JP2010284046A - 昇降圧dc−dcコンバータ - Google Patents
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Abstract
【課題】 入力電圧の変動に対して確実に出力電圧を一定に保持するように制御すること。
【解決手段】 昇降圧DC−DCコンバータ1は、降圧スイッチSW1を有し入力電圧より低い出力電圧を出力する降圧部2と、昇圧スイッチSW2を有し入力電圧より高い出力電圧を出力する昇圧部3と、入力電圧より低い出力電圧を出力する降圧モードと入力電圧より高い出力電圧を出力する昇圧モードとを切り替える降圧/昇圧モード切替部30と、降圧モード時に昇圧スイッチSW2をオフに維持し降圧スイッチSW1をオンオフ制御するとともに昇圧モード時に降圧スイッチSW1をオンに維持し昇圧スイッチSW2をオンオフ制御する制御部4とを備える。制御部4は、降圧モード時における降圧スイッチSW1のスイッチングにおけるオン時間の最大値を予め設定し、昇圧モード時における昇圧スイッチSW2のスイッチングにおけるオン時間の最小値を予め設定する。
【選択図】 図1
【解決手段】 昇降圧DC−DCコンバータ1は、降圧スイッチSW1を有し入力電圧より低い出力電圧を出力する降圧部2と、昇圧スイッチSW2を有し入力電圧より高い出力電圧を出力する昇圧部3と、入力電圧より低い出力電圧を出力する降圧モードと入力電圧より高い出力電圧を出力する昇圧モードとを切り替える降圧/昇圧モード切替部30と、降圧モード時に昇圧スイッチSW2をオフに維持し降圧スイッチSW1をオンオフ制御するとともに昇圧モード時に降圧スイッチSW1をオンに維持し昇圧スイッチSW2をオンオフ制御する制御部4とを備える。制御部4は、降圧モード時における降圧スイッチSW1のスイッチングにおけるオン時間の最大値を予め設定し、昇圧モード時における昇圧スイッチSW2のスイッチングにおけるオン時間の最小値を予め設定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、入力された直流電圧を昇圧または降圧し、入力された直流電圧を所定の出力電圧に変換する昇降圧DC−DCコンバータに関する。
従来、電子機器等のDC−DCコンバータとして、入力電圧が変動しても出力電圧を一定の範囲に保持することができるチョッパ方式のDC−DCコンバータが用いられている。
この種のDC−DCコンバータとしては、例えば、降圧用チョッパトランジスタと昇圧用チョッパトランジスタとを共通のチョークコイルを介して接続し、入力電圧が出力電圧よりも高いときには、昇圧用チョッパトランジスタをオフとし、降圧用チョッパトランジスタをオンオフ制御して入力電圧を降圧し、入力電圧が出力電圧よりも低いときには、降圧用チョッパトランジスタをオンとし、昇圧用チョッパトランジスタをオンオフ制御して入力電圧を昇圧するようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
このDC−DCコンバータによれば、降圧型チョッパ方式のDC−DCコンバータと昇圧型チョッパ方式のDC−DCコンバータとが同一の回路で構成されている。
上記した従来技術では、入力電圧に応じて降圧用チョッパトランジスタと昇圧用チョッパトランジスタを選択的に動作させるようにしているが、降圧と昇圧の切替時に降圧用チョッパトランジスタと昇圧用チョッパトランジスタの動作が円滑に切り替わらないので出力電圧を一定に保持できない。
すなわち、降圧用チョッパトランジスタや昇圧用チョッパトランジスタに用いるトランジスタには、ターンオン時やターンオフ時にディレイタイムがあるので、降圧と昇圧の切替時に、単に、入力電圧に応じて降圧用チョッパトランジスタと昇圧用チョッパトランジスタを選択的に動作させても、降圧用チョッパトランジスタがオンを維持し、昇圧用チョッパトランジスタがオフを維持することがある。このため降圧と昇圧の切替時における入力電圧の変動に対する出力電圧を一定に保持して出力することができない。
