JPH09201041A - 2段式昇圧回路 - Google Patents

2段式昇圧回路

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JPH09201041A
JPH09201041A JP775396A JP775396A JPH09201041A JP H09201041 A JPH09201041 A JP H09201041A JP 775396 A JP775396 A JP 775396A JP 775396 A JP775396 A JP 775396A JP H09201041 A JPH09201041 A JP H09201041A
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voltage
boosting
boosted
circuit
boosting means
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JP775396A
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Inventor
Katsutoshi Nishiuchi
勝敏 西内
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最低動作電圧が低く、かつ高精度な昇圧電圧を
得る2段式昇圧回路を提供する。 【解決手段】電源VBAT4の電源電圧を第1の昇圧電
圧に昇圧する第1の昇圧手段1と、この第1の昇圧手段
1によって昇圧された上記第1の昇圧電圧を駆動電圧と
して、上記電源電圧を第2の昇圧電圧に昇圧する第2の
昇圧手段2と、この第2の昇圧手段2が昇圧を開始する
際に、上記第1の昇圧手段1の動作を停止する昇圧電圧
検出手段3とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2段式昇圧回路、
詳しくは、低電圧動作が可能な2段式昇圧回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、DC/DCコンバータ型の昇圧回
路は種々の方式が知られており、たとえば、チョッパ型
昇圧回路、チャージポンプ型昇圧回路等が公知の技術手
段として知られている。また、これら昇圧回路をPWM
制御方式の回路で構成して発振周波数を安定させ、高精
度な昇圧電圧を得る技術手段もまた知られるところにあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記昇
圧回路の発振周波数を安定させたりPWM制御方式等の
回路で構成し高精度な昇圧電圧を得ようとする場合、昇
圧回路を駆動する最低動作電圧を比較的高く設定しなけ
ればならず、該最低動作電圧を下回ると動作不能になっ
てしまうという問題点があった。
【0004】また、上記最低動作電圧を低く設定しよう
とすると、上述したPWM制御方式等の回路で構成する
ことは困難であり、高精度なDC/DC昇圧回路を得る
ことはできないという問題点があった。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、最低動作電圧が低く、かつ高精度な昇圧電圧
を得る2段式昇圧回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の2段式昇圧回路は、電源電圧を第1
の昇圧電圧に昇圧する第1の昇圧手段と、この第1の昇
圧手段によって昇圧された上記第1の昇圧電圧を駆動電
圧として、上記電源電圧を第2の昇圧電圧に昇圧する第
2の昇圧手段と、この第2の昇圧手段が昇圧を開始する
際に、上記第1の昇圧手段の動作を停止する昇圧電圧制
御手段とを具備する。
【0007】上記の目的を達成するために本発明の第2
の2段式昇圧回路は、電源電圧を第1の昇圧電圧に昇圧
する第1の昇圧手段と、この第1の昇圧手段によって昇
圧された上記第1の昇圧電圧を駆動電圧として、上記電
源電圧を第2の昇圧電圧に昇圧する第2の昇圧手段と、
上記第1の昇圧手段のみを駆動する省電力モードと該第
1の昇圧手段の駆動後に動作する上記第2の昇圧手段を
駆動する昇圧モードとに切換えるモード切換手段と、上
記省電力モードに切換えられた際には上記第1の昇圧電
圧が所定範囲内となるように制御し、上記昇圧モードに
切換えられた際には上記第2の昇圧電圧が所定範囲内と
なるように制御する昇圧電圧制御手段とを具備する。
【0008】上記の目的を達成するために本発明の第3
の2段式昇圧回路は、上記第1または第2の2段式昇圧
回路において、上記第1の昇圧手段と上記第2の昇圧手
段とは、コイル、トランジスタ、逆流防止用ダイオード
および平滑コンデンサを共用したことを特徴とする。
【0009】上記第1の2段式昇圧回路は、第1の昇圧
手段で電源電圧を第1の昇圧電圧に昇圧し、第2の昇圧
手段は、上記第1の昇圧手段によって昇圧された上記第
1の昇圧電圧を駆動電圧として、上記電源電圧を第2の
昇圧電圧に昇圧する。そして、昇圧電圧制御手段で、上
