JP3496717B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、力率改善及び波形
改善を行うことができるスイッチング電源装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】交流電源に接続されたダイオード整流回
路とこの整流回路に接続された平滑用コンデンサとから
成る整流平滑回路によって交流―直流変換を行うことが
できる。しかし、整流平滑回路は、正弦波交流電圧のピ
ーク領域のみにおいて平滑用コンデンサに充電電流が流
れ、力率が悪くなるという欠点、及び直流電圧の調整が
できないという欠点を有する。
【0003】上記の整流平滑回路の欠点を解決するため
のスイッチング電源装置が、特開平8−154379号
公報に開示されている。ここに開示されているスイッチ
ング電源装置は、整流回路と平滑用コンデンサとDC−
DCコンバータ回路と力率改善用のインダクタ即ちリア
クトルとを有する。DC−DCコンバータ回路のスイッ
チがオン状態になると、整流回路の対の出力端子間にイ
ンダクタがスイッチを介して接続され、ここに電流が流
れる。インダクタを流れる電流の振幅は交流電圧の振幅
の変化に応じて変化するので、力率が改善される。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】ところで、従来回路で
はインダクタに力率改善用の電流と平滑用コンデンサの
充電電流との両方が流れる。このため、インダクタが必
然的に大型になり且つインダクタにおける電力損失が大
きくなる。
【0005】そこで、本発明の目的は、力率改善及び波
形改善を更に高めることができるスイッチング電源装置
の効率の向上を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明を、実施形態を示す図面の
符号を参照して説明する。但し、ここでの参照符号は本
発明の理解を助けるためのものであるが、本発明を限定
するものではない。本願発明は、交流電源から供給され
た交流電圧を直流電圧に変換するためのスイッチング電
源装置であって、交流入力端子(1、2)と、前記交流
入力端子(1、2)に接続された整流回路(4又は4
a)と、平滑用コンデンサ(C1)と、主巻線(N1)
を有するトランス(5又は5a又は5b)と、オン・オ
フ制御可能なスイッチ(Q1)と、インダクタ(L1)
と、直流出力電圧を得るために前記トランス(5又は5
a又は5b)に接続された整流平滑回路(6又は6a)
と、補助充電回路(7又は7a又は7b又は7c又は7
d)と、前記交流入力端子(1、2)に印加される交流
電圧の周波数よりも高い繰り返し周波数で前記スイッチ
(Q1)をオン・オフ制御する制御回路(8)とを備
え、前記整流回路(4又は4a)は、第1の整流電圧を
出力するための第1の整流出力導体(43)と、前記第
1の整流電圧と同一又はほぼ同一の値を有する第2の整
流電圧を出力するための第2の整流出力導体(44)
と、共通整流出力導体(45)とを有し、前記インダク
タ(L1)は少なくとも前記スイッチ(Q1)を介して前記
整流回路(4又は4a)の前記第1の整流出力導体(4
3)と前記共通整流出力導体(45)との間に接続さ
れ、前記平滑用コンデンサ(C1)は前記主巻線(N
1)の少なくとも一部と前記インダクタ(L1)とを介
して前記整流回路(4又は4a)の前記第1の整流出力
導体(43)と前記共通整流出力導体(45)との間に
接続され、 前記スイッチ(Q1)は前記主巻線(N
1)を介して前記平滑用コンデンサ(C1)の一端と他
端との間に接続され、前記補助充電回路(7又は7a又
は7b又は7c又は7d)は、前記整流回路(4又は4
a)の前記第2の整流出力導体(44)と前記平滑用コ
ンデンサ(C1)との間に接続された補助巻線(N3)を有
し、前記補助巻線(N3)は前記主巻線(N1)に電磁結合
されていることを特徴とするスイッチング電源装置に係
わるものである。
【0007】なお、請求項2及び3に示すように、前記
補助充電回路(7又は7a又は7d)は補助インダクタ
(L2)と、補助コンデンサ(C2)と、補助ダイオ−ド
(D6)とから成る整流平滑手段を含むことが望ましい。
また、請求項4に示すように、前記補助充電回路(7又
は7a又は7c)の前記補助インダクタ(L2)に直列
に別の補助ダイオ−ド(D7)を接続することが望まし
い。また、請求項5に示すように、更に、前記インダク
タ(L1)に直列に逆流阻止用ダイオ−ド(D5)を接続す
ることが望ましい。また、請求項6に示すように、前記
トランスの主巻線(N1)をタップ(9)によって第1
の部分(N1a)と第2の部分(N1b)とに分割し、
前記インダクタ(L1)と前記主巻線(N1)の第2の
部分(N1b)と前記スイッチ(Q1)との直列回路を
前記整流回路(4又は4a又は4b)の前記第1の整流
出力導体(43)と前記共通整流出力導体(45)との
間に接続し、前記平滑用コンデンサ(C1)を前記主巻
線(N1)の全部と前記スイッチ(Q1)の直列回路に
対して並列に接続することが望ましい。また、請求項7
に示すように、前記インダクタ(L1)と前記主巻線
(N1)の全部と前記平滑用コンデンサ(C1)とから
成る直列回路を、前記整流回路(4又は4a又は4b)
の前記第1の整流出力導体(43)と前記共通整流出力
導体(45)との間に接続し、前記主巻線(N1)の全
部と前記スイッチ(Q1)との直列回路を前記平滑用コ
ンデンサ(C1)に対して並列に接続することができ
る。また、請求項8及び9に示すように、前記トランス
に2次巻線(N2)を設け、この2次巻線(N2)に整流
平滑回路(6)を接続することが望ましい。また、請求
項10に示すように整流回路(4)を第1〜第4のダイ
オ−ド(D1〜D4)で構成することができる。また、請
求項11に示すように、整流回路(4a)を第1〜第6
のダイオ−ド(D1〜D4、D11、D12)で構成すること
ができる。
【0008】
【発明の効果】各請求項の発明によれば、次の効果が得
られる。 (1) 力率改善及び波形改善のためのインダクタ(L
1)に流れる電流(IL1)を小さくしても補助充電回路
(7)によって平滑用コンデンサ(C1)を所望の値に
充電することができる。即ち、 平滑用コンデンサ(C
1)を所望電圧に充電する時に、力率改善及び波形改善
用インダクタ(L1)を介した平滑用コンデンサ(C1)
の第1の充電経路と、補助充電回路(7又は7a又は7
