JP2907466B2 - 下塗層を有する感圧性または常温シール性接着要素 - Google Patents
下塗層を有する感圧性または常温シール性接着要素Info
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Description
【発明の詳細な説明】 1.本発明の分野 本発明は感圧接着物品用の新規の種類の下塗層に関す
る。本発明は、常温シールまたは感圧接着剤層および本
発明の下塗層を有するフィルムまたはシート物質に特に
関する。
る。本発明は、常温シールまたは感圧接着剤層および本
発明の下塗層を有するフィルムまたはシート物質に特に
関する。
2.本技術の背景 下塗層は2種の異なる物質を互に接着または被覆する
場合にしばしば使用される。下塗層(または下塗)の目
的は、ある物質の他の物質への接着の程度を制御するこ
とである。通常、下塗層は2層間の接着力を増加させる
ために使用される。
場合にしばしば使用される。下塗層(または下塗)の目
的は、ある物質の他の物質への接着の程度を制御するこ
とである。通常、下塗層は2層間の接着力を増加させる
ために使用される。
支持体に被服を適用し、被服の組成物が支持体に対し
て本来の親和性を有しない場合には、下塗層がしばしば
使用される。ポリエチレンテレフタレートまたはポリオ
レフィンのような物質は、これに接着させる被覆を有す
る場合に周知の問題を有する。写真技術において、U.S.
P.Nos.3,343,840;3,495,984;および3,788,856に記載の
ように下塗層の使用が殆んど必須事項である。それぞれ
1987年4月21日および1987年7月30日提出のU.S.特許出
願Nos.40,930および079,687には、写真要素用の下塗層
の形成に特定の無機酸化物の連続的ゲル化または加水分
解被覆の使用を教示している。これらの下塗層は感光性
銀ハライド層と、特にゼラチンバインダー層と良好な接
着強さが得られ、かつ、良好な帯電防止性が得られるこ
とも見出されている。後者の場合には、下塗層の湿潤現
像力を改良するために、粒子の連続網状構造中における
両官能性(ambifunctional)シランカップリング剤の使
用が記載されている。
て本来の親和性を有しない場合には、下塗層がしばしば
使用される。ポリエチレンテレフタレートまたはポリオ
レフィンのような物質は、これに接着させる被覆を有す
る場合に周知の問題を有する。写真技術において、U.S.
P.Nos.3,343,840;3,495,984;および3,788,856に記載の
ように下塗層の使用が殆んど必須事項である。それぞれ
1987年4月21日および1987年7月30日提出のU.S.特許出
願Nos.40,930および079,687には、写真要素用の下塗層
の形成に特定の無機酸化物の連続的ゲル化または加水分
解被覆の使用を教示している。これらの下塗層は感光性
銀ハライド層と、特にゼラチンバインダー層と良好な接
着強さが得られ、かつ、良好な帯電防止性が得られるこ
とも見出されている。後者の場合には、下塗層の湿潤現
像力を改良するために、粒子の連続網状構造中における
両官能性(ambifunctional)シランカップリング剤の使
用が記載されている。
被覆と支持体との多数の他の組合せでは、接着される
物質の正確な組合せに特に好適な下塗層の使用が要求さ
れる。感圧接着剤はある種の表面に対して下塗が必要な
ことは公知であり(例えばU.S.P.No.3,991,002)、そし
て多数の他のポリマー被覆も独特の下塗系を必要とする
(例えば、U.S.P.No.4,181,766)。
物質の正確な組合せに特に好適な下塗層の使用が要求さ
れる。感圧接着剤はある種の表面に対して下塗が必要な
ことは公知であり(例えばU.S.P.No.3,991,002)、そし
て多数の他のポリマー被覆も独特の下塗系を必要とする
(例えば、U.S.P.No.4,181,766)。
本発明の要約 本発明は、支持体、該支持体上の下塗層および該下塗
層上の感圧接着または常温シール(cold seal)接着剤
を有する感圧接着または常温シール接着要素であり、各
下塗層が好ましくは無機酸化物粒子である無機粒子の連
続的ゲル化または加水分解された網状構造から成る該要
素に関する。網状構造は二官能性シランを含有する。
層上の感圧接着または常温シール(cold seal)接着剤
を有する感圧接着または常温シール接着要素であり、各
下塗層が好ましくは無機酸化物粒子である無機粒子の連
続的ゲル化または加水分解された網状構造から成る該要
素に関する。網状構造は二官能性シランを含有する。
本発明の詳細な説明 本発明は、感圧接着または常温シール接着要素に関す
る。これらの要素は支持体の少なくとも一表面上の下塗
層および少なくとも一つの下塗層上の感圧接着または常
温シール接着層を有する支持体から成る。下塗層は、二
官能性シランを含有し、好ましくは無機酸化物粒子であ
る無機酸化物の連続的ゲル化網状構造から成る。
る。これらの要素は支持体の少なくとも一表面上の下塗
層および少なくとも一つの下塗層上の感圧接着または常
温シール接着層を有する支持体から成る。下塗層は、二
官能性シランを含有し、好ましくは無機酸化物粒子であ
る無機酸化物の連続的ゲル化網状構造から成る。
感圧接着剤は、標準部類の物質として認められている
技術である。これらは乾燥(残留溶剤を除いては実質的
に溶剤を含まない)において室温(例えば15〜25℃)で
強力、かつ、永久的粘着性を形成し、手圧以上の圧力を
加えることなく単に接触させるだけで各種の異種表面に
強固に接着する。これらは水、溶剤または熱によって活
性化する必要なく、紙、セロファン、ガラス、木材およ
び金属のような物質に強力な接着保持力を発揮する。こ
れらは十分な凝集保持力および弾性を有するため、これ
らの強力な粘着性にも拘らず、これらを指で取扱い、か
つ、実質的に残留物を残すことなく平滑表面から除去す
ることができる(Test Methods for Pressure−Scensit
ive Tapes,6th Ed.、Pressure Sensitive Tape Counci
l、1953参照)。感圧接着剤および同テープは周知であ
り、かような接着剤に所望される性質の広い範囲および
バランスは十分に分析されている(U.S.P.No.4,374,88
3;およびTreatise on Adhesion and Adhesives Vol.2、
「Materials」における「Pressure−Sensitive Adhesiv
es」、R.I.Patrick,Ed.、Marcel Dekker.Inc.,N.Y.1969
参照)。感圧接着剤として有用な各種の物質および組成
物は、商用として入手でき、かつ、文献に十分に論議さ
れている(例えば、HouwickおよびSalomon、Adhesion a
nd Adhesives、Elsevier Publ.Co.,Amsterdam,Netherla
nds,1967;Handbook of Pressure−Sensitive Adhesive
Technology.Donates Satas,Ed.,Van Nostrand Reinhold
Co.,N.Y.1982)。
技術である。これらは乾燥(残留溶剤を除いては実質的
に溶剤を含まない)において室温(例えば15〜25℃)で
強力、かつ、永久的粘着性を形成し、手圧以上の圧力を
加えることなく単に接触させるだけで各種の異種表面に
強固に接着する。これらは水、溶剤または熱によって活
性化する必要なく、紙、セロファン、ガラス、木材およ
び金属のような物質に強力な接着保持力を発揮する。こ
れらは十分な凝集保持力および弾性を有するため、これ
らの強力な粘着性にも拘らず、これらを指で取扱い、か
つ、実質的に残留物を残すことなく平滑表面から除去す
ることができる(Test Methods for Pressure−Scensit
ive Tapes,6th Ed.、Pressure Sensitive Tape Counci
l、1953参照)。感圧接着剤および同テープは周知であ
り、かような接着剤に所望される性質の広い範囲および
バランスは十分に分析されている(U.S.P.No.4,374,88
3;およびTreatise on Adhesion and Adhesives Vol.2、
「Materials」における「Pressure−Sensitive Adhesiv
es」、R.I.Patrick,Ed.、Marcel Dekker.Inc.,N.Y.1969
参照)。感圧接着剤として有用な各種の物質および組成
物は、商用として入手でき、かつ、文献に十分に論議さ
れている(例えば、HouwickおよびSalomon、Adhesion a
nd Adhesives、Elsevier Publ.Co.,Amsterdam,Netherla
nds,1967;Handbook of Pressure−Sensitive Adhesive
Technology.Donates Satas,Ed.,Van Nostrand Reinhold
Co.,N.Y.1982)。
感圧接着剤は、一般に、化学的にゴム−樹脂物質、ア
クリル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂などか
ら構成される。感圧接着剤配合物における組成物および
改良を記載した各種の特許引用の中には、U.S.RE.P.No.
