JP2904722B2 - 綴体の製造方法 - Google Patents

綴体の製造方法

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JP2904722B2 JP8713995A JP8713995A JP2904722B2 JP 2904722 B2 JP2904722 B2 JP 2904722B2 JP 8713995 A JP8713995 A JP 8713995A JP 8713995 A JP8713995 A JP 8713995A JP 2904722 B2 JP2904722 B2 JP 2904722B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の透明な収納袋を
綴った綴体など、主として熱可塑性樹脂から成る収納袋
やシート状体を積層して熱可塑性樹脂から成る表紙の背
部内面に固着して成る綴体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多数の透明な収納袋を綴った綴体
20は、図7に示すように、横幅が各収納袋21の略2
倍の幅を有する多数の袋体22を積層してその中央部を
溶着部23にて表紙24の背部25内面に一体固着して
構成されている。
【0003】この綴体20は、図8(a)に示すよう
に、多数の熱可塑性樹脂から成る袋体22を揃えて積層
し、この袋体22の積層体の上に熱可塑性樹脂から成る
表紙24を、その背部が袋体22の中央部に位置するよ
うに配置し、表紙24の背部の外面を上方から押さえク
ランプ26にて押さえた状態で、図8(b)に示すよう
に、袋体22の積層体の中央部に超音波溶着機のホーン
27を下方から押し付けて超音波溶着機を作動させ、袋
体22の中央部と表紙24の背部内面を溶着している。
【0004】なお、特公平5−51475号公報には、
熱可塑性樹脂から成る表紙の背部内面と熱可塑性樹脂か
ら成る被綴じ体の重ね合わせ端面とを圧接させ、それら
の一方を0.5〜2mm程度の振幅、150〜300H
z程度の周波数で往復動させ、圧接面を摩擦発熱させて
溶着する方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図示し
た構成の綴体20では袋体22の中央部を溶着し、2つ
折りして収納袋21を構成しているので、折り返し溶着
部23のために表紙24の背部25の幅が収納袋21の
枚数に比して広くなり、コンパクト性に欠けるという問
題がある。また、積層した袋体22の中央部を溶着する
ので収納袋21、21間の任意の所望位置にインデック
シートなどを介装することができず、インデックスシー
トを介装するには所望位置の収納袋21に後で挿入する
必要があり、手間とコストがかかるという問題がある。
すなわち、インデックスシートが、紙などの場合は当然
全く溶着できず、袋体22に比して厚手の熱可塑性樹脂
シートから成る場合にもヒンジ部がないので2つ折りで
きないためである。また、袋体22の中央部を溶着して
収納袋21を形成するので、収納袋21のサイズや形態
が限られ、綴体20の品種が限定されてしまうという問
題がある。
【0006】一方、上記公報に開示された製造方法によ
れば、積層された収納袋等の端面を表紙の背部内面に溶
着するのでこれらの問題点は解消できるが、150〜3
00Hz程度の周波数の摺動摩擦によって発熱させて溶
着するので溶着するのに時間がかかって量産時の生産能
率に問題があり、また振幅が大きいために往復動作機構
が複雑になって装置がコスト高となる等の問題がある。
【0007】なお、特開昭62−216797号公報に
は、超音波ホーンなどの高周波振動体で表紙の背部外面
を押圧することにより溶着する方法が開示されている
が、上記公報(特公平5−51475号公報)において
溶着に時間がかかって電力消費が大きく、背部外面が溶
融したりするという問題点が指摘され、超音波溶着は適
用できないものとされている。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、コン
パクトで多様な綴体を低コストの装置にて能率的に製造