b又は7c又は7d)を介した第2の充電経路とが生じ
る。従って、従来の第1の充電経路のみの場合の第1の
充電経路の電流の値に比べて、本発明に従う第1の充電
経路の電流値を第2の充電経路の電流値の分だけ低くす
ることができる。このため、第1の電流経路に含まれて
いるインダクタ(L1)における電力損失が少なくな
り、スイッチング電源装置の効率が向上する。またイン
ダクタ(L1)の外形寸法を小さくすることができる。 (2) 平滑用コンデンサ(C1)の充電電圧を、補助
充電回路(7a又は7b又は7c又は7d))の助けを
借りて従来回路のそれよりも高めることができる。平滑
用コンデンサ(C1)の充電電圧が高くなると、入力交
流電圧のピ−ク値又はこの近傍で第1の経路のインダク
タ(L1)を通して平滑用コンデンサ(C1)に過大な電
流が流れ込むことを防ぐことができる。この結果、交流
入力電流の高調波成分を低減することができる。 (3) 補助充電回路はトランス(5又は5a又は5
b)の主巻線(N1)に電磁結合された補助巻線(N
3)から成るので、補助充電回路の構成が簡単且つ小型
になる。請求項2、3又は4の発明によれば、補助充電
回路(7又は7a)を流れる電流の平滑化を容易に図る
ことができる。また、請求項6の発明によれば、インダ
クタ(L1)が主巻線(N1)のタップ(9)に接続され
ているために、整流出力電圧(V4)の瞬時値がタップ
(9)の電圧よりも高くならないとインダクタ(L1)
に電流が流れない。従って、インダクタ(L1)に電流
が流れる期間を、力率及び波形改善の許容範囲において
短くし、インダクタ(L1)における電力損失を低減す
ることができる。この請求項6の発明のスイッチング電
源装置は効率を重視する場合に適する。また、請求項7
の発明によれば、主巻線(N1)に制限されないで、イ
ンダクタ(L1)に電流を流すことができる。従って、
整流出力電圧(V4)が低い値の時にもインダクタ(L
1)に電流が流れ、力率改善及び波形改善が向上する。
この請求項7の発明のスイッチング電源装置は力率改善
を比較的良好に保ちつつ効率向上を図る場合に適する。
請求項8の発明によれば、スイッチ(Q1)のオンの期
間に補助巻線(N3)に得られる電圧とスイッチ(Q1)
のオフの期間に補助巻線(N3)に得られる電圧との両
方を平滑用コンデンサ(C1)の補助充電に使用するこ
とができる。請求項9の発明によれば、スイッチ(Q
1)のオン期間に補助巻線(N3)に得られる電圧を平滑
用コンデンサ(C1)の補助充電に使用することができ
る。
【0009】
【実施形態】次に、図面を参照して本発明の実施形態を
説明する。
【0010】
【第1の実施形態】図1に示す第1の実施形態のスイッチ
ング電源装置は、対の交流入力端子1、2と、ノイズ除
去フィルタ3と、ダイオ−ドD1、D2、D3、D4から成
るブリッジ型整流回路4と、主インダクタL1と、逆流
阻止用ダイオ‐ドD5と、平滑用コンデンサC1と、トラ
ンス5と、スイッチQ1と、整流平滑回路6と、本発明に
従う補充充電回路7と、制御回路8とから成る。
【0011】一対の交流入力端子1、2は、例えば50
Hzの商用交流電源に接続される。ノイズ除去用フィル
タ3は、複数のインダクタと複数のコンデンサから成る
周知の回路から成り、高周波電流成分を除去するもので
ある。
【0012】整流回路4は、第1及び第2の交流入力導
体41、42と、第1及び第2の整流出力導体43、4
4と、共通整流出力導体45と、第1及び第2の電極を
それぞれ有する第1、第2、第3及び第4のダイオ−ド
D1、D2、D3、D4とから成る。第1及び第2の交流入
力導体41、42はフィルタ3を介して対の交流入力端
子1、2に接続されている。第1のダイオ−ドD1の第
1の電極即ちアノ−ドは第1の交流入力導体41に接続
され、第2のダイオ−ドD2の第2の電極即ちカソ−ド
は第1の交流入力導体41に接続され、第3のダイオ−
ドD3の第1の電極(アノ−ド)は第2の交流入力導体
42に接続され、第4のダイオ−ドD4の第2の電極
(カソ−ド)は第2の交流入力導体42に接続され、第
1及び第3のダイオ−ドD1、D3の第2の電極(カソ−
ド)は相互接続され、第2及び第4のダイオ−ドD2、
D4の第1の電極(アノ−ド)は相互に接続されてい
る。第1の整流出力導体43は、第1及び第3のダイオ
−ドD1、D3のカソ−ドの相互接続点48に接続されて
いる。第2の整流出力導体44も第1及び第3のダイオ
−ドD1、D3のカソ−ドの相互接続点48に接続されて
いる。従って、第1及び第2の整流出力導体43、44
には同一の電圧が得られる。第3の整流出力導体又はグ
ランド導体とも呼ぶことができる共通整流出力導体45
は、第2及び第4のダイオ−ドD2、D4のアノ−ドの相
互接続点49に接続されている。図1の実施形態では第
1の整流出力導体43と共通整流出力導体45との間及
び第2の整流出力導体44と共通整流出力導体45との
間に同一値の整流出力電圧V4が得られる。
【0013】トランス5は、磁気コアMと、この磁気コ
アMに巻き回され且つ相互に電磁結合された主巻線即ち
1次巻線N1と2次巻線N2と本発明に従う3次巻線即ち
補助巻線N3とを有する。1次巻線N1はタップ9を有し、
第1及び第2の部分N1a、N1bに分割されている。1次
巻線N1と2次巻線N2との極性は黒丸で示すように互い
に逆に設定されている。また、1次巻線N1と補助巻線N3
とは同一の極性を有する。従って、補助巻線N3を1次
巻線N1の延長部分として形成することができる。な
お、各巻線N1、N2、N3はインダクタンスを有する。
【0014】電解コンデンサから成る平滑用コンデンサ
C1の一端は、1次巻線N1の第1の部分N1aと逆流阻止
用ダイオ−ドD5と主インダクタL1とを介して整流回路
4の第1の整流出力導体43に接続されている。平滑用
コンデンサC1の他端は、共通整流出力導体45に接続
されている。
【0015】絶縁ゲ−ト型電界効果トランジスタから成
るスイッチQ1は1次巻線N1を介して平滑コンデンサC1
に並列に接続されている。また、スイッチQ1の一端即
ちドレインは1次巻線N1の第2の部分N1bと逆流阻止用
ダイオ−ドD5と主インダクタL1とを介して第1の整流
出力導体43に接続され、スイッチQ1の他端は即ちソ
−スは共通整流出力導体45に接続されている。スイッ
チQ1は点線で示すダイオ−ドDq1を内蔵している。
【0016】トランス5の2次巻線N2に接続された整流
平滑回路6は整流ダイオ−ドDoと平滑用コンデンサC