24,906;U.S.2,652,351;U.S.3,740,366;U.S.3,299,010;
U.S.3,770,708;U.S.3,701,758;U.S.3,922,464;U.S.3,93
1,087;U.S.4,012,560;U.S.4,077,926;U.S.4,387,172;U.
S.4,418,120;U.S.4,629,663;などがある。ゴム樹脂、ア
クリル、シリコーン、およびポリウレタン感圧接着剤の
これらの部類並びに任意の他の感圧接着剤は、一般に、
本発明において有用である。
クリル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂などか
ら構成される。感圧接着剤配合物における組成物および
改良を記載した各種の特許引用の中には、U.S.RE.P.No.
24,906;U.S.2,652,351;U.S.3,740,366;U.S.3,299,010;
U.S.3,770,708;U.S.3,701,758;U.S.3,922,464;U.S.3,93
1,087;U.S.4,012,560;U.S.4,077,926;U.S.4,387,172;U.
S.4,418,120;U.S.4,629,663;などがある。ゴム樹脂、ア
クリル、シリコーン、およびポリウレタン感圧接着剤の
これらの部類並びに任意の他の感圧接着剤は、一般に、
本発明において有用である。
常温シール接着剤は、加圧下のみで強い接着を形成す
る物質であり、例えば、(a)10〜50重量%のアクリロ
ニトリルおよび(b)50〜90重量%の、少なくとも1種
のブタジエンおよびイソプレンの非架橋コポリマーから
成り、該コポリマーは30〜95のMoony粘度を有し、該接
着剤コポリマー層は少なくとも20°の水接触角を有す
る。常温シール接着剤はある意味(これは加圧下で接着
する)では感圧接着剤であるが、常温シール接着剤は室
温では粘着性でないことが慣用の感圧接着剤と異なる。
る物質であり、例えば、(a)10〜50重量%のアクリロ
ニトリルおよび(b)50〜90重量%の、少なくとも1種
のブタジエンおよびイソプレンの非架橋コポリマーから
成り、該コポリマーは30〜95のMoony粘度を有し、該接
着剤コポリマー層は少なくとも20°の水接触角を有す
る。常温シール接着剤はある意味(これは加圧下で接着
する)では感圧接着剤であるが、常温シール接着剤は室
温では粘着性でないことが慣用の感圧接着剤と異なる。
本発明の支持体は無機酸化物粒子の連続的ゲル化網状
構造から成る被覆を有する。この網状構造は二官能性シ
ランを含有しなければならない。前記の粒子は好ましく
は約50nm未満または20nmの平均一次粒子寸法を有する。
本明細書において使用する「連続的」の用語は、ゲル化
網状構造が適用されている区域内において直線的に貫通
出来ない程度に空隙が連続しているか、または実質的に
間隙がないように支持体表面を被覆している状態を言
う。しかし、この層は通常、層中に有意の直線的な細孔
または間隙を有しないが多孔質であってもよく、通常多
孔質である。「ゲル化網状構造」の用語は、コロイド粒
子の凝集体が相互に結合して多孔質三次元網状構造を形
成していることを言う。一般に結合のすべてまたは大部
分は、粒子物質相互またはシラン添加剤との結合によっ
て形成されているが、約5重量%(無機金属酸化物の)
までのポリマーのようなバインダーも存在できる。「多
孔質」の用語は、無機金属酸化物粒子を積み重ねること
によって生成された無機金属酸化物粒子間の空隙の存在
を言う。「一次粒子寸法」の用語は、無機酸化物の非凝
集単一粒子の平均寸法を言う。「粒子」の用語には、球
状、非球状および繊維状粒子配列を含む。二官能性シラ
ンを被覆前に水性無機金属酸化物に添加したときは、シ
ランは(OR1)と記述した位置(式中、R1はアルキル、
アリール、アラルキル、アルカリールなどのようなヒド
ロカルビル基である)で加水分解され、(OR1)基がヒ
ドロキシル基によって置換される。例えばトリエトキシ
シランはトリヒドロキシシランになる。無機金属酸化物
粒子を含有する溶液中では、加水分解されたシラン分子
は可逆的方法で「オキシラン」結合によって無機金属酸
化物粒子と会合する[SiOH+HOM(粒子)←→Si−O−
M(粒子)]。溶液が乾燥して被覆層になるに伴い、大
部分の加水分解シラン分子は、簡単な水洗によって被覆
から洗い流されないように「オキシラン」結合によって
無機金属酸化物粒子と会合することが予想される。
構造から成る被覆を有する。この網状構造は二官能性シ
ランを含有しなければならない。前記の粒子は好ましく
は約50nm未満または20nmの平均一次粒子寸法を有する。
本明細書において使用する「連続的」の用語は、ゲル化
網状構造が適用されている区域内において直線的に貫通
出来ない程度に空隙が連続しているか、または実質的に
間隙がないように支持体表面を被覆している状態を言
う。しかし、この層は通常、層中に有意の直線的な細孔
または間隙を有しないが多孔質であってもよく、通常多
孔質である。「ゲル化網状構造」の用語は、コロイド粒
子の凝集体が相互に結合して多孔質三次元網状構造を形
成していることを言う。一般に結合のすべてまたは大部
分は、粒子物質相互またはシラン添加剤との結合によっ
て形成されているが、約5重量%(無機金属酸化物の)
