JPH04202579A - 両面粘着テープ - Google Patents

両面粘着テープ

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JPH04202579A
JPH04202579A JP33840790A JP33840790A JPH04202579A JP H04202579 A JPH04202579 A JP H04202579A JP 33840790 A JP33840790 A JP 33840790A JP 33840790 A JP33840790 A JP 33840790A JP H04202579 A JPH04202579 A JP H04202579A
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JP
Japan
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adhesive
double
crosslinking agent
intermediate layer
sided
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Pending
Application number
JP33840790A
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English (en)
Inventor
Motoi Nagano
長野 基
Hirokazu Maruyama
博和 丸山
Hisao Naka
仲 久夫
Tomoyasu Izugami
朋保 井津上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、家庭用、工業用および医療用に用いられる両
面粘着テープに関する。特に、中間層と粘着剤層との密
着性に優れた、両面粘着テープに関する。
(従来の技術) 一般に、両面粘着テープは、以下のようにして作製され
る。まず、溶剤系粘着剤や水系粘着剤を離型紙に塗工し
て、乾燥した後、この離型紙をセルロース系不織布など
の中間層(基材)の片面に密着させて粘着剤を転写する
。さらに、同様にして離型紙に塗工した別の粘着剤を中
間層の他面に転写して両面粘着テープが得られる。
このような両面テープでは、一般に、不織布などの中間
層と粘着剤層との密着性が悪(、中間層から粘着剤が剥
離しやすいという問題点がある。
中間層と粘着剤との密着性を確保する手段として、粘着
剤に架橋速度の遅い架橋剤を用いたり、架橋密度の低い
粘着剤を用いる方法が実施されている。
例えば、粘着剤に架橋速度の遅いインシアネート系架橋
剤を用い、粘着剤の架橋密度が低い時点で中間層に粘着
剤層を密着させ、時間をかけて架橋反応を進行させるこ
とによって中間層と粘着剤とを充分に密着させる方法が
用いられている。しかし、この方法では、架橋反応のた
めの養生時間として1週間近くの在庫期間が必要となる
。さらに、インシアネート系架橋剤が水分の影響を受け
やすいため、得られる粘着剤層の粘着物性にばらつきが
生じるという問題もある。架橋剤として、架橋速度が速
い金属系架橋剤やアジリジン系架橋剤を用いると、養生
時間が短く、安定した粘着物性の粘着剤が得られるが、
粘着剤層を転写する時点で既に架橋反応がほぼ完了して
いるため、中間層と粘着剤層との密着性が低く、粘着剤
層が剥離しやすくなる。そのため、このような架橋剤は
両面粘着テープの粘着剤にほとんど用いられていない。
架橋剤を使用しない1液型の水系粘着剤を用いる場合に
は、中間層と粘着剤層との密着性を確保するために、架
橋密度が高くなり過ぎないよう低架橋密度に設計された
粘着剤が選定される。しかし、このような低架橋密度の
粘着剤は凝集力や耐熱性が低いため、得られる両−面テ
ープは粘着物性が劣る。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記問題点を解決するものであり、その目的
とするところは、中間層と粘着剤層との密着性の高い両
面粘着テープを提供することにある。特に、中間層が、
高架橋密度の粘着剤層とも良好な密着性を示す両面粘着
テープを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の両面粘着テープは、セルロース系のテープ状も
しくはシート状の中間層と、該中間層の両面に積層され
た2つの粘着剤層とを有し、該中間層の両面に、多官能
性架橋剤が付与され、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
好ましい実施態様では、前記多官能性架橋剤は、エポキ
シ系架橋剤、メラミン系架橋剤、エポキシ基を有するシ
ランカップリング剤、およびインシアネート系架橋剤で
なる群から選択される。
本発明の両面粘着テープの中間層としては、表面に水酸
基が存在する、セルロース系樹脂、もしくは水酸基を有
