JP2000029850A - オペレーティングシステムのプロセッサ間通信を使用したタスク制御方法 - Google Patents

オペレーティングシステムのプロセッサ間通信を使用したタスク制御方法

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JP2000029850A
JP2000029850A JP10194180A JP19418098A JP2000029850A JP 2000029850 A JP2000029850 A JP 2000029850A JP 10194180 A JP10194180 A JP 10194180A JP 19418098 A JP19418098 A JP 19418098A JP 2000029850 A JP2000029850 A JP 2000029850A
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Kazumi Harada
和美 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のプロセッサ間で動作するオペレーティン
グシステム(OS)が割り込みとプロセッサ間メモリア
クセスを用いてプロセッサ間通信を行い、他のプロセッ
サにあるタスクを制御する方法を提供する。 【解決手段】このオペレーティングシステムのプロセッ
サ間通信を使用したタスク制御方法は、プロセッサ1の
タスク17がプロセッサ2のタスク27に対しシステム
コールにより処理を依頼した場合、プロセッサ1のOS
11はプロセッサ間通信処理部14によりプロセッサ2
に対し割り込みを発生させ、プロセッサ2のOS21に
対しメッセージを送る。OS21はプロセッサ間通信割
り込み処理部25でOS11からメッセージを受け取
り、スケジューラ26を介して、タスク27に処理の実
行権を与える。このようにして、それぞれのプロセッサ
にあるOS間でプロセッサ間通信を行い、他プロセッサ
のタスクの制御を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオペレーティングシ
ステム(以下OSと略す)のプロセッサ間通信を使用し
たタスク制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のマルチプロセッサシステ
ムのプロセッサ間通信方法は、たとえば特開平3−42
762号公報に示されるように、通信先のプロセッサの
割り込み処理部でOSに対するシステムコールを発行
し、その処理結果を別のプロセッサ間通信によって通信
元に通知するようにするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術における
第1の問題点は、処理依頼を受けたプロセッサは、プロ
セッサ間割り込み処理部で処理が張り付いてしまうとい
うことである。その理由は、プロセッサ間通信割り込み
処理部でシステムコールを発行し、その処理結果を依頼
元プロセッサに通知するため、処理結果がでるまで待っ
ているためである。
【0004】第2の問題点は、依頼する処理は、依頼先
プロセッサで、OSに対するシステムコールしかないと
いうことである。その理由は、プロセッサ間通信の割り
込みで処理依頼したとき、プロセッサ間通信割り込み処
理部は、システムコールを発行し処理結果を依頼元のプ
ロセッサに通知するのみで、依頼先プロセッサ内のタス
クの実行とは無関係であるためである。
【0005】本発明の目的は、複数のプロセッサ間で動
作するOSが割り込みとプロセッサ間メモリアクセスを
用いてプロセッサ間通信を行い、他のプロセッサにある
タスクを制御する方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のオペレーティン
グシステムのプロセッサ間通信を使用したタスク制御方
法は、複数のプロセッサと、それらのプロセッサがコモ
ンバスを介して、それぞれのプロセッサが他の任意のプ
ロセッサに割り込みを発生させる割り込み処理手段と、