記第2の昇圧手段が昇圧を開始する際に、上記第1の昇
圧手段の動作を停止するよう制御する。
【0010】上記第2の2段式昇圧回路は、第1の昇圧
手段で電源電圧を第1の昇圧電圧に昇圧し、第2の昇圧
手段は、上記第1の昇圧手段によって昇圧された上記第
1の昇圧電圧を駆動電圧として、上記電源電圧を第2の
昇圧電圧に昇圧する。また、モード切換手段で上記第1
の昇圧手段のみを駆動する省電力モードと、該第1の昇
圧手段の駆動後に動作する第2の昇圧手段を駆動する昇
圧モードとを切換え、昇圧電圧制御手段で、上記省電力
モードに切換えられた際には上記第1の昇圧電圧が所定
範囲内となるように制御し、上記昇圧モードに切換えら
れた際には上記第2の昇圧電圧が所定範囲内となるよう
に制御する。
【0011】上記第3の2段式昇圧回路は、上記第1ま
たは第2の2段式昇圧回路において、上記第1の昇圧手
段と上記第2の昇圧手段とは、コイル、トランジスタ、
逆流防止用ダイオードおよび平滑コンデンサを共用す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0013】図1は、本発明の第1の実施形態である2
段式昇圧回路の概略構成を示したブロック図である。
【0014】この2段式昇圧回路は、電源VBAT4の
電圧VINをVO1に昇圧する第1の昇圧手段1と、この第
1の昇圧手段1の昇圧電圧VO1を検出し、該第1の昇圧
手段1および第2の昇圧手段2を制御する昇圧電圧検出
手段3と、この昇圧電圧検出手段3に制御され、上記電
源VBAT4の電圧VINをVO2に昇圧する第2の昇圧手
段2とで主要部が構成されている。
【0015】このような構成をなす本実施形態の作用を
簡単に説明すると、通常は、上記電源VBAT4の電圧
VINを第1の昇圧手段1で所定電圧VO1に昇圧して所定
の各回路に供給するようになっている。このとき、上記
第2の昇圧手段2は停止している。一方、上記昇圧電圧
検出手段3は、上記第1の昇圧手段1の昇圧電圧VO1を
常時検出しており、該電圧VO1が所定電圧を上回ると上
記第2の昇圧手段2に昇圧開始信号(DC2CNT(=
H))を与え該第2の昇圧手段2の昇圧動作を開始させ
るとともに、第1の昇圧手段1に昇圧停止信号(DC1
CNT(=L))を与え、該第1の昇圧手段1の昇圧動
作を停止させる。これにより、電源VBAT4の電圧V
INは、第2の昇圧手段2により所定電圧VO2に昇圧され
各回路に供給される。
【0016】また、上記第2の昇圧手段2の昇圧電圧V
02が所定電圧を下回り、昇圧電圧検出手段3がこれを検
出すると、該第2の昇圧手段2に昇圧停止信号(DC2
CNT(=L))を与え、同第2の昇圧手段2の昇圧動
作を停止させるとともに、第1の昇圧手段1に昇圧開始
信号(DC1CNT(=H))を与え、該第1の昇圧手
段1の昇圧動作を再び開始させる。すなわち、上記第1
の昇圧手段1と第2の昇圧手段2とは同時に動作するこ
とはない。
【0017】なお、上記所定電圧は上記第2の昇圧手段
2の最低動作電圧に基づいて設定される。
【0018】図2は、上記図1に示した本実施形態の構
成をさらに詳しく示した電気ブロック回路図である。
【0019】図に示すように、上記第1の昇圧手段1
は、コイル65,昇圧用トランジスタ66,逆流防止用
ダイオード67,平滑コンデンサ68からなる昇圧部
と、上記昇圧用トランジスタ66を制御する第1の昇圧
制御回路61とで構成されている。
【0020】すなわち、上記電源VBAT4に対応する
電源64の電源電圧VINとGND間に、上記コイル6
5、昇圧用トランジスタ66からなる直列回路が挿入さ
れており、また、上記昇圧用トランジスタ66のコレク
タ−エミッタ間には、上記逆流防止用ダイオード67、
平滑コンデンサ68からなる直列回路が挿入されてい
る。
【0021】さらに、上記昇圧用トランジスタ66のベ
ースには上記第1の昇圧制御回路61が接続され、この
第1の昇圧制御回路61に制御されて昇圧用トランジス
タ66が動作し、平滑コンデンサ68により平滑され、
該第1の昇圧手段1の昇圧電圧VO1が出力されるように
なっている。
【0022】また、該第1の昇圧手段1の動作は上記昇
圧電圧検出手段3に対応する昇圧電圧検出手段63によ
り制御されるようになっている。すなわち、該昇圧電圧
検出手段63は、上記第1の昇圧手段1の昇圧電圧VO1
を図中、A点において検出するようになっており、この
検出結果に基づいて上述したように昇圧制御信号(DC
1CNT)を第1の昇圧制御回路61に対して送出する
ようになっている。
【0023】一方、上記第2の昇圧手段2は、上記コイ
ル65,昇圧用トランジスタ66,逆流防止用ダイオー
ド67,平滑コンデンサ68からなる昇圧部を上記第1
の昇圧手段1と共用するとともに、上記第1の昇圧手段
1と同様に昇圧用トランジスタ66を制御する第2の昇
圧制御回路62とで構成されている。
【0024】この第2の昇圧制御回路62の動作も上記
昇圧電圧検出手段63により制御されるようになってお
り、昇圧電圧検出手段63は、上述した第1の昇圧制御
回路61の昇圧電圧の検出結果に基づいて昇圧制御信号
