JP2900876B2 - 表示装置の電源装置 - Google Patents
表示装置の電源装置Info
- Publication number
- JP2900876B2 JP2900876B2 JP8090120A JP9012096A JP2900876B2 JP 2900876 B2 JP2900876 B2 JP 2900876B2 JP 8090120 A JP8090120 A JP 8090120A JP 9012096 A JP9012096 A JP 9012096A JP 2900876 B2 JP2900876 B2 JP 2900876B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- horizontal synchronization
- signal
- frequency
- synchronization pulse
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M3/00—Conversion of dc power input into dc power output
- H02M3/22—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
- H02M3/24—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
- H02M3/28—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
- H02M3/325—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
- H02M3/335—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G1/00—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with cathode-ray tube indicators; General aspects or details, e.g. selection emphasis on particular characters, dashed line or dotted line generation; Preprocessing of data
- G09G1/005—Power supply circuits
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M3/00—Conversion of dc power input into dc power output
- H02M3/22—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
- H02M3/24—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
- H02M3/28—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
- H02M3/325—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
- H02M3/335—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
- H02M3/33507—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of the output voltage or current, e.g. flyback converters
- H02M3/33523—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of the output voltage or current, e.g. flyback converters with galvanic isolation between input and output of both the power stage and the feedback loop
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/63—Generation or supply of power specially adapted for television receivers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
- Details Of Television Scanning (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータシステム又
はこれに類似のシステムにおける表示装置のためのスイ
ッチングタイプの電源装置に関する。
はこれに類似のシステムにおける表示装置のためのスイ
ッチングタイプの電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムの表示装置(ディ
スプレイ又はモニタ)の電源装置としてスイッチング電
源装置が使用されている。このスイッチング電源装置に
おいては、DC−DC変換のためのスイッチング素子が
表示装置で使用されている水平同期信号(水平同期パル
ス)に同期してオン・オフする。このようにスイッチン
グ電源装置のスイッチング素子を水平同期信号に同期さ
せると、スイッチング素子のオン・オフに基づいて生じ
るノイズ成分の周波数がほぼ一定となり、このノイズ成
分の除去が容易になる。
スプレイ又はモニタ)の電源装置としてスイッチング電
源装置が使用されている。このスイッチング電源装置に
おいては、DC−DC変換のためのスイッチング素子が
表示装置で使用されている水平同期信号(水平同期パル
ス)に同期してオン・オフする。このようにスイッチン
グ電源装置のスイッチング素子を水平同期信号に同期さ
せると、スイッチング素子のオン・オフに基づいて生じ
るノイズ成分の周波数がほぼ一定となり、このノイズ成
分の除去が容易になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンピュー
タシステムの一般的な表示装置は、水平同期信号の周波
数を複数段階に切り換えることができるように構成され
ている。スイッチング電源装置のスイッチング素子のオ
ン・オフ周波数を表示装置の水平同期信号に常に同期さ
せると、水平同期信号の周波数が高い時にはスイッチン
グ素子のオン・オフ周波数も高くなる。スイッチング素
子のオン・オフ周波数が高くなると、単位時間当りのス
イッチング回数が多くなり、スイッチング素子及び出力
段の整流ダイオードにおけるスイッチング損失(電力損
失)が大きくなり、スイッチング電源装置の効率が低下
する。また、スイッチング素子のオン・オフ周波数が高
くなると、スイッチング素子がオン状態になる期間の幅
が狭くなるためにスイッチング素子のオン・オフ動作が
不安定になる。上述のような問題点を解決するために、
水平同期信号の周波数が高い時に、これを分周して低い
周波数の信号を作り、この低い周波数の信号に同期させ
てスイッチング素子をオン・オフすることが考えられ
る。この機能を有する電源装置のコストの低減を図るた
めには、水平同期信号を分周する回路の構成を簡単にす
ることが必要になる。
タシステムの一般的な表示装置は、水平同期信号の周波
数を複数段階に切り換えることができるように構成され
ている。スイッチング電源装置のスイッチング素子のオ
ン・オフ周波数を表示装置の水平同期信号に常に同期さ
せると、水平同期信号の周波数が高い時にはスイッチン
グ素子のオン・オフ周波数も高くなる。スイッチング素
子のオン・オフ周波数が高くなると、単位時間当りのス
イッチング回数が多くなり、スイッチング素子及び出力
段の整流ダイオードにおけるスイッチング損失(電力損
失)が大きくなり、スイッチング電源装置の効率が低下
する。また、スイッチング素子のオン・オフ周波数が高
くなると、スイッチング素子がオン状態になる期間の幅
が狭くなるためにスイッチング素子のオン・オフ動作が
不安定になる。上述のような問題点を解決するために、
水平同期信号の周波数が高い時に、これを分周して低い
周波数の信号を作り、この低い周波数の信号に同期させ
てスイッチング素子をオン・オフすることが考えられ
る。この機能を有する電源装置のコストの低減を図るた
めには、水平同期信号を分周する回路の構成を簡単にす
ることが必要になる。
【0004】そこで、本発明の目的は、水平同期信号の
周波数が低い時にはこの低い周波数に基づいてスイッチ
ング素子をオン・オフ動作させ、水平同期信号の周波数
が高い時にはこの高い周波数を分周した信号に基づいて
スイッチング素子をオン・オフ動作させるための制御回
路を簡単に構成することにある。
周波数が低い時にはこの低い周波数に基づいてスイッチ
ング素子をオン・オフ動作させ、水平同期信号の周波数
が高い時にはこの高い周波数を分周した信号に基づいて
スイッチング素子をオン・オフ動作させるための制御回
路を簡単に構成することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、表示装置における少なくとも水平同期パル
ス発生回路及びこの水平同期パルス発生回路に結合され
た水平偏向回路を含む負荷回路に電力を供給するための
スイッチングタイプの電源装置であって、直流電源から
供給された直流電圧をオン・オフするための少なくとも
1つのスイッチング素子と前記スイッチング素子でオン
・オフした直流電圧を平滑するための平滑手段とを含む
直流−直流変換回路と、前記水平同期パルス発生回路か
ら発生させるための水平同期パルスの所望周波数を示す
情報を含む水平同期タイミング信号を発生するものであ
って、前記水平同期パルス発生回路に接続されている水
平同期タイミング信号発生手段と、前記所望周波数が所
定値よりも低い時に第1の状態の信号を発生し、前記所
望周波数が前記所定値以上の時に第2の状態の信号を発
生する周波数判別信号発生手段と、前記水平同期パルス
の振幅を制御するためのものであって、前記水平同期パ
ルス発生回路及び前記周波数判別信号発生手段に結合さ
れており、前記周波数判別信号発生手段から前記第1の
状態の信号が発生している時には前記水平同期パルスの
振幅を第1のレベルに制御し、前記周波数判別信号発生
手段から前記第2の状態の信号が発生している時には前
記水平同期パルスの振幅を前記第1のレベルとは異なる
第2のレベルに制御する水平同期パルス振幅制御手段
と、前記水平同期パルス振幅制御手段から出力された前
記第1及び第2のレベルの振幅の水平同期パルスに基づ
いて前記スイッチング素子のオン・オフの周期を決定す
るための第1及び第2のタイミング信号を発生するもの
であって、前記水平同期パルス振幅制御手段に接続され
ており、前記水平同期パルス振幅制御手段から前記第1
のレベルの振幅の水平同期パルスが出力されている時に
は前記水平同期パルス発生回路から送出された水平同期
パルスの周波数と同一の周波数を有する前記第1のタイ
ミング信号を発生し、前記水平同期パルス振幅制御手段
から前記第2のレベルの振幅の水平同期パルスが出力さ
れている時には前記水平同期パルス発生回路から送出さ
れた水平同期パルスの周波数よりも低い周波数を有する
前記第2のタイミング信号を発生するスイッチング周波
数決定用タイミング信号発生手段と、前記スイッチング
周波数決定用タイミング信号発生手段と前記スイッチン
グ素子の制御端子との間に接続され、前記第1のタイミ
ング信号に応答して前記第1のタイミング信号の周波数
と同一の周波数を有して前記スイッチング素子をオン・
オフするための第1の制御信号を形成し、前記第2のタ
イミング信号に応答して前記第2のタイミング信号の周
波数と同一の周波数を有して前記スイッチング素子をオ
ン・オフするための第2の制御信号を形成するスイッチ
ング制御信号形成回路とを備えたスイッチングタイプの
電源装置に係わるものである。なお、請求項2に示すよ
うに、周波数判別信号発生手段を、周波数判別電圧信号
発生回路と、この回路の出力に応答する発光素子とで構
成することが望ましい。また、請求項3に示すように、
スイッチング周波数決定用タイミング信号発生手段を、
第1及び第2の基準電圧源と、第1及び第2のコンパレ
−タと、フリップフロップと、NORゲ−トで構成する
ことが望ましい。また、請求項4に示すように直流−直
流変換回路を、トランスの1次巻線とスイッチング素子
の直列回路と、トランスの2次巻線に接続された整流及
び平滑回路とで構成することが望ましいまた、請求項5
に示すように、スイッチング制御信号形成回路をのこぎ
り波発生回路と、参照信号発生手段と、スイッチング周
期制御手段と、パルス形成手段とで構成することが望ま
しい。また、請求項6に示すように、分周器と、第1及
び第2のスイッチ手段と、振幅制御された水平同期パル
スを平滑又はピ−クホ−ルドする平滑回路と、基準電圧
源と、コンパレ−タとで構成することができる。
の本発明は、表示装置における少なくとも水平同期パル
ス発生回路及びこの水平同期パルス発生回路に結合され
た水平偏向回路を含む負荷回路に電力を供給するための
