JP3470771B2 - 投影面連動表示装置 - Google Patents

投影面連動表示装置

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JP3470771B2 JP28603294A JP28603294A JP3470771B2 JP 3470771 B2 JP3470771 B2 JP 3470771B2 JP 28603294 A JP28603294 A JP 28603294A JP 28603294 A JP28603294 A JP 28603294A JP 3470771 B2 JP3470771 B2 JP 3470771B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータによる図
面作成や設計支援のためのCADシステムにおいて、図
形データのいくつかの投影面を同時にディスプレイ等に
表示する投影面連動表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図面作成や設計作業をコンピュータによ
り支援するため、CADシステムが広く採用されてい
る。このシステムでは、例えば設計中の対象物を正面
図、側面図、底面図といった3次元に見た各種の投影面
を表示し、その作成や修正作業を支援する。また、例え
ば正面図が表示されたとき、その一部を拡大し、更に詳
細に表示するといったウインドウ操作も行うことができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のCADシステムには次のような解決すべき課題
があった。例えば、対象物の正面図を見て、その一部を
修正したり拡大したりする場合に、同時にその部分の側
面図や底面図を表示させたいことがある。この場合、正
面図の一部を1つのウインドウに表示すると共に、ディ
スプレイの同一画面上で別のウインドウを開き、ここに
側面図の一部を表示させる。また、同時にもう1つの別
のウインドウを開き、ここに底面図の一部を表示させ
る。これにより、操作者は対象物の一部分について、そ
の何種類かの投影面から見た図面を1つのディスプレイ
に表示し、矛盾の無い修正等を行うようにしていた。し
かしながら、例えば同じ投影面について、別の場所に視
点を移そうとすると、その都度正面図のウインドウ、側
面図のウインドウ、底面図のウインドウというように順
に目的とする位置へ個別にそのウインドウを動かしてい
く動作を行わなければならない。
【0004】このような動作は図面が複雑になるほど容
易でなく、適切な箇所へウインドウを移動させないと、
対象部分の構成を正確に把握できず、設計等の作業が滞
るという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の点を解決
するため次の構成を採用する。ディスプレイに表示され
る対象物に関する任意の投影面上に、任意の領域を占め
る主ウインドウを設定して、その主ウインドウの投影面
上の移動方向と移動量とを指示したとき、これを認識す
る指示移動量検出部と、主ウインドウから見える対象物
の、他の任意の投影面から見た状態を表示するための従
ウインドウを生成し、指示移動量検出部の出力を受け入
れて、主ウインドウの投影面上の移動に連動して従ウイ
ンドウの表示状態を変更する投影面連動処理部を備え
る。
【0006】なお、ディスプレイに表示されたカーソル
の表示座標を指示する座標指示部を備え、指示移動量検
出部は、ディスプレイに表示された主ウインドウ中での
カーソルの移動方向と移動量に関する情報を、主ウイン
ドウの投影面上の移動方向と移動量として認識すること
ができる。
【0007】また、投影面連動処理部は、主ウインドウ
上の投影面の移動方向と移動量とを指示した2次元ベク
トルを、対象物投影用の3次元ベクトルに変換する3次
元変換部と、この3次元ベクトルを、従ウインドウ上で
表示すべき投影面上の2次元ベクトルに変換する2次元
変換部とを備えてもよい。
【0008】更に、ディスプレイに表示された主ウイン
ドウ上の投影面上に、任意の主制御ポイントを設定し
て、その主制御ポイントの移動方向と移動量とを指示し
たとき、これを認識する指示移動量検出部と、主制御ポ
イントの、従ウインドウ上の投影面上の位置を示すため
の従制御ポイントを生成し、指示移動量検出部の出力を
受け入れて、主制御ポイントの移動に連動して、従ウイ
