JP2001100812A - 分散処理方式 - Google Patents

分散処理方式

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JP2001100812A
JP2001100812A JP28267999A JP28267999A JP2001100812A JP 2001100812 A JP2001100812 A JP 2001100812A JP 28267999 A JP28267999 A JP 28267999A JP 28267999 A JP28267999 A JP 28267999A JP 2001100812 A JP2001100812 A JP 2001100812A
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JP28267999A
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Naotake Inoue
直丈 井上
Takeshi Kobayashi
毅 小林
Hiroki Kato
弘樹 加藤
Katsumi Yamagiwa
勝美 山際
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シーケンスプログラムに情報処理装置にて実
行する処理を記述することにより、PCと情報処理装置
との分散処理を同期して実行する。 【解決手段】 シーケンスプログラムに基づきシーケン
ス制御を行うプログラマブルコントローラと、該プログ
ラマブルコントローラと通信インタフェースを介して接
続された情報処理装置とからなる分散処理システムにお
いて、プログラマブルコントローラは、シーケンスプロ
グラム実行時、シーケンスプログラム中に記述される情
報処理呼出命令を判断し、該情報処理呼出命令にて指示
された情報処理装置にて実行すべき汎用ユーザプログラ
ムを指定する情報処理起動要求データを上記情報処理装
置に送信し、情報処理装置は、通信インタフェースを介
して送信された情報処理起動要求データに基づき、指定
された汎用ユーザプログラムを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラマブルコ
ントローラ機能と情報処理機能を備えたコントローラに
係わり、該制御を行う際の分散処理方式に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】プログラマブルコントローラ(以下、P
Cと称す)と情報処理装置とで分散処理をする場合、P
Cは所定のシーケンスプログラムに基づくシーケンス演
算を実行し、情報処理装置は情報処理演算及びネットワ
ーク接続された他の情報処理装置等とのネットワーク処
理を実行する。ここで、PCと情報処理装置間のデータ
伝送は通信インタフェース(以下、通信I/Fと称す)
を介して行われる。一例として、PCと情報処理装置を
物理的に接続する通信I/Fとしては、バス接続、シリ
アル接続、ネットワーク接続などいろいろなI/Fが可
能であり、PCと情報処理装置は、通信I/Fの形態に
係わらず双方から任意にアクセス可能な通信メモリ、I
/O、割込み装置を備える。
【0003】図16は、PCと情報処理装置からなる従
来の分散処理方式のブロック構成図である。図におい
て、1AはPC、2Aは情報処理装置、3はPC1A及
び情報処理装置2Aを接続する通信I/Fである。
【0004】PC1Aにおいて、11はPC1Aと情報
処理装置2A双方が同一メモリデータを共有してアクセ
スを可能とする通信メモリであり、PC側と情報処理装
置側の通信ハンドシェークに利用する通信ハンドシェー
クフラグ111及び、PCと情報処理装置とのデータ送
受信に用いる通信データエリア112を有している。1
2はPC1Aと情報処理装置2Aそれぞれが固有に持ち
双方でアクセスを可能とし実入出力を行うI/O、13
はPC1Aと情報処理装置2A間でデータ通信を行う時
に利用される割込み装置である。14AはPC1Aがシ
ーケンス制御を実行するシーケンス実行手段であり、P
C側が通信メモリ11、I/O12とアクセスするため
の通信手段141A及び、シーケンスプログラム142
Aを有している。
【0005】情報処理装置2Aにおいて、21はPC1
Aと情報処理装置2A双方が同一メモリデータを共有し
てアクセスを可能とする通信メモリであり、PC側と情
報処理装置側の通信ハンドシェークに利用する通信ハン
ドシェークフラグ211及びPCと情報処理装置とのデ
ータ送受信に用いる通信データエリア212を有してい
る。22はPC1Aと情報処理装置2Aそれぞれが固有
に持ち双方でアクセスを可能とし実入出力を行うI/
O、23はPC1Aと情報処理装置2A間でデータ通信
を行う時に利用される割込み装置、24Aは情報処理装
置2A側でシーケンスプログラムと分散して処理する汎
用ユーザプログラム、25Aは情報処理装置側が通信メ
モリ21、I/O22、割込み装置23とアクセスする
ための通信手段である。
【0006】次に、図16で示される従来構成における
分散処理方式では、PC側のシーケンス実行手段14A
が、シーケンスプログラム142Aに基づき、情報処理
装置側を呼出す時に、情報処理呼出指令を表わすデバイ
スを内部デバイスメモリに格納し、シーケンスプログラ
ムのエンド処理時に該デバイスをセットする。一方、情
報処理装置側の汎用ユーザプログラム24Aが、PC1
Aからの情報処理呼出指令を表わすデバイスデータを通
信手段25Aを介して常時監視し、監視したデバイスデ
ータの条件成立後に、該デバイスデータ成立に対応した
例えば帳票印刷のような情報処理プログラムを汎用ユー
ザプログラム24Aより呼出し、実行することで、PC
1Aと情報処理装置2Aの分散処理を実現する。
【0007】図17は、従来の分散処理例の一例を示し
た構成図である。図において、PC1A及び情報処理装
置2Aは、例えばRS−232Cケーブルのような通信
I/F3を介して接続される。PC1AにはPCからの
情報処理呼出用シーケンスプログラム142Aが使用者
により書き込まれており、情報処理装置2Aには使用者
が汎用言語で作成した汎用ユーザプログラム24Aが書
き込まれている。
【0008】図18は、従来の分散処理実行する際のP
C側の動作を示したフローチャートであり、シーケンス