までのポリマーのようなバインダーも存在できる。「多
孔質」の用語は、無機金属酸化物粒子を積み重ねること
によって生成された無機金属酸化物粒子間の空隙の存在
を言う。「一次粒子寸法」の用語は、無機酸化物の非凝
集単一粒子の平均寸法を言う。「粒子」の用語には、球
状、非球状および繊維状粒子配列を含む。二官能性シラ
ンを被覆前に水性無機金属酸化物に添加したときは、シ
ランは(OR1)と記述した位置(式中、R1はアルキル、
アリール、アラルキル、アルカリールなどのようなヒド
ロカルビル基である)で加水分解され、(OR1)基がヒ
ドロキシル基によって置換される。例えばトリエトキシ
シランはトリヒドロキシシランになる。無機金属酸化物
粒子を含有する溶液中では、加水分解されたシラン分子
は可逆的方法で「オキシラン」結合によって無機金属酸
化物粒子と会合する[SiOH+HOM(粒子)←→Si−O−
M(粒子)]。溶液が乾燥して被覆層になるに伴い、大
部分の加水分解シラン分子は、簡単な水洗によって被覆
から洗い流されないように「オキシラン」結合によって
無機金属酸化物粒子と会合することが予想される。
シラン分子の存在は、ゲル化粒子網状構造が凝集強さ
を得るのを妨害しないが、凝集強を得るのに要する時間
が増加する。
を得るのを妨害しないが、凝集強を得るのに要する時間
が増加する。
この被覆は、粒子の単層より厚くなければならない。
好ましくは、被覆は平均粒子直径の3倍に等しいかこれ
以上であり、さらに好ましくは平均粒子直径の5倍に等
しいかこれ以上である。
好ましくは、被覆は平均粒子直径の3倍に等しいかこれ
以上であり、さらに好ましくは平均粒子直径の5倍に等
しいかこれ以上である。
本発明の物品は、一つのポリマーまたは金属表面を有
し、かつ、無機酸化物粒子の連続的ゲル化網状構造の形
態の被覆が形成されている肉眼で透明、半透明または不
透明でもよい支持体から成る。ゲル化網状構造上または
中に接着促進用として有効量の二官能性シランが存在し
なければならない。光透過性を増加させるために被覆を
透明支持体に適用したときは、被覆物品を被覆支持体に
比較しておよび被覆された支持体によって少なくとも40
0〜900nmの間の波長域にわたって少なくとも2%から10
%以上もの通常入射光の透過率の全平均増加を好ましく
示す。2%以上の光の透過率の増加は、一般に肉眼によ
って明らかであり、かつ、この被覆支持体を使用したと
きエネルギー透過率に測定しうる増加を生ずるのに十分
である。この透過率の増加は、スペクトルの赤外部の波
長においても存在する。
し、かつ、無機酸化物粒子の連続的ゲル化網状構造の形
態の被覆が形成されている肉眼で透明、半透明または不
透明でもよい支持体から成る。ゲル化網状構造上または
中に接着促進用として有効量の二官能性シランが存在し
なければならない。光透過性を増加させるために被覆を
透明支持体に適用したときは、被覆物品を被覆支持体に
比較しておよび被覆された支持体によって少なくとも40
0〜900nmの間の波長域にわたって少なくとも2%から10
%以上もの通常入射光の透過率の全平均増加を好ましく
示す。2%以上の光の透過率の増加は、一般に肉眼によ
って明らかであり、かつ、この被覆支持体を使用したと
きエネルギー透過率に測定しうる増加を生ずるのに十分
である。この透過率の増加は、スペクトルの赤外部の波
長においても存在する。
ゲル化網状構造は、無機酸化物粒子間に空隙を有する
多孔質被覆である。気孔率が小さすぎる場合には、反射
防止性が減少する。気孔率が大きすぎる場合には、被覆
が弱化し、支持体に対する接着力が減少する。一般に、
ゲル化網状構造が生成されるコロイド溶液は、乾燥した
とき約25〜70容量%、好ましくは約30〜60容量%の気孔
率を付与することができる。気孔率は、約50〜100mgの
乾燥生成物試料が得られるのに十分な量のコロイド溶液
を乾燥させ、この試料をQuantachrome Corp.Syosett.N
Y.から入手できる「Quantasorp」表面積分析器を使用し
て測定することができる。
多孔質被覆である。気孔率が小さすぎる場合には、反射
防止性が減少する。気孔率が大きすぎる場合には、被覆
が弱化し、支持体に対する接着力が減少する。一般に、
ゲル化網状構造が生成されるコロイド溶液は、乾燥した
とき約25〜70容量%、好ましくは約30〜60容量%の気孔
率を付与することができる。気孔率は、約50〜100mgの
乾燥生成物試料が得られるのに十分な量のコロイド溶液
を乾燥させ、この試料をQuantachrome Corp.Syosett.N
Y.から入手できる「Quantasorp」表面積分析器を使用し
て測定することができる。
多孔質被覆は空気の屈折率と被覆物質の屈折率とが急
に変化させる無機物粒子間に多数の波長以下の細隙を供
給する。被覆層全体に存在するこれらの波長以下の細隙
は、被覆の気孔率によって約1.15〜1.40、好ましくは1.
20〜1.30の計算屈折率(RI)を有する被覆を付与する。
被覆の気孔率が高いとき、例えば約70容量%以上のとき
には、比較的低いRI値が得られる。被覆の気孔率が、例
えば約25%以下のように低いときには、比較的高いRI値
が得られる。
に変化させる無機物粒子間に多数の波長以下の細隙を供
給する。被覆層全体に存在するこれらの波長以下の細隙
は、被覆の気孔率によって約1.15〜1.40、好ましくは1.
