JP2000020754A - モデル表示装置 - Google Patents

モデル表示装置

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JP2000020754A
JP2000020754A JP19184998A JP19184998A JP2000020754A JP 2000020754 A JP2000020754 A JP 2000020754A JP 19184998 A JP19184998 A JP 19184998A JP 19184998 A JP19184998 A JP 19184998A JP 2000020754 A JP2000020754 A JP 2000020754A
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Japan
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model
viewpoint
movement
distance
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JP19184998A
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Inventor
Hiroyuki Ishige
浩之 石毛
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モデルまでの距離に応じて、モデルの移動、
回転、拡大及び縮小等の操作を補正することにより、モ
デルデータ表示の適正化を可能とする。 【解決手段】 画像情報部20は、モデルを表示する画
像表示部21と、目標とするモデルの位置、操作者の視
点情報及び視野情報が格納されている位置情報部22か
ら構成される。判定部13では、目標とするモデルの認
識や操作者からモデルまでの距離の識別を行う。また、
演算部12は、操作者から目標とするモデルまでの距離
演算及び、その距離に応じて、目標とするモデルの移
動、回転、拡大及び縮小等の操作や表示領域上の視野情
報に対して補正処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モデル表示装置に
関し、特に、モデル表示の適正化に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のモデル表示装置は、任意
の視点から見たモデルの外形や表情及びその動作をシミ
ュレーション表示するもので、設計や、デザインの分野
で広く用いられている。このモデル表示装置は、リアリ
ティを高めるために種々の提案がなされている。
【0003】例えば、特開平7−141522号公報
(以下、先行技術1という)記載の「疑似視界画像発生
装置」においては、特定の表示対象の視点位置と視点方
向に関する情報を入力すると、その条件を満たす視野に
入る情報のみの表示対象物を詳細に表示して、遠く離れ
ている場合には、表示対象物を粗く表示することによ
り、表示速度を速くするといった提案がなされている。
【0004】さらに、特開平8−229237号公報
(以下、先行技術2という)記載の「3次元ゲーム装置
及び画像合成方法」においては、オペレータあるいは、
移動物の移動距離が大きい場合には、背景表示をその動
きと逆方向に移動させることで、オペレータの感じる視
野画像表示の不自然さを解消するといった提案がなされ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のモデル
表示装置は、上記の先行技術1及び先行技術2を含め
て、操作者から目標とするモデルまでの距離に関係な
く、モデルに対してある一定量の移動あるいは回転など
の動きをさせる為に、例えば、モデルに近づいた場合に
も、視野範囲の変更が行われないため、モデルの接近感
がなく、また遠く離れた場合と同じようにモデルの移
動、回転、拡大及び縮小等の動きを行うため、目標とす
るモデル表面の細かいデザインが確認できず見過ごして
しまう問題がある。