実行手段14Aの動作フローとシーケンスプログラム1
42A内の情報処理呼出部の動作フローを示している。
図19は、従来の分散処理をする際の情報処理装置側の
動作を示したフローチャートであり、汎用ユーザプログ
ラム24A内の情報処理呼出動作フローと通信手段25
Aの動作フローを示している。
【0009】次に、図18をもちいてPC1Aの情報処
理装置2Aとの分散処理動作について説明する。PC1
Aの電源が投入されると、まず初期化処理を行い(ステ
ップS201)、その後、所定のシーケンスプログラム
を実行する(ステップS202)。シーケンスプログラ
ムに基づくシーケンス動作中、ステップS2021にて
シーケンスプログラムから情報処理装置の情報処理プロ
グラムを実行要求する情報処理呼出指令が成立(例えば
M100がON)すると、ステップS2022にてシー
ケンス実行手段14Aが情報処理呼出用デバイスを内部
デバイスメモリにセット(例えばB0をON)する。
【0010】ステップS203〜S211は、シーケン
スプログラム実行後のエンド処理の一環としてPC側が
実行する動作であり、情報処理装置2Aからの割込み発
生に応じてPC側が実行する処理を示している。ステッ
プS203にて情報処理装置2Aからの割込み装置13
を介して割込み要求(例えばB0デバイス読込み要求)
が発生すると、通信手段141Aをもちいて通信ハンド
シェークフラグ111を読込む(ステップS204)。
【0011】ステップS205にて、通信ハンドシェー
クフラグ111が情報処理装置2A側からの所定の処理
要求を示す値でないならばステップS206にてエラー
処理を行う。一方、通信ハンドシェークフラグ111が
要求を示す値ならば、ステップS207にて通信データ
エリア112を読込み、該要求に対する応答データ(例
えばB0デバイスのデータ)を作成(ステップS20
8)し、応答データを通信データエリア112にセット
(ステップS209)する。その後、ステップS210
にて通信ハンドシェークフラグ111に、応答を示す値
をセットし、情報処理装置2A側に割込み装置13を介
して割込み(ステップS211)をかけ、PC1Aから
の応答がセットされたことを情報処理装置2Aに知らせ
る。その後のステップS212では、シーケンスプログ
ラムの他のエンド処理(後処理)を行い、再度ステップ
S202に移行して、上述した処理を繰り返す。
【0012】次に、図19をもちいて情報処理装置2A
のPC1Aとの分散処理動作について説明する。ステッ
プS221にて情報処理装置2Aが情報処理呼出用デバ
イス(例えばB0)を読込み、例えばPC側からのM1
00デバイスONによる要求動作(ステップS202
2)により、ステップS222で読込んだ情報処理呼出
用デバイスが条件成立(例えばB0がON)すると、ス
テップS223において汎用ユーザプログラム24A内
で予め情報処理呼出用デバイスに応じて指定されている
情報処理プログラム(例えば、print.exe)を
実行することでPC1Aと情報処理装置2Aの分散処理
が実現する。
【0013】ステップS231〜S239は、汎用ユー
ザプログラムがPC1Aから情報処理呼出用デバイス
(例えばB0)値を読込む(ステップS221)時に情
報処理装置側の通信手段25Aが実行する動作であり、
情報処理装置2A側からの要求がある場合にはステップ
S231で要求データエリアに要求データをセットする
とともに、通信ハンドシェークフラグ211に要求を示
す値をセット(ステップS232)して、ステップS2
33でPC1A側に割込み装置23を介して割込みをか
ける。なお、PC1Aから情報処理呼出用デバイスを読
込むときに、情報処理装置2A側から要求がなければス
テップS231〜S239は行わない。
【0014】ステップS234にてPC1A側より割込
みが発生した場合には、通信ハンドシェークフラグの読
込み(ステップS235)を行い、その後ステップS2
36にて読込んだ値を判定し、PC1A側からの所定の
応答を示す値でないならばエラー処理を行う。一方、応
答を示す値ならば、ステップS237にて通信データエ
リア212を読込み、通信要求に対する戻り値をセット
(ステップS238)し、終了する。すなわち、割込み
装置と通信メモリ内の通信ハンドシェークフラグ、通信
データエリアを用いることで、要求する情報処理呼出用
デバイスをPC1Aから取得する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の分散処理方式
は、PC側では情報処理装置への処理要求時に、情報処
理装置が常時監視する特定のデバイスが変化するように
シーケンスプログラムを組むことで該デバイスを情報処
理装置とのI/Fとして取り決め、情報処理装置側では
この特定のデバイスを常時監視して、デバイスの変化を
トリガーにして該デバイスに対応した要求内容を実行す
る方式を行っている。そのため、トリガーとしての該デ
バイスに変更があったときはシーケンスプログラムと情
報処理装置の分散処理の双方を修正しなければならなか
った。
【0016】また、シーケンスプログラムにおける、P
C側から情報処理装置側への分散処理の要求時にデバイ
スを変化させる方式をとるため、情報処理装置が行う特
定の処理に対応するデバイスを記述するのみで、シーケ
ンスプログラム上に情報処理装置の何の処理を要求して
いるかを直接記述することができなかった。ここで、デ
バイスにコメントを付すことで何の処理を要求している
のかを示すことはできたが、デバイスに対応する情報処
理装置側の処理に変更があった場合、コメントを修正し
なければならなかった。
【0017】さらに、PCの要求と情報処理装置側での
要求内容を実行するタイミングは、シーケンスプログラ
ムのエンド処理時にPC側から情報処理装置側からの要
求に応じて特定デバイスをセットすることにより分散処
理を行うため、情報処理装置側に特定の処理を行わせた
い場合も、エンド処理時にならないと通信が行えず、ず
れが生じてしまい、PCと情報処理装置とで実行する処
理の同期が取れないという問題もあった。
【0018】また、PC側から情報処理装置側へ処理を
依頼するためには、予めPC側のデバイスの変化と情報
処理装置側の処理との組み合わせを決定した上で、情報
処理装置側にデバイスの変化を常時監視する汎用ユーザ
プログラムを作成する必要があった。そのため、PC側