スイッチングタイプの電源装置であって、直流電源から
供給された直流電圧をオン・オフするための少なくとも
1つのスイッチング素子と前記スイッチング素子でオン
・オフした直流電圧を平滑するための平滑手段とを含む
直流−直流変換回路と、前記水平同期パルス発生回路か
ら発生させるための水平同期パルスの所望周波数を示す
情報を含む水平同期タイミング信号を発生するものであ
って、前記水平同期パルス発生回路に接続されている水
平同期タイミング信号発生手段と、前記所望周波数が所
定値よりも低い時に第1の状態の信号を発生し、前記所
望周波数が前記所定値以上の時に第2の状態の信号を発
生する周波数判別信号発生手段と、前記水平同期パルス
の振幅を制御するためのものであって、前記水平同期パ
ルス発生回路及び前記周波数判別信号発生手段に結合さ
れており、前記周波数判別信号発生手段から前記第1の
状態の信号が発生している時には前記水平同期パルスの
振幅を第1のレベルに制御し、前記周波数判別信号発生
手段から前記第2の状態の信号が発生している時には前
記水平同期パルスの振幅を前記第1のレベルとは異なる
第2のレベルに制御する水平同期パルス振幅制御手段
と、前記水平同期パルス振幅制御手段から出力された前
記第1及び第2のレベルの振幅の水平同期パルスに基づ
いて前記スイッチング素子のオン・オフの周期を決定す
るための第1及び第2のタイミング信号を発生するもの
であって、前記水平同期パルス振幅制御手段に接続され
ており、前記水平同期パルス振幅制御手段から前記第1
のレベルの振幅の水平同期パルスが出力されている時に
は前記水平同期パルス発生回路から送出された水平同期
パルスの周波数と同一の周波数を有する前記第1のタイ
ミング信号を発生し、前記水平同期パルス振幅制御手段
から前記第2のレベルの振幅の水平同期パルスが出力さ
れている時には前記水平同期パルス発生回路から送出さ
れた水平同期パルスの周波数よりも低い周波数を有する
前記第2のタイミング信号を発生するスイッチング周波
数決定用タイミング信号発生手段と、前記スイッチング
周波数決定用タイミング信号発生手段と前記スイッチン
グ素子の制御端子との間に接続され、前記第1のタイミ
ング信号に応答して前記第1のタイミング信号の周波数
と同一の周波数を有して前記スイッチング素子をオン・
オフするための第1の制御信号を形成し、前記第2のタ
イミング信号に応答して前記第2のタイミング信号の周
波数と同一の周波数を有して前記スイッチング素子をオ
ン・オフするための第2の制御信号を形成するスイッチ
ング制御信号形成回路とを備えたスイッチングタイプの
電源装置に係わるものである。なお、請求項2に示すよ
うに、周波数判別信号発生手段を、周波数判別電圧信号
発生回路と、この回路の出力に応答する発光素子とで構
成することが望ましい。また、請求項3に示すように、
スイッチング周波数決定用タイミング信号発生手段を、
第1及び第2の基準電圧源と、第1及び第2のコンパレ
−タと、フリップフロップと、NORゲ−トで構成する
ことが望ましい。また、請求項4に示すように直流−直
流変換回路を、トランスの1次巻線とスイッチング素子
の直列回路と、トランスの2次巻線に接続された整流及
び平滑回路とで構成することが望ましいまた、請求項5
に示すように、スイッチング制御信号形成回路をのこぎ
り波発生回路と、参照信号発生手段と、スイッチング周
期制御手段と、パルス形成手段とで構成することが望ま
しい。また、請求項6に示すように、分周器と、第1及
び第2のスイッチ手段と、振幅制御された水平同期パル
スを平滑又はピ−クホ−ルドする平滑回路と、基準電圧
源と、コンパレ−タとで構成することができる。
【0006】
【発明の作用及び効果】各請求項の発明によれば、水平
同期パルスの周波数の値を示す情報を水平同期パルスの
振幅に含めるので、水平同期パルスの周波数の情報を独
立した伝送路で伝送することが不要になリ、水平同期パ
ルスに基づいてスイッチング素子のオン・オフを制御す
る回路の構成が簡単になる。更に詳細には、振幅が制御
された水平同期パルスの振幅に基づいて水平同期パルス
の周波数を検知し、水平同期パルスの周波数が所定値以
上の時には水平同期パルスの周波数よりも低い周波数で
スイッチング素子をオン・オフ制御することができる。
水平同期パルスと同一の周波数でスイッチング素子をオ
ン・オフしないで、水平同期パルスよりも低い周波数で
スイッチング素子をオン・オフすると、単位時間当たり
のスイッチング回数が少なくなり、スイッチング損失が
小さくなる。また、請求項2の発明に従って発光素子と
受光素子とを使用すると、発光素子側回路と受光素子側
回路とを電気的に分離することができる。また、請求項
3、6の発明によれば、スイッチング周波数決定用タイ
ミング信号を容易に作ることができる。また、請求項4
の発明によれば、直流−直流変換回路の構成が簡単にな
る。また、請求項5の発明によれば、スイッチ素子をオ
ン・オフするための制御信号を容易に形成することがで
きる。また、表示装置に表示が要求されていない期間即
ち待機期間のために、スイッチング周波数決定用タイミ
ング信号が発生しない時には、水平同期パルスに基づく
タイミング信号よりも低い一定の周波数のパルス列が形
成され、スイッチング素子に供給される。従って、待期
時には単位時間当たりのスイッチング回数が少なくな
り、スイッチング損失が少なくなる。またスイッチング
周波数が低下した分だけパルス幅を広くすることが可能
になり、PWMパルスを安定的に発生させることができ
る。
同期パルスの周波数の値を示す情報を水平同期パルスの
振幅に含めるので、水平同期パルスの周波数の情報を独
立した伝送路で伝送することが不要になリ、水平同期パ
ルスに基づいてスイッチング素子のオン・オフを制御す
る回路の構成が簡単になる。更に詳細には、振幅が制御
された水平同期パルスの振幅に基づいて水平同期パルス
の周波数を検知し、水平同期パルスの周波数が所定値以
上の時には水平同期パルスの周波数よりも低い周波数で
スイッチング素子をオン・オフ制御することができる。
水平同期パルスと同一の周波数でスイッチング素子をオ
ン・オフしないで、水平同期パルスよりも低い周波数で
スイッチング素子をオン・オフすると、単位時間当たり
のスイッチング回数が少なくなり、スイッチング損失が
小さくなる。また、請求項2の発明に従って発光素子と
受光素子とを使用すると、発光素子側回路と受光素子側
回路とを電気的に分離することができる。また、請求項
3、6の発明によれば、スイッチング周波数決定用タイ
ミング信号を容易に作ることができる。また、請求項4
の発明によれば、直流−直流変換回路の構成が簡単にな
る。また、請求項5の発明によれば、スイッチ素子をオ
ン・オフするための制御信号を容易に形成することがで
きる。また、表示装置に表示が要求されていない期間即
ち待機期間のために、スイッチング周波数決定用タイミ
ング信号が発生しない時には、水平同期パルスに基づく
タイミング信号よりも低い一定の周波数のパルス列が形
成され、スイッチング素子に供給される。従って、待期
時には単位時間当たりのスイッチング回数が少なくな
り、スイッチング損失が少なくなる。またスイッチング
周波数が低下した分だけパルス幅を広くすることが可能
になり、PWMパルスを安定的に発生させることができ
る。
【0007】
【第1の実施例】次に、図1〜図7を参照して本発明の
第1の実施例に係わるコンピュータシステムの表示装置
のスイッチング電源装置を説明する。スイッチング電源
装置を示す図1において、一対の交流電源端子1、2に
直流電源として機能する整流平滑回路3が接続されてい
る。この整流平滑回路3の一対の直流端子4、5に直流
−直流変換回路即ちDC−DCコンバータ回路6が接続
されている。このDC−DCコンバータ回路6は、トラ
ンス7とスイッチング素子としての電界効果トランジス
タ即ちFET8と第1、第2及び第3の出力整流平滑回
路9、10、11とから成る。トランス7は磁性体コア
を介して相互に電磁結合された1次、2次、3次及び4
次巻線12、13、14、15を有する。FET8は1
次巻線12に対して直列に接続され、この直列回路が入
力側の整流平滑回路3の直流端子4、5間に接続されて
いる。
第1の実施例に係わるコンピュータシステムの表示装置
のスイッチング電源装置を説明する。スイッチング電源
装置を示す図1において、一対の交流電源端子1、2に
直流電源として機能する整流平滑回路3が接続されてい
る。この整流平滑回路3の一対の直流端子4、5に直流
−直流変換回路即ちDC−DCコンバータ回路6が接続
されている。このDC−DCコンバータ回路6は、トラ
ンス7とスイッチング素子としての電界効果トランジス
タ即ちFET8と第1、第2及び第3の出力整流平滑回
路9、10、11とから成る。トランス7は磁性体コア
を介して相互に電磁結合された1次、2次、3次及び4
次巻線12、13、14、15を有する。FET8は1
次巻線12に対して直列に接続され、この直列回路が入
力側の整流平滑回路3の直流端子4、5間に接続されて
いる。
【0008】第1の出力整流平滑回路9は整流ダイオー
ド16と平滑用コンデンサ17から成り、2次巻線13
に接続されている。第2の出力整流平滑回路10は整流
ダイオード18と平滑用コンデンサ19とから成り、3
次巻線14に接続されている。第3の出力整流平滑回路
11は整流ダイオード20と平滑用コンデンサ21とか
ら成り、4次巻線15に接続されている。なお、整流ダ
イオード16、18、20はFET8がオフの期間に2
次、3次及び4次巻線13、14、15に発生する電圧
で順方向にバイアスされる方向性を有する。
ド16と平滑用コンデンサ17から成り、2次巻線13
に接続されている。第2の出力整流平滑回路10は整流
ダイオード18と平滑用コンデンサ19とから成り、3
次巻線14に接続されている。第3の出力整流平滑回路
11は整流ダイオード20と平滑用コンデンサ21とか
ら成り、4次巻線15に接続されている。なお、整流ダ
イオード16、18、20はFET8がオフの期間に2
次、3次及び4次巻線13、14、15に発生する電圧
で順方向にバイアスされる方向性を有する。
【0009】第1の出力整流平滑回路9の出力端子22
には負荷回路23が接続されている。負荷回路23は、
水平偏向用のDC−DCコンバータ24、水平同期パル
ス発生回路25、水平偏向回路26を含む。DC−DC
コンバータ24は第1の出力整流平滑回路9と水平偏向
回路26との間に接続され、第1の出力整流平滑回路9
の出力電圧を昇圧して水平偏向回路26に供給するもの
である。DC−DCコンバータ24はマイクロプロセッ
サ27の端子28からパワーセーブ(節電)信号を受け
取ると、DC−DC変換動作を停止する。
には負荷回路23が接続されている。負荷回路23は、
水平偏向用のDC−DCコンバータ24、水平同期パル
ス発生回路25、水平偏向回路26を含む。DC−DC
コンバータ24は第1の出力整流平滑回路9と水平偏向
回路26との間に接続され、第1の出力整流平滑回路9
の出力電圧を昇圧して水平偏向回路26に供給するもの
である。DC−DCコンバータ24はマイクロプロセッ
サ27の端子28からパワーセーブ(節電)信号を受け
取ると、DC−DC変換動作を停止する。
【0010】水平同期パルス発生回路(OSC)25
は、マイクロプロセッサ27の端子29に接続されてお
り、この端子29から供給された水平同期タイミング信
号に応答して水平同期パルス即ち水平同期信号を発生す
る。水平同期タイミング信号は複数段階の周波数を有す
るので、水平同期パルス発生回路25からも複数段階の
周波数の水平同期パルスが選択的に発生する。この水平
同期パルス発生回路25の電源端子は第1の出力整流平
滑回路9の出力端子22に接続されている。水平同期パ
ルス発生回路25に出力トランス30の1次巻線が接続
されている。このトランス30の2次巻線32は水平偏
向回路26に接続されている。水平同期パルス取出し手
段としての3次巻線33は水平同期パルス振幅制御手段
34に接続されている。水平偏向回路26は表示装置の
陰極線管(図示せず)の水平偏向コイル(図示せず)を
含む回路である。
は、マイクロプロセッサ27の端子29に接続されてお
り、この端子29から供給された水平同期タイミング信
号に応答して水平同期パルス即ち水平同期信号を発生す
る。水平同期タイミング信号は複数段階の周波数を有す
るので、水平同期パルス発生回路25からも複数段階の
周波数の水平同期パルスが選択的に発生する。この水平
同期パルス発生回路25の電源端子は第1の出力整流平
滑回路9の出力端子22に接続されている。水平同期パ
ルス発生回路25に出力トランス30の1次巻線が接続
されている。このトランス30の2次巻線32は水平偏
向回路26に接続されている。水平同期パルス取出し手
段としての3次巻線33は水平同期パルス振幅制御手段
34に接続されている。水平偏向回路26は表示装置の
陰極線管(図示せず)の水平偏向コイル(図示せず)を
含む回路である。
【0011】水平同期パルス振幅制御手段34は、水平
同期パルス発生回路25から発生した水平同期パルスの
周波数の高低に基づいて振幅を制御するものであり、ダ
イオード35とホトトランジスタ36と3つの抵抗3
7、38、39とから成る。ダイオード35とホトトラ
ンジスタ36と2つの抵抗37、38の直列回路は水平