そこで、本発明は、入力電圧の変動に対して確実に出力電圧を一定に保持するように制御することを課題とする。
本発明の一態様による昇降圧DC−DCコンバータは、直流電源から直流電圧を入力する降圧スイッチと前記降圧スイッチに接続されたチョークコイルとを有し入力電圧より低い出力電圧を出力する降圧部と、前記チョークコイルを介して前記降圧スイッチに接続された昇圧スイッチを有し入力電圧より高い出力電圧を出力する昇圧部と、前記入力電圧より低い前記出力電圧を出力する降圧モードと前記入力電圧より高い前記出力電圧を出力する昇圧モードとを切り替えるモード切替部と、前記降圧モード時に前記昇圧スイッチをオフに維持し前記降圧スイッチをオンオフ制御するとともに前記昇圧モード時に前記降圧スイッチをオンに維持し前記昇圧スイッチをオンオフ制御するスイッチ駆動部を有する制御部とを備え、前記制御部が、前記降圧モード時における前記降圧スイッチのスイッチングにおけるオフ時間の最小値とオン時間の最大値を予め設定し、前記昇圧モード時における前記昇圧スイッチのスイッチングにおけるオフ時間の最大値とオン時間の最小値を予め設定するようにしたものである。
従って、降圧モード時におけるオフ時間の最小値及びオン時間の最大値と、昇圧モード時におけるオフ時間の最大値及びオン時間の最小値を用いてモード切替え制御が行われる。
本発明昇降圧DC−DCコンバータは、直流電源から直流電圧を入力する降圧スイッチと前記降圧スイッチに接続されたチョークコイルとを有し入力電圧より低い出力電圧を出力する降圧部と、前記チョークコイルを介して前記降圧スイッチに接続された昇圧スイッチを有し入力電圧より高い出力電圧を出力する昇圧部と、前記入力電圧より低い前記出力電圧を出力する降圧モードと前記入力電圧より高い前記出力電圧を出力する昇圧モードとを切り替えるモード切替部と、前記降圧モード時に前記昇圧スイッチをオフに維持し前記降圧スイッチをオンオフ制御するとともに前記昇圧モード時に前記降圧スイッチをオンに維持し前記昇圧スイッチをオンオフ制御するスイッチ駆動部を有する制御部とを備え、前記制御部が、前記降圧モード時における前記降圧スイッチのスイッチングにおけるオフ時間の最小値とオン時間の最大値を予め設定し、前記昇圧モード時における前記昇圧スイッチのスイッチングにおけるオフ時間の最大値とオン時間の最小値を予め設定することを特徴とする。
従って、降圧モード時に前記降圧スイッチのスイッチングにおけるオン時間の最大値を予め設定し、前記昇圧モード時における前記昇圧スイッチのスイッチングにおけるオフ時間の最大値を予め設定することにより、入力電圧と出力電圧の値が近い場合に降圧モードと昇圧モードを切り替えることによって、出力電圧を平均化して出力することができる。
請求項2に記載した発明にあっては、前記制御部は、前記降圧モード時において前記降圧スイッチのスイッチングにおけるオフ時間が最小値で、かつ、オン時間が最大値を示す状態が所定時間継続した場合に前記昇圧モードに切り替え、前記昇圧モード時において前記昇圧スイッチのスイッチングにおけるオフ時間が最大値で、かつ、オン時間が最小値を示す状態が所定時間継続した場合に前記降圧モードに切り替えることを特徴とする。
上記した構成により、入力電圧と出力電圧が近い場合に降圧モードと昇圧モードが頻繁に切り替わるので、降圧モードと昇圧モードの切替時においても、出力電圧を平均化して出力することができる。従って、入力電圧の変動に対して確実に出力電圧を一定に保持するように制御することができる。
請求項3に記載した発明にあっては、駆動電流の供給対象が車両用灯具の半導体光源であるので、車両用灯具の半導体光源へ供給する駆動電流を一定に保持することができ、半導体光源のちらつきを防止することができる。