(DC2CNT)を第2の昇圧制御回路62に対して送
出するようになっている。
【0025】なお、本構成の詳しい作用については後に
詳述する。
【0026】図3は、上記第1の昇圧制御回路61の構
成を示した電気回路図および各部電圧波形を示した線図
である。
【0027】図に示すように、この第1の昇圧制御回路
61は、上記電源VBAT64の電圧VINを電源Vcc
とし、該電源VccとGND間に挿入された、定電流i
を流す定電流源21、ヒステリシス特性を有するヒステ
リシススイッチ23、定電流2iを流す定電流源22から
なる直列回路を備えている。また、上記定電流源21と
ヒステリシススイッチ23との接続点とGND間には発
振コンデンサ24が挿入され、さらに該接続点は上記ヒ
ステリシススイッチ23におけるヒステリシスコンパレ
ータの入力端に接続されている。
【0028】上記ヒステリシススイッチ23は、ヒステ
リシスコンパレータの出力により、上記定電流源22の
オン・オフを行うスイッチとして働くようになってい
る。すなわち、上記定電流源21および定電流源22の
電流を発振コンデンサ24に流すか否かを制御する。さ
らに、該コンパレータ出力はバッファ25を介して上記
昇圧用トランジスタ66へ出力するようになっている。
【0029】また、上記昇圧電圧検出手段63からの供
給される昇圧制御信号(DC1CNT)はバッファ26
で受けるようになっており、このバッファ26の出力は
上記定電流源21,定電流源22に接続され、これら定
電流源を制御するようになっている。
【0030】なお、上述したように上記第1の昇圧制御
回路61の各回路は、上記電源VBAT64の電圧VIN
を電源としている。
【0031】このような構成をなす第1の昇圧制御回路
61は、上記ヒステリシススイッチ23のオン・オフ動
作により発振コンデンサ24の充放電が繰り返されて発
振し、バッファ25を介して上記昇圧用トランジスタ6
6を駆動するようになっている。
【0032】図4は、上記第2の昇圧制御回路62の構
成を示した電気回路図および各部電圧波形を示した線図
である。
【0033】図に示すように、この第2の昇圧制御回路
62は、基本的には上記第1の昇圧手段1の出力電圧V
O1または第2の昇圧手段2の出力電圧V02を電源Vcc
とし、該電源VccとGNDとの間に挿入された、可変
定電流源31、定電流源32、該可変定電流源31およ
び定電流源32のオン・オフを行うスイッチ33とが図
示の如く接続された直列回路を備えている。
【0034】上記スイッチ33は、後述するヒステリシ
スコンパレータ35の出力値を入力する入力インバータ
と、該インバータの出力値の論理、非論理値によりオン
・オフする2つのスイッチとで主要部が構成され、該ヒ
ステリシスコンパレータ35の出力値により上記可変定
電流源31と定電流源32とを交互にオン・オフさせる
ようになっている。
【0035】また、上記スイッチ33における2つのス
イッチの接続点とGNDとの間には発振コンデンサ34
が挿入され、さらに該接続点にはヒステリシスコンパレ
ータ35が接続されている。該ヒステリシスコンパレー
タ35の出力端は上述したように上記スイッチ33の入
力インバータに接続されるとともに、バッファ37を介
して上記昇圧用トランジスタ66に接続される。
【0036】なお、上記第2の昇圧制御回路62を構成
する各回路のうち、バッファ37は上記電源VBAT6
4の電圧VINを電源とし、その他の回路は上述したよう
に第1の昇圧手段1の出力電圧VO1または第2の昇圧手
段2の出力電圧V02を電源とする。
【0037】また、上記昇圧電圧検出手段63からの供
給される昇圧制御信号(DC2CNT)はバッファ36
で受けるようになっており、このバッファ36の出力は
上記可変定電流源31,定電流源32に接続され、これ
ら定電流源を制御するようになっている。
【0038】このような構成をなす第2の昇圧制御回路
62は、上記スイッチ33における2つのスイッチのオ
ン・オフ動作により発振コンデンサ34の充放電が繰り
返されて発振し、バッファ37を介して上記昇圧用トラ
ンジスタ66を駆動するようになっている。
【0039】なお、上記ヒステリシスコンパレータ35
のヒステリシス幅の変更または上記発振コンデンサ34
の定数を変更することで、発振周波数を変更することが
できるようになっている。さらに、可変電流源31を変
更することにより、デューティー比を変更することも可
能である。
【0040】図5は、上記昇圧電圧検出手段63(昇圧
電圧検出手段3)の構成を示した電気回路図である。
【0041】図に示すように、上記昇圧電圧検出手段6
3(昇圧電圧検出手段3)は、上記第1の昇圧手段1の
出力電圧VO1あるいは第2の昇圧手段2の出力電圧VO2
を抵抗49,抵抗50で分圧した分圧電圧V1を、可変
基準電圧源43の可変基準電圧Vfと比較するコンパレ
ータ41と、上記出力電圧VO1を可変基準電圧源44の
可変基準電圧Veと比較するヒステリシスコンパレータ
42とを備えている。
【0042】なお、上記可変基準電圧Vfと可変基準電