同期パルス取り出し用巻線33に対して並列に接続され
ている。抵抗39はホトトランジスタ36と抵抗37の
直列回路に対して並列に接続されている。水平同期パル
ス振幅制御手段34の出力ライン40は抵抗37と抵抗
38の接続点に接続されているので、水平同期パルスの
振幅は、ホトトランジスタ36の抵抗と抵抗37及び3
9との合成値と、抵抗38の値との分圧比で制御され
る。ホトトランジスタ36は周波数判別信号出力手段4
1の発光ダイオード42に光結合されている。周波数判
別信号出力手段41の発光ダイオード42は抵抗43を
介してマイクロプロセッサ27の周波数判別電圧信号端
子44に接続されている。マイクロプロセッサ27の周
波数判別電圧信号端子44は、水平同期パルスの周波数
が所定値(例えば64kHz )よりも低い時に第1のレベ
ル(高レベル)の電圧信号を送出し、水平同期パルスの
周波数が所定値以上の時に第2のレベル(ゼロ又は低レ
ベル)の電圧信号を送出する。従って、発光ダイオード
42は、水平同期パルスの周波数が例えば32kHz のよ
うに低い時に発光状態(第1の状態)となって第1のレ
ベルの光出力状態となり、水平同期パルスの周波数が例
えば64kHz のように高い時に非発光状態(第2の状
態)となって第2のレベルの光出力状態となる。発光ダ
イオード42に光結合されたホトトランジスタ36は発
光ダイオード42の発光状態(第1の状態)の時に低い
抵抗値を示し、発光ダイオード42の非発光状態(第2
の状態)の時に高い抵抗値を示す。この結果、水平同期
パルスの周波数が所定値(64kHz ) よりも低い時には
振幅制限が小さくなり、水平同期パルス振幅制御手段3
4は第1のレベル(例えば9V)の振幅の水平同期パル
スを送出し、水平同期パルスの周波数が所定値(64kH
z )以上の高い時には振幅制限が大きくなり、水平同期
パルス振幅制御手段64は第2のレベル(例えば5V)
の振幅の水平同期パルスを送出する。
同期パルス発生回路25から発生した水平同期パルスの
周波数の高低に基づいて振幅を制御するものであり、ダ
イオード35とホトトランジスタ36と3つの抵抗3
7、38、39とから成る。ダイオード35とホトトラ
ンジスタ36と2つの抵抗37、38の直列回路は水平
同期パルス取り出し用巻線33に対して並列に接続され
ている。抵抗39はホトトランジスタ36と抵抗37の
直列回路に対して並列に接続されている。水平同期パル
ス振幅制御手段34の出力ライン40は抵抗37と抵抗
38の接続点に接続されているので、水平同期パルスの
振幅は、ホトトランジスタ36の抵抗と抵抗37及び3
9との合成値と、抵抗38の値との分圧比で制御され
る。ホトトランジスタ36は周波数判別信号出力手段4
1の発光ダイオード42に光結合されている。周波数判
別信号出力手段41の発光ダイオード42は抵抗43を
介してマイクロプロセッサ27の周波数判別電圧信号端
子44に接続されている。マイクロプロセッサ27の周
波数判別電圧信号端子44は、水平同期パルスの周波数
が所定値(例えば64kHz )よりも低い時に第1のレベ
ル(高レベル)の電圧信号を送出し、水平同期パルスの
周波数が所定値以上の時に第2のレベル(ゼロ又は低レ
ベル)の電圧信号を送出する。従って、発光ダイオード
42は、水平同期パルスの周波数が例えば32kHz のよ
うに低い時に発光状態(第1の状態)となって第1のレ
ベルの光出力状態となり、水平同期パルスの周波数が例
えば64kHz のように高い時に非発光状態(第2の状
態)となって第2のレベルの光出力状態となる。発光ダ
イオード42に光結合されたホトトランジスタ36は発
光ダイオード42の発光状態(第1の状態)の時に低い
抵抗値を示し、発光ダイオード42の非発光状態(第2
の状態)の時に高い抵抗値を示す。この結果、水平同期
パルスの周波数が所定値(64kHz ) よりも低い時には
振幅制限が小さくなり、水平同期パルス振幅制御手段3
4は第1のレベル(例えば9V)の振幅の水平同期パル
スを送出し、水平同期パルスの周波数が所定値(64kH
z )以上の高い時には振幅制限が大きくなり、水平同期
パルス振幅制御手段64は第2のレベル(例えば5V)
の振幅の水平同期パルスを送出する。
【0012】マイクロプロセッサ(マイコン)27はC
PU、RAM、プログラムROMを含むものである。こ
のマイクロプロセッサ27の電源端子は第2の出力整流
平滑回路10に接続されている。また、マイクロプロセ
ッサ27はホストコンピュータ装置45にバス46で接
続され、ホストコンピュータ装置45の指令に基づいて
端子28、29、44の信号を形成する。マイクロプロ
セッサ27は、図2に示すように等価的にパワーセーブ
信号発生回路47、水平同期制御信号抽出回路48、水
平同期タイミング信号発生回路49、及び周波数判別電
圧信号発生回路50を有する。
PU、RAM、プログラムROMを含むものである。こ
のマイクロプロセッサ27の電源端子は第2の出力整流
平滑回路10に接続されている。また、マイクロプロセ
ッサ27はホストコンピュータ装置45にバス46で接
続され、ホストコンピュータ装置45の指令に基づいて
端子28、29、44の信号を形成する。マイクロプロ
セッサ27は、図2に示すように等価的にパワーセーブ
信号発生回路47、水平同期制御信号抽出回路48、水
平同期タイミング信号発生回路49、及び周波数判別電
圧信号発生回路50を有する。
【0013】パワーセーブ信号発生回路47はバス46
に接続され、ホストコンピュータ装置45のキーボー
ド、マウス等の入力装置の操作が一定時間以上行われな
かったか否かを判定し、操作が一定時間以上行われなか
った時に節電を示すパワーセーブ信号を端子28に送出
する。このパワーセーブ信号の節電状態は、ホストコン
ピュータ装置45における次の操作によって解除され
る。
に接続され、ホストコンピュータ装置45のキーボー
ド、マウス等の入力装置の操作が一定時間以上行われな
かったか否かを判定し、操作が一定時間以上行われなか
った時に節電を示すパワーセーブ信号を端子28に送出
する。このパワーセーブ信号の節電状態は、ホストコン
ピュータ装置45における次の操作によって解除され
る。
【0014】水平同期制御信号抽出回路48はバス46
に接続され、ホストコンピュータ装置45から供給され
た水平同期パルスの周波数を指定するデータから成る水
平同期制御信号を抽出する。水平同期制御信号抽出回路
48に接続された水平同期タイミング信号発生回路49
は水平同期制御信号抽出回路48で抽出した水平同期制
御信号(周波数指定データ)によって指定された周波数
の水平同期パルスを得るために必要な水平同期タイミン
グ信号を作成して端子29に送出する。
に接続され、ホストコンピュータ装置45から供給され
た水平同期パルスの周波数を指定するデータから成る水
平同期制御信号を抽出する。水平同期制御信号抽出回路
48に接続された水平同期タイミング信号発生回路49
は水平同期制御信号抽出回路48で抽出した水平同期制
御信号(周波数指定データ)によって指定された周波数
の水平同期パルスを得るために必要な水平同期タイミン
グ信号を作成して端子29に送出する。
【0015】水平同期タイミング信号発生回路49に接
続された周波数判別電圧信号発生回路50は、水平同期
タイミング信号に基づいて水平同期パルスの周波数が所
定値(例えば64kHz )よりも低い時に第1のレベルの
電圧信号を発生し、水平同期パルスの周波数が所定値以
上の時に第2のレベルの電圧信号を発生する。周波数判
別電圧信号発生回路50の出力は端子44を介して図1
の発光ダイオード42に供給され、光信号に変換され
る。従って、図2の周波数判別電圧信号発生回路50と
図1の周波数判別信号出力手段41とを合せて周波数判
別信号発生手段と呼ぶことができる。なお、図2の周波
数判別電圧信号発生回路50を鎖線で示すように水平同
期制御信号抽出回路48に接続し、水平同期制御信号即
ち水平同期パルスの周波数指定データに基づいて周波数
判別電圧信号を形成するように構成することもできる。
続された周波数判別電圧信号発生回路50は、水平同期
タイミング信号に基づいて水平同期パルスの周波数が所
定値(例えば64kHz )よりも低い時に第1のレベルの
電圧信号を発生し、水平同期パルスの周波数が所定値以
上の時に第2のレベルの電圧信号を発生する。周波数判
別電圧信号発生回路50の出力は端子44を介して図1
の発光ダイオード42に供給され、光信号に変換され
る。従って、図2の周波数判別電圧信号発生回路50と
図1の周波数判別信号出力手段41とを合せて周波数判
別信号発生手段と呼ぶことができる。なお、図2の周波
数判別電圧信号発生回路50を鎖線で示すように水平同
期制御信号抽出回路48に接続し、水平同期制御信号即
ち水平同期パルスの周波数指定データに基づいて周波数
判別電圧信号を形成するように構成することもできる。
【0016】再び図1の電源装置を説明する。FET8
のゲート(制御端子)にはスイッチ制御回路51の端子
52が接続されている。この端子52からはPWM(Pu
lseWidth Modulation)パルスが発生する。従って、F
ET8は端子52のPWMパルスに応答してオン・オフ
する。第1の出力整流平滑回路9の出力電圧を一定に制
御するために、制御回路51にホトトランジスタ53が
含まれている。ホトトランジスタ53の導通状態即ち抵
抗値は第1の出力整流平滑回路9の出力電圧の変化に応
じて変化し、端子52のPWMパルスのパルス幅も変化
する。
のゲート(制御端子)にはスイッチ制御回路51の端子
52が接続されている。この端子52からはPWM(Pu
lseWidth Modulation)パルスが発生する。従って、F
ET8は端子52のPWMパルスに応答してオン・オフ
する。第1の出力整流平滑回路9の出力電圧を一定に制
御するために、制御回路51にホトトランジスタ53が
含まれている。ホトトランジスタ53の導通状態即ち抵
抗値は第1の出力整流平滑回路9の出力電圧の変化に応
じて変化し、端子52のPWMパルスのパルス幅も変化
する。
【0017】ホトトランジスタ53を制御するために、
第1の出力整流平滑回路9の出力端子とグランドとの間
に電圧制御信号形成回路54が接続されている。この電
圧制御信号形成回路54は、2つの電圧検出用抵抗5
5、56と、基準電圧源57と、誤差増幅器58と、発
光ダイオード59と、電流制限用抵抗60とから成る。
2つの抵抗55、56は互いに直列に接続され且つ出力
端子22とグランドとの間に接続されている。誤差増幅
器58の一方の入力端子は2つの抵抗55、56の相互
接続点に接続され、他方の入力端子は基準電圧源57に
接続されている。発光ダイオード59は第1の出力整流
平滑回路9の出力端子22と誤差増幅器58の出力端子
との間に電流制限用抵抗60を介して接続されている。
誤差増幅器58は2つの抵抗55、56の接続点に得ら
れた検出電圧と基準電圧源57の基準電圧との差に対応
する電圧を出力し、発光ダイオード59は誤差増幅器5
8の出力に応答して発光する。この実施例では端子22
の出力電圧が目標値よりも高くなると、電圧制御信号と
しての発光ダイオード59の光出力も高くなる。制御回
路51のホトトランジスタ53は発光ダイオード59に
光結合されているので、発光ダイオード59の光出力の
レベルに応じた導通状態となる。
第1の出力整流平滑回路9の出力端子とグランドとの間
に電圧制御信号形成回路54が接続されている。この電
圧制御信号形成回路54は、2つの電圧検出用抵抗5
5、56と、基準電圧源57と、誤差増幅器58と、発
光ダイオード59と、電流制限用抵抗60とから成る。
2つの抵抗55、56は互いに直列に接続され且つ出力
端子22とグランドとの間に接続されている。誤差増幅
器58の一方の入力端子は2つの抵抗55、56の相互
接続点に接続され、他方の入力端子は基準電圧源57に
接続されている。発光ダイオード59は第1の出力整流
平滑回路9の出力端子22と誤差増幅器58の出力端子
との間に電流制限用抵抗60を介して接続されている。
誤差増幅器58は2つの抵抗55、56の接続点に得ら
れた検出電圧と基準電圧源57の基準電圧との差に対応
する電圧を出力し、発光ダイオード59は誤差増幅器5
8の出力に応答して発光する。この実施例では端子22
の出力電圧が目標値よりも高くなると、電圧制御信号と
しての発光ダイオード59の光出力も高くなる。制御回
路51のホトトランジスタ53は発光ダイオード59に
光結合されているので、発光ダイオード59の光出力の
レベルに応じた導通状態となる。
【0018】制御回路51の端子61には水平同期パル
ス振幅制御手段34の出力ライン40が接続されてい
る。制御回路51は端子61に入力する振幅制御された
水平同期信号に基づいてPWMパルスの周波数を決定す
る。制御回路51の電源端子62は第3の出力整流平滑
回路11に接続されていると共に、起動用抵抗63を介
して入力側の整流平滑回路3の一方の出力端子4に接続
されている。制御回路51のグランド端子90は整流平
滑回路3の他方の出力端子(グランド端子)5及び第3
の出力整流平滑回路11の平滑用コンデンサ21の下側
の端子に接続されている。
ス振幅制御手段34の出力ライン40が接続されてい
る。制御回路51は端子61に入力する振幅制御された
水平同期信号に基づいてPWMパルスの周波数を決定す
る。制御回路51の電源端子62は第3の出力整流平滑