以下に、本発明昇降圧DC−DCコンバータの第1の実施の形態について図1〜図4を参照して説明する。
昇降圧DC−DCコンバータ1は、図1に示すように、入力電圧より低い出力電圧を出力する降圧部2と、入力電圧より高い出力電圧を出力する昇圧部3と、降圧部2と昇圧部3を制御する制御部4とを備え、半導体光源としてのLED(Light Emitting Diode)40、40へ駆動電流を供給するための電流供給手段として機能している。
降圧部2は、降圧スイッチSW1と、コンデンサC1と、ダイオードD1と、チョークコイル(インダクタ)Lを備えている。降圧スイッチSW1は、スッチング素子、例えば、NMOSトランジスタ(図示せず)で構成されている。この場合には、NMOSトランジスタのドレインが入力端子7に接続され、ソースがダイオードD1を介して接地されているとともに、チョークコイルLの一端に接続され、ゲートが制御部4に接続される。コンデンサC1は、一端が入力端子7に接続され、他端が接地されるとともに入力端子8に接続されている。入力端子7は、電源スイッチSW3を介して直流電源である車載バッテリのプラス端子に接続され、入力端子8は、車載バッテリのマイナス端子に接続されている。降圧スイッチSW1は制御部4からの降圧スイッチ駆動信号(オンオフ信号)を受けてオンオフする。
昇圧部3は、降圧部2と共通のチョークコイルLを備えているとともに昇圧スイッチSW2と、コンデンサC2と、ダイオードD2を備えている。昇圧スイッチSW2は、スッチング素子、例えば、NMOSトランジスタ(図示せず)で構成されている。この場合には、NMOSトランジスタのドレインがチョークコイルLの他端に接続されているとともに、ダイオードD2を介して出力端子27に接続され、ソースが接地され、ゲートが制御部4に接続される。
コンデンサC2は、一端がダイオードD2と出力端子27に接続され、他端が接地されるとともに出力端子28に接続されている。出力端子27、28には、LED40、40が接続されている。昇圧スイッチSW2は制御部4からの昇圧スイッチ駆動信号(オンオフ信号)を受けてオンオフする。
制御部4は、エラーコンパレータ(誤差増幅器)5と、インバータ6と、スイッチ駆動部として機能する降圧スイッチ駆動回路10及び昇圧スイッチ駆動回路11と、降圧/昇圧モード切替部30と、モード切替用タイマー31とを備えている。
エラーコンパレータ5の非反転入力端子(プラス入力端子)には基準電圧Vrが入力されている。エラーコンパレータ5の反転入力端子(マイナス入力端子)には抵抗R1とR2の節点N1における電圧、すなわち、出力電圧Voutを分圧して得られた電圧が入力される。
降圧スイッチ駆動回路10は、ANDゲート12と、ORゲート13、17と、第1のタイマー14と、第2のタイマー15と、フリップフロップ16を備えて構成されている。
インバータ6の入力端子はエラーコンパレータ5の出力端子に接続され、出力端子はORゲート13の入力端子及びANDゲート18の入力端子に接続されている。
ANDゲート12の入力端子はエラーコンパレータ5の出力端子及び第2のタイマー15の出力端子(Qバー端子)に接続され、出力端子はフリップフロップ16のセット端子(S)に接続されている。
ORゲート13の入力端子はインバータ6の出力端子及び第1のタイマー14の出力端子(Qバー端子)及びインダクタ過電流検出信号(過電流を検出するとハイレベルの電圧になる信号)に接続され、出力端子はフリップフロップ16のリセット端子(R)に接続されている。
フリップフロップ16のQ端子はORゲート17の入力端子と第1のタイマー14の入力端子に接続され、Qバー端子は第2のタイマー15の入力端子に接続されている。
