JP3351513B2 - ロースターにおける輻射加熱器具 - Google Patents

ロースターにおける輻射加熱器具

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JP3351513B2
JP3351513B2 JP27260398A JP27260398A JP3351513B2 JP 3351513 B2 JP3351513 B2 JP 3351513B2 JP 27260398 A JP27260398 A JP 27260398A JP 27260398 A JP27260398 A JP 27260398A JP 3351513 B2 JP3351513 B2 JP 3351513B2
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敏道 小原
信男 大竹
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般化しているブ
ンゼン式バーナーに代えて熱効率が向上した内部炎口バ
ーナーを採用したロースターにおける輻射加熱器具に関
する。
【0002】
【従来の技術】(従来のロースター1)従来、かかるロ
ースターにおける輻射加熱器具としては、実開昭59ー
148934号公報に見られる輻射熱ロースターが知ら
れている。この輻射熱ロースターは、バーナーの頂面板
を両側方傾斜した屋根状に形成してその全面に渉り多数
のガス孔を均一に分布せしめ、頂面板上方には所定間隔
を以って頂面板と同形状の輻射板を被着せしめ、該輻射
板全面に渉り凹部と斜下方に開口せしめたスリットを多
数均一に分布して形成し、又バーナーを収容せしめた箱
体の上端開口部には金網を渉設せしめた構造であった。
【0003】又、ロースターにおける輻射加熱器具とし
て、実公平1ー28737号公報に見られる焼物器用放
熱板も知られている。この焼物器用放熱板は、放熱板の
垂直断面形状を一方の高い片流れ形状に形成し、この放
熱板の下方寄り斜片の真下に、所定間隔を以って、バー
ナーから燃料ガスの燃焼によって生じた熱ガスを均等に
あたえられる様に配設してなる放熱板に於て、上記放熱
板に於ける斜片には、上方寄り斜片から下方寄り斜片に
凸面を帯状に突出させ、上記帯状凸面と溝が、斜片に所
定間隔を以って複数配設され、上記帯状凸面の上面と溝
の底面に熱ガスの通過孔を散設し、その熱ガス通過孔
は、その孔縁において、斜片上方寄りの周縁と下方寄り
の周縁とが垂直方向に重合する形状に形成してある構造
であった。
【0004】そして、上記2種類の輻射板(放熱板)に
よる加熱器具の構成は形状は相違するが、バーナーの上
方に設けた輻射板(放熱板)へのスリット(熱ガス通過
孔)の形成に際して、被焼物から滴下する汁やタレがバ
ーナーに落下到達しない様に、周縁重合のスリットを傾
斜開口せねばならず、輻射板のスリット形成構造が複雑
となったり、突起物の存在で洗浄が煩雑となり、或いは
怪我の原因となっていた。又、均一な輻射熱及び遠赤外
線を得るため、即ち輻射板を均一に加熱し赤熱させるた
めに、カバーの下面に指向するガスの噴出孔の設定が複
雑化したり、カバーを小面積化した多数のものを設置し
たり、バーナーの数を増加させたり、或いはスリットの
傾斜開口以外に均等化の部材を設置せねばならず、単純
化が困難であった。
【0005】(従来のロースター2)又、ロースターは
上述の様な輻射熱加熱式のものの他、セラミック炭(擬
似炭)を使用したものがあり、他方、焼肉の他、鍋物調
理も可能な特公平2ー33931号公報に見られる多目
的ロースターが知られている。この多目的ロースターは
ロストル(焼網)又は五徳の一方を選択することによ
り、焼肉又は鍋物調理が可能なものである。尚、多目的
ロースターを使用した焼肉時には、ロストルを使用する
と共に、加熱器具の一例として上記の様な輻射式加熱の
ものが使用される。
【0006】(最近のバーナー動向)上記3種類のロー
スターのバーナーは一般的なブンゼン式バーナーが採用
されている。かかるブンゼン式バーナーの基本構造は、
図7に示す様に、バーナー本体aの上面に多数のガス噴