oとから成る。コンデンサCoはダイオ−ドDoを介し
て2次巻線N2に並列に接続されている。ダイオ−ドDo
は、スイッチQ1のオンの時にオフ、スイッチQ1のオフ
の時にオンになる方向性を有している。出力平滑コンデ
ンサCoに接続された対の出力端子10a、10b間に
直流出力電圧Voが得られ、これが負荷10に供給され
る。従って、平滑用コンデンサC1とトランス5とスイ
ッチQ1と整流平滑回路6とによってフライバック型D
C−DCコンバ−タが構成されている。
【0017】本発明に従う補助充電回路7は、充電加算
回路とも呼ぶことができるものであり、前述した補助巻
線N3の他に、補助コンデンサC2、第1及び第2の補助ダ
イオ−ドD6、D7、及び補助インダクタL2を有する。こ
の補助充電回路7は、第2の整流出力導体44と平滑用
コンデンサC1との間に接続されており、第2の整流出力
導体44と共通整流出力導体45との間の整流出力電圧
V4に加算するための補助電圧を形成する。
【0018】補助巻線N3の一端(下端)は1次巻線N1の一
端(上端)及び平滑用コンデンサC1の一端(上端)にそ
れぞれ接続されている。補助巻線N3の他端(上端)は補
助コンデンサC2と補助インダクタL2と第2の補助ダイオ
−ドD7とを介して第2の整流出力導体44に接続され
ている。第1の補助ダイオ−ドD6は補助コンデンサC2を
介して補助巻線N3に並列に接続されている。補助コンデ
ンサC2は補助インダクタL2の他端と補助巻線N3の他
端との間に接続されている。第1の補助ダイオ−ドD6の
アノ−ドは補助コンデンサC2と補助インダクタL2との
相互接続点に接続されている。
【0019】導体11、12で出力端子10a、10b
に接続され、導体13でスイッチQ1の制御端子に接続さ
れている制御回路8は、直流出力端子10a、10b間
の電圧Voを所定値に制御するための制御信号Vg1を
形成してスイッチQ1に送るものである。図2は制御回
路8を概略的に示す。この制御回路8は、導体11、1
2間に接続された電圧検出用抵抗14、15と、基準電
圧源16と、誤差増幅器17と、鋸波発生回路18と、コ
ンパレ−タ19とから成る。誤差増幅器17の一方の入
力端子は抵抗14、15の相互接続点に接続され、他方
の入力端子は基準電圧源16に接続されている。コンパ
レ−タ19の一方の入力端子は誤差増幅器17に接続さ
れ、他方の入力端子は鋸波発生回路18に接続され、出
力端子は導体13を介して図1のスイッチQ1の制御端
子に接続されている。鋸波発生回路18は、交流入力端
子1、2の交流電圧Vacの周波数(50Hz)よりも
高い繰返し周波数(例えば20kHz)で鋸波を発生す
る。従って、コンパレ−タ19は鋸波に同期して高い繰
返周波数(例えば20kHz)のPWM(パルス幅変
調)信号から成る周知の制御信号Vg1を出力する。な
お、図2では誤差増幅器17とコンパレ−タ19とが直
接に接続されているが、この代りに周知の発光ダイオ−
ドとホトトランジスタとから成るホトカプラによって光
結合することができる。また、制御回路8で使用する電
源電圧を得るためにトランス5に電源用の巻線を設け、
この電源用巻線の出力を整流する整流回路を設けること
ができる。
【0020】
【動作】交流入力端子1、2が交流電源に接続され、ス
イッチQ1が図3のt2〜t3のオン期間Tonとt3〜t
4のオフ期間Toffとを1周期Tとして繰返してオン・オ
フ動作すると、平滑コンデンサC1は所望の直流電圧V
c1に充電される。また、補助巻線N3の電圧によって補
助コンデンサC2が電圧Vc2に充電される。平滑コンデ
ンサC1が電圧Vc1に充電され且つ補助コンデンサC2が
電圧Vc2に充電された正常状態におけるスイッチング電
源装置の動作を図3及び図4を参照して次に説明する。
図3は図1の各部の状態を概略的に示すものである。図
3(E)に示す例えば50Hzの交流電圧Vacが対の
交流入力端子1、2間に供給されている状態で、図3
(A)に概略的に示す例えば20kHzの繰返し周波数を
有する制御信号Vg1でスイッチQ1をオン・オフ制御す
ると、図3(C)に示すスイッチQ1の電流Iq1及び図
3(B)に示す整流回路4の出力電流I4の振幅が交流
電圧Vacの振幅に応じて変化する。この結果、図3
(D)に示す交流入力電流Iacが正弦波に近似し、力
率及び波形が改善される。なお、図3(B)の電流I4
は、図1の第1及び第3のダイオ−ドD、D3の相互接
続点48を流れる電流として示されている。従って、整
流出力電流I4は、主インダクタL1と補助インダクタL
2の電流IL2との和の値を有する。主インダクタL1が逆
流阻止用ダイオ−ドD5を介して1次巻線N1のタップ9
に接続されているので、たとえスイッチQ1がオン状態
であっても、平滑用コンデンサC1の電圧Vc1によって
与えられたタップ9の電圧が整流出力電圧V4よりも高
くなるto〜t1、t6〜t8及びt9〜t10期間には、
主インダクタL1の電流IL1 及び交流入力電流Iacが
流れない。図3では、t1〜t6期間及びt8〜t9期間に
整流出力電流I4及び交流入力電流Iacが流れてい
る。
【0021】図1の回路は、図3(E)に示す交流電源
電圧Vacの瞬時値の変化に応じて大別して第1、第2
及び第3モ−ドで動作する。今、交流電源電圧Vacの
0〜180度区間を例にとって説明すると、交流電源電
圧Vacが0Vと第1の電圧値Vaとの間の値を取るt
o〜t1及びt6〜t7の期間に第1のモ−ドとなり、交
流電源電圧Vacが第1の電圧Vaと第2の電圧Vbと
の間の値をとるt1〜t3及びt5〜t6期間に第2のモ−
ドとなり、交流電源電圧Vacが第2の値Vbよりも高
い値になるt3〜t5期間に第3のモ−ドとなる。なお、
電圧Vacに第2の値Vbがクロスする時点がスイッチQ
1のオン期間Tonの終了時点に一致するように示され
ているが、これは図示の都合であって、両者は必ずしも
一致しない。また、図3(E)の交流電源電圧Vacの
t7〜t10に示す負の半波は、整流回路4で整流され、
整流出力電圧V4の状態ではto〜t7の正の半波と同一
になる。従って、t7〜t10の負の半波期間においても
to〜t7の正の半波期間と同様に第1〜第3のモ−ド
が生じる。
【0022】まず、図3のto〜t1、t6〜t7の第1
のモード期間の動作を説明する。この第1のモ−ド期間
において、スイッチQ1がオンになると、平滑用コンデ
ンサC1、1次巻線N1及びスイッチQ1の経路で図3