昇圧スイッチ駆動回路11は、ANDゲート18、24と、ORゲート19、20と、第3のタイマー21と、第4のタイマー22と、フリップフロップ23を備えて構成されている。
ANDゲート18の入力端子はインバータ6の出力端子及び第4のタイマー22の出力端子(Qバー端子)に接続され、出力端子はORゲート20の入力端子に接続されている。
ORゲート19の入力端子はエラーコンパレータ5の出力端子及び第3のタイマー21の出力端子(Qバー端子)に接続され、出力端子はフリップフロップ23のセット端子(S)に接続されている。
ORゲート20の入力端子は、ANDゲート18の出力端子及びインダクタ過電流検出信号(過電流を検出するとハイレベルの電圧になる信号)に接続され、出力端子はフリップフロップ23のリセット端子(R)に接続されている。
フリップフロップ23のQ端子はANDゲート24の入力端子と第4のタイマー22の入力端子に接続され、Qバー端子は第3のタイマー(21)の入力端子に接続されている。
ORゲート17の入力端子はフリップフロップ16のQ端子及び降圧/昇圧モード切替部30に接続され、出力端子は降圧スイッチSW1に接続されている。
ANDゲート24の入力端子はフリップフロップ23のQ端子及び降圧/昇圧モード切替部30に接続され、出力端子は昇圧スイッチSW2に接続されている。
降圧/昇圧モード切替部30は、ORゲート17及びANDゲート24にそれぞれ降圧モード制御信号及び昇圧モード制御信号を送出する。
モード切替用タイマー31は、第1のタイマー14及び第2のタイマー15、又は、第3のタイマー21及び第4のタイマー22の起動後所定時間が経過した後に降圧/昇圧モード切替部30を起動させるモード切替制御信号を送出する。
以下に、昇降圧DC−DCコンバータ1の動作について、降圧モードにおける制御(以下、「降圧モード制御」と呼ぶ。)、降圧/昇圧モード切替時における制御(以下、「モード切替制御」と呼ぶ。)及び昇圧モードにおける制御(以下、「昇圧モード制御」と呼ぶ。)に分けて説明する。
最初に、降圧モード制御について説明する。
前記電源スイッチ(SW3)がオンすると抵抗R1、R2によって分圧された電圧(以下、フィードバック電圧と呼ぶ。)が節点(ノード)N1に発生する。
エラーコンパレータ5は、前記フィードバック電圧と予め設定された基準電圧Vr(目標とする出力電圧)との大小関係を判定し、検出電圧VeとしてANDゲート12、インバータ6及びORゲート19に出力する。
前記フィードバック電圧が基準電圧Vr未満である場合(出力電圧Voutが目標とする出力電圧より小さい場合)には、検出電圧Veはハイレベルとなり、フリップフロップ16のセット端子(S)がオンしてQ端子からハイレベル信号がORゲート17に出力される。ORゲート17は降圧スイッチSW1に降圧スイッチ駆動信号(オン信号)を送出する。
前記フィードバック電圧が基準電圧Vr以上である場合(出力電圧Voutが目標とする出力電圧以上である場合)には、検出電圧Veはローレベルとなり、フリップフロップ16のリセット端子(R)がオンしてQ端子からローレベル信号がORゲート17に出力される。ORゲート17は降圧スイッチSW1に降圧スイッチ駆動信号(オフ信号)を送出する。このようにして降圧スイッチSW1はオンオフ(スイッチング)する。以上の動作は後述する昇圧モードに切り替わるまで継続する。尚、降圧スイッチSW1がスイッチングしている間は昇圧スイッチSW2がオフの状態を維持している。
次に、降圧モードから昇圧モードへのモード切替制御について説明する。
前記降圧スイッチ駆動信号(オンオフ信号)は、降圧モード時には図2の区間Aに示すような波形となる。図3は区間Aにおける降圧スイッチ駆動信号の拡大図である。図3の所定時間t1は、降圧モード時における降圧スイッチ駆動信号のオンデューティ(ON Duty)が最大値(90%以上)となる状態が継続する時間である。所定時間t1はモード切替用タイマー31によって設定される。
第1のタイマー14はフリップフロップ16のQ端子からハイレベル信号(トリガ)を受けると起動し、所定時間t1を経過するまで第1のタイマー14のQバー端子からローレベル信号が送出され、所定時間t1が経過した後にハイレベル信号を送出する。すなわち、降圧スイッチ駆動信号がオンオフを開始してから所定時間t1経過後にフリップフロップ16のリセット端子にハイレベル信号が送出されてリセットされQ端子からローレベル信号が送出される。
一方、モード切替用タイマー31は、降圧スイッチのスイッチングにおけるオフ時間が最小値で、かつ、オン時間が最大値の状態(すなわちオンデューティ90%以上)になった時に起動し前記所定時間t1経過後に降圧/昇圧モード切替部30を起動させるモード切替制御信号を送出する。降圧/昇圧モード切替部30はモード切替制御信号を受けてORゲート17及びANDゲート24にハイレベル信号を送出して降圧モードから昇圧モードに切り替える。
次に、昇圧モード制御について説明する。
前記フィードバック電圧が基準電圧Vr未満である場合には、検出電圧Veはハイレベルとなり、フリップフロップ23のセット端子(S)がオンしてQ端子からハイレベル信号がANDゲート24に出力される。ANDゲート24は昇圧スイッチSW2に昇圧スイッチ駆動信号(オン信号)を送出する。
前記フィードバック電圧が基準電圧Vr以上である場合には、検出電圧Veはローレベルとなり、フリップフロップ23のリセット端子(R)がオンしてQ端子からローレベル信号がANDゲート24に出力される。ANDゲート24は昇圧スイッチSW2に昇圧スイッチ駆動信号(オフ信号)を送出する。このようにして昇圧スイッチSW2はオンオフ(スイッチング)する。以上の動作は上記した降圧モードに切り替わるまで継続する。尚、昇圧スイッチSW2がスイッチングしている間は降圧スイッチSW1がオンの状態を維持している。
次に、昇圧モードから降圧モードへのモード切替制御について説明する。
前記昇圧スイッチ駆動信号(オンオフ信号)は、昇圧モード時には図2の区間Bに示すような波形となる。図4は区間Bにおける昇圧スイッチ駆動信号の拡大図である。図4の所定時間t2は、昇圧モード時における昇圧スイッチ駆動信号のオンデューティが最小値(10%以下)となる状態が継続する時間である。所定時間t2はモード切替用タイマー31によって設定される。
第4のタイマー22はフリップフロップ23のQ端子からハイレベル信号(トリガ)を受けると起動し、所定時間t2を経過するまでQバー端子からローレベル信号が送出され、所定時間t2が経過した後にハイレベル信号を送出する。すなわち、昇圧スイッチ駆動信号がオンオフを開始してから所定時間t2経過後にフリップフロップ23のリセット端子(R)にハイレベル信号が送出されてリセットされQ端子からローレベル信号が送出される。
一方、モード切替用タイマー31は、昇圧スイッチのスイッチングにおけるオフ時間が最大値で、かつ、オン時間が最小値の状態(すなわちオンデューティ10%以下)になった時に起動し前記所定時間t2経過後に降圧/昇圧モード切替部30を起動させるモード切替制御信号を送出する。降圧/昇圧モード切替部30はモード切替制御信号を受けてORゲート17及びANDゲート24にローレベル信号を送出して昇圧モードから降圧モードに切り替える。
従って、本第1の実施の形態によれば、入力電圧Vinと出力電圧Voutが近い場合に降圧モードと昇圧モードを頻繁に切り替えることによって、入出力電圧の条件、例えば、入出力電圧比(Vout/Vin)が0.9〜1.1となる範囲(上記した従来技術における降圧と昇圧の切替時)おいても、昇降圧DC−DCコンバータ1から出力電圧Voutを平均化して出力することができる。
従って、降圧と昇圧の切替時において入力電圧Vinの変動に対して確実に出力電圧Voutを一定に保持するように制御することができる。