回路11に接続されていると共に、起動用抵抗63を介
して入力側の整流平滑回路3の一方の出力端子4に接続
されている。制御回路51のグランド端子90は整流平
滑回路3の他方の出力端子(グランド端子)5及び第3
の出力整流平滑回路11の平滑用コンデンサ21の下側
の端子に接続されている。
【0019】図3は図1の制御回路51を詳しく示す。
この制御回路51はハイブリッドIC(混成集積回路)
で構成されており、大別してスイッチング周波数決定用
タイミング信号発生回路64と、スイッチング制御信号
(PWM信号)形成回路65と、駆動回路66とから成
る。
この制御回路51はハイブリッドIC(混成集積回路)
で構成されており、大別してスイッチング周波数決定用
タイミング信号発生回路64と、スイッチング制御信号
(PWM信号)形成回路65と、駆動回路66とから成
る。
【0020】スイッチング周波数決定用タイミング信号
発発生回路64は、図4に示すように構成されている。
この図4において、図1の水平同期パルス振幅制御回路
34の出力ライン40が接続されている端子61は抵抗
67を介して第1及び第2のコンパレータ68、69の
負の入力端子にそれぞれ接続されている。第1及び第2
のコンパレータ68、69の正の入力端子は第1及び第
2の基準電圧源E1 、E2 にそれぞれ接続されている。
第1の基準電圧源E1 は例えば3Vの第1の基準電圧を
発生し、第2の基準電圧源E2 は例えば7Vの第2の基
準電圧を発生する。第1のコンパレータ68の出力端子
はトリガタイプ(T型)のフリップフロップ70のトリ
ガ入力端子Tに接続されている。第2のコンパレータ6
9の出力端子は水平同期パルスの時間幅よりも短い遅延
時間Td の遅延回路71を介してフリップフロップ70
のセット端子Sに接続されている。NORゲート72の
一方の入力端子は第1のコンパレータ68の出力に接続
され、NORゲート72の他方の入力端子はフリップフ
ロップ70の出力端子Qに接続されている。NORゲー
ト72の出力ライン73aは図3のスイッチ制御信号形
成回路65のスイッチング周期制御手段としてのトラン
ジスタ73のベース(制御端子)に接続されている。ス
イッチング周波数決定用タイミング信号発生回路64の
出力ライン73aに、水平同期パルスと同一の周波数の
図5(F)に示す第1のスイッチング周波数決定用タイ
ミング信号、又は水平同期パルスを1/2に分周した図
6(F)に示す第2のスイッチング周波数決定用タイミ
ング信号が得られる。
発発生回路64は、図4に示すように構成されている。
この図4において、図1の水平同期パルス振幅制御回路
34の出力ライン40が接続されている端子61は抵抗
67を介して第1及び第2のコンパレータ68、69の
負の入力端子にそれぞれ接続されている。第1及び第2
のコンパレータ68、69の正の入力端子は第1及び第
2の基準電圧源E1 、E2 にそれぞれ接続されている。
第1の基準電圧源E1 は例えば3Vの第1の基準電圧を
発生し、第2の基準電圧源E2 は例えば7Vの第2の基
準電圧を発生する。第1のコンパレータ68の出力端子
はトリガタイプ(T型)のフリップフロップ70のトリ
ガ入力端子Tに接続されている。第2のコンパレータ6
9の出力端子は水平同期パルスの時間幅よりも短い遅延
時間Td の遅延回路71を介してフリップフロップ70
のセット端子Sに接続されている。NORゲート72の
一方の入力端子は第1のコンパレータ68の出力に接続
され、NORゲート72の他方の入力端子はフリップフ
ロップ70の出力端子Qに接続されている。NORゲー
ト72の出力ライン73aは図3のスイッチ制御信号形
成回路65のスイッチング周期制御手段としてのトラン
ジスタ73のベース(制御端子)に接続されている。ス
イッチング周波数決定用タイミング信号発生回路64の
出力ライン73aに、水平同期パルスと同一の周波数の
図5(F)に示す第1のスイッチング周波数決定用タイ
ミング信号、又は水平同期パルスを1/2に分周した図
6(F)に示す第2のスイッチング周波数決定用タイミ
ング信号が得られる。
【0021】図3のスイッチ制御信号形成回路65は、
大別してパルス形成手段としてのコンパレータ74と、
のこぎり波発生回路75と、パルス幅を制御するための
参照信号発生回路76と、基準電圧源77と、前述した
スイッチング周期制御手段としてのトランジスタ73
と、ダイオード78とを有し、スイッチ制御信号として
のPWMパルス列を形成して駆動回路66に送る。
大別してパルス形成手段としてのコンパレータ74と、
のこぎり波発生回路75と、パルス幅を制御するための
参照信号発生回路76と、基準電圧源77と、前述した
スイッチング周期制御手段としてのトランジスタ73
と、ダイオード78とを有し、スイッチ制御信号として
のPWMパルス列を形成して駆動回路66に送る。
【0022】のこぎり波発生回路75は、のこぎり波発
生用のコンデンサ79と、3つの抵抗80、81、82
と、トランジスタ83と、2つのダイオード84、85
とから成る。コンデンサ79は、電源端子62とグラン
ド端子90との間にトランジスタ83とダイオード84
とを介して接続されている。抵抗80は放電回路を形成
するためにコンデンサ79に並列に接続されている。コ
ンデンサ79の上端は、コンパレータ74の第1の負入
力端子に接続されている。トランジスタ83のベースは
抵抗81を介して基準電圧源77に接続されていると共
に、抵抗82とダイオード85とから成る回路を介して
コンパレータ74の出力端子に接続されている。抵抗8
2とダイオード85はコンパレータ74の出力が低レベ
ルになった時にトランジスタ83をオフに制御し、コン
デンサ79の充電を停止させる機能を有する。コンパレ
ータ74の正入力端子は抵抗81を介して基準電圧源7
7に接続されていると共に、抵抗82とダイオード85
を介してコンパレータ74の出力端子にも接続されてい
る。コンパレータ74の出力端子は周知の駆動回路66
を介してPWMパルス出力端子52に接続されている。
生用のコンデンサ79と、3つの抵抗80、81、82
と、トランジスタ83と、2つのダイオード84、85
とから成る。コンデンサ79は、電源端子62とグラン
ド端子90との間にトランジスタ83とダイオード84
とを介して接続されている。抵抗80は放電回路を形成
するためにコンデンサ79に並列に接続されている。コ
ンデンサ79の上端は、コンパレータ74の第1の負入
力端子に接続されている。トランジスタ83のベースは
抵抗81を介して基準電圧源77に接続されていると共
に、抵抗82とダイオード85とから成る回路を介して
コンパレータ74の出力端子に接続されている。抵抗8
2とダイオード85はコンパレータ74の出力が低レベ
ルになった時にトランジスタ83をオフに制御し、コン
デンサ79の充電を停止させる機能を有する。コンパレ
ータ74の正入力端子は抵抗81を介して基準電圧源7
7に接続されていると共に、抵抗82とダイオード85
を介してコンパレータ74の出力端子にも接続されてい
る。コンパレータ74の出力端子は周知の駆動回路66
を介してPWMパルス出力端子52に接続されている。
【0023】パルス幅制御用の参照信号発生回路76
は、コンデンサ86と、トランジスタ87と、トランジ
スタ88と、NOT回路(インバータ)89と、図1に
おいても示したフォトトランジスタ53とから成る。コ
ンデンサ86の上端はフォトトランジスタ53を介して
電源端子62に接続され、下端はグランド端子90に接
続されている。このコンデンサ86の電圧Vc をコンパ
レータ74に関係付けるために、コンパレータ74の正
入力端子とグランド端子90との間にトランジスタ87
が接続され、このトランジスタ87のベースがコンデン
サ86の上端に接続されている。また、コンデンサ86
の放電をコンパレータ74の出力に関係付けるために、
コンデンサ86に対して並列にトランジスタ88が接続
され、コンパレータ74の出力端子がNOT回路89を
介してトランジスタ88のベースに接続されている。
は、コンデンサ86と、トランジスタ87と、トランジ
スタ88と、NOT回路(インバータ)89と、図1に
おいても示したフォトトランジスタ53とから成る。コ
ンデンサ86の上端はフォトトランジスタ53を介して
電源端子62に接続され、下端はグランド端子90に接
続されている。このコンデンサ86の電圧Vc をコンパ
レータ74に関係付けるために、コンパレータ74の正
入力端子とグランド端子90との間にトランジスタ87
が接続され、このトランジスタ87のベースがコンデン
サ86の上端に接続されている。また、コンデンサ86
の放電をコンパレータ74の出力に関係付けるために、
コンデンサ86に対して並列にトランジスタ88が接続
され、コンパレータ74の出力端子がNOT回路89を
介してトランジスタ88のベースに接続されている。
【0024】スイッチング周波数決定用トランジスタ7
3は、コンパレータ74の第2の負入力端子とグランド
端子64との間にダイオード78を介して接続されてい
る。従って、トランジスタ73がオンになるとコンパレ
ータ74の第2の負入力端子の電位が低下し、コンパレ
ータ74の出力状態が低レベルから高レベルに転換す
る。なお、コンパレ−タ74は図8にその一部を示すよ
うに、差動増幅回路を形成するための第1、第2、第3
トランジスタQ1 、Q2 、Q3 及びこれ等のコククタと
9.2Vの電源端子91との間に接続された抵抗R1 と
トランジスタQ4を有する周知のものである。図8にお
いて、第2及び第3のトランシスタQ2 、Q3 は並列に
接続され、第2のトランジスタQ2 のベ−スは図3のコ
ンデンサ79に接続され、第3のトランジスタQ3 のベ
−スは図3のダイオ−ド78に接続される。第1のトラ
ンジスタQ1 のベ−スは図3のトランジスタ83のベ−
スに接続される。
3は、コンパレータ74の第2の負入力端子とグランド
端子64との間にダイオード78を介して接続されてい
る。従って、トランジスタ73がオンになるとコンパレ
ータ74の第2の負入力端子の電位が低下し、コンパレ
ータ74の出力状態が低レベルから高レベルに転換す
る。なお、コンパレ−タ74は図8にその一部を示すよ
うに、差動増幅回路を形成するための第1、第2、第3
トランジスタQ1 、Q2 、Q3 及びこれ等のコククタと
9.2Vの電源端子91との間に接続された抵抗R1 と
トランジスタQ4を有する周知のものである。図8にお
いて、第2及び第3のトランシスタQ2 、Q3 は並列に
接続され、第2のトランジスタQ2 のベ−スは図3のコ
ンデンサ79に接続され、第3のトランジスタQ3 のベ
−スは図3のダイオ−ド78に接続される。第1のトラ
ンジスタQ1 のベ−スは図3のトランジスタ83のベ−
スに接続される。
【0025】
【動作】次に、図1の電源装置及び図2のマイクロプロ
セッサ27及び図3の制御回路の動作を、図5〜図7を
参照して説明する。図1に示すホストコンピュータ装置
45から陰極線管表示装置における水平同期パルスの周
波数を第1の値(例えば32kHz )とするためのコマン
ドがマイクロプロセッサ27に供給されている時には、
マイクロプロセッサ27が図2の等価回路の水平同期制
御抽出回路48によってこれを検出し、これを水平同期
タイミング信号発生回路49に通知する。水平同期タイ
ミング信号発生回路49は水平同期パルスを第1の周波
数値(32kHz )で発生させるための第1の水平同期タ
イミング信号を端子29に送出する。図1の水平同期パ
ルス発生回路25は第1の水平同期タイミング信号に応
答して第1の周波数値(32kHz )の水平同期パルスを
図5(A)の例えばt0 〜t1 、t3 〜t4 に示すよう
に発生する。この水平同期パルスは水平偏向回路26に
供給され、水平偏向回路26は陰極線管の電子ビームを
水平偏向する。水平同期パルス発生回路25から得られ
た水平同期パルスは巻線33によって取り出されて水平
同期パルス振幅制御回路34に送られる。水平同期パル
スの周波数を比較的低い第1の値(例えば32kHz )と
する時には、マイクロプロセッサ27における図2に等
価的に示す周波数判別電圧信号発生回路50は水平同期
パルスの第1の周波数値(32kHz )を示す高レベルの
周波数判別電圧信号を発生し、これが発光ダイオード4
2に供給され、発光ダイオード42が発光し、ホトトラ
ンジスタ36が導通する。これにより、抵抗39に対し
て抵抗37が並列接続され、2つの抵抗37、39の合
成抵抗値が抵抗39のみの値より小さくなり、抵抗38
の両端子間に比較的高い第1の値の振幅の水平同期パル
スが図5(B)に示すように得られる。この実施例では
図5(B)の水平同期パルスの振幅は9Vである。
セッサ27及び図3の制御回路の動作を、図5〜図7を
参照して説明する。図1に示すホストコンピュータ装置
45から陰極線管表示装置における水平同期パルスの周
波数を第1の値(例えば32kHz )とするためのコマン
ドがマイクロプロセッサ27に供給されている時には、
マイクロプロセッサ27が図2の等価回路の水平同期制
御抽出回路48によってこれを検出し、これを水平同期
タイミング信号発生回路49に通知する。水平同期タイ
ミング信号発生回路49は水平同期パルスを第1の周波
数値(32kHz )で発生させるための第1の水平同期タ
イミング信号を端子29に送出する。図1の水平同期パ
