JPH02184935A - デバッガの入出力支援方法 - Google Patents

デバッガの入出力支援方法

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JPH02184935A
JPH02184935A JP1005727A JP572789A JPH02184935A JP H02184935 A JPH02184935 A JP H02184935A JP 1005727 A JP1005727 A JP 1005727A JP 572789 A JP572789 A JP 572789A JP H02184935 A JPH02184935 A JP H02184935A
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JP
Japan
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input
firmware
output
debugger
iop
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JP1005727A
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Yukio Oguma
幸雄 小熊
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [概要] 本発明は入出力のハードウェアが、本体側プロセッサと
は独立に動作する【10プロセツサ側で制御されるよう
に構成されたシステムにおいて、本体側のカーネルやド
ライバ等のプログラムをデバッグする際のI10支援の
方法に関し、カーネル用デバッガの入出力をIOP側に
接続された入出力装置でサポートすることができるよう
にすることを目的とし、 10P側のファームウェアをまず停止させる割り込みを
行ない割り込みのための優先処理を行なわせてIOP上
で動作するプログラムを切り換え、その後再びIOP側
にファームウェア再開要求の割り込み要求を与えて先に
セーブしたIOPの状態をリストアし、これに基づきフ
ァームウェアを再開させ、カーネル用デバッガの入出力
としてIOP側に接続されたディスプレイ装置あるいは
キーボード装置を直接使用できるように構成する。
[産業上の利用分野] 本発明は、人出力(以下I10と略す)のハードウェア
が、本体側のシステムプロセッサの管理下にあり本体側
プロセッサとは独立に動作するI10プロセッサ側で制
御されるように構成されたシステムにおいて、本体側の
カーネル(オペレーティングシステムの中核をなす部分
)やドライバ等のプログラムをデバッグする際のI10
支援の方法に関する。
[従来の技術] 従来よりディスプレイ画面表示、キーボード入力等を本
体側のプロセッサとは独立したI10プロセッサで制御
するグラフィック表示機構を持ったシステムはよく知ら
れている。
近年のオフィスオートメーション(OA)やエンジニア
リングワークステーション等においては、高度なマンマ
シンインタフェースを実現するようになったため、ウィ
ンドウ表示等にみられるようにグラフィック処理にかか
るプロセッサの負荷がますます増大するという傾向にあ
る。このグラフィック処理にかかるプロセッサの負荷を
減らすために、グラフィック処理を本体側のプロセッサ
(以下SPと略す)とは独立した専用のI10プロセッ
サ(以下10Pと略す)で行なうようにしたシステムが
開発されている。また、このようなシステムにおいては
、マウスやキーボード入力等のエコーバック処理をリア
ルタイムで行なう必要性から、それらの入力装置もグラ
フィック側のIOPて処理させる傾向にある。
しかしながら、上記の構成には次のような問題がある。
■ディスプレイ描画機能は専用のIOP側にあるため、
一般にSPから直接表示用のフレームメモリを自由にア
クセスすることができない。したがって、SPが自由に
フレームメモリにアクセスできることを前提に作成され
たアプリケーションプログラムの移植はきわめて困難で
ある。
■SPとIOPとの間でのコマンドやデータの受渡しに
かかる負荷がシステム性能に大きく影響する。すなわち
、グラフィック部の描画性能が高くなればなるほど、シ
ステムとしての性能はSPと10Pとの通信処理にかか
る時間で決ってしまう。
そのため、本体側のSPがグラフィック側のlOPに処
理を依頼する描画コマンドの処理単位としては、1本の
線描画というような原始的なものではなく、ウィンドウ
の再描画等のように一連の処理単位をひとまとめにした
処理単位にする必要がある。