それぞれのプロセッサが他の任意のプロセッサのメモリ
をアクセスすることのできる手段とを備えたマルチプロ
セッサシステムにおいて、それぞれのプロセッサで動作
するオペレーティングシステムが、割り込みとプロセッ
サ間メモリアクセスとを用いてプロセッサ間通信を行
い、他のプロセッサにあるタスクを制御することを特徴
とする。
【0007】また、本発明のオペレーティングシステム
のプロセッサ間通信を使用したタスク制御方法は、ある
プロセッサ内の各種の処理を行う仕事の単位であるタス
クが、他のプロセッサ内のタスクに対しシステムコール
により処理を依頼した場合、前記あるプロセッサ内のオ
ペレーティングシステムは、プロセッサ間通信処理部に
より前記他のプロセッサに対し割り込みを発生させ、前
記他のプロセッサ内のオペレーティングシステムに対し
メッセージを送り、前記他のプロセッサのオペレーティ
ングシステムは、プロセッサ間通信割り込み処理部で前
記あるプロセッサ内のオペレーティングシステムからメ
ッセージを受け取り、現在実行できる状態にあるタスク
の中から一番高いプライオリティのタスクに実行権を与
えタスク実行のための準備を行う前記他のプロセッサ内
のスケジューラを介して、前記他のプロセッサ内のタス
クに処理の実行権を与えることにより、それぞれのプロ
セッサにあるオペレーティングシステム間でプロセッサ
間通信を行い、他のプロセッサのタスクの制御すること
を特徴とする。
【0008】さらに、本発明のオペレーティングシステ
ムのプロセッサ間通信を使用したタスク制御方法は、仕
事の単位毎に分割されている処理部であるタスク通常処
理部と共通の関数を有する共通関数処理部とから成り各
種の処理を行う仕事の単位であるタスクと、前記タスク
が有する前記共通関数処理部を動作させるための準備を
行う共通関数開始処理部と、前記タスクが有する前記共
通関数処理部の動作を終了させ前記タスク通常処理部に
戻す準備を行う共通関数終了処理部と、プロセッサ間通
信を行うために相手プロセッサのメモリのメッセージ領
域にメッセージ内容を書き込むプロセッサ間通信処理部
と、前記プロセッサ間通信の割り込みに対する処理を行
うプロセッサ間通信割り込み処理部と、現在実行できる
状態にある前記タスクの中から一番高いプライオリティ
の前記タスクに実行権を与えタスク実行のための準備を
行うスケジューラとから成る、プロセッサ間通信を制御
するオペレーティングシステムと、を有する複数のプロ
セッサを備えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施の形態のファーム
ウェア機能を示すブロック図である。図1を参照する
と、この実施の形態のオペレーティングシステムのプロ
セッサ間通信を使用したタスク制御方法は、プロセッサ
1とプロセッサ2とから構成され、それぞれのプロセッ
サ1,2は、タスク17およびタスク27とタスク1
7,27を制御するOS11およびOS21とを含む。
OS11およびOS21は、複数タスクを制御するが、
この実施の形態では、タスクを単数で記載する。
【0011】プロセッサ1のOS11は、共通関数開始
処理部12と、共通関数終了処理部13と、プロセッサ
間通信処理部14と、プロセッサ間通信割り込み処理部
15と、スケジューラ16とを備えている。また、プロ
セッサ2のOS21は、プロセッサ1のOS11と同じ
構成である。プロセッサ1のタスク17は、タスク通常
処理部18と共通関数処理部19とを備えている。プロ
セッサ2のタスク28も、プロセッサ1のタスク17と
同じ構成である。
【0012】タスク17の共通関数処理部19およびタ
スク27の共通関数処理部29は、他のプロセッサある
いは同一のプロセッサから処理依頼を受けたときに処理
を行う。プロセッサ1のタスク通常処理部18で動作し
ているタスク17に対し、処理依頼がある場合、OS1
1の共通関数開始処理部12は、タスク通常処理部18
を中断し、共通関数処理部19を実行させる。共通関数
処理部19は、共通関数処理が終了すると、OS11に
終了を通知し、共通関数終了処理部13が、タスク通常
処理部18を再開させる。