ルス発生回路25は第1の水平同期タイミング信号に応
答して第1の周波数値(32kHz )の水平同期パルスを
図5(A)の例えばt0 〜t1 、t3 〜t4 に示すよう
に発生する。この水平同期パルスは水平偏向回路26に
供給され、水平偏向回路26は陰極線管の電子ビームを
水平偏向する。水平同期パルス発生回路25から得られ
た水平同期パルスは巻線33によって取り出されて水平
同期パルス振幅制御回路34に送られる。水平同期パル
スの周波数を比較的低い第1の値(例えば32kHz )と
する時には、マイクロプロセッサ27における図2に等
価的に示す周波数判別電圧信号発生回路50は水平同期
パルスの第1の周波数値(32kHz )を示す高レベルの
周波数判別電圧信号を発生し、これが発光ダイオード4
2に供給され、発光ダイオード42が発光し、ホトトラ
ンジスタ36が導通する。これにより、抵抗39に対し
て抵抗37が並列接続され、2つの抵抗37、39の合
成抵抗値が抵抗39のみの値より小さくなり、抵抗38
の両端子間に比較的高い第1の値の振幅の水平同期パル
スが図5(B)に示すように得られる。この実施例では
図5(B)の水平同期パルスの振幅は9Vである。
【0026】他方、ホストコンピュータ装置45から水
平同期パルスの周波数を第1の値(32kHz )よりも高
い第2の値(例えば64kHz )にすることを指令するコ
マインドがマイクロプロセッサ27に供給されている時
には、端子29から第2の水平同期タイミング信号が発
生し、水平同期パルス発生回路25から水平同期パルス
が第2の周波数値(64kHz )で発生する。また、マイ
クロプロセッサ27の端子44からは第2の周波数値
(64kHz )を示す低レベルの周波数判別電圧信号が発
生する。この低レベルの周波数判別信号の時には発光ダ
イオード42が発光しないので、ホトトランジスタ36
は非導通状態になり、抵抗37が切り離された状態にな
り、抵抗38の両端子間に得られる水平同期パルスの振
幅は図6(B)に示すように図5(B)の第1の振幅値
(9V)よりも低い第2の振幅値(5V)となる。
平同期パルスの周波数を第1の値(32kHz )よりも高
い第2の値(例えば64kHz )にすることを指令するコ
マインドがマイクロプロセッサ27に供給されている時
には、端子29から第2の水平同期タイミング信号が発
生し、水平同期パルス発生回路25から水平同期パルス
が第2の周波数値(64kHz )で発生する。また、マイ
クロプロセッサ27の端子44からは第2の周波数値
(64kHz )を示す低レベルの周波数判別電圧信号が発
生する。この低レベルの周波数判別信号の時には発光ダ
イオード42が発光しないので、ホトトランジスタ36
は非導通状態になり、抵抗37が切り離された状態にな
り、抵抗38の両端子間に得られる水平同期パルスの振
幅は図6(B)に示すように図5(B)の第1の振幅値
(9V)よりも低い第2の振幅値(5V)となる。
【0027】図5(B)に示す9Vの振幅値を有する水
平同期パルスが図4のスイッチング周波数決定用タイミ
ング信号発生回路64の第1及び第2のコンパレータ6
8、69の負入力端子に供給された時には、この振幅値
(9V)が第1及び第2の基準電圧源E1 、E2 の基準
電圧値(3V、7V)よりもそれぞれ高いので、第1及
び第2のコンパレータ68、69から図5(C)(D)
に示すように図5(B)の振幅制御された水平同期パル
スに同期して低レベルのパルスが得られる。第2のコン
パレータ69の出力パルスは遅延回路71を介してフリ
ップフロップ70のセット端子Sに供給されているの
で、図5(C)のt1 に示す第1のコンパレータ68の
出力パルスの後縁でフリップフロップ70がトリガされ
てもフリップフロップ70の出力の状態変化が生じな
い。従って、フリップフロップ70の出力は図5(E)
に示すように低レベル(0V)に保たれる。NORゲー
ト72には図5(C)の第1のコンパレータ68の出力
パルスと図5(E)のフリップフロップ70の低レベル
出力とが入力するので、このNORゲート72の出力ラ
イン73aには図5(F)に示すように第1のコンパレ
ータ68の出力パルスに同期して正のパルスが得られ
る。図5(F)のパルスは図5(A)の水平同期信号の
周波数値(32kHz )と同一の周波数値を有するスイッ
チング周波数決定用タイミング信号である。
平同期パルスが図4のスイッチング周波数決定用タイミ
ング信号発生回路64の第1及び第2のコンパレータ6
8、69の負入力端子に供給された時には、この振幅値
(9V)が第1及び第2の基準電圧源E1 、E2 の基準
電圧値(3V、7V)よりもそれぞれ高いので、第1及
び第2のコンパレータ68、69から図5(C)(D)
に示すように図5(B)の振幅制御された水平同期パル
スに同期して低レベルのパルスが得られる。第2のコン
パレータ69の出力パルスは遅延回路71を介してフリ
ップフロップ70のセット端子Sに供給されているの
で、図5(C)のt1 に示す第1のコンパレータ68の
出力パルスの後縁でフリップフロップ70がトリガされ
てもフリップフロップ70の出力の状態変化が生じな
い。従って、フリップフロップ70の出力は図5(E)
に示すように低レベル(0V)に保たれる。NORゲー
ト72には図5(C)の第1のコンパレータ68の出力
パルスと図5(E)のフリップフロップ70の低レベル
出力とが入力するので、このNORゲート72の出力ラ
イン73aには図5(F)に示すように第1のコンパレ
ータ68の出力パルスに同期して正のパルスが得られ
る。図5(F)のパルスは図5(A)の水平同期信号の
周波数値(32kHz )と同一の周波数値を有するスイッ
チング周波数決定用タイミング信号である。
【0028】水平同期パルスの周波数値が第2の値(例
えば64kHz )の時には、図6(A)に示す水平同期パ
ルスの振幅が図6(B)に示すように制御され、例えば
t0〜t1 、t2 〜t4 で比較的低い振幅(5V)のパ
ルスが得られ、これが図4の第1及び第2のコンパレー
タ68、69の負入力端子に供給される。これにより、
第1のコンパレータ68からは図6(C)に示すように
水平同期パルスに同期した低レベルのパルスが得られ、
第2のコンパレータ69からは図6(D)に示す高レベ
ルの出力が連続的に得られる。フリップフロップ70の
セット許可端子(トリガ許可端子)Sが常に高レベルに
なると、フリップフロップ70は図6(C)に示す第1
のコンパレータ68の出力パルスに応答して動作し、図
6(E)に示す1/2分周出力パルスを発生する。フリ
ップフロップ70の出力パルスは例えばt1 〜t4 で高
レベル、t4 〜t6 で低レベルになる。NORゲート7
2からは図6(F)に示すパルスが得られる。このNO
Rゲート72の出力パルスは水平同期信号の1/2の周
波数を有する。換言すれば、NORゲート72の出力ラ
イン73aに得られるスイッチング周波数決定用タイミ
ング信号の周期t0〜t5 は、水平同期パルスの周期t0
〜t2 の2倍である。
えば64kHz )の時には、図6(A)に示す水平同期パ
ルスの振幅が図6(B)に示すように制御され、例えば
t0〜t1 、t2 〜t4 で比較的低い振幅(5V)のパ
ルスが得られ、これが図4の第1及び第2のコンパレー
タ68、69の負入力端子に供給される。これにより、
第1のコンパレータ68からは図6(C)に示すように
水平同期パルスに同期した低レベルのパルスが得られ、
第2のコンパレータ69からは図6(D)に示す高レベ
ルの出力が連続的に得られる。フリップフロップ70の
セット許可端子(トリガ許可端子)Sが常に高レベルに
なると、フリップフロップ70は図6(C)に示す第1
のコンパレータ68の出力パルスに応答して動作し、図
6(E)に示す1/2分周出力パルスを発生する。フリ
ップフロップ70の出力パルスは例えばt1 〜t4 で高
レベル、t4 〜t6 で低レベルになる。NORゲート7
2からは図6(F)に示すパルスが得られる。このNO
Rゲート72の出力パルスは水平同期信号の1/2の周
波数を有する。換言すれば、NORゲート72の出力ラ
イン73aに得られるスイッチング周波数決定用タイミ
ング信号の周期t0〜t5 は、水平同期パルスの周期t0
〜t2 の2倍である。
【0029】図5(F)又は図6(F)に示すNORゲ
ート72の出力パルスが図3のスイッチング制御信号形
成回路65に供給されると、図5(G)のt0 〜t2 又
は図6(G)のt0 〜t3 に示すようなPWMパルスが
得られる。即ち、NORゲート72の出力パルスがスイ
ッチング周波数決定用タイミング信号として作用し、こ
れに同期したPWMパルスが得られ、これが周知の駆動
回路66を介してFET8のゲートに印加され、FET
8は図5(G)及び図6(G)のPWMパルスに同期し
てオン・オフする。図6に示すように水平同期パルスの
周波数が所定値(64kHz )と同一又はこれよりも高い
時には、水平同期パルスの1/2の周波数でFET8が
オン・オフする。従って、FET8の単位時間当りのス
イッチング回数が水平同期パルスと同一の周波数でFE
T8をオン・オフする場合の1/2になり、スイッチン
グ損失が低減し、効率が高くなる。
ート72の出力パルスが図3のスイッチング制御信号形
成回路65に供給されると、図5(G)のt0 〜t2 又
は図6(G)のt0 〜t3 に示すようなPWMパルスが
得られる。即ち、NORゲート72の出力パルスがスイ
ッチング周波数決定用タイミング信号として作用し、こ
れに同期したPWMパルスが得られ、これが周知の駆動
回路66を介してFET8のゲートに印加され、FET
8は図5(G)及び図6(G)のPWMパルスに同期し
てオン・オフする。図6に示すように水平同期パルスの
周波数が所定値(64kHz )と同一又はこれよりも高い
時には、水平同期パルスの1/2の周波数でFET8が
オン・オフする。従って、FET8の単位時間当りのス
イッチング回数が水平同期パルスと同一の周波数でFE
T8をオン・オフする場合の1/2になり、スイッチン
グ損失が低減し、効率が高くなる。
【0030】次に、図3のスイッチ制御パルス形成回路
65の動作を図7の波形図を参照して説明する。図7
(A)に示すようにライン73aからスイッチング周波
数決定用タイミング信号が発生し、例えばt0 の直前に
おいてコンパレータ74の正入力端子に供給されている
電圧V1 が低い値VL であり、コンパレータ74の負入
力端子に供給されている電圧V2 が正入力端子の電圧V
1 よりも高い値に保たれている状態において、図7
(A)のt0 時点でスイッチング周波数決定用タイミン
グ信号が発生すると、トランジスタ73がオンになり、
コンパレータ74の第2の負入力端子の電圧V3 が正入
力端子の電圧V1 よりも低くなり、コンパレータ74の
出力が低レベルから高レベルに転換する。コンパレータ
74の出力が高レベルになると、帰還用ダイオード85
がオフになるため、コンパレータ74の正入力端子の電
圧V1 は高レベルVH に戻る。また、のこぎり波発生回
路75のトランジスタ83がオンになり、コンデンサ7
9が急速に充電され、コンパレータ74の第1の負入力
端子の電圧V2 も高いレベルになる。電圧V2 即ちコン
デンサ79の電圧は、基準電圧源77の基準電圧Vr
(約6.3V)からトランジスタ83のベース・エミッ
タ間電圧VBEとダイオードD1 の電圧Vf との和(VBE
+Vf )を差し引いた値(約5V)即ちVr −(VBE+
Vf )まで充電される。コンデンサ79の充電回路には
抵抗が含まれていないので、このコンデンサ79の電圧
は急速に立上がる。コンデンサ79の電圧V2 はトラン
ジスタ83のオン期間(to 〜t1 )で約5Vに保た
れ、トランジスタ83のオフの期間t1 〜t2 に抵抗8
0を通る放電によって徐々に低下し、図7(B)で点線
で示すのこぎり波となる。前述したようにコンパレータ
74の出力の低レベルから高レベルへの転換時点即ち図
7(D)に示すPWMパルスの立上り(前縁)時点t0
、t2 は図7(A)に示すタイミング信号によって決
定される。
65の動作を図7の波形図を参照して説明する。図7
(A)に示すようにライン73aからスイッチング周波
数決定用タイミング信号が発生し、例えばt0 の直前に
おいてコンパレータ74の正入力端子に供給されている
電圧V1 が低い値VL であり、コンパレータ74の負入
力端子に供給されている電圧V2 が正入力端子の電圧V
1 よりも高い値に保たれている状態において、図7
(A)のt0 時点でスイッチング周波数決定用タイミン
グ信号が発生すると、トランジスタ73がオンになり、
コンパレータ74の第2の負入力端子の電圧V3 が正入
力端子の電圧V1 よりも低くなり、コンパレータ74の
出力が低レベルから高レベルに転換する。コンパレータ
74の出力が高レベルになると、帰還用ダイオード85
がオフになるため、コンパレータ74の正入力端子の電
圧V1 は高レベルVH に戻る。また、のこぎり波発生回
路75のトランジスタ83がオンになり、コンデンサ7
9が急速に充電され、コンパレータ74の第1の負入力
端子の電圧V2 も高いレベルになる。電圧V2 即ちコン
デンサ79の電圧は、基準電圧源77の基準電圧Vr
(約6.3V)からトランジスタ83のベース・エミッ
タ間電圧VBEとダイオードD1 の電圧Vf との和(VBE
+Vf )を差し引いた値(約5V)即ちVr −(VBE+
