JP2907996B2 - 釣り糸 - Google Patents

釣り糸

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、加水分解性を有する釣り糸に関する。より
詳細には、海、河川、湖沼等に放棄されても加水分解し
て自然に消滅する釣り糸に関する。
〔従来の技術〕
従来、釣り糸としては、古くは天蚕糸、絹渋糸、麻等
の天然繊維が使用され、今日では、ナイロン6等のポリ
アミド系、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステ
ル系の合成繊維が使用されている。また、釣り針として
は主に鋼鉄等の金属製のものが用いられている。
このような釣り糸や釣り針には、高強度、高耐久性が
要求され、主として、これらの性能を有するものの開発
が行われてきた(例えば、特開昭63-227812号公報に開
示されるポリアミドフィラメント、特開昭63-317032号
公報に開示される芳香族ポリエステルフィラメント
等)。したがって、これらの釣り糸および釣り針は、い
ずれも、水中でも永久的または長期にわたりその高い強
度を維持するもので、全く乃至はほとんど分解しない非
加水分解性重合体や金属等の素材が使用されてきた。
しかしながら、近年、海、河川、湖沼等に投棄または
放棄された釣り具の自然環境の阻害や鳥類や水生動物へ
の損傷等の自然界への悪影響が問題視されてきた。例え
ば、岩や杭にひっかかった等の何らかの理由により海中
や河川、湖沼等に放置または投棄された釣り糸およびそ
れに付いた釣り針が、船舶のスクリューに巻きついて航
行に支障をきたしたり、鳥類や水生動物等に絡みついて
生体系に少なからず影響を与えたりしていることが知ら
れるようになり、釣り人口の増加に伴って社会的に大き
な問題となりつつある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の課題は、かかる問題を解決し、使用時には十
分な引張強度を保持し、水中に放置または投棄されたま
までは、加水分解して次第に強度を低下し、最終的には
分解消滅、あるいはバラバラに散逸する性質を有する釣
り糸を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記課題の解決のため種々検討を重ね
た結果、ポリマーの分子構造が、少なくともグリコール
酸単位および/または乳酸単位をもつ繰り返し構造単位
を有する加水分解性ポリエステルを素材とする釣り糸
は、所定期間内は使用に堪え得る十分な引っ張り強度や
曲げ強度を保持し、水中に放置または投棄されると、そ
の後に加水分解を受けて次第に強度を低下し、最終的に
は分解消滅、あるいはバラバラに散逸することを見出
し、本発明に到達した。
すなわち、本発明はポリマー分子構造中に少なくとも
グリコール酸単位および/または乳酸単位を持つ繰り返
し構造単位を有する加水分解性ポリエステルの繊維、ま
たは該加水分解性ポリエステル繊維の撚りおよび/また
は編み組みよりなる繊維からなり、かつ、それらの繊維
の表面が該加水分解性ポリエステルより加水分解性が低
い分解性重合体でコーティングされていることを特徴と
する釣り糸に関するものである。
本発明における加水分解性ポリエステルは、分子構造
中に少なくともグリコール酸単位および/または乳酸単
位をもつ繰り返し構造単位を有するものである。
例えば、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、グリコール酸
と乳酸との共重合体、およびグリコール酸および/また
は乳酸とヒドロキシカプロン酸との共重合体から成る群
から選ばれる少なくとも一種の重合体が挙げられる。こ
れらの内で釣り糸の素材として好ましく用いられるの
は、ポリグリコール酸、グリコール酸と乳酸との共重合
体、グリコール酸とヒドロキシカプロン酸との共重合体
および乳酸とヒドロキシカプロン酸との共重合体であ
る。グリコール酸と乳酸との共重合体の内で最も好まし