(C)に示すスイッチQ1の電流Iq1が流れる。この
時、2次側のダイオ−ドDoはオフ状態に保たれるの
で、トランス5を介して2次側にエネルギが放出されず、
トランス5にエネルギが蓄積される。この第1のモ−ド期
間には、1次巻線N1のタップ9の電位が第1の整流出力導
体43の電位よりも高いために主インダクタL1を通る
電流IL1が流れない。また、第1のモ−ド期間には、平
滑用コンデンサC1の電圧Vc1が整流出力電圧V4より
も高いので、補助インダクタL2の電流IL2も流れな
い。スイッチQ1がオフになると、トランス5の蓄積エネ
ルギの放出によって2次巻線N2とダイオ−ドDoとコン
デンサCoとの回路に電流が流れる。従って、交流電源
電圧Vacの瞬時値が低い期間であっても、コンデンサ
Co及び負荷10に電力を供給することができる。
【0023】図3(E)のt1〜t3及びt5〜t6の第2
のモ−ド期間には、1次巻線N1のタップ9の電位が第1
の整流出力導体43の電位よりも低くなるので、主イン
ダクタL1に電流IL1が流れる。この第2のモ−ド期間
においてスイッチQ1がオンになった時には、第1の整
流出力導体43、主インダクタL1、逆流阻止用ダイオ
−ドD5、1次巻線N1の第2の部分N1b、スイッチ
Q1及び共通整流出力導体45から成る第1の経路に電
流IL1が流れ、同時に平滑用コンデンサC1と1次巻線
N1とスイッチQ1とから成る第2の経路にも電流が流れ
る。従って、図3(C)に示すスイッチQ1の電流Iq1
は、上記第1及び第2の経路の電流の和になる。図3の
t3〜t4に示すスイッチQ1のオフ期間Toffには、主
インダクタL1の蓄積エネルギの放出を伴って平滑用コ
ンデンサC1を充電する電流IL1が流れ、また、トラン
ス5及び主インダクタL1の蓄積エネルギの2次側への
放出に基づいてダイオ−ドDoが導通し、この電流Idoが
流れる。トランス5及び主インダクタL1の蓄積エネルギ
の放出が進むに従って主インダクタL1の電流IL1は減少
する。
【0024】図3のt3〜t5に示す第3のモ−ド期間に
は、交流入力電圧Vac及びこの整流出力電圧V4が高
いので、第1及び第2の補助ダイオ−ドD6、D7がオン
になる。この結果、主インダクタL1の電流IL1と補助
インダクタL2の電流IL2との両方が流れる。この第3
のモ−ド期間の動作を図4を参照して説明する。図4の
to〜t1において図4(A)の制御信号Vg1に応答し
てスイッチQ1がオンになると、前述の第2のモ−ド期
間と同様な経路で図4(F)に示す主インダクタL1の
電流IL1が流れると共に、平滑用コンデンサC1と1次
巻線N1とスイッチQ1の回路にも電流が流れる。図4
(E)に示すスイッチQ1の電流Iq1は、図4(F)の
主インダクタL1の電流IL1と平滑用コンデンサC1の放
電電流(図示せず)との和になる。
【0025】スイッチQ1のオン期間Tonには、1次
巻線N1と補助巻線N3との巻数比で決定される電圧V
n3が補助巻線N3に図4(H)に示すように得られる。
この電圧Vn3の向きは第1の補助ダイオ−ドD6を順方
向バイアスする向きであるので、補助巻線N3と補助コ
ンデンサC2と第1の補助ダイオ−ドD6の閉回路に電流
が流れ、補助コンデンサC2が図1に示す極性に充電さ
れ、補助コンデンサC2の電圧がVc2になる。補助イン
ダクタL2には、図4のto〜t1のオン期間の前のオ
フ期間にt1〜t2期間に示すように既に電流IL2が流
れている。スイッチQ1のオン期間Tonにおける第1
の補助ダイオ−ドD6のアノ−ド側即ち補助インダクタ
L2の右端側の電位は、スイッチQ1のオフ期間Toffに
おける第1の補助ダイオ−ドD6のアノ−ド側の電位よ
りも≡くなるので、補助インダクタL2の電流IL2は図4
(G)に示すように徐々に低下する。このオン期間Tonに
補助インダクタL2に流れる電流IL2の経路は、一方の交
流入力端子1、フィルタ3、第1のダイオ−ドD1、第2
の補助ダイオ−ドD7、補助インダクタL2、第1の補助
ダイオ−ドD6、平滑用コンデンサC1、第4のダイオ−ド
D4、フィルタ3、及び他方の交流入力端子2から成る経
路である。なお、補助インダクタL2の電流IL2は交流入
力電圧Vacの瞬時値の増大に応じて大きくなる。
【0026】図4のt1〜t2に示すようにスイッチQ1が
オフになると、主インダクタL1の電流IL1による平滑用
コンデンサC1の充電が前述の第2のモ−ド期間と同様に
行われると共に、図4(C)に示すように2次側の整流
素子としてダイオ−ドDoに電流Idoが流れる。また、2
次巻線N2がコンデンサCoの電圧Voでクランプされるた
めに、補助巻線N3に図4(H)に示す電圧Vn3が得られ
る。オフ期間Toffの補助巻線N3の電圧Vn3の向きは、オ
ン期間Tonの向きと逆であり、第1の補助ダイオ−ドD6
を逆方向バイアスする向きである。このオフ期間Toffの
補助巻線N3の電圧Vn3は、平滑用コンデンサC1の電圧Vc
1と逆向の電圧であるので、補助インダクタL2の右側端
子の電位がオン期間の場合よりも低くなり、補助インダ
クタL2の電流IL2はオフ期間Toff中に徐々に増大する。
この補助インダクタL2を流れる電流I L2は一方の交流入
力端子1、フィルタ3、第1のダイオ−ドD1、第2の
補助ダイオ−ドD7、補助インダクタL2、補助コンデン
サC2、補助巻線N3、平滑用コンデンサC1、第4のダ
イオ−ドD4、フィルタ3及び他方の交流入力端子2の
経路で流れ、平滑用コンデンサC1の充電に使用される。
第3のモ−ド期間には、主インダクタL1を通る電流IL1
と補助インダクタL2による電流IL2との両方で平滑用コ
ンデンサC1が充電される。従って、平滑用コンデンサC1
の電圧Vc1が、従来の主インダクタL1の電流IL1のみで充
電する場合に比べて高くなる。
【0027】図4(B)の整流回路4を通る電流I4の波
形は、図4(F)(G)に示す主及び補助インダクタL1、L2
の電流I L1 L2 和になる。なお、図4の各波形は時
間的変化を示すものであって、これ等の振幅は忠実には
示されていない。
【0028】本実施形態は次の効果を有する。 (1) 平滑用コンデンサC1が、整流回路4と主イン
ダクタL1と逆流阻止用ダイオ−ドD5と1次巻線N1の
第1の部分N1aとから成る主充電回路で充電されるの
みでなく、補助充電回路7によっても充電される。この
ため、もし、平滑用コンデンサC1を従来と本発明とで
同一の電圧値に充電すると仮定すれば、主充電回路のみ