Vf )まで充電される。コンデンサ79の充電回路には
抵抗が含まれていないので、このコンデンサ79の電圧
は急速に立上がる。コンデンサ79の電圧V2 はトラン
ジスタ83のオン期間(to 〜t1 )で約5Vに保た
れ、トランジスタ83のオフの期間t1 〜t2 に抵抗8
0を通る放電によって徐々に低下し、図7(B)で点線
で示すのこぎり波となる。前述したようにコンパレータ
74の出力の低レベルから高レベルへの転換時点即ち図
7(D)に示すPWMパルスの立上り(前縁)時点t0
、t2 は図7(A)に示すタイミング信号によって決
定される。
【0031】図7(D)に示すPWMパルスの立下り
(後縁)時点t1 、t3 は図1の発光ダイオード59の
出力によって制御される。次に、このPWMパルスの幅
の制御を説明する。コンデンサ86とホトトランジスタ
53の抵抗とで決まるCR時定数はコンデンサ79とこ
の充電回路の抵抗とで決まるCR時定数よりも十分に大
きく設定されているので、コンデンサ86の電圧Vc は
図7(C)のt0 〜t1区間に示すようにPWMパルス
の高レベル期間において傾斜を有してゆっくり上昇す
る。なお、t0 〜t1 にはコンパレータ74の出力が高
レベル、NOT回路89の出力が低レベル、トランジス
タ88がオフであるので、コンデンサ86の放電回路は
形成されない。コンデンサ86の電圧Vc が0.7〜
0.8程度になると、トランジスタ87がオンになり、
コンパレータ74の正入力端子の参照信号としての電圧
V1 が低下し、のこぎり波からなる負入力端子の電圧V
2 よりも低くなり、t1 でコンパレータ74の出力は低
レベル(L)に転換する。これにより、ダイオード85
がオンになり、コンパレータ74の正入力端子の電圧V
1が約3Vに固定される。また、NOT回路89の出力
が高レベル、トランジスタ88がオンになるので、コン
デンサ86の電荷がトランジスタ88を介して急激に放
出され、この電圧Vc は急激に低下する。t1 〜t2 期
間には、コンパレータ74の正入力端子の電圧V1 が負
入力端子の電圧V2 よりも低いので、トランジスタ83
及びダイオード84が逆バイアス状態となり、それぞれ
オフ状態になるので、コンデンサ79の充電が停止され
る。もし、出力端子22の電圧が所望値よりも高くなる
と、ホトトランジスタ53の抵抗が小さくなり、コンデ
ンサ86の充電電流が大きくなる。この結果、コンデン
サ86の電圧Vc の充電速度が速くなり、コンパレータ
74の出力が高レベルに転換した時点から短い期間内に
トランジスタ87がオンに転換し、図7(D)に示すP
WMパルスのオン期間が短くなる。逆に、出力端子22
の電圧が所望値よりも低くなった時には、PWMパルス
の幅が広くなる。
(後縁)時点t1 、t3 は図1の発光ダイオード59の
出力によって制御される。次に、このPWMパルスの幅
の制御を説明する。コンデンサ86とホトトランジスタ
53の抵抗とで決まるCR時定数はコンデンサ79とこ
の充電回路の抵抗とで決まるCR時定数よりも十分に大
きく設定されているので、コンデンサ86の電圧Vc は
図7(C)のt0 〜t1区間に示すようにPWMパルス
の高レベル期間において傾斜を有してゆっくり上昇す
る。なお、t0 〜t1 にはコンパレータ74の出力が高
レベル、NOT回路89の出力が低レベル、トランジス
タ88がオフであるので、コンデンサ86の放電回路は
形成されない。コンデンサ86の電圧Vc が0.7〜
0.8程度になると、トランジスタ87がオンになり、
コンパレータ74の正入力端子の参照信号としての電圧
V1 が低下し、のこぎり波からなる負入力端子の電圧V
2 よりも低くなり、t1 でコンパレータ74の出力は低
レベル(L)に転換する。これにより、ダイオード85
がオンになり、コンパレータ74の正入力端子の電圧V
1が約3Vに固定される。また、NOT回路89の出力
が高レベル、トランジスタ88がオンになるので、コン
デンサ86の電荷がトランジスタ88を介して急激に放
出され、この電圧Vc は急激に低下する。t1 〜t2 期
間には、コンパレータ74の正入力端子の電圧V1 が負
入力端子の電圧V2 よりも低いので、トランジスタ83
及びダイオード84が逆バイアス状態となり、それぞれ
オフ状態になるので、コンデンサ79の充電が停止され
る。もし、出力端子22の電圧が所望値よりも高くなる
と、ホトトランジスタ53の抵抗が小さくなり、コンデ
ンサ86の充電電流が大きくなる。この結果、コンデン
サ86の電圧Vc の充電速度が速くなり、コンパレータ
74の出力が高レベルに転換した時点から短い期間内に
トランジスタ87がオンに転換し、図7(D)に示すP
WMパルスのオン期間が短くなる。逆に、出力端子22
の電圧が所望値よりも低くなった時には、PWMパルス
の幅が広くなる。
【0032】この実施例の電源装置においては、水平同
期パルスの振幅が周波数によって制御されている。従っ
て、水平同期パルス振幅制御回路34を通った水平同期
パルスは、この周期に基づく周波数情報を有する他に、
この振幅に基づいても周波数情報を有する。電圧に基づ
く周波数情報は図4に示すような比較的簡単な回路によ
って正確に検出することができる。即ち、第1及び第2
のコンパレータ68、69を使用した簡単な回路で水平
同期パルスの周波数の高低を判断することができる。ま
た、図3のスイッチ制御信号形成回路65は、ライン7
3aからスイッチング周波数決定用タイミング信号の供
給を受けない場合に、図5(F)及び図6(F)のNO
Rゲート72の出力パルス即ちスイッチング周波数決定
用タイミング信号の周波数よりも低い一定の周波数(例
えば20kHz )でPWMパルスを発生する。これによ
り、マイクロプロセッサ27に対する電力の供給を継続
することができる。マイクロプロセッサ27は水平偏向
回路26を含む負荷回路23よりも軽い負荷であるの
で、PWMパルスのデューティ比(duty ratio )が小
さくなる。もし、PWMパルスの周波数が高い時に小さ
いデューティ比にすると、必然的にパルス幅が狭くな
り、PWMパルスの発生及びこれによるFET8の制御
が不安定になる。しかし、図1の電源装置では、軽負荷
時にPWMパルスの周波数が低い値(例えば20kHz )
になるので、パルス幅が比較的広くなり、PWMパルス
の発生及びこれによるFET8の制御が安定する。ま
た、図1の電源装置における制御回路51はハイブリッ
ドICで構成されている。ハイブリッドICを構成する
場合に、外部回路と接続するための端子数が出来るだけ
少ないことが望ましい。図1の装置ではPWMパルスの
周波数の切換情報を水平同期パルスの振幅に乗せてい
る。従って、PWMパルスの周波数の切換情報を専用の
ラインによって制御回路51に供給することが不要にな
り、制御回路51の端子の構成が簡単になる。
期パルスの振幅が周波数によって制御されている。従っ
て、水平同期パルス振幅制御回路34を通った水平同期
パルスは、この周期に基づく周波数情報を有する他に、
この振幅に基づいても周波数情報を有する。電圧に基づ
く周波数情報は図4に示すような比較的簡単な回路によ
って正確に検出することができる。即ち、第1及び第2
のコンパレータ68、69を使用した簡単な回路で水平
同期パルスの周波数の高低を判断することができる。ま
た、図3のスイッチ制御信号形成回路65は、ライン7
3aからスイッチング周波数決定用タイミング信号の供
給を受けない場合に、図5(F)及び図6(F)のNO
Rゲート72の出力パルス即ちスイッチング周波数決定
用タイミング信号の周波数よりも低い一定の周波数(例
えば20kHz )でPWMパルスを発生する。これによ
り、マイクロプロセッサ27に対する電力の供給を継続
することができる。マイクロプロセッサ27は水平偏向
回路26を含む負荷回路23よりも軽い負荷であるの
で、PWMパルスのデューティ比(duty ratio )が小
さくなる。もし、PWMパルスの周波数が高い時に小さ
いデューティ比にすると、必然的にパルス幅が狭くな
り、PWMパルスの発生及びこれによるFET8の制御
が不安定になる。しかし、図1の電源装置では、軽負荷
時にPWMパルスの周波数が低い値(例えば20kHz )
になるので、パルス幅が比較的広くなり、PWMパルス
の発生及びこれによるFET8の制御が安定する。ま
た、図1の電源装置における制御回路51はハイブリッ
ドICで構成されている。ハイブリッドICを構成する
場合に、外部回路と接続するための端子数が出来るだけ
少ないことが望ましい。図1の装置ではPWMパルスの
周波数の切換情報を水平同期パルスの振幅に乗せてい
る。従って、PWMパルスの周波数の切換情報を専用の
ラインによって制御回路51に供給することが不要にな
り、制御回路51の端子の構成が簡単になる。
【0033】
【第2の実施例】次に、図9を参照して第2の実施例の
電源装置を説明する。但し、第2の実施例の電源装置は
第1の実施例のスイッチング周波数決定用タイミング信
号発生回路64を変形した他は図1〜図3と同一に構成
したものであるので、図9には変形されたスイッチング
周波数決定用タイミング信号発生回路64aのみが示さ
れている。図9において参照信号40、61、73aは
図4で同一の符号で示すものと同一である。図9のスイ
ッチング周波数決定用タイミング信号発生回路64a
は、1/2分周器80と、それぞれが電子スイッチから
成る第1及び第2のスイッチ81、82と、ピークホー
ルド回路83と、基準電圧源84と、コンパレータ85
と、NOT回路86とを有する。第1のスイッチ81は
振幅が制御された水平同期パルスが入力する端子61と
スイッチング周波数決定用タイミング信号出力ライン7
3aとの間に接続され、コンパレータ85の高レベル出
力に応答してオンになる。1/2分周器80は入力端子
61と第2のスイッチ82との間に接続されている。こ
の1/2分周器80は入力端子61の水平同期パルスの
周波数を1/2にするものである。第2のスイッチ82
は1/2分周器80と出力ライン73aとの間に接続さ
れており、1/2分周出力を選択的に伝送する。コンパ
レータ85と第2のスイッチ82の制御端子との間には
NOT回路86が接続されているので、コンパレータ8
5の出力が低レベルの時に第2のスイッチ82がオンに
なる。
電源装置を説明する。但し、第2の実施例の電源装置は
第1の実施例のスイッチング周波数決定用タイミング信
号発生回路64を変形した他は図1〜図3と同一に構成
したものであるので、図9には変形されたスイッチング
周波数決定用タイミング信号発生回路64aのみが示さ
れている。図9において参照信号40、61、73aは
図4で同一の符号で示すものと同一である。図9のスイ
ッチング周波数決定用タイミング信号発生回路64a
は、1/2分周器80と、それぞれが電子スイッチから
成る第1及び第2のスイッチ81、82と、ピークホー
ルド回路83と、基準電圧源84と、コンパレータ85
と、NOT回路86とを有する。第1のスイッチ81は
振幅が制御された水平同期パルスが入力する端子61と
スイッチング周波数決定用タイミング信号出力ライン7
3aとの間に接続され、コンパレータ85の高レベル出
力に応答してオンになる。1/2分周器80は入力端子
61と第2のスイッチ82との間に接続されている。こ
の1/2分周器80は入力端子61の水平同期パルスの
周波数を1/2にするものである。第2のスイッチ82
は1/2分周器80と出力ライン73aとの間に接続さ
れており、1/2分周出力を選択的に伝送する。コンパ
レータ85と第2のスイッチ82の制御端子との間には
NOT回路86が接続されているので、コンパレータ8
5の出力が低レベルの時に第2のスイッチ82がオンに
なる。
【0034】ピークホールド回路83はダイオード87
と、抵抗88、89と、コンデンサ90とから成り、積
分回路又は平滑回路として機能し、水平同期パルスのピ
ークを保持する。更に詳細には、コンデンサ90が入力
端子61とグランドとの間にダイオード87と抵抗88
とを介して接続されており、このコンデンサ90が水平
同期パルスのピーク即ち最大振幅を保持する。もし、入
力端子61に図5(B)の振幅9Vの水平同期パルスが
供給された時にはコンデンサ90は9Vを保持し、ま
た、入力端子61に図6(B)の振幅5Vの水平同期パ
ルスが供給された時にはコンデンサ90は5Vを保持す
る。コンパレータ85の一方の入力端子はコンデンサ9
0に接続され、他方の入力端子は基準電圧源84に接続
されているので、コンデンサ90の電圧が基準電圧源8
4の基準電圧(7V)以上の時に高レベルの出力が得ら
れ、第1のスイッチ81がオンになる。また、コンデン
サ90の電圧が基準電圧よりも低い時に低レベル出力が
得られ、第2のスイッチ82がオンになる。この結果、
水平同期パルスの周波数が比較的低い第1の値(32kH
z )の場合には第1のスイッチ81がオンになって第1
の値(32kHz )の周波数のタイミング信号がライン7
3aから出力され、水平同期パルスの周波数が比較的高
い第2の値(64kHz )の場合には第2の値(64kHz
)の1/2の周波数(32kHz )のタイミング信号が
ライン73aから出力される。第2の実施例はスイッチ
ング周波数決定用タイミング信号発生回路64a以外は
第1の実施例と同一であるので、第1の実施例と同一の
作用及び効果を有する。
と、抵抗88、89と、コンデンサ90とから成り、積