20〜1.30の計算屈折率(RI)を有する被覆を付与する。
被覆の気孔率が高いとき、例えば約70容量%以上のとき
には、比較的低いRI値が得られる。被覆の気孔率が、例
えば約25%以下のように低いときには、比較的高いRI値
が得られる。
コロイド状無機酸化物粒子の平均一次粒子寸法は、好
ましくは約20nm未満である。コロイド状無機酸化物粒子
の平均一次粒子寸法は約7nm未満がさらに好ましい。平
均粒子寸法が大きくなり過ぎるときは、得られる乾燥被
覆表面は、反射防止被覆としての効果が少なくなる。
ましくは約20nm未満である。コロイド状無機酸化物粒子
の平均一次粒子寸法は約7nm未満がさらに好ましい。平
均粒子寸法が大きくなり過ぎるときは、得られる乾燥被
覆表面は、反射防止被覆としての効果が少なくなる。
乾燥被覆の平均厚さは、好ましくは約30〜1,000nm、
さらに好ましくは80〜500nm、最も好ましくは90〜200nm
の間である。かような被覆では良好な帯電防止性が得ら
れる。被覆の厚さが大きすぎると、被覆は減少した接着
力および可撓性を有し、かつ、機械的応力下で容易に薄
片として剥がれるかまたは粉末を形成する。
さらに好ましくは80〜500nm、最も好ましくは90〜200nm
の間である。かような被覆では良好な帯電防止性が得ら
れる。被覆の厚さが大きすぎると、被覆は減少した接着
力および可撓性を有し、かつ、機械的応力下で容易に薄
片として剥がれるかまたは粉末を形成する。
透明シートまたはフィルムのような物品は、光の透過
率を増加させるために一側面または両側面を被覆するこ
とができる、最大の増加は両側面被覆によって得られ
る。
率を増加させるために一側面または両側面を被覆するこ
とができる、最大の増加は両側面被覆によって得られ
る。
本発明の層を被覆する方法は、支持体にコロイド無機
酸化物粒子の溶液(および好ましくはこの時点でシラン
も)を被覆する、その際、溶液は好ましくは少なくとも
0.2または0.5〜15重量%の粒子を含有し、該粒子は好ま
しくは約50または20nm、さらに好ましくは約7nm未満の
平均一次粒子寸法を有するものであり、次いで被覆を支
持体を崩壊させるより低い温度、好ましくは約200℃未
満、さらに好ましくは80〜120℃の範囲内の温度で乾燥
させることから成る。この被覆は400〜900nmの波長にわ
たって正反射の少なくとも2%の平均減少を示す支持体
にする。
酸化物粒子の溶液(および好ましくはこの時点でシラン
も)を被覆する、その際、溶液は好ましくは少なくとも
0.2または0.5〜15重量%の粒子を含有し、該粒子は好ま
しくは約50または20nm、さらに好ましくは約7nm未満の
平均一次粒子寸法を有するものであり、次いで被覆を支
持体を崩壊させるより低い温度、好ましくは約200℃未
満、さらに好ましくは80〜120℃の範囲内の温度で乾燥
させることから成る。この被覆は400〜900nmの波長にわ
たって正反射の少なくとも2%の平均減少を示す支持体
にする。
被覆は、バーコーティング、ロールコーティング、ナ
イフコーティング、カーテンコーティング、グラビアコ
ーティング、吹付および浸漬のような標準被覆法によっ
て実施することができる。均一被覆を得るためまたは接
着力を増加させるため、コロナ放電、プラズマ、火災処
理または他の酸化方法を使用して被覆の前に支持体を処
理することができる。ある種の支持体を使用する場合に
は、良好な接着のためには処理は特に望ましい。二官能
性シランは、被覆の前、間、または後に添加できる。被
覆の前にコーティング混合物中にシランを添加するのが
好ましい。シランを「ゲル化網状構造が被覆され、か
つ、乾燥された後に添加する場合には、シランがその加
水分解形態にあるようにシランを含水溶液から添加すべ
きである。
イフコーティング、カーテンコーティング、グラビアコ
ーティング、吹付および浸漬のような標準被覆法によっ
て実施することができる。均一被覆を得るためまたは接
着力を増加させるため、コロナ放電、プラズマ、火災処
理または他の酸化方法を使用して被覆の前に支持体を処
理することができる。ある種の支持体を使用する場合に
は、良好な接着のためには処理は特に望ましい。二官能
性シランは、被覆の前、間、または後に添加できる。被
覆の前にコーティング混合物中にシランを添加するのが
好ましい。シランを「ゲル化網状構造が被覆され、か
つ、乾燥された後に添加する場合には、シランがその加
水分解形態にあるようにシランを含水溶液から添加すべ
きである。
ヒドロゲルまたはオルガノゾルのようなコロイド無機
酸化物溶液を被覆すべき物品の支持体に適用し、そし
て、一般に約200℃未満、好ましくは80〜120℃の適度の
低温度で乾燥させて水または有機液媒を除去する。被覆
が完全に乾燥するのに十分な時間があれば被覆を室温で
乾燥させることもできる。乾燥温度は支持体が崩壊する
温度より低くなければならない。得られた被覆は吸湿性
である、すなわち、周囲温度および湿度によってこの被
覆は例えば約15〜20重量%までの量で水を吸収および
(または)再水和することができる。
酸化物溶液を被覆すべき物品の支持体に適用し、そし
て、一般に約200℃未満、好ましくは80〜120℃の適度の
低温度で乾燥させて水または有機液媒を除去する。被覆
が完全に乾燥するのに十分な時間があれば被覆を室温で
乾燥させることもできる。乾燥温度は支持体が崩壊する
温度より低くなければならない。得られた被覆は吸湿性
である、すなわち、周囲温度および湿度によってこの被
覆は例えば約15〜20重量%までの量で水を吸収および
(または)再水和することができる。
本発明において使用されるコロイド状無機金属酸化物
溶液は、液体中における微細に分割された無機金属酸化
物固体粒子から成る。本明細書において使用する「溶
液」の用語は、溶媒中における超顕微鏡寸法の微細に分
割された粒子の分散液または懸濁液も含む。本発明の実
施において使用される溶液は、透明から乳状外観であ
る。本発明において使用が特に好適な無機金属酸化物
は、無機金属酸化物が負に帯電しているものであり、酸
化錫(SnO2)、チタニア、酸化アンチモン(Sb2O5)、
シリカおよびアルミニウム被覆シリカ並びに周期表の第
IIIおよびIV族の他の無機金属酸化物およびこれらの混
合物が含まれる。無機金属酸化物の選択は、所望性質の
最終バランスに依存する。窒化珪素、炭化珪素、弗化マ
グネシウムのような無機化合物もゾル形態で供給される
場合には有用である。
溶液は、液体中における微細に分割された無機金属酸化
物固体粒子から成る。本明細書において使用する「溶
液」の用語は、溶媒中における超顕微鏡寸法の微細に分
割された粒子の分散液または懸濁液も含む。本発明の実
施において使用される溶液は、透明から乳状外観であ
る。本発明において使用が特に好適な無機金属酸化物
は、無機金属酸化物が負に帯電しているものであり、酸