【0006】本発明の目的は、操作者から目標とするモ
デルまでの距離に応じて、モデルの移動、回転、拡大及
び縮小等の操作を補正することにより、モデルデータ表
示の適正化を可能とするモデル表示装置を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、モ
デルと該モデルを見る視点との関係を2次元で表示する
とともに前記視点から見た該モデルを表示するモデル表
示装置において、前記視点の移動を指示する入力情報を
検出する第一の入力検出部と、前記視点の移動が前記モ
デルへの接近である場合に移動前の前記視点と前記モデ
ルの距離と移動後の前記視点と前記モデルの距離に基づ
き予め定めた第一のアルゴリズムにより前記視点から見
た該モデルを拡大する視野情報を出力する視野演算部
と、前記視野情報に基づき該モデルを拡大して画面に表
示する画像表示部を有することを特徴とする。
【0008】本願の第2の発明は、モデルと該モデルを
見る視点との関係を3次元で表示するとともに前記視点
から見た該モデルを表示するモデル表示装置において、
前記視点の移動を指示する入力情報を検出する第一の入
力検出部と、前記視点の移動が前記モデルへの接近であ
る場合に移動前の前記視点と前記モデルの距離と移動後
の前記視点と前記モデルの距離に基づき予め定めた第一
のアルゴリズムにより前記視点から見た該モデルを拡大
する視野情報を出力する視野演算部と、前記視野情報に
基づき該モデルを拡大して画面に表示する画像表示部を
有することを特徴とする。
【0009】本願の第3の発明は、第1の発明において
前記モデルの移動を指示する入力情報を検出する第二の
入力検出部と、前記第一の入力検出部を介して前記視点
の前記モデルへの接近を検出した後に前記第二の入力検
出部を介して前記モデルの移動を検出した場合に、移動
前の前記視点と前記モデルの距離と移動後の前記視点と
前記モデルの距離に基づき予め定めた第二のアルゴリズ
ムにより前記モデルの移動速度を遅くする操作情報を出
力する操作演算部と、前記操作情報に基づき前記モデル
の前記画面上での移動速度を遅くする前記画像表示部を
有することを特徴とする。
【0010】本願の第4の発明は、第2の発明において
前記モデルの移動を指示する入力情報を検出する第二の
入力検出部と、前記第一の入力検出部を介して前記視点
の前記モデルへの接近を検出した後に前記第二の入力検
出部を介して前記モデルの移動を検出した場合に、移動
前の前記視点と前記モデルの距離と移動後の前記視点と
前記モデルの距離に基づき予め定めた第二のアルゴリズ
ムにより前記モデルの移動速度を遅くする操作情報を出
力する操作演算部と、前記操作情報に基づき前記モデル
の前記画面上での移動速度を遅くする前記画像表示部を
有することを特徴とする。
【0011】本願の第5の発明は、第1の発明において
前記モデルの回転を指示する入力情報を検出する第三の
入力検出部と、前記第一の入力検出部を介して前記視点
の前記モデルへの接近を検出した後に前記第三の入力検
出部を介して前記モデルの回転を検出した場合に、移動
前の前記視点と前記モデルの距離と移動後の前記視点と
前記モデルの距離に基づき予め定めた第三のアルゴリズ
ムにより前記モデルの回転速度を遅くする操作情報を出
力する操作演算部と、前記操作情報に基づき前記モデル
の前記画面上での回転速度を遅くする前記画像表示部を
有することを特徴とする。
【0012】本願の第6の発明は、第2の発明において
前記モデルの回転を指示する入力情報を検出する第三の
入力検出部と、前記第一の入力検出部を介して前記視点
の前記モデルへの接近を検出した後に前記第三の入力検
出部を介して前記モデルの回転を検出した場合に、移動
前の前記視点と前記モデルの距離と移動後の前記視点と
前記モデルの距離に基づき予め定めた第三のアルゴリズ
ムにより前記モデルの回転速度を遅くする操作情報を出
力する操作演算部と、前記操作情報に基づき前記モデル
の前記画面上での回転速度を遅くする前記画像表示部を
有することを特徴とする。
【0013】本願の第7の発明は、第1の発明において
前記モデルの拡大/縮小を指示する入力情報を検出する