出口b、b'…(炎口)が上方外向き(拡散方向)に配置
され、バーナー本体aに40〜70%の一次空気と共に
ガスが供給され、ガス噴出口b、b'…で60〜30%の
二次空気で燃焼される構造及び作用であった。かかる構
造のブンゼン式バーナーにあっては、ガス燃焼による火
炎c、c'…は拡散するため、鍋底の中央部を集中的に加
熱出来ず、火炎c、c'…の一部は鍋底に到達しないため
に、加熱効率が低い欠点を有したり、燃焼に必要十分な
空気量以上に空気が供給されてNOx発生率が高く、更
に、二次空気の必要性及びガス噴出口b、b'…の外向き
形成で燃焼空間の高さ広さを必要とする欠点を有してい
たため、図6に示す内部炎口バーナーが開発された。こ
の内部炎口バーナーの基本構造は、バーナー本体22の上
面に凹所24(炎口23)を設けると共に、該凹所24内の壁
面27に複数のガス噴出口28、28a …を穿設し、該ガス噴
出口28、28a …から理論燃焼空気量の±30%以内の空
気を混合した予混合ガスを噴出させ、火炎(炎口23)が
1ヶ所となるものである。
【0007】(最近の内部炎口バーナーを採用した時の
ロースターの問題点)そして、NOx低減、燃焼室簡易
化が可能な内部炎口バーナーを輻射加熱式ロースターに
採用すると、輻射板に到達する火炎は集中して小面積化
するために、輻射板の均一加熱、赤熱化が困難となる欠
点を有していた。尚、多目的ロースターにおいて、火炎
拡散型のブンゼン式バーナーに代えて火炎集中型の内部
炎口バーナーを採用することにより、鍋底の中央部に火
炎が集中的に到達して加熱効率を向上させることが出来
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、赤熱する輻
射板の構造を簡易にするロースターにおける輻射加熱器
具を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、滴下汁からバーナーを保護する輻射板は構造
複雑化する課題に鑑み、バーナーは、バーナー本体の上
面に炎口と成る凹所を設けると共に、該凹所に空気混合
ガスを噴出させる内部炎口バーナーと成し、バーナーの
炎口と略同一面積の輻射板の中央部を保護面と成すと共
に、中央部以外に多数の熱ガス通過孔を配設し、バーナ
ーと輻射板の中間に設けた保護板の中央部にバーナーの
炎口と略同一面積の炎通過孔を開口することによって、
バーナーからの火炎が到達する輻射板中央部の保護面又
は保護板で落下する汁やタレを受承してバーナーを保護
すると共に、輻射板に設ける熱ガス通過孔は板材に穿設
する簡易構造とする様にして、上記課題を解決する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。1はロースター本体であり、図1、
3の全体図及び図2の要部拡大図に示す様に、テーブル
2の略中央位置に上部が調理部3に開口し、下部が排気
部4に開口した外箱5を嵌合支持し、該外箱5の内部に
所定間隔の吸引流路6を外箱5との間に有する様にして
内箱7を支持金具8で取付けている。
【0011】上記外箱5と内箱7は共に円形状であり、
外箱5の外周上部をフランジ9を介してテーブル2に固
定している。又、外箱5と内箱7の一側に貫通させた上
下一対の連結筒を連結することにより、外箱5の外側と
内箱7の内側に連結開口した連結部10を形成している。
【0012】11は環状のトップリングであり、該トップ
リング11は、外箱5と内箱7間(吸引流路6)の上方開
口部を被冠閉塞する天板部と、内箱7の上方に設けた環
状段部の載置部12上方に位置させた垂直状の周壁13を、
一体形成している。そして、天板部の外周縁部を上記フ
ランジ9に設けた段差部に載上掛止し、又周壁13の全周
にわたり吸引流路6に連通する所定数の吸気孔14、14a
…を貫設している。
【0013】内箱7の内底部には、水が貯溜されるドレ
ンパン15を載置すると共に、内箱7の底部上にバーナー
受け16を配置し、該バーナー受け16上に従来技術及び図
6で説明すると共に、後述する内部炎口形式のバーナー
17の下部を載置している。そして、バーナー17の基端側
の混合管18は、外箱5と内箱7間の連結部10内に挿通さ