できる綴体の製造方法を提案することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、図中の参照符号を付して示すならば、請求
項1にあっては、熱可塑性樹脂から成る収納袋1やシー
ト状体を積層し、積層体2の一端面を熱可塑性樹脂から
成る表紙4の背部5内面に固着して成る綴体9の製造方
法であって、収納袋1やシート状体を溶着端面2aを形
成するようにそれらの一端を揃えて積層し、溶着端面2
aを僅かに突出させた状態で積層体2をクランプ3a、
3bで挟圧保持し、表紙4をその背部5内面が積層体2
の溶着端面2aに当接するように配置し、表紙4の背部
5の外面に超音波溶着機6のホーン7を押し付け、超音
波溶着機6を周波数14〜30KHz、出力1000W
以上、振幅40〜100μm、加圧力100〜250K
gf、発振時間0.3〜1.0secの溶着条件で作動
させ、なお且つ積層体2の溶着端面2aの両側縁部に予
め溶融部12を形成しておく構成を採用するものであ
る。
【0010】また、請求項2にあっては、超音波溶着機
6を15〜20KHz、出力2000W以上の溶着条件
で作動させる請求項1記載の構成を採用するものであ
る。
【0011】また、請求項3にあっては、積層体2の溶
着端面2aに適当間隔おきに浅い凹部10を形成してお
く請求項1記載の構成を採用するものである。
【0012】また、請求項4にあっては、熱可塑性樹脂
から成る収納袋1やシート状体を積層し、積層体2の一
端面を熱可塑性樹脂から成る表紙4の背部5内面に固着
して成る綴体9の製造方法であって、収納袋1やシート
状体を溶着端面2aを形成するようにそれらの一端を揃
えて積層し、溶着端面2aを僅かに突出させた状態で積
層体2をクランプ3a、3bで挟圧保持し、この際、積
層体挟持面の溶着端面2a側端縁部に溶着部整形凹部1
1を形成したクランプ3a、3bを用い、表紙4をその
背部5内面が積層体2の溶着端面2aに当接するように
配置し、表紙4の背部5の外面に超音波溶着機6のホー
ン7を押し付け、超音波溶着機6を周波数14〜30K
Hz、出力1000W以上、振幅40〜100μm、加
圧力100〜250Kgf、発振時間0.3〜1.0s
ecの溶着条件で作動させる構成を採用するものであ
る。
【0013】また、請求項5にあっては、積層体2の一
部又は全部を、溶着端面2aを形成する一端に熱可塑性
樹脂をコーティングした非熱可塑性樹脂から成る収納袋
1やシート状体を積層して形成する請求項4に記載の構
成を採用するものである。
【0014】
【作用】本発明の請求項1にあっては、収納袋1やシー
ト状体の積層体2の一端が表紙4の背部5内面に溶着さ
れた本と同様の構造の綴体9を超音波溶着にて効率的に
製造することができ、また積層体2の一端を背部5に溶
着しているので、中央部を溶着して2つ折りする場合に
比して背部5の幅を狭くできてコンパクトに構成でき、
また収納袋1やシート状体の端縁を溶着するので、少な
くとも端部が熱可塑性樹脂から成っていればインデック
スシート等の種々のシートを任意の位置に介装すること
ができるとともに多様なサイズや構造の収納袋やシート
状体にも適用でき、多様な品種の綴体9を効率的に製造
できる。
【0015】上記超音波溶着においては、収納袋1やシ
ート状体のサイズや枚数によって異なるが、周波数14
〜30KHz、出力1000W以上、振幅40〜100
μm、加圧力100〜250Kgf、発振時間0.3〜
1.0secの条件で溶着することによって、短時間で
確実に安定的に積層体2の溶着端面2aを背部5内面に
溶着することができる。すなわち、周波数が14KHz
より低いと収納袋1やシート状体の端縁を溶融させるだ
けの熱を発生させるのに振幅を大きくする必要があり、
そうすると衝撃が大きくなって表紙4の背部5両側のヒ
ンジ部等に亀裂が発生し、逆に周波数が30KHzより
高い場合には汎用性のある安価な超音波溶着機6では出
力の限界から振幅が小さくなって発熱量不足から所定の
時間内で溶着できず、長時間発振させることによって溶
着しようとすると生産効率が悪いだけでなく、安定した
溶着が不可能で溶着部8の信頼性が低下するのに対し
て、上記溶着条件で溶着することにより、安価な装置を
用いて効率的に製造することができる。
【0016】また請求項1にあっては、積層体2の溶着
