JP2904627B2 - ガスコンロ - Google Patents

ガスコンロ

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JP2904627B2
JP2904627B2 JP32165491A JP32165491A JP2904627B2 JP 2904627 B2 JP2904627 B2 JP 2904627B2 JP 32165491 A JP32165491 A JP 32165491A JP 32165491 A JP32165491 A JP 32165491A JP 2904627 B2 JP2904627 B2 JP 2904627B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天板に煮こぼれによる
焦げつきが生じないガスコンロに関する。
【0002】
【従来の技術】ガスコンロの場合、煮こぼれにより天板
に焦げつきがついたときに、これをいくら拭いても簡単
には落ちないという問題がある。
【0003】そこで、この煮こぼれを天板に止めること
なく、直ちに汁受け皿に流下させてしまう目的のため
に、天板の開口部に下り傾斜をつけたり、天板の開口部
の径をガスバーナの径よりも小さく設定して、煮こぼれ
がガスバーナに直接かからないようにする提案がある
(特開昭62−102031、同62−206324、
同62−272028公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公知例に
おいては次のような欠点がある。
【0005】a.天板の開口部に下り傾斜をつけても、
天板がガスバーナで高温に加熱されているため、煮こぼ
れた汁は直ぐに焦げつき、量が多いときにのみ汁受け皿
に流下するにすぎない。このため、焦げつきは解消でき
ない。
【0006】b.天板の開口部をガスバーナよりも小径
に形成した場合、煮こぼれが直接ガスバーナにかかるこ
とはないが、ガスバーナの火炎で開口部が異常に加熱さ
れ、煮こぼれがあると更に焦げつきが発生しやすい。
【0007】c.天板が開口部において下向きに形成さ
れているため、天板の下に高温空気がよどんで天板の外
に逃れにくく、天板の裏全体が加熱されてしまう。
【0008】本発明の目的は、天板が加熱されないガス
コンロを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガスコンロ
の構成は次のとおりである。
【0010】炎孔を内側に設けて成るリング状のガスバ
ーナの上方に、開口部の径を前記ガスバーナの中央孔と
略同一か、これより若干大径に設定した天板を設けると
共に、前記天板とガスバーナとの間に夫々間隔をあけて
整流板を取り付け、且つこの整流板の中央に前記天板の
開口部の径よりも小さい径に設定した開口を設けると共
に、外径から前記開口に向かって昇り傾斜面を形成する
ことにより、天板と整流板との間に空冷用の上昇気流発
生流路を形成して成るガスコンロにおいて、前記天板の
開口部の縁にり傾斜面を形成すると共に、この傾斜面
に続く整流板の開口縁を垂直方向に立ち上げてこの先
端の高さを前記天板の開口部縁の高さよりも上位に位
置させたことを特徴とするガスコンロ。
【0011】
【作用】調理に際しては、天板の上に五徳が載せられ、
この五徳の上に鍋がかけられる。ガスバーナに着火する
と、この火炎は炎孔が内側を向いているため、一旦内側
に出、その後に上昇して整流板の開口を経由して鍋の底
を加熱し、鍋底に沿って四方に拡散したのち、排気され
る。この燃焼加熱に際して、整流板によって形成された
上昇気流発生流路内には、整流板の加熱に基づくドラフ
トと、この上昇気流発生流路の出口に形成される前記火
炎の上昇に伴う負圧の作用により、ドラフトすなわち上
昇気流が発生し、この上昇気流は外から新鮮な冷たい空
気を導入し、天板とガスバーナ間に空気流による遮熱空
間を形成して天板を空冷する。この結果、天板の温度は
焦げつき温度以下に維持される。又、横風による火炎の
ゆらぎは整流板の開口縁が天板の開口部縁より高いた
め、この縁で阻止され、天板側の開口部縁を直接加熱す
ることはない。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係るガスコンロの実施例にし
て、1はリング状のガスバーナ、2は内側に向けて形成
された炎孔、3は消火監視器、4はノズルである。 5
は中央に前記ガスバーナ1の中央孔1′よりも小径の開
口6を形成し、この開口6の縁6′に向かって上向きの
傾斜面7を形成し更に縁6′を垂直方向に立ち上げた
整流板にして、この整流板5の裏面には所々にスペーサ
8が突出して形成されている。なお、整流板5には中心
から放射状に延びる波形を形成してもよい。又、整流板
5を断熱材で形成すると更に効果的である。
【0013】9はガスコンロの天板にして、全体的には
平滑で、その外周部よりやや内側の位置から落ち込み部
11が形成され、この落ち込み部11から開口部10の
縁10′に向かって上り傾斜面12が形成されている。
実施例において、落ち込み部11は、実施例の場合円形
であるが、その他の形状であってもよい。
【0014】なお、整流板5の開口6の縁6′の高さは
天板9の開口部10の縁10′の高さよりも図2に示す
