JP2902825B2 - スエード調織物の製造方法 - Google Patents

スエード調織物の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反撥性と地締感のある
スエード調織物を製造する方法に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、スエード調布帛を得る
方法として、不織布や織編物にポリウレタン樹脂を付与
し、針布起毛やバッフィングにより極細繊維を表面に現
出させ、ライティングエフェクトを有する極細立毛布帛
を得る方法が採られている。この方法により天然スエー
ドに近い、表面タッチをもつものが得られるが、ウレタ
ン樹脂を使用するため、風合がパカパカしたゴム様なも
のとなり、また、染布の耐光堅牢度が悪く、アイロンが
けで染料が移行し、転染を起すという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、極細
繊維にウレタン樹脂を適用する従来の方法によって得ら
れるスエード調織物の良好な反撥性、地締感を保持する
とともに、ウレタン樹脂加工の欠点であったゴム様な風
合、低い耐光堅牢度、染料の移行転染現象という問題を
解消したスエード調織物の製造方法を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成すべく鋭意研究した結果、従来のように極細繊
維織物にウレタン樹脂を適用する方法では根本的問題解
決は不可能であると考え、ウレタン樹脂を用いないで、
ウレタン樹脂加工を施したと同様なスエード調の表面タ
ッチ、反撥性、地締感を付与する方法を種々探索した。
その結果、極細分割可能な複合繊維を含む複合糸の熱収
縮特性と織物仕上工程での熱収縮挙動との設計によっ
て、ウレタン樹脂加工を施した同等の効果が得られると
ともに、前述のウレタン樹脂加工の欠点が解消されるこ
とを見出し、本発明に到達した。
【0005】かくして、本発明によれば、極細繊維化可
能なポリエステル/ポリアミド複合(コンジュゲート)
繊維のマルチフィラメント糸と該極細繊維より単繊維繊
度の太いポリエステルマルチフィラメント糸との複合
(コンポジット)糸を経糸および/または緯糸に用いて
織物を製造するに際し、該複合糸を構成するポリエステ
ルマルチフィラメント糸として、沸水収縮率が25%以
上のものを用い、かつポリエステル/ポリアミド複合繊
維マルチフィラメント糸として沸水収縮率が20%以下
のものを用いて製織し、次いで生機を仕上加工する工程
で織物表面積を30%以上収縮させ、かつ複合糸を構成
するポリエステル/ポリアミド複合繊維の少くとも一部
を分割することを特徴とするスエード調織物の製造方法
が提供される。
【0006】以下、本発明のスエード調織物の製造方法
について詳細に説明する。本発明は、極細繊維織物にウ
レタン樹脂加工を施す代りに、織物仕上工程での熱収縮
挙動を利用して、スエード調織物を製造する方法を提供
するものである。そのため、使用する複合糸の熱収縮特
性が重要である。該複合糸を構成するポリエステルマル
チフィラメント糸の沸水収縮率は25%以上必要であ
り、他方、ポリエステル/ポリアミド複合繊維の沸水収
縮率は20%以下でなければならない。ポリエステルマ
ルチフィラメント糸の沸水収縮率が25%未満であると
織物の仕上工程で織物表面積を30%以上収縮させるこ
とができず、目的とするスエード調の地締感のある風合
を得ることができない。沸水収縮率が35%以上であれ
ばより好ましい効果が得られる。取扱い易さからみて沸
水収縮率の許容上限は60%程度である。60%を越え
ると織物を収縮加工させる際にケロイド状の収縮斑が生
じ易くなり好ましくない。
【0007】他方、ポリエステル/ポリアミド複合繊維
の沸水収縮率は、仕上加工で複合繊維を織物表面に現出
させるために、前記ポリエステルマルチフィラメント糸
の沸水収縮率より低く、20%以下でなければならな
い。20%を越えると沸水収縮差が少く、複合繊維を十
分に織物表面に現出させることができない。複合繊維の
沸水収縮率の下限は特に限定されることはなく、そし
て、収縮することは必須ではなく、5%程度までの自己
伸長があってもよい。このようにして構成される複合糸
の収縮率はポリエステルマルチフィラメント糸によって
決まり、ポリエステルマルチフィラメント糸と略同等の
収縮率を示す。
【0008】上記のような複合糸は、前記沸水収縮率を
有するポリエステル/ポリアミド複合繊維マルチフィラ
メント糸とポリエステルマルチフィラメント糸とを複合
することによって得られる。複合の方法としては、引揃
え、混繊、合撚等が挙げられる。中でも、織物表面の複
合繊維のカバー性を均一にするには混繊が最も好まし
い。また、複合糸に交絡を付与しておくと無撚ないし甘
撚で製織する際の取扱性が良い。引揃えや混繊により複
合した場合には、製織に先立って撚糸を施すことが好ま
しい。撚糸を施しておくと、複合糸の中のポリエステル
/ポリアミド複合繊維が強制的周期的に織物表面に出現
するので、最終的に極細繊維で織物表面をカバーするこ
とになり、好ましい。撚数は100〜1000回/mが
適当で、200〜500回/mが最も好ましい。
【0009】また、他の複合方法を用いてもよく、本発
明では、次に述べる複合仮撚加工方法が最も好適であ
る。即ち、延伸可能なポリエステル/ポリアミド複合繊
維マルチフィラメント糸と、それよりも伸度の高いポリ
エステルマルチフィラメント糸とを引揃えて、120℃
以下の温度で延伸仮撚を施す方法である。ここで両マル
チフィラメント糸の伸度差は、ポリエステル/ポリアミ
ド複合繊維を複合糸の比較的外層部に位置させるために
は、50%以上あることが好ましい。ポリエステル/ポ
リアミドの複合繊維は紡糸速度1000〜3000m/
minで紡糸した伸度180〜350%の未延伸糸が好
ましく、他方のポリエステルマルチフィラメント糸は紡
糸速度2500〜3700m/minで紡糸した伸度8
0〜200%の未延伸糸が好ましい。加工温度は120
℃以下であることが必要で、120℃を越えると、複合
糸に必要な沸水収縮率が得られない。特に、80℃以下
であればより大きな沸水収縮率が得られるので好まし
く、室温(15〜30℃)で加工するのが最も好まし
い。
【0010】仮撚加工時の延伸倍率はポリエステルマル
チフィラメント糸の伸度(倍)×0.7前後が好まし
い。また、仮撚具はディスク式あるいはベルト式の摩擦
仮撚具が糸掛けしやすく、糸切れも少くて適している
が、空気ノズル式やピン式の仮撚具であってもよい。複
合糸に交絡を付与する場合には仮撚前または後に10〜
170個/m、通常は20〜120個/mの交絡点を付
与するとよい。
【0011】本発明に用いるポリエステル/ポリアミド
複合繊維は、図1(a)〜(c)に示したような断面を
もつ周知の貼合せ型複合形態のものでよい。ポリエステ
ル/ポリアミド複合繊維は、その一部または全部を分割
することが必要であるが、織物内部での分割は一部分に
抑えた方がスエード調の地締感が得られ易い。
【0012】ポリエステル/ポリアミド複合繊維の分割
後は、織物表面に少くとも0.35デニール以下、好ま
しくは0.1デニール以下の極細繊維が含まれることが
必要である。織物表面の繊維が0.35デニールを越え
るとパサパサしたタッチとなり品位が低くなる。他方、
細くなればなる程皮膚に吸い着くようなしっとりとした
タッチが得られるが、複合紡糸の難しさから0.01デ
ニールが実用上の限界となる。そして分割により0.1
デニール以下の極細繊維を得る場合には、製織工程まで
に摩擦等で繊維がフィブリル化して扱い難くなるので、
図2(a),(b)のように繊維表面に被覆層が形成さ
れたものが好適である。その場合、分割性を向上させる
ために、図2(b)に示すように、繊維中央部に中空部
を設けておくことが好ましい。
【0013】他方、高収縮性のポリエステルマルチフィ
ラメント糸は、その単繊維繊度が1.5デニール以上で
あることが好ましく、2.5デニール以上がより好まし
い。単繊維繊度が太いほど反撥性がよくなるが、12デ
ニールを越えると表面に露出した繊維によって織物同志
がくっつくファスナー現象を起すことがあるので、単繊
維繊度は12デニール以下、好ましくは10デニール以
下とする。複合繊維マルチフィラメント糸とポリエステ
ルマルチフィラメント糸との複合の比率はそれぞれの合
計デニールで80:20〜40:60の比率とする。ポ
リエステルマルチフィラメント糸が20%未満となる
と、反撥性や引裂強力に欠け、逆に、複合繊維が40%
未満になるとスエードタッチが得られなくなる。70:
30〜50:50の比率が最も好ましい。
【0014】製織に際しては、前記複合糸を経糸および
/または緯糸に用いるが、経糸、緯糸共に該複合糸を用
いる方が品位の良い織物を得ることができる。他の糸と
交織する場合には、交織相手の糸にも沸水収縮率が25
%以上の糸を用い、織物仕上時に該複合糸を構成するポ
リエステル/ポリアミドマルチフィラメント糸が織物表