以下に、本発明昇降圧DC−DCコンバータの第2の実施の形態について図6及び図7を参照して説明する。
昇降圧DC−DCコンバータ50は、図6に示すように、入力電圧より低い出力電圧を出力する降圧部2と、入力電圧より高い出力電圧を出力する昇圧部3と、降圧部2と昇圧部3を制御する制御部54とを備えている。降圧スイッチSW1は制御部54からの降圧スイッチ駆動信号(オンオフ信号)を受けてオンオフする。昇圧スイッチSW2は制御部54からの昇圧スイッチ駆動信号(オンオフ信号)を受けてオンオフする。
降圧部2と昇圧部3は、それぞれ上記した第1の実施の形態における降圧部2と昇圧部3と同様の構成であるので、以下では制御部54についてのみ説明し降圧部2と昇圧部3についての説明は省略する。
制御部54は、エラーコンパレータ(誤差増幅器)55と、インバータ56と、ANDゲート57、62と、ORゲート58、61と、フリップフロップ59と、タイマー60と、降圧/昇圧モード切替部70と、モード切替用タイマー71とを備えている。
エラーコンパレータ55の非反転入力端子(プラス入力端子)には基準電圧Vrが入力されている。エラーコンパレータ55の反転入力端子(マイナス入力端子)には抵抗R1とR2の節点N1における電圧、すなわち、出力電圧Voutを分圧して得られた電圧が入力される。
ANDゲート57の入力端子はエラーコンパレータ55の出力端子及びタイマー60の出力端子(Qバー端子)に接続され、出力端子はフリップフロップ59のセット端子(S)に接続されている。
ORゲート58の入力端子は、インバータ56を介してエラーコンパレータ55の出力端子に接続されるとともにインダクタ過電流検出信号(過電流を検出するとハイレベルの電圧になる信号)に接続され、出力端子はフリップフロップ59のリセット端子(R)に接続されている。
フリップフロップ59のQ端子はORゲート61の入力端子とANDゲート62の入力端子とモード切替用タイマー71の入力端子に接続され、Qバー端子はタイマー60の入力端子に接続されている。
ORゲート61の入力端子はフリップフロップ59のQ端子及び降圧/昇圧モード切替部70に接続され、出力端子は降圧スイッチSW1に接続されている。
ANDゲート62の入力端子はフリップフロップ59のQ端子及び降圧/昇圧モード切替部70に接続され、出力端子は昇圧スイッチSW2に接続されている。
降圧/昇圧モード切替部70は、ORゲート61及びANDゲート62にそれぞれ降圧モード制御信号及び昇圧モード制御信号を送出する。
モード切替用タイマー71は、降圧スイッチSW1のオン状態が所定時間経過した後に昇圧モードに切り替えるように降圧/昇圧モード切替部70を起動させ、昇圧スイッチSW2のオフ状態が所定時間経過した後に降圧モードに切り替えるように降圧/昇圧モード切替部70を起動させるモード切替制御信号を送出する。
以下に、昇降圧DC−DCコンバータ50の動作について、降圧モード制御と昇圧モード制御に分けて説明する。
最初に、降圧モード制御について説明する。
前記電源スイッチ(SW3)がオンすると抵抗R1、R2によって分圧されたフィードバック電圧が節点N1に発生する。
エラーコンパレータ55は、前記フィードバック電圧と予め設定された基準電圧Vr(目標とする出力電圧)との大小関係を判定し、検出電圧VeとしてANDゲート57とインバータ56に出力する。
前記フィードバック電圧が基準電圧Vr未満である場合には、検出電圧Veはハイレベルとなり、フリップフロップ59のセット端子(S)がオンしてQ端子からハイレベル信号がORゲート61に出力される。ORゲート61は降圧スイッチSW1に降圧スイッチ駆動信号(オンオフ信号)を送出し(図7(b)の区間A)、降圧スイッチがオンオフ(スイッチング)する。