上記■の問題点については、近年グラフィック処理にお
ける描画データそのものを個々の装置依存型のものから
固有のハードウェアに依存しないで利用できるようなも
のにするために、図形インタフェースの標準化を進める
必要性が、高まっている。特に、ISOのCGI  (
ComputerGraphic  Interfac
e)などは今後の図形標準インタフェースとして重要視
されており、CGI準拠のグラフィックコントローラの
開発も盛んである。したがって、IOPによるグラフィ
ック描画機能がCGIのような規格化された標準図形イ
ンタフェースの仕様を完全に満たすものであれば標準図
形インタフェースに従ったアブリケーションの移植は問
題ないはずである。
これはパーソナルコンピュータについても言える。パー
ソナルコンピュータの次期O8(01)erating
  System)として注目されているO8/2でサ
ポート予定のプレゼンテーションマネジャーではアプリ
ケーションプログラムに対して標準的なグラフィックイ
ンタフェースを提供しており、アプリケーションプログ
ラムが独自にハードウェア資源を直接アクセスして図形
描画等を行なうことは許してはいない。したがって、プ
レゼンテーションマネジャーの提供する図形描画等の機
能を、本体のSPで処理するのではなく、独自にグラフ
ィック描画用のIOPを設けてそちらで処理するように
しても、アプリケーションの動作は保証されるというこ
とである。それ故、上記■の点は、現在はかなり問題で
あるけれども将来的にはそれほど大きな問題とならない
とも言える。
他方上記■の問題については、上述したようにSPがグ
ラフィック用のIOPに対してどのような処理単位で処
理を依頼するかということが重要である。上記■の問題
で述べた標準図形インタフェースは本体側のアプリケー
ションプログラムからみた上での話であるので、SPと
IOPの間でのインタフェースでは通信によるオーバヘ
ッドを最小とするようなインタフェースとするべきであ
り、この問題に対する回答は個々のシステムに依存する
と言える。
さて、上述したようなグラフィック描画機能、マウス、
キーボード等の入力1能を専用のIOPで実現するシス
テムにおいては、一般に本体側のSPからはディスプレ
イ表示、キーボード入力等のハードウェアを直接制御す
ることができないため、本体側プログラムのデバッグ環
境では以下のような問題が発生する。
すなわち、本体側のO8部のカーネルやドライバ(IO
Pとのインタフェース部も含む)等のデバッグを行なう
際にはカーネル用のデバッガを使用する必要があるが、
このカーネル用のデバッガの入出力の手段としてシステ
ムに接続されたディスプレイ装置やキーボード装置を使
用することができないという問題である。
ここで、カーネル用のデバッガについて説明する。UN
IX (AT&Tのベル研究所が開発したO8で、UN
IXは登録商標)等に代表されるO8は、一般にプロセ
スの取り得る状態としてカーネルモードとユーザモード
という2つのモードを持っている。カーネルモードとは
、O8のカーネルやドライバ等が動作するときに取り得
るモードで、ハードウェアの資源を直接制御できるモー
ドである。一方、ユーザモードとは、O8の提供するサ
ービスを利用してアプリケーションプログラムが動作す
るときに取り得るモードであり、一般にハードウェアの
資源に直接アクセスすることはできない。すなわち、ユ
ーザモードのプロセスが実行されるということは、O8
による各種のサービスの動作が保証されているというこ
とである。
カーネル用のデバッガに対してユーザ用のデバッガとい
うのもあるが、これはユーザモードで動作するアプリケ
ーションプログラムをデバッグするためのデバッガであ
り、カーネルやドライバ等の動作は保証されていること
が前提となっている。
したがって、ユーザ用のデバッガではデバッガ自体の入
出力にSPとIOP間のインタフェースによってシステ
ム側で提供された通常の入出力サ−ビスを利用すること
が可能である。
これに対してカーネル用のデバッガでは、カーネルやド
ライバをデバッグするのが目的であるため、自身の入出
力の機能にカーネルやドライバを使用するわけにはいか
ない。そのため、通常はTTY (teletypew
rl ter)端末等を接続し、これを入出力に利用す
る方法が採られる。
しかしながら、カーネル用のデバッガを利用するとき必
ずTTY端末を必要としたのでは、システム開発上でも
、またO8やドライバの障害発生時の調査等においても
大変不都合である。
そのため、従来ディスプレイ表示やキーボード入力のハ
ードウェアがSP側にあるシステムでは、カーネル用の