【0013】共通関数開始処理部12および共通関数開
始処理部22は、2つの機能を実現する。1つは、同一
プロセッサ内の共通関数処理部を有するタスクに対し、
共通関数処理の処理依頼があった場合、同一プロセッサ
内のタスクの共通関数を開始するための処理を行う機能
を有し、もう1つは、他の任意のプロセッサにある共通
関数処理部を有するタスクに対し共通関数処理の処理依
頼があった場合、依頼を受けたタスクを待ち状態にし、
プロセッサ間通信を行い他のプロセッサに処理依頼をす
るために、プロセッサ間通信処理部14およびプロセッ
サ間通信処理部24に制御を移す機能である。
【0014】図2はこの実施の形態にハードウェアの構
成を示すブロック図である。図2を参照すると、図1に
おけるプロセッサ1である51の通信制御コントローラ
33は、コモンバス39と、図1におけるプロセッサ2
である52の通信制御コントローラ37を介して、割り
込みコントローラ36に割り込みを発生させ、メモリ3
8をアクセスすることができる手段を含み、また、通信
制御コントローラ37は、コモンバス39と、通信制御
コントローラ33を介して、割り込みコントローラ32
に割り込みを発生させ、メモリ34をアクセスすること
ができる手段を含むことにより、OS11とOS21の
プロセッサ間通信を可能とする。
【0015】プロセッサ1のOS11がプロセッサ2の
OS21とプロセッサ間通信を行う場合、OS11のプ
ロセッサ間通信処理部14が、プロセッサ2に割り込み
を発生させ、OS21のプロセッサ間通信割り込み処理
部25がOS11からのプロセッサ間通信を受信する。
【0016】次に、図1に併せて図3,図4,図5の流
れ図を参照してこの実施の形態の全体の動作について詳
細に説明する。
【0017】特に、図1のプロセッサ1のタスク通常処
理部18で動作中のタスク17が、プロセッサ2のタス
ク27にある共通関数処理部29の処理を依頼する場合
の動作を説明する。
【0018】まず、プロセッサ1のタスク17のタスク
通常処理部18が、OS11に対し、プロセッサ2のタ
スク27にある共通関数処理部29の処理をシステムコ
ールで依頼する。OS11の共通関数開始処理部12
は、タスク通常処理部18からの処理依頼を受け付ける
と、タスク17の状態を実行状態から待ち状態に移行す
る(ステップ101,102)。共通関数開始処理部1
2は、タスク通常処理部18からの処理依頼の依頼先が
同一プロセッサか、他のプロセッサかを判断する(ステ
ップ103)。依頼先が他のプロセッサであるプロセッ
サ2であるため、プロセッサ間通信処理部14が依頼先
プロセッサであるプロセッサ2のメモリのメッセージ領
域に依頼内容を通知し(ステップ104)、プロセッサ
2に対しプロセッサ間通信の割り込みを発生させる(ス
テップ105)。
【0019】OS11は、プロセッサ2のOS21か
ら、処理結果のプロセッサ間通信の割り込みが来るま
で、別タスクの処理を行うため、スケジューラ16を呼
び(ステップ110)、次に実行できるタスクに実行権
を与える。
【0020】一方、依頼先であるプロセッサ2のOS2
1は、プロセッサ1からのプロセッサ間通信の割り込み
を受信すると(ステップ201)、プロセッサ間通信割
り込み処理部25は、OS11のプロセッサ間通信割り
込み処理部15がメッセージを書き込んだプロセッサ2
のメモリのメッセージ領域からメッセージを読みとる
(ステップ202)。プロセッサ間通信割り込み処理部
25は、読み込んだメッセージ内容は共通関数の処理依
頼か共通関数の処理結果かを判断し(ステップ20
3)、メッセージ内容が共通関数の処理依頼であるた
め、共通関数開始処理部22が、共通関数を開始するた
めの処理を行う。まず、依頼されている共通関数処理部
29を有するタスク27のタスク通常処理部28を中断
し(ステップ206)、タスク通常処理部28の現在の
状態を保存する(ステップ207)。さらに、タスク2
7の実行アドレスをタスク通常処理部28から共通関数
処理部29に変更し(ステップ208)、タスク27の
タスクスタックをタスク通常処理部28が動作するため
のスタックから共通関数処理専用のスタックに変更する