する他の樹脂製のテープ状もしくはシート状の材料が用
いられる。例えば、パルプ、ビニロン、レーヨンなどか
らなる織布または不織布、および和紙などが使用可能で
ある。
粘着剤層に用いられる粘着剤としては、各種のゴムやア
クリル樹脂をベースとした公知の粘着剤が用いられ得る
。粘着剤は、溶剤系粘着剤および水系粘着剤のいずれも
が用いられ得る。粘着剤には、粘着物性を改善するため
に所望の架橋剤が添加され得る。このような架橋剤とし
ては、両面粘着テープに一般的に使用されているインシ
アネート系架橋剤の他に、金属系架橋剤、アジリジン系
架橋剤も用いられ得る。1液型の水系粘着剤では、架橋
剤を用いずに単量体の種類や重合条件などにより粘着物
性が調節される。本発明の両面粘着テープでは、凝集力
や耐熱性に優れた、架橋密度の高い1液型水系粘着剤も
用いられ得る。
本発明の両面粘着テープでは、中間層に粘着剤層が積層
される前に中間層に多官能性の架橋剤が付与される。多
官能性架橋剤としては、エポキシ系架橋剤、メラミン系
架橋剤、エポキシ基を有するシランカップリング剤、お
よびインシアネート系架橋剤のいずれかが用いられる。
エポキシ系架橋剤としては、ソルビトールポリグリシジ
ルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル
などの脂肪族系エポキシ架橋剤;およびノボラック型、
ビスフェノールA型、ビスフェノールF型などの芳香族
系エポキシ架橋剤のいずれもが用いられ得る。
メラミン系架橋剤としては、メラミン、トリメチロール
メラミン、ベンゾグアナミン、メチル化メラミン、ブチ
ル化メラミン、メチロール化ベンゾグアナミン、アセト
グアナミンなどが挙げられる。
エポキシ基を有するシランカップリング剤としては、γ
−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン、β−(3
□4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシ
ランなどが用いられる。
インシアネート系架橋剤としては、トリレンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジフェニル
メタンジイソシアネート、インポロンジイソシアネート
、およびそれらの誘導体などの、1分子中に2個以上の
イソシアネート基を有する化合物が用いられる。さらに
、ブロックイソシアネート化合物も使用可能である。
本発明の両面粘着テープは、以下のようにして作製され
る。まず、上記中間層となるシート状の材料の表面を上
記多官能性架橋剤で処理する。例えば、多官能性架橋剤
を水溶液または適当な溶剤の溶液とし、この溶液にシー
ト状材料を浸漬したり、あるいはこれらの溶液を霧状に
シート状材料に噴霧し、その後乾燥させる。このように
して中間層に付着される架橋剤の量は、1m2当り、0
.01〜1gであることが好ましい。架橋剤が0.01
g未満であると中間層と粘着剤層との密着性が充分に改
良されず、1gを超えると粘着剤層の粘着力などの粘着
物性が低下する。次に、この架橋剤で処理した中間層の
両面に通常の転写法を用いて粘着剤層を積層する。具体
的には、上記の溶剤系粘着剤や水系粘着剤を離型紙に塗
工し、乾燥後、粘着剤面を中間層の片面に密着させて、
第1の粘着剤層を中間層に転写する。次いで、同じよう
に粘着剤を塗工した離型紙の粘着剤面を中間層の他面に
密着させて、第2の粘着剤層を中間層に転写する。
このようにして作製された本発明の両面粘着テープは、
中間層に多官能性架橋剤が付与されているため、中間層
と粘着剤層との密着性が良好である。これは、架橋剤が
、中間層に用いられているセルロース系材料の水酸基と
反応し、かつ粘着剤層のカルボキシル基や水酸基などの
官能基と反応して結合するため、つまり、該架橋剤がバ
インダーとして働くためと考えられる。したがって、本
発明の両面粘着テープでは、粘着剤層に、架橋速度の速
い金属系架橋剤やアジリジン系架橋剤を用いて、中間層
に粘着剤層を転写する時点で粘着剤層が完全に架橋して
いる場合にも、中間層と粘着剤層との良好な密着性が得
られる。そのため、得られる両面粘着テープは、長時間
の養生期間を必要とせず、粘着特性も安定している。さ
らに、架橋度の高い1液型の水系粘着剤を用いた場合に
も粘着剤層と中間層との密着性が良好であり、凝集力や
耐熱性に優れた両面粘着テープを得ることができる。
(実施例) 本発明を以下の実施例につき説明する。
実施例および比較例で得られた両面粘着テープは以下の
方法で評価された。
[中間層と粘着剤層との密着性] 一方の粘着面を25μm厚のPETフィルムでバッキン
グした20mm幅の両面粘着テープを試験片とし、他方
の粘着面についてJIS−Z−0237の方法に準じて
、80°Cにおける保持力を測定する。但し、接着面積
は20X 20mm2とし、荷重は1kgとする。評価
結果を以下の3つのランクに分けて表2に示す。
○ : 1時間後に剥離が観測されなかった。