れ、その先端は、外箱5の外側に設けたガスを供給する
エゼクタノズル19及び点火装置20(並びに遠隔操作装置
20a )に連繋されている。尚、エゼクタノズル19からの
燃料ガスの噴出速度で周囲から一次空気を吸引し、予混
合を行って混合管18に理論燃焼空気量の±30%以内の
空気を混合した予混合ガスを供給している。
【0014】上述の構成中、内箱7、載置部12及びドレ
ンパン15等の関連は図示のものに限らない。図面に示す
実施例では、内箱7の上端を外側に折曲して水平環状の
載置部12を形成し、ドレンパン15の上端を外側に折曲し
て水平環状の載置部12を形成して、当該部を内箱7の載
置部12に載置し、ドレンパン15の上方部の載置部12上に
加熱調理用の金網(調理物載置具21)を載置している。
又、ドレンパン15の載置部12の外周を上方に折曲し、該
折曲部にトップリング11の周壁13を位置させている。
又、内箱7上方の載置部12上に加熱調理用の金網21を載
置しているが、金網21に代えてロストルと成したり、五
徳を選択載置して鍋加熱可能と成す(図示せず)。
【0015】又、バーナー17は図6に示す様に、バーナ
ー本体22の上面に炎口23となる凹所24を設ける一方、バ
ーナー17の上方に保護板25及びその上方に輻射板26を夫
々配置している。そして、バーナー17にあっては、凹所
24内の壁面27に複数のガス噴出口28、28a …を穿設し、
該ガス噴出口28、28a …から凹所24に予混合ガスを噴出
させる様に成している。
【0016】又、図2に示す様に、ドレンパン15の中央
部にバーナー本体22が配置可能と成る様に、ドレンパン
15をリング状と成すと共に中央部を立上げて支持部29を
構成し、該支持部29に保護板25及び輻射板26の基端部を
取付ている。
【0017】そして、バーナー17と輻射板26の中間に設
けた保護板25にあっては、その中央部にバーナー17の炎
口23と略同一面積の炎通過孔30を開口し、平面視ではリ
ング状と成している。尚、ドレンパン15の中央の支持部
29に周縁部を取付けた保護板25は、中央の炎通過孔30に
向けて上方傾斜させている。
【0018】又、図2、4、5に示す様に、ドレンパン
15の中央の支持部29に脚体31、31a…を上方指向で取付
けると共に、該脚体31、31a …の上部をリング体32と成
し、輻射板26の外周縁部に形成した着座部33をリング体
32の上端に載置している。そして、輻射板26の細部構成
にあっては、バーナー17の炎口23と略同一面積の輻射板
26の中央部を平坦な保護面34と成すと共に、中央部以外
の外周側に下方傾斜させた周辺部35に多数の熱ガス通過
孔36、36a …を放射状多数列状に配設している。又、輻
射板26の中央部以外の周辺部35に小幅で熱ガス通過孔3
6、36a …の非配設領域37、37a …を設定して、多数の
熱ガス通過孔36、36a …を複数群に分割すると共に、非
配設領域37、37a …において、板材を上方へ突出隆起さ
せて凸部38、38a …を形成している。又、輻射板26の外
周縁部を下方折曲してリング状の立上部39を設けると共
に、該立上部39に多数の熱ガス通過孔40、40a …を配設
し、更に、立上部39の下端外周縁部に着座部33を形成す
ると共に、該着座部33の外周縁部にリング体32と重層状
態となる着座外被部33a を形成し、脚体31、31a …上部
のリング体32の上端に着座部33を略気密状に(漏洩防止
状態で)載置している。尚、輻射板26に設けた2種類の
熱ガス通過孔36、36a …、40、40a …の大きさ、配置等
は図示のものに限らず、少なくとも燃焼ガスの一部が立
上部39に設けた熱ガス通過孔40、40a …に到達する様に
設定している。
【0019】以下、図1に示すロースターの全体構成を
簡単に説明する。床FL下から立設した排気ダクト50の
上端に連結ボックス51を取付けると共に、ロースター本
体1の排気部4と連結ボックス51を断面円形状の脱脂ボ
ックス52で連結している。そして、脱脂ボックス52の内
部に、該脱脂ボックス52との間に通過流路53を有する様
に、排ガスが通過自在な中空円筒状の油脂吸着体54を取
