JP3691421B2 - スイッチドキャパシタ型安定化電源回路 - Google Patents

スイッチドキャパシタ型安定化電源回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャパシタの前後にスイッチング素子を設け、前記キャパシタおよび入力直流電源の直並列を切換えることによって昇圧動作を行うスイッチドキャパシタ型安定化電源回路に関し、特に前記入力直流電源として電池を用いるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、典型的な従来技術のスイッチドキャパシタ型の安定化電源回路1の電気的構成を示すブロック図である。この安定化電源回路1は、大略的に、制御回路チップ2に、昇圧用のコンデンサc1、入力平滑用のコンデンサc2、出力平滑用のコンデンサc3および出力電圧帰還用の分圧抵抗r1,r2が外付けされて構成されている。
【0003】
この安定化電源回路1では、昇圧用のコンデンサは参照符c1で示す1段のみの構成で、制御回路チップ2内には、そのコンデンサc1の前後に一対のスイッチs1,s2;s3,s4が設けられている。対を成すスイッチs1,s2およびスイッチs3,s4は、制御回路3によってそれぞれ連動してON/OFF制御され、かつスイッチs1,s2とスイッチs3,s4とは、相反動作を行うように制御される。
【0004】
電池からの入力直流電圧vinは、前記コンデンサc2で平滑化された後、充電期間に、前記スイッチs1,s2がONとなってコンデンサc1に与えられ、該コンデンサc1が前記電圧vinに充電される。放電期間には、前記スイッチs3,s4がONとなって、入力直流電圧vinとコンデンサc1の充電電圧vinとが加算されて、2vinの電圧がコンデンサc3に与えられ、平滑化されて、出力電圧voとして出力される。こうして、倍電圧への昇圧動作が行われる。
【0005】
前記出力電圧voを分圧抵抗r1,r2で分圧したフィードバック電圧vadjと、基準電圧源4からの基準電圧vrefとがヒステリシスコンパレータ5において比較され、その結果が前記制御回路3に入力される。制御回路3は、ヒステリシスコンパレータ5での比較結果に応じて、フィードバック電圧vadjが基準電圧vrefに達するまでは前記スイッチs1,s2;s3,s4にスイッチング動作を行わせ、基準電圧vrefに達するとスイッチング動作を停止させ、こうして負荷に対応して出力電圧voが一定に保持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように構成される安定化電源回路1では、スイッチング動作を制御する制御回路3およびヒステリシスコンパレータ5には、入力直流電圧vinを電源として、定電圧回路6から電源供給が行われる。したがって、前記電池入力の場合、電池電圧が低下し、制御回路3等の動作電圧以下になると、制御が不調になり、スイッチs1〜s4を構成するスイッチング素子のON抵抗が増加するなどして、出力電圧voが低下するという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、入力直流電圧が低下しても、正常な昇圧動作を行うことができるスイッチドキャパシタ型安定化電源回路を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のスイッチドキャパシタ型安定化電源回路は、キャパシタの前後にスイッチング素子を設け、制御部が前記スイッチング素子のスイッチングを制御し、前記キャパシタおよび入力直流電源の直並列を切換えることによって昇圧動作を行うようにしたスイッチドキャパシタ型安定化電源回路において、前記制御部に電源供給する定電圧回路と、前記定電圧回路に供給する電圧を、入力直流電圧の立上がり時には該入力直流電圧とし、出力電圧が立上がった後は該出力電圧とし、前記出力電圧が予め定めるレベルよりも高いときには遮断するように切換える切換手段とを含むことを特徴とする。
【0009】
上記の構成によれば、入力直流電圧が制御部の動作電圧以上の状態で、一旦昇圧動作が開始されると、入力直流電圧が低下しても、制御部への電源電圧は昇圧された出力電圧に切換えられているので、該制御部の動作電圧以上に維持されており、正常な昇圧動作を行うことができる。
【0010】