化錫(SnO2)、チタニア、酸化アンチモン(Sb2O5)、
シリカおよびアルミニウム被覆シリカ並びに周期表の第
IIIおよびIV族の他の無機金属酸化物およびこれらの混
合物が含まれる。無機金属酸化物の選択は、所望性質の
最終バランスに依存する。窒化珪素、炭化珪素、弗化マ
グネシウムのような無機化合物もゾル形態で供給される
場合には有用である。
コロイドコーティング溶液は、好ましくは約0.2〜15
重量%、さらに好ましくは約0.5〜8重量%のコロイド
状無機金属酸化物粒子を含有する。約15重量%の粒子濃
度では、得られる被覆は減少した均一性の厚さを有し、
かつ、支持体表面に対して減少した接着力を示す。約15
重量%以上の濃度では増加された光透過率および減少し
た反射を得るために十分にうすい被覆を得るのが困難で
ある。0.2重量%以下の濃度では、除去しなければなら
ない大量の液体により工程が非効率になり、かつ、反射
防止性が減少する。
重量%、さらに好ましくは約0.5〜8重量%のコロイド
状無機金属酸化物粒子を含有する。約15重量%の粒子濃
度では、得られる被覆は減少した均一性の厚さを有し、
かつ、支持体表面に対して減少した接着力を示す。約15
重量%以上の濃度では増加された光透過率および減少し
た反射を得るために十分にうすい被覆を得るのが困難で
ある。0.2重量%以下の濃度では、除去しなければなら
ない大量の液体により工程が非効率になり、かつ、反射
防止性が減少する。
適用した湿潤被覆溶液の厚さは、被覆溶液中における
無機金属酸化物粒子濃度および乾燥被覆の所望厚さに依
存する。湿潤被覆溶液の厚さは、得られた乾燥被覆の厚
さが約30〜1,000nm、さらに好ましくは80〜500nmの厚
さ、最も好ましくは約90〜200nmの厚さになるような厚
さである。
無機金属酸化物粒子濃度および乾燥被覆の所望厚さに依
存する。湿潤被覆溶液の厚さは、得られた乾燥被覆の厚
さが約30〜1,000nm、さらに好ましくは80〜500nmの厚
さ、最も好ましくは約90〜200nmの厚さになるような厚
さである。
被覆溶液は所望により、支持体上の溶液の湿潤性改良
のために界面活性剤も含有できるが、過度の量の界面活
性剤の含有は支持体に対する被覆の接着力を減少させ
る。好適な界面活性剤の例には、「Tergitol」TMN−6
(Union Carbide Corp.)および「Triton」X−100(Ro
hm & Haas Co.)が含まれる。一般に、界面活性剤は溶
液の約0.5重量%までの量で使用できる。
のために界面活性剤も含有できるが、過度の量の界面活
性剤の含有は支持体に対する被覆の接着力を減少させ
る。好適な界面活性剤の例には、「Tergitol」TMN−6
(Union Carbide Corp.)および「Triton」X−100(Ro
hm & Haas Co.)が含まれる。一般に、界面活性剤は溶
液の約0.5重量%までの量で使用できる。
被覆溶液は所望により、極く少量のポリマーバインダ
ー、特に、親水性ポリマーバインダーを耐引掻性の改良
または引続く被覆支持体の使用の間の微粒子ダスト減少
のために含有させることができる。有用なポリマーバイ
ンダーには、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテ
ート、ゼラチン、ポリエステル、ポリアミド、ポリビニ
ルピロリドン、コポリエステル、アクリル酸および(ま
たは)メタクリル酸のコポリマー、およびスチレンのコ
ポリマーが含まれる。被覆溶液は、無機金属酸化物粒子
の重量に基づいて約5重量%までのポリマーバインダー
を含有できる。ポリマーバインダーの有用な量は、一般
に微粒子ダスト減少のためには約0.1〜5重量%の範囲
内である。これらのバインダーは被覆のある有利な性質
(例ええば帯電防止性)を減少させるため、これらは最
も好ましいものではない。
ー、特に、親水性ポリマーバインダーを耐引掻性の改良
または引続く被覆支持体の使用の間の微粒子ダスト減少
のために含有させることができる。有用なポリマーバイ
ンダーには、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテ
ート、ゼラチン、ポリエステル、ポリアミド、ポリビニ
ルピロリドン、コポリエステル、アクリル酸および(ま
たは)メタクリル酸のコポリマー、およびスチレンのコ
ポリマーが含まれる。被覆溶液は、無機金属酸化物粒子
の重量に基づいて約5重量%までのポリマーバインダー
を含有できる。ポリマーバインダーの有用な量は、一般
に微粒子ダスト減少のためには約0.1〜5重量%の範囲
内である。これらのバインダーは被覆のある有利な性質
(例ええば帯電防止性)を減少させるため、これらは最
も好ましいものではない。
二官能性シランは一般に、ゲル化粒子層の固形分含量
の少なくとも0.1重量%として存在する。好ましくは二
官能性シランは粒子層の固形分含量の1.0〜20重量%と
して存在する。さらに好ましくは前記のシランは粒子層
の固形分含量の2.0〜15重量%、最も好ましくは3〜10
重量%存在する。
の少なくとも0.1重量%として存在する。好ましくは二
官能性シランは粒子層の固形分含量の1.0〜20重量%と
して存在する。さらに好ましくは前記のシランは粒子層
の固形分含量の2.0〜15重量%、最も好ましくは3〜10
重量%存在する。
二官能性シランという用語は、分子中の一端に反応性
シランを有し、そして、無機酸化物粒子層と接触してい
るポリマー表面上においてゼラチン用の写真硬化材と反
応しうる、または酸化官能器(例えばヒドロキシルまた
はカルボン酸)と反応しうる、反応性シランとは異なる
反応性種をも有する化合物を意味する。この二種類の官
能性によってその化合物は無機粒子と反応することがで
き(シラン基を介して)、かつ、また酸化官能基と反応
し(または主ポリマーと反応する添加物と反応する)お
よび(または)支持体上の酸化または酸素含有基と反応
することができる。前記の化合物上の好ましい第二官能
基の中には、アミノ基およびエポキシ(例えば、グリシ
ジル)基が含まれる。第二官能性は第一官能部分とし
て、または多数のかような基として存在できる。
シランを有し、そして、無機酸化物粒子層と接触してい
るポリマー表面上においてゼラチン用の写真硬化材と反
応しうる、または酸化官能器(例えばヒドロキシルまた
はカルボン酸)と反応しうる、反応性シランとは異なる
反応性種をも有する化合物を意味する。この二種類の官
能性によってその化合物は無機粒子と反応することがで
き(シラン基を介して)、かつ、また酸化官能基と反応
し(または主ポリマーと反応する添加物と反応する)お
よび(または)支持体上の酸化または酸素含有基と反応
することができる。前記の化合物上の好ましい第二官能
基の中には、アミノ基およびエポキシ(例えば、グリシ