第四の入力検出部と、前記第一の入力検出部を介して前
記視点の前記モデルへの接近を検出した後に前記第四の
入力検出部を介して前記モデルの拡大/縮小を検出した
場合に、移動前の前記視点と前記モデルの距離と移動後
の前記視点と前記モデルの距離に基づき予め定めた第四
のアルゴリズムにより前記モデルの拡大/縮小速度を遅
くする操作情報を出力する操作演算部と、前記操作情報
に基づき前記モデルの前記画面上での拡大/縮小速度を
遅くする前記画像表示部を有することを特徴とする。
【0014】本願の第8の発明は、第2の発明において
前記モデルの拡大/縮小を指示する入力情報を検出する
第四の入力検出部と、前記第一の入力検出部を介して前
記視点の前記モデルへの接近を検出した後に前記第四の
入力検出部を介して前記モデルの拡大/縮小を検出した
場合に、移動前の前記視点と前記モデルの距離と移動後
の前記視点と前記モデルの距離に基づき予め定めた第四
のアルゴリズムにより前記モデルの拡大/縮小速度を遅
くする操作情報を出力する操作演算部と、前記操作情報
に基づき前記モデルの前記画面上での拡大/縮小速度を
遅くする前記画像表示部を有することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施の形態を示すブロ
ック図である。
【0017】図1を参照すると、本発明の実施の形態
は、入力操作部1、補正演算部11及び画像情報部20
より構成される。
【0018】入力操作部1は、目標とするモデルの移
動、回転、拡大及び縮小の指示や操作者の位置変化(移
動)等の入力情報1〜入力情報nを検出する入力検出部
2a〜入力検出部2n(但し、nは任意とする。)から
構成される。なお、入力検出部2a〜入力検出部2n
は、任意の数量(n)までを設置可能とし、3つに限定
するものではない。
【0019】また、入力情報は、例えば、ジョイステッ
クのような入力機器からのアナログ信号であり、入力操
作部1の入力検出部2は、このジョイステックからのX
軸方向及びY軸方向の2方向成分からなるアナログ信号
をA/D変換器によりデジタル信号に変換し、XY平面
上での操作者の操作する方向及び操作量として出力す
る。
【0020】ジョイステック以外の入力機器としてマウ
スを使用しても良い。図6は、入力機器としてマウスを
用いた場合のタイミングチャートを示したものである。
図6に示すように、マウスの出力情報は、X軸方向及び
Y軸方向の2方向のパルス出力を持ち、それぞれ、A
相、B相を出力する。入力操作部1における入力検出部
は、パルスカウンタを用いてパルスをカウントし、A相
よりB相の方が早く検出した場合は、カウント値は大き
くなり、A相よりB相の方が遅く検出した場合は、カウ
ント値は小さくなることにより、操作者の操作する方向
がプラス方向か、もしくは、マイナス方向かを判定する
ことが出来る。
【0021】また、視点移動、モデルの移動、回転、拡
大及び縮小等の指定は、メニュー方式であっても良い
し、予めキーに対応づけておいても良い。
【0022】画像情報部20は、モデルを表示する画像
表示部21と、目標とするモデルの位置、操作者の視点
情報及び視野情報が格納されている位置情報部22から
構成される。なお視点情報とは、操作者のモデルを見る
時の位置を示し、視野情報とは、操作者から見たモデル
表示領域の大きさを示す。
【0023】図3は、視点を説明するための模式図であ
り、操作者が位置座標A1(x1、y1)から目標とす
るモデルB1を見た場合の視点はP1であり、操作者が
モデルに向かって移動後の位置座標A2(x2、y2)
から目標とするモデルB1を見た場合の視点はP2とな
る。例えば、この場合に視点P1に対して視点P2が、
目標とするモデルまでの距離が近いと想定すれば、視点
P1に比べて視点P2から見た場合のモデルの移動を遅
くするといったように、モデルの操作量の補正を行う必
要がある。
【0024】また、図4(A)、(B)は、視野を説明
するための模式図であり、視野情報とは、操作者がA1
(x1、y1)に位置する時は、その時のモデルの視野
角、即ち幅情報W1、高さ情報をH1で表される視野領