く用いられるのは、ポリマー分子構造中にグリコール酸
単位を80モル%以上含有する共重合体である。
これらの重合体は繊維状への成形が容易であり、特に
高分子量である場合、引張強度や曲げ強度が高いため、
釣り糸には好適に用いることができる。
そして、これらの重合体は分子構造中のグリコール酸
単位または乳酸単位部分において加水分解を受けやすい
ため、海中または河川中の環境下で加水分解を受け次第
に強度を失い、最終的には分解消滅する。また、分解生
成物であるグリコール酸や乳酸等は無毒であり、種々の
生物の代謝経路に入ると極めて安全に炭酸ガスと水とに
分解されることが知られている。したがって、これらの
重合体を釣り糸に適用した場合、環境に何ら悪影響を与
えることがない。
本発明における釣り糸は、素材であるポリグリコール
酸またはグリコール酸−乳酸共重合体等の加水分解性ポ
リエステルの繊維の表面が該ポリエステルより加水分解
性が低い分解性重合体でコーティングされていることに
特徴を有する。
ポリマー分子構造中に、少なくともグリコール酸単位
および/または乳酸単位を持つ繰り返し構造単位を有す
る加水分解性ポリエステルの内で分子量を高くし、引張
り強度等の機械的特性の優れた重合体が得やすい重合体
は、前記加水分解性ポリエステルがポリグリコール酸、
グリコール酸−乳酸共重合体またはグリコール酸および
/または乳酸とヒドロキシカプロン酸との共重合体であ
り、特に高強度を有する繊維が得られるのは、ポリマー
分子構造中にグリコール酸単位を80モル%以上含有する
グリコール酸−乳酸共重合体、またはポリグリコール酸
である。
しかし、これらの重合体はポリ乳酸、グリコール酸単
位の含有量が80モル%未満のグリコール酸−乳酸共重合
体等に比べ、加水分解速度が速いため、釣り糸用素材と
して用いた場合、機械的強度の低下が急激で、釣り糸の
寿命が短い欠点を有する。
この欠点をなくすため、これらの重合体より加水分解
速度が遅い分解性重合体、例えば、ポリ乳酸、ポリラク
トン、ポリヒドロキシプチレート、ポリヒドロキシバリ
レートおよび/またはそれらの重合体で当該ポリマーよ
りなる繊維の表面をコーティングする。この処理により
釣り糸本体の素材より加水分解速度を遅くすることが可
能となり、強度が高く、且つ、加水分解速度が遅い釣り
糸を得ることができる。
本発明の釣り糸に適用される素材である加水分解性ポ
リエステルは、その繊維または成形物にして、それぞれ
の用途に応じる強度を有することが必要である。
釣り糸とした場合には、その引張強度が100Kg/mm2
上であることが好ましく、また釣り糸の破断伸び(伸
度)は20%以下のものが好ましい。上記の重合体は、い
ずれも分子量を高めることにより、また共重合体ではモ
ノマーの使用割合を選択することにより、前記強度およ
び伸度を有するものを得ることができる。
釣り糸の破断伸び(伸度)が、20%以下であると、魚
が掛かったことを示す魚信が敏感に伝わり易く、また釣
り上げ時の操作性が良い等の点で好ましい。
前記の特性を満足できる加水分解性ポリエステルを得
るには、特に好ましくは次のとおりである。
ポリグリコール酸の場合;その溶液粘度η(フェノー
ル/トリクロロフェノール=10/7混合溶媒中、30℃)が
0.8以上1.5以下のものが好ましく用いられる。機械的強
度の点では溶液粘度ηの上限に特に制限はないが、加工
性の点で1.5以下が好ましい。
グリコール酸−乳酸共重合体の場合;重合体中の乳酸
単位は20モル%以下であるかまたは80モル%以上である
ことが好ましい。乳酸単位が20モル%を越え、80モル%
未満であると釣り糸に要求される強度を得ることが困難
である。
また、この共重合体の場合、重合体中の乳酸単位はL
−体であってもD−体であっても良く、どちらか一方の
みから構成されている必要は必ずしもなく、L−体単位
とD−体単位とが任意の割合で混在していても良い。ま
た、溶液粘度η(フェノール/トリクロロフェノール=
10/7混合溶媒中、30℃)については、0.8以上2.0以下の