から情報処理装置側の処理が追加、変更される場合に
は、汎用ユーザプログラムを作成し直す必要があり、情
報処理装置側の処理を追加、変更するのが面倒であっ
た。
【0019】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、第1の目的として、PCにて実行するシー
ケンスプログラムに情報処理装置にて実行する処理を記
述することにより、PCと情報処理装置との分散処理を
同期して実行するものである。
【0020】また、第2の目的として、情報処理装置側
にてシーケンスプログラムに記述する情報処理装置の処
理を実行するための命令と情報処理装置側で実行する処
理の関連付けを自由に登録することにより、シーケンス
プログラムに情報処理装置の処理をわかりやすく記述す
ることを可能とすると共に、シーケンスプログラムから
簡単に情報処理装置の任意の処理を実行可能とするもの
である。
【0021】さらに、第3の目的として、複数のPCか
らの要求を処理できる情報処理装置により複数のPCと
複数の情報処理との分散処理を同期して実行するもので
ある。
【0022】また、第4の目的として、シーケンサ機能
と情報処理機能との間の分散処理を情報処理装置のみで
実現するものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明に係るシーケン
スプログラムに基づきシーケンス制御を行うプログラマ
ブルコントローラと、該プログラマブルコントローラと
通信インタフェースを介して接続された情報処理装置と
からなる分散処理システムにおいて、上記プログラマブ
ルコントローラは、シーケンスプログラム実行時、シー
ケンスプログラム中に記述される情報処理呼出命令を判
断し、該情報処理呼出命令にて指示された上記情報処理
装置にて実行すべき汎用ユーザプログラムを指定する情
報処理起動要求データを上記情報処理装置に送信し、上
記情報処理装置は、上記通信インタフェースを介して送
信された上記情報処理起動要求データに基づき、指定さ
れた汎用ユーザプログラムを実行するものである。
【0024】また、情報処理起動要求データは、情報処
理装置で実行する処理名及び引数データから構成され、
該情報処理起動要求データを受けた情報処理装置におい
て、処理名及び情報処理装置で実行する汎用ユーザプロ
グラムが関連付けられ格納された要求プログラム登録テ
ーブルより、実行すべき汎用ユーザプログラムを解析し
て上記引数データに基づき実行するものである。
【0025】また、シーケンスプログラム中に記述され
る情報処理呼出命令は、情報処理装置側にて実行する汎
用ユーザプログラム名を記述するものである。
【0026】また、要求プログラム登録テーブルは、外
部からの入力装置に基づき適宜修正可能であるものであ
る。
【0027】また、プログラマブルコントローラと情報
処理装置間のデータのやり取りに際し、要求元を判別す
る要求元シーケンサフラグを備えることで、処理を複数
のプログラマブルコントローラと情報処理装置へ分離す
るものである。
【0028】また、シーケンスプログラムに基づきシー
ケンス制御を行うプログラマブルコントローラ機能モジ
ュールと、該プログラマブルコントローラモジュールと
通信インタフェース機能モジュールを介して接続された
情報処理機能モジュールとを情報処理装置上に備えた分
散処理システムにおいて、上記プログラマブルコントロ
ーラ機能モジュールは、シーケンスプログラム実行時、
シーケンスプログラム中に記述される情報処理呼出命令
を判断し、該情報処理呼出命令にて指示された上記情報
処理機能モジュールにて実行すべき汎用ユーザプログラ
ムを指定する情報処理起動要求データを上記情報処理機
能モジュールに送信し、上記情報処理機能モジュール
は、上記通信インタフェース機能モジュールを介して送
信された上記情報処理起動要求データに基づき、指定さ
れた汎用ユーザプログラムを実行するものである。
【0029】また、シーケンスプログラムに基づきシー
ケンス制御を行うプログラマブルコントローラと、該プ
ログラマブルコントローラと通信インタフェースを介し
て接続された情報処理装置とからなる分散処理システム
において、プログラマブルコントローラにおけるシーケ
ンスプログラム実行時、シーケンスプログラム中に記述
される情報処理呼出命令の有無を判断する工程と、情報
処理呼出処理命令中の情報処理装置にて実行させる汎用
ユーザープログラムを指定する情報処理起動要求データ
を上記情報処理装置に対して割込み送信する工程と、情
報処理起動要求データの割込みを受信した情報処理装置
が、指定された汎用ユーザープログラムを実行する工程
と、汎用ユーザープログラムの実行完了を示す応答を上
記プログラマブルコントローラに対して割込み送信する
工程と、を備えたものである。
【0030】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本発明の実施の形
態1を図1〜図5をもちいて説明する。図1は、PCと
情報処理装置からなる分散処理方式のソフトウェアブロ
ック図である。図において、1はPC、2は情報処理装
置、3はPC1及び情報処理装置2を接続する通信I/
Fである。
【0031】PC1において、11はPC1と情報処理
装置2双方が同一メモリデータを共有してアクセスを可
能とする通信メモリであり、PC側と情報処理装置側の
通信ハンドシェークに利用する通信ハンドシェークフラ
グ111及び、PCと情報処理装置2とのデータ送受信
に用いる通信データエリア112を有している。12は
PC1と情報処理装置2それぞれが固有に持ち双方でア
クセスを可能とする実入出力を行なうI/O、13はP
C1と情報処理装置2間でデータ通信を行う時に利用さ
れる割込み装置、14はPC1が演算処理を実行するシ
ーケンス実行手段であり、PC側が通信メモリ11、I
/O12とアクセスするための通信手段141及び、使
用者があらかじめ周辺装置などをもちいてPC1に書込
んだシーケンスプログラム142並びに、使用者があら
かじめ周辺装置などをもちいて割込みプログラムとして
PC1に書込まれ、情報処理装置側の汎用ユーザプログ
ラム実行後にシーケンスプログラムに対して割込み動作
する情報処理呼出後実行プログラム143を有してい
る。
【0032】情報処理装置2において、21はPC1と
情報処理装置2双方が同一メモリデータを共有してアク