域であり、操作者がA2(x2、y2)に位置する時
は、その時のモデルの視野角、即ち幅情報W2、高さ情
報H2で表される視野領域である。例えば、位置座標A
1に対して位置座標A2の目標とするモデルまでの距離
が近い場合には、A1に比べてA2における視野領域
(W2及びH2)の値を小さくしてを視野範囲を狭くす
るように、予め視野情報部24に格納してある視野情報
に対して補正を行う必要がある。その結果、画面上での
モデルは拡大表示される。
【0025】即ち、視点情報については、操作者と目標
とするモデルまでの距離に応じて、モデルの操作量に対
して補正を行うが 、視野情報については、操作者とモ
デルまでの距離に応じて、表示領域上での視野について
補正を行う。
【0026】補正演算部11は、演算部12及び判定部
13から構成され、判定部13では、目標とするモデル
の認識や操作者からモデルまでの距離の識別を行う。ま
た、演算部12は、操作者から目標とするモデルまでの
距離演算及び、その距離に応じて、目標とするモデルの
移動、回転、拡大及び縮小等の操作や表示領域上の視野
情報に対して補正処理を行う。
【0027】次に、図1及び図5を参照して本実施の形
態の動作について詳細に説明する。
【0028】図5は、本実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。
【0029】本発明のモデル表示装置では、まず、操作
者が目標とするモデルを選択する(図5のステップA
1)。
【0030】この時、操作者及び選択したモデルの位置
情報が位置情報部22から補正演算部11にある判定部
13に送られる。
【0031】次に、図1の入力情報1〜入力情報nの情
報が、入力操作部1で検出されて判定部13に送られる
(図5のステップA2)。
【0032】次に、ステップA1及びステップA2によ
り得られた結果から、演算部12にて、操作者から目標
とするモデルまでの距離が算出される(図5のステップ
A3)。
【0033】この算出結果に基づき、判定部13は、操
作者から目標とするモデルまでの距離がどれ位であるか
を判定する(図5のステップA4)。
【0034】この判定結果で操作者とモデルまでの距離
が離れている場合(システムで予め定めた距離以上の場
合)には(NOへの分岐)、モデルの移動、回転、拡大
及び縮小等の操作指示があっても、その操作量(モデル
の移動や回転、あるいは拡大及、縮小の速度、及び視野
の大きさ)に対しては補正をかけず、システムで予め定
めた操作量でモデルを操作する。一方、操作者とモデル
までの距離が近づいた場合には(YESへの分岐)、演
算部12にて、操作量に対して補正演算を行う(図5の
ステップA5〜ステップA7)。この場合、操作量は、
操作者が目標とするモデルに近づくほど、モデルを含む
視野が狭く、モデルの移動、回転、拡大及び縮小の速度
が遅くなるように補正され出力される。システムは、こ
の補正された操作量でモデルを操作する。
【0035】
【実施例】次に、図2は本発明の一実施例を示したブロ
ック図である。
【0036】本実施例では、入力情報として、視点移
動、モデル回転、モデル移動及びモデル拡大縮小の5つ
の入力情報を想定している。このうち、視点移動の入力
情報は、入力操作部1を介して補正演算部11にある距
離演算部14に送られる。
【0037】距離演算部14では、画像情報部20にあ
る視点およびモデル情報部23からモデルの位置情報を
読み込み、前記視点移動の値により、移動後の操作者と
目標とするモデルの距離を算出する。
【0038】この算出結果は、距離判定部15に送ら
れ、距離判定部15ではモデルまでの距離がシステムで
定めた距離以上に近づいている場合は、操作演算部16
及び視野演算部17に対し、操作量の補正の指示を出力
する。
【0039】一方、モデル回転、モデル移動、モデル拡
大縮小の3つの入力情報も同様にして、入力操作部1を
介して補正演算部11にある操作演算部16に送られ
る。ここで、操作演算部16では、距離判定部15から
の指示により、操作者から目標とするモデルまでの距離
に応じて、操作情報部25に予め格納してあるモデル回