面に現出するようにする。組織は平織、綾織、朱子織の
いずれも特徴ある織物が得られるが、該複合糸を浮き糸
とする朱子織をしたとき、最も高品位のスエード調織物
を得ることができる。
【0015】生機の密度は、織物の仕上加工段階での収
縮加工に適合するように、カバーファクターを平織の場
合1450〜1850、綾織の場合1850〜230
0、朱子織の場合2500〜3000とするとよい。
【0016】生機は、熱処理により収縮リラックスさ
せ、織物表面積で30%以上収縮させることが必要であ
る。収縮率が30%未満では単なる極細タッチ織物しか
得られず、地締感や反撥性に富むスエード調風合の織物
は得られない。収縮率を35%以上とした時、優れたス
エードらしい風合の織物を得ることができる。他方、収
縮率を50%以上にしようとすると収縮斑を起こす場合
があるので、一般には約47%程度にとどめるのがよ
い。
【0017】織物のリラックス収縮は、湿熱処理または
乾熱処理あるいはその組合せにより行えばよいが、湿熱
が熱を均一に作用させ収縮斑を起させない点で好まし
い。また熱の作用のさせ方は、瞬間的に70〜100℃
の熱水を作用させるとよく縮み地締感の強い織物が得ら
れるし、室温から徐々に100℃〜140℃まで昇温し
ながら収縮させるとこなれ感もあって、かつ地締感のあ
る織物が得られるので、用途に合わせて熱収縮のさせ方
を選択するとよい。熱処理は一工程で行ってもよいし、
何工程かに分けて行ってもよいが、少くとも70℃以上
の温度に遭遇させることが必要で、100〜130℃に
加熱することが好ましい。なお、瞬間的に加熱して収縮
させるよりも徐々に昇温させる方が、こなれ感が出てく
るのは、100〜130℃の間で収縮後多少自己伸長を
することが関係しているようである。また、熱処理中は
織物を静置しておくよりも、積極的に運動させる方がこ
なれ感が付加される。
【0018】織物が熱収縮を受けると、地締感が得られ
ると同時にポリエステル/ポリアミド複合繊維が熱収縮
差によって織物表面に浮き出す。次いで、このような織
物は、その表面のポリエステル/ポリアミド複合繊維の
一部または全部を極細繊維に分割し、スエード調タッチ
を付与する。
【0019】複合繊維を分割して極細繊維を得るには、
構成ポリマーの一部または全部を溶出したり(例えば、
ポリエステルをカセイソーダで溶出、またはポリアミド
をギ酸で溶出)、薬品の作用で収縮歪差を起したり、機
械的作用を加える等の手法が採られる。図2(b)に示
す断面をもつ複合繊維を用いた場合には、アルカリを作
用させて、ポリエステル成分の少くとも一部を溶出させ
て分割するのが好適である。なお、織物組織内部に位置
する複合繊維は全てを分割してしまわないで、表面から
内層へ向かって分割度合の勾配を持たせる方が、地締感
と反撥性に富む織物が得られるので好ましい。
【0020】また、織物表面に現出した複合繊維を針布
起毛またはバッフィングにより毛羽立てると表面タッチ
をより一層スエード調にすることができる。この毛羽立
ては、複合繊維の分割前にしてもよいし、分割後にして
もよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、織物組織の熱収縮を利
用することによって、従来の極細繊維にポリウレタン樹
脂加工を施したと同様なスエード調の地締感と反撥性を
発現させることができる。しかも、ポリウレタン樹脂を
使用した場合の問題点であるゴム様のパカパカした風合
を解消し、こなれた地締感に改良でき、また、染色布の
耐光堅牢度の低さや染料の移行転染現象を解消すること
ができる。
【0022】
【実施例】以下、実施例について本発明のスエード調織
物の製造方法を具体的に説明する。実施例において、糸
の沸水収縮率は次の方法で測定した。すなわち、約50
0デニールの綛を作り、2mg/deの軽荷重および
0.1g/deの重荷重を負荷し、1分間経過後の長さ
0 を読み、直ちに重荷重を取り除き、軽荷重をかけた
ままの状態で沸水中に瞬間的に入れ、20分後に取り出
し、軽荷重をはずして24時間自然乾燥する。このもの
に再び軽荷重および重荷重を負荷し、1分間経過後の長
さL2 を読み、次式によって沸水収縮率(BWS)を求
める。
【0023】また、織物の表面積収縮率は、生機を仕上
織物との表面積を比較して次式で求めた。
【0024】実施例 図2(b)に示す断面形状を有する複合繊維であって、
48分割が可能なポリエステル/ポリアミド貼合せ型で
あり、かつ表層がポリエステルの皮で覆われており、中