セスを可能とする通信メモリであり、PC側と情報処理
装置側の通信ハンドシェークに利用する通信ハンドシェ
ークフラグ211及びPCと情報処理装置とのデータ送
受信に用いる通信データエリア212を有している。2
2はPC1と情報処理装置2それぞれが固有に持ち双方
でアクセスを可能とする実入出力を行なうI/O、23
はPC1と情報処理装置2間でデータ通信を行う時に利
用される割込み装置、24はPC1からの命令により実
行する汎用ユーザプログラム(情報処理プログラム)で
あり、使用者が指定または汎用言語にて作成する。25
は情報処理装置側が通信メモリ21、I/O22とアク
セスするための通信手段、26はPC1からの命令を常
時監視し、汎用ユーザプログラム24を実行する要求監
視手段、27は要求監視手段26がPC1からの命令を
受取り、汎用ユーザプログラム24を実行する際に参照
する要求プログラム登録テーブルであり、予め格納され
ている汎用ユーザプログラム24に対応するPC側から
指令される処理の名前が登録されている。28は使用者
が要求プログラム登録テーブル27を自由に登録・変更
するときに使用する登録手段であり、汎用ユーザプログ
ラム24を追加した際等にPC側から指令される処理の
名前に対応づけて登録するものである。
【0033】PC側通信手段141と情報処理装置側通
信手段25は、双方が通信する時に通信メモリ11、2
1内に設けたPC1と情報処理装置2との状態遷移を表
す通信ハンドシェイクフラグ111、211及びPC1
と情報処理装置2とのデータ送受信に用いられる通信デ
ータエリア112、212を利用する。
【0034】図2は、PC及び情報処理装置の概略構成
を示したハードウェアブロック図である。PC1及び情
報処理装置2は、それぞれ個別に通信メモリ11、2
1、I/O12、22、割込み装置13、23、CPU
15、29、主記憶装置16、30、補助記憶装置1
7、31、を有している。シーケンサCPU15と情報
処理装置CPU29は、通信I/F3を介して通信メモ
リ11、21、I/O12、22、割込み装置13、2
3を利用することで相手側CPUとの通信をおこなう。
また、通信I/F3は、バス接続・シリアル接続・ネッ
トワーク接続などいろいろな形態のI/Fをとることが
可能である。
【0035】図3は、使用者により書込まれたシーケン
スプログラムに基づき、シーケンス実行手段が実行する
全体動作を示すフローチャートである。図4は、シーケ
ンス実行手段が行う情報処理呼出処理の詳細動作を示し
たフローチャートである。図5は、情報処理装置におけ
る要求監視手段26の動作を示すフローチャートであ
る。
【0036】次に、図をもちいて本実施の形態の動作に
ついて説明する。図3において、PC1の電源が投入さ
れると、シーケンス実行手段14は、まず初期化処理を
実行(ステップS1)し、使用者が作成したシーケンス
プログラム142を実行(ステップS2)する。シーケ
ンスプログラムの実行時、ステップS3にて、シーケン
スプログラムを実行中に情報処理呼出を指令する情報処
理呼出命令の実行か否かを判断し、図1で示されるよう
な所定の接点がONすることにより実行される情報処理
呼出命令(たとえばCALL命令)実行でない場合は、
ステップS5に移行して、シーケンスプログラムの最終
行を実行するまでシーケンスプログラム実行を繰り返し
シーケンス演算を続行する。そして、シーケンスプログ
ラムの最終行を実行した時は、ステップS6にてシーケ
ンスプログラム後処理を実行した後、再度ステップS2
に戻りシーケンスプログラムの先頭行からの実行でシー
ケンス演算を続行する(ループA)。
【0037】一方、シーケンス実行手段14は、シーケ
ンスプログラムを実行中に情報処理呼出を指令する情報
処理呼出命令を実行する(シーケンスプログラム中に情
報処理呼出命令が存在する)と、ステップS4にて情報
処理呼出処理(図4をもちいて後述)を実行しシーケン
ス演算を続行する(ループA)。なお、使用者は、予め
シーケンスプログラムに情報処理呼出命令として、呼出
命令(例えば、CALL命令)と情報処理装置側で実行
すべき処理の名前(例えば履歴印刷)および引数データ
(例えば印字データD1)を書込んでおく(図1参
照)。
【0038】次に、図4をもちいて情報処理呼出処理の
詳細動作について説明する。図3におけるステップS3
にて情報処理呼出命令を実行すると、シーケンス実行手
段14は、通信手段141をもちいて通信データエリア
112に情報処理装置側で実行する処理の名前(例えば
履歴印刷)、引数データ(例えば印字データD1)から
なる情報処理起動要求データをセットする(ステップS
21)。続いて、シーケンス実行手段14はステップS
22にて、通信ハンドシェークフラグ111にPC側か
ら情報処理装置側への要求を示す値(例えば1)をセッ
トし、割込み装置を介して情報処理装置側に割込みをか
ける(ステップS23)。なお、該割込みにより情報処
理装置側が起動され、ステップS21にて指定された処
理が実行される。
【0039】シーケンス実行手段14は、ステップS2
3に対する情報処理装置2側からの応答割込みをステッ
プS24にて判定し、割込み手段13を介した割込み発
生があるとステップS25に移行して、通信手段141
をもちいて通信ハンドシェークフラグ111の読み込み
を行う。その後、ステップS26にて読み込んだ通信ハ
ンドシェークフラグの値が応答を示す値(例えば2)か
否かを判断し、応答を示す値でないのならばステップS
27に移行して、所定のエラー処理を行い、図3におけ
るステップS4に戻り、ループAを繰り返しシーケンス
演算を続行する。一方、応答を示す値であるならばステ
ップS28にて、情報処理装置2が汎用ユーザプログラ
ムを実行し実行結果データを書込んだので通信データエ
リア112から汎用ユーザプログラム実行結果を読み込
み、その後、使用者が予め情報処理呼出終了後に実行さ
せるために書込んだ割込みプログラムである情報処理呼
出後実行プログラム143(例えば印刷終了フラグとし
てM100をON)を実行する(ステップS29)。
【0040】これでPC1からの情報処理呼出によるP
C側の処理が完了する。ここで使用者は情報処理呼出後
実行プログラム143を作成しないでステップS29を
省略することも可能である。シーケンス実行手段14
は、続いて図3におけるステップS4に戻り、ループA
