JP2758732B2 - 図形データ出力装置 - Google Patents

図形データ出力装置

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JP2758732B2
JP2758732B2 JP3122582A JP12258291A JP2758732B2 JP 2758732 B2 JP2758732 B2 JP 2758732B2 JP 3122582 A JP3122582 A JP 3122582A JP 12258291 A JP12258291 A JP 12258291A JP 2758732 B2 JP2758732 B2 JP 2758732B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータを用いて、
図形データを作成出力する図形データ出力装置に利用す
る。
【0002】本発明は、特にテキスト(文字データ)を
含む図形データを作成出力する図形データ出力装置に利
用する。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の図形データ出力装置は、
図22に示すように、図面データをプロット図面110 とし
て出力する場合、図形データ作成手段101 およびプロッ
トデータ作成手段102 により、図形データファイル111
から図形データを取り出して、テキストも含めて図形デ
ータからプロットデータを作成し、プロット図面作成手
段103 により、前記プロットデータからプロット図面11
0 を作成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の図形デ
ータ出力装置は、図形データを忠実にプロット図面化す
るため、図形データに含まれるテキストが、例えば図2
で示すように、テキスト1および3同士で重なり合って
いる場合、プロット図面上でも前記テキストはテキスト
同士で重なり合ったままとなっているので、プロット図
面を目視チェックする際、テキスト1と3とを識別する
ことが困難であることから目視チェックに支障をきたす
欠点がある。
【0005】本発明の目的は、前記の欠点を除去するこ
とにより、テキスト同士の重なり合いを回避し、テキス
トの識別が容易であるプロット図面を作成出力できる図
形データ出力装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、テキストを含
む図形データを作成し出力する手段を備えた図形データ
出力装置において、他のテキストと重なりを持つ重なり
テキストを抽出する重なりテキスト抽出手段と、前記重
なりテキストごとにその原点を中心として回転させその
取り得る角度ごとに他のテキストと重なりが生じる頻度
数を計測する頻度数計測手段と、前記頻度数が最小とな
る角度を求めて同角度に前記重なりテキストの角度を変
更する角度変更手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、前記重なりテキスト抽出
手段は、前記他のテキストおよび前記重なりテキストの
それぞれのテキストを矩形または円に近似する近似手段
を含むことが好ましい。
【0008】また、本発明は、前記頻度数計測手段は、
他のテキストの原点を含む重なりテキストを検出し他と
区分する原点包含テキスト検出手段を含み、前記角度変
更手段は、前記他のテキストの原点を含む重なりテキス
トが検出された場合には、その検出された角度を除外し
て角度変更処理を行う原点包含テキスト処理手段を含む
ことが好ましい。
【0009】
【作用】重なりテキスト抽出手段は、他のテキストと重
なりを持つ重なりテキストを抽出し、その近似手段によ
り、それぞれのテキストを所定の方法で矩形または円で
近似する。頻度数計数手段は、重なりテキストの取り得
る角度ごとに矩形同士または円同士の重なりの頻度を計
数する。そして、角度変更手段は、計数された頻度数の
最も小さい角度に重なりテキストの角度を変更する。
【0010】従って、重なりテキストを無くしたプロッ
ト図面を得ることができ、テキストの識別を容易にする
ことができる。
【0011】さらに、他のテキストの原点を含む重なり
テキストが検出された場合には、この検出された角度を
変更処理対象から除外することにより、そのような重な
りテキストがある場合にも重なりテキスト無くすことが
できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0013】図1は本発明の第一実施例の要部を示すブ
ロック構成図である。
【0014】本第一実施例は、テキストを含む図形デー
タとしてプロット図面110 を作成し出力する手段として
の、図形データ作成手段101 、プロットデータ作成手段
102 およびプロット図面作成手段103 を備えた図形デー
タ出力装置において、本発明の特徴とするところの、他
のテキストと重なりを持つ重なりテキストを抽出する重
なりテキスト抽出手段104と、前記重なりテキストの取
り得る角度ごとに前記他のテキストと重なりが生じる頻
度数を計測する頻度数計数手段105 と、前記頻度数が最
小となる角度を求めて同角度に前記重なりテキストの角
度を変更する角度変更手段106 とを備えている。そし
て、重なりテキスト抽出手段104 は、前記他のテキスト
および前記重なりテキストのそれぞれのテキストを矩形
または円に近似する近似手段104aを含んでいる。
【0015】なお、図1において、111 は図形データが
格納された図形データファイル、および112 は重なりテ
キストを格納する重なりテキストファイルである。
【0016】次に、本実施例の動作について順を追って
説明する。
【0017】図2は本第一実施例で対象とした図形デー
タに含まれる重なりテキスト例を示す説明図である。文
字ABCDからなるテキスト(1) 1と、文字EFGHか
らなるテキスト(2) 3とが重なりを持っている。同図に
おいて2はテキスト(1) 1の原点(1) 、および4はテキ
スト(2) 3の原点(2) である。
【0018】なお、テキスト(1) 1は、オリジナル角度
は0°で、きざみ角度45°で0°〜315°までを取り得
る角度とし、テキスト(2) 3は、オリジナル角度は 180
°で、きざみ角度45°で 180°〜 315°および0°〜 1
35°までを取り得る角度とする。
【0019】図3は重なりテキスト抽出手段104 の処理
手順の一例を示す流れ図で、近似手段104aによりテキス
トを矩形に置き換えて、矩形同士の重なりの有無から重
なりテキストを抽出している。
【0020】図4はテキストを矩形に置き換える説明図
である。テキスト5を高さ8と長さ9とで構成される矩
形10で置き換える。矩形10の原点6を一頂点とし、原点
6を中心として反時計回りにみた角度7をテキスト5の
オリジナル角度として持つ。
【0021】図5は、図3の流れ図による処理を示す説
明図である。
【0022】始めに、図3のステップS1およびS2に
示すように、図形データファイル111 から重複しない組
み合わせで、2個のテキスト(1) 1およびテキスト(2)
3を読み込み、図4に示す手法により、図5に示すよう
にそれぞれ高さ(1)16 と長さ(1)14 、および高さ(1)16
と長さ(2)15 の矩形(1)11 および矩形(2)12 に置き換え
る (ステップS3)。そして、図形論理演算を用いて矩
形(1)11 と矩形(2)12 との論理和を求めることで、矩形
(1)11 と矩形(2)12 との重なりの有無を求める(ステッ
プS4、S5)。さらに、矩形(1)11 および矩形(2)12
が既に他のテキストと重なっていないことを確認したう
えで、重なり13を持つテキスト(1) 1およびテキスト
(2) 3を重なりテキストファイル112 に書き出す (ステ
ップS6〜S9)。
【0023】図6は頻度数計数手段105 の処理手順の一
例を示す流れ図で、テキストを円に置き換えて求めた円
同士の重なる角度範囲から頻度数を求める場合を示す。
【0024】図7はテキストを円に置き換える説明図で
ある。テキスト5を中心が原点6、半径19が図4の長さ
9で構成される円20と、中心が原点6、半径17が図4の
高さ8で構成される円18とに置き換える。
【0025】図8は図6に示した流れ図の内、円同士の
重なる角度範囲を求める処理を示す説明図である。ま
ず、図6のステップS11およびS12に示すように、全て
の「重なりテキスト」に対応する頻度数を格納するため
の重なりテキストファイル112 のメモリ領域を確保し、
同メモリ領域をゼロクリアする。
【0026】次に、重なりテキストファイル112 から重
複しない組み合わせで2個のテキスト(テキスト(1) 1
およびテキスト(2) 3)を読み込み(ステップS13、S
14) 、図7に示す手法により、図8に示すように円(1)2
2 および円(2)24 に置き換え(ステップS15) 、円同士