また、出力電圧が予め定めるレベルよりも高いときには、負荷が軽く、スイッチドキャパシタによる昇圧動作を停止しても支障がないことから、定電圧回路への電源供給を遮断し、制御部の動作を停止させるので、低消費電力化を図ることができる。
【0011】
さらにまた、本発明のスイッチドキャパシタ型安定化電源回路は、前記入力直流電圧の立上がり時に前記定電圧回路に供給する電圧を昇圧する昇圧回路をさらに備えることを特徴とする。
【0012】
上記の構成によれば、前記入力直流電圧が制御部の動作電圧以下の状態でも、制御部にはその動作電圧以上の電圧を供給することができ、前記制御部の動作電圧以下の状態からでも正常な昇圧動作を行うことができる。
【0013】
また、本発明のスイッチドキャパシタ型安定化電源回路は、前記昇圧回路に供給する電圧を、前記出力電圧が立上がった後は遮断する昇圧停止手段をさらに備えることを特徴とする。
【0014】
上記の構成によれば、出力電圧が立上がった後は前述のように制御部へは該出力電圧から電源供給されるので、不要な昇圧回路の動作を停止させ、低消費電力化を図ることができる。
【0015】
さらにまた、本発明のスイッチドキャパシタ型安定化電源回路は、前記昇圧停止手段を、出力電圧の安定化のために該出力電圧を制御部にフィードバックするフィードバック用コンパレータとすることを特徴とする。
【0016】
上記の構成によれば、前記昇圧停止手段としてフィードバック用コンパレータを兼用するので、回路を簡素化することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の参考形態について、図1に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0018】
図1は、本発明の参考形態のスイッチドキャパシタ型の安定化電源回路11の電気的構成を示すブロック図である。この安定化電源回路11は、大略的に、制御回路チップ12に、昇圧用のコンデンサC1、入力平滑用のコンデンサC2、出力平滑用のコンデンサC3および出力電圧帰還用の分圧抵抗R1,R2が外付けされて構成されている。
【0019】
この安定化電源回路11では、昇圧用のコンデンサは、参照符C1で示す1段のみの構成で例示しているけれども、入力直流電圧Vinと所望とする出力電圧Voとの関係に応じて、さらに多段に構成されてもよいことは言うまでもない。制御回路チップ12内には、前記コンデンサC1の前後に一対のスイッチS1,S2;S3,S4が設けられている。対を成すスイッチS1,S2およびスイッチS3,S4は、制御回路13によってそれぞれ連動してON/OFF制御され、かつスイッチS1,S2とスイッチS3,S4とは、相反動作を行うように制御される。
【0020】
電池からの入力直流電圧Vinは、前記コンデンサC2で平滑化された後、充電期間に、前記スイッチS1,S2がONとなってコンデンサC1に与えられ、該コンデンサC1が前記電圧Vinに充電される。放電期間には、前記スイッチS3,S4がONとなって、入力直流電圧VinとコンデンサC1の充電電圧Vinとが加算されて、2Vinの電圧がコンデンサC3に与えられ、平滑化されて、出力電圧Voとして出力される。こうして、倍電圧への昇圧動作が行われる。
【0021】
前記出力電圧Voを分圧抵抗R1,R2で分圧したフィードバック電圧Vadjと、基準電圧源14からの基準電圧Vrefとがヒステリシスコンパレータ15において比較され、その結果が前記制御回路13に入力される。制御回路13は、ヒステリシスコンパレータ15での比較結果に応じて、フィードバック電圧Vadjが基準電圧Vrefに達するまでは前記スイッチS1,S2;S3,S4にスイッチング動作を行わせ、基準電圧Vrefに達するとスイッチング動作を停止させ、出力電圧Voが低下すると再びスイッチング動作を行わせ、このような動作を繰返すことで、負荷に対応して出力電圧voが一定に保持される。
【0022】
注目すべきは、この安定化電源回路11では、スイッチング動作を制御する制御回路13およびヒステリシスコンパレータ15には、前記入力直流電圧Vinの立上がり時には該入力直流電圧Vinから電源供給が行われ、出力電圧Voが立上がった後は該出力電圧Voから電源供給が行われることである。
【0023】
