JP2901714B2 - プログラマブルコントローラ - Google Patents
プログラマブルコントローラInfo
- Publication number
- JP2901714B2 JP2901714B2 JP18391390A JP18391390A JP2901714B2 JP 2901714 B2 JP2901714 B2 JP 2901714B2 JP 18391390 A JP18391390 A JP 18391390A JP 18391390 A JP18391390 A JP 18391390A JP 2901714 B2 JP2901714 B2 JP 2901714B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- processing
- task
- service
- peripheral
- time
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Programmable Controllers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はシーケンス処理とシステム管理処理を並行処
理するプログラマブルコントローラ(以下、PCSとい
う。)に係り、特に、システム管理処理の1つである周
辺サービスタスクの処理効率を上げ周辺装置への応答性
を高めるのに好適なPCSに関する。
理するプログラマブルコントローラ(以下、PCSとい
う。)に係り、特に、システム管理処理の1つである周
辺サービスタスクの処理効率を上げ周辺装置への応答性
を高めるのに好適なPCSに関する。
[従来の技術] シーケンス処理とシステム管理処理を並行処理する従
来のPCSは、システム管理処理において、優先順位の高
いタスクから低いタスクへと順次実行していき、再び優
先順位の最も高いタスクに戻るというタスク処理サイク
ルを繰り返す。従来のPCSでは、このタスク処理サイク
ル時間は一定となっている。システムの周辺装置からサ
ービスタスクの実行要求があった場合、PCSはシステム
管理処理の1つとしてそのサービスタスク処理を実行す
る。しかし、このサービスタスク処理にかかる時間は、
サービスの種別によってまちまちである。
来のPCSは、システム管理処理において、優先順位の高
いタスクから低いタスクへと順次実行していき、再び優
先順位の最も高いタスクに戻るというタスク処理サイク
ルを繰り返す。従来のPCSでは、このタスク処理サイク
ル時間は一定となっている。システムの周辺装置からサ
ービスタスクの実行要求があった場合、PCSはシステム
管理処理の1つとしてそのサービスタスク処理を実行す
る。しかし、このサービスタスク処理にかかる時間は、
サービスの種別によってまちまちである。
要求された周辺サービスタスクの処理時間が長い場合
は、そのタスク処理は数サイクルにわたり、処理効率と
当該周辺装置への応答が悪くなる。そこで、この処理時
間が長いサービスタスクを1サイクル中で処理するよう
にすると、つまり、タスク処理サイクル時間を一定とし
ているのでこのタスク処理サイクル時間を長めに設定し
ておくと、処理時間の短いサービスタスクが要求された
とき、空き時間が発生し、返って処理効率の低下を招く
ことになる。
は、そのタスク処理は数サイクルにわたり、処理効率と
当該周辺装置への応答が悪くなる。そこで、この処理時
間が長いサービスタスクを1サイクル中で処理するよう
にすると、つまり、タスク処理サイクル時間を一定とし
ているのでこのタスク処理サイクル時間を長めに設定し
ておくと、処理時間の短いサービスタスクが要求された
とき、空き時間が発生し、返って処理効率の低下を招く
ことになる。
そこで、従来は、例えば特開昭62−152004号公報記載
のように、タスク処理サイクル中の周辺サービスタスク
処理にかける時間そのものを変えて処理効率を上げるよ
うにしている。
のように、タスク処理サイクル中の周辺サービスタスク
処理にかける時間そのものを変えて処理効率を上げるよ
うにしている。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術では、周辺サービスタスク処理にかかる
時間そのものを変えているが、サービスタスク処理にか
かる時間を短くすることは、サービス内容の低下につな
がり、好ましいものではない。
時間そのものを変えているが、サービスタスク処理にか
かる時間を短くすることは、サービス内容の低下につな
がり、好ましいものではない。
本発明の目的は、サービスを低下させることなく、ま
た、タスク処理効率が高く周辺装置への応答性も早いPC
Sを提供することにある。
た、タスク処理効率が高く周辺装置への応答性も早いPC
Sを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、シーケンス演算を処理する第1の演算手
段とシステム管理を処理する第2の演算手段とを備え、
シーケンス演算処理とシステム管理処理とを並行処理し
システム管理処理の1つとして周辺処理装置からの要求
により周辺サービスタスクを実行するプログラマブルコ
ントローラにおいて、第2の演算手段を、周辺サービス
タスクを含む複数のタスクを優先順位の高いものから順
に処理し、周辺処理装置からサービスの要求があったと
きサービスの処理にかかる処理時間の情報を取り込んで
サイクル時間を設定するとともにサービスに対する周辺
サービスタスクを実行し、サイクル時間経過後に次のシ
ステム管理処理を開始するよう構成することにより達成
される。