の重なりの有無を求める (ステップS16) 。
【0027】円(1)22 と円(2)24 とが重なり図8の重な
り25を持つ場合、円(1)22 と円(2)24 との交点 (図8の
交点26および交点28) から重なり25の始まる方向を示す
原点(1) 2から見た交点26の角度A27、および重なり25
の終わる方向を示す原点(1) 2から見た交点28の角度B
29を求める (ステップS17) 。
【0028】図9は図6に示した流れ図の内、テキスト
の高さを用いて円同士の重なる角度範囲を補正する処理
を示す説明図である。
【0029】テキスト(1) 1を中心が原点(1) 2、図9
の半径(3)30 が図5の高さ(1)16 で構成される円(3)31
に置き換え (ステップS18) 、円(3)31 と円(2)24 との
重なりの有無を求める (ステップS19) 。
【0030】円(3)31 と円(2)24 とが重なりを持たない
場合、中心が原点(1) 2、半径(図9の半径(1a)32)
が矩形(1)11 の対角線で構成される円 (1a)33に置き換
え (ステップS20) 、円 (1a)33と円(2)24 との重なり
34の始まる方向を示す原点(1) 2から見た交点35の角度
C36を求め (ステップS21) 、角度C36−対角線の角度
37を角度A27に代入する (ステップS22) 。
【0031】次に角度A27から角度B29の間でテキスト
(1) 1に対応するメモリ上の「頻度数」を1インクリメ
ントする(ステップS25) 。
【0032】円(3)31 と円(2)24 とが重なる場合には、
円 (1a)33と円(2)24 の重なりの方向を示すテキスト
(1) 1の原点から円(1a)33と円(2)24 との交点の角度
Dを求め(ステップS23) 、角度D−90°を角度A27に
代入する (ステップS24) 。すなわち、角度A27から角
度B29の間でテキスト(1) 1の取り得る角度が0°の場
合、0°に対応するメモリ上の「頻度数」を1インクリ
メントする(ステップS25) 。
【0033】次に、同様にテキスト(2) 3に対して、円
同士の重なる角度範囲から頻度数を求める処理を行い
(ステップS26) 、その出力処理を行う (ステップS2
7) 。
【0034】図10は頻度数が最小となる角度を求めて同
角度に重なりを持つテキストの角度を変更する処理手順
の一例を示す流れ図である。
【0035】表1は、図10で示した流れ図の内、頻度数
が最小となる角度を求める処理で参照するメモリ上の頻
度数を表で表現したものである。
【0036】
【表1】 まず、重なりテキストファイル112 から1個(i個目)
のテキストとしてテキスト(1) 1を読み込み(ステップ
S31) 、テキスト(1) 1に対応するメモリ上の「頻度
数」の内で最小となる頻度数を求め(ステップS32) 、
同頻度数が対応するテキスト(1) 1の取り得る角度の
内、反時計回りにみてテキスト(1) 1のオリジナルの角
度に最も近い角度(1) を求める(ステップS33) 。
【0037】次に、テキスト(1) 1に該当する図形デー
タファイル111 中のテキストのオリジナルの角度を前記
角度(1) に変更する(ステップS34) 。
【0038】具体的には、表1より、テキスト(1) 1に
対応する頻度数の最小値は0であるので、対応するテキ
スト(1) 1の取り得る角度は、45°〜 315°となり、テ
キスト(1) 1のオリジナル角度が0°の場合、反時計回
りにみてテキスト(1) 1のオリジナルの角度に最も近い
前記取り得る角度は、45°となる。
【0039】図11は図2に示した図形データに含まれる
テキストについて本発明を実施した結果の一例を示す説
明図である。テキスト(1) 1およびテキスト(2) 3のオ
リジナル角度を本発明を実施したことにより、それぞれ
角度(1)38 および角度(2)39 に変更したことを表してい
る。
【0040】以上、説明した処理を図形データに含まれ
る全てのテキストについて実施し、全ての重なりテキス
トの角度を頻度数が最少となる角度に変更した後、従来
と同様にプロット図面を作成する。
【0041】図12は重なりテキストの取り得る角度ごと
に他のテキストと重なりが生じる頻度数を求める他の一
実施例を示す流れ図で、テキストを矩形に置き換え、同
矩形の角度を変えて他のテキストの矩形との重なりの有
無から頻度数を求める場合を示す。
【0042】図13は図12に示した流れ図による処理の説