端面2aの両側縁部に予め溶融部12を形成してあるた
め溶着時に溶融した樹脂の側方へのはみ出しを防止で
き、溶着部8の仕上がりを綺麗にできる。
【0017】請求項2にあっては、超音波溶着機6の溶
着条件を15〜20KHz、出力2000W以上とする
ことにより、短時間で信頼性の高い溶着を行なえる。
【0018】請求項3にあっては、積層体2の溶着端面
2aに適当間隔おきに浅い凹部10を形成しているの
で、溶着開始時の負荷の大きいときに接触面積が少なく
でき、小さな出力の超音波溶着機6を用いて効率的に溶
着することができる。
【0019】請求項4にあっては、クランプ3a、3b
の積層体挟持面の溶着端面2a側端縁部に溶着部整形凹
部11を形成するため、溶着部8の仕上がりを綺麗にで
きる。
【0020】請求項5にあっては、一端に熱可塑性樹脂
をコーティングしておけば、非熱可塑性樹脂から成る収
納袋1やシート状体も同様に溶着でき、また非熱可塑性
樹脂から成る種々のシートを任意の位置に介装すること
ができ、多様な品種の綴体の製造に適用できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を多数の透明な収納袋を綴った
綴体の製造に適用した一実施例について、図1、図2を
参照しながら説明する。
【0022】本実施例は、図1に示す製造工程によって
図2に示す綴体を製造するものである。図1において、
まず(a)に示すように、熱可塑性樹脂であるポリプロ
ピレンフィルムから成る収納袋1を20〜40枚程度そ
の一端を揃えて積層し、一側端が溶着端面2aとなる積
層体2を形成し、溶融に伴う沈み代に相当する0.5〜
1mm程度の微小寸法δだけ溶着端面2aを突出させた
状態でこの積層体2を一対のクランプ3a、3bにて挟
圧保持する。次に、(b)に示すように、適当な厚さの
ポリプロピレンシートから成る表紙4をその背部5の内
面が積層体2の溶着端面2aに当接するように配置す
る。4aは背部5の両側に形成されたヒンジ部である。
次いで、(c)に示すように、表紙4の背部5の外面に
超音波溶着機6のホーン7を押し付け、超音波溶着機を
周波数が14〜30KHz、好適には15〜20KH
z、出力が1000W以上、好適には2000W以上、
振幅が40〜100μm、加圧力が100〜250Kg
fの溶着条件で、0.3〜1.0sec作動させる。こ
のような溶着条件で超音波溶着を行なうことにより、
(d)に示すように、積層体2の溶着端面2aが表紙4
の背部5内面に溶着部8にて一体的に溶着される。な
お、ホーン7はチタンや超超ジュラルミンにて構成され
ており、ホーン7の背部5外面との接触面にはハードク
ロームメッキ処理が施され、傷の発生が防止されてい
る。
【0023】その後、超音波溶着機6のホーン7をクラ
ンプ3a、3bから離間する方向に退避移動させ、クラ
ンプ3a、3bを互いに離間させて挟圧保持を解除し
て、溶着された積層体2と表紙4を取り出すことによ
り、図2に示すように、表紙4の背部5内面に多数の収
納袋1の一端が溶着された綴体9が得られる。
【0024】以上の綴体9の製造方法によれば、収納袋
1の積層体2の一端が表紙4の背部5内面に溶着された
綴体9を超音波溶着にて短時間で効率的に、しかも確実
に安定的に製造することができる。
【0025】また、積層体2の一端を背部5に溶着して
いるので、従来例におけるように、中央部を溶着して2
つ折りする場合に比して背部5の幅を狭くできてコンパ
クトに構成できる。
【0026】具体例について、図3を参照して説明する
と、本実施例によれば20枚の収納袋1を有する綴体9
の場合は(a)に示すように背部5の幅寸法Aが10m
m、40枚の収納袋1を有する綴体9の場合は(b)に
示すように背部5の幅寸法Bが20mmとなる。一体的
に積層する収納袋1の枚数は40枚程度がファイルとし
ても製造上でも望ましいので、80枚の収納袋1を有す
る綴体9の場合は(c)に示すように40枚の積層体2
を2つ適当間隔あけて並列して背部5に溶着することに
よって製造され、そのときの背部5の幅寸法Cは40m
mとなる。さらに、120枚の収納袋1を有する綴体9
の場合は(d)に示すように40枚の積層体2を3つ適
当間隔あけて並列して背部5に溶着することによって製
