内のどの図形に対応している
かという情報により、図形テーブル内の一時領域SIG
に対応する図形の層番号、原点座標および頂点座標の情
報が得られて、図形の層番号が抽出され、テキスト発生
対象層であるか否かが判定される。ステップ222にお
いてテキスト発生対象層でない場合には、ステップ22
6に移行して、一時領域SIGが信号リストの最後信号
であるか否かが判定される。また、ステップ222にお
いてテキスト発生対象層である場合には、ステップ22
3において既存テキストリストに一時領域SIGが存在
するか否かが判定されて、既存テキストリストに一時領
域SIGが存在しない場合には、ステップ225に移行
してテキストの発生が行われ、既存テキストが存在する
場合には、ステップ224において既存テキストリスト
から一時領域SIGが削除されて、ステップ225にお
いてテキストの発生が行われる。この場合に、当該テキ
ストは、図形の原点座標または図形の頂点座標情報から
算出される中心点に発生される。次いで、ステップ22
6においては、一時領域SIGが信号リストの最後の信
号であるか否かが判定されて、最後の信号でない場合に
は、ステップ228(図6参照)に移行し、最後の信号
である場合には、ステップ220に戻り、当該ステップ
220以降の処理手順が繰返して行われて、上記の処理
手順において残っている信号の全ての信号に対して、テ
キスト発生についての検索ならびにテキストの発生が行
われる。
【0033】図6において、ステップ228において
は、既存テキストリストにテキストが残っているか否か
が判定される。この場合に、信号リストに存在していた
信号は既存テキストリストから削除されているために、
接続情報に存在しないものが指定層のテキストとして存
在しているか否か、即ち、誤ったテキストが既存テキス
トリスト内に配置されているか否かが検索されて、既存
テキストリストにテキストが存在していない場合には処
理手順を終了とし、また既存テキストリストにテキスト
が存在している場合には、ステップ229においてメッ
セージが出力されて、ステップ230においては、図形
テーブルの図形データのテキストを削除するか否かが判
定される。この判定においては、人為によりステップ2
29において出力された残りの既存テキストを見て、図
形データとして残すか否かの判断が行われて、YESま
たはNOと答える形がとられる。人為によりテキストを
削除せずに残す(NO)と判断される場合には、即処理
手順を終了とし、また、削除する(YES)と判断され
る場合には、ステップ231において、図形テーブルよ
りテキストが削除されて処理を終了とする。
【0034】次に、図7、図8、図9、図10、図11
および図12を参照して、第2の発明において、テキス
ト発生指定領域がレイアウト領域である場合に適用され
る第2の実施形態について説明する。
【0035】図7において、先ず、ステップ701にお
いて、テキスト付加条件指定が行われる。即ち、テキス
ト層、テキスト付加対象層および指定領域等にもテキス
トを発生させる場合か、または指定領域にテキストを移
動させる場合かの指定が行われる。次いで、ステップ7
02においてはテキスト付加対象レイアウト領域が指定
され、ステップ703においては、異なるレイアウト領
域の指定が行われる。
【0036】なお、ここにおいて、テキスト発生方法の
処理手順の説明に引用されるレイアウトエディタの表示
画面例について、図21を参照して説明する。今、図2
1に示されるような階層を持ったデータが、レイアウト
エディタの表示画面上に表示されているものとする。図
21において、LCは、レイアウトエディタに表示され
ているレイアウト領域であり、LAおよびLBは、LC
上に配置されているブロック化されたレイアウト領域で
ある。この内、LBおよびLCは、ネットドリブンデー
タである必要はないが、LAは、ネットドリブンデータ
でなければならない。また、LAの配置の際の回転角度
をθとする。図21において、パス2101とポリゴン
2102は、階層としては、テキスト発生対象レイアウ
ト領域であるLAに入力された接続情報を持つたデータ
である。LAとLBが重なった部分の図形の頂点をt1
、t2 、t3 およびt4 とする。前記ステップ702
によるテキスト付加対象レイアウト領域指定は、図21
に示されるレイアウト領域LAに当り、ブロック名LA
が指定される。そしてテキストは、テキスト付加対象レ
イアウト領域LAに発生される。また、ステップ703
による重なるレイアウト領域指定は、図21に示される
レイアウト領域LBに相当しており、当該ステップにお