デバッガがO8やドライバとは別の手段で直接ハードウ
ェアを制御することにより、システムに接続されたディ
スプレイ装置やキーボード装置を自身の入出力の手段と
していた(第5図)。第5図において、11はターゲッ
トプログラムブロック、13はカーネル用のデバッガ、
30はこれらターゲットプログラムブロック11及びカ
ーネル用のデバッガ13を受ける入出力ハードウェアで
ある。41は該入出力ハードウェア30と接続されるデ
ィスプレイ装置、42は同じく入出力ハードウェア30
と接続されるキーボード装置である。
しかし、入出力のハードウェア30がIO2側にある第
6図に示すようなシステムでは、カーネル用のデバッガ
はハードウェアを直接制御することができないため、入
出力をTTY端末等に頼る他なかった。同図において、
10はSP側、20はIO2側であり、入出力ハードウ
ェア30はIO2側に設けられている。12はSP側に
設けられた通信用メモリ領域でありIO2側のファーム
ウェアブロック22と接続されている。21はSP側の
ターゲットプログラムブロック11及びIoP側のファ
ームウェアブロック22とを接続するセマフォレジスタ
である。
[発明が解決しようとする課題] 要するに、SP側にあるカーネル用のデバッガ13がI
O2側に接続されたディスプレイ装置やキーボード装置
42を利用してデバッガ自身の入出力を行なうためには
以下の問題点が解決されなくてはならない。
■まず、デバッガ使用時でのデバッガによるシステム側
の制御を説明する。
メモリダンプコマンド等のデバッガコマンド入力時にお
いては、SP側の制御はデバッガプログラムにあり、デ
バッグ対象プログラムであるカーネルやドライバは動作
していない(すなわち、デバッグプログラムが動作して
いる)。このときデバッガは自身のワーク領域内にデバ
ッグ対象プログラムを動作させるときに必要な情報(C
PU内の各種レジスタの値)を保存している。そして、
プログラム実行コマンド(gコマンド)が入力されるこ
とにより、CPUにワーク領域内に保存していたCPU
レジスタの値を設定し、制御をターゲットプログラムに
渡す。ターゲットプログラムはこれにより動作するが、
デバッガでブレークポイントが設定されていた場合には
その命令を解読したとき、あるいはトレースモードにあ
った場合には1命令実行後に、例外が発生し、再びデバ
ッガに制御が戻る。すなわち、SP側ではターゲットプ
ログラムが動作している場合とデバッガプログラム自体
が動作している場合とがある。
以上のことから、SP側でターゲットプログラム11が
動作しているときは、IO2側のファームウェア22は
SP側のドライバと通信を行い、本来の入出力処理を行
なう必要があるが、SP側でデバッガプログラム13が
動作している゛ときは、なんらかの手段でSP側のカー
ネル用のデバッガ13とデータの受渡し処理が行えなく
てはならない。また、再度SP側の制御がターゲットプ
ログラム11に移った時はIO2側のファームウェア2
2は以前まで実行していた処理の続きを実行てきなくて
はならない。すなわち、SP側でのデバッガの起動、タ
ーゲットプログラムの起動に同期してIO2側のファー
ムウェア22は処理の停止、再開を行ない、ファームウ
ェア停止時にSP側のデバッガのための人出力のサポー
トが行えなくてはならない。なお、ここでのファームウ
ェアとは、システムのパワーオン時にIO2側のメモリ
上にダウンロードされて起動されるIO2側の制御プロ
グラムをいう。
■上記■でIO2側のファームウェア22が停止状態に
あるときに、IO2側ではSP側で動作しているデバッ
ガ13のためにディスプレイ表示やキーボード入力のた
めのサービスをサポートする必要がある。また、このサ
ービスで用いるSP側とIO2側との間の通信手段は、
SP側のターゲットプログラム11とIO2側のファー
ムウェア22が用いているものと同じものであってはな
らない。なぜならば、かりに同様の手段で通信を行なっ
た場合は、SP側でデバッガが起動されることによって
ターゲットプログラム11がIOP側のファームウェア
21と通信していた領域のデータを破壊してしまうから
である。
本発明の目的は、このような課題に鑑み、入出力のハー
ドウェアがIOP側でしかアクセスできないシステムで
、SP側のカーネル用デバッガの入出力をIOP側に接
続された入出力装置でサポートすることができるデバッ
ガの入出力支援方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 第1図は本発明の方法を示す原理フローである。
本発明は次のステップによりデバッガの入出力を支援す
る。
本体側のプロセッサ側でカーネル用デバッガが起動され