圧Veとは、Vf>Veの関係を有する。
【0043】また、昇圧電圧検出手段63は、昇圧動作
を強制的に停止させる強制昇圧停止スイッチ57と、昇
圧モードを後述する第1の昇圧状態と第2の昇圧状態と
に切換える昇圧モード切換えスイッチ48とを備え、さ
らに、上記コンパレータ41の出力とヒステリシスコン
パレータ42の出力とのNOR回路45と、該NOR回
路45、上記強制昇圧停止スイッチ57、昇圧モード切
換えスイッチ48の出力のANDをとるAND回路46
と、上記ヒステリシスコンパレータ42、上記強制昇圧
停止スイッチ57の出力のANDをとるAND回路56
とを備えている。なお、図中、符号55,47はプルア
ップ抵抗である。
【0044】さらに、上記AND回路46の出力は、上
述した昇圧制御信号(DC2CNT)として上記第2の
昇圧手段2へ送出され、また、上記AND回路56の出
力は、上述した昇圧制御信号(DC1CNT)として上
記第1の昇圧手段1へ送出されるようになっている。
【0045】次に、このような構成をなす昇圧電圧検出
手段63(昇圧電圧検出手段3)の動作を図5,図6を
参照して説明する。
【0046】図6は、本実施形態の各部の動作を示した
タイミングチャートであり、図中、上段は(a)として
第1の昇圧手段1の出力電圧VO1または第2の昇圧手段
2の出力電圧VO2に対応する電圧を示し、また、下段は
(b)第1の昇圧手段1の動作状態、(c)第2の昇圧
手段2の動作状態、(d)昇圧モード切換えスイッチ4
8(SW48)の動作状態をそれぞれ示している。
【0047】まず、上記昇圧モード切換えスイッチ48
がオフ状態にある第1の昇圧状態αについて説明する。
【0048】この第1の昇圧状態αは、昇圧回路全体の
負荷回路が比較的重く大電流を必要とし、さらに高精度
な電圧制御が必要な場合に使用するモードであり、上記
昇圧モード切換えスイッチ48をオフにすることで設定
される。
【0049】この第1の昇圧状態αにおいては、上記第
1の昇圧手段1の出力が所定の電圧に達するまでは第2
の昇圧手段2の昇圧動作を停止させ、所定の電圧に達し
たところで該第1の昇圧手段1の昇圧動作を停止させる
とともに、第2の昇圧手段2の昇圧動作を開始させる。
【0050】まず、t=t0において、第1の昇圧手段
1に印加される電源VBAT4の電圧VINが第1の昇圧
手段1の最低動作電圧値を上回り、さらに上記ヒステリ
シスコンパレータ42(図5参照)の出力が“H”レベ
ルとなると、上記第1の昇圧手段1がオンして昇圧動作
を開始し、出力電圧VO1は上昇する(t=t0〜t
e)。なお、図中、電圧Vaは、上記第1の昇圧手段1
の最低動作電圧に対応する電圧である。
【0051】また、上記t=t0〜te間においては、
上記第2の昇圧手段2は、上記NOR回路45とAND
回路46の出力がともに“L”レベルとなるためオフし
ており、昇圧動作を行わない。したがって、第1の昇圧
手段1のみの動作となり、第2の昇圧手段2は動作しな
い。
【0052】この後、ヒステリシスコンパレータ42に
おいて、上記第1の昇圧手段1の出力電圧VO1を上記抵
抗49,抵抗50で分圧した値(以下、分圧電圧V1と
する)と、上記可変基準電圧源44により設定された基
準電圧Veとを比較し、上記分圧電圧V1が基準電圧V
eに達すると、上記ヒステリシスコンパレータ42の出
力が“L”レベルとなり、これにより上記AND回路5
6の出力が“L”レベルとなるため、該第1の昇圧手段
1がオフして昇圧動作を停止する(t=te)。
【0053】この後、極短時間(t=te〜td)の
間、後述する理由により第1の昇圧手段1と第2の昇圧
手段2とがともに非動作状態となり、上記分圧電圧V1
も若干低下し、t=tdの時点では電圧Vdまで低下す
るが、該電圧Vdは、第2の昇圧手段2の最低動作電圧
を下回ることはない。詳しくは後述する。
【0054】上記t=teの時点では、上記コンパレー
タ41の出力は“L”レベルであるから、上記NOR回
路45、AND回路46の出力はともに“H”レベルと
なり、これにより上記第2の昇圧手段2が若干の遅れの
後オンして昇圧動作を開始し(t=td)、出力電圧V
O2は上昇する。
【0055】この後、コンパレータ41において、上記
第2の昇圧手段2の出力電圧VO2を上記抵抗49,抵抗
50で分圧した値(以下、分圧電圧V2とする)と、上
記可変基準電圧源43により設定された基準電圧Vfと
を比較し、上記分圧電圧V2が基準電圧Vfに達する
と、該コンパレータ41の出力が“H”レベルとなり、
これによりNOR回路45、AND回路46の出力がと
もに“L”レベルになるため、第2の昇圧手段2はオフ
して昇圧動作を停止する(t=tf)。
【0056】この後、上記分圧電圧V2が上記基準電圧
Vfに合致するように、上記第2の昇圧手段2がオン・
オフ制御され(t=tf〜tg)、該第2の昇圧手段2
の出力電圧VO2は所定の電圧で定電圧化されて定常状態
になる。この定電圧出力状態は上記昇圧モード切換えス
イッチ48がオンするまであるいは強制昇圧停止スイッ
チ57がオンするまで継続する。