分回路又は平滑回路として機能し、水平同期パルスのピ
ークを保持する。更に詳細には、コンデンサ90が入力
端子61とグランドとの間にダイオード87と抵抗88
とを介して接続されており、このコンデンサ90が水平
同期パルスのピーク即ち最大振幅を保持する。もし、入
力端子61に図5(B)の振幅9Vの水平同期パルスが
供給された時にはコンデンサ90は9Vを保持し、ま
た、入力端子61に図6(B)の振幅5Vの水平同期パ
ルスが供給された時にはコンデンサ90は5Vを保持す
る。コンパレータ85の一方の入力端子はコンデンサ9
0に接続され、他方の入力端子は基準電圧源84に接続
されているので、コンデンサ90の電圧が基準電圧源8
4の基準電圧(7V)以上の時に高レベルの出力が得ら
れ、第1のスイッチ81がオンになる。また、コンデン
サ90の電圧が基準電圧よりも低い時に低レベル出力が
得られ、第2のスイッチ82がオンになる。この結果、
水平同期パルスの周波数が比較的低い第1の値(32kH
z )の場合には第1のスイッチ81がオンになって第1
の値(32kHz )の周波数のタイミング信号がライン7
3aから出力され、水平同期パルスの周波数が比較的高
い第2の値(64kHz )の場合には第2の値(64kHz
)の1/2の周波数(32kHz )のタイミング信号が
ライン73aから出力される。第2の実施例はスイッチ
ング周波数決定用タイミング信号発生回路64a以外は
第1の実施例と同一であるので、第1の実施例と同一の
作用及び効果を有する。
【0035】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 水平同期パルス振幅制御回路34を水平同期パ
ルス発生回路25と巻線31との間に接続することがで
きる。 (2) 水平同期パルスを負パルスとすることができ
る。 (3) CRT表示装置に限ることなく、液晶表示装置
にも本発明を適用することができる。 (4) FET8の代りに、バイポーラトランジスタ等
の別の半導体スイッチを使用することができる。 (5) 図1の実施例ではFET8がオンの期間に出力
整流ダイオード16及び18がオフになるように巻線1
3及び14の極性が設定されているが、FET8のオン
の期間にダイオード16及び18がオンになるように巻
線13及び14の極性を設定することができる。 (6) 図5(F)及び図6(F)のスイッチング周波
数決定用信号の立下り(後縁)に同期させてPWMパル
スを発生させることができる。 (7) PWM制御を行うために第1の出力整流平滑回
路9に電圧制御信号形成回路54を接続する代りに、4
次巻線15の電圧を検出し、この検出値を出力端子22
の電圧とみなすことができる。即ち、図1の回路では、
FET8のオフ期間に巻線13の電圧に対応した電圧が
巻線15に得られるので、巻線15の電圧によって出力
電圧を間接的に検出することができる。また、巻線15
を使用しないで専用の出力電圧検出用巻線をトランス7
に設けることができる。 (8) DC−DCコンバータ回路6を、複数のスイッ
チング素子をブリッジ型又はハーフ・ブリッジ型に接続
した回路を含むもの等に変形することができる。 (9) 水平同期パルスの分周比は1/2に限ることな
く、1/3、1/4等であってもよい。 (10) コンパレ−タ74の内部に図8に示すように
2つのトランジスタQ2 、Q3 を設ける代りに、図8の
トランジスタQ3 を省いたコンパレ−タ74aを図10
に示すように形成することができる。この場合には、ス
イッチング周期制御用トランジスタ73をダイオ−ド7
8を介してコンデンサ79に並列に接続し、コンデンサ
79をタイミング信号で強制的に放電させる。
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 水平同期パルス振幅制御回路34を水平同期パ
ルス発生回路25と巻線31との間に接続することがで
きる。 (2) 水平同期パルスを負パルスとすることができ
る。 (3) CRT表示装置に限ることなく、液晶表示装置
にも本発明を適用することができる。 (4) FET8の代りに、バイポーラトランジスタ等
の別の半導体スイッチを使用することができる。 (5) 図1の実施例ではFET8がオンの期間に出力
整流ダイオード16及び18がオフになるように巻線1
3及び14の極性が設定されているが、FET8のオン
の期間にダイオード16及び18がオンになるように巻
線13及び14の極性を設定することができる。 (6) 図5(F)及び図6(F)のスイッチング周波
数決定用信号の立下り(後縁)に同期させてPWMパル
スを発生させることができる。 (7) PWM制御を行うために第1の出力整流平滑回
路9に電圧制御信号形成回路54を接続する代りに、4
次巻線15の電圧を検出し、この検出値を出力端子22
の電圧とみなすことができる。即ち、図1の回路では、
FET8のオフ期間に巻線13の電圧に対応した電圧が
巻線15に得られるので、巻線15の電圧によって出力
電圧を間接的に検出することができる。また、巻線15
を使用しないで専用の出力電圧検出用巻線をトランス7
に設けることができる。 (8) DC−DCコンバータ回路6を、複数のスイッ
チング素子をブリッジ型又はハーフ・ブリッジ型に接続
した回路を含むもの等に変形することができる。 (9) 水平同期パルスの分周比は1/2に限ることな
く、1/3、1/4等であってもよい。 (10) コンパレ−タ74の内部に図8に示すように
2つのトランジスタQ2 、Q3 を設ける代りに、図8の
トランジスタQ3 を省いたコンパレ−タ74aを図10
に示すように形成することができる。この場合には、ス
イッチング周期制御用トランジスタ73をダイオ−ド7
8を介してコンデンサ79に並列に接続し、コンデンサ
79をタイミング信号で強制的に放電させる。
【図1】第1の実施例の表示装置の電源装置を示す回路
図である。
図である。
【図2】図1のマイクロプロセッサの等価回路図であ
る。
る。
【図3】図1の制御回路を詳しく示す回路図である。
【図4】図3のタイミング信号発生回路を詳しく示す回
路図である。
路図である。
【図5】水平同期パルスの周波数が低い時の図1〜図3
の各部の電圧状態を示す波形図である。
の各部の電圧状態を示す波形図である。
【図6】水平同期パルスの周波数が高い時の図1〜図3
の各部の電圧状態を示す波形図である。
の各部の電圧状態を示す波形図である。
【図7】図3の各部の電圧を示す波形図である。
【図8】図3のコンパレ−タの一部を示す回路図であ
る。
る。
【図9】第2の実施例のスイッチング周波数決定用タイ
ミング信号発生回路を示す回路図である。
ミング信号発生回路を示す回路図である。
【図10】図3のコンパレ−タ及びこの入力回路の変形
例を示す回路図である。
例を示す回路図である。
8 FET 25 水平同期パルス発生回路 34 水平同期パルス振幅制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−268882(JP,A) 特開 昭63−310276(JP,A) 特開 昭63−77271(JP,A) 特開 平5−304605(JP,A) 特開 平6−138833(JP,A) 特開 平6−98188(JP,A) 特開 平2−142355(JP,A) 特開 平2−292964(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 3/18 H04N 3/27
Claims (6)
- 【請求項1】 表示装置における少なくとも水平同期パ
ルス発生回路及びこの水平同期パルス発生回路に結合さ
れた水平偏向回路を含む負荷回路に電力を供給するため
のスイッチングタイプの電源装置であって、 直流電源から供給された直流電圧をオン・オフするため
の少なくとも1つのスイッチング素子と前記スイッチン
グ素子でオン・オフした直流電圧を平滑するための平滑
手段とを含む直流−直流変換回路と、 前記水平同期パルス発生回路から発生させるための水平
同期パルスの所望周波数を示す情報を含む水平同期タイ
ミング信号を発生するものであって、前記水平同期パル
ス発生回路に接続されている水平同期タイミング信号発
生手段と、 前記所望周波数が所定値よりも低い時に第1の状態の信
号を発生し、前記所望周波数が前記所定値以上の時に第
2の状態の信号を発生する周波数判別信号発生手段と、 前記水平同期パルスの振幅を制御するためのものであっ
て、前記水平同期パルス発生回路及び前記周波数判別信
号発生手段に結合されており、前記周波数判別信号発生
手段から前記第1の状態の信号が発生している時には前
記水平同期パルスの振幅を第1のレベルに制御し、前記
周波数判別信号発生手段から前記第2の状態の信号が発
生している時には前記水平同期パルスの振幅を前記第1
のレベルとは異なる第2のレベルに制御する水平同期パ
ルス振幅制御手段と、 前記水平同期パルス振幅制御手段から出力された前記第
1及び第2のレベルの振幅の水平同期パルスに基づいて
前記スイッチング素子のオン・オフの周期を決定するた
めの第1及び第2のタイミング信号を発生するものであ
って、前記水平同期パルス振幅制御手段に接続されてお
り、前記水平同期パルス振幅制御手段から前記第1のレ
ベルの振幅の水平同期パルスが出力されている時には前
記水平同期パルス発生回路から送出された水平同期パル
スの周波数と同一の周波数を有する前記第1のタイミン
グ信号を発生し、前記水平同期パルス振幅制御手段から
前記第2のレベルの振幅の水平同期パルスが出力されて
いる時には前記水平同期パルス発生回路から送出された
水平同期パルスの周波数よりも低い周波数を有する前記
第2のタイミング信号を発生するスイッチング周波数決
定用タイミング信号発生手段と、 前記スイッチング周波数決定用タイミング信号発生手段
と前記スイッチング素子の制御端子との間に接続され、
前記第1のタイミング信号に応答して前記第1のタイミ
ング信号の周波数と同一の周波数を有して前記スイッチ
ング素子をオン・オフするための第1の制御信号を形成
し、前記第2のタイミング信号に応答して前記第2のタ
イミング信号の周波数と同一の周波数を有して前記スイ
ッチング素子をオン・オフするための第2の制御信号を
形成するスイッチング制御信号形成回路とを備えたスイ
ッチングタイプの電源装置。 - 【請求項2】 前記周波数判別信号発生手段が、 前記所望周波数が所定値よりも低い時に第1のレベルの
電圧の信号を発生し、前記所望周波数が前記所定値以上
の時に前記第1のレベルの電圧よりも低い第2のレベル
の電圧の信号を発生する周波数判別電圧信号発生回路
と、 前記周波数判別電圧信号発生回路に接続され、前記第1
のレベルの電圧の信号に応答して第1の発光状態とな
り、前記第2のレベルの電圧の信号に応答して第2の発
光状態となる発光素子とから成り、且つ前記水平同期パ
ルス振幅制御手段が、前記発光素子に光結合された受光
素子を含み、前記第1の発光状態に応答して前記水平同
期パルスの振幅を第1のレベルに制御し、前記第2の発
光状態に応答して前記水平同期パルスの振幅を前記第1
のレベルよりも低い第2のレベルに制御するものである
ことを特徴とする請求項1記載の電源装置。 - 【請求項3】 前記水平同期パルスの振幅の前記第1の
レベルは前記第2のレベルよりも高く設定されており、
且つ前記スイッチング周波数決定用タイミング信号発生
手段が、 前記第2のレベルの振幅よりも低い第1の基準電圧を発
生する第1の基準電圧源と、 前記第2のレベルの振幅よりも高く且つ前記第1のレベ
ルの振幅よりも低い第2の基準電圧を発生する第2の基
準電圧源と、 前記水平同期パルス振幅制御手段と前記第1の基準電圧
源とに接続され、前記水平同期パルス振幅制御手段の出
力信号が前記第1の基準電圧よりも高いか否かを示す出
力信号を形成する第1のコンパレータと、 前記水平同期パルス振幅制御手段と前記第2の基準電圧
源とに接続され、前記水平同期パルス振幅制御手段の前
記出力信号が前記第2の基準電圧よりも高いか否かを示
す出力信号を形成する第2のコンパレータと、 前記第2のコンパレータに接続され、前記水平同期パル
ス振幅制御手段で制御された水平同期パルスの時間幅よ
りも短い時間の遅延を前記第2のコンパレータの出力信
号に与えるための遅延手段と、 前記第1のコンパレータに接続されたトリガ入力端子と
前記遅延手段に接続されたセット許可端子と出力端子と
を有し、前記セット許可端子が低レベルの時に前記トリ
ガ端子にトリガ入力が供給されても前記出力端子の状態
が変化せず、前記セット許可端子が高レベルの時に前記
トリガ端子にトリガ入力が供給された時に前記出力端子
の状態が変化するトリガタイプのフリップフロップと、 前記第1のコンパレータと前記フリップフロップに接続
されたNORゲートとから成ることを特徴とする請求項
1又は2記載の電源装置。 - 【請求項4】 前記直流−直流変換回路は、 前記直流電源の一端と他端との間に接続されたトランス
の1次巻線とスイッチング素子の直列回路と、 前記トランスの2次巻線と、 前記2次巻線に接続された整流及び平滑回路とから成る
ことを特徴とする請求項1又は2又は3記載の電源装
置。 - 【請求項5】 前記スイッチング制御信号形成回路は、 のこぎり波を得るためののこぎり波発生回路と、 前記のこぎり波と比較するための参照信号を発生する参