の従来回路に比べて、図1の本発明に従う回路では主イ
ンダクタL1に流れる電流IL1を小さくすることがで
き、主インダクタL1の小型化が可能であるのみでな
く、ここでの電力損失の低減が可能になり、スイッチン
グ電源装置の効率を高くすることができる。即ち、要求
された入力電流波形改善及び力率改善を達成できる範囲
内において主インダクタL1の電流IL1を小さく設定
し、ここでの電力損失の低減を図ることができる。補助
充電回路7も電力損失を有するが、補助充電回路7には
平滑用コンデンサC1の充電電流が流れるのみであり、
さほど大きな電流が流れないので、補助充電回路7の電
力損失はさほど大きくならない。従って、本発明に従う
回路は効率及び小型化の点で従来回路よりも優れてい
る。 (2) 図1の回路において、もし、主インダクタL1
を流れる平滑用コンデンサC1を充電するための電流が
従来回路と同一に設定されていると仮定すると、図1の
平滑用コンデンサC1の電圧Vc1は、補助充電回路7に
よる充電の分だけ従来の回路のそれよりも高くなる。平
滑用コンデンサC1の電圧Vc1が高くなると、整流出力
電圧V4のピ−ク値又はこの近傍で平滑用コンデンサC1
に流れ込む電流のピ−クを抑制することができ、入力電
流の高調波成分が低減する。 (3) 主インダクタL1が1次巻線N1のタップ9に
接続されているので、スイッチQ1がオンにあっても第
1の整流出力導体43の電位がタップ9の電位よりも高
くならないと、主インダクタL1に電流IL1が流れな
い。このため、図3のt0〜t1、t6〜t8、t9〜t10
期間には主インダクタL1の電流IL1が流れず、波形改
善及び力率改善の点では不利になる。しかし、主インダ
クタL1に電流が流れない期間にはここでの電力損失も
生じない。従って、タップ9の位置を調整し、要求され
た波形改善及び力率改善を達成される範囲で効率を高め
ることができる。 (4) 第2の補助ダイオ−ドD7は補助充電回路7側
から主インダクタL1側への電流の逆流を阻止する。こ
のため主インダクタL1の電流IL1が低減され、ここで
の電力損失が小さくなる。
【0029】
【第2の実施形態】次に、図5を参照して第2の実施形
態のスイッチング電源装置を説明する。但し、図5にお
いて図1と実質的に同一の部分には同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0030】図5のスイッチング電源装置は、主インダ
クタL1と1次巻線N1との接続関係を変えた他は図1
の回路と同一に構成されている。即ち、1次巻線N1が
タップを有さないトランス5aが設けられ、図5の主イ
ンダクタL1が逆流阻止用ダイオ−ドD5を介して1次
巻線N1とスイッチQ1との相互接続点に接続されてい
る。
【0031】図5のスイッチング電源装置においてスイ
ッチQ1がオンになると、逆流阻止用ダイオ−ドD5は
1次巻線N1の電圧に無関係にオン状態となり、第1の
整流出力導体43、主インダクタL1、逆流阻止用ダイ
オ−ドD5、スイッチQ1及び共通整流出力導体45の
経路で電流IL1が流れる。従って、図5のスイッチング
電源装置では、図4(E)の交流電源電圧Vacの瞬時
値が第1の電圧値Va以下となるt0〜t1、t6〜t8、
t9〜t10であっても、スイッチQ1のオン期間Tonに
主インダクタL1の電流IL1が流れる。この結果、図5
のスイッチング電源装置は、図1のスイッチング電源装
置よりも波形改善及び力率改善効果が大きくなるという
特徴を有する。しかし、交流電源電圧Vacの1周期中
のほぼ全部で主インダクタL1を電流IL1が流れるの
で、ここでの電力損失が大きくなり、スイッチング電源
装置の効率が図1のスイッチング電源装置に比べて低下
する。このため、高効率が要求されて時には、図1のス
イッチング電源装置を使用し、図1のスイッチング電源
装置よりも波形改善及び力率改善を高めたい時には図5
のスイッチング電源装置を使用する。なお、図5のスイ
ッチング電源装置は、図1と同様な補助充電回路7を有
するので、この補助充電回路7による効果を図1の回路
と同様に得ることができる。
【0032】
【第3の実施形態】図6に示す第3の実施形態のスイッ
チング電源装置は、図1の回路における補助充電回路7
を補助充電回路7aに変形し、この他は図1と同一に構
成したものである。図6の補助充電回路7aでは、第1
の補助ダイオ−ドD6が補助インダクタL2と補助巻線N
3との間に接続され、補助コンデンサC2が補助インダ
クタL2と平滑用コンデンサC1との間に接続されてい
る。図6の補助充電回路7aは、第1の補助ダイオ−ド
D6と補助コンデンサC2との接続位置を変えた他は、
図1の補助充電回路7と同一に形成されている。
【0033】図6のスイッチング電源装置の補助充電回
路7a以外の部分の動作は、図1のスイッチング電源装
置と実質的に同一である。従って、図6の回路における
力率改善及び波形改善に関する動作の説明を省略する。
【0034】図6のスイッチング電源装置において、ス
イッチQ1のオン期間に補助巻線N3に発生する電圧は第
1の補助ダイオ−ドD6を逆バイアスする方向を有す
る。従って、スイッチQ1のオン期間には補助コンデン
サC2を充電する電流が補助ダイオ−ドD6を流れな
い。スイッチQ1のオフ期間には、補助ダイオ−ドD6を
順バイアスする方向の電圧が補助巻線N3に得られるの
で、補助巻線N3と補助コンデンサC2とダイオ‐ドD6
との閉回路が形成され、補助コンデンサC2の充電電流
が流れる。
【0035】今、第2の補助ダイオ−ドD7の電圧降下
を無視すると、補助インダクタL2の入力側端子と共通
整流出力導体45との間の電圧は整流出力電圧V4に一
致し、補助インダクタL2の出力側端子と共通整流出力
導体45との間の電圧は平滑用コンデンサC1の電圧V
c1から補助コンデンサC2の電圧Vc2を引き算した値
Vc1−Vc2に相当する。従って、補助インダクタL2
の電圧VL2は、 VL2=V4−(Vc1−Vc2)=V4−Vc1+Vc2 となる。補助インダクタL2の電流IL2は、V4−Vc1
+Vc2に基づいて流れ、この電流IL2はV4+Vc2が
Vc1よりも高い時のみ流れる。平滑用コンデンサC1
は、第1の実施形態と同様に主インダクタL1を通る電
流IL1と補助インダクタL2を通る電流IL2の両方で充
電され、平滑用コンデンサC1の電圧Vc1は従来回路の
これよりも高くなる。
【0036】従って、図6の第3の実施形態によって
図1の第1の実施形態と同様な効果を得ることができ