【0057】次に、上記昇圧モード切換えスイッチ48
がオン状態にある第2の昇圧状態β(省電力モード)に
ついて図9,図6,図5を参照して説明する。
【0058】図9は、本実施形態において、省電力モー
ドに設定された際の動作を示したタイミングチャートで
ある。
【0059】この第2の昇圧状態βは、昇圧回路全体の
負荷回路が比較的軽く、あまり電流を必要せず、さらに
高精度な電圧制御が必要でない場合に使用する省電力モ
ードであり、上記昇圧モード切換えスイッチ48をオン
にすることで設定される。
【0060】この第2の昇圧状態βは、上記昇圧モード
切換えスイッチ48がオンした状態であり、また、この
とき上記強制昇圧停止スイッチ57はオフ状態である。
したがって、上記AND回路46の出力は“L”レベル
であり、上記第1の昇圧手段1のみが動作可能となって
いる。
【0061】まず、図9に示すように、t=t0におい
てヒステリシスコンパレータ42の出力が“H”レベル
となり、かつ、電源VBAT64の電圧VINが第1の昇
圧手段1の最低動作電圧より高いとき、第1の昇圧手段
1がオンする。このとき、昇圧モード切換えスイッチ4
8はオンしており、またAND回路46の出力が“L”
レベルであることより、第2の昇圧手段2はオフしてい
る。これにより、上記第1の昇圧手段1により出力電圧
VO1が上昇する。すなわち、該第2の昇圧状態βにおい
ては第2の昇圧手段2は動作しない。
【0062】この後、ヒステリシスコンパレータ42に
おいて、上記第1の昇圧手段1の出力電圧VO1を上記抵
抗49,抵抗50で分圧した値(以下、分圧電圧V1と
する)と、上記可変基準電圧源44により設定された基
準電圧Veとを比較し、上記分圧電圧V1が基準電圧V
eに達すると、上記ヒステリシスコンパレータ42の出
力が“L”レベルとなり、これにより上記AND回路5
6の出力が“L”レベルとなるため、該第1の昇圧手段
1がオフして昇圧動作を停止する(t=tx)。
【0063】この後、上記第1の昇圧手段1の分圧電圧
V1は低下するが、上記ヒステリシスコンパレータ42
は、ヒステリシス特性を有するので、可変基準電圧源4
4により設定された基準電圧Veよりヒステリシス幅分
低い電圧Vcまで低下する。そして、上記第1の昇圧手
段1の分圧電圧V1が電圧Vcまで低下すると、ヒステ
リシスコンパレータ42の出力が“H”レベルとなり、
第1の昇圧手段1は再びオンする(t=ty)。
【0064】この後、上記第1の昇圧手段1の分圧電圧
V1は再び上昇して基準電圧Veに達すると、再び上記
ヒステリシスコンパレータ42の出力が“L”レベルと
なり、これにより該第1の昇圧手段1はオフして昇圧動
作を停止する(t=tz)。そして、上述した動作を繰
り返し、第1の昇圧手段1の出力電圧VO1は任意に設定
した電位差内(ヒステリシス幅分)に収まることにな
る。
【0065】一方、図6において、上記第2の昇圧手段
2の出力電圧VO2が所定の電圧で定電圧化されている定
電圧出力状態(t=tf〜tg)において、昇圧モード
切換えスイッチ48がオンすると(t=tg)、上述し
た第2の昇圧状態βとなる。すなわち、上記第2の昇圧
手段2がオフした後、分圧電圧V2は低下し、該電圧V
2が基準電圧Veを下回った時点以降は、図9における
t=tx以降と同様の動作となる。
【0066】ここで、上記第1の昇圧状態αについて、
図2,図7を参照してさらに詳しく説明する。
【0067】図7は、図6において、上記第2の昇圧手
段2が定常状態に達するまでの様子を拡大して示したタ
イミングチャートであり、図中、上段は(a)として第
1の昇圧手段1の出力電圧VO1または第2の昇圧手段2
の出力電圧VO2に対する電圧を示し、また、下段は
(b)第1の昇圧手段1の動作状態、(c)第2の昇圧
手段2の動作状態、(d)昇圧モード切換えスイッチ4
8(SW48)の動作状態をそれぞれ示している。
【0068】なお、図中、電圧Vaは第1の昇圧制御回
路61の最低動作電圧、電圧Vbは第2の昇圧制御回路
62の最低動作電圧、電圧Veは第1の昇圧制御回路6
1の昇圧停止電圧、電圧Vfは第2の昇圧制御回路62
の昇圧停止電圧にそれぞれ対応する電圧を示し、また、
時刻teは第1の昇圧制御回路61の昇圧停止時刻、時
刻tdは第2の昇圧制御回路62の昇圧開始時刻、時刻
tfは第2の昇圧制御回路62の昇圧停止時刻をそれぞ
れ示している。
【0069】上述したように、時刻te,tfにおける
第1の昇圧手段1の出力電圧VO1の検出は、上記昇圧電
圧検出手段63(昇圧電圧検出手段3)で行い、また、
該昇圧電圧検出手段63から上記第1の昇圧制御回路6
1,第2の昇圧制御回路62に対して昇圧制御信号を送
出し、これらの昇圧制御回路を制御する。
【0070】ところで、本実施形態における上記第2の
昇圧制御回路62ように高機能、高精度なDC/DC昇
圧回路は、高精度な制御を必要とするため一般に最低動
作電圧が犠牲となりやすい。本実施形態は、この第2の
昇圧制御回路62のもつ高機能、高精度な性能を維持し
たままで、さらに回路全体としては最低動作電圧を低く
することを目的とするが、このために、高機能、高精度