照信号発生手段と、 前記スイッチング周波数決定用タイミング信号発生手段
に接続されており、前記スイッチング周波数決定用タイ
ミング信号発生手段から発生したタイミング信号に応答
して前記のこぎり波の発生周期を前記タイミング信号の
周期と同一にするためのスイッチング周期制御手段と、 前記のこぎり波発生回路と前記参照信号発生手段と前記
スイッチング周期制御手段と前記スイッチング素子の制
御端子とに接続され、前記のこぎり波と前記参照信号と
の比較に基づいてパルス列を選択的に形成して前記スイ
ッチング素子の前記制御端子に供給するものであって、
前記タイミング信号が発生している時には前記スイッチ
ング周期制御手段による制御に基づいて前記タイミング
信号の周期と同一の周期で前記パルス列を発生し、前記
タイミング信号が発生していない時には前記タイミング
信号の周期よりも長い一定の周期で前記パルス列を発生
するパルス形成手段と、から成ることを特徴とする請求
項1又は2又は3又は4記載の電源装置。 - 【請求項6】 前記水平同期パルスの第2のレベルの振
幅は第1のレベルの振幅よりも低く決定されており、 前記スイッチング周波数決定用タイミング信号発生手段
が、 前記水平同期パルス振幅制御手段に接続された分周器
と、 前記水平同期パルス振幅制御手段に接続された平滑回路
と、 前記第1のレベルの振幅の水平同期パルスを前記平滑回
路で平滑した時に得られる電圧値と前記第2のレベルの
振幅の水平同期パルスを前記平滑回路で平滑した時に得
られる電圧値との間の値に設定された基準電圧を供給す
るための基準電圧源と、 前記平滑回路と前記基準電圧源とに接続されており、前
記平滑回路の出力電圧と前記基準電圧との比較出力を発
生するコンパレータと、 前記水平同期パルス振幅制御手段と前記コンパレータと
に接続され、前記平滑回路の出力電圧が前記基準電圧よ
りも高いことを示す前記コンパレータの出力に応答して
オン状態となって前記水平同期パルス振幅制御手段から
得られた水平同期パルスを前記スイッチング素子を制御
するためのタイミング信号として出力する第1のスイッ
チ手段と、 前記分周器と前記コンパレータとに接続され、前記平滑
回路の出力電圧が前記基準電圧よりも低いことを示す前
記コンパレータの出力に応答してオン状態になって前記
分周器から得られたパルスを前記スイッチング素子を制
御するためのタイミング信号として出力する第2のスイ
ッチ手段とから成ることを特徴とする請求項1又は2又
は4又は5記載の電源装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8090120A JP2900876B2 (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 表示装置の電源装置 |
US08/812,427 US5793621A (en) | 1996-03-19 | 1997-03-06 | Switching power supply for computer-driven displays or the like |
KR1019970010113A KR100261257B1 (ko) | 1996-03-19 | 1997-03-19 | 표시장치용 전원장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8090120A JP2900876B2 (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 表示装置の電源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09261507A JPH09261507A (ja) | 1997-10-03 |
JP2900876B2 true JP2900876B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=13989659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8090120A Expired - Fee Related JP2900876B2 (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 表示装置の電源装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5793621A (ja) |
JP (1) | JP2900876B2 (ja) |
KR (1) | KR100261257B1 (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2956681B2 (ja) * | 1998-02-27 | 1999-10-04 | 富士電機株式会社 | スイッチング電源の切換運転回路 |
US6195271B1 (en) * | 1999-04-21 | 2001-02-27 | International Business Machines Corporation | AC adaptor with power consumption reduction in unused state |
JP3369134B2 (ja) * | 1999-11-16 | 2003-01-20 | サンケン電気株式会社 | Dc−dcコンバータ |
JP3496717B2 (ja) * | 2001-04-18 | 2004-02-16 | サンケン電気株式会社 | スイッチング電源装置 |
GB2369730B (en) * | 2001-08-30 | 2002-11-13 | Integrated Syst Tech Ltd | Illumination control system |
KR100856900B1 (ko) * | 2001-12-21 | 2008-09-05 | 페어차일드코리아반도체 주식회사 | 버스트 모드 스위칭 모드 파워 서플라이 |
JP3947682B2 (ja) * | 2002-04-26 | 2007-07-25 | Fdk株式会社 | スイッチング電源回路 |
JP3557198B2 (ja) * | 2002-06-17 | 2004-08-25 | 株式会社東芝 | スイッチング電源回路及び電子機器 |
JPWO2005006527A1 (ja) * | 2003-07-15 | 2006-08-24 | サンケン電気株式会社 | 電源装置及び電源装置の制御方法 |
JP4706211B2 (ja) * | 2004-09-03 | 2011-06-22 | パナソニック株式会社 | 電力変換装置 |
JP2006223008A (ja) * | 2005-02-08 | 2006-08-24 | Hitachi Ltd | Dc−dcコンバータ |
JP4682784B2 (ja) * | 2005-09-30 | 2011-05-11 | サンケン電気株式会社 | スイッチング電源装置 |
JP4937958B2 (ja) * | 2008-04-04 | 2012-05-23 | 富士通テレコムネットワークス株式会社 | スイッチング電源装置 |
CN103066852B (zh) | 2012-12-21 | 2016-02-24 | 昂宝电子(上海)有限公司 | 用于源极切换和电压生成的系统和方法 |
US9225189B2 (en) * | 2013-12-06 | 2015-12-29 | Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. | Flyback quick start driving circuit and driving method |
CN107196511B (zh) | 2017-03-30 | 2019-07-05 | 昂宝电子(上海)有限公司 | 用于功率变换器的控制器和方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4034281A (en) * | 1974-07-25 | 1977-07-05 | Sanken Electric Company Limited | Direct current power supply with a transistor chopper |
US4954758A (en) * | 1981-10-30 | 1990-09-04 | Xcel Corporation (Computron Display Systems Division) | Power source circuit |
EP0178343B1 (en) * | 1984-10-18 | 1989-01-18 | HONEYWELL BULL ITALIA S.p.A. | Multiple output switching power supply |
US5619403A (en) * | 1992-07-24 | 1997-04-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Multi-output power supply apparatus |
JPH0680385U (ja) * | 1993-04-27 | 1994-11-08 | サンケン電気株式会社 | スイッチング電源装置 |
-
1996
- 1996-03-19 JP JP8090120A patent/JP2900876B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-03-06 US US08/812,427 patent/US5793621A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-03-19 KR KR1019970010113A patent/KR100261257B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR970068110A (ko) | 1997-10-13 |
US5793621A (en) | 1998-08-11 |
JPH09261507A (ja) | 1997-10-03 |
KR100261257B1 (ko) | 2000-07-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2900876B2 (ja) | 表示装置の電源装置 | |
JP3553042B2 (ja) | スイッチング電源装置及びその駆動方法 | |
JP4096201B2 (ja) | Dc−dc変換器 | |
JP4158054B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JPH06209569A (ja) | スイッチング電源装置 | |
KR20050085544A (ko) | 스위칭 전원장치 및 스위칭 전원장치의 제어방법 | |
JP2007135277A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP3019804B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
US5402480A (en) | Call signal generating circuit | |
US5691632A (en) | Switching power supply | |
JPH09503366A (ja) | 水平偏向 | |
JP2914378B1 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JPH099174A (ja) | スイッチング型の電源装置 | |
US6204644B1 (en) | Switching power supply for speeding up turn-off operation of a switching element | |
US6104174A (en) | High voltage power supply circuit | |
JP2776152B2 (ja) | スイッチングレギュレ−タ | |
JP3327331B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
KR100503481B1 (ko) | 스텐바이 모드시의 전력소모가 적은 전원공급장치 | |
JP3001009B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP2001112249A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP3260776B2 (ja) | 画像形成装置の電源回路 | |
JPH09201041A (ja) | 2段式昇圧回路 | |
JP3051488B2 (ja) | 電源装置 | |
JP2589820Y2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP3057272B2 (ja) | スイッチング電源 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |