JP5560983B2 - 冊子製造装置および冊子製造方法 - Google Patents
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Description
図1に示すように、冊子10は、多数の紙材2を接着してなる積層体1と、この積層体1を覆うとともに、一側表紙11、他側表紙12および背表紙18を有するカバー紙19と、を備えている。このうち一側表紙11は、積層体の一側の面(一面)1cに接着されており、一方、他側表紙12は、積層体の他側の面(他面)1dに接着されている。ここで、積層体1は、図1に示す各紙材2の背側端部2bを各々接着することにより構成されている。また、一側表紙11および積層体1は、互いにその背側端部11b,1bが接着されている。同様に、他側表紙12および積層体1は、互いにその背側端部12b,1bが接着されている。
次に図2(a)(b)を参照して、紙材2および各表紙11,12,18の層構成について説明する。図2(a)は、紙材2の層構成を示す断面図であり、図2(b)は、各表紙11,12,18の層構成を示す断面図である。
このようにして紙材2を構成することにより、サーマルヘッドを用いた感熱昇華転写を用いて、紙材2に写真を高画質で印刷することが可能となる。また後述するように、紙材2の樹脂層7は、隣接する紙材2間を接着するための層としても機能する。
なお各表紙11,12,18においては、図2(a)に示す紙材2の場合と同様に、紙基材13の両側(内面11c,12c,18c側および外面11d,12d,18d側)の各々に樹脂層17が設けられていてもよい。
次に図3を参照して、冊子10の構造についてより詳細に説明する。図3は、図1に示す冊子10のIII−III線に沿った断面を示す図である。
次に、図4(a)(b)および図5(a)(b)(c)を参照して、上述の冊子10を製造するための冊子製造装置30について説明する。
次に図4(a)(b)を参照して、冊子製造装置30の背面用ヒータ23についてより詳細に説明する。図4(a)は、背面用ヒータ23を拡大して示す図であり、図4(b)は、背面用ヒータ23から背表紙18に印加される押圧力の分布を示す図である。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について、図5(a)〜(c)を参照して説明する。ここでは、紙材2および各表紙11,12を熱プレスにより接着し、これによって冊子10を製造する方法について説明する。
なお図5(a)に示すように、背面用ヒータ23の近傍には、一側表紙11を加熱しながら押圧する熱プレス機32aと、他側表紙12を加熱しながら押圧する熱プレス機32bとが配置されている。
また、各紙材2の樹脂層7とともに、一側表紙11の樹脂層17および他側表紙12の樹脂層17がその背側端部11b,12b近傍において溶融される。このことにより、紙材2と一側表紙11との間、および紙材2と他側表紙12との間が溶着部20を介して接着される。
このようにして、隣接する紙材2間、一側表紙11と紙材2との間、および他側表紙12と紙材2との間が熱融着された冊子10を得ることができる。
また、熱プレス機32a,32bが各表紙11,12および積層体1に及ぼす荷重が特に限られることはなく、樹脂層7,17の特性、紙材2の数量などに応じて適宜設定される。例えば、熱プレス機32a,32bは、50N〜100Nの荷重で各表紙11,12および積層体1を挟持する。なお、熱プレス機32a,32bの先端厚みは例えば2〜5mmとなっている。
なお本実施の形態において、各紙材2間、積層体1と一側表紙11との間、および、積層体1と他側表紙12との間が、樹脂層7の熱融着により同時に接着される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図6(a)〜(d)に示すように、はじめに、各紙材2間を樹脂層7の熱融着により接着し、これによって積層体1を形成し、次に、積層体1と一側表紙11との間、および、積層体1と他側表紙12との間を、樹脂層7の熱融着により接着してもよい。
また本実施の形態において、背面用ヒータ23が、背表紙側表面24aに1つの凹部24bが形成された加熱体24からなる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、背面用ヒータ23を、背表紙側表面24aに複数の凹部24bが形成された加熱体24から構成してもよい。以下、図7(a)(b)を参照して、背表紙側表面24aに複数の凹部24bが形成されている例について説明する。
1b 積層体の背側端部
1c 積層体の一面
1d 積層体の他面
1e 積層体の背面
2 紙材
2b 紙材の背側端部
2c 紙材の一面
2d 紙材の他面
2e 紙材の画像領域
2f 紙材のとじしろ領域
3 基材層
4 プライマー層
5 受容層
6 保護層
7 樹脂層
10 冊子
11 一側表紙
11b 一側表紙の背側端部
11c 一側表紙の内面
11d 一側表紙の外面
12 他側表紙
12b 他側表紙の背側端部
12c 他側表紙の内面
12d 他側表紙の外面
13 基材層
14 プライマー層
15 受容層
16 保護層
17 樹脂層
18 背表紙
19 カバー紙
20 溶着部
23 背面用ヒータ
24 加熱体
24a 背表紙側表面
24b 凹部
25 伝熱部材
26 伝熱部材
30 冊子製造装置
31a,31b クランパ
32a,32b 熱プレス機
Claims (4)
- 両面に樹脂層を有する多数の紙材からなる積層体と、この積層体を覆うとともに、一側表紙、他側表紙および背表紙を有するカバー紙とを有する冊子を製造する冊子製造装置において、
両面に樹脂層を有する多数の紙材からなる積層体を一面側および他面側から挟持する一対のクランパと、
積層体の背面およびカバー紙の背表紙を支持するとともに加熱する背面用ヒータと、
カバー紙の一側表紙および他側表紙における背側端部を積層体に対して熱プレスして、カバー紙の一側表紙および他側表紙を積層体の一面および他面に熱融着させる一対の熱プレス機と、を備え、
前記背面用ヒータの背表紙側の表面に、少なくとも1つの凹部が形成されていることを特徴とする冊子製造装置。 - 背面用ヒータのうち前記背表紙の中央部分に対応する箇所における凹部の深さは、背面用ヒータのうち前記背表紙の端部分に対応する箇所における凹部の深さよりも大きくなっていることを特徴とする請求項1に記載の冊子製造装置。
- 前記背面用ヒータの少なくとも1つの凹部は、背面用ヒータの背表紙側の表面に形成された複数の凹部からなり、
背面用ヒータのうち前記背表紙の中央部分に対応する箇所における凹部の占有率は、背面用ヒータのうち前記背表紙の端部分に対応する箇所における凹部の占有率よりも大きくなっていることを特徴とする請求項1に記載の冊子製造装置。 - 両面に樹脂層を有する多数の紙材からなる積層体と、この積層体を覆うとともに、一側表紙、他側表紙および背表紙を有するカバー紙とを有する冊子を製造する冊子製造方法において、
積層体の背面およびカバー紙の背表紙を支持する背面用ヒータを準備する工程と、
背面用ヒータ上にカバー紙および積層体を順に載置する工程と、
カバー紙の一側表紙および他側表紙における背側端部を積層体に対して熱プレスして、カバー紙の一側表紙および他側表紙を積層体の一面および他面に熱融着させる熱融着工程と、を備え、
前記熱融着工程の際、前記背面用ヒータから前記背表紙に印加される押圧力が、背表紙の端部分から中央部分に向かうにつれて小さくなり、これによって、背表紙の中央部分には前記背面用ヒータが接触しないよう、背面用ヒータにより背表紙が支持されることを特徴とする冊子製造方法。
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