る。
【0037】
【第4の実施形態】図7に示す第4の実施形態のスイッ
チング電源装置は、図6の第3の実施形態のトランス5
を図5の第2の実施形態と同一のトランス5aに変形
し、主インダクタL1を図5と同様に逆流阻止用ダイオ
−ドD5を介してスイッチQ1に接続し、この他は図6
と同一に形成したものである。
【0038】従って、図7の第4の実施形態は、第2及
び第3の実施形態と同様な効果を有する。
【0039】
【第5の実施形態】図8に示す第5の実施形態のスイッ
チング電源装置は、第3の実施形態を示す図6の補助充
電回路7aを変形した補助充電回路7bを設けた他は図
7と同一に形成したものである。図8の補助充電回路7
bは、図6の補助充電回路7aから補助コンデンサC2
と補助インダクタL2と第2の補助ダイオ−ドD7とを
省いたものに相当し、補助巻線N3と補助ダイオ−ドD
6とから成る。補助巻線N3は補助ダイオ−ドD6を介し
て第2の整流出力導体44と平滑用コンデンサc1との
間に接続されており且つ漏れインダクタンスを有する。
補助巻線N3にはスイッチQ1のオフ期間に補助ダイオ
−ドD6を順方向バイアスする向きの電圧Vn3が発生す
る。補助ダイオ−ドD6の電流は、整流出力電圧V4と
補助巻線N3の電圧Vn3との和V4+Vn3が平滑用コン
デンサC1の電圧Vc1よりも高くなった時にのみ流
れ、これが、平滑用コンデンサC1の充電に使用され
る。
【0040】第5の実施形態は、図6の補助充電回路7
aの補助リアクトルL2と補助コンデンサC2とによる
平滑効果を得ることができない点を除いて図6の第3の
実施形態と同一の効果を得ることができる。また、図8
の第5の実施形態によれば、補助充電回路7bの構成の
簡略化及び小型化を図ることができる。
【0041】なお、図8において一点鎖線で示すよう
に、逆流阻止ようダイオ−ドD5のカソ−ドを図7と同
様にスイッチQ1に接続することができる。
【0042】
【第6の実施形態】図9の第6の実施形態は、図6のト
ランス5、補助充電回路7a及び整流平滑回路6を変形
したトランス5b、補助充電回路7c及び整流平滑回路
6aを設け、この他は図6と同一に形成したものであ
る。
【0043】図9のトランス5bは、2次巻線N2及び
補助巻線N3の極性を図6と逆にし、この他は図6と同
一に形成したものである。図9の補助充電回路7aは、
図6の補助充電回路7aの3次巻線N3の極性を逆に
し、この他は図6の補助充電回路7aと同一に形成した
ものである。図9の整流平滑回路6aは、図6の整流平
滑回路6にチョ−クコイル即ち平滑用インダクタンスL
oと平滑用のダイオ−ドDaとを付加したものである。
平滑用インダクタLoは整流ダイオ−ドDoと平滑コン
デンサCoとの間に接続されている。平滑用ダイオ−ド
Daは、一般に転流用ダイオ−ドと呼ばれているもので
あり、インダクタLoとコンデンサCoの直列回路に対
して並列に接続されている。図9において、平滑用コン
デンサC1とトランス5bとスイッチQ1と整流平滑回路
6aとによってフォワ−ド型DC−DCコンバ−タが構
成されている。
【0044】図9のスイッチング電源装置は、従来のフ
ォワ−ド型コンバ−タと呼ばれているものと同様に、ス
イッチQ1のオン期間に2次巻線N2に発生する電圧によ
ってダイオ−ドDoが順方向バイアスされ、コンデンサ
Coの充電電流が流れる。また、図9の回路ではスイッ
チQ1のオン期間に補助巻線N3に発生する電圧によっ
て補助コンデンサC2が充電される。
【0045】図9の第6の実施形態は、補助コンデンサ
C2及び出力平滑コンデンサCoの充電方法が図6と異
なる他は、図6と同一に動作するので、図6の第3の実
施形態と同一の効果を得ることができる。
【0046】なお、図9において一点鎖線で示すように
逆流阻止用ダイオ−ドD5のカソ−ドを図7と同様にス
イッチQ1に接続することができる。また、図9の補助
充電回路7cから補助コンデンサC2、補助インダクタ
L2及び第2の補助ダイオ−ドD7を省くことができる。
【0047】
【第7の実施形態】図10に示す第7の実施形態のスイ
ッチング電源装置は、変形された整流回路4aと変形さ
れた補助充電回路7dを設け、この他は図1と同一に形
成したものである。
【0048】図10の整流回路4aは、図1の整流回路
4と同様に第1〜第4のダイオ−ドD1〜D4を有する他
に、第5及び第6のダイオ−ドD11、D12を有する。第
5のダイオ−ドD11のアノ−ドは第1の交流入力導体4
1に接続され、そのカソ−ドは第2の整流出力導体44
に接続されている。第6のダイオ−ドD12のアノ−ドは
第2の交流入力導体42に接続され、そのカソ−ドは第
2の整流出力導体44に接続されている。従って、第2
の整流出力導体44には、第1及び第3のダイオ−ドD
1、D3の整流出力が供給されず、この代わりに第5及び
第6のダイオ−ドD11、D12の整流出力が供給される。
第5及び第6のダイオ−ドD11、D12の電気的特性は第
1及び第3のダイオ−ドD1、D3の電気的特性と実質的
に同一である。従って、第2の整流出力導体44と共通
整流出力導体45との間の電圧は、第1の整流出力導体
43と共通整流出力導体45との間の電圧V4と実質的
に同一である。
【0049】補助充電回路7dは、図1の補助充電回路
7から第2の補助ダイオ−ドD7を省いたものに相当す
る。整流回路4aの第5及び第6のダイオ−ドD11、D
12が逆流防止作用を有するので、第2の補助ダイオ−ド
D7を省いても、補助充電回路7dは図1の補助充電回
路7と同様に動作する。なお、図10の第5及び第6の
ダイオ−ドD11、D12はスイッチQ1のオン・オフによ
る補助インダクタL2の電流変化に応答することができ
る高周波ダイオ−ドである。もし、第5及び第6のダイ
オ−ドD11、D12が低周波ダイオ−ドの場合には、補助
充電回路7dに図1と同様に第2の補助ダイオ−ドD7
を付加することが望ましい。
【0050】図10の整流回路4a及び補助充電回路7
dは図1の整流回路4及び補助充電回路7と実質的に同
一に動作するので、第7の実施形態のスイッチング電源
装置は第1の実施形態と同様な効果を有する。なお、図
5、図6、図7、図8及び図9の整流回路4も図10の
整流回路4aに置き換えることができる。
【0051】
【変形例】本発明は上述の実施形態に限定されるもので
なく、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 各実施形態の第2の補助ダイオ−ドD7を省く