明図である。
【0043】まず、全ての重なりテキストに対応する頻
度数を格納するための重なりテキストファイル112 のメ
モリ領域を確保し (ステップS41) 、同メモリ領域をゼ
ロクリアする (ステップS42) 。
【0044】次に、重なりテキストファイル112 から重
複しない組合せで2個のテキスト、テキスト(1) 1およ
びテキスト(2) 3をそれぞれ読み込み(ステップS43、
S45) 、図5に示すように矩形(1)11 および矩形(2)12
矩形に置き換える (ステップS44、S46) 。
【0045】次に、テキスト(1) 1およびテキスト(2)
3それぞれの取り得る角度の内、重複しない組合せの角
度、角度(k)40および角度(1)41 を求め、矩形(1)11
および矩形(2)12 の角度、すなわちオリジナル角度αお
よびβをそれぞれ角度(k)40 および角度(1)41 に変え
て矩形(1a)42および矩形(2a)43に変える (ステップ
S47、S48) 。
【0046】次に、矩形(1a)42および矩形(2a)43の
重なりの有無を求める (ステップS49、S50) 。矩形
(1a)42と矩形(2a)43とが重なりを持つ場合、角度
(k)40に対応するメモリ上の頻度数、および角度(1)4
1 に対応するメモリ上の「頻度数」のそれぞれを1イン
クリメントする(ステップS51、S52) 。
【0047】なお、図13に示す矩形(1a)42と矩形(2
a)43とは、角度k40および角度(1)41 が、それぞれテキ
スト(1) 1およびテキスト(2) 3のオリジナルの角度で
重なり13を持つ。
【0048】図14は本発明の第二実施例の要部を示すブ
ロック構成図で、他のテキストの原点を含む重なりテキ
ストがある場合に対応したものである。
【0049】本第二実施例は、図1の第一実施例におい
て、さらに、本発明の特徴とするところの、頻度数計測
手段105 は、他のテキストの原点を含む重なりテキスト
を検出し他と区分する原点包含テキスト検出手段105aを
含み、角度変更手段106 は、他のテキストの原点を含む
重なりテキストが検出された場合には、その検出された
角度を除外して角度変更処理を行う原点包含テキスト処
理手段106aを含んでいる。
【0050】次に、本第二実施例の動作について順を追
って説明する。
【0051】図15は本第二実施例で対象とした図形デー
タに含まれる重なりテキスト例を示す説明図である。文
字AAAAからなるテキスト(1)201と文字BBBBから
なるテキスト(2)203、文字CCCからなるテキスト(3)2
05と文字DDDDDDDからなるテキスト(4)207、テキ
スト(4)207と文字EEEEEEEからなるテキスト(5)2
09、テキスト(5)209と文字FFFFFFFからなるテキ
スト(6)211とがそれぞれ重なりを持っている。
【0052】図15において、202 はテキスト(1)201の原
点(1) 、204 はテキスト(2)203の原点(2) 、206 はテキ
スト(3)205の原点(3) 、208 はテキスト(4)207の原点
(4) 、210 はテキスト(5)209の原点(5) 、および212 は
テキスト(6)211の原点(6) である。
【0053】なお、テキスト(1)201、テキスト(2)203、
テキスト(4)207およびテキスト(5)209は、オリジナル角
度は、0°で、きざみ角度で、0°〜315 °までを取り
得る角度とし、テキスト(3)205は、オリジナル角度は、
180 °で、きざみ角度45°で、180 °〜315 °および0
°〜135 °までを取り得る角度とし、テキスト(6)211
は、オリジナル角度は90°で、きざみ角度45°で、90°
〜315 °および0°〜45°までを取り得る角度とする。
【0054】図16は重なりテキスト抽出手段104 の処理
手順の一例を示す流れ図で、図3に示したのと同様の処
理手順(図16のステップS63〜ステップS71) に、矩形
がテキストの原点を含むか否かを求めるテキストの原点
を考慮した処理手順(図16のステップS61、ステップS
62およびステップS72〜ステップS75) を加えてある。
【0055】図17は図16の流れ図による処理を示す説明
図である。
【0056】始めに、図16のステップS61およびステッ
プS62に示すように、全ての「重なりテキスト」に対応
する「原点包含フラグ」の値を格納するための重なりテ
キストファイル112 のメモリ領域を確保し、同メモリ領