前記フィードバック電圧が基準電圧Vr以上である場合には、検出電圧Veはローレベルとなり、フリップフロップ59のリセット端子(R)がオンしてQ端子からローレベル信号がORゲート61に出力される。ORゲート61は降圧スイッチSW1に降圧スイッチ駆動信号(オフ信号)を送出し(図7(b)の区間B)、降圧スイッチSW1のスイッチングが停止する。
タイマー60はフリップフロップ59のQバー端子からハイレベル信号(トリガ)を受けると起動し、所定時間が経過するまでタイマー60のQバー端子からローレベル信号が送出され、所定時間が経過した後にハイレベル信号が送出される。フリップフロップ59の出力端子(Qバー端子)からハイレベル信号が送出されてから所定時間が経過してタイマー60のQバー端子からハイレベル信号が出力されるまでフリップフロップ59のセット端子(S)にハイレベル信号が送出されず降圧スイッチSW1はオフしたままの状態となる。すなわち、上記した所定時間は図7に示したオフ時間(期間C)を設定している。
一方、モード切替用タイマー71は、フリップフロップ59のQ端子の出力がハイレベル信号であるか否かを監視し、フリップフロップ59のQ端子の出力がハイレベル信号であるときに起動し所定時間(Ton)経過後に降圧/昇圧モード切替部70を起動させるモード切替制御信号を送出する。降圧/昇圧モード切替部70はモード切替制御信号を受けてORゲート61及びANDゲート62にハイレベル信号を送出して降圧モードから昇圧モードに切り替える。すなわち、降圧スイッチSW1のオンが所定時間(Ton)継続した場合に降圧モードから昇圧モードに切り替わる。なお、所定時間(Ton)はモード切替用タイマー71によって設定される。
降圧スイッチSW1がスイッチングしている間は、昇圧スイッチSW2がオフの状態を維持している。
次に、昇圧モード制御について説明する。
昇圧モード制御は降圧スイッチSW1がオン状態を維持しているときに昇圧スイッチSW2をスイッチングさせる制御である。降圧スイッチSW1と昇圧スイッチSW2のスイッチング動作の原理は実質的に同じであるので昇圧スイッチSW2のスイッチングについては簡単に説明する。
前記フィードバック電圧が基準電圧Vr未満である場合にANDゲート62は昇圧スイッチSW2に昇圧スイッチ駆動信号(オンオフ信号)を送出する。前記フィードバック電圧が基準電圧Vr以上である場合にANDゲート62は昇圧スイッチSW2に昇圧スイッチ駆動信号(オフ信号)を送出する。このようにして昇圧スイッチSW2はオンオフ(スイッチング)する。以上の動作は上記した降圧モードに切り替わるまで継続する。
モード切替用タイマー71は、フリップフロップ59のQ端子の出力がローレベル信号であるか否かを監視し、フリップフロップ59のQ端子の出力がローレベル信号であるときに起動し所定時間(Toff)経過後に降圧/昇圧モード切替部70を起動させるモード切替制御信号を送出する。
降圧/昇圧モード切替部70はモード切替制御信号を受けてORゲート61及びANDゲート62にローレベル信号を送出して昇圧モードから降圧モードに切り替える。すなわち、昇圧スイッチSW2のオフが所定時間(Toff)継続した場合に昇圧モードから降圧モードに切り替わる。なお、所定時間(Toff)はモード切替用タイマー71によって設定される。
昇圧スイッチSW2がスイッチングしている間は、降圧スイッチSW1がオンの状態を維持している。
ところで、エラーコンパレータ55の出力がハイレベルである期間は降圧スイッチSW1のスイッチングが可能となるが、インダクタ電流が増加して、インダクタ電流制限(パルスバイパルス(PBP))のリミットの値に達すると、降圧スイッチSW1をオフする。タイマー60で設定した所定時間の間に降圧スイッチSW1がオフし、その後に再び降圧スイッチSW1がオンする。この時のスイッチング周波数は、タイマー60で設定されたオフ時間と、インダクタ電流制限のリミットの値と、インダクタ電流の傾きで決まり、ほぼ一定の周波数となる。