ると入出力プロセッサ側にファームウェア停止要求のハ
ードウェア割り込みを発生しくステップ■)、 入出力プロセッサ側ではその割り込み要因を落し、割り
込み発生時の入出力プロセッサ側の状態を特定領域にセ
ーブした後優先制御の処理を行ない、その後通常のファ
ームウェアによるハードウェア操作とは別に独自にハー
ドウェアを制御することのできる入出力プロセッサ側の
ROM部において必要な初期化その他を行ない(ステッ
プ(2))、カーネル用のデバッガが入出力プロセッサ
側のROMプログラムと通信することでデバッガの入出
力の手段を提供しくステップ(3))、カーネル用デバ
ッガにより夕゛−ゲットプログラムの起動時に入出力が
ディスプレイかキーボードであった場合には、本山カプ
ロセッサ側にファームウェア再開要求のハードウェア割
り込みを発生すると共にターゲットプログラムに制御を
移しくステップ■)、 入出力プロセッサ側は前記ファームウェア再開要求のハ
ードウェア割り込みを受けるとその割り込み要因を落と
すと共に、前記ファームウェアの停止時にセーブしてい
た入出力プロセッサ側の状態を特定領域からリストアし
、これを基にファームウェアを再開させる(ステップ■
)。
[作用] 本発明では、SP側からIOP側のファームウェアをま
ず停止させる割り込みを行なって割り込みのための優先
処理を行なわせてIOP上で動作するプログラムを切り
換え、その後再びSP側からIOP側にファームウェア
再開要求の割り込み要求を与えて先のファームウェア停
止時にセーブしていたIOPの状態をリストアし、これ
に基づきファームウェアを再開させる。これにより、カ
ーネル用デバッガは、入出力として、IOP側に接続さ
れたディスプレイ装置あるいはキーボード装置を直接使
用できる。
[実施例] 第2図は本発明の方法を実施するための装置の一実施例
構成図である。図において、10はSP側、20はIO
P側、30は入出力ハードウェア、41はディスプレイ
装置、42はキーボード装置である。
SP側10において、11はカーネルやドライバ等から
なるターゲットプログラムを実行するターゲットプログ
ラムブロックで、セマフォレジスタ21と通信用メモリ
12を互いにアクセスすることによりIOP側とデータ
の受渡しを行なうことができる。13はカーネルやドラ
イバ等のデバッグを行なう機能を有するカーネル用のデ
バッガである。
10P側20において、22はIOP側にターゲットプ
ログラムブロック11とデータの受渡しを行い、ディス
プレイ装置41での表示およびキーボード装置42によ
る入力等の処理を行なう機能、すなわち通常のファーム
ウェアによるハードウェア操作を行なう機能を有するフ
ァームウェアブロック、23はROM部で、前記通常の
ファームウェアによるハードウェア操作とは別に独自に
ハードウェアを制御することのできるプログラムが格納
されており、IOP側のパワーオン時にIOP側の初期
化やIOPハードウェアの診断を実行し、その後10P
フアームウエアをSP側からダウンロードしIOP側フ
ァームウェアブロック22に制御権を移す機能を有する
24は実行制御レジスタで、SP側からIOP側に対し
てNMI (non−maskab 1einterr
upt)割り込みを要求したり、ROM部23がSP側
からコマンドを受は付ける状態になったときにSP側か
らのコマンド実行要求を受は付けるレジスタである。
実行制御レジスタ24は例えば第3図に示すようなフォ
ーマットとなっている。すなわち、8ビツトの中、下位
4ビツトはDOPC(Dev i ce  0pera
t ion  Code)で、IOP側の動作指定に利
用するコマンドコード設定領域である。また、5ビツト
目のARにはl0PfflllこNMI割り込みを発生
させるビットコマンドがセットされ、最上位ビットのE
XはIOP側に対してコマンドの実行を要求する信号が
セットされる。
25はカーネル用のデバッガ13に与える10P側のス
テータスを保持するIOPステータスレジスタ、26は
カーネル用のデバッガ13とROM部23との間で授受
するデータを保持するデータ通信用レジスタで、SP側
とIOP側とでり−ド/ライトが可能になっている。
このような構成における動作を次に説明する。
通常、システムが動作しているときには、SP側のドラ
イバとIOP側のファームウェアはセマフォレジスタ2
1でセマフォ同期をとりながらSP側のメモリ領域12
を互いにアクセスしてコマンド、データの授受を行なっ
ている。
ここで、SP側のカーネル用のデバッガ13が起動され
た場合(起動の要因はコマンド入力によるもの、ターゲ
ットプログラム中に設定されたブレイクポイントをSP