を繰り返しシーケンス演算を続行する。
【0041】ステップS24にて情報処理装置2側より
割込み応答がない間、シーケンス実行手段14は、ステ
ップS30にてタイムアウトか否かを判断し、タイムア
ウトでない場合は、ステップS31〜S33になるまで
シーケンス演算を続行し、割込みを待ち続ける。一方、
シーケンス実行手段14は、ステップS30にてタイム
アウトになるとエラー処理(ステップS34)後に図3
におけるステップS4に戻り、ループAを繰り返しシー
ケンス演算を続行する。
【0042】次に、図5をもちいて情報処理装置2側の
要求監視手段26の動作について説明する。要求監視手
段26は、PC1側より情報処理起動要求の割込みが発
生するまで分散処理に関しては無処理である(ステップ
S41)。図4におけるステップS23にて情報処理起
動要求の割込みが割込み手段23を介して要求監視手段
26に届くと、要求監視手段26は、ステップS42に
て通信手段25をもちいて通信ハンドシェークフラグ2
11の値を読み込む。
【0043】要求監視手段26は、読み込んだ値が要求
を示す値(ここでは1)か否かを判断し(ステップS4
3)、要求を示す値でないと、ステップS50に移行し
て要求監視手段26を終了させない限り再びステップS
41に戻り情報処理起動要求の割込みを待つ。ステップ
S43の判断において、読み込んだ値が要求を示す値な
ら、ステップS44で要求監視手段26は通信手段25
をもちいて通信データエリア212を読み込むことでP
C側通信手段141がセットした情報処理起動要求デー
タ(例えば処理名:履歴印刷、引数:印字データD1)
を取得する。
【0044】続いて、要求監視手段26は要求プログラ
ム登録テーブル27を読み込む(ステップS45)こと
で、図4におけるステップS21にてセットされた実行
する処理の名前(例えば履歴印刷)と汎用ユーザプログ
ラム24(例えばprint.exe)の関連付けが解
析できる。そして、取得した情報処理起動要求データか
らシーケンスプログラム142で指定された処理の名前
(例えば履歴印刷)に対応する汎用ユーザプログラム2
4(例えばprint.exe)に引数データ(例えば
D1の値)を引き渡して実行する(ステップS46)。
【0045】要求監視手段26は、通信手段25をもち
いて、実行結果を通信データエリア212にセット(ス
テップS47)し、通信ハンドシェークフラグ211に
応答を示す値(ここでは2)をセット(ステップS4
8)した後、PC側に割込みをかける(ステップS4
9)。これによりPC1からの情報処理呼出に対する情
報処理装置2側の情報処理呼出処理が完了したことをあ
らわす。要求監視手段26は、ステップS50にて要求
監視手段の終了か否かを判定し、要求監視手段を終了す
る場合は終了し、終了しない場合は再びステップS41
に戻り情報処理起動要求割込みを待つ。
【0046】従来においては、所定の条件が成立する
と、PC1のエンド処理において、情報処理装置内部に
格納されている命令を実行させるために予め設定されて
いたフラグをONすることにより、PC1から情報処理
装置2に通信を行っていたが、本実施の形態では、所定
の条件が成立すると、シーケンスプログラムから情報処
理プログラムに、直接命令を呼び出すとともに引数デー
タを渡して(例えばD1に対応するデータを印刷する
際、該D1データは情報処理装置が通信データエリア2
12より取得して)分散処理を実行するものである。そ
のため、PC1と情報処理装置2を同期させて処理を行
うことができるとともに、PC1と情報処理装置2とで
分担してシーケンス制御を実行することができ、システ
ムとしての処理の高速化を図ることができる。また、P
C1と情報処理装置2との同期分散処理を記述し易くな
り、理解しやすいシーケンスプログラムを作成すること
ができ、プログラミング、メンテナンス性が向上する。
さらに、情報処理プログラム(汎用ユーザプログラム)
の結果を待つ間もシーケンスプログラムを続行させるこ
とができる。また、PC1にて情報処理プログラム終了
直後の処理を割込みプログラムとして実行することがで
きる。
【0047】実施の形態2.図6は、本実施の形態にお
けるソフトウェアブロック図である。図において、4は
情報処理装置2内のデータを表示する表示装置、5は情
報処理装置2にデータを入力する例えば情報処理装置に
接続したキーボード等の入力装置である。
【0048】表示装置4には、使用者が自由に要求プロ
グラム登録テーブル27を登録するための要求プログラ
ム登録画面41が設けられており、表示装置4上に表示
されている。一方、要求プログラム登録テーブル27
は、図2で示した主記憶装置30または補助記憶装置3
1上に構成され、入力装置5をもちいて要求プログラム
登録画面41で登録された情報処理装置2側で実行する
処理の名前である処理名登録エリア271及び汎用ユー
ザプログラム24の名前であるユーザプログラム名登録
エリア272から構成されている。
【0049】PC1から情報処理装置2の汎用ユーザプ
ログラム24を呼び出す場合に、使用者はPC側にてシ
ーケンスプログラム中に情報処理呼出命令(例えばCA
LL命令)を記述し、命令に引き続いて情報処理装置側
で実行する処理の名前(例えば履歴印刷)とその処理に
使用するデータ(例えば印字データ)を引数(例えばD
1)として記述する。もしくは、情報処理呼出命令は記
述せず、情報処理装置側で実行する処理の名前自体が情
報処理呼出を表わす場合もある。
【0050】続いて使用者は、情報処理装置側に情報処
理装置側で実行する処理の名前(例えば履歴印刷)と汎
用ユーザプログラム24の名前(例えばprint.e
xe)との対応を登録手段28によって関連付ける。こ
こで指定する汎用ユーザプログラム24は独立した実行
プログラムであってもよいし、関数群を集めたライブラ
リ中の関数であってもよい。
【0051】図7は、登録手段28の動作を示すフロー
チャートである。登録手段28は、情報処理装置2にて
使用者により入力装置5から起動要求の入力が入ると、
まず表示装置4に要求プログラム登録画面41を表示し
(ステップS51)、入力装置5からの入力を待つ(ス
テップS52)。そして入力があった場合に、入力され
た処理の名前と汎用ユーザプログラム24の名前を、要
求プログラム登録テーブル27の処理名登録エリア27
1とユーザプログラム名登録エリア272に登録する