いて、ブロック名LBが指定される。更に、ステップ7
04においては、テキスト付加対象レイアウト領域での
重なり領域境界部の座標が抽出され、ステップ705に
おいて、境界部と図形データの論理積が図形リストに格
納される。以下においては、テキスト付加対象レイアウ
ト領域での重なり領域境界部の座標について、図21を
用いて説明する。
【0037】図21において、上階層LCでのLAの原
点座標(xLA、yLA)と、LAの回転角度θと、LAが
回転しているか否かが抽出される。LAとLBとの重な
り図形の頂点t1 、t2 、t3 およびt4 のLCでの座
標(xC1、yC1)、(xC2、yC2)、(xC3、yC3)お
よび(xC4、yC4)を抽出し、これらのLCでの座標よ
り、頂点t1 、t2 、t3 およびt4 のLAでの座標
(xA1、yA1)、(xA2、yA2)、(xA3、yA3)およ
び(xA4、yA4)が求められる。なお、図21において
は、座標軸のx軸およびy軸が記載されてはいないが、
これらの座標軸の記載を省略して、文書上においては概
念的に記号化して説明を行うものとする。
【0038】第1に、半転していない場合には、座標
(xA1、yA1)〜(xA4、yA4)は、次式により与えら
れる。
【0039】また、第2に、反転している場合には、座
標(xA1、yA1)〜(xA4、yA4)は、次式により与え
られる。
【0040】上式により求められた座標から、重なり図
形の境界部の線分t1 ーt2 、t3ーt4 、t4 ーt1
の座標が求められる。前記ステップ705に続いて、ス
テップ706においては接続テーブルから信号リストが
抽出され、ステップ707において、指定テキスト層の
既存テキストが既存テキストリストに格納されて、ステ
ップ708(図8参照)に移行する。なお、図8のステ
ップ708以降より、図9、図10、図11および図1
2を含むステップ732に至るまでの処理手順について
は、前述の、図3のステップ207以降より、図4、図
5および図6を含むステップ231に至るまでの処理手
順と全く同一であるので、説明の重複を避けるために、
その処理手順の説明は省略するものとする。
【0041】なお、この第2の実施形態においては、テ
キスト指定領域のテキスト発生位置は、境界部の各線分
と図形データの論理積の中心点となる。即ち、図21に
おいて、線分t1 t2 と、パス2101の中心との交
点、線分t3 t4 とポリゴン2102の論理積となる線
分の中点の3カ所であり、レイアウト領域LA上であ
る。
【0042】次に、図13、図14、図15、図16、
図17および図18を参照して、第2の発明において、
テキスト発生指定領域がポートである場合に適用される
第3の実施形態について説明する。
【0043】図13において、先ず、ステップ1301
において、テキスト付加条件指定が行われる。即ち、テ
キスト層、テキスト付加対象層および指定領域等にもテ
キストを発生させる場合か、または指定領域にテキスト
を移動させる場合かの指定が行われる。次いで、ステッ
プ1302においては、テキスト発生領域をブロックと
するテキスト発生領域指定が行われる。一般に、半導体
集積回路においては、データを構成しているパターン
は、機能ブロックと複数の機能ブロックを結ぶ配線パタ
ーンにより構成されており、また機能ブロックの入出力
に当る境界部はポートと呼ばれている。ネットドリブン
データは図形情報としても、接続情報としてもブロッ
ク、ポートというフォーマットを有しているので、この
ように、テキスト発生領域指定が行われる。ステップ1
303においては、接続テーブルからポートリストが抽
出され、ステップ1304において、接続テーブルから
信号リストが抽出されて、ステップ1305において
は、図形テーブルから指定テキスト層の既存テキストが
既存テキストリストに格納される。次いで、ステップ1
306(図14参照)において、一時領域PORTにポ
ートリストの1つ目の信号が代入される。ステップ13
07において当該一時領域PORT内に接続信号が存在
するか否かが判定されて、一時領域PORTに接続信号
が存在しない場合には、ステップ1316(図15参
照)に移行し、存在する場合には、ステップ1308に
おいて一時領域SIGに一時領域PORTの接続番号名
が代入される。次いで、ステップ1309においては、
対応テーブルおよび図形テーブルの情報により、一時領
域PORTがテキスト発生対象層であるか否かが判定さ
れて、テキスト発生対象層でない場合には、ステップ1
316に移行し、テキスト発生対象層である場合には、
ステップ1310において一時領域PORTと接続図形