付けている。上記油脂吸着体54の詳細としては、全体的
に通気自在なリング状の収納体55に多数の吸着材56、56
a …を収納している。又、中空円筒状の油脂吸着体54に
対して、収納体55の中央中空部の上部を閉塞する様に、
キャップ57を着脱自在に装着している。尚、排気ダクト
50に連結する連結ボックス51の下部に防火ダンパー58を
設けている。
【0020】そして、排気ダクト50に作用する吸引力に
より、ロースター本体1内の金網21近傍から立ち上がる
焼煙、油粒子等のミストを含む排ガスは、トップリング
11の吸気孔14、14a …から吸引されて吸引流路6を流通
し、排ガスの吸引通路の一次処理側(上流側)に設置し
た油脂回収装置の通過流路53から油脂吸着体54へ流入す
る。そして、排ガスが油脂吸着体54を通過する過程にお
いて、外箱5の排気部4から油脂吸着体54へ通過流路53
を介して流入する時に略直角に屈曲し、油脂吸着体54内
で吸着材56、56a …の間隙を複雑に屈曲して流通し、油
脂吸着体54からの出口で略下方へ屈曲する。
【0021】次に本発明に係るロースターにおける輻射
加熱器具の作用について説明する。バーナー17にエゼク
タノズル19からガスを供給すると、一次空気との予混合
ガスがバーナー本体22の凹所24に設けたガス噴出口28、
28a …から噴出され、点火装置20で点火された予混合ガ
スは1ヶ所の炎口23から立ち上がる。かかる集中火炎は
保護板25中央の炎通過孔30を上昇通過し、輻射板26中央
の保護面34下面に到達し、上昇遮断された火炎は周囲
へ、即ち、輻射板26の周辺部35下面に沿って外方へ流れ
る。全方位の外周方向へ流動する燃焼ガスの一部は、輻
射板26における周辺部35に設けた熱ガス通過孔36、36a
…から上方へ順次、分流上昇し、流量減少した残余の燃
焼ガスは、輻射板26の外周縁下面に到達し、立上部39に
設けた熱ガス通過孔40、40a …から上外方へ流出する。
【0022】上記の燃焼ガスの流動により、輻射板26は
全体的に加熱され、少し赤熱すると共に、熱ガス通過孔
36、36a …、40、40a …を通過する燃焼ガスで、熱ガス
通過孔36、36a …、40、40a …の周縁部が赤熱化され
る。又、熱ガス通過孔36、36a …、40、40a …を通過し
た燃焼ガスは赤熱火炎状態で輻射板26から上方へ部分的
に噴出され、炭火燃焼状態を擬似再現する。
【0023】更に、燃焼ガスの一部は輻射板26の外周縁
部でも、立上部39に設けた熱ガス通過孔40、40a …から
火炎が噴出し、外周縁部も加熱して、全体的な均一加
熱、赤熱化を行う。又、輻射板26の周辺部35に設けた熱
ガス通過孔36、36a …は略全面的に散在させているが、
数本の放射状の非配設領域37、37a …では熱ガス通過孔
36、36a …が存在しないために、非配設領域37、37a …
は赤熱化が抑制され、分割された炭の燃焼状況が擬似再
現される。
【0024】又、金網21上での調理時に落下する汁やタ
レは、輻射板26の中央部の保護面34で受承されるか、中
央部以外では輻射板26の熱ガス通過孔36、36a …を通過
落下しても保護板25で受承され、バーナー本体22へ汁や
タレが落下付着することはない。
【0025】又、輻射板26を取り外すと共に、金網21に
代えて調理鍋をセットすると、バーナー17の炎口23から
の集中火炎は鍋底中央に到達して、火炎の溢れを抑制し
つつ、鍋底を加熱する。
【0026】
【発明の効果】要するに本発明は、下部にバーナー17
を、中間部に輻射板26を、上部に調理物載置具21を夫々
配置したロースターは、輻射板26がバーナー17の火炎で
加熱赤熱化し、その輻射熱(遠赤外線を含む)で焼肉を
加熱調理し、又バーナー17は、バーナー本体22の上面に
炎口23と成る凹所24を設けると共に、該凹所24に空気混
合ガスを噴出させるものと成したので、過剰空気が無く
てNOxを低減させたり、二次空気不要でバーナー17を
配置する燃焼室の簡易化を図ることが出来る。
【0027】又、バーナー17の炎口23と略同一面積の輻
射板26の中央部を保護面34と成したので、焼肉調理時の