な性能は犠牲となるが最低動作電圧をより低く設定した
第1の昇圧制御回路61を、上記第2の昇圧制御回路6
2に巧みに組み合わせ、上述した目的を実現している。
【0071】以下、本実施形態の2段式昇圧回路におい
て、上記第1の昇圧制御回路61と第2の昇圧制御回路
62とを組み合わせることにおいて留意した特徴的な動
作を図7,図8を参照して説明する。
【0072】図8は、上記図7における時刻te〜時刻
td間の様子をさらに詳しく示したタイミングチャート
であり、図7と同様に、図中、上段は(a)として第1
の昇圧手段1の出力電圧VO1または第2の昇圧手段2の
出力電圧V02に対する電圧を示し、また、下段は(b)
昇圧電圧検出手段3の第1の昇圧手段1に対する出力、
(c)第1の昇圧手段1の動作状態、(d)昇圧電圧検
出手段3の第2の昇圧手段2に対する出力、(e)第2
の昇圧手段2の動作状態をそれぞれ示している。
【0073】また、図中、電圧Va,Vb,Ve,時刻
te,時刻tdは、上記図7に準じる。
【0074】一般に、電気部品、素子等で構成され、入
力信号により所定の動作を開始する電気回路は、入力信
号を入力してから実際に動作を開始するまでに時間の遅
れ(ディレイ)が存在することが知られている。本実施
形態もその例外ではなく、たとえば、図7(b),
(c)に示す第1の昇圧手段1と第2の昇圧手段2のタ
イミングチャートは、実際にこれら第1の昇圧手段1,
第2の昇圧手段2が動作を開始(昇圧開始動作、昇圧停
止動作)したタイミングを示している。
【0075】本実施形態の2段式昇圧回路は、かかる事
情を鑑みてなされており、この時間遅れディレイについ
ても十分考慮して構成されている。
【0076】図8(b),(d)は、上記昇圧電圧検出
手段3が第1の昇圧手段1および第2の昇圧手段2を動
作させるべく指示する信号(昇圧制御信号DC1CN
T,DC2CNT)を送出したタイミングを示してお
り、同図8(c),(e)は、上記第1の昇圧手段1お
よび第2の昇圧手段2が実際に動作したタイミングを示
している。
【0077】この図8に示すように、本実施形態におい
ても、昇圧電圧検出手段3が第1の昇圧手段1に対して
昇圧停止信号(DC1CNT(=L))を送出してから
実際に第1の昇圧手段1が動作を停止するまではdel
ay1の時間を要し、また、昇圧電圧検出手段3が第2
の昇圧手段2に対して昇圧開始信号(DC2CNT(=
H))を送出してから実際に第2の昇圧手段2が動作を
開始するまでは上記delay1より長いdelay2
の時間を要している。
【0078】さらに、上述したように、昇圧電圧検出手
段3からは、第1の昇圧手段1への昇圧停止信号(DC
1CNT(=L))と第2の昇圧手段2への昇圧開始信
号(DC2CNT(=H))とがほぼ同時に送出されて
いるが(時刻te′)、実際に第1の昇圧手段1が昇圧
停止した時刻teと第2の昇圧手段2が昇圧開始した時
刻tdとはdelay2′という時間差が生じている。
【0079】以下、本実施形態における該遅れ時間de
lay2′の間に生じる動作と、その対策について説明
する。
【0080】このdelay2′の間には、図6,図
7,本図8に示すように、第1の昇圧手段1の停止と同
時に、上記第2の昇圧手段2における第2の昇圧制御回
路62内の回路による電力消費が開始し、該第2の昇圧
手段2に印加されるべき電圧の低下が生じていることに
なる。
【0081】ところで、本実施形態の上記第2の昇圧制
御回路62は、その電源電圧として時刻te〜td間で
は、第1の昇圧手段1の出力電圧VO1を用いている。し
たがって、該第1の昇圧手段1の出力部に配された平滑
コンデンサ68に蓄積された充電電圧により、短時間で
あれば上記電圧低下の度合いを低減することができるよ
うになっている。
【0082】また、上述したように上記第2の昇圧制御
回路62は、比較的高い最低動作電圧を必要とする回路
の電源のみを上記出力電圧VO1とし、この比較的高い最
低動作電圧を必要としない回路は、電源VBAT64を
電源としている。すなわち、図4に示すように、バッフ
ァ37で構成される昇圧駆動回路部は上記電源VBAT
64を電源とし、これ以外の昇圧制御回路部は、上記出
力電圧VO1を電源としている。これにより、上記平滑コ
ンデンサ68に蓄積した充電電圧の消費を極力抑えてい
る。
【0083】そして、該出力電圧VO1が低下しても、d
elay2′が経過する前段階で第2の昇圧手段2にお
ける第2の昇圧制御回路62の最低電圧を下回らなけれ
ば、第2の昇圧手段2は正常にオン動作することができ
るようになっている。
【0084】たとえば、平滑コンデンサ68=220μ
F、基準電圧Ve=3V、第2の昇圧制御回路62の最
低動作電圧=2V、上記昇圧制御回路部の消費電流を1
mAとすると、許容delay2′の時間は、t=22
0μF・1V/1mA=220msとなる。すなわち、
delay2′が220ms以内であれば、第2の昇圧
手段2は正常に動作を開始することができる。
【0085】ここで、一度、第2の昇圧手段2が正常に