ンドウ上で従制御ポイントの位置を変更する投影面連動
処理部を備えるのもよい。
【0009】このとき、主制御ポイントは、ディスプレ
イに表示された主ウインドウの投影面の一部を拡大表示
する拡大表示制御用の基準位置を示し、従制御ポイント
は、ディスプレイに表示される従ウインドウの投影面の
一部を拡大表示する拡大表示制御用の基準位置を示すこ
とができる。
【0010】
【0011】
【作用】この装置では、対象物を任意の投影面から見た
何種類かのウインドウを表示し、1つの主ウインドウに
ついて投影面の移動方向と移動量とを指示することによ
り他のウインドウの投影面を一斉に移動させる。このた
めに、マウスの移動方向と移動量が指示移動量検出部で
検出されると、投影面連動処理部がまず主ウインドウの
移動内容から3次元ベクトルを生成する。そして、更に
その3次元ベクトルに基づいて各従ウインドウの投影面
から見た2次元ベクトルにそれぞれ座標変換を行い、こ
れによって主ウインドウに対する移動指示が他の従ウイ
ンドウに反映される。こうして、主ウインドウ上の投影
の移動と同時に従ウインドウのそれも必要なだけ移動
する。従って、別々の投影面を表示する各ウインドウ
に、常に対象物の所定部分の正面図、側面図、底面図を
表示し、主ウインドウの動きに従ウインドウを追従させ
ことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明の投影面表示装置の実施例を示
す機能ブロック図である。図において、この装置には座
標指示部1、指示移動量検出部2、指示投影面検出部
3、投影面連動処理部4、ウインドウ移動部5、ビュー
ポート表示部6、ディスプレイ7、表示投影面ID記憶
部8、投影面表示制御部9、各投影面ウインドウ記憶部
10、各投影面ビューポート記憶部11、各投影面全図
形イメージ記憶部12が備えられている。各部の詳細を
説明する前に、図2を用いてまず一般のCAD装置の外
観を説明する。
【0013】図2は、上記のような装置を具体化するた
めのCAD装置の外観図である。この装置は、ディスプ
レイ7とその表示制御のための制御部15及びキーボー
ド16、マウス17等を備えている。この装置で操作者
は、ディスプレイ7に表示された図面を見ながらキーボ
ード16を用いてその表示や修正等を行う。マウス17
は操作を行うための位置を指定したり、その他アイコン
の指定等を含むキーボードに代わる操作等を行うための
ものである。本発明の装置においては、図1に示す座標
指示部1として、このキーボード16やマウス17が使
用される。これによって、ディスプレイ7上の任意の位
置を指定し、ウインドウの移動量や移動方向の指定が行
われる。制御部15には、図1に示した座標指示部1と
ディスプレイ7を除く残りの部分が収納されている。
【0014】ここで、本発明では図2に示すようなディ
スプレイ7に任意の対象物に関する任意の投影面を表示
する。投影面とは、正面図、側面図、底面図といったよ
うに、対象物を3次元方向から見た状態の図面である。
このような図面が表示された場合に、何種類かの投影面
にそれぞれウインドウを設定し、対象物の一部分をその
ウインドウ中に表示する。この表示は拡大表示、縮小表
示等が可能となる。そして、1つのウインドウを主ウイ
ンドウに設定して、これを移動させると、他のウインド
ウに表示された対象物の部分も連動して移動するように
動作する。これが本発明の特徴部分である。
【0015】この目的のために、図1に示すように、こ
の移動量を指示する座標指示部1を設け、その指示移動
量を検出する指示移動量検出部2を設ける。座標指示部
1はマウス等のポインティングデバイスから構成され、
指示移動量検出部2はその座標データを読み取る回路や
レジスタ等から構成される。指示投影面検出部3は、現
在ディスプレイ7に表示されており、更に座標指示部1
によってカーソルが持ち込まれている投影面が、正面図
であるか、側面図であるか等を検出する部分である。こ
れは、ディスプレイ上のどの領域にどの投影面が表示さ
れているかを認識し、更に座標指示部1によって指示さ
れたカーソルの位置がどこにあるかを検出するような動
作を行うことにより実現する。
【0016】表示投影面ID記憶部8には、ディスプレ
イ7に表示される投影面ごとのID、即ち投影面の識別
符号が記憶されている。例えば、正面図は“01”、右
側面図は“02”といったように記憶される。投影面表
