JP3788818B2 - 表示図形編集システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CAD(計算機支援設計: Computer-Aided Design ) システムに用いられる表示図形編集システムに係り、詳しくは、寸法線が付加された図形を効率的に編集できるようにした表示図形編集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、CADシステム等において表示画面に表示された図形の形状を変化させるための手法が、例えば、特開平1−216481にて提案されている。この従来手法では、編集すべき図形に2つの基準点と切断線の情報を付加し、各基準点に対応する配置点を与えると、各基準点が配置点に重なるように、切断線に交差する線を伸張または収縮させている。これにより、表示された図形の形状が基準点と配置点で決まる方向に伸張あるいは収縮された形状になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の図形編集の手法では、2つの基準点、それに対応する2つの配置点および切断線が通る点の各点(最低5点)をポインティングデバイス(マウス等)の操作で指定しなければならない。また、複雑な図形の場合、希望する形状を得るために複雑な切断線を指定しなければならない。従って、従来の図形編集の手法では、その操作が比較的複雑であった。
【0004】
そこで、本発明の課題は、比較的簡単な操作で表示された図形の伸張、収縮等の編集が可能となる表示図形編集システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、要素の端部を指定する寸法補助線及び該寸法補助線間に配置された寸法線が付加されて表示装置上に表示された図形の形状を編集するシステムにおいて、ポインティングデバイスにより表示装置上の寸法線補助線を指定したときに、その寸法補助線を含み所定の幅で所定の方向に延びる仮想帯領域を設定する手段と、図形の各要素と該仮想帯領域との相対的関係に基づいて移動する要素、伸縮する要素及び変化しない要素を判定する手段と、この判定結果及び入力装置から入力される変化量に基づいて各要素を表示装置上で描き直して表示された図形の形状を変更する手段とを有するようにした。
【0006】
上記のような表示図形編集システムでは、寸法補助線は、図形の端部に対応して該図形に付加されるので、該寸法補助線を含んで延びる仮想帯領域は、図形の端部を含む。その図形の端部に着目したときに、各要素の該仮想帯領域との相対的関係(含まれる、一部含まれる、含まれない)に基づいて、移動する要素、伸縮する要素及び変化しない要素が判定される。そして、この判定結果と入力された変化量に基づいて、移動すると判定された要素は、その変化量だけ移動され、伸縮すると判定された要素は、その変化量だけ伸張または収縮される。
【0007】
上記のように、寸法補助線の指定と変化量の入力だけで表示図形の形状を伸張または収縮させることができる。
なお、例えば、正の変化量であれば、表示図形が伸張され、負の変化量であれば、表示図形が収縮される。また、仮想帯領域は、例えば、寸法付加線に平行にに延びる仮想無限帯として設定される。
【0008】
上記表示図形編集システムにおいて、表示図形の形状が実際に変更される前に、オペレータにその変更後の形状をイメージさせることができるという観点から、本発明は、請求項2に記載されるように、更に、上記判定結果に基づいて該図形の形状を変更する前に、上記判定結果を表示装置に表示させる手段を有する。
【0009】
更に、表示図形の形状が、オペレータの要望に添って修正できるという観点から、請求項3に記載されるように、表示された判定結果を入力装置からの操作にて修正する手段を有し、修正された判定結果に基づいて各要素が描き直されるようにした。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係るシステムを示すブロック図である。図1において、このシステムは、制御ユニット10、表示ユニット20、画像メモリ30、入力ユニット40、メモリ50、i/oインタフェースユニット60及び外部記憶装置70を有している。そして、各ユニット及びメモリはバスBにより相互に接続されている。制御ユニット10は、システム全体を制御すると共に、画像の編集処理を実行する。表示ユニット20は、例えば、LCDやCRTディスプレイ等にて構成され、編集すべき図形画像を表示する。画像メモリ30は、表示ユニット20に表示すべき図形画像を格納し、この画像メモリ上30にて図形編集などの処理が行われる。入力ユニット40は、マウスなどのポインティングデバイスやキーボードを有し、ユーザの操作によりポインティング情報やコマンドなどがシステムに提供される。外部記憶装置70は、図面などの電子化ファイルを蓄積しており、編集の必要な図面を含むファイルが外部記憶装置70からi/oインターフェースユニット60を介してメモリ50に提供される。そして、該ファイルがメモリ50に格納される。