段とシステム管理を処理する第2の演算手段とを備え、
シーケンス演算処理とシステム管理処理とを並行処理し
システム管理処理の1つとして周辺処理装置からの要求
により周辺サービスタスクを実行するプログラマブルコ
ントローラにおいて、第2の演算手段を、周辺サービス
タスクを含む複数のタスクを優先順位の高いものから順
に処理し、周辺処理装置からサービスの要求があったと
きサービスの処理にかかる処理時間の情報を取り込んで
サイクル時間を設定するとともにサービスに対する周辺
サービスタスクを実行し、サイクル時間経過後に次のシ
ステム管理処理を開始するよう構成することにより達成
される。
[作用] タスク処理時間はサービス内容によってまちまちであ
るが、そのサービス内容に応じた処理時間をPCSが取り
込んでタスク処理サイクル時間を延長或いは短縮する
(つまり、タスク処理サイクル時間は、実行する周辺サ
ービスタスク処理に要する時間に応じて可変とする。)
ので、各サービスタスクの処理時間を確保しつつ、空き
時間の発生もなくす。このため、処理効率が向上し、周
辺装置への応答も早くなる。
るが、そのサービス内容に応じた処理時間をPCSが取り
込んでタスク処理サイクル時間を延長或いは短縮する
(つまり、タスク処理サイクル時間は、実行する周辺サ
ービスタスク処理に要する時間に応じて可変とする。)
ので、各サービスタスクの処理時間を確保しつつ、空き
時間の発生もなくす。このため、処理効率が向上し、周
辺装置への応答も早くなる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第2図は、本発明一実施例に係るPCSシステムの要部
構成図である。このPCSは、システム管理用のマイコン5
1と、システムROM52と、システムRAM53と、バスコント
ローラ54と、インタフェース部55と、これらを接続する
バス58と、バスコントローラ54に接続されるシーケンス
演算部57と、インタフェース部55に接続される周辺装置
56とからなる。
構成図である。このPCSは、システム管理用のマイコン5
1と、システムROM52と、システムRAM53と、バスコント
ローラ54と、インタフェース部55と、これらを接続する
バス58と、バスコントローラ54に接続されるシーケンス
演算部57と、インタフェース部55に接続される周辺装置
56とからなる。
第1図は、本発明の一実施例に係るPCSのシステム管
理部分の機能構成図である。タスク実行管理10は、タイ
マ割り込み40によって定期的に起動され、処理タスク20
を優先順位の高いものから順に実行していく。そして、
タスク処理サイクル時間設定領域30に設定されている時
間が経過したら、再び優先順位が最も高いタスクから順
にタスク処理を実行するというサイクルを繰り返す。
理部分の機能構成図である。タスク実行管理10は、タイ
マ割り込み40によって定期的に起動され、処理タスク20
を優先順位の高いものから順に実行していく。そして、
タスク処理サイクル時間設定領域30に設定されている時
間が経過したら、再び優先順位が最も高いタスクから順
にタスク処理を実行するというサイクルを繰り返す。
監視タスク21は、PCSシステム全体を監視する。タス
クサービス22は、周辺装置からの処理要求を受け付け、
周辺サービスタスク23を起動すると同時に、この周辺装
置(或いは周辺装置の負荷を減らすためにシステムROM
等の記憶装置内に記憶させている周辺サービスタスク処
理時間情報テーブル)から周辺サービスタスク処理に要
する時間情報を受け取り、この時間情報に応じたサイク
ル時間をサイクル時間設定領域30に設定する。そして、
周辺サービスタスク23の処理が終了するのを待ち、処理
が終了したら周辺装置に対して応答を返すと共に、サイ
クル時間設定領域30の設定値を通常の時間に戻す。周辺
サービスタスク23は、通常の起動待ちの状態になってお
り、周辺装置からのサービス要求が入ったときタスクサ
ービス22によって起動され、要求に応じた処理を実行す
る。Idleタスク24は、何の処理も行わず、次のタスク処
理サイクルに移行するのを待っている。
クサービス22は、周辺装置からの処理要求を受け付け、
周辺サービスタスク23を起動すると同時に、この周辺装
置(或いは周辺装置の負荷を減らすためにシステムROM
等の記憶装置内に記憶させている周辺サービスタスク処
理時間情報テーブル)から周辺サービスタスク処理に要
する時間情報を受け取り、この時間情報に応じたサイク
ル時間をサイクル時間設定領域30に設定する。そして、
周辺サービスタスク23の処理が終了するのを待ち、処理
が終了したら周辺装置に対して応答を返すと共に、サイ
クル時間設定領域30の設定値を通常の時間に戻す。周辺
サービスタスク23は、通常の起動待ちの状態になってお
り、周辺装置からのサービス要求が入ったときタスクサ
ービス22によって起動され、要求に応じた処理を実行す
る。Idleタスク24は、何の処理も行わず、次のタスク処
理サイクルに移行するのを待っている。
第3図は、周辺装置よりサービス処理要求が出されて
から、応答が返されるまでの処理動作の一例を示す説明
図である。周辺装置からサービス処理要求が出される
と、この要求の処理内容と処理時間情報がタスクサービ
スのA部で受け取られる。そして、周辺サービスタスク
が起動され、タスク時間情報に応じたタスク処理サイク
ル時間が処理サイクル時間設定領域に設定される。この
例では、通常より長いタスク処理サイクル時間が設定さ
れる。これにより、通常より長い処理サイクル時間で周
辺サービスタスクが要求された処理を実行する。この例