域をゼロクリアする。次のステップS63〜ステップS71
は、図3に示したステップS1〜ステップS9と同様に
して重なりテキストを抽出している。
【0057】なお、図17に示す矩形(1)221〜矩形(6)226
(それぞれ、テキスト(1)201〜テキスト(6)211を矩形に
置き換えたもの) は、矩形(1)221と矩形(2)222とが重な
り227 を持ち、矩形(3)223と矩形(4)224とが重なり228
を持ち、矩形(4)224と矩形(5)225とが重なり229 を持
ち、矩形(5)225と矩形(6)226とが重なり230 を持ってい
るので、テキスト(1)201〜テキスト(6)211を重なりテキ
ストファイル112 に書き出す。
【0058】次に、矩形(1)221が矩形(2)222に対応する
テキスト(2) の原点を含むか否かを求め(ステップS7
2) 、矩形(1)221がテキスト(2) の原点を含む場合、テ
キスト(1)201のオリジナル角度に対応するメモリ上の
「原点包含フラグ」の値を1にする(ステップS73) 。
矩形(2)222に関しても同様にテキスト(1)201の原点を含
むか否かの処理を行い(ステップS74) 、その出力処理
を行う(ステップS75) 。
【0059】なお、図17では、矩形(2)222との重なり22
7を持つ矩形(1)221が矩形(2)222に対応するテキスト(2)
203の原点(2)204を含んでいるので、矩形(1)221が対応
するテキスト(1)201のオリジナル角度に対応するメモリ
上の「原点包含フラグ」の値が1になる。
【0060】図18は頻度数計数手段105 の処理手順の一
例を示す流れ図で、図12に示したのと同様の処理手順
(図18のステップS81〜ステップS92) に、矩形がテキ
ストの原点を含むか否かを求めるテキストの原点を考慮
した処理手順(図18のステップS93〜ステップS96) を
加えてある。
【0061】図19は図18の流れ図による処理を示す説明
図で、一例として、テキスト(1)201を矩形に置き換えた
矩形(1)221の角度をテキスト(1)201の取り得る角度の全
てに変化させた矩形(1a )251 と、他のテキスト(テ
キスト(2)203、テキスト(3)205、テキスト(4)207、テキ
スト(5)209およびテキスト(6)211) をそれぞれ矩形に置
き換えた矩形(2)222、矩形(3)223、矩形(4)224、矩形
(5)225および矩形(6)226の角度が同他のテキストのそれ
ぞれのオリジナル角度の場合の矩形(2a )252 との重
なりを示してある。
【0062】始めに、ステップS81〜ステップS92は、
図12に示したステップS41〜ステップS52と同様に、テ
キストを矩形に置き換え、同矩形の角度を変えて他のテ
キストの矩形との重なりの有無から頻度数を求めてい
る。
【0063】なお、図19より、矩形(1a )251 と矩形
(2a )252 とは、矩形(1a )251 の角度が、0°の
とき、重なり227 、45°のとき、重なり231 および重な
り232 、90°のとき、重なり233 、135 °のとき、重な
り234 および重なり235 、180 °のとき、重なり236 、
225 °のとき、重なり237 および重なり238 、270 °の
とき、重なり239 、315 °のとき、重なり240 を持つ。
【0064】次に、矩形(1a )251 が矩形(2a )25
2 に対応するテキスト(2)203の原点204 を含むか否かを
求め(ステップS93) 、矩形(1a )がテキスト(2)203
の原点204 を含む場合、テキスト(1)201のオリジナル角
度に対応するメモリ上の「原点包含フラグ」の値を1に
する(ステップS94) 。矩形(2a )252 に関しても同
様にテキスト(1)201の原点202 を含むか否かの処理を行
い(ステップS95) 、その出力処理を行う(ステップS
96) 。
【0065】なお、図19では、矩形(2)222との重なり22
7を持つ矩形(1)221が矩形(2)222に対応するテキスト(2)
203の原点(2)204を含んでいるので、矩形(1)221が対応
するテキスト(1)201のオリジナル角度に対応するメモリ
上の「原点包含フラグ」の値が1になる。
【0066】図20は頻度数が最小となる角度を求めて同
角度に重なりを持つテキストの角度を変更する処理手順
の一例を示す流れ図で、図10に示したのと同様の処理手