【0011】
上記のようにメモリ50に格納されたファイルのうち編集すべきページが入力ユニット40からの操作入力により画像メモリ30に展開され、そのページの画像が表示ユニット20に表示される。表示ユニット20には、例えば、図4(a)に示すように、図形及びその図形の端部を指定する寸法補助線(寸法引き出し線)101、102と寸法補助線101、102間に配置される寸法線100が表示される。表示ユニット20に表示された図形は、要素(辺)A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M、N、O、Pにて構成されている。
【0012】
図4(a)に示すように、寸法線100、寸法補助線101、102が付加された図形が表示ユニット20に表示された状態で、図2に示すような手順に従って、その表示図形の編集(伸縮)が行われる。
まず、オペレータは、入力ユニット40を用いて、設定されるべき仮想帯領域の幅W、作図/編集のコマンド及び形状の自動変更のコマンドを入力する(S1、S2、S3)。その後、入力ユニット40に含まれるポインティングデバイス(例えば、マウス)にて、キーとなる寸法補助線を指定する(S4)。この具体的な指定操作は、例えば、図4(b)に示すように、寸法線100の寸法補助線101に近い点E1をマウスを用いてクリックすると、寸法線100上に寸法補助線101を指す矢印が表示される。このとき、制御ユニット10は、寸法補助線101が指定されたことを認識する。
【0013】
このように寸法補助線101の指定を認識した制御ユニット10は、変更要素の自動検索処理を実行する。この自動検索処理は、図3に示す手順に従って実行される。
図3において、まず、指定された寸法補助線101を含み入力された幅Wで該寸法補助線101に平行に延びる仮想無限帯領域200を図4(c)に示すように設定する(S101)。そして、この仮想無限帯領域200内に存在する全ての要素を検索する(S102)。この図4(c)に示す場合、要素(辺)C、D、E、I、J、K、M、N、Oが上記仮想無限帯領域200に含まれる。
【0014】
仮想無限帯領域200に含まれる全ての要素の検索が終了すると、検索された全ての要素についてチェック処理(S110)が行われる。このチェック処理(S110)では、各要素の両端が仮想無限領域200に含まれるか否かが判定される(S111)。ここで、制御ユニット10は、両端が仮想無限領域200に含まれる要素を移動すべき要素として認識する(S112)。従って、図4(c)に示す例の場合、要素D、J、Nは、移動すべき要素として認識される。一方、いずれか一端のみが仮想無限帯領域200に含まれる要素は、伸縮すべき要素として制御ユニット10に認識される(S114)。従って、図4(c)に示す例の場合、要素C、E、I、K、M、Oが伸縮すべき要素として制御ユニット10に認識される。
【0015】
制御ユニット10は、移動すべき要素として認識した要素(D、J、N)の表示ユニット20上での色を例えば黒から赤に変更し(S113)、また、伸縮すべき要素として認識した要素(C、E、I、K、M、O)の表示ユニット20上での色を例えば黒から黄に変更する(S115)。その結果、表示ユニット20上には、例えば、図4(d)に示すように、図形の各要素に対するシステムの認識結果が各要素の表示色にて区別される。即ち、移動すべき要素は赤(図において太い実線)、伸縮すべき要素は黄(図において破線)、変化しない要素は黒(図において細い実線)にて表示される。
【0016】
図2に戻り、オペレータは、表示ユニット20に表示されたシステムの認識結果を見て、更に、伸縮の量(変位量)を入力ユニット40を用いて入力する(S5)。ここで、変位量が正の場合には伸張を表し、変位量が負の場合には収縮を表す。その後、制御ユニット10は、表示ユニット20に認識結果を変更すべきかのメッセージを表示させる(S6)。ここで、特に、変更すべき事項がなければ、オペレータは、入力ユニット40の実行処理キーを操作する(S7)。そして、その操作入力を認識した制御ユニット10は、図形各要素に対する認識結果及び入力された変位量に基づいて表示図形の形状自動変更の処理を行う(S200)。
【0017】