汁やタレが保護面34で受承されてバーナー17の炎口23に
落下せず、バーナー17を保護することが出来、又中央部
以外に多数の熱ガス通過孔36、36a …を配設したので、
輻射板26の中央下部に到達した火炎は、輻射板26の下面
に沿って順次外方に流れると共に熱ガス通過孔36、36a
…を上方に通過することにより、輻射板26を加熱赤熱化
すると共に燃焼ガスの排出流路を確保することが出来
る。
【0028】又、バーナー17と輻射板26の中間に設けた
保護板25の中央部にバーナー17の炎口23と略同一面積の
炎通過孔30を開口したので、バーナー17の火炎は炎通過
孔30から輻射板26の中央下面に到達することが出来、又
輻射板26のガス通過孔36、36a …から落下する汁やタレ
は保護板25で受承してバーナー17への落下を防止して保
護することが出来る。従って、落下汁等によるバーナー
悪化を、輻射板26中央の保護面34又は保護板25で防止す
ることが可能であるために、輻射板26への熱ガス通過孔
36、36a …の形成が頗る容易となる、即ち、板材に単に
熱ガス通過孔36、36a …を穿設するだけで輻射板26を加
工製造することが出来る。
【0029】又、輻射板26の外周縁部を下方折曲して立
上部39を設けると共に、該立上部39に多数の熱ガス通過
孔40、40a …を配設したので、輻射板26の中央下部に到
達した火炎は外周側に流れると共に、外周端縁部まで流
れて立上部39も加熱するために、輻射板26の平面視の端
縁部が自由端でないことにより、端縁部と一体と成った
立上部39の加熱で端縁部も十分に加熱され、輻射板26の
全体を均一に赤熱化し、金網21上の調理物へ輻射板26か
ら輻射熱を均等に放射させることが出来、且つ、かかる
現象で見た目、即ち疑似炭の加熱雰囲気、状況を向上さ
せることが出来る。
【0030】又、輻射板26を下方から支持する脚体31、
31a …をリング体32と成すと共に、輻射板26の立上部39
の下端外周縁部に着座部33を形成し、リング体32の上端
に着座部33を略気密状に(漏洩防止状態で)載置したの
で、輻射板26の下面外周側に到達した燃焼ガスを立上部
39の下から逃さないことにより、立上部39の熱ガス通過
孔40、40a …から燃焼ガスを通過させて立上部39及び輻
射板26の外周縁部を十分に加熱し、燃焼ガスの全量で輻
射板26の全体を均一に加熱することが出来る。
【0031】又、輻射板26の中央部以外に放射状に熱ガ
ス通過孔36、36a …の非配設領域37、37a …を設定し
て、多数の熱ガス通過孔36、36a …を複数群に分割した
ので、円形状の自然炭を分割した形態を模倣し、炭焼き
の雰囲気を醸し出すことが出来る。
【0032】又、非配設領域37、37a …において、上方
へ突出の凸部38、38a …を形成したので、凸部38、38a
…がリブとなって強度上昇を図ることが出来ると共に、
凸部38、38a …の加熱低下による赤熱抑止で分割炭形態
の現実味を更に増加させることが出来る。
【0033】又、内箱7内部の下部にバーナー17を配置
すると共に、内箱7上端部に載置部12を周設し、調理物
載置具21又は五徳の一方を載置部12に選択載置自在と成
し、且つ、五徳載置時に輻射板26を取り外したので、焼
肉調理に加えて、鍋物調理を行うことが出来、且つ、集
中火炎で鍋底中央部を効率よく加熱することが出来る等
その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロースターの断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】図1の部分切欠平面図である。
【図4】輻射板の平面図である。
【図5】図4のAーA断面図である。
【図6】本発明で採用する内部炎口バーナーの模式断面
図である。
【図7】従来のブンゼン式バーナーの模式断面図であ
る。
【符号の説明】