との論理積が抽出される。ステップ1311において
は、既存テキストリスト内に一時領域SIGが存在する
か否かが判定されて、一時領域SIGが存在しない場合
にはステップ1315に移行し、存在する場合にはステ
ップ1312において、指定領域にもテキストを発生さ
せる場合であるのか、またはテキストを移動させる場合
であるかが判定される。ステップ1312において指定
領域にもテキストを発生させる場合には、ステップ13
14に移行して、既存テキストリストから一時領域SI
Gが削除され、またテキストを移動させる場合には、ス
テップ1313において図形テーブルから既存テキスト
が削除されて、ステップ1314においては、既存テキ
ストリストから一時領域SIGが削除される。そして、
ステップ1315においては、テキスト指定層のテキス
トが発生される。この場合におけるテキスト発生位置
は、ポートと当該ポートに接続される配線パターンであ
る図形の論理積の中点となる。
【0044】ステップ1316においては、一時領域P
ORTがポートリストの最後のポートであるか否かが判
定されて、最後のポートではない場合には、ステップ1
317において、一時領域PORTにポートリストの次
のポートが代入されてステップ1307(図14参照)
に戻り、当該ステップ1307以降の処理手順が、一時
領域PORTのポートリストが最後のポートリストにな
るまで繰返して行われる。また、ステップ1316にお
いて、一時領域PORTがポートリストの最後のポート
である場合には、ステップ1318に移行して一時領域
SIGに信号リストの1つ目の信号が代入される。な
お、ステップ1318以降より、図16、図17および
図18を含むステップ1330に至るまでの処理手順に
ついては、前述の、図3のステップ207以降より、図
4、図5および図6を含むステップ231に至るまでの
処理手順と全く同一であるので、説明の重複を避けるた
めに、その処理手順の説明は省略する。
【0045】以上の処理手順により、テキストが指定位
置に漏れなく自動発生され、当該テキストの発生量が最
適化される。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、表示領
域または出力範囲の目視により見易い位置に、テキスト
を漏れなく発生させることができ、領域指定によっては
重なり合いをも除去することが可能になるとともに、テ
キスト発生に要するデータ量を抑制して最適化すること
ができるために、設計作業時において、テキスト発生に
要するデータアクセス時間の短縮化を図ることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の1実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】第2の発明の第1の実施形態のフローチャート
(その1)を示す図である。
【図3】第2の発明の第1の実施形態のフローチャート
(その2)を示す図である。
【図4】第2の発明の第1の実施形態のフローチャート
(その3)を示す図である。
【図5】第2の発明の第1の実施形態のフローチャート
(その4)を示す図である。
【図6】第2の発明の第1の実施形態のフローチャート
(その5)を示す図である。
【図7】第2の発明の第2の実施形態のフローチャート
(その1)を示す図である。
【図8】第2の発明の第2の実施形態のフローチャート
(その2)を示す図である。
【図9】第2の発明の第2の実施形態のフローチャート
(その3)を示す図である。
【図10】第2の発明の第2の実施形態のフローチャー
ト(その4)を示す図である。
【図11】第2の発明の第2の実施形態のフローチャー
ト(その5)を示す図である。
【図12】第2の発明の第2の実施形態のフローチャー
ト(その6)を示す図である。
【図13】第2の発明の第3の実施形態のフローチャー
ト(その1)を示す図である。
【図14】第2の発明の第3の実施形態のフローチャー
ト(その2)を示す図である。
【図15】第2の発明の第3の実施形態のフローチャー
ト(その3)を示す図である。
【図16】第2の発明の第3の実施形態のフローチャー
ト(その4)を示す図である。
【図17】第2の発明の第3の実施形態のフローチャー
ト(その5)を示す図である。
【図18】第2の発明の第3の実施形態のフローチャー
ト(その6)を示す図である。
【図19】第1および第2の発明において、テキスト発
生指定領域が線分の場合のレイアウトエディタ表示画面
例を示す図である。
【図20】第1および第2の発明において、テキスト発
生指定領域が矩形の場合のレイアウトエディタ表示画面