ジル)基が含まれる。第二官能性は第一官能部分とし
て、または多数のかような基として存在できる。
本発明の多数の二官能性シランを表わすのに使用でき
る式は、 (Q)n−R−Si(OR1)3 [式中、R1はアルキルまたはアリールであり、 Rは(n+1)外部結合または原子価を有する有機基
であり、 nは0、1または2であり、そして Qは写真硬化剤、酸化可能性または直接ゼラチンと反
応性の部分(例えば、α−アミノ酸)である]である。
る式は、 (Q)n−R−Si(OR1)3 [式中、R1はアルキルまたはアリールであり、 Rは(n+1)外部結合または原子価を有する有機基
であり、 nは0、1または2であり、そして Qは写真硬化剤、酸化可能性または直接ゼラチンと反
応性の部分(例えば、α−アミノ酸)である]である。
好ましくはR1は1〜10個の炭素原子、最も好ましくは
1〜4個の炭素原子を有するアルキルである。Rは好ま
しくはエーテル結合(酸素またはチオエーテル)、窒素
結合または他の比較的不活性部分で中断されてもよいア
ルキレン、アリーレン、アルカリーレンまたはアラルキ
レンのような脂肪族または芳香族架橋基である。さらに
好ましくは、Rは1〜12個の炭素原子、好ましくは2〜
8個の炭素原子のアルキレンであり、nは1に等しい。
Qは好ましくはエポキシまたは第一または第二アミノさ
らに好ましくは第一アミノである。
1〜4個の炭素原子を有するアルキルである。Rは好ま
しくはエーテル結合(酸素またはチオエーテル)、窒素
結合または他の比較的不活性部分で中断されてもよいア
ルキレン、アリーレン、アルカリーレンまたはアラルキ
レンのような脂肪族または芳香族架橋基である。さらに
好ましくは、Rは1〜12個の炭素原子、好ましくは2〜
8個の炭素原子のアルキレンであり、nは1に等しい。
Qは好ましくはエポキシまたは第一または第二アミノさ
らに好ましくは第一アミノである。
前記したように第二官能基は多数のかような基として
存在できるということは、部分 (Q)n−R−には、 などのような部分を含むことができることの意味であ
る。
存在できるということは、部分 (Q)n−R−には、 などのような部分を含むことができることの意味であ
る。
本発明の支持体は、該支持体の主要表面として使用さ
れる少なくとも一つのポリマー表面を有する任意の物質
である。支持体は好ましくはその表面上に酸素含有官能
性部分を有する。この部分は、表面の化学的性質の結果
として、またはコロナ、プラズマ、火災処理などのよう
な表面の酸化処理の結果として存在してもよい。好まし
い酸素含有部分はヒドロキシルおよびカルボキシル、特
にカルボン酸である。エステル基、アルデヒド基および
シラノールも有用な部分である。この基は支持体自体ま
たはその上の被覆の部分(コート紙上のような)でもよ
い。若干のポリマーフィルム表面は、ポリマー上の特定
の末端基の存在により(例えば、ポエチレンテレフタレ
ートは−COOH末端基を有する)、またはモノマーの不完
全反応の結果として(例えばセルローストリアセテー
ト、CTAの不完全エステル化)少量の活性官能基(酸素
含有基を含めて)を含有する。これらの場合には、表面
官能基の濃度は本発明のゾルーゲル被覆に対して良好な
接着性を得るためにそれ自体だけでは不十分な傾向があ
る。従って、ポリエチレンテレフタレートおよびセルロ
ーストリアセテートは、最良の結果を得るためにはゾル
−ゲル被覆組成物の適用前にコロナ処理すべきである。
多数の他のフィルム表面は、コロナ処理をしなくても本
発明のプライマーに対して良好に接着できる十分な酸素
官能基を含有している。ポリカーボネートのようなフィ
ルムはこの点に関しては顕著である。エステルは加水分
解またはエネルギー処理に処することによって表面上に
−COOHまたは−OH基を生成させることができる。
れる少なくとも一つのポリマー表面を有する任意の物質
である。支持体は好ましくはその表面上に酸素含有官能
性部分を有する。この部分は、表面の化学的性質の結果
として、またはコロナ、プラズマ、火災処理などのよう
な表面の酸化処理の結果として存在してもよい。好まし
い酸素含有部分はヒドロキシルおよびカルボキシル、特
にカルボン酸である。エステル基、アルデヒド基および
シラノールも有用な部分である。この基は支持体自体ま
たはその上の被覆の部分(コート紙上のような)でもよ
い。若干のポリマーフィルム表面は、ポリマー上の特定
の末端基の存在により(例えば、ポエチレンテレフタレ
ートは−COOH末端基を有する)、またはモノマーの不完
全反応の結果として(例えばセルローストリアセテー
ト、CTAの不完全エステル化)少量の活性官能基(酸素
含有基を含めて)を含有する。これらの場合には、表面
官能基の濃度は本発明のゾルーゲル被覆に対して良好な
接着性を得るためにそれ自体だけでは不十分な傾向があ
る。従って、ポリエチレンテレフタレートおよびセルロ
ーストリアセテートは、最良の結果を得るためにはゾル
−ゲル被覆組成物の適用前にコロナ処理すべきである。
多数の他のフィルム表面は、コロナ処理をしなくても本
発明のプライマーに対して良好に接着できる十分な酸素
官能基を含有している。ポリカーボネートのようなフィ
ルムはこの点に関しては顕著である。エステルは加水分
解またはエネルギー処理に処することによって表面上に
−COOHまたは−OH基を生成させることができる。
使用できる支持体には金属のフィルムまたは金属被覆
ポリマー、またはポリアルキルアクリレートもしくはメ
タクリレート、ポリスチレン、ポリビニルクロライド、
部分配合ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポ
リアルキレン、ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタ
レートのようなポリエステルおよびポリアミドのような
合成ポリマー、セルロースナイトレート、セルロースア
セテート、セルローストリアセテートおよびセルロース
アセテートブチレートのようなセルロース誘導体のフィ
ルム、例えばα−オレフィンポリマーまたはゼラチン
(天然ポリマー)で被覆した紙およびポリスチレン製の
合成紙;すなわち、任意の透明または不透明支持体が含
まれる。下塗したポリマー支持体も有用であるが、ゾル
−ゲル被覆はこれらに限定されないがゼラチン下塗ポリ
マー(例えばポリ(エチレンテレフタレート上のゼラチ
ン)およびポリエステル上のポリ(ビニリデンクロライ
ド)コポリマーを含むプライマーであるから、あまり好
ましくはない。アジリジン、アクリレートおよびメラミ
ン−ホルムアルデヒドのような他のプライマーも有用で
ある。支持体には要素の白い背景外観を改良するために
チタニアのような顔料および微粒子を充填したポリマー
物質も含まれる。
ポリマー、またはポリアルキルアクリレートもしくはメ
タクリレート、ポリスチレン、ポリビニルクロライド、