転、モデル移動及びモデル拡大縮小の操作量(前出)に
対して補正演算を行い、この補正結果を、操作情報部2
5を介して画像表示部21に送る。
【0040】また、視野情報に対する補正演算について
も同様に行われ、視野演算部17では、距離判定部15
からの指示により、操作者から目標とするモデルまでの
距離に応じて、視野情報部24に予め格納してある視野
情報に対して補正演算を行う。
【0041】これらの補正演算を行うことにより、例え
ば、操作者がモデルから一定以上離れている場合には、
モデルを含む視野は広く、モデルの移動、回転、拡大及
び縮小は早く(即ち、操作情報部25及び視野情報部2
4に予め格納してある値である)、反対に、目標とする
モデルに近づくほど、モデルを含む視野は狭く、モデル
の移動、回転、拡大及び縮小は遅くなるように制御す
る。
【0042】図3の場合を例に取ると、基準となる操作
者から目標とするモデルまでの距離(S1)と操作者が
目標とするモデルに近づいた距離(S2)の検出を行
い、この情報をもとに、モデルの移動、回転、拡大及び
縮小の操作及び視野等に対して補正演算をかけ、モデル
表示の適正化を実現する。
【0043】ここで、S1、S2の2つの距離は、図2
にある画像情報部20にある視点およびモデル情報部2
3に予め格納されている視点及び目標とするモデルの位
置情報、及び入力操作部1で検出される移動後の視点の
位置座標に基づき、距離演算部14で算出される。
【0044】また、視野情報について図4の場合を例に
取ると、図4(A)の場合では、操作者から目標とする
モデルまでの距離(S1)に対して、視野情報は幅:W
1、高さ:H1であり、この値は視野情報の初期値とし
て、視野情報部24に設定されている。
【0045】また、操作者から目標とするモデルからの
距離が近づいている場合(S2)には、視野情報を例え
ば、図4(B)のように幅:W2、高さ:H2のように
なるように補正し、視野領域を狭くする。この結果、画
面上のモデルは拡大表示されることになる。
【0046】上記制御を行うことにより、操作者から目
標とするモデルまでの距離に応じて、入力情報に応じて
操作量の補正演算を行うことにより、モデル表示の適正
化を実現することが出来る。
【0047】次に、操作者からモデルまでの距離に応じ
て、入力情報に基づく操作量の補正方法を詳細に説明す
る。
【0048】この場合、操作者が操作する操作空間は2
次元とし、操作者が目標とするモデルに近づく場合を考
える。図3を例に取ると、この時の2次元の操作空間に
おける操作者の位置A1、A2及びモデルB1の座標
は、それぞれA1=(x1、y1)、A2=(x2、y
2)及びB1=(X1、Y1)であり、画像情報部20
にある視点およびモデルデータ情報部23に設定され
る。
【0049】図3のA1は、基準となる初期値の操作者
の視点位置座標で、A2は、モデルB1に対して操作者
が近づいた場合の視点位置座標を示す。この視点位置座
標をもとにして、図2の距離演算部14では、次に示す
式1及び式2により操作者から目標とするモデルまでの
距離S1及びS2を算出する。
【0050】
【0051】
【0052】ここで、S1は、初期値の操作者の視点位
置座標から目標とするモデルの位置座標までの距離で、
S2は、操作者が移動した視点位置座標から目標とする
モデルの位置座標までの距離を示す。
【0053】この距離の演算結果に基づき、次に示す式
3を用いて、モデルの移動、回転、拡大及び縮小を指示
する入力情報に対する操作量の補正演算を行う。
【0054】
【0055】ここで、DBは、補正演算前の入力情報に
対する操作量を示し、DAは、補正演算後の操作量を示
す。
【0056】また、αとβは式3における傾きの補正値
とし、任意の値が設定可能とする。
【0057】例えば、操作者A1=(0、0)、目標と
するモデルB1=(10、10)、視点移動後の操作者
A2=(5、5)とし、モデルの移動に関する入力情報
があったとする。尚、α=1、β=0とする。
【0058】上記条件を式1〜式3に当てはめると、式
1より、S1=14.14(m)となり、同様にして、
式2より、S2=7.07(m)となる。