このため、先ずヒステリシスコンパレータ15の電源として、前記入力直流電圧VinがダイオードD1を介して与えられ、またダイオードD1のカソード側には前記出力電圧Voが与えられる。したがって、出力電圧Voが0または極めて小さい入力直流電圧Vinの立上がり時には、ダイオードD1がONして該入力直流電圧Vinによって電源供給が行われ、出力電圧Voが立上がり、Vo>Vin+VF(VFはダイオードD1の順方向電圧)となった後は、前記ダイオードD1がOFFして該出力電圧Voから電源供給が行わる。こうして、先ずダイオードD1によって、ヒステリシスコンパレータ15の電源が自動的に切換えられる。
【0024】
次に、前記制御回路13に電源供給を行う定電圧回路16には、スイッチS5によって、前記入力直流電圧Vinと出力電圧Voとが選択的に切換えられて与えられる。前記スイッチS5は、前述のように出力電圧Voを安定させるために該出力電圧Voの情報を制御回路13にフィードバックするヒステリシスコンパレータ15の出力によって切換えられ、定電圧回路16に、前記フィードバック電圧Vadjが基準電圧Vrefに達するまでは前記入力直流電圧Vinを与え、基準電圧Vrefに達すると出力電圧Voを与える。
【0025】
したがって、入力直流電圧Vinが制御回路13の動作電圧以上の状態で、一旦昇圧動作が開始されると、前記入力直流電圧Vinが低下しても、制御回路13への電源電圧は昇圧された出力電圧Voに切換えられているので、該制御回路13の動作電圧以上に維持されており、正常な昇圧動作を行うことができる。
【0026】
また、先ず簡易にダイオードD1によってヒステリシスコンパレータ15への電源の切換えを行い、スイッチS1〜S4のスイッチング動作を制御し、電圧精度の高い切換えを行う必要のある制御回路13への電源の切換えには、ヒステリシスコンパレータ15の信号を兼用するので、回路を簡素化することができる。
【0027】
本発明の実施の第1の形態について、図2に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0028】
図2は、本発明の実施の第1の形態のスイッチドキャパシタ型の安定化電源回路21の電気的構成を示すブロック図である。この安定化電源回路21は、前述の安定化電源回路11に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。注目すべきは、この安定化電源回路21では、制御回路チップ22において、前述のスイッチS5が、非導通状態を含むスイッチS25に変更され、これに対応して、ヒステリシスコンパレータ25が用いられることである。
【0029】
前記ヒステリシスコンパレータ25は、スイッチS25を、前述のように、フィードバック電圧Vadjが基準電圧Vrefに達するまでは前記入力直流電圧Vin側に切換え、基準電圧Vrefに達すると出力電圧Vo側に切換えるとともに、フィードバック電圧Vadjが基準電圧Vrefよりも予め定めるレベル以上高いときには、非導通状態とする。
【0030】
したがって、負荷が軽く、出力電圧Voが予め定めるレベルよりも高いときには、昇圧動作を停止しても支障がないことから、その状態では定電圧回路16への電源供給を遮断し、制御回路13の動作を停止させる。これによって、低消費電力化を図ることができる。
【0031】
本発明の実施の第2の形態について、図3および図4に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0032】
図3は、本発明の実施の第2の形態のスイッチドキャパシタ型の安定化電源回路31の電気的構成を示すブロック図である。この安定化電源回路31は、前述の安定化電源回路21に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。注目すべきは、この安定化電源回路31では、制御回路チップ32には、前記入力直流電圧Vinを昇圧する昇圧回路36が設けられるとともに、この昇圧回路36への入力側にスイッチS36が設けられることである。
【0033】
ヒステリシスコンパレータ35は、前述のように、スイッチS25の切換え制御を行うとともに、前記スイッチS36の切換え制御も行う。そして、このヒステリシスコンパレータ35は、前記定電圧回路16を介する前記昇圧回路36の出力電圧または出力電圧Voによって電源供給される。
【0034】