(ステップS53)。
【0052】PC1にてシーケンスプログラム中の情報
処理呼出命令が実行されると、処理の名前と処理に使用
するデータが通信手段141、25を介して情報処理装
置2に伝達される。要求監視手段26は伝達された処理
の名前と要求プログラム登録テーブル27の処理名登録
エリア271とを比較し、一致する処理名を見つけ、該
処理名に対応するユーザプログラム名登録エリア272
に登録されている汎用ユーザプログラム24の名前を取
得し、該汎用ユーザプログラム24を実行する。
【0053】本実施の形態では、情報処理装置2に表示
装置4と入力装置5を接続した場合について記述した
が、情報処理装置2に端末装置を接続し、端末装置上で
要求プログラム登録テーブル27を作成し、情報処理装
置2に登録する場合にも適用できる。
【0054】本実施の形態によれば、情報処理装置2は
表示手段4及び入力装置5をもちいてPC1から伝達さ
れる処理の名前に対応した汎用ユーザプログラム24を
容易に登録することができるので、実施の形態1の効果
に加え、要求プログラム登録テーブル27を登録し直す
だけで、簡単に情報処理装置2で動作する処理を追加・
変更することができ、シーケンスプログラムの変更の際
にも容易に対応することができる。
【0055】実施の形態3.図8は、複数のPC1と情
報処理装置2からなる分散処理方式のソフトウェアブロ
ック図である。本実施の形態3は、実施の形態1で説明
した図1に示したものに対し、PC1をPC1号機から
PCn号機までの複数台設けたものである。図におい
て、113、213は情報処理装置2へPC1号機〜n
号機のどのPCが要求を行なったのかを示す識別値を記
入する要求元PCフラグである。なお、PC1及び情報
処理装置2における図1と同一符号のものは、実施の形
態1と同一である。
【0056】図9は、PC及び情報処理装置の概略構成
を示したハードウェアブロック図である。図において、
説明の便宜上、符号にaが付加されたものがn号機のP
Cに対応するハードウェア構成である。なお、PC1及
び情報処理装置2における図2と同一符号のものは、実
施の形態1と同一である。
【0057】図10は、シーケンス実行手段が行う情報
処理呼出処理の詳細動作を示したフローチャートであ
る。図11は、情報処理装置における要求監視手段26
の動作を示すフローチャートである。
【0058】次に、図をもちいて本実施の形態動作につ
いて説明する。本実施の形態では、複数台のPCが情報
処理装置2とデータ通信を行う関係上、図10におい
て、図4におけるステップS21にて通信データエリア
に要求データをセットする前に、通信ハンドシェークフ
ラグ111を読み出し(ステップS61)、通信ハンド
シェークフラグ111により現在情報処理装置2がPC
1号機またはn号機からの要求処理を行なっていない空
き状態であるか判断する(ステップS62)。空きで無
い場合は、再度ステップS61に移行し通信ハンドシェ
ークフラグ111の読み出しへ処理を戻す。一方、通信
ハンドシェークフラグ111が空きを示す値であれば、
要求元PCフラグ113にPCを識別する値を書き込み
(ステップS63)、その後のステップS64以降の情
報処理呼出処理を続行する。ここで、ステップS64以
降の処理は、図4におけるステップS21以降の処理と
同一である。
【0059】図11において、図5におけるステップS
48にて通信ハンドシェークフラグ111に応答を示す
値をセットした後、本実施の形態では、要求元PCフラ
グ113から要求元のPC1号機又はn号機を識別する
値を読み出し(ステップS89)、読み出した要求元の
PC1号機又はn号機へ割込みをかけ(ステップS9
0)、その後の要求監視手段の処理を続行する。ここ
で、ステップS81からステップS88までの処理は、
図5におけるステップS41からステップS48におけ
る処理と同一である。
【0060】本実施の形態によれば、要求元PCフラグ
により、対象となるPCを特定するので、上述した実施
の形態の効果に加え、複数のPCにより構成されたシス
テムにおいても、処理要求に対する情報処理を実行する
ことができる。また、同様に複数の情報処理装置につい
ても、要求元PCフラグにより対象となる情報処理装置
を特定するので、複数のPCと複数の情報処理装置とで
構成されるシステムにおいて、PCからの処理要求に対
する情報処理を分散して同期実行することができる。
【0061】実施の形態4.図12は、シーケンサ機能
プログラムと情報処理プログラムからなる分散処理方式
のソフトウェアブロック図である。図において、200
はシーケンスプログラムに基づくシーケンサ機能及び情
報処理機能をソフトウェア処理にて実行する情報処理装
置である。情報処理装置200は、内部に有したシーケ
ンスプログラムに基づきシーケンス処理動作を実行しI
/O209の入出力制御を行うシーケンサ機能プログラ
ム201、情報処理装置200内の各手段間で共有して
メモリアクセスを可能とする共有メモリ202、各手段
を同期して実行することを可能とするイベント202、
シーケンサ機能プログラム201からの命令により呼び
出され情報処理を行う汎用ユーザプログラム204、要
求監視手段206が共有メモリ202をアクセスするた
めの通信手段205、シーケンサ機能プログラム201
からの命令を常時監視し、汎用ユーザプログラム204
を実行する要求監視手段206、要求監視手段206が
シーケンサ機能プログラム201からの命令を受取り、
汎用ユーザプログラム204を実行する際に参照する要
求プログラム登録テーブル207、使用者が要求プログ
ラム登録テーブル207を自由に登録・変更するときに
使用する登録手段208、外部制御対象機器との入出力
I/Fを持つI/O209を有している。
【0062】シーケンサ機能プログラム201は、シー
ケンサ機能プログラム201が共有メモリ202をアク
セスする通信手段2011及び、使用者があらかじめ周
辺装置などをもちいて書込んだシーケンスプログラム2
012並びに、使用者があらかじめ周辺装置などをもち
いて割込みプログラムとして書込まれ、汎用ユーザプロ
グラム実行後にシーケンスプログラムに対して割込み動
作する情報処理呼出後実行プログラム2013を有して
いる。
【0063】共有メモリ202は、通信ハンドシェーク
に利用する通信ハンドシェークフラグ2021及び、シ