ことができる。第2のダイオ−ドD7を省いた場合に
は、図3のt0〜t1期間、t6〜t8期間、t9〜T10期
間にも図3(D)の交流入力電流Iacが流れる。 (2) スイッチQ1を零電圧スイッチングまたは零電
流スイッチングにするための回路を付加することができ
る。 (3) 各実施形態において、第1の整流出力導体43
と共通整流出力導体45との間にバイパス用コンデンサ
を接続することができる。このバイパス用コンデンサは
平滑用コンデンサC1よりも十分に小さい容量の高周波
コンデンサとする。これにより、スイッチQ1のオフ期
間に主インダクタL1と逆流阻止用ダイオ−ドD5と1
次巻線N1の第1の部分N1aと平滑用コンデンサC1
と整流回路4との経路に流れていた従来の電流を、整流
回路4を通さないでバイパス用コンデンサを通して流す
ことができ、整流回路4のダイオ−ドD1〜D4のノイズ
を低減することができる。 (4) トランス5〜5bに1次巻線N1と2次巻線N
2とを設ける代りに周知の単巻トランス構成にすること
ができる。 (5) 逆流阻止用ダイオ−ドD5を第1の整流出力導体
43と主インダクタL1との間に移すことができる。また
逆流が問題にならない場合には逆流阻止用ダイオ−ドD5
を省くことができる。 (6) スイッチQ1をFET以外のトランジスタ、IGBT
(絶縁ゲ−ト型バイポ−ラトランジスタ)等の半導体ス
イッチとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う第1の実施形態のスイッチング電
源装置を示す回路図である。
【図2】図1の制御回路を詳しく示すブロック図であ
る。
【図3】図1の各部の電圧及び電流を概略的に示す波形
図である。
【図4】図1の各部の電圧及び電流を概略的に示す波形
図である。
【図5】第2の実施形態のスイッチング電源装置を示す
回路図である。
【図6】第3の実施形態のスイッチング電源装置を示す
回路図である。
【図7】第4の実施形態のスイッチング電源装置を示す
回路図である。
【図8】第5の実施形態のスイッチング電源装置を示す
回路図である。
【図9】第6の実施形態のスイッチング電源装置を示す
回路図である。
【図10】第7の実施形態のスイッチング電源装置を示
す回路図である。
【符号の説明】
5、5a、5b トランス 7、7a、7b、7c、7d 補助充電回路 N1、N2 1次及び2次巻線 N3 補助巻線 Q1 スイッチ C1 平滑用コンデンサ L1、L2 主及び補助インダクタ C2 補助コンデンサ D6、D7 補助ダイオ−ド

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源から供給された交流電圧を直流
    電圧に変換するためのスイッチング電源装置であって、
    交流入力端子(1、2)と、前記交流入力端子(1、
    2)に接続された整流回路(4又は4a)と、平滑用コ
    ンデンサ(C1)と、主巻線(N1)を有するトランス
    (5又は5a又は5b)と、オン・オフ制御可能なスイ
    ッチ(Q1)と、インダクタ(L1)と、直流出力電圧
    を得るために前記トランス(5又は5a又は5b)に接
    続された整流平滑回路(6又は6a)と、補助充電回路
    (7又は7a又は7b又は7c又は7d)と、前記交流
    入力端子(1、2)に印加される交流電圧の周波数より
    も高い繰り返し周波数で前記スイッチ(Q1)をオン・
    オフ制御する制御回路(8)とを備え、前記整流回路
    (4又は4a)は、第1の整流電圧を出力するための第
    1の整流出力導体(43)と、前記第1の整流電圧と同
    一又はほぼ同一の値を有する第2の整流電圧を出力する
    ための第2の整流出力導体(44)と、共通整流出力導
    体(45)とを有し、 前記インダクタ(L1)は少なくとも前記スイッチ(Q1)
    を介して前記整流回路(4又は4a)の前記第1の整流
    出力導体(43)と前記共通整流出力導体(45)との
    間に接続され、 前記平滑用コンデンサ(C1)は前記主巻線(N1)の
    少なくとも一部と前記インダクタ(L1)とを介して前
    記整流回路(4又は4a)の前記第1の整流出力導体
    (43)と前記共通整流出力導体(45)との間に接続
    され、 前記スイッチ(Q1)は前記主巻線(N1)を介して前
    記平滑用コンデンサ(C1)の一端と他端との間に接続
    され、 前記補助充電回路(7又は7a又は7b又は7c又は7
    d)は、前記整流回路(4又は4a)の前記第2の整流
    出力導体(44)と前記平滑用コンデンサ(C1)との間
    に接続された補助巻線(N3)を有し、前記補助巻線(N
    3)は前記主巻線(N1)に電磁結合されていることを特
    徴とするスイッチング電源装置。
  2. 【請求項2】 前記補助充電回路(7)は、更に、補助
    インダクタ(L2)と、補助コンデンサ(C2)と、補助ダ
    イオ−ド(D6)とを有し、 前記補助ダイオ−ド(D6)は前記補助コンデンサ(C2)
    を介して前記補助巻線(N3)に並列に接続され、 前記補助インダクタ(L2)の一端は前記整流回路(4又
    は4a)の前記第2の整流出力導体(44)に接続さ
    れ、 前記補助インダクタ(L2)の他端は前記補助コンデンサ
    (C2)と前記補助ダイオ−ド(D6)との相互接続点に接
    続され、 前記補助巻線(N3)の一端は前記主巻線(N1)の一端及
    び前記平滑用コンデンサ(C1)の一端にそれぞれ接続さ
    れ、 前記補助コンデンサ(C2)は前記補助インダクタ(L2)
    の他端と前記補助巻線(N3)の他端との間に接続されて
    いることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源
    装置。
  3. 【請求項3】 前記補助充電回路(7a)は、更に、補
    助インダクタ(L2)と、補助コンデンサ(C2)と、補助
    ダイオ−ド(D6)とを有し、 前記補助ダイオ−ド(D6)は前記補助コンデンサ(C2)
    を介して前記補助巻線(N3)に並列に接続され、 前記補助インダクタ(L2)の一端は前記整流回路(4又
    は4a)の第2の整流出力導体(44)に接続され、 前記補助インダクタ(L2)の他端は前記補助コンデンサ