示制御部9は、このようなIDを表示投影面ID記憶部
8から読み取って、ディスプレイ7に表示されている投
影面を投影面連動処理部4、ウインドウ移動部5及びビ
ューポート表示部6に向け通知する部分である。投影面
連動処理部4には指示移動量検出部2の出力と指示投影
面検出部3の出力がそれぞれA,B端子に入力する。上
記投影面表示制御部9は現在ディスプレイ7にどの投影
面が表示されているかを認識し、そのIDを投影面連動
処理部4のC端子等に出力する。
【0017】投影面連動処理部4の具体的な構成を図6
に示すが、その前に図3〜図5を用いて本発明の装置に
よる連動表示制御の概略説明を行う。図3は連動表示画
面説明図、図4は連動表示のための投影面説明図であ
る。図3(a)に示すように、例えばディスプレイ7に
は3種類のウインドウW1,W2,W3が表示されてい
る。これらのウインドウは、例えばそれぞれ対象物の正
面図、右側面図、底面図の一部を表示している。従っ
て、ウインドウW1に表示された対象物の一部を右から
眺めるとウインドウW2に表示された状態となり、下か
ら眺めるとウインドウW3に表示された状態となる。
【0018】ここで、本発明においては、例えば操作者
がポインティングデバイス等を用いて矢印の向きにカー
ソルを移動する。即ち、図3(a)に示すように、点P
の位置で例えばマウスのボタンを押し、その状態で矢印
の方向にカーソルを移動する。この移動をドラッグと呼
ぶが、点Qの位置でマウスのボタンを離す。このように
した場合に、丁度ウインドウW1上でこの矢印と反対の
方向にスライドし、対象物を見る位置を変える。本発明
においては、このように連動表示の基準となるウインド
ウW1を主ウインドウとし、ウインドウW2,W3を従
ウインドウとする。そして、主ウインドウW1上で対象
を移動させた場合に、自動的に従ウインドウW2,W
上で対象物も移動し、対象物の同じ場所を正面、側
面、底面というように見ることができるといった動作を
行う。図3(b)には、そのような連動処理後のウイン
ドウW1,W2,W3を表示した。
【0019】図4には、このような連動表示のための投
影面説明図を示す。対象物の全体像はこの図に示すよう
に、正面図、右側面図、底面図というように描かれ、こ
れらは図1に示す各投影面全図形イメージ記憶部12に
記憶される。そして、図に示すように、その対象物の正
面図の右下部分をウインドウW1に表示し、右側面図の
右下部分をウインドウW2に表示し、底面図の右下部分
をウインドウW3に表示する。図1に示す指示投影面検
出部3は、このウインドウW1の中にカーソルが存在す
る場合、ウインドウW1が正面図を表示しているもので
あることを検出し、投影面連動処理部4に伝える。ま
た、投影面表示制御部9はウインドウW1が正面図、ウ
インドウW2が右側面図、ウインドウW3が底面図を表
示していることを各部に伝える。
【0020】図5に、本発明を第3角法に適用する場合
の投影面ベクトル変換情報の概念図を示す。本発明にお
いては、上記のようなウインドウの連動表示のためにこ
のように各投影面について3次元座標系を設定する。例
えば、図の正面図はXY面内に存在し、右側面図はYZ
面内に存在する。また、左側面図もYZ面内に存在し、
平面図はXZ面内に存在する。底面図も同様にXZ面内
に存在する。
【0021】上記のように、主ウインドウから見える対
象物の他の任意の投影面から見た状態を従ウインドウで
表示し、主ウインドウの移動に連動して従ウインドウの
表示状態を変更するためには、例えば正面図上でのウイ
ンドウの移動を右側面図や底面図におけるウインドウの
移動に換算する必要がある。この場合に、図に示すよう
な3次元座表系に対し、各図の下側に示した(x,y,
*)、(*,y,x)、(x,*,y)といった変換情
報を使用する。この作用は後で説明する。
【0022】図6に、投影面連動処理部の詳細なブロッ
ク図を示す。図1に示した投影面連動処理部4は、この
図に示すように変換元2次元ベクトル51と変換元投影
面ID52を受け入れる3次元変換部41と、投影面ベ
クトル変換情報記憶部43と、3次元ベクトル54及び
変換先投影面ID53と、投影面ベクトル変換情報記憶
部43の出力を受け入れる2次元変換部42とから構成
される。2次元変換部42は変換先2次元ベクトル55
を生成して出力する部分である。
【0023】変換元2次元ベクトル51は、主ウインド
ウ上で先に説明した要領でマウス等により指示された移
動方向と移動量を示すベクトルデータである。例えば、
図4の例で示すと、ウインドウW1の中に変換元2次元
ベクトルR1が表示されている。このベクトルR1は、
図3に示した矢印PQと丁度反対向きとなる。即ち、こ
の方向に主ウインドウ上で正面図が移動する。この主ウ
インドウW1を表示する正面図はXY面内にあるから、
その2次元ベクトルは、例えば(−1,2)というよう
になる。変換元投影面ID52は、主ウインドウが表示
される投影面の識別記号であり、例えば正面図といった
内容のデータとなる。投影面ベクトル変換情報記憶部4
3には、図5を用いて説明した変換情報が格納されてい
る。
【0024】3次元変換部41ではこれらの入力を用い
て、例えば正面図における3次元ベクトルを生成する。
正面図はXY面内にあるから、Xは−1、Yは2、主ウ
インドウ上ではZ方向の移動はないためZは0である。
従って、これを変換情報に当てはめた図6の左側に示す
ような3次元ベクトル54が得られる。これは、(x,
y,*)といった形式で表示され、その内容は(−1,
2,0)となる。ここで、変換先投影面ID53と3次
元ベクトル54とが2次元変換部42に入力する。この
2次元変換部42では変換先投影面が右側面図である場
合に、その変換情報(*,y,x)を変換情報記憶部4
3から受け取る。そして、図6の左側に示したように、
3次元変換部41の出力と並べて対応付ける。そして、
この例ではX座標が*に、Y座標はそのままY座標に、
*はX座標に、それぞれデータが転送されて変換が行わ
れる。即ち、変換情報は、各投影面毎にそのまま並行移
動するように転記される。この結果、2次元変換部42
の出力はY座標が“2”、X座標が“0”となる。これ
が変換先2次元ベクトル55となる。従って、右側面図
の場合、Y方向に2だけ移動させればよいといった結果
が得られる。
【0025】以上のように、投影面連動処理部4は、主
ウインドウから見える対象物の、他の任意の投影面から
見た状態を表示するための従ウインドウを生成し、指示
移動量検出部の出力を受け入れて、ウインドウの移
動に連動して従ウインドウの表示状態を変更する。この
場合に、主ウインドウ中でのカーソルの移動方向と移動
量を主ウインドウ上の投影面の移動方向と移動量として
認識し、変換元2次元ベクトルとして受け入れる。そし
て、この2次元ベクトルを変換情報を用いて3次元ベク
トルに変換し、更にこの3次元ベクトルを変換先の投影
面である従ウインドウを表示する投影面上の2次元ベク
トルに変換する。これによって、従ウインドウ上の投影
面の移動量を知り、従ウインドウの表示制御を行う。
【0026】図1に示すウインドウ移動部5は、投影面
連動処理部4の出力を受け入れて、その指示に応じてウ
インドウ中に表示する領域を移動する。各投影面ウイン
ドウ記憶部10は、その結果を記憶し、各投影面ビュー
ポート記憶部11は、各投影面のビューポート領域を保
持する。ビューポートとは、図3(a)あるいは(b)
に示すようなディスプレイ7に表示される領域のことで
ある。上記ウインドウ移動部5は、各投影面ウインドウ
記憶部10から、これまで表示されていたウインドウ領
域を基準位置座標等のデータ形式で取り出し、投影面連
動処理部4により得られた2次元ベクトル分だけ移動さ
せる演算を行い、投影面ウインドウ記憶部10に再び格
納する。ビューポート表示部6では表示する投影面に関
するウインドウ領域を各投影面ウインドウ記憶部10か
ら取り出し、その部分に相当する図形イメージを各投影
面全図形イメージ記憶部12から切り出す。そして、各
投影面ビューポート記憶部11から取り出した該当する
ビューポート領域にこれらの図形イメージを並べて表示
する。その結果は図3(b)に示した通りである。
【0027】このようにして任意の投影面におけるウイ
ンドウの図形表示領域の移動指示に連動して全ての投影
面におけるウインドウの図形表示領域が移動し、互いに
3次元上の位置関係を保ちながら各ウインドウが連動し
てディスプレイ7に表示される。なお、図7には、図5
に示した全ての3次元変換処理説明図を示す。上記の例
では、正面図と右側面図の変換処理例を示したが、この
図に示すように、正面図、右側面図、左側面図、底面図
について、それぞれ変換情報をこの図のように定める
と、どの投影面についても容易に対応する移動ベクトル
が得られる。即ち、この図に示すように、正面図上でX
=−1,Y=2という移動を行った場合には、右側面図
ではX=0,Y=2、左側面図ではX=0,Y=2、平
面図ではX=−1,Y=0、底面図ではX=−1,Y=
0といった演算処理が可能となる。
【0028】図8に、本発明の変形例として、拡大中心
の連動説明図を示す。この図では、ディスプレイ7に主
ウインドウW1と、2個の従ウインドウW2,W3を表
示した。ここで、例えば主ウインドウに表示した正面図
の一部を拡大表示することを考える。この場合、初めに
コマンド等により表示倍率を設定すると共に、表示する
画面の中心を指定する。どの部分を基準として画面を拡
大するのか指定するためである。
【0029】拡大表示画面の中心を例えば点M12に指
定すると、現在表示している画面の中心点M11からそ
の位置が矢印のようにシフトする。従ウインドウW2,
W3も、同率で画面を拡大し、同じ部分の投影面を表示
することが好ましい。そこで、既に説明した要領で点M
11が点M12に移動したとき、他のウインドウの画面
の中心点M21,M31の移動量と方向を演算する。そ
して、拡大率変更と同時にその画面の中心も連動させて
シフトする。
【0030】以上のように、拡大表示制御用の基準位置
となる画面の中心やその他ウインドウ上の適当な位置を
設定し、主ウインドウ上の基準位置を主制御ポイントと
呼ぶとき、従ウインドウ上の従制御ポイントを連動させ
て、拡大表示画面の連動も容易に実現する。なお、上記
画面の拡大率は2倍、3倍といった表示の他、0.5
倍、0.3倍といった小数倍の表示も含むものとする。
【0031】図9には、本発明の更に別の変形例とし
て、線分表示の連動説明図を示す。本発明は、ディスプ
レイに表示されたウインドウの移動だけでなく、ディ
スプレイ上のある投影面に表示される線分を他の投影面
に反映させるのにも応用できる。図9に示す主ウインド
ウW1には、端点P11,P12を結ぶ線分が表示され
ている。この線分を、これまでの実施例で説明した2次
元ベクトルとすれば、この線分を他の投影面から見た図
形はこれまでの実施例と同一の演算で求められる。
【0032】図9の従ウインドウW2,W3に示した端
点P21,P22を結ぶ線分や端点P31,P32を結
ぶ線分は各投影面から見た線分となる。主ウインドウ上
で線分を表示させる方法は、例えばマウスによりカーソ
ルを各端点P11,P12上に移動させてクリックする
方法が一般的であり、この操作によって各投影面から見
た線分を同時に表示させることができる。
【0033】本発明は以上の実施例に限定されない。デ
ィスプレイには主ウインドウと従ウインドウを並べて表
示してもよいし、また一部重ね合わせて表示するように
しても差し支えない。また、移動方向と移動量の指示は
マウス等のポインティングデバイスを用いる他、キーボ
ードやその他座標入力装置等を用いて指示しても差し支
えない。その移動方向等の指示は、主ウインドウ上でな
くディスプレイの他の部分で行うようにしてもよい。主
ウインドウから見える対象物の他の任意の投影面は必ず
しも直角座標系に限定されるものではない。
【0034】また、主ウインドウと従ウインドウとはほ
ぼ同一の拡大率で対象物を表示することが好ましいが、
必要に応じてそれぞれ任意の拡大率を設定するようにし
ても差し支えない。また、主ウインドウの移動方向と
移動量とを指示した2次元ベクトルを従ウインドウを表
示する投影面上の2次元ベクトルに変換する方法は、上
記の例に限らず各種の方法が採用できる。また、投影面
連動処理部はベクトル変換のみを行うものでもよいし、
他の図1に示す各機能ブロックを取り込んだイメージ処
理機能を持つものでもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明した本発明の投影面連動表示装
置は、ディスプレイに表示された対象物に関する任意の
投影面上に、任意の領域を占める主ウインドウを設定し
て、その主ウインドウ上の投影面の移動方向と移動量と
を指示したとき、これを認識する指示移動量検出部と、
主ウインドウから見える対象物の、他の任意の投影面か
ら見た状態を表示するための従ウインドウを生成し、指
示移動量検出部の出力を受け入れて、主ウインドウ
移動に連動して従ウインドウの表示状態を変更する投影
面連動処理部を備えるようにしたので、ディスプレイ上
ウインドウ中の投影面を任意の方向に移動させたと
き、これに追従して他のウインドウ上で投影面が移動す
る。
【0036】このため、対象物の各部を詳細に、しかも
各方向から観察し、その図面の修正検査等を簡単に行う
ことが可能になる。従って、ユーザーが2次元の形状を
見ながら3次元の形状を認識することが容易になるとい
った効果がある。また、上記本発明は2次元のCADシ
ステムに限らず、3次元のCADシステムについても同
様に利用でき、表示領域の移動のための表示装置に限ら
ず、ある投影面に描いた線分を他の投影面に反映させる
ような表示装置に広く採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投影面表示装置の機能ブロック図であ
る。
【図2】CAD装置の外観図である。
【図3】連動表示画面の説明図である。
【図4】連動表示のための投影面説明図である。
【図5】第3角法に適応する投影面ベクトル変換情報の
概念図である。
【図6】投影面連動処理部ブロック図である。
【図7】3次元変換処理説明図である。
【図8】拡大中心の連動説明図である。
【図9】線分表示の連動説明図である。
【符号の説明】
1 座標指示部 2 指示移動量検出部 3 指示投影面検出部 4 投影面連動処理部 5 ウインドウ移動部 6 ビューポート表示部 7 ディスプレイ 8 表示投影面ID記憶部 9 投影面表示制御部 10 各投影面ウインドウ記憶部 11 各投影面ビューポート記憶部 12 各投影面全図形イメージ記憶部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 G06T 11/00 - 17/50 G06F 17/50 G06F 3/00 G06F 3/14 - 3/153 G09G 5/00 - 5/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイに表示される対象物に関す
    る任意の投影面上に、任意の領域を占める主ウインドウ
    を設定して、その主ウインドウの投影面上の移動方向と
    移動量とを指示したとき、これを認識する指示移動量検
    出部と、 前記主ウインドウから見える対象物の、他の任意の投影
    面から見た状態を表示するための従ウインドウを生成
    し、前記指示移動量検出部の出力を受け入れて、前記主
    ウインドウの投影面上の移動に連動して前記従ウインド
    ウの表示状態を変更する投影面連動処理部を備えたこと
    を特徴とする投影面連動表示装置。
  2. 【請求項2】 ディスプレイに表示されたカーソルの表
    示座標を指示する座標指示部を備え、 前記指示移動量検出部は、ディスプレイに表示された主
    ウインドウ中でのカーソルの移動方向と移動量に関する
    情報を、主ウインドウの投影面上の移動方向と移動量と
    して認識することを特徴とする請求項1記載の投影面連
    動表示装置。
  3. 【請求項3】 投影面連動処理部は、主ウインドウ上の
    投影面の移動方向と移動量とを指示した2次元ベクトル
    を、対象物投影用の3次元ベクトルに変換する3次元変
    換部と、 この3次元ベクトルを、従ウインドウ上で表示すべき
    影面上の2次元ベクトルに変換する2次元変換部とを備
    えたことを特徴とする請求項1記載の投影面連動表示装
    置。
  4. 【請求項4】 ディスプレイに表示された主ウインドウ
    の投影面上に、任意の主制御ポイントを設定して、そ
    の主制御ポイントの移動方向と移動量とを指示したと
    き、これを認識する指示移動量検出部と、 前記主制御ポイントの、従ウインドウ上の投影面上の位
    置を示すための従制御ポイントを生成し、前記指示移動
    量検出部の出力を受け入れて、前記主制御ポイントの移
    動に連動して、従ウインドウ上で前記従制御ポイントの
    位置を変更する投影面連動処理部を備え、 前記主制御ポイントは、ディスプレイに表示された主ウ
    インドウの投影面の一部を拡大表示する拡大表示制御用
    の基準位置を示し、 前記従制御ポイントは、ディスプレイに表示される従ウ
    インドウの投影面の一 部を拡大表示する拡大表示制御用
    の基準位置を示すことを特徴とする投影面連動表示装
    置。
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