例を示す図である。
【図21】第1および第2の発明におけるレイアウトエ
ディタ表示画面例(その1)を示す図である。
【図22】第1および第2の発明におけるレイアウトエ
ディタ表示画面例(その2)を示す図である。
【図23】従来例のフローチャートを示す図である。
【図24】他の従来例のフローチャートを示す図であ
る。
【符号の説明】
101 テキスト付加条件指定手段 102 テキスト発生領域指定手段 103 指定領域情報抽出手段 104 指定領域/図形データ論理積生成手段 105 信号名抽出手段 106 テキスト判定手段 107 既存テキスト比較手段 108 テキスト発生手段 109 接続テーブル 110 図形/信号対応テーブル 111 図形テーブル 112 信号リスト抽出手段 113 既存テキストリスト抽出手段 114 信号リスト114 115 既存テキストリスト 201〜231、701〜732、1301〜133
0、2301〜2306、2401〜2405 ステ
ップ 1901、2001、2101、2201 パス 1902、2002、2102 ポリゴン 1903、2003 ゴースト表示図形 2204 レイアウトデータ・ブロック 2205 レイアウトデータ・ポート

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路の設計用として機能する
    ネットドリブンのレイアウトエディタにおいて、 テキストに対して、当該テキストの発生および移動等を
    含む付加条件を指定するテキスト付加条件指定手段と、 前記付加条件に含まれるテキスト付加対象層の指定を受
    けて、当該テキスト付加対象層の内の特定の層を判別指
    定してテキストを発生させるテキスト発生判定手段と、 前記テキスト発生判定手段によるテキスト情報の入力を
    受けて当該テキストの発生領域の指定を行い、当該指定
    情報を出力するテキスト発生領域指定手段と、 前記指定情報を入力し、当該指定情報に基づいて指定領
    域の座標の抽出、ならびに接続テーブル、図形信号対応
    テーブルおよび図形テーブルより必要な情報を抽出する
    指定領域情報抽出手段と、 前記指定領域情報抽出手段により抽出された指定領域の
    座標と図形テーブルの図形データとの論理積演算を行う
    指定領域/図形データ論理積生成手段と、 前記指定領域/図形データ論理積生成手段の論理積出力
    に対応する図形データの信号名を抽出して前記テキスト
    発生判定手段に出力する信号名抽出手段と、 前記接続テーブル内より接続情報を抽出して信号リスト
    に格納する信号リスト抽出手段と、 前記図形テーブルより、前記テキスト付加条件指定手段
    により指定された層番号の既存テキストに対応する図形
    データを抽出して既存テキストリストに格納する既存テ
    キストリスト抽出手段と、 前記テキスト付加条件指定手段による付加条件に対応し
    て、前記テキスト判定手段に含まれる既存テキスト比較
    手段による判定信号の入力を受けて、前記既存テキスト
    リスト、信号リスト、図形リストおよび図形テーブルを
    含むデータ格納手段内のテキスト情報収納制御を対象と
    して、テキストの発生ならびにテキストの削除を含む制
    御機能を有するテキスト発生手段と、 を備えて構成され、前記信号リスト内の全信号名につい
    てのテキストを漏れなくチェックした上でテキストを発
    生することを特徴とするレイアウトエディタ。
  2. 【請求項2】 前記テキスト発生領域指定手段が、テキ
    スト発生領域を線分により指定する機能を有することを
    特徴とする請求項1記載のレイアウトエディタ。
  3. 【請求項3】 前記テキスト発生領域指定手段が、テキ
    スト発生領域を矩形により指定する機能を有することを
    特徴とする請求項1記載のレイアウトエディタ。
  4. 【請求項4】 半導体集積回路の設計用として機能する
    ネットドリブンのレイアウトエディタのテキスト発生方
    法において、 テキストの発生およびテキストの移動等を規定するテキ
    スト付加条件を指定する第1ステップと、 前記テキストの発生領域の指定を受けて当該指定領域の
    座標を抽出し、その指定領域と所定の図形データとの論
    理積を、所定の図形リストに格納する第2ステップと、 所定の接続テーブルより信号リストを抽出し、指定テキ
    スト層の既存テキストを既存テキスト対象層に格納する
    第3ステップと、 前記第2ステップにおいて得られる論理積内に含まれる