(ステップ209)。最後にOS21はスケジューラ2
6を呼び(ステップ210)、タスク27をスケジュー
リングし、タスク27のプライオリティが実行できる状
態のタスクの中で一番高い場合、タスク27に実行権を
与え、共通関数処理部29が動作する。
【0021】タスク27の共通関数処理部29の実行が
終了すると、共通関数処理部29は、OS21に対し、
共通関数の終了と処理結果を通知する。OS21が共通
関数の終了通知を受け付けると(ステップ301)、共
通関数終了処理部23は、終了通知を発行した共通関数
処理部29を有するタスク27に、共通関数処理部29
を実行する前に保存した値を復帰させ(ステップ30
2)、共通関数処理部29を実行するために中断状態に
あるタスク通常処理部28の中断状態を解除し、再開さ
せる(ステップ303)。次に、共通関数終了処理部2
3は、共通関数処理依頼の依頼元が同一のプロセッサか
他のプロセッサかを調査し(ステップ304)、依頼元
は他のプロセッサであるプロセッサ1であるため、プロ
セッサ間通信処理部24が、依頼元であるプロセッサ1
のメモリのメッセージ領域に処理結果を通知し(ステッ
プ307)、プロセッサ1に対しプロセッサ間通信の割
り込みを発生させる(ステップ308)。OS21は、
スケジューラ2を呼び(ステップ309)、これでプロ
セッサ2での共通関数処理依頼に対する処理は終了す
る。
【0022】プロセッサ2のOS21から共通関数処理
依頼に対する処理終了のプロセッサ間通信の割り込みを
受信したプロセッサ1のOS11(ステップ201)の
プロセッサ間通信割り込み処理部15は、OS21のプ
ロセッサ間通信割り込み処理部24が処理結果のメッセ
ージを書き込んだプロセッサ1のメモリのメッセージ領
域からメッセージを読みとる(ステップ202)。プロ
セッサ間通信割り込み処理部15は、読み込んだメッセ
ージ内容が共通関数処理依頼か共通関数処理結果かを判
断し(ステップ203)、メッセージ内容が共通関数処
理結果であるため、共通関数処理依頼を受けたタスクに
対し、処理結果を通知するための処理を行う。プロセッ
サ間通信割り込み処理部15は、待ち状態にある処理依
頼を受けたタスク17の待ち状態を解除し(ステップ2
04)、処理依頼を受けたタスク17に対し、処理結果
をシステムコールの結果として通知し(ステップ20
5)、スケジューラを呼ぶ(ステップ210)。
【0023】次に、本発明の他の実施の形態について図
面を参照して詳細に説明する。
【0024】前述の実施の形態で述べた2個のプロセッ
サをN個のプロセッサに拡張した場合を説明する。図6
を参照すると、この実施の形態は、N個目のプロセッサ
をプロセッサ3とし、プロセッサ3が、図1に示された
プロセッサ2に加え、プロセッサ1とのプロセッサ間通
信制御を行う。プロセッサ3のOS41は、プロセッサ
1のOS11およびプロセッサ2のOS21と同じ構成
であり、プロセッサ3のタスク47は、プロセッサ1の
タスク17およびプロセッサ2のタスク27と同じ構成
である。
【0025】また、図7を参照すると、プロセッサ1を
51、プロセッサ2を52、プロセッサNを53として
みることができ、プロセッサ1である51の通信制御コ
ントローラ33は、コモンバス39と、プロセッサ2で
ある52の通信制御コントローラ37を介して、割り込
みコントローラ36に割り込みを発生させ、メモリ38
をアクセスすることができるのと同時に、コモンバス3
9と、プロセッサ3である53の通信制御コントローラ
56を介して、割り込みコントローラ55に割り込みを
発生させ、メモリ57をアクセスすることができる。
【0026】これにより、プロセッサ1とプロセッサ3
の間でのプロセッサ間通信が可能であり、前述の実施の
形態で述べたプロセッサ1とプロセッサ2での処理と同
様な処理が可能である。
【0027】次に、別の実施の形態として、共通関数処
理を同時に複数個依頼する方法を説明する。図6のタス
ク17はタスク27が所有する共通関数処理部29と、
タスク47が所有する共通関数処理部49を同時に依頼
する。OS11のプロセッサ間通信処理部14は、プロ