ーケンサ機能プログラム201と要求監視手段206と
のデータ送受信に用いる通信データエリア2022を有
している。シーケンサ機能プログラム側通信手段201
1と要求監視手段側通信手段205は、双方が通信する
時に共有メモリ202内に設けた通信ハンドシェイクフ
ラグ2021と通信データエリア2022を利用する。
【0064】図13は、使用者により書込まれたシーケ
ンスプログラム2012に基づき、シーケンサ機能プロ
グラム201が実行する全体動作を示すフローチャート
である。図14は、シーケンサ機能プログラム201が
行う情報処理呼出処理の詳細動作を示したフローチャー
トである。図15は、要求監視手段206の動作を示す
フローチャートである。
【0065】次に、図をもちいて本実施の形態の動作に
ついて説明する。図13において、使用者からの起動要
求または自動起動登録された情報処理装置の電源投入に
よりシーケンサ機能プログラム201が開始すると、動
作するステップS101からステップS106までの処
理は、図3におけるステップS1からステップS6まで
の処理と同様である。
【0066】図14における情報処理呼出処理の詳細動
作ステップS121からステップS134までの動作
は、図4におけるステップS21からステップS34ま
での動作と同様である。ただし、ステップS123、ス
テップS124のみ動作が異なる。ステップS123
は、ステップS23の動作のかわりに要求監視手段20
6へイベントを通知し、ステップS124は、ステップ
S24の動作のかわりに要求監視手段206からの応答
イベント通知があるかどうかを判断する。
【0067】次に、図15をもちいて要求監視手段20
6の動作について説明する。要求監視手段206は、シ
ーケンサ機能プログラム201より情報処理起動要求の
イベント通知があるまで無処理である(ステップS14
1)。図14におけるステップS123にて情報処理起
動要求のイベント通知が要求監視手段206に届くと、
要求監視手段206は、その後のステップS142以降
の情報処理起動処理を続行する。ここでステップS14
2以降の処理は、図5におけるステップS42以降の処
理と同様である。ただし、ステップS149は、ステッ
プS49のかわりにシーケンス機能プログラム201へ
イベントを通知する動作を行う。
【0068】ところで上記説明では、この発明をPCと
情報処理装置間の通信に通信I/Fを利用して分散処理
をする場合について述べたが、I/Fの形態としては特
定せずに利用できることはいうまでもない。また、情報
処理装置内にシーケンサ機能を備える拡張ボードを搭載
して、情報処理装置だけでPC機能と情報処理機能につ
いて分散処理をする場合にも利用できることはいうまで
もない。
【0069】本実施の形態によれば、情報処理装置内に
シーケンサ機能を備える拡張ボードを搭載し、または情
報処理装置上に備えたシーケンサ機能を利用すること
で、情報処理装置と外部制御対象機器からなるシステム
において、情報処理装置のみでPC機能と情報処理機能
との間に実施の形態1と同様の同期分散処理を実現させ
ることができる。また、専用PCが不要となるために、
PC機能と情報処理機能との同期分散処理を実行するシ
ステムを省スペース化・簡素化することができる。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、プログラマブルコント
ローラと情報処理装置を同期させて分散処理を行うこと
ができ、システムの高速化を図ることができる。また、
シーケンスプログラムから情報処理装置に引数データを
渡して分散処理をすることができる。また、情報処理装
置にて実行させる汎用ユーザープログラムを分かり易く
記述することができ、プログラムデバッグ等の作業効率
を向上させることができる。また、要求プログラム登録
テーブルを登録し直すだけで、簡単に情報処理装置で動
作する処理を追加・変更することができる。また、複数
のプログラマブルコントローラからの処理要求に対する
情報処理を区別して実行することができる。また、情報
処理装置のみでシーケンスプログラムと情報処理プログ
ラム(汎用ユーザプログラム)の同期分散処理を行うこ
とができると共に、情報処理装置のみでシーケンサ機能
と情報処理機能を備えることにより、同期分散処理を実
行するシステムを省スペース化・簡素化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 PCと情報処理装置からなる分散処理方式の
ソフトウェアブロック図である。
【図2】 PC及び情報処理装置の概略構成を示したハ
ードウェアブロック図である。
【図3】シーケンス実行手段が実行する全体動作を示す
フローチャートである。
【図4】 シーケンス実行手段が行う情報処理呼出処理
の詳細動作を示したフローチャートである。
【図5】 情報処理装置における要求監視手段の動作を
示すフローチャートである。
【図6】 PCと情報処理装置からなる分散処理方式の
ソフトウェアブロック図である。
【図7】 登録手段の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】 複数のPCと情報処理装置からなる分散処理
方式のソフトウェアブロック図である。
【図9】 PC及び情報処理装置の概略構成を示したハ
ードウェアブロック図である。
【図10】 シーケンス実行手段が行う情報処理呼出処
理の詳細動作を示したフローチャートである。
【図11】 情報処理装置における要求監視手段の動作
を示すフローチャートである。
【図12】 シーケンサ機能プログラムと情報処理プロ
グラムからなる分散処理方式のソフトウェアブロック図
である。
【図13】 シーケンサ機能プログラムが実行する全体
動作を示すフローチャートである。
【図14】 シーケンサ機能プログラムが行う情報処理
呼出処理の詳細動作を示したフローチャートである。
【図15】 要求監視手段の動作を示すフローチャート
である。
【図16】 PCと情報処理装置からなる従来の分散処
理方式のソフトウェア図である。
【図17】 従来の分散処理例の一例構成を示した構成
図である。
【図18】 従来の分散処理実行する際のPC側の動作
を示したフローチャートである。
【図19】 従来の分散処理をする際の情報処理装置側