ものが好ましい。加工性の点で2.0以下のものが好まし
い。
ポリ乳酸の場合;合成の容易さと成形物の強度の点か
らはL体単位のみからなるポリ−L−乳酸が好ましい。
その分子量は10万以上150万以下、あるいは、溶液粘度
(クロロホルム溶媒、25℃)が2.5以上18以下のものが
好ましい。
また、ポリ−L−乳酸とポリ−D−乳酸とのブレンド
物からなる加水分解性ポリエステルを使用することもで
きる。このブレンド物を使用するものは機械的強度に優
れている。
これらのポリグリコール酸、ポリ乳酸またはグリコー
ル酸−乳酸共重合体は、グリコール酸および/または乳
酸の脱水重縮合によっても合成できるが、高分子量の重
合体は、好ましくはグリコール酸や乳酸の無水環状二量
体であるグリコリドやラクチドの開環重合によって合成
される。グリコリドやラクチドの開環重合は公知の方法
に従うことができ、例えば、特公昭43-5192号公報、特
公昭49-36597号公報等に開示される製造方法が適用でき
る。
グリコール酸および/または乳酸とヒドロキシカプロ
ン酸との共重合体は、例えば特開昭59-82865号公報等に
開示されているように、グリコリドとε−カプロラクト
ンとの混合物をオクタン酸第一スズを触媒として、195
℃で重合することにより得られる。
この他、本発明にかかわる分子構造中に繰り返し単位
として少なくともグリコール酸単位および/または乳酸
単位をもつ加水分解性ポリエステルは、例えば、グリコ
リドやラクチドにβ−プロピオラクトン、δ−バレロラ
クトン、オクタノラクトン等の他のラクトンを共重合さ
せたり、両末端に水酸基をもつポリエチレングリコール
等の高分子開始剤の存在下でグリコリドまたはラクチド
を重合または共重合させ合成することができる。
いずれの場合も、成形物の強度または加水分解性の点
でこれらの共重合体中に占めるグリコール酸単位および
/または乳酸単位の割合は20重量パーセント以上が好ま
しい。
また、成形物の強度または加工性の点で溶液粘度(フ
ェノール/トリクロロフェノール混合溶媒、30℃)は、
0.8以上3.0以下のものが好ましい。
本発明の釣り糸は、上記の加水分解性ポリエステルを
素材として繊維とし、更に該繊維の表面を該ポリエステ
ルより加水分解性が低い分解性重合体でコーティングす
ることにより作られる。
通常、加水分解性ポリエステルを紡糸して得られる繊
維を、単独で構成さても、また、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリアミド等の非加水分解性重合体を紡糸して
得られる繊維を混合して構成されてもよい。また、加水
分解性ポリエステルは1種または2種以上を混合して紡
糸しても、また単独で紡糸したものを2種以上使用して
もよい。
更に、非加水分解性重合体の繊維と混合する場合、混
合物中に占める加水分解性ポリエステルの割合は50重量
%以上であることが好ましい。50重量%未満では加水分
解性が低下するため好ましくない。しかし、使用割合は
とくに限定されるものではなく用途に応じて決定でき
る。
本発明の釣り糸を作成するに際して、加水分解性ポリ
エステルは、これらの重合体を粉末のまま紡糸用試料と
してもよいし、一度押出機によりペレット状に造粒して
用いることもできる。溶融紡糸装置には特別のものは必
要とせず、加熱制御機構を備えたシリンダー、スクリュ
ー等の溶融部、紡糸口金を含む紡糸頭部等を備えていれ
ば機種に制限なく用いることができる。
紡糸に適した温度は、重合体の種類、分子量等による
が、一般的には150〜400℃の温度範囲である。150℃未
満では溶融粘度が高く性状のよい糸が得られない。400
℃を越えると分解が起こることがあり好ましくない。
紡糸に用いる口金としては、一般に用いられているも
のが使用できる。例えば、孔径0.3mm以下のものが好ま
しい。
本発明の釣り糸は、得られた繊維をそのまま未延伸で
使用しても、また延伸、熱処理またはこれらを組み合わ
せた処理を施した後使用して作成しても良い。このよう