その結果、図4に示した例では、要素D、J、Nが入力された変位量だけ変位され、また、要素C、E、I、K、M、Oが入力された変位量だけ伸張または収縮される。この各要素の移動、伸縮の処理は、画像メモリ30上で行われ、その画像メモリ30上で形状変更された図形が、図5(a)に示すように、表示ユニット20に表示される。
【0018】
一方、システムの認識結果を変更すべきかのメッセージが表示ユニット20に表示されたとき(S6)、オペレータが、ポインティングデバイスを用いて表示された各要素を指定すると、その認識結果が変更される。例えば、移動すべき要素をマウスにてクリックすると、伸縮すべき要素に変更(赤から黄に色が変わる)され、伸縮すべき要素をマウスにてクリックすると、変化しない要素に変更(黄から黒に変わる)され、変化しない要素をマウスにてクリックすると、移動すべき要素に変更(黒から赤に変更)される。その後、実行処理キーの操作(S7)により、変更された認識結果に基づいて表示図形の形状変更が行われる。例えば、図4(d)に示すように表示されたシステムの認識結果において、要素I及びKをマウスにて1回クリックし、また、要素Jを2回クリックすると、各要素I、K、Jは変化しない要素として認識され直す。その結果、実行処理キーを操作すると、図5(b)に示すように、要素I、J、Kが変化せず、要素C、D、E、M、N、Oが変化した図形が表示ユニット20に表示される。
【0019】
【発明の効果】
以上説明してきたように、各請求項に記載される発明によれば、基本的に、寸法補助線の指定と変化量の入力だけで表示図形の形状を伸張または収縮させることができ、比較的簡単な操作で表示された図形の伸張、収縮等の編集が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るシステムのハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】表示図形の形状を変更するための手順を示すフローチャートである。
【図3】変更要素の自動検索処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】図形の表示例を示す図である。
【図5】表示図形の形状の変更例を示す図である。
【符号の説明】
10 制御ユニット
20 表示ユニット
30 画像メモリ
40 入力ユニット
50 メモリ
60 i/oインタフェースユニット
70 外部記憶装置
Claims (3)
- 要素の端部を指定する寸法補助線及び該寸法補助線間に配置された寸法線が付加されて表示装置上に表示された図形の形状を編集するシステムにおいて、
ポインティングデバイスにより表示装置上の寸法線補助線を指定したときに、その寸法補助線を含み所定の幅で所定の方向に延びる仮想帯領域を設定する手段と、
図形の各要素と該仮想帯領域との相対的関係に基づいて移動する要素、伸縮する要素及び変化しない要素を判定する手段と、
この判定結果及び入力装置から入力される変化量に基づいて各要素を表示装置上で描き直して表示された図形の形状を変更する手段とを有する表示図形編集システム。 - 請求項1記載の表示図形編集システムにおいて、
更に、上記判定結果に基づいて該図形の形状を変更する前に、上記判定結果を表示装置に表示させる手段を有する表示図形編集システム。 - 請求項2記載の表示図形編集システムにおいて、
更に、表示された判定結果を入力装置からの操作にて修正する手段を有し、修正された判定結果に基づいて各要素が描き直されるようにした表示図形編集システム。
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JP01335896A JP3788818B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 表示図形編集システム |
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JP01335896A Expired - Lifetime JP3788818B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 表示図形編集システム |
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1996
- 1996-01-29 JP JP01335896A patent/JP3788818B2/ja not_active Expired - Lifetime
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