順(図20のステップS101 およびステップS104 〜ステ
ップS106)に、矩形がテキストの原点を含む場合の頻度
数を処理対象外にするテキストの原点を考慮した処理手
順(図20のステップS102 およびステップS103)を加え
てある。
【0067】表2は図20で示した流れ図による処理で参
照するメモリ上の「頻度数」および「原点包含フラグ」
を表で表現したもので、テキスト(1)201に対応している
部分を示す。
【0068】
【表2】 まず、図10に示したステップS31と同様にして、重なり
テキストファイル112 から1個のテキストとしてテキス
ト(1)201を読み込む(ステップS101)。
【0069】次に、テキスト(1)201に対応するメモリ上
の「頻度数」の内で、テキスト(1)201に対応するメモリ
上の「原点包含フラグ」が1の頻度数をメモリ上から削
除して以後の処理の対象から外す(ステップS102)。さ
らにテキスト(1)201に対応するメモリ上の全ての「頻度
数」を削除していないことをステップS103 で確認した
うえで、図10に示したステップS32〜S34と同様にして
重なりテキストの角度変更処理を行う(ステップS104
〜ステップS106)。
【0070】具体的には、表2より、テキスト(1)201に
対応する「原点包含フラグ」は角度0°で1であるの
で、角度0°に対応する「頻度数」がメモリ上から削除
される。次に角度45°〜角度315 °に対応する「頻度
数」を対象として「頻度数」の最小値を求めると1であ
るので、対応するテキスト(1)201の取り得る角度は、90
°、180 °、270 °および315 °となり、テキスト(1)2
01のオリジナル角度が0°の場合、反時計回りにみてテ
キスト(1)201のオリジナル角度に最も近い前記取り得る
角度は90°となる。
【0071】図21は図15に示した図形データに含まれる
テキストについて本発明を実施した結果の一例を示す説
明図である。
【0072】テキスト(1)201〜テキスト(6)211のオリジ
ナル角度を、本発明を実施したことにより、それぞれ角
度(1)241、角度(2)242、角度(3)243、角度(4)244、角度
(5)245、および角度(6)246に変更したことを示してい
る。
【0073】以上説明したように、本第二実施例による
と、他のテキストの原点を含む重なりテキストがある場
合にも、これを検出し重なりを回避することができる。
【0074】なお、前述の第二実施例の説明において、
図形データをプロット図面として出力する場合をあげた
が、図形データをCRT等の表示装置に出力する場合で
も、同様の効果を得ることができる。
【0075】また、テキストの取り得る角度を45°単位
(きざみ角度)としたが、45°以外のきざみ角度、また
はきざみ角度が一定でない場合でも同様の効果を得るこ
とができる。
【0076】また、重なりテキストの角度変更処理にお
いて、最小となる「頻度数」が対応する角度の内、反時
計回りにみてテキストのオリジナル角度に最も近い一つ
の角度を求めるとしたが、時計回りにみる場合でも同様
の効果を得ることができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、図形デ
ータに含まれるテキストの内、他のテキストと重なりを
持つ重なりテキストを抽出し、重なりテキストの取り得
る角度ごとに他のテキストと重なりが生じる頻度数を求
め、頻度数が最少となる角度を求めて、その角度に重な
りテキストの角度を変更することにより、テキスト同士
の重なり合いを回避したプロット図面を得ることがで
き、プロット図面を目視チェックする際、テキストの識
別が容易に行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示すブロック構成
図。
【図2】図形データに含まれる重なりテキストの一例を
示す説明図。
【図3】重なりテキストの抽出処理手順を示す流れ図。
【図4】テキストを矩形に置き換える説明図。
【図5】図3に示した流れ図による処理の説明図。
【図6】円近似による重なりの頻度数計数処理手順を示
す流れ図。
【図7】テキストを円に置き換える説明図。
【図8】図6に示した流れ図による処理の内、円同士の
重なる角度範囲を求める処理の説明図。
【図9】図6に示した流れ図による処理の内、テキスト
の高さを用いて円同士の重なる角度範囲を補正する処理
の説明図。
【図10】「頻度数」が最小となる角度を求めて同角度に