7 内箱 12 載置部 17 バーナー 21 調理物載置具 22 バーナー本体 23 炎口 24 凹所 25 保護板 26 輻射板 30 炎通過孔 31、31a … 脚体 32 リング体 33 着座部 34 保護面 36、36a … 熱ガス通過孔 37、37a … 非配設領域 38、38a … 凸部 39 立上部 40、40a … 熱ガス通過孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 浩 名古屋市名東区若葉台110番地 シンポ 株式会社内 (72)発明者 小嶋 寿夫 名古屋市名東区若葉台110番地 シンポ 株式会社内 (72)発明者 百瀬 敏成 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大 阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 小原 敏道 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大 阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 大竹 信男 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦 斯株式会社内 (72)発明者 松原 正史 名古屋市熱田区桜田町19番18号 東邦瓦 斯株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−160126(JP,A) 特開 平7−275131(JP,A) 特開 平10−160171(JP,A) 実開 平5−35031(JP,U) 実開 平4−83137(JP,U) 実開 昭59−148934(JP,U) 実開 昭62−148626(JP,U) 実開 昭60−12102(JP,U) 実開 昭51−1267(JP,U) 実開 昭51−1266(JP,U) 特公 平2−33931(JP,B2) 実公 平1−28737(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 37/06 F23D 14/06 F24C 3/04 F24C 15/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部にバーナーを、中間部に輻射板を、
    上部に調理物載置具を夫々配置したロースターにおい
    て、 バーナーは、バーナー本体の上面に炎口と成る凹所を設
    けると共に、該凹所に空気混合ガスを噴出させるものと
    成し、 バーナーの炎口と略同一面積の輻射板の中央部を保護面
    と成すと共に、中央部以外に多数の熱ガス通過孔を配設
    し、 バーナーと輻射板の中間に設けた保護板の中央部にバー
    ナーの炎口と略同一面積の炎通過孔を開口したことを特
    徴とするロースターにおける輻射加熱器具。
  2. 【請求項2】 輻射板の外周縁部を下方折曲して立上部
    を設けると共に、該立上部に多数の熱ガス通過孔を配設
    したことを特徴とする請求項1のロースターにおける輻
    射加熱器具。
  3. 【請求項3】 輻射板を下方から支持する脚体をリング
    体と成すと共に、輻射板の立上部の下端外周縁部に着座
    部を形成し、リング体の上端に着座部を略気密状に載置
    したことを特徴とする請求項1又は2のロースターにお
    ける輻射加熱器具。
  4. 【請求項4】 輻射板の中央部以外に放射状に熱ガス通
    過孔の非配設領域を設定して、多数の熱ガス通過孔を複
    数群に分割したことを特徴とする請求項1、2又は3の
    ロースターにおける輻射加熱器具。
  5. 【請求項5】 非配設領域において、上方突出の凸部を
    形成したことを特徴とする請求項4のロースターにおけ
    る輻射加熱器具。
  6. 【請求項6】 内箱内部の下部にバーナーを配置すると
    共に、内箱上端部に載置部を周設し、調理物載置具又は
    五徳の一方を載置部に選択載置自在と成し、且つ、五徳
    載置時に輻射板を取り外したことを特徴とする請求項
    1、2、3、4又は5のロースターにおける輻射加熱器
    具。
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