造され、そのときの背部5の幅寸法Dは60mmとな
る。
【0027】これに対して、従来例では24枚の収納袋
21を有する綴体20の場合、(e)に示すように背部
25の幅寸法A’は16mm、44枚の収納袋21を有
する綴体20の場合、(f)に示すように背部25の幅
寸法B’は32mm、66枚の収納袋21を有する綴体
20の場合、(g)に示すように背部25の幅寸法C’
は47mmであり、本実施例によれば同等枚数の収納袋
1を有する綴体9の背部寸法を大幅に小さくでき、コン
パクト性に優れることが分かる。
【0028】さらに、図3の(c)や(d)に示すよう
に、表紙4の背部5に複数の積層体2を溶着する場合に
も、例えば積層体2をクランプしたステーションを並列
しておいて、表紙4を順次移動させて所定位置に溶着す
るようにすれば、簡単に自動化が可能となる。それに対
して、図3の(f)や(g)に示した従来例の場合には
袋体22を展開した状態で溶着する必要があるので複雑
な工程が必要になり、自動化が極めて困難であり、本実
施例により自動化に大きく寄与することができる。
【0029】以上の説明では透明のポリプロピレン製の
収納袋1のみを多数積層したものを表紙4の背部5内面
に溶着した綴体9について説明したが、収納袋1、1間
の適当な位置に適宜ポリプロピレン製のインデックスシ
ート等を介装して積層した場合にも同様に綴体9を製造
することができ、更に収納袋1に限らず多数のシート状
体を積層した綴体も同様に製造することができる。
【0030】更に、溶着端面2aを形成する一端にポリ
プロピレンをコーティングした紙などの非熱可塑性樹脂
から成る収納袋やシート状体を一部又は全部に用いて積
層体2を形成しても同様に綴体を製造することができ、
システムノート型ファイルや家庭用多機能ファイル、又
は本等の多様な形態・品種の綴体を製造することができ
る。
【0031】上記実施例では、積層体2の溶着端面2a
の全面が一平面のものを例示したが、図4に示すよう
に、積層体2の溶着端面2aに適当間隔おきに0.5〜
1mm程度の深さdの浅い凹部10を形成しておくこと
もできる。そうすると、負荷の大きい溶着開始時に接触
面積を小さくできるので、小さな出力の超音波溶着機6
を用いて効率的に溶着することができる。
【0032】また、図5(a)に示すように、クランプ
3a、3bの積層体挟持面の溶着端面2a側の端縁部に
溶着部整形凹部11を形成しておくこともできる。そう
すると、図5(b)に示すように、溶着部9の両側部が
溶着部整形凹部11にて整形されるので、溶着部9の仕
上がりを綺麗にできる。
【0033】また、図6に示すように、積層体2の溶着
端面2aの両側縁部に予めヒーター等にて溶融部12を
形成しておくことにより、溶融樹脂の側方へのはみ出し
を防止でき、溶着部9の仕上がりを綺麗にできる。
【0034】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、収納袋やシ
ート状体の積層体の一端が表紙の背部内面に溶着された
本と同様の構造の綴体を超音波溶着にて効率的にかつ再
現性良く製造することができ、また短時間で溶着できる
ので消費電力も少なくて済み、また積層体の一端を背部
に溶着しているので、中央部を溶着して2つ折りする場
合に比して背部の幅を狭くできてコンパクトに構成で
き、また収納袋やシート状体の端縁を溶着するので、少
なくとも端部が熱可塑性樹脂から成っていればインデッ
クスシート等の種々のシートを任意の位置に介装するこ
とができるとともに多様なサイズや構造の収納袋やシー
ト状体にも適用でき、多様な品種の綴体を効率的に製造
できる。
【0035】また請求項1によれば、積層体の溶着端面
の両側縁部に予め溶着部を形成してあるため溶融した樹
脂の側方へのはみ出しを防止でき、溶着部の仕上がりを
綺麗にできる。
【0036】請求項2によれば、超音波溶着機の溶着条
件を15〜20KHz、出力2000W以上とすること
により、短時間で信頼性の高い溶着を行なえる。
【0037】請求項3によれば、積層体の溶着端面に適
当間隔おきに浅い凹部を形成しているので、溶着開始時
の負荷の大きいときに接触面積が少なくでき、小さな出
力の超音波溶着機を用いて効率的に溶着することができ