重なりテキストの角度を変更する処理手順を示す流れ
図。
【図11】図2に示した図形データに含まれるテキストに
ついて本発明を実施した結果の一例を示す説明図。
【図12】矩形近似による重なりの頻度数計数処理手順を
示す流れ図。
【図13】図12に示した流れ図による処理の説明図。
【図14】本発明の第二実施例の要部を示すブロック構成
図。
【図15】図形データに含まれる、他のテキストの原点を
含む重なりテキスト例を示す説明図。
【図16】原点を含む重なりテキストの抽出処理手順を示
す流れ図。
【図17】図16の流れ図による処理を示す説明図。
【図18】原点を含む重なりテキストがある場合の、頻度
数計数処理手順を示す流れ図。
【図19】図18の流れ図による処理を示す説明図。
【図20】原点を含む重なりテキストがある場合の、頻度
数が最小となる角度を求めて同角度に重なりテキストの
角度を変更する処理手順を示す流れ図。
【図21】図15に示した図形データに含まれるテキストに
ついて本発明を実施した結果の一例を示す説明図。
【図22】従来例の要部を示すブロック構成図。
【符号の説明】
1 テキスト(1) 2 原点(1) 3 テキスト(2) 4 原点(2) 5 テキスト 6 原点 7、37 角度 8 高さ 9 長さ 10矩形 11矩形(1) 12矩形(2) 13、25、34 重なり 14長さ(1) 15 長さ(2) 16高さ(1) 17、19 半径 18、20 円 21半径(1) 22円(1) 23半径(2) 24 円(2) 26、28、35 交点 27角度A 29角度B 30半径(3) 31円(3) 32半径(1a) 33円(1a) 36角度C 38、41 角度(1) 39角度(2) 40角度(k) 42矩形(1a) 43矩形(2a) 101 図形データ作成手段 102 プロットデータ作成手段 103 プロット図面作成手段 104 重なりテキスト抽出手段 104a近似手段 105 頻度数計数手段 105a 原点包含テキスト検出手段 106 角度変更手段 106a 原点包含テキスト処理手段 110 プロット図面 111 図形データファイル 112 重なりテキストファイル 201 テキスト(1) 202 原点(1) 203 テキスト(2) 204 原点(2) 205 テキスト(3) 206 原点(3) 207 テキスト(4) 208 原点(4) 209 テキスト(5) 210 原点(5) 211 テキスト(6) 212 原点(6) 221 矩形(1) 222 矩形(2) 223 矩形(3) 224 矩形(4) 225 矩形(5) 226 矩形(6) 227 〜240 重なり 241 角度(1) 242 角度(2) 243 角度(3) 244 角度(4) 245 角度(5) 246 角度(6) 251 矩形(1a ) 252 矩形(2a ) S1〜S9、S11〜S27、S31〜S34、S41〜S52、S
61〜S75、S81〜S96、S101 〜S106 ステップ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テキストを含む図形データを作成し出力
    する手段を備えた図形データ出力装置において、 他のテキストと重なりを持つ重なりテキストを抽出する
    重なりテキスト抽出手段と、 前記重なりテキストごとにその原点を中心として回転さ
    その取り得る角度ごとに他のテキストと重なりが生じ
    る頻度数を計測する頻度数計測手段と、 前記頻度数が最小となる角度を求めて同角度に前記重な
    りテキストの角度を変更する角度変更手段とを備えたこ
    とを特徴とする図形データ出力装置。
  2. 【請求項2】 前記重なりテキスト抽出手段は、前記他
    のテキストおよび前記重なりテキストのそれぞれのテキ
    ストを矩形または円に近似する近似手段を含む請求項1
    記載の図形データ出力装置。
  3. 【請求項3】 前記頻度数計測手段は、他のテキストの
    原点を含む重なりテキストを検出し他と区分する原点包
    含テキスト検出手段を含み、前記角度変更手段は、前記
    他のテキストの原点を含む重なりテキストが検出された
    場合には、その検出された角度を除外して角度変更処理
    を行う原点包含テキスト処理手段を含む請求項1または
    請求項2に記載の図形データ出力装置。
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