    図形データを一時的に格納する領域(以下、一時領域P
    OLと云う)に対して前記図形リストの1つ目の図形を
    代入する第4ステップと、 当該一時領域POLがテキスト発生対象層であるか否か
    を判定する第5ステップと、 前記第5にステップにおいて一時領域POLがテキスト
    発生対象層である場合に、所定の対応テーブル内に一時
    領域POLが存在するか否かを判定する第6ステップ
    と、 前記第6ステップにおいて一時領域POLが存在する場
    合に、前記対応テーブル内から一時領域POLの信号名
    を抽出して、接続テーブルより取り出された信号名を一
    時的に格納する一時領域(以下、一時領域SIGと云
    う)に代入する第7ステップと、 所定の既存テキストリスト内に一時領域SIGが存在す
    るか否かを判定する第8ステップと、 前記第8ステップにおいて一時領域SIGが存在する場
    合に、前記指定領域もテキストの発生の対象とするか、
    またはテキストを移動させるかを判定する第9ステップ
    と、 前記第9ステップにおいてテキストを移動させる場合
    に、所定の図形テーブルから前記既存テキストを削除す
    る第10ステップと、 前記第9ステップにおいて、前記指定領域もテキストの
    発生の対象とする場合、および前記第10ステップに続
    いて、前記既存テキストリストから一時領域SIGを削
    除する第11ステップと、 前記第8のステップにおいて、既存テキストリスト内に
    一時領域SIGが存在しない場合、および前記第11ス
    テップに続いて、前記指定テキスト層のテキストを発生
    させ、前記信号リストから一時領域SIGを削除する第
    12ステップと、 前記第5ステップにおいて対応テーブルが存在しない場
    合、前記第6ステップにおいて対応テーブルに一時領域
    POLが存在しない場合、および前記第12ステップに
    続いて、一時領域POLが前記図形リストの最後の図形
    であるか否かを判定する第13ステップと、 前記第13ステップにおいて、一時領域POLが前記図
    形リストの最後の図形でない場合に、当該一時領域PO
    Lに対して図形リストの次の図形を代入して前記第5ス
    テップに戻り、当該ステップ以降の処理手順を、当該一
    時領域POLが図形リストの最後の図形となるまで繰返
    して行うように作用する第14ステップと、 前記第13ステップにおいて、一時領域POLが前記図
    形リストの最後の図形である場合に、一時領域SIGに
    対して前記信号リストの1つ目の信号名を代入する第1
    5ステップと、 前記対応テーブル内に一時領域SIGが存在するか否か
    を判定する第16ステップと、 前記第16ステップにおいて、対応テーブル内に一時領
    域SIGが存在する場合に、当該対応テーブルから一時
    領域SIGに対応する図形のテキスト座標を抽出する第
    17ステップと、 テキスト発生対象層であるか否かを判定する第18ステ
    ップと、 前記第18ステップにおいてテキスト発生対象層である
    場合に、前記既存テキストリストに一時領域SIGが存
    在するか否かを判定する第19ステップと、 前記第19ステップにおいて、既存テキストリストに一
    時領域SIGが存在する場合に、既存テキストリストか
    ら一時領域SIGを削除する第20ステップと、 前記第19ステップにおいて、既存テキストリストに一
    時領域SIGが存在しない場合、および第20ステップ
    に続いて、テキストの発生を行う第21ステップと、 前記第16ステップにおいて、対応テーブル内に一時領
    域SIGが存在しない場合、前記第18ステップにおい
    てテキスト発生対象層でない場合、および前記第21ス
    テップに続いて、一時領域SIGが信号リストの最後の
    信号であるか否かを判定する第22ステップと、 前記第22ステップにおいて、一時領域SIGが信号リ
    ストの最後の信号でない場合に、一時領域SIGに対し
    て信号リストの次の信号を代入し、前記第16ステップ
    に戻り、当該ステップ以降の処理手順を、一時領域SI
    Gが信号リストの最後の信号になるまで繰返して行うよ
    うに作用する第23ステップと、 前記第22ステップにおいて、一時領域SIGが信号リ
    ストの最後の信号である場合に、既存テキストリストに
    テキストが存在するか否かを判定する第24ステップ