ようにh分高い。
【0015】13はガスバーナ1と整流板5の裏面との
間に形成された下部上昇気流発生流路、14は整流板5
と天板9間に形成された上部上昇気流発生流路である。
【0016】図中15は五徳、16は点火用電極、17
は汁受カップ、18は鍋である。
【0017】調理に際しては、天板9の上に五徳15が
載せられ、この五徳15の上に鍋18がかけられる。ガ
スバーナ1に点火用電極16で着火すると、この火炎は
炎孔2が内側を向いているため、一旦内側に出、その後
に上昇して整流板5の開口6を経由して鍋18の底を加
熱し、鍋底に沿って四方に拡散したのち、排気される。
【0018】この燃焼加熱に際し、整流板5によって形
成された上、下上昇気流発生流路13、14内には、整
流板5の加熱に基づくドラフトと、この上昇気流発生流
路13、14の出口13′、14′に形成される前記火
炎の上昇に伴う負圧の作用により、ドラフトすなわち上
昇気流が発生し、この上昇気流は外から新鮮な冷たい空
気を導入し、天板9とガスバーナ1間に2つの空気流に
よる遮熱空間を形成して天板9を冷却する。この結果、
天板9の温度は焦げつき温度以下に維持される。なお、
整流板5が汚れた場合には、天板9を取り外すか、あら
かじめ形成しておいた整流板5の径よりも大径の離脱部
からとり出して拭きとる。但し、汚れが着いても、整流
板5の殆んどは天板9の裏に隠れているので、目立たな
い。又、横風による火炎のゆらぎは整流板5の開口6の
縁6′が天板9の開口部10の縁10′より高いため、
この縁6′で阻止され、天板9の開口部縁10′を直接
加熱することはない。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のように、ガスバーナと天
板の間に整流板を配置し、この整流板によって上昇気流
発生流路を天板の裏(下)に形成したので、次の如き効
果を奏する。
【0020】.整流板により天板の下(裏)に上昇気
流発生流路を形成したので、天板は空冷効果により過熱
が阻止される。
【0021】.上記a効果により、天板に煮こぼれ
があっても焦げつくまでにはいたらない。この結果、煮
こぼれ等により天板が汚れた際に布等で拭くだけで、簡
単に綺麗にできる。
【0022】.整流板に上向きの傾斜をつけたことに
より、冷却空気はスムーズに、大量に上昇気流発生流路
内に流入するので、空冷効果が大きい。
【0023】.上昇気流発生流路を経由して天板の下
方(コンロ内)の空気が排出されるので、天板全体及び
コンロの外装が過熱する心配がない。
【0024】.天板の開口部の上縁の高さよりも整流
板の開口の上縁の高さを高く設定したので、ガスバーナ
の火炎が横風であおられた際に、この火炎が天板の開口
部の上縁側になびくのを阻止し、開口部縁及びこの周
辺を直接加熱しない。
【0025】この結果、天板の開口部縁の過熱を効果的
に阻止することが出来る効果がある。
【0026】.整流板の開口を立ち上げたことによ
り、ガスバーナの火炎がガードされて横に逃れたりせ
ず、又、周囲から冷たい空気をとり込まないので、火炎
は鍋の底に集まる。この結果、熱の無駄がない。
【0027】.天板の開口部縁に上り傾斜面を形成し
たので、この天板の下(裏)に形成される上昇気流発生
流路を上向きに広く形成できる。この結果、よどみなく
大量の空気が流れて空冷効果が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガスコンロの分解斜視図。
【図2】本発明ガスコンロの断面図。
【符号の説明】
1 ガスバーナ 2 炎孔 3 消火監視器 4 ノズル 5 整流板 6 開口 7 傾斜面 8 スペーサ 9 天板 10 開口部 11 落ち込み部 12 傾斜面 13 下部上昇気流発生流路 14 上部上昇気流発生流路 15 五徳 16 点火用電極 17 汁受カップ 18 鍋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24C 3/02 F23D 14/06 F24C 15/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炎孔を内側に設けて成るリング状のガス
    バーナの上方に、開口部の径を前記ガスバーナの中央孔
    と略同一か、これより若干大径に設定した天板を設ける
    と共に、前記天板とガスバーナとの間に夫々間隔をあけ
    て整流板を取り付け、且つこの整流板の中央に前記天板
    の開口部の径よりも小さい径に設定した開口を設けると
    共に、外径から前記開口に向かって昇り傾斜面を形成す
    ることにより、天板と整流板との間に空冷用の上昇気流
    発生流路を形成して成るガスコンロにおいて、前記天板
    の開口部の縁にり傾斜面を形成すると共に、この傾斜
    面に続く整流板の開口縁を垂直方向に立ち上げてこの
    先端の高さを前記天板の開口部縁の高さよりも上位に
    位置させたことを特徴とするガスコンロ。
JP32165491A 1991-12-05 1991-12-05 ガスコンロ Expired - Fee Related JP2904627B2 (ja)

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