    (C2)と前記補助ダイオ−ド(D6)との相互接続点に接
    続され、 前記補助巻線(N3)の一端は前記主巻線(N1)の一端及
    び前記平滑用コンデンサ(C1)の一端にそれぞれ接続さ
    れ、 前記補助コンデンサ(C2)は前記補助インダクタ(L2)
    の他端と前記平滑用コンデンサ(C1)の一端との間に接
    続されていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ
    ング電源装置。
  4. 【請求項4】 前記補助充電回路(7又は7a)は更に
    別の補助ダイオ−ド(D7)を有し、前記別の補助ダイ
    オ−ド(D7)は前記補助インダクタ(L2)と直列に接
    続されていることを特徴とする請求項2又は3記載のス
    イッチング電源装置。
  5. 【請求項5】 更に、前記インダクタ(L1)に直列に接
    続された逆流阻止用ダイオ−ド(D5)を有することを特
    徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  6. 【請求項6】 前記トランスの主巻線(N1)はタップ
    (9)によって第1の部分(N1a)と第2の部分(N
    1b)とに分割され、 前記インダクタ(L1)と前記主巻線(N1)の第2の
    部分(N1b)と前記スイッチ(Q1)との直列回路
    が、前記整流回路(4又は4a)の前記第1の整流出力
    導体(43)と前記共通整流出力導体(45)との間に
    接続され、 前記平滑用コンデンサ(C1)が前記主巻線(N1)の
    全部と前記スイッチ(Q1)の直列回路に対して並列に
    接続されていることを特徴とする請求項1記載のスイッ
    チング電源装置。
  7. 【請求項7】 前記インダクタ(L1)と前記主巻線
    (N1)の全部と前記平滑用コンデンサ(C1)とから
    成る直列回路が、前記整流回路(4又は4a)の第1の
    整流出力導体(43)と前記共通整流出力導体(45)
    との間に接続され、 前記主巻線(N1)の全部と前記スイッチ(Q1)との
    直列回路が前記平滑用コンデンサ(C1)に対して並列
    に接続されていることを特徴とする請求項1記載のスイ
    ッチング電源装置。
  8. 【請求項8】 前記トランスは2次巻線(N2)を有し、
    前記整流平滑回路(6)は、前記2次巻線(N2)に接
    続され且つ前記スイッチ(Q1)がオフの時に前記2次
    巻線(N2)に発生する電圧によってオンになる整流素
    子(Do)と前記整流素子(Do)を介して前記2次巻
    線(N2)に並列に接続されたコンデンサ(Co)とか
    ら成ることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電
    源装置。
  9. 【請求項9】 前記トランスは2次巻線(N2)を有
    し、前記整流平滑回路(6a)は、前記2次巻線(N
    2)に接続され且つ前記スイッチ(Q1)がオンの時に前
    記2次巻線(N2)に発生する電圧でオンになる整流素
    子(Do)と、前記整流素子(Do)を介して前記2次
    巻線(N2)に並列に接続されたコンデンサ(Co)と
    を有していることを特徴とする請求項1記載のスイッチ
    ング電源装置。
  10. 【請求項10】 前記整流回路(4)は、第1及び第2の
    交流入力導体(41、42)と、第1及び第2の整流出
    力導体(43、44)と、共通整流出力導体(45)
    と、第1及び第2の電極をそれぞれ有する第1、第2、
    第3及び第4のダイオ−ド(D1、D2、D3、D4)とを
    有し、 前記第1のダイオ−ド(D1)の前記第1の電極が前記
    第1の交流入力導体(41)に接続され、 前記第2のダイオ−ド(D2)の前記第2の電極が前記
    第1の交流入力導体(41)に接続され、 前記第3のダイオ−ド(D3)の前記第1の電極が前記
    第2の交流入力導体(42)に接続され、 前記第4のダイオ−ド(D4)の前記第2の電極が前記
    第2の交流入力導体(42)に接続され、 前記第1及び第3のダイオ−ド(D1、D3)の前記第2
    の電極が相互に接続され、 前記第1及び第2の整流出力導体(43、44)が前記
    第1及び第3のダイオ−ド(D1、D3)の前記第2の電
    極の相互接続点(48)にそれぞ接続され、 前記第2及び第4のダイオ−ド(D2、D4)の前記第1
    の電極が前記共通整流出力導体(45)にそれぞれ接続
    されていることを特徴とする請求項1記載のスイッチン
    グ電源装置。
  11. 【請求項11】 前記整流回路(4a)は、第1及び第2
    の交流入力導体(41、42)と、第1及び第2の整流
    出力導体(43、44)と、共通整流出力導体(45)
    と、第1及び第2の電極をそれぞれ有する第1、第2、
    第3、第4第5及び第6のダイオ−ド(D1、D2、D
    3、D4、D11、D12)とを有し、 前記第1のダイオ−ド(D1)の前記第1の電極が前記第
    1の交流入力導体(41)に接続され、 前記第2のダイオ−ド(D2)の前記第2の電極が前記
    第1の交流入力導体(41)に接続され、 前記第3のダイオ−ド(D3)の前記第1の電極が前記
    第2の交流入力導体(42)に接続され、 前記第4のダイオ−ド(D4)の前記第2の電極が前記
    第2の交流入力導体(42)に接続され、 前記第2及び第4のダイオ−ド(D2、D4)の前記第1
    の電極が前記共通整流出力導体(45)にそれぞれ接続
    され、 前記第1及び第3のダイオ−ド(D1、D3)の前記第2
    の電極が前記第1の整流出力導体(43)にそれぞれ接
    続され、 前記第5のダイオ−ド(D11)の前記第1の電極が前記
    第1の交流入力導体(41)に接続され、 前記第6のダイオ−ド(D12)の前記第1の電極が前記
    第2の交流入力導体(42)に接続され、 前記第5及び第6のダイオ−ド(D11、D12)の前記第
    2の電極が前記第2の整流出力導体(44)にそれぞれ
    接続されていることを特徴とする請求項1記載のスイッ
    チング電源装置。
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