の動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 プログラマブルコントローラ、2 情報処理装置、
3 通信インタフェース、4 表示装置、5 入力装
置、11 通信メモリ、12 I/O、13 割込み手
段、14 シーケンス実行手段、15 CPU、16
主記憶装置、17補助記憶装置、21 通信メモリ、2
2 I/O、23 割込み手段、24汎用ユーザプログ
ラム、25 通信手段、26 要求監視手段、27 要
求プログラム登録テーブル、28 登録手段、29 C
PU、30主記憶装置、31補助記憶装置、111 通
信ハンドシェークフラグ、112通信データエリア、1
13 要求元PCフラグ、200 情報処理装置、20
1 シーケンサ機能プログラム、202 共有メモリ、
203 イベント、204 汎用ユーザプログラム、2
05 通信手段、206 要求監視手段、207 要求
プログラム登録テーブル、208 登録手段、209
I/O、211 通信ハンドシェークフラグ、212通
信データエリア、213 要求元PCフラグ。
フロントページの続き (72)発明者 加藤 弘樹 愛知県名古屋市北区東大曽根町上五丁目 1071番地 三菱電機メカトロニクスソフト ウエア株式会社内 (72)発明者 山際 勝美 愛知県名古屋市北区東大曽根町上五丁目 1071番地 三菱電機メカトロニクスソフト ウエア株式会社内 Fターム(参考) 5H220 BB03 BB12 CC05 CC09 CX03 CX09 EE10 HH03 JJ12 JJ19 JJ26 JJ29

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーケンスプログラムに基づきシーケン
    ス制御を行うプログラマブルコントローラと、該プログ
    ラマブルコントローラと通信インタフェースを介して接
    続された情報処理装置とからなる分散処理システムにお
    いて、 上記プログラマブルコントローラは、シーケンスプログ
    ラム実行時、シーケンスプログラム中に記述される情報
    処理呼出命令を判断し、該情報処理呼出命令にて指示さ
    れた上記情報処理装置にて実行すべき汎用ユーザプログ
    ラムを指定する情報処理起動要求データを上記情報処理
    装置に送信し、 上記情報処理装置は、上記通信インタフェースを介して
    送信された上記情報処理起動要求データに基づき、指定
    された汎用ユーザプログラムを実行することを特徴とす
    る分散処理方式。
  2. 【請求項2】 情報処理起動要求データは、情報処理装
    置で実行する処理名及び引数データから構成され、該情
    報処理起動要求データを受けた情報処理装置において、
    処理名及び情報処理装置で実行する汎用ユーザプログラ
    ムが関連付けられ格納された要求プログラム登録テーブ
    ルより、実行すべき汎用ユーザプログラムを解析して上
    記引数データに基づき実行することを特徴とする請求項
    1に記載の分散処理方式。
  3. 【請求項3】 シーケンスプログラム中に記述される情
    報処理呼出命令は、情報処理装置側にて実行する汎用ユ
    ーザプログラム名を記述することを特徴とする請求項1
    又は2に記載の分散処理方式。
  4. 【請求項4】 要求プログラム登録テーブルは、外部か
    らの入力装置に基づき適宜修正可能であることを特徴と
    する請求項2に記載の分散処理方式。
  5. 【請求項5】 プログラマブルコントローラと情報処理
    装置間のデータのやり取りに際し、要求元を判別する要
    求元シーケンサフラグを備えることで、処理を複数のプ
    ログラマブルコントローラと情報処理装置へ分離するこ
    とを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の分散処理
    方式。
  6. 【請求項6】 シーケンスプログラムに基づきシーケ
    ンス制御を行うプログラマブルコントローラ機能モジュ
    ールと、該プログラマブルコントローラモジュールと通
    信インタフェース機能モジュールを介して接続された情
    報処理機能モジュールとを情報処理装置上に備えた分散
    処理システムにおいて、 上記プログラマブルコントローラ機能モジュールは、シ
    ーケンスプログラム実行時、シーケンスプログラム中に
    記述される情報処理呼出命令を判断し、該情報処理呼出
    命令にて指示された上記情報処理機能モジュールにて実
    行すべき汎用ユーザプログラムを指定する情報処理起動
    要求データを上記情報処理機能モジュールに送信し、 上記情報処理機能モジュールは、上記通信インタフェー
    ス機能モジュールを介して送信された上記情報処理起動
    要求データに基づき、指定された汎用ユーザプログラム
    を実行することを特徴とする分散処理方式。
  7. 【請求項7】 シーケンスプログラムに基づきシーケン
    ス制御を行うプログラマブルコントローラと、該プログ
    ラマブルコントローラと通信インタフェースを介して接
    続された情報処理装置とからなる分散処理システムにお
    いて、 プログラマブルコントローラにおけるシーケンスプログ
    ラム実行時、シーケンスプログラム中に記述される情報
    処理呼出命令の有無を判断する工程と、 情報処理呼出処理命令中の情報処理装置にて実行させる
    汎用ユーザープログラムを指定する情報処理起動要求デ
    ータを上記情報処理装置に対して割込み送信する工程
    と、 情報処理起動要求データの割込みを受信した情報処理装
    置が、指定された汎用ユーザープログラムを実行する工
    程と、 汎用ユーザープログラムの実行完了を示す応答を上記プ
    ログラマブルコントローラに対して割込み送信する工程
    と、を備えたことを特徴とする分散処理方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011108026A1 (ja) * 2010-03-04 2011-09-09 三菱電機株式会社 プログラマブル表示器を備えた制御システム及びプログラマブル表示器並びにその作画データ作成手段
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