したがって、ヒステリシスコンパレータ35は、電源の入力がないときには、スイッチS36をONしており、かつスイッチS25を昇圧回路36側に導通している。そして、入力直流電圧Vinが立上がり、前記昇圧回路36から定電圧回路16を介して電源供給が行われると動作を開始し、フィードバック電圧Vadjが基準電圧Vrefに達するまではスイッチS25を前記入力直流電圧Vin側で保持するとともに、スイッチS36をONし続け、基準電圧Vrefに達するとスイッチS25を出力電圧Vo側に切換えるとともに、スイッチS36をOFFする。その後、フィードバック電圧Vadjが基準電圧Vrefよりも予め定めるレベル以上高くなると、スイッチS25を非導通状態とする。
【0035】
図4は、前記昇圧回路36の一構成例を具体的に示すブロック図である。この昇圧回路36は、スイッチング方式の昇圧回路で、前記入力直流電圧Vinの電源41に対して、コイルL1およびスイッチング素子Q1の直列回路を接続し、スイッチング素子Q1のON時にコイルL1に蓄積したエネルギを、スイッチング素子Q1のOFF時にダイオードD11を介して取出し、平滑コンデンサC11で平滑化して前記定電圧回路16へ出力する動作を繰返すことによって昇圧を行う。
【0036】
前記平滑コンデンサC11の出力電圧Vocは、分圧抵抗R11,R12によって分圧されて誤差増幅器42に入力され、誤差増幅器42は、基準電圧源43からの基準電圧Vrとの差に対応した電圧を出力する。前記誤差増幅器42からの出力電圧はPWMコンパレータ44に入力され、PWMコンパレータ44は、前記出力電圧をスレッシュレベルとして、発振器45からの三角波をスライスして、前記スイッチング素子Q1を駆動するPWM信号を作成する。こうして、出力電圧Vocが所望とする電圧となるように昇圧される。
【0037】
上述のように構成される昇圧回路36では、前記誤差増幅器42、基準電圧源43、PWMコンパレータ44および発振器45から構成される制御回路46の各部へは、ダイオードD11を介して電源供給が行われるので、スイッチング素子Q1をONさせるためには、入力直流電圧Vinとして、該スイッチング素子Q1のベース−エミッタ間電圧VBE+ダイオードD11の順方向電圧VF(電流が少ないので1V程度)以上の電圧でよく、制御回路46が正常に動作する電圧まで達していなくてもスイッチング動作を開始することができる。そして、一旦、スイッチング動作を開始すると、出力電圧Vocは徐々に上昇してゆき、制御回路46が正常に動作する電圧に達してゆくので、前記入力直流電圧Vinが低くても、安定的に動作することができる。
【0038】
こうして、入力直流電圧Vinの立上がり時における電圧が制御回路13の動作電圧以下の状態からでも、昇圧回路36を用いることで、正常な昇圧動作を行うことができる。また、出力電圧Voが立上がると、スイッチS36によって昇圧回路36への電源供給を遮断するので、不要な昇圧回路36の動作を停止させ、低消費電力化を図ることができる。さらにまた、スイッチS36の切換えをヒステリシスコンパレータ35の出力で行うので、回路を簡素化することもできる。
【0039】
なお、特開2000−236658号公報には、通常、チャージポンプが発生した電圧を電源とする制御回路に、電源投入時には入力電源を与えることが記載されているけれども、本発明のように、その電源の切換えを、出力電圧Voを安定させるために該出力電圧Voの情報を制御回路13にフィードバックするヒステリシスコンパレータ15の出力で兼用することや、出力電圧Voが予め定めるレベルよりも高いときには、定電圧回路16への電源供給を遮断することは、何ら記載も示唆もされておらず、本発明が格別に工夫した点である。
【0040】
【発明の効果】
本発明のスイッチドキャパシタ型安定化電源回路は、以上のように、制御部に電源供給する定電圧回路に供給する電圧を、入力直流電圧の立上がり時には該入力直流電圧とし、出力電圧が立上がった後は該出力電圧とし、前記出力電圧が予め定めるレベルよりも高いときには遮断する。
【0041】
それゆえ、入力直流電圧が制御部の動作電圧以上の状態で、一旦昇圧動作が開始されると、入力直流電圧が低下しても、正常な昇圧動作を行うことができる。また、出力電圧が予め定めるレベルよりも高いときには、負荷が軽く、スイッチドキャパシタによる昇圧動作を停止しても支障がないことから、定電圧回路への電源供給を遮断し、制御部の動作を停止させるので、低消費電力化を図ることができる。
【0042】