【0059】このS1、S2の算出結果を式3に挿入す
る。ここで、補正演算前のモデルの移動に関する操作量
DBは、DB=10(単位は速度を示す)と仮定する。
【0060】式3より、補正演算後の操作量は、DA=
5.5となり、操作者から目標とするモデルの距離が半
分になった場合は、操作量(モデルの移動の速度)の値
が約半分になることが分かる。
【0061】この場合には、モデルの移動を例にした
が、モデルの回転、拡大及び縮小を行う入力情報に対す
る補正演算も同様である。この補正演算の結果、モデル
の移動、回転、拡大及び縮小の操作量が補正演算前に比
べて約半分になり補正演算前と比較してモデルの動きが
遅くなる。
【0062】さらに、視野情報(視野の面積、高さ及び
幅の情報を持つ)は、次に示す式5を用いて補正され
る。
【0063】
【0064】ここで、M1は、補正演算前の視野の面積
を示し、M2は、補正演算後の視野の面積とする。ま
た、H1は、補正演算前の視野の高さ、H2は、補正演
算後の視野の高さとする。W1は、補正演算前の視野の
幅、W2は、補正演算後の視野の幅をそれぞれ示す(図
4を参照)。また、αとβは式3における傾きの補正値
とし、任意の値が設定可能とする。
【0065】例えば、操作者A1=(0、0)、目標と
するモデルB1=(10、10)、視点移動後の操作者
A2=(5、5)とし、α=1、β=0として計算す
る。
【0066】上記条件を式1及び式2に当てはめると、
式1より、S1=14.14(m)となり、同様にし
て、式2より、S2=7.07(m)となる。
【0067】このS1、S2の算出結果を式5に代入す
る。ここで、補正演算前の視野の面積M1=10とし、
また、高さ(H1):幅(W1)の比を3:4とする。
式5より、補正演算後の視野の面積は、M2=5.5と
なり、操作者から目標とするモデルの距離が半分になっ
た場合には、視野の面積は約半分になることが分かる。
【0068】また、式5から補正演算後の高さ(H
2):幅(W2)の比は、2.36:3.14となる。
【0069】このようにして操作者から目標とするモデ
ルまでの距離に応じて視野情報に対して補正演算を行う
ことにより、補正演算前に比べ視野は高さと幅の比率が
小さくなると共に視野の面積が狭くなり、視野における
モデルの占める割合が大きくなる。
【0070】上述したように、本発明により、操作者が
目標とするモデルに近づくほど、モデルの移動、回転、
拡大、縮小の動作は遅くなり、またモデルが拡大するの
で、例えば、トレーニングや教育などで、目標とするモ
デルに近づいたりする場面では、モデルの動作がゆっく
りとなり、モデル表面の情況を認識し易くなるととも
に、モデルのサイズを急激に変更しても確実に表示領域
上で確認ができる効果がある。
【0071】次に、図2及び図5を参照して本実施例の
動作について詳細に説明する。
【0072】本発明のモデル表示装置では、操作者が目
標とするモデルを画像表示上にて選択する(図5のステ
ップA1)。
【0073】また、図2の操作者の位置変化である視点
移動の入力情報は、入力操作部1により検出され(図5
のステップA2)、補正演算部11にある距離演算部1
4に送られて距離演算が行われる(図5のステップA
3)。さらに距離判定部15では、この算出結果を元に
操作者から目標とするモデルまでの距離が近づいている
かどうかを判断する(図5のステップA4)。この判定
結果で操作者が目標とするモデルに近づいていない場合
には、エンドに行き、モデル操作の入力情報に対して
は、操作量の補正を行わない。
【0074】一方、操作者が目標とするモデルに近づい
た場合には、操作演算部16にて、モデルの視野は狭く
モデルの接近感を生じさせるとともに、モデルの移動、
回転、拡大及び縮小は遅くなるように操作量を制御する
(図5のステップA5〜ステップA7)。
【0075】
【発明の他の実施の形態】次に本発明での他の実施形態
について図面を参照して説明する。
【0076】第1の実施の形態では、操作者の操作空間
を2次元として考えていたが、近年は、3次元上でのモ
デル動作が多く見受けられている。ここでは、その3次