にして得られた繊維は、高強度、高弾性率、低伸度、低
吸水性である。
本発明の釣り糸の形態は、モノフィラメント状であっ
ても、マルチフィラメントの撚りおよび/または編組み
状であってもよい。
更に、上記加水分解性ポリエステルの繊維と共に、非
加水分解性繊維をあわせて撚りや編組みを行うことがで
きる。
使用する非加水分解性繊維は、従来通常の釣り糸用と
して用いられてきた、海水や淡水中では加水分解が全く
起こらないか、または、極めて加水分解が遅い材料から
なる繊維であり、例えば、絹糸等の天然繊維、ポリエチ
レンテレフタレート等の芳香族ポリエステル繊維、ナイ
ロン6等のポリアミド繊維等が挙げられる。
この釣り糸は、混在する非加水分解性繊維により釣り
糸全体の強度を補強されており、水中に放置または投棄
された後は加水分解性ポリエステルが次第に分解消滅す
るため、釣り糸全体の構造がくずれ、細い非加水分解性
繊維がバラバラに散逸する。バラバラになった非加水分
解性繊維の一本一本は細いため、強度は低く、問題を起
こしにくい。
本発明における釣り糸は、上記のようにして得た繊維
の表面を繊維素材の加水分解性ポリエステルより加水分
解性が低い分解性重合体でコーティングされる。
コーティング材として用いられる重合体は、例えば、
ポリ乳酸、ポラクトン、ポリヒドロキシブチレート、ポ
リヒドロキシバリレートおよび/またはそれらの共重合
体である。
これらのコーティングに使用される重合体の分子量は
特に制限されないが、繊維素材と同種の重合体をコーテ
ィングする場合は、繊維素材より分子量の高い重合体を
使用する。すなわち、繊維素材より分解性か遅い重合体
であればよい。
コーティング量は素材性能100重量部に対し0.1〜20重
量部である。0.1重量部未満ではコーティングによる分
解速度の調節、すなわち、釣り糸の加水分解速度を遅く
する効果が小さいので好ましくない。また、20重量部を
越えると、コーティング材が剥離すること、または、釣
り糸の強度が低下することもあり好ましくない。
コーティングする方法としては、従来公知の方法が適
用できる。例えば、該ポリマーをクロロホルム、ジオキ
サン、トルエンまたはキシレン等の有機溶媒に溶解し、
1〜10重量%の溶液として、繊維の表面に吹きつけもよ
いし、また、該溶液中に該繊維を入れる等した後、室温
〜100℃程度の温度で乾燥すればよい、また該重合体を
融点以上の温度に加熱し、溶融状としてコーティングし
てもよい。
本発明における最も好ましい実施態様の一つとして
は、ポリグリコール酸繊維、または20モル%以下のL−
乳酸単位(80モル%以上のグリコール酸単位)をもつグ
リコール酸−乳酸共重合体繊維に、ポリ乳酸をコーティ
ングしたそれらのマルチフィラメントの編組みからなる
釣り糸が挙げられる。
この釣り糸は、ポリグリコール酸または20モル%以下
のL−乳酸単位をもつグリコール酸−乳酸共重合体に由
来する好ましい加水分解性と高い強度をもち、これらの
繊維にコーティングされたポリ乳酸に由来する比較的遅
い加水分解が、釣り糸の高強度化と使用可能時間の延長
を実現し、水中に放置または投棄後は速やかに分解消滅
することが期待できるものである。
本発明に係わる釣り糸の表面に金属のコーティングま
たは蒸着を行うこともできる。
〔発明の効果〕
本発明の釣り糸は、使用時には適度の引張強度または
曲げ強度をもち、海中や河川中に放置または投棄後には
次第に加水分解されて強度を低下させ、最終的には消滅
もしくは散逸してしまう。そのため、海、河川や湖沼中
に放置または投棄されても、船舶や鳥類および水生動物
に何ら悪影響を与えることがなく、環境保護に貢献する
ところが大である。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を示してさらに具体的に説明す
る。
なお、実施例中の物性値その他は以下の方法により測
定した。
溶液粘度 重合生成物がクロロホルムに溶解する場合は、0.5g/d
lの溶液を調製し、ウベローデ粘度計を用いて25±0.05
℃で測定した。