部分配合ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポ
リアルキレン、ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタ
レートのようなポリエステルおよびポリアミドのような
合成ポリマー、セルロースナイトレート、セルロースア
セテート、セルローストリアセテートおよびセルロース
アセテートブチレートのようなセルロース誘導体のフィ
ルム、例えばα−オレフィンポリマーまたはゼラチン
(天然ポリマー)で被覆した紙およびポリスチレン製の
合成紙;すなわち、任意の透明または不透明支持体が含
まれる。下塗したポリマー支持体も有用であるが、ゾル
−ゲル被覆はこれらに限定されないがゼラチン下塗ポリ
マー(例えばポリ(エチレンテレフタレート上のゼラチ
ン)およびポリエステル上のポリ(ビニリデンクロライ
ド)コポリマーを含むプライマーであるから、あまり好
ましくはない。アジリジン、アクリレートおよびメラミ
ン−ホルムアルデヒドのような他のプライマーも有用で
ある。支持体には要素の白い背景外観を改良するために
チタニアのような顔料および微粒子を充填したポリマー
物質も含まれる。
実施例1および2 ゾル−ゲル被覆セルロースアセテート((A)および
二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)の試料を次のように製
造した:熱押出、二軸延伸50μm厚さ、15cm幅のポリプ
ロピレンフィルム(実施例1)および押出した40μm厚
さ、15cm幅のセルロースアセテートの光沢側(実施例
2)を、周囲空気中、25℃および0.7J/cm2のエネルギー
量(コロナ出力2250Wで23m/分のフィルム速度)で処理
した。次いで、処理フィルムをエヤーナイフコーターを
使用してゾル−ゲル組成物を上塗し、65℃で約1分間乾
燥させて約260nmの乾燥被覆厚さを得た。ゾル−ゲル組
成物は、水中における4%のNalco 2326コロイドシリ
カ、0.36%のアミノプロピルトリエトキシシランカップ
リング剤および0.03%Triton X−100界面活性剤から成
っていた。同じ支持体の非コロナ処理試料も前記のゾル
−ゲル組成物を被覆した。
二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)の試料を次のように製
造した:熱押出、二軸延伸50μm厚さ、15cm幅のポリプ
ロピレンフィルム(実施例1)および押出した40μm厚
さ、15cm幅のセルロースアセテートの光沢側(実施例
2)を、周囲空気中、25℃および0.7J/cm2のエネルギー
量(コロナ出力2250Wで23m/分のフィルム速度)で処理
した。次いで、処理フィルムをエヤーナイフコーターを
使用してゾル−ゲル組成物を上塗し、65℃で約1分間乾
燥させて約260nmの乾燥被覆厚さを得た。ゾル−ゲル組
成物は、水中における4%のNalco 2326コロイドシリ
カ、0.36%のアミノプロピルトリエトキシシランカップ
リング剤および0.03%Triton X−100界面活性剤から成
っていた。同じ支持体の非コロナ処理試料も前記のゾル
−ゲル組成物を被覆した。
アクリレート接着剤被覆および試験 ゾル−ゲル下塗支持体および下塗しない対照フィルム
を、水中に分散させた95:5イソオクチルアクリレート:
アクリル酸コポリマーの中和エマルションから成るラテ
クッスアクリレート接着剤で被覆した。水を蒸発させて
約20μm厚さの接着剤層を得た後に、被覆生成物をロー
ル形態、すなわち、PSAテープのロールにした。対で、
接着剤被覆、ゾル−ゲル被覆支持体を約20℃、および50
%R.H.で24時間状態調節した後接着試験に処した。
を、水中に分散させた95:5イソオクチルアクリレート:
アクリル酸コポリマーの中和エマルションから成るラテ
クッスアクリレート接着剤で被覆した。水を蒸発させて
約20μm厚さの接着剤層を得た後に、被覆生成物をロー
ル形態、すなわち、PSAテープのロールにした。対で、
接着剤被覆、ゾル−ゲル被覆支持体を約20℃、および50
%R.H.で24時間状態調節した後接着試験に処した。
次いで、各試料の接着剤面を陽極酸化アルミニウム板
と接触させ、かつ、フィルム上を1kgローラーを転がし
て確実に接触させた。フィルムをアルミニウム板に対し
て90℃で、約230cm/分の速度で剥がしたときの剥離力は
未処理、非被覆対照フィルムの剥離力より大きくなけれ
ばならない。接着層破壊の様式は、フィルムから分離
し、かつ、アルミニウム板に接着している(「接着剤転
移」または「ゾル−ゲル転移」)ではなく、約1.1kg/cm
の剥離力でアクリレート接着剤中における凝集破壊
(「split」)であることが必要である。
と接触させ、かつ、フィルム上を1kgローラーを転がし
て確実に接触させた。フィルムをアルミニウム板に対し
て90℃で、約230cm/分の速度で剥がしたときの剥離力は
未処理、非被覆対照フィルムの剥離力より大きくなけれ
ばならない。接着層破壊の様式は、フィルムから分離
し、かつ、アルミニウム板に接着している(「接着剤転
移」または「ゾル−ゲル転移」)ではなく、約1.1kg/cm
の剥離力でアクリレート接着剤中における凝集破壊
(「split」)であることが必要である。
最初の試験後に受入れられる性能(「split」)を示
したこれらの試料を、次いで、上記の方法によって再試
験する前に50℃で11日間加熱老化に処した。接着試験の
結果は2部分:kg/cmで示す接着強さおよび接着層破壊様
式で示す。2種のコロナ処理、ゾル−ゲル下塗試料に加
えて、2種の未処理ベースフィルム、空気−コロナ前処
理なしでゾル−ゲル被覆した2種のフィルムおよび空気
−コロナ処理をしたがゾル−ゲル上塗をしない2種のフ
ィルムから成る6種の比較対照も示す。
したこれらの試料を、次いで、上記の方法によって再試
験する前に50℃で11日間加熱老化に処した。接着試験の
結果は2部分:kg/cmで示す接着強さおよび接着層破壊様
式で示す。2種のコロナ処理、ゾル−ゲル下塗試料に加
えて、2種の未処理ベースフィルム、空気−コロナ前処
理なしでゾル−ゲル被覆した2種のフィルムおよび空気
−コロナ処理をしたがゾル−ゲル上塗をしない2種のフ
ィルムから成る6種の比較対照も示す。
実施例3および4 下塗支持体の製造: 下記に示す支持体を、空気中、25℃で0.7/J/cm2の出
力(600W、15m/分)でコロナ処理した。処理フィルムを
次いで、#4ワイヤー巻きロッドでドローダウン(draw
−down)法を使用して上塗りした。ゾル−ゲルコーティ
ング混合物は、水中の4%のNalco2326コロイドシリ
カ、0.36%のアミノプロピルトリエトキシシラン、およ
び0.03%のTriton X−100から成っていた。次いで、シ