さらにまた、本発明のスイッチドキャパシタ型安定化電源回路は、以上のように、前記入力直流電圧の立上がり時に前記定電圧回路に供給する電圧を昇圧する昇圧回路を設ける。
【0043】
それゆえ、前記入力直流電圧が制御部の動作電圧以下の状態でも、制御部にはその動作電圧以上の電圧を供給することができ、該制御部の動作電圧以下の状態からでも正常な昇圧動作を行うことができる。
【0044】
また、本発明のスイッチドキャパシタ型安定化電源回路は、以上のように、前記昇圧回路に供給する電圧を、前記出力電圧が立上がった後は遮断する昇圧停止手段を設ける。
【0045】
それゆえ、不要な昇圧回路の動作を停止させ、低消費電力化を図ることができる。
【0046】
さらにまた、本発明のスイッチドキャパシタ型安定化電源回路は、以上のように、前記昇圧停止手段を、出力電圧の安定化のために該出力電圧を制御部にフィードバックするフィードバック用コンパレータとする。
【0047】
それゆえ、前記昇圧停止手段としてフィードバック用コンパレータを兼用するので、回路を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の第1の形態のスイッチドキャパシタ型の安定化電源回路の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の第2の形態のスイッチドキャパシタ型の安定化電源回路の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施の第3の形態のスイッチドキャパシタ型の安定化電源回路の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】 図3で示す安定化電源回路における昇圧回路の一構成例を具体的に示すブロック図である。
【図5】 典型的な従来技術のスイッチドキャパシタ型の安定化電源回路の電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11,21,31 安定化電源回路
12,22,32 制御回路チップ
13 制御回路(制御部)
14 基準電圧源
15,25 ヒステリシスコンパレータ(フィードバック用コンパレータ)
35 ヒステリシスコンパレータ(フィードバック用コンパレータ
、昇圧停止手段)
16 定電圧回路
36 昇圧回路
41 電源
42 誤差増幅器
43 基準電圧源
44 PWMコンパレータ
45 発振器
46 制御回路
C1 昇圧用のコンデンサ(キャパシタ)
C2 入力平滑用のコンデンサ
C3 出力平滑用のコンデンサ
C11 平滑コンデンサ
D1,D11 ダイオード
L1 コイル
Q1 スイッチング素子
R1,R2;R11,R12 分圧抵抗
S1,S2;S3,S4 スイッチ(スイッチング素子)
S5 スイッチ(切換手段)
S25 スイッチ(切換手段)
S36 スイッチ(昇圧停止手段)

Claims (4)

  1. キャパシタの前後にスイッチング素子を設け、制御部が前記スイッチング素子のスイッチングを制御し、前記キャパシタおよび入力直流電源の直並列を切換えることによって昇圧動作を行うようにしたスイッチドキャパシタ型安定化電源回路において、
    前記制御部に電源供給する定電圧回路と、
    前記定電圧回路に供給する電圧を、入力直流電圧の立上がり時には該入力直流電圧とし、出力電圧が立上がった後は該出力電圧とし、前記出力電圧が予め定めるレベルよりも高いときには遮断するように切換える切換手段とを含むことを特徴とするスイッチドキャパシタ型安定化電源回路。
  2. 前記入力直流電圧の立上がり時に前記定電圧回路に供給する電圧を昇圧する昇圧回路をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のスイッチドキャパシタ型安定化電源回路。
  3. 前記昇圧回路に供給する電圧を、前記出力電圧が立上がった後は遮断する昇圧停止手段をさらに備えることを特徴とする請求項2記載のスイッチドキャパシタ型安定化電源回路。
  4. 前記昇圧停止手段を、出力電圧の安定化のために該出力電圧を制御部にフィードバックするフィードバック用コンパレータとすることを特徴とする請求項3記載のスイッチドキャパシタ型安定化電源回路。
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