重合生成物がクロロホルムに溶解しない場合には、フ
ェノール(10重量部)とトリクロロフェノール(7重量
部)の混合溶液に溶解し(濃度0.5g/dl)、ウベローデ
粘度計を用いて30±0.05℃で測定した。
次式により溶液粘度ηを算出した。
η=loge(T1/T0)/C T0=ブランク測定時間 T1=測定時間 C=溶液濃度(0.5) 共重合体組成 共重合体はヘキサフルオロイソプロパノール(HFlP)
に溶解後、重水素化クロロホルム、およびテトラメチル
シランを添加して、1H−NMRスペクトルを測定した。グ
リコール酸単位のメチレン水素と、乳酸単位のメチル水
素またはヒドロキシカプロン酸単位のメチレン水素との
ピーク強度比により両者のモル比を算出した。
残存モノマー量 重合体をHFlPに溶解し、FIDガスクロマトグラフィー
(カラム:シリコンOV-210;2m×3mmφ、カラム温度:140
℃)により測定した。
引張強度試験 通常の引張試験機を用いて、試料長10cm、太さ2.5デ
ニルのフィラメントをクロスヘッドスピード100m/分で
破断強度および伸びを測定した。
加水分解性ポリエステルの製造例 製造例1(ポリグリコール酸の合成) グリコリド2kgを肉厚のステンレス容器に挿入し、オ
クタン酸第一スズ0.06gのトルエン溶液10mlと、ラウリ
ルアルコール5.4gとを容器中へ添加し、真空で2時間脱
気した後、窒素ガスで置換した。
この混合物を窒素雰囲気下で攪拌しながら230〜235℃
で2時間加熱した。その後温度をそのまま保ちながら、
排気管およびガラス製受器を介して真空ポンプにより徐
々に脱気し、反応容器内を最終的に3mmHgまで減圧にし
た。脱気開始から1時間後、モノマーや低分子量揮発物
の留出がなくなったので、容器内を窒素置換し、容器下
部から重合体を紐状に抜出してペレット化した。
得られたポリグリコール酸は、着色がほとんどなく、
ηは1.00であった。また残存モノマー量は0.8%であっ
た。
製造例2(グリコール酸−乳酸共重合体の合成) グリコリド2580g(22.2モル)およびL−ラクチド420
g(2.9モル)を、肉厚のステンレス容器に挿入し、オク
タン酸第一スズ0.18gのトルエン溶液10mlと、ラウリル
アルコール9.0gとを容器中へ添加し、真空で2時間脱気
した後、窒素ガスで置換した。
この混合物を窒素雰囲気下で攪拌しつつ220℃で2時
間加熱した。温度をそのまま保ちながら、排気管および
ガラス製受器を介して真空ポンプにより徐々に脱気し反
応容器内を3mmHgまで減圧にした。脱気開始から1時間
後、モノマーや低分子量揮発物の留出がなくなったの
で、容器内を窒素置換し、容器下部からポリマーを紐状
に抜出してペレット化した。
得られた重合体は、透明でほとんど着色がなく、ηは
0.99であった。また、共重合体中のグリコール酸単位と
乳酸単位のモル比は89/11であり、残存グリコリド量お
よび残存ラクチド量はそれぞれ0.6%および0.3%であっ
た。
製造例3(ポリ乳酸の合成) L−ラクチド216g(1.5モル)およびオクタン酸第一
スズ0.01重量%を、攪拌機を備えた肉厚の円筒型ステン
レス製重合容器へ装入し、真空で2時間脱気した後窒素
ガスで置換した。
この混合物を窒素雰囲気下でオイルバスを用いて120
℃で5日間加熱した。反応終了後固化した反応生成物を
クロロホルムに溶解し、そこへ大量のメタノールを投入
した。沈澱した白色固体を回収して乾燥した。
得られた重合体のηは5.5であり、粘度式から算出し
た分子量は約30万であった。
粘度式:Mv=[(η/5.45)×10000]1/0.73 製造例4(グリコール酸−ヒドロキシカプロン酸共重合
体の合成) グリコリド3248g(28モル)およびε−カプロラクト
ン456g(4モル)を、肉厚のステンレス容器に挿入し、
オクタン酸第一スズ0.18gのトルエン溶液10mlと、ラウ
リルアルコール18gとを容器中へ添加し、真空で2時間
脱気した後、窒素ガスで置換した。参考例2と同様に重
合を行い、共重合体を得た。