△ : 1時間以内におもりは落下したが、中間層と粘
着剤層との剥離は認められなかった。
× : 中間層と粘着剤層とが剥離して1時間以内にお
もりが落下し゛た。
[粘着剤の凝集カコ 一方の粘着面を25μm厚のPETフィルムでバッキン
グした25mm幅の両面粘着テープを試験片とし、他方
の粘着面についてJIS−Z−0237の方法に準じて
、40°Cにおける保持力を測定する。但し、接着面積
は25x 25++m”とし、荷重をIkgとし、1時
間放置した後、両面テープの剥離した長さを測定する。
実1」−一 セルロース系の不織布(日本紙業■製SPC原紙)をグ
リセロールポリグリシジルエーテル(ナガセ化成工業製
デナコールEX−313)の酢酸エチル溶液に浸漬し、
その後乾燥して、O,1g7m2のグリセロールポリグ
リシジルエーテルを不織布に付着させた。離型紙の片面
に、乾燥後の粘着剤の量が50g/m 2となるように
アクリル系の1液型水系粘着剤(積木化学工業■製ニス
ダイン7110)を塗工し、110°Cで4分間乾燥さ
せた。この離型紙の粘着剤面を上記の不織布の片面に積
層して1 kg/cmの圧力で定着させた。このように
して、粘着剤を不織布に転写した。同様にして不織布の
他面にも同じ粘着剤を用いた粘着剤層を形成した。得ら
れた両面粘着テープを、20°C1相対湿度65%の条
件下で1日放置した。このようにして得られた両面粘着
テープの特性を、以下の実施例2〜24および比較例1
〜9の結果と共に表2に示す。
L籠五主二主工 粘着剤および多官能性架橋剤として表1に示す化合物を
用いたこと以外は、実施例1と同様にして両面粘着テー
プを調製した。粘着剤には必要に応じて、表1に示す架
橋剤を添加した。
塩圀五工二± 粘着剤として表1に示す化合物を用い、不織布に多官能
性架橋剤を付与しなかったこと以外は、実施例1と同様
にして両面粘着テープを調製した。
粘着剤には必要に応じて、表1に示す架橋剤を添加した
凰Δ匠1 まず、架橋度が10%のアクリル系1液型水系粘着剤を
以下のようにして調製した。アクリル酸2−エチルヘキ
シル65重量部、アクリル酸エチル34重量部、アクリ
ル酸1重量部、およびドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム0.7重量部を50重量部の水中に乳化させた。
この水性エマルジョンと、過硫酸アンモニウム0.3重
量部を水10重量部に溶解させた水溶液とを、あらかじ
め80°Cに設定した60重量部の水中に、攪拌しなが
ら5時間かけて滴下した。滴下後得られたエマルジョン
の温度を80°Cに保ってさらに2時間攪拌を続け、1
00メツシユの金網でエマルジョンを濾過し、アンモニ
ア水で、pHおよび粘度を調整して、固形分45%、粘
度5000cps、  pH8の水系のアクリル系粘着
剤を得た。この粘着剤を用い、不織布を多官能性架橋剤
で処理しなかったこと以外は実施例1と同様にして両面
粘着テープを調製した。
(以下余白) 表2 表2(続き) 表2(続き) 表2(続き) 表2(続き) (以下余白) (発明の効果) このように本発明の両面粘着テープは、中間層と粘着剤
層との密着性が良好であり、粘着剤層に、架橋速度の速
い金属系架橋剤やアジリジン系架橋剤を用いても、粘着
剤層が剥離することがない。
このように粘着剤層に架橋速度の速い架橋剤が使用でき
る、本発明の両面粘着テープは、長時間の養生期間を必
要とせず、粘着特性も安定している。
さらに、粘着剤層に架橋密度の高いl波型の水系粘着剤
を用いた場合にも粘着剤層と中間層との密着性が良好で
あり、凝集力や耐熱性に優れた両面粘着テープを得るこ
とができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、セルロース系のテープ状もしくはシート状の中間層
    と、該中間層の両面に積層された2つの粘着剤層とを有
    する両面粘着テープであって、該中間層の両面に、多官
    能性架橋剤が付与されている、 両面粘着テープ。
JP33840790A 1990-11-30 1990-11-30 両面粘着テープ Pending JPH04202579A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02200476A (ja) * 1988-12-05 1990-08-08 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 下塗層を有する感圧性または常温シール性接着要素

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02200476A (ja) * 1988-12-05 1990-08-08 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 下塗層を有する感圧性または常温シール性接着要素

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