心部が中空である複合繊維を紡糸速度1,500m/m
inで紡糸し、伸度が230%、66デニール20フィ
ラメントのマルチフィラメントを得、これに、ポリエス
テルを紡糸速度3,300m/minで紡糸した伸度が
130%、50デニール12フィラメントのマルチフィ
ラメント糸とを、空気ノズルを使って60個/mの交絡
を付与して混繊し、続いて室温(25℃)下で、延伸倍
率1.45倍、摩擦仮撚具の表面速度を糸速の2.1倍
として延伸仮撚を施し、熱セットすることなく巻取っ
た。
【0025】得られた加工糸は84デニール32フィラ
メントで、複合繊維マルチフィラメント糸の方がポリエ
ステルマルチフィラメント糸よりも糸長が4%長く、両
マルチフィラメント糸間に42個/mの交絡を有してい
た。沸水収縮率は複合繊維の側が8%、ポリエステルマ
ルチフィラメント側が43%であり、複合糸全体では3
6%であった。
【0026】この複合糸を用いて、経糸として右撚方向
に600回/mの撚を施こした後、糊付を温度65℃で
実施した。また、緯糸として右撚方向に600回/mの
撚を施こした。次に、経密度を63羽/3.79cmの
筬に5本入れとし、経密度を133越/3.79cmと
し、織物組織を5枚朱子として生機を製織した。
【0027】以上のように得られた生機を高圧ロータリ
ーワッシャーにて室温で投入し、リラックスしながら1
30℃まで昇温し、そのまま20分間リラックスした。
このリラックス終了後の生機に対する面積の縮み率は4
4%であった。リラックス工程の次に190℃で45秒
間の条件でプレセットを行なった後、#400のサンド
ペーパーを用いてバッフィング起毛を施した。次いで、
アルカリ溶液中において15重量%の減量加工を実施し
織物表面の複合繊維を分割した。さらに、染色工程を通
し、仕上セットを行なった。
【0028】以上のような工程を経て得られた織物は最
終的な面積収縮率が42%であった。そして、ウレタン
樹脂加工を施したスエード調織物に見られる様なゴム状
感のパカパカした風合もなく、こなれ感、反撥生および
地締感に富み、織物の表面タッチもスエード感に富んだ
ものであった。また、耐光堅牢度はウレタン樹脂加工品
の2級に対し、4.5級(5段階評価)と格段に優れて
おり転染も生じないスエード調織物が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるポリエステル/ポリアミド
複合繊維の断面を例示する模式図である。
【図2】本発明に好適なポリエステル/ポリアミド複合
繊維の断面を例示する模式図である。
フロントページの続き (72)発明者 吉本 正人 大阪府茨木市耳原3丁目4番1号 帝人 株式会社大阪研究センター内 (56)参考文献 特開 平3−287241(JP,A) 特開 昭52−18966(JP,A) 特開 昭53−86875(JP,A) 特開 昭63−105139(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D03D 15/04 D01F 8/14 D03D 15/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極細繊維化可能なポリエステル/ポリア
    ミド複合(コンジュゲート)繊維のマルチフィラメント
    糸と該極細繊維より単繊維繊度の太いポリエステルマル
    チフィラメント糸との複合(コンポジット)糸を経糸お
    よび/または緯糸に用いて織物を製造するに際し、該複
    合糸を構成するポリエステルマルチフィラメント糸とし
    て沸水収縮率が25%以上のものを用い、ポリエステル
    /ポリアミド複合繊維マルチフィラメント糸として沸水
    収縮率が20%以下のものを用いて製織し、次いで生機
    を仕上加工する工程で織物表面積を30%以上収縮させ
    かつ複合糸を構成するポリエステル/ポリアミド複合繊
    維の少くとも一部を分割して極細繊維化することを特徴
    とするスエード調織物の製造方法。
  2. 【請求項2】 複合糸が120℃以下の温度で仮撚加工
    された仮撚複合糸である請求項1記載のスエード調織物
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 織物組織が朱子組織である請求項1記載
    のスエード調織物の製造方法。
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