得られた重合体は、透明でほとんど着色がなく、ηは
1.28であった。また、共重合体中のグリコール酸単位と
ヒドロキシカプロン酸単位のモル比は90/10であり、残
存グリコリド量および残存ε−カプロラクトン量はそれ
ぞれ0.5%および0.9%であった。
実施例1 製造例1で得られたポリグリコール酸を、通常の溶融
押出機を用い、押出圧力100kg/cm2、温度245℃で溶融紡
糸した。その後120℃で4倍延伸した結果、引張強度125
kg/mm2、破断伸び10%の、釣り糸として良好な2.5デニ
ールのモノフィラメントを得た。
得られたモノフィラメントを、20℃の海水中に浸漬し
てその引張強度変化を調べた。第1図にその結果を示し
た。
更に、得られた2.5デニールのポリグリコール酸のモ
ノフィラメントにシリコーン系の油剤を付けた後、1cm
当たり1回の撚りになるように6本を撚り上げ、マルチ
フィラメントとした。その表面に赤い顔料(魚の好む
色)を含む製造例3で得られたポリ乳酸のクロロホルム
溶液を塗布、乾燥し軽度に固めて釣り糸とした。釣り糸
の特性は引張強度115kg/mm2、破断伸び9%であった。
取扱いが良好で、水中での沈み速度も早いものであっ
た。なお、ポリ乳酸の塗布量は繊維に対して5重量%で
あった。
この釣り糸の、20℃の海水中および淡水中における加
水分解挙動を調べた結果、約4週間までは第1図に示す
ポリ乳酸フィラメントの強度変化とほぼ同様の結果を示
した。
比較例1 実施例1で得られたマルチフィラメントの表面にポリ
乳酸を含まないクロロホルム溶液を塗布した以外、実施
例1と同様の方法で釣り糸とした。
得られた釣り糸の引っ張り強度および破断伸びは実施
例1とほぼ同様であったが、20℃の海水および淡水中に
おける加水分解挙動を調べた結果、第1図に示すポリグ
リコール酸フィラメントの強度変化とほぼ同様の結果を
示し、加水分解速度が速い釣り糸であった。
実施例2 製造例2で得られたグリコール酸−乳酸共重合体を、
押出温度を235℃とした以外は実施例1と同様に紡糸・
延伸し、2.5デニールのグリコール酸−乳酸共重合体モ
ノフィラメントを得た。該モノフィラメントは引張強度
120kg/mm2、破断伸び13%の、釣り糸として良好なフィ
ラメントであった。
得られたモノフィラメントを、20℃の海水中に浸漬し
てその引張強度変化を調べた。第1図にその結果を示し
た。
更に、得られたモノフィラメントを用いて実施例1と
同様にしてグリコール酸−乳酸共重合体のマルチフィラ
メントとし、ポリ乳酸でコーティングされた釣り糸を得
た。釣り糸の特性は引張強度110kg/mm2、破断伸び11%
であった。取扱いが良好で、水中での沈み速度も早いも
のであった。
この釣り糸の、20℃の海水中および淡水中における加
水分解挙動を調べた結果、約4週間までは第1図に示す
ポリ乳酸フィラメントの強度変化とほぼ同様の結果を示
した。
比較例2 実施例2で得られたマルチフィラメントの表面にポリ
乳酸を含まないクロロホルム溶液を塗布した以外、実施
例2と同様の方法で釣り糸とした。
得られた釣り糸の引っ張り強度および破断伸びは実施
例2とほぼ同様であったが、20℃の海水および淡水中に
おける加水分解挙動を調べた結果、第1図に示すグリコ
ール酸−乳酸共重合体フィラメントの強度変化とほぼ同
様の結果を示し、加水分解速度が速い釣り糸であった。
比較例3 製造例3で得られたポリ乳酸を、トルエンを溶媒に用
いて110℃に加温することにより、6%の溶液を調製
し、紡糸機を用いて紡糸した。紡糸後乾燥して溶媒を除
去し、180℃にて5倍に延伸した結果、引張強度105kg/m
m2、破断伸び10%の2.5デニールのポリ乳酸のモノフィ
ラメントを得た。
得られたフィラメントを、20℃の海水中に浸漬してそ
の引張強度変化を調べた。第1図にその結果を示した。
実施例3 製造例4で得られたグリコール酸−ヒドロキシカプロ
ン酸共重合体を、実施例1と同様に紡糸・延伸した結
果、引張強度105kg/mm2、破断伸び18%の、釣り糸とし