    と、 前記第24ステップにおいて、既存テキストリストにテ
    キストが存在する場合にメッセージを出力する第25ス
    テップと、 図形テーブル内の図形データのテキストを削除するか否
    かを判定する第26ステップと、 前記第26ステップにおいて図形データ内のテキストを
    削除する場合には、当該テキストを図形テーブル内から
    削除して処理を終了とする第27ステップと、 を有し、前記第26ステップにおいて図形データ内のテ
    キストを削除しない場合には、処理を終了とすることを
    特徴とするレイアウトエディタのテキスト発生方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のステップと前記第3のステッ
    プとの間の処理手順として、 前記第1のステップによる前記テキストの発生領域の指
    定を受けて、テキスト付加対象レイアウト領域の指定を
    行い、重なるレイアウト領域を指定する第a1ステップ
    と、 前記テキスト付加対象レイアウト領域における重なり領
    域境界部の座標を抽出し、当該境界部の座標と図形デー
    タとの論理積を、境界部下の図形データとして図形リス
    トに格納する第a2ステップと、 を有することを特徴とする請求項4記載のレイアウトエ
    ディタのテキスト発生方法。
  6. 【請求項6】 前記第1ステップと前記第3ステップと
    の間の処理手順として、 前記第1ステップによる前記テキストの発生領域の指定
    を受けて、当該テキスト発生領域をブロック境界部とし
    て指定する第b1 のステップと、 所定の接続テーブルよりポートリストを抽出する第b2
    ステップと、を有するとともに、 前記第3ステップと前記第19ステップとの間の処理手
    順として、 ブロックの入出力境界部の接続情報に含まれる入出力接
    点情報を一時的に格納する領域(以下、一時領域POR
    Tと云う)に対して、前記ポートリストの1つ目のポー
    トを代入する第c1 ステップと、 前記一時領域PORTに接続信号が存在するか否かを判
    定する第c2 ステップと、 前記第c2 ステップにおいて一時領域PORTに接続信
    号が存在する場合に、一時領域SIGに一時領域POR
    Tの接続信号名を代入する第c3 ステップと、 対応テーブルおよび図形テーブルの情報により、一時領
    域PORTがテキスト発生対象層であるか否かを判定す
    る第c4 ステップと、 前記第c4 のステップにおいて一時領域PORTがテキ
    スト発生対象層である場合に、当該一時領域PORTと
    接続図形との論理積を抽出する第c5 ステップと、 既存テキストリスト内に一時領域SIGが存在するか否
    かを判定する第c6 ステップと、 前記第c6 ステップにおいて一時領域SIGが存在する
    場合に、前記指定領域もテキストの発生の対象とする
    か、またはテキストを移動させるかを判定する第c7 ス
    テップと、 前記第c7 ステップにおいてテキストを移動させる場合
    に、所定の図形テーブルより既存テーブルを削除する第
    c8 ステップと、 前記第c7 ステップにおいて指定領域もテキストの発生
    の対象とする場合、および前記第c8 ステップに続い
    て、既存テキストリストより一時領域SIGを削除する
    第c9 ステップと、 前記第c6 ステップにおいて既存テキストリスト内に一
    時領域SIGが存在しない場合、および第c9 ステップ
    に続いて、テキストを発生する第c10ステップと、 前記第c2 ステップにおいて一時領域PORTに接続信
    号が存在しない場合、第c4 ステップにおいて一時領域
    PORTがテキスト発生対象層でない場合、および第c
    10ステップ続いて、一時領域PORTがポートリストの
    最後のポートであるか否かを判定する第c11ステップ
    と、 前記第c11ステップにおいて一時領域PORTがポート
    リストの最後のポートでない場合に、当該一時領域PO
    RTにポートリストの次のポートを代入して、前記第c
    2 ステップに戻り、当該ステップ以降の処理手順を、一
    時領域PORTがポートリストの最後のポートとなるま
    で繰返して行うように作用する第c12ステップと、 を有することを特徴とする請求項4記載のレイアウトエ
    ディタのテキスト発生方法。
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