リカ被覆を向流炉中、100℃で2分間乾燥させた。
力(600W、15m/分)でコロナ処理した。処理フィルムを
次いで、#4ワイヤー巻きロッドでドローダウン(draw
−down)法を使用して上塗りした。ゾル−ゲルコーティ
ング混合物は、水中の4%のNalco2326コロイドシリ
カ、0.36%のアミノプロピルトリエトキシシラン、およ
び0.03%のTriton X−100から成っていた。次いで、シ
リカ被覆を向流炉中、100℃で2分間乾燥させた。
実施例3 天然ゴム(イソプレン/ポリテルペン)接着剤(3M#
610)テープ−引張接着試験:セロファンバッキング上
に被覆した天然ゴム(イソプレン/ポリテルペン)接着
剤から成る2.5cm×10cm片の半分を、プラスチックカー
ドを使用して下塗したフィルム表面に固定していた。次
いで、フィルムを平らな面に保持している間に接着層破
壊を生ずるのに十分な力で約120°でテープを引張っ
た。天然ゴム接着剤がそのセロファンバッキングから剥
がれ、プライマーのゾル−ゲル上に残れば支持体および
接着剤の両者に対するプライマーの接着力はすぐれてい
ると見做される。
610)テープ−引張接着試験:セロファンバッキング上
に被覆した天然ゴム(イソプレン/ポリテルペン)接着
剤から成る2.5cm×10cm片の半分を、プラスチックカー
ドを使用して下塗したフィルム表面に固定していた。次
いで、フィルムを平らな面に保持している間に接着層破
壊を生ずるのに十分な力で約120°でテープを引張っ
た。天然ゴム接着剤がそのセロファンバッキングから剥
がれ、プライマーのゾル−ゲル上に残れば支持体および
接着剤の両者に対するプライマーの接着力はすぐれてい
ると見做される。
上記のテープ−引張試験を下記の各種のゾル−ゲル/
コロナ下塗フィルムに適用した。すべての場合、天然ゴ
ム接着剤をゾル−ゲル被覆に対して剥がした。
コロナ下塗フィルムに適用した。すべての場合、天然ゴ
ム接着剤をゾル−ゲル被覆に対して剥がした。
実施例4 常温シール(アクリロニトリル/ブタジエン) 接着剤: 接着力を次の方法によって試験した:下塗フィルム表
面をブタジエン/アクリロニトリル常温シール接着剤を
有する陽極酸化アルミニウム板と接触させておき、2kg
ローラーを6回転がし、そして、室温条件に24時間置い
た。次いで、フィルムの自由端をそれ自体上に180°で
2重に折返し、約230cm/分で剥がした。接着層破壊を生
ずる力をkg/cmで測定した。
面をブタジエン/アクリロニトリル常温シール接着剤を
有する陽極酸化アルミニウム板と接触させておき、2kg
ローラーを6回転がし、そして、室温条件に24時間置い
た。次いで、フィルムの自由端をそれ自体上に180°で
2重に折返し、約230cm/分で剥がした。接着層破壊を生
ずる力をkg/cmで測定した。
常温シール接着剤に対する試験方法は上記の方法を使
用した。ゾル−ゲル/コロナを未処理フィルム、コロナ
処理単独、およびゾル−ゲル単独と比較した。破断力は
kg/cmである。
用した。ゾル−ゲル/コロナを未処理フィルム、コロナ
処理単独、およびゾル−ゲル単独と比較した。破断力は
kg/cmである。
上記の結果は、フィルム支持体の範囲および接着剤の
種類にわたってゾル−ゲル/コロナ処理は接着剤用の機
能的プライマーとなることを示している。この有用性は
その高表面積および微小孔構造に由来する点で慣用のプ
ライマーとは異なる。これはまた、水性媒質から適用さ
れるからこの点でも慣用プライマーとは異なる。さら
に、これはラテックスの接着力および破壊適性を増進さ
せる水性接着剤ラテックスの使用が特に可能である。
種類にわたってゾル−ゲル/コロナ処理は接着剤用の機
能的プライマーとなることを示している。この有用性は
その高表面積および微小孔構造に由来する点で慣用のプ
ライマーとは異なる。これはまた、水性媒質から適用さ
れるからこの点でも慣用プライマーとは異なる。さら
に、これはラテックスの接着力および破壊適性を増進さ
せる水性接着剤ラテックスの使用が特に可能である。
フロントページの続き (72)発明者 スチュワート ヘンリイ コーン アメリカ合衆国ミネソタ州 セント ポ ール,3エム センター(番地なし) (56)参考文献 米国特許4196254(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09J 7/00 - 7/02
Claims (10)
- 【請求項1】少なくとも一表面上に下塗層および該下塗
層に接着している感圧性または常温シール性の接着剤層
を有する支持体から成る感圧性または常温シール性接着
要素であって、該下塗層が接着促進用としての有効量の
二官能性シランを含有する無機粒子の連続的ゲル化網状
構造から成ることを特徴とする前記の要素。 - 【請求項2】前記の支持体が、有機ポリマーフィルムま
たはシートから成る請求項1の要素。 - 【請求項3】前記の無機粒子が、無機酸化物粒子から成
る請求項2の要素。 - 【請求項4】前記の無機酸化物粒子のゲル化網状構造
が、30〜1.000nmの平均厚さを有する層から成る請求項
3の要素。 - 【請求項5】前記の無機酸化物粒子が、シリカ、チタニ
ア、酸化錫およびこれらの混合物から成る部類から選ば
れる請求項1〜4の任意の1項の要素。 - 【請求項6】前記の二官能性シランが、式: (Q)n−R−Si(OR1)3 (式中、R1はアルキルまたはアリールであり、 Rはn+1外部原子価を有する有機基であり、 nは1または2であり、そして Qはゼラチン硬化剤、ゼラチン、有機ポリマー上のカル
ボキシル基またはヒドロキシル基と反応性部分である) によって表わされる請求項5の要素。 - 【請求項7】前記の二官能性シランが、式 (Q)n−R−Si(OR1)3 (式中、R1はアルキルまたはアリールであり、 Rはn+1外部原子価を有する有機基であり、 nは1または2であり、そして Qはゼラチン硬化剤、ゼラチン、有機ポリマー上のカル
ボキシル基またはヒドロキシル基と反応性部分である) によって表わされる請求項4の要素。 - 【請求項8】R1が1〜4個の炭素原子を有するアルキル
であり、Rが炭素原子10個までのアルキレン、アリーレ
ン、アルカリーレンおよびアラルキレンから成る群から
選ばれる架橋部分であり、 nは1であり、そして Qはアミノまたはエポキシ である請求項6の要素。 - 【請求項9】R1が1〜4個の炭素原子のアルキルであ
り、Rが炭素原子10個までのアルキレン、アリーレン、
アルカリーレンおよびアラルキレンから成る群から選ば
れる架橋部分であり、 nは1、そして Qはアミノまたはエポキシ である請求項7の要素。 - 【請求項10】前記の支持体の前記の表面が、酸素含有
部分を上に有する請求項1〜4の任意の1項の要素。
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