動作すれば自ずから昇圧した電圧を電源とするため、常
時動作し続けることになる。
【0086】このように、本実施形態の2段式昇圧回路
によると、低い電源電圧から昇圧可能であり、またデュ
ーティ比、発振周波数が可変できる等、高い機能性を備
え、さらに大出力電流が得られ、加えて出力電圧を高精
度に制御可能な2段式昇圧回路を提供することができ
る。
【0087】また、上述した省電力モードを使用すれ
ば、より消費電流を少なくすることができる。
【0088】さらに、第1の昇圧手段1と第2の昇圧手
段2とでは、コイル、昇圧用トランジスタ、逆流防止用
ダイオード、平滑コンデンサを共用して構成したので、
コストの増加も少なくてすむという効果も奏する。
【0089】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0090】図10は、上記第2の実施形態である2段
式昇圧回路の構成を示した電気ブロック回路図である。
なお、図中、上記第1の実施形態と同様の構成要素には
同一の符号を付与し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0091】本第2の実施形態は、その概略構成は図1
に示す上記第1の実施形態と同様であるが、この第1の
実施形態とは、第1の昇圧手段1と第2の昇圧手段2と
の共用部分を異にしている。以下、上記第1の実施形態
との相違点について説明する。
【0092】図10に示すように、本第2の実施形態に
おいては、上記逆流防止用ダイオード67および平滑コ
ンデンサ68(図2参照)が第1の昇圧手段1と第2の
昇圧手段2との共用部分となっている。すなわち、コイ
ル65および昇圧用トランジスタ66は第1の昇圧手段
1のみに構成され、したがって、この昇圧用トランジス
タ66は第1の昇圧制御回路61のみにより制御される
ようになっている。
【0093】また、本第2の実施形態における第2の昇
圧手段2は、独自に昇圧コイル101および昇圧用トラ
ンジスタ100を備えており、これら昇圧コイル101
および昇圧用トランジスタ100は、上記コイル65、
昇圧用トランジスタ66と同様の役目を果たすと共に、
該昇圧用トランジスタ100は第2の昇圧制御回路62
のみにより制御されるようになっている。
【0094】なお、図中、符号99は当該2段式昇圧回
路の負荷回路である。
【0095】一般に、DC/DCコンバータ型昇圧回路
は、発振トランジスタの発振周波数、デューティー比、
ベース電流およびコイルの値の設定値により、その特性
が大きく変化する。そして、所望する昇圧特性に応じて
これらの定数を設定することになる。すなわち、負荷回
路への電流供給能力が高い昇圧回路を設計する場合、そ
れに応じた上記定数を設定すれば良いが、昇圧回路内の
消費電力もまた増大してしまう。一方、消費電力が少な
いことを優先すると、負荷回路への電流供給能力を犠牲
にせざるを得ない。
【0096】通常の1段式昇圧回路では、上述した条件
の優先度合いを考慮して妥協点を探り上記各定数を設定
しているが、本第2の実施形態はかかる事情を鑑み、負
荷回路への電流供給能力を低下させずに消費電力を低下
させたことを特徴としている。
【0097】すなわち、第1の昇圧手段1においては、
消費電流を少なくすることを優先して上記昇圧用トラン
ジスタ66の発振周波数、デューティー比、ベース電流
およびコイル65の値を設定し、また、第2の昇圧手段
2においては、負荷99への電流供給能力を高めること
に主眼をおき、上記昇圧用トランジスタ100の発振周
波数、デューティー比、ベース電流およびコイル101
の値を設定している。なお、上記各定数の設定値は、所
望する昇圧特性に応じて任意に設定できるのはいうまで
もない。
【0098】その他の構成、作用は上記第1の実施形態
と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0099】この第2の実施形態によると、上記第1の
実施形態の効果に加え、第1の昇圧手段1および第2の
昇圧手段2の昇圧特性をより自由に設定でき、より消費
電力が少なく、負荷電流供給能力の高い昇圧回路を提供
できるという効果を奏する。
【0100】[付記]以上詳述した如き本発明の実施形態
によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 (1) 入力電圧を昇圧する第1の昇圧手段と、上記入
力電圧と略等しく、少なくとも上記第1の昇圧手段を動
作させるのに必要な最低電圧を発生する電源と、上記第
1の昇圧手段によって昇圧された第1の昇圧電圧を電源
電圧として昇圧を開始し、該第1の昇圧電圧をさらに第
2の昇圧電圧に昇圧する第2の昇圧手段と、上記第1の
昇圧手段のみを駆動する省電力モードと、上記第2の昇
圧手段を駆動する昇圧モードとを切換えるモード切換手
段と、上記省電力モードに切換えられた際には上記第1
の昇圧電圧が所定範囲内となるように上記第1の昇圧手
段を制御し、上記昇圧モードに切換えられた際には上記
第2の昇圧電圧が所定範囲内となるように上記第2の昇
圧手段を制御する昇圧電圧制御手段と、を具備したこと