て良好な2.5デニールのモノフィラメントを得た。
得られたフィラメントを、20℃の海水中に浸漬してそ
の引張強度変化を調べた。第1図にその結果を示した。
更に、得られたモノフィラメントを用いて実施例1と
同様にしてグリコール酸−ヒドロキシカプロン酸共重合
体のマルチフィラメントとし、ポリ乳酸でコーティング
された釣り糸を得た。釣り糸の特性は引張強度103kg/mm
2、破断伸び4%であった。取扱いが良好で、水中での
沈み速度も早いものであった。この釣り糸の、20℃の海
水中および淡水中における加水分解挙動を調べた結果、
約4週間までは第1図に示すポリ乳酸フィラメントの強
度変化とほぼ同様の結果を示した。
比較例4 実施例3で得られたマルチフィラメントの表面にポリ
乳酸を含まないクロロホルム溶液を塗布した以外、実施
例3と同様の方法で釣り糸とした。
得られた釣り糸の引っ張り強度および破断伸びは実施
例3とほぼ同様であったが、20℃の海水および淡水中に
おける加水分解挙動を調べた結果、第1図に示すグリコ
ール酸−ヒドロキシカプロン酸共重合体フィラメントの
強度変化とほぼ同様の結果を示し、加水分解速度が速い
釣り糸であった。
比較例5 2.5デニールの非加水分解性ポリエステル(ポリエチ
レンテレフタレート)のモノフィラメントを、20℃の海
水中に浸漬してその引張強度変化を調べた。8週間経過
後も略初期の引張強度を有していた。第1図にその結果
を示した。
実施例4 実施例1で得られたポリグリコール酸のマルチフィラ
メント(単糸デニール2.5、3本)と、ポリエチレンテ
レフタレートのマルチフィラメント(単糸デニール2.
5、3本)の合計6本を1束とし、その8束を編組機に
より編組した。その表面に赤い顔料を含む製造例3で得
られたポリ乳酸のクロロホルム溶液を塗ってから乾燥さ
せることにより軽度に固めて釣り糸とした。なお、ポリ
乳酸のコーティング量は繊維に対して5重量%であっ
た。
この釣り糸の、20℃の海水中および淡水中に浸漬した
結果、約4ヵ月後にはポリグリコール酸フィラメントが
分解消滅し、残ったポリエチレンテレフタレートのフィ
ラメントはバラバラに散逸した。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1〜3、比較例3および5のフィラメン
トを20℃の海水中に浸漬し、その引張強度の変化を調べ
た結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01K 91/00 D02G 3/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリマー分子構造中に、少なくともグリコ
    ール酸単位および/または乳酸単位を持つ繰り返し構造
    単位を有する加水分解性ポリエステルの繊維、または該
    加水分解性ポリエステル繊維と非加水分解性繊維の撚り
    および/または編組みよりなり、かつ、それらの繊維の
    表面が該加水分解性ポリエステルより加水分解性が低い
    分解性重合体でコーティングされていることを特徴とす
    る釣り糸。
  2. 【請求項2】分解性重合体が、ポリ乳酸である請求項1
    記載の釣り糸。
  3. 【請求項3】加水分解性ポリエステルが、ポリグリコー
    ル酸、ポリ乳酸、グリコール酸と乳酸との共重合体、お
    よびグリコール酸および/または乳酸とヒドロキシカプ
    ロン酸との共重合体から成る群から選ばれる少なくとも
    一種の重合体である請求項1記載の釣り糸。
  4. 【請求項4】グリコール酸と乳酸との共重合体が、ポリ
    マー分子構造中にグリコール酸単位を80モル%以上含有
    する共重合体である請求項3記載の釣り糸。
  5. 【請求項5】引張破断強度が、100kg/mm2以上、破断伸
    びが20%以下である請求項1ないし4記載の釣り糸。
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