元空間でのモデル表示の適正化について説明する。
【0077】図3に示した2次元の座標を元にして、3
次元の座標系に展開すると操作者A1、A2及びモデル
データB1の座標は、それぞれA1=(x1、y1、z
1)、A2=(x2、y2、z2)及びB1=(X1、
Y1、Z1)として画像情報部20にある視点およびモ
デルデータ情報部23で設定される。
【0078】この時の操作者から目標とするモデルまで
の距離S1及びS2は、次に示す式6及び式7により3
次元に展開して求められる。
【0079】
【0080】
【0081】また、式6及び式7をもとにして第1の実
施の形態と同様に式3及び式5を用いることにより、3
次元空間の表示領域においても、操作者から目標とする
モデルまでの距離に応じて、モデルの移動動作、回転動
作、拡大縮小動作、視野情報を変化させることができ
る。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、操作者
が目標とするモデルに近づくほど、モデルの移動、回
転、拡大、縮小の動作は遅くなり、またモデルが拡大す
るようにしたので、モデル表面の細かいデザインが確認
できず見過ごしてしまう等の問題が発生しなくなる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるモデル表示装置の一実施の形態を
示すブロック図である。
【図2】本発明によるモデル表示装置の一実施例を示す
ブロック図である。
【図3】本発明における視点を説明するための模式図で
ある。
【図4】(A)、(B)は、本発明における視野を説明
するための模式図である。
【図5】本発明によるモデル表示装置の動作フローチャ
ートである。
【図6】本発明での入力情報にマウスを用いた場合のタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
1 入力操作部 2a 入力検出部 2c 入力検出部 2d 入力検出部 2e 入力検出部 2n 入力検出部 11 補正演算部 12 演算部 13 判定部 14 距離演算部 15 距離判定部 16 操作演算部 17 視野演算部 20 画像情報部 21 画像表示部 22 位置情報部 23 視点およびモデルデータ情報部 24 視野情報部 25 操作情報部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モデルと該モデルを見る視点との関係を
    2次元で表示するとともに前記視点から見た該モデルを
    表示するモデル表示装置において、前記視点の移動を指
    示する入力情報を検出する第一の入力検出部と、前記視
    点の移動が前記モデルへの接近である場合に移動前の前
    記視点と前記モデルの距離と移動後の前記視点と前記モ
    デルの距離に基づき予め定めた第一のアルゴリズムによ
    り前記視点から見た該モデルを拡大する視野情報を出力
    する視野演算部と、前記視野情報に基づき該モデルを拡
    大して画面に表示する画像表示部を有することを特徴と
    するモデル表示装置。
  2. 【請求項2】 モデルと該モデルを見る視点との関係を
    3次元で表示するとともに前記視点から見た該モデルを
    表示するモデル表示装置において、前記視点の移動を指
    示する入力情報を検出する第一の入力検出部と、前記視
    点の移動が前記モデルへの接近である場合に移動前の前
    記視点と前記モデルの距離と移動後の前記視点と前記モ
    デルの距離に基づき予め定めた第一のアルゴリズムによ
    り前記視点から見た該モデルを拡大する視野情報を出力
    する視野演算部と、前記視野情報に基づき該モデルを拡
    大して画面に表示する画像表示部を有することを特徴と
    するモデル表示装置。
  3. 【請求項3】 前記モデルの移動を指示する入力情報を
    検出する第二の入力検出部と、前記第一の入力検出部を
    介して前記視点の前記モデルへの接近を検出した後に前
    記第二の入力検出部を介して前記モデルの移動を検出し
    た場合に、移動前の前記視点と前記モデルの距離と移動