側がフェッチし解読したために例外処理から呼ばれるも
の、あるいはトレースモードが設定されていたために例
外処理から呼ばれるもの等、多くの場合がある)につい
て、第4図(a)および第4図(b)を参照して説明す
る。
カーネル用のデバッガ13は自身に制御が移ると、まず
自身の入出力装置としてTTY端末を使用するモードに
なっているかあるいはIOP側のディスプレイ装置41
やキーボード装置42を使用するモードになっているか
を調べる。後者の場合には以下のシーケンスに従った処
理が実行される。
■カーネル用のデバッガ13は実行制御レジスタ24の
コマンドコード設定領域にファームウェア停止要求コー
ドを設定し、かつIOPへの割り込み(NMI割り込み
)指定ビット(ARビット)を立て(ONとし)、IO
P側に対してNMI割り込みを発する。その後は実行制
御レジスタ24のDOPCコードがクリアされるのをポ
ーリングチエツクする。
■IOP側では、NMI割り込みの例外処理部に制御が
移る。この例外処理部では実行制御レジスタ24の内容
をリードし、SP側からのNMI割り込み要求であるか
を調べ、そうである場合にはDOPCに設定されたコー
ドを調べる。ここでは、ファームウェア停止要求コード
が設定されているので、ARビットをクリアしてNMI
割り込みの要因を落とした後NMI割り込みが入ったと
きのIOP内部レジスタの値(プログラムカウンタ、ス
タックポインタ等のファームウェアの再起動の際に必要
なものすべての値)を特定領域に設定する。
その後ファームウェアで必要であるならば、ファームウ
ェア内での優先制御の処理を行なった後ROM部23に
ジャンプしてROM部に制御を移す。
■ROM部23では、スタックポインタの設定等の必要
な初期化を行なった後、実行制御レジスタ24のDOP
CをクリアしSP側のカーネル用のデバッガ13の入出
力用のコマンドの受付可能状態に入る。すなわち、IO
Pステータスレジスタ25にあるIOP  Busyビ
ットをクリアし、実行制御レジスタ24のEXビットの
ポーリング状態に入る。
■SP側では、IOPによってDOPCがクリアされる
のでDOPCコードのポーリング状態から抜けてROM
部と入出力データの受渡しを行なう。
すなわち、IOPステータスレジスタ25のBusyビ
ットをチエツクし、IOP側がBusyでなければ実行
制御レジスタ24のDOPCに入出力用のコマンドコー
ドを設定し、EXビットをONとすることでROM部に
ディスプレイ装置41への表示およびキーボード装置4
2からの文字入力の処理を依頼する。SP側とIOP側
との間のデータ受渡しはデータ通信レジスタ26によっ
て行なわれる。
以上の処理により、IOP側フ側御アームウェア止とR
OM部によるSP側のカーネル用デバッガのための入出
力のサポートが可能となる。
次にSP側での制御がデバッガからターゲットプログラ
ムブロックに移るときの動作について説明する。
■カーネル用のデバッガ13はターゲットプログラムの
起動指示等のコマンド入力によりターゲットプログラム
ブロック11に制御を移すが、その際に自身が入出力の
ためにTTY端末を使用しているか、あるいはIOP側
のディスプレイ装置41またはキーボード装置42を使
用しているかをチエツクする。後者の場合には、実行制
御レジスタ24のコマンドコード設定領域(DOPC)
にファームウェアの再開要求コードを設定し、かつ10
Pへの割り込み(8M1割り込み)指定ビット(ARビ
ット)をONにすることによって10P側にNM1割り
込みを与え、その後ターゲットプログラムブロック11
に制御を移す。
■IOP側では、8M1割り込みの例外処理部に制御が
移る。この例外処理部では、実行制御レジスタ24の内
容を読み出し、SP側からの8M1割り込み要求かどう
かを調べ、そうである場合にはDOPCに設定されたコ
ードを調べる。ここではファームウェア再開要求コード
が設定されているので、ARビットをクリアして8M1
割り込みの要因を落し、その後特定領域に保存されてい
る10P内部レジスタの値を基にしてファームウェアを
再開させる。
なお、実施例ではカーネル用のデバッガの入出力サポー
トをROM部で行なっている構成としたが、これに限定
するものではない。例えば、カーネル用のデバッガを使
用するのがIOP側にファームウェアの存在する場合の
みでよければ、IOP側のファームウェアにカーネル用
のデバッガのための入出力サポートルーチンがあっても
かまわない。
また、SPとIOP間の通信レジスタ(実行制御レジス
タ24.IOPステータスレジスタ25゜データ通信用
レジスタ26)が上記と同様の作用をするものであれば