セッサ2のメモリのメッセージ領域に処理依頼を通知
し、同時にプロセッサ3のメモリのメッセージ領域に処
理依頼を通知する。次に、プロセッサ間通信処理部14
は、プロセッサ2およびプロセッサ3に対し、プロセッ
サ間通信割り込みを行う。共通関数処理部がOSに対
し、処理結果と終了を通知をし、共通関数終了処理部が
共通関数処理部からタスク通常処理部への切り替えをす
るまでの処理は、前述の実施の形態で述べたものと同様
の処理である。プロセッサ間通信処理部24およびプロ
セッサ間通信処理部44は、依頼元であるプロセッサ1
のメモリのメッセージ領域にそれぞれ処理結果を通知
し、プロセッサ1に対し、プロセッサ間通信の割り込み
を行う。プロセッサ1のプロセッサ間通信割り込み処理
部15は、プロセッサ2のOS21からの割り込みと、
プロセッサ3のOS41からの割り込みを受信し、依頼
を受け取ったタスク17に対し、処理結果を通知する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の効
果は、タスクが、OSにシステムコールを発行し、他の
プロセッサの処理を依頼することで、他のプロセッサに
あるタスクの処理をあたかも同一プロセッサにある処理
の如く実行することができることにある。その理由は、
OSがシステムコール処理内でプロセッサ間通信を行
い、他のプロセッサ内にあるOSがそれに応じてタスク
の制御を行うためである。
【0029】第2の効果は、処理を依頼した側のプロセ
ッサでは、依頼先のプロセッサでの処理を待つ間、張り
付くことなしに、別処理ができることにある。その理由
は、OSが依頼を受けたタスクの状態を制御し、プロセ
ッサ間通信の後は、スケジューリングを行っているため
である。
【0030】第3の効果は、処理を依頼された側のプロ
セッサでは、プロセッサ間通信割り込み処理にOSが張
り付くことなく、タスクの共通関数を実行することがで
きることにある。その理由は、タスクの通常処理部を中
断して共通関数処理部を動作させることにより、共通関
数はタスクとして、OSのスケジューリングにより実行
権を得ることができるためである。
【0031】第4の効果は、タスクが通常処理部と区別
して、他のタスクから処理依頼があった場合に動作する
共通関数処理部を持つことにより、あらゆるタスクが共
通関数処理部を自分の関数の如く使用できることにあ
る。その理由は、タスクの共通関数コールをOSがシス
テムコールとしてサポートしているためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のファームウエア機能構
成を示すブロック図である。
【図2】この実施の形態のプロセッサ間通信を行う場合
のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図3】この実施の形態おける動作の一例を示す流れ図
である。
【図4】この実施の形態おける動作の一例を示す流れ図
である。
【図5】この実施の形態おける動作の一例を示す流れ図
である。
【図6】本発明の他の実施の形態のファームウエア機能
構成を示すブロック図である。
【図7】他の実施の形態のプロセッサ間通信を行う場合
のハードウエア構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2,3 プロセッサ 11,21,41 OS 12,22,42 共通関数開始処理部 13,23,43 共通関数終了処理部 14,24,44 プロセッサ間通信処理部 15,25,45 プロセッサ間通信割り込み処理部 16,26,46 スケジューラ 17,27,47 タスク 18,28,48 タスク通常処理部 19,29,49 共通関数処理部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセッサと、それらのプロセッ
    サがコモンバスを介して、それぞれのプロセッサが他の
    任意のプロセッサに割り込みを発生させる割り込み処理
    手段と、それぞれのプロセッサが他の任意のプロセッサ
    のメモリをアクセスすることのできる手段とを備えたマ