では、1サイクルで要求されたサービスタスク処理を終
了するものであるが、勿論複数サイクルで処理を実行す
るようにしても良い。サービス処理が終了すると、次の
タスク処理サイクル中のタスクサービスのB部でサービ
ス処理の終了を確認し、周辺装置に対して応答を返し、
タスク処理サイクル時間を通常時間の設定に戻す。この
ようにして、要求された処理時間に応じたタスク処理サ
イクル時間のもとで処理が実行される。
から、応答が返されるまでの処理動作の一例を示す説明
図である。周辺装置からサービス処理要求が出される
と、この要求の処理内容と処理時間情報がタスクサービ
スのA部で受け取られる。そして、周辺サービスタスク
が起動され、タスク時間情報に応じたタスク処理サイク
ル時間が処理サイクル時間設定領域に設定される。この
例では、通常より長いタスク処理サイクル時間が設定さ
れる。これにより、通常より長い処理サイクル時間で周
辺サービスタスクが要求された処理を実行する。この例
では、1サイクルで要求されたサービスタスク処理を終
了するものであるが、勿論複数サイクルで処理を実行す
るようにしても良い。サービス処理が終了すると、次の
タスク処理サイクル中のタスクサービスのB部でサービ
ス処理の終了を確認し、周辺装置に対して応答を返し、
タスク処理サイクル時間を通常時間の設定に戻す。この
ようにして、要求された処理時間に応じたタスク処理サ
イクル時間のもとで処理が実行される。
[発明の効果] 本発明によれば、サービスタスク処理の処理時間に応
じてタスク処理サイクル時間を変更するので、処理内容
に応じた実行環境で周辺サービスを実行でき、また周辺
サービス処理の処理効率や周辺装置に対する応答性も向
上する。
じてタスク処理サイクル時間を変更するので、処理内容
に応じた実行環境で周辺サービスを実行でき、また周辺
サービス処理の処理効率や周辺装置に対する応答性も向
上する。
第1図は本発明の一実施例に係るPCSのシステム管理部
分の機能構成図、第2図は本発明一実施例に係るPCSシ
ステムの要部構成図、第3図は周辺装置よりサービス処
理要求が出されてから応答が返されるまでの処理動作の
一例を示す説明図である。 10……タスク実行管理、20……処理タスク、30……タス
ク処理サイクル時間設定領域、40……タイマ割り込み。
分の機能構成図、第2図は本発明一実施例に係るPCSシ
ステムの要部構成図、第3図は周辺装置よりサービス処
理要求が出されてから応答が返されるまでの処理動作の
一例を示す説明図である。 10……タスク実行管理、20……処理タスク、30……タス
ク処理サイクル時間設定領域、40……タイマ割り込み。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05B 19/05
Claims (1)
- 【請求項1】シーケンス演算を処理する第1の演算手段
とシステム管理を処理する第2の演算手段とを備え、シ
ーケンス演算処理とシステム管理処理とを並行処理し該
システム管理処理の1つとして周辺処理装置からの要求
による周辺サービスタスクを実行するプログラマブルコ
ントローラにおいて、前記第2の演算手段は前記周辺サ
ービスタスクを含む複数のタスクを優先順位の高いもの
から順に処理し、前記周辺処理装置からサービスの要求
があったとき該サービスの処理にかかる処理時間の情報
を取り込んでサイクル時間を設定するとともに該サービ
スに対する周辺サービスタスクを実行し、前記サイクル
時間経過後に次のシステム管理処理を開始するよう構成
されたことを特徴とするプログラマブルコントローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18391390A JP2901714B2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | プログラマブルコントローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18391390A JP2901714B2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | プログラマブルコントローラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0476603A JPH0476603A (ja) | 1992-03-11 |
JP2901714B2 true JP2901714B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=16144008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18391390A Expired - Lifetime JP2901714B2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | プログラマブルコントローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2901714B2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-13 JP JP18391390A patent/JP2901714B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0476603A (ja) | 1992-03-11 |
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