、上記構成と全く同じである必要はない。例えば、上記
説明ではIOP側への割り込み要求時にファームウェア
の停止要求や再開要求のコードを実行制御レジスタのD
OPCで通知しているが、これをデータ通信用レジスタ
26で行なっても同様の効果が得られる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、グラフィック描
画機能やキーボード等の入力機能を専用のIOPで実現
しているシステムにおいても、SP側からディスプレイ
装置やキーボード装置等のハードウェアを直接制御して
カーネルやドライバ等のデバッグを行なうことができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を示す原理フロー第2図は本発明
の方法を実施するための装置の一実施例構成図、 第3図は実行制御レジスタのデータフォーマット、 第4図(a)および第4図(b)は第2図に示す装置の
動作フローを示す図、 第5図および第6図は従来のシステムの概念的構成図で
ある。 10はSP側、 11はターゲットプログラムブロック、12は通信用メ
モリ、 13はカーネル用のデバッガ、 20はIOP側、 21はセマフォレジスタ、 22はファームウェアブロック、 23はROM部、 24は実行制御レジスタ、 25はIOPステータスレジスタ、 26はデータ通信用レジスタ、 30は入出力ハードウェア、 41はディスプレイ装置、 42はキーボード装置である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ディスプレイ画面表示、キーボード入力等を本体側のプ
    ロセッサとは独立した入出力プロセッサで制御するグラ
    フィック表示機能を持ったシステムにおいて、 本体側のプロセッサ側でカーネル用デバッガが起動され
    ると入出力プロセッサ側にファームウェア停止要求のハ
    ードウェア割り込みを発生し(ステップ(1))、 入出力プロセッサ側ではその割り込み要因を落し、割り
    込み発生時の入出力プロセッサ側の状態を特定領域にセ
    ーブした後優先制御の処理を行ない、その後通常のファ
    ームウェアによるハードウェア操作とは別に独自にハー
    ドウェアを制御することのできる入出力プロセッサ側の
    ROM部において必要な初期化その他を行ない(ステッ
    プ(2))、カーネル用のデバッガが入出力プロセッサ
    側のROMプログラムと通信することでデバッガの入出
    力の手段を提供し(ステップ(3))、 カーネル用デバッガによりターゲットプログラムの起動
    時に入出力がディスプレイかキーボードであった場合に
    は、入出力プロセッサ側にファームウェア再開要求のハ
    ードウェア割り込みを発生すると共にターゲットプログ
    ラムに制御を移し(ステップ(4))、 入出力プロセッサ側は前記ファームウェア再開要求のハ
    ードウェア割り込みを受けるとその割り込み要因を落と
    すと共に、前記ファームウェアの停止時にセーブしてい
    た入出力プロセッサ側の状態を特定領域からリストアし
    、これを基にファームウェアを再開させ(ステップ(5
    ))、 本体側のプロセッサ側のカーネルやドライバ等のプログ
    ラムをデバッグする際の入出力を支援するようにしたこ
    とを特徴とするデバッガの入出力支援方法。
JP1005727A 1989-01-12 1989-01-12 デバッガの入出力支援方法 Pending JPH02184935A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6219828B1 (en) * 1998-09-30 2001-04-17 International Business Machines Corporation Method for using two copies of open firmware for self debug capability

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6219828B1 (en) * 1998-09-30 2001-04-17 International Business Machines Corporation Method for using two copies of open firmware for self debug capability

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