    ルチプロセッサシステムにおいて、それぞれのプロセッ
    サで動作するオペレーティングシステムが、割り込みと
    プロセッサ間メモリアクセスとを用いてプロセッサ間通
    信を行い、他のプロセッサにあるタスクを制御すること
    を特徴とするオペレーティングシステムのプロセッサ間
    通信を使用したタスク制御方法。
  2. 【請求項2】 あるプロセッサ内の各種の処理を行う仕
    事の単位であるタスクが、他のプロセッサ内のタスクに
    対しシステムコールにより処理を依頼した場合、前記あ
    るプロセッサ内のオペレーティングシステムは、プロセ
    ッサ間通信処理部により前記他のプロセッサに対し割り
    込みを発生させ、前記他のプロセッサ内のオペレーティ
    ングシステムに対しメッセージを送り、前記他のプロセ
    ッサのオペレーティングシステムは、プロセッサ間通信
    割り込み処理部で前記あるプロセッサ内のオペレーティ
    ングシステムからメッセージを受け取り、現在実行でき
    る状態にあるタスクの中から一番高いプライオリティの
    タスクに実行権を与えタスク実行のための準備を行う前
    記他のプロセッサ内のスケジューラを介して、前記他の
    プロセッサ内のタスクに処理の実行権を与えることによ
    り、それぞれのプロセッサにあるオペレーティングシス
    テム間でプロセッサ間通信を行い、他のプロセッサのタ
    スクの制御することを特徴とするオペレーティングシス
    テムのプロセッサ間通信を使用したタスク制御方法。
  3. 【請求項3】 仕事の単位毎に分割されている処理部で
    あるタスク通常処理部と共通の関数を有する共通関数処
    理部とから成り各種の処理を行う仕事の単位であるタス
    クと、前記タスクが有する前記共通関数処理部を動作さ
    せるための準備を行う共通関数開始処理部と、前記タス
    クが有する前記共通関数処理部の動作を終了させ前記タ
    スク通常処理部に戻す準備を行う共通関数終了処理部
    と、プロセッサ間通信を行うために相手プロセッサのメ
    モリのメッセージ領域にメッセージ内容を書き込むプロ
    セッサ間通信処理部と、前記プロセッサ間通信の割り込
    みに対する処理を行うプロセッサ間通信割り込み処理部
    と、現在実行できる状態にある前記タスクの中から一番
    高いプライオリティの前記タスクに実行権を与えタスク
    実行のための準備を行うスケジューラとから成る、プロ
    セッサ間通信を制御するオペレーティングシステムと、
    を有する複数のプロセッサを備えることを特徴とするオ
    ペレーティングシステムのプロセッサ間通信を使用した
    タスク制御方法。
  4. 【請求項4】 前記タスクを前記タスク通常処理部と前
    記共通関数処理部とに区別し、前記共通関数処理部は前
    記タスクの所属するプロセッサからでも他のプロセッサ
    からでも実行を依頼できることを特徴とする請求項3記
    載のオペレーティングシステムのプロセッサ間通信を使
    用したタスク制御方法。
  5. 【請求項5】 前記タスクの前記共通関数処理部を実
    行させるとき、前記タスク通常処理部を中断し、前記共
    通関数処理部の処理が終了した時点で再開させるオペレ
    ーティングシステムを備えることを特徴とする請求項3
    または4記載のオペレーティングシステムのプロセッサ
    間通信を使用したタスク制御方法。
  6. 【請求項6】 共通関数処理の実行依頼をシステムコー
    ルでサポートするオペレーティングシステムを備えるこ
    とを特徴とする請求項3,4または5記載のオペレーテ
    ィングシステムのプロセッサ間通信を使用したタスク制
    御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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