を特徴とするカメラ用2段式昇圧回路。
【0101】(2) 上記昇圧電圧制御手段は、上記第
1および第2の昇圧電圧を検出可能な検出手段を含むこ
とを特徴とする(1)に記載のカメラ用2段式昇圧回
路。
【0102】(3) 上記第1および第2の昇圧手段
は、コイル,トランジスタ,逆流防止用ダイオードおよ
び平滑コンデンサを共用したことを特徴とする(1)ま
たは(2)に記載の2段式昇圧回路。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、最
低動作電圧が低く、かつ高精度な昇圧電圧を得る2段式
昇圧回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である2段式昇圧回路
の概略構成を示したブロック図である。
【図2】上記第1の実施形態の2段式昇圧回路の構成を
さらに詳しく示した電気ブロック回路図である。
【図3】上記第1の実施形態の2段式昇圧回路における
第1の昇圧制御回路の構成を示した電気回路図および各
部電圧波形を示した線図である。
【図4】上記第1の実施形態の2段式昇圧回路における
第2の昇圧制御回路の構成を示した電気回路図および各
部電圧波形を示した線図である。
【図5】上記第1の実施形態の2段式昇圧回路における
昇圧電圧検出手段の構成を示した電気回路図である。
【図6】上記第1の実施形態の2段式昇圧回路における
各部の動作を示したタイミングチャートである。
【図7】上記第1の実施形態の2段式昇圧回路におい
て、第2の昇圧手段が定常状態に達するまでの様子を拡
大して示したタイミングチャートである。
【図8】上記第1の実施形態の2段式昇圧回路におい
て、上記図7における時刻te〜時刻td間の様子をさ
らに詳しく示したタイミングチャートである。
【図9】上記第1の実施形態の2段式昇圧回路におい
て、省電力モードに設定された際の動作を示したタイミ
ングチャートである。
【図10】本発明の第2の実施形態である2段式昇圧回
路の構成を示した電気ブロック回路図である。
【符号の説明】
1…第1の昇圧手段 2…第2の昇圧手段 3…昇圧電圧検出手段 4…電源VBAT 41…コンパレータ 42…ヒステリシスコンパレータ 48…昇圧モード切換えスイッチ 61…第1の昇圧制御回路 62…第2の昇圧制御回路 63…昇圧電圧検出手段 64…電源VBAT 65…コイル 66…昇圧用トランジスタ 67…逆流防止用ダイオード 68…平滑コンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧を第1の昇圧電圧に昇圧する第
    1の昇圧手段と、 この第1の昇圧手段によって昇圧された上記第1の昇圧
    電圧を駆動電圧として、上記電源電圧を第2の昇圧電圧
    に昇圧する第2の昇圧手段と、 この第2の昇圧手段が昇圧を開始する際に、上記第1の
    昇圧手段の動作を停止する昇圧電圧制御手段と、 を具備したことを特徴とする2段式昇圧回路。
  2. 【請求項2】 電源電圧を第1の昇圧電圧に昇圧する第
    1の昇圧手段と、 この第1の昇圧手段によって昇圧された上記第1の昇圧
    電圧を駆動電圧として、上記電源電圧を第2の昇圧電圧
    に昇圧する第2の昇圧手段と、 上記第1の昇圧手段のみを駆動する省電力モードと、該
    第1の昇圧手段の駆動後に動作する上記第2の昇圧手段
    を駆動する昇圧モードとに切換えるモード切換手段と、 上記省電力モードに切換えられた際には上記第1の昇圧
    電圧が所定範囲内となるように制御し、上記昇圧モード
    に切換えられた際には上記第2の昇圧電圧が所定範囲内
    となるように制御する昇圧電圧制御手段と、 を具備したことを特徴とする2段式昇圧回路。
  3. 【請求項3】 上記第1の昇圧手段と上記第2の昇圧手
    段とは、コイル、トランジスタ、逆流防止用ダイオード
    および平滑コンデンサを共用したことを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の2段式昇圧回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001103739A (ja) * 1999-09-23 2001-04-13 Texas Instr Inc <Ti> ヒステリシススイッチモード電源の周波数制御
KR100976021B1 (ko) * 2004-06-01 2010-08-17 세이코 인스트루 가부시키가이샤 승압 회로를 갖는 전자 기기
JP2017216798A (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 株式会社豊田中央研究所 電圧変換回路及びその制御方法
CN113162404A (zh) * 2021-05-06 2021-07-23 上海广为焊接设备有限公司 一种宽输入电压升压电路的控制电路和方法

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