る。
【0038】請求項4によれば、クランプの積層体挟持
面の溶着端面側端縁部に溶着部整形凹部を形成するた
め、溶着部の仕上がりを綺麗にできる。
【0039】請求項5によれば、一端に熱可塑性樹脂を
コーティングしておけば、非熱可塑性樹脂から成る収納
袋やシート状体も同様に溶着でき、非熱可塑性樹脂から
成る種々のシートを任意の位置に介装することができ、
多様な品種の綴体の製造に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の綴体の製造方法における一実施例の製
造工程の説明図である。
【図2】同実施例の綴体の断面図である。
【図3】同実施例の綴体と従来例の綴体における背部幅
の比較説明図である。
【図4】他の実施例の積層体の斜視図である。
【図5】別の実施例を示し、(a)は溶着工程の正面
図、(b)は溶着状態の正面図である。
【図6】更に別の実施例の積層体の斜視図である。
【図7】従来例の綴体を示し、(a)は開いた状態の正
面図、(b)は閉じた状態の断面図である。
【図8】同従来例の綴体の製造工程の説明図である。
【符号の説明】
1 収納袋 2 積層体 2a 溶着端面 3a クランプ 3b クランプ 4 表紙 5 背部 6 超音波溶着機 7 ホーン 9 綴体 10 凹部 11 溶着部整形凹部 12 溶融部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B42B 5/00 B42C 11/06 B42B 5/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂から成る収納袋やシート状
    体を積層し、積層体の一端面を熱可塑性樹脂から成る表
    紙の背部内面に固着して成る綴体の製造方法であって、
    収納袋やシート状体を溶着端面を形成するようにそれら
    の一端を揃えて積層し、溶着端面を僅かに突出させた状
    態で積層体をクランプで挟圧保持し、表紙をその背部内
    面が積層体の溶着端面に当接するように配置し、表紙の
    背部の外面に超音波溶着機のホーンを押し付け、超音波
    溶着機を周波数14〜30KHz、出力1000W以
    上、振幅40〜100μm、加圧力100〜250Kg
    f、発振時間0.3〜1.0secの溶着条件で作動さ
    、なお且つ積層体の溶着端面の両側縁部に予め溶融部
    を形成しておくことを特徴とする綴体の製造方法。
  2. 【請求項2】 超音波溶着機を、15〜20KHz、出
    力2000W以上の溶着条件で作動させることを特徴と
    する請求項1記載の綴体の製造方法。
  3. 【請求項3】 積層体の溶着端面に適当間隔おきに浅い
    凹部を形成しておくことを特徴とする請求項1記載の綴
    体の製造方法。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂から成る収納袋やシート状
    体を積層し、積層体の一端面を熱可塑性樹脂から成る表
    紙の背部内面に固着して成る綴体の製造方法であって、
    収納袋やシート状体を溶着端面を形成するようにそれら
    の一端を揃えて積層し、溶着端面を僅かに突出させた状
    態で積層体をクランプで挟圧保持し、この際、積層体挟
    持面の溶着端面側端縁部に溶着部整形凹部を形成したク
    ランプを用い、表紙をその背部内面が積層体の溶着端面
    に当接するように配置し、表紙の背部の外面に超音波溶
    着機のホーンを押し付け、超音波溶着機を周波数14〜
    30KHz、出力1000W以上、振幅40〜100μ
    m、加圧力100〜250Kgf、発振時間0.3〜
    1.0secの溶着条件で作動させることを特徴とする
    綴体の製造方法。
  5. 【請求項5】 積層体の一部又は全部を、溶着端面を形
    成する一端に熱可塑性樹脂をコーティングした非熱可塑
    性樹脂から成る収納袋やシート状体を積層して形成する
    ことを特徴とする請求項4記載の綴体の製造方法。
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