    後の前記視点と前記モデルの距離に基づき予め定めた第
    二のアルゴリズムにより前記モデルの移動速度を遅くす
    る操作情報を出力する操作演算部と、前記操作情報に基
    づき前記モデルの前記画面上での移動速度を遅くする前
    記画像表示部を有することを特徴とする請求項1記載の
    モデル表示装置。
  4. 【請求項4】 前記モデルの移動を指示する入力情報を
    検出する第二の入力検出部と、前記第一の入力検出部を
    介して前記視点の前記モデルへの接近を検出した後に前
    記第二の入力検出部を介して前記モデルの移動を検出し
    た場合に、移動前の前記視点と前記モデルの距離と移動
    後の前記視点と前記モデルの距離に基づき予め定めた第
    二のアルゴリズムにより前記モデルの移動速度を遅くす
    る操作情報を出力する操作演算部と、前記操作情報に基
    づき前記モデルの前記画面上での移動速度を遅くする前
    記画像表示部を有することを特徴とする請求項2記載の
    モデル表示装置。
  5. 【請求項5】 前記モデルの回転を指示する入力情報を
    検出する第三の入力検出部と、前記第一の入力検出部を
    介して前記視点の前記モデルへの接近を検出した後に前
    記第三の入力検出部を介して前記モデルの回転を検出し
    た場合に、移動前の前記視点と前記モデルの距離と移動
    後の前記視点と前記モデルの距離に基づき予め定めた第
    三のアルゴリズムにより前記モデルの回転速度を遅くす
    る操作情報を出力する操作演算部と、前記操作情報に基
    づき前記モデルの前記画面上での回転速度を遅くする前
    記画像表示部を有することを特徴とする請求項1記載の
    モデル表示装置。
  6. 【請求項6】 前記モデルの回転を指示する入力情報を
    検出する第三の入力検出部と、前記第一の入力検出部を
    介して前記視点の前記モデルへの接近を検出した後に前
    記第三の入力検出部を介して前記モデルの回転を検出し
    た場合に、移動前の前記視点と前記モデルの距離と移動
    後の前記視点と前記モデルの距離に基づき予め定めた第
    三のアルゴリズムにより前記モデルの回転速度を遅くす
    る操作情報を出力する操作演算部と、前記操作情報に基
    づき前記モデルの前記画面上での回転速度を遅くする前
    記画像表示部を有することを特徴とする請求項2記載の
    モデル表示装置。
  7. 【請求項7】 前記モデルの拡大/縮小を指示する入力
    情報を検出する第四の入力検出部と、前記第一の入力検
    出部を介して前記視点の前記モデルへの接近を検出した
    後に前記第四の入力検出部を介して前記モデルの拡大/
    縮小を検出した場合に、移動前の前記視点と前記モデル
    の距離と移動後の前記視点と前記モデルの距離に基づき
    予め定めた第四のアルゴリズムにより前記モデルの拡大
    /縮小速度を遅くする操作情報を出力する操作演算部
    と、前記操作情報に基づき前記モデルの前記画面上での
    拡大/縮小速度を遅くする前記画像表示部を有すること
    を特徴とする請求項1記載のモデル表示装置。
  8. 【請求項8】 前記モデルの拡大/縮小を指示する入力
    情報を検出する第四の入力検出部と、前記第一の入力検
    出部を介して前記視点の前記モデルへの接近を検出した
    後に前記第四の入力検出部を介して前記モデルの拡大/
    縮小を検出した場合に、移動前の前記視点と前記モデル
    の距離と移動後の前記視点と前記モデルの距離に基づき
    予め定めた第四のアルゴリズムにより前記モデルの拡大
    /縮小速度を遅くする操作情報を出力する操作演算部
    と、前記操作情報に基づき前記モデルの前記画面上での
    拡大/縮小速度を遅くする前記画像表示部を有すること
    を特徴とする請求項2記載のモデル表示装置。
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