本第2の実施の形態によれば、入力電圧Vinと出力電圧Voutが近い場合に降圧モードと昇圧モードを頻繁に切り替えることによって、入出力電圧の条件、例えば、入出力電圧比(Vout/Vin)が0.9〜1.1となる範囲おいても、昇降圧DC−DCコンバータ50から出力電圧Voutを平均化して出力することができる。
従って、降圧と昇圧の切替時において入力電圧Vinの変動に対して確実に出力電圧Voutを一定に保持するように制御することができる。
また、エラーコンパレータ55にヒステリシス(図7参照)を持たせることにより、所定の時間、エラーコンパレータ55の出力がハイである状態が続き、スイッチングが継続されるので、スイッチングが連続的に行われ、インダクタ電流のピーク値を低減して電気効率の改善を図ることができる。
なお、インダクタの定格電流値以下におけるインダクタ電流制限のリミット値については、エラーコンパレータ55の出力がハイである時間が、予め設定された所定時間より長ければリミット値を増加し、短ければリミット値を減少するように制御することが望ましい。
エラーコンパレータ55の出力がハイレベルである時間が予め設定された所定時間より長い場合、すなわち、出力電圧Voutが目標値である基準電圧Vrに達するまでの時間が長い場合には、前記リミット値を増加することにより、出力電圧Voutが基準電圧Vrに達する時間を短縮することができる。
一方、逆に、エラーコンパレータ55の出力がハイレベルである時間が予め設定された所定時間より短い場合、すなわち、出力電圧Voutが目標値である基準電圧Vrに達するまでの時間が非常に短い場合には、前記リミット値を減少させることにより、出力電圧Voutがゆっくり基準電圧Vrに達するようにして基準電圧Vrをオーバー(大きく上回る)することがないようにできる。
従って、上記したリミット値を増減する制御を行うことにより、インダクタ電流を抑制し、出力リプルの低減と電気効率の向上を図ることができる。
以下に、本発明昇降圧DC−DCコンバータの第3の実施の形態について図8及び図9を参照して説明する。
昇降圧DC−DCコンバータ80は、図8に示すように、入力電圧より低い出力電圧を出力する降圧部2と、入力電圧より高い出力電圧を出力する昇圧部3と、降圧部2と昇圧部3を制御する制御部84とを備えている。降圧スイッチSW1は制御部84からの降圧スイッチ駆動信号(オンオフ信号)を受けてオンオフする。昇圧スイッチSW2は制御部84からの昇圧スイッチ駆動信号(オンオフ信号)を受けてオンオフする。
降圧部2と昇圧部3は、それぞれ上記した第1の実施の形態における降圧部2と昇圧部3と同様の構成であるので、以下では制御部84についてのみ説明し降圧部2と昇圧部3についての説明は省略する。
制御部84は、エラーアンプ(誤差増幅器)85と、コンパレータ87と、インバータ88と、ANDゲート89、90と、フリップフロップ91、92と、降圧/昇圧モード切替部93とを備えている。
エラーアンプ85の非反転入力端子(プラス入力端子)には基準電圧Vrが入力されている。エラーアンプ85の反転入力端子(マイナス入力端子)には抵抗R1とR2の節点N1における電圧、すなわち、出力電圧Voutを分圧して得られた電圧が入力される。尚、エラーアンプ85には位相補償用のコンデンサC3と抵抗R3が接続されている。
エラーアンプ85の出力端子は、エラーアンプ85の出力値からスロープ補償値を減算する減算器86を介してコンパレータ87の反転入力端子に接続されている。コンパレータ87の非反転入力端子にはインダクタ電流検出器(図示せず)で検出されたインダクタ電流が入力され、出力端子はANDゲート89の一方の入力端子と、降圧/昇圧モード切替部93と、フリップフロップ92のリセット端子(R)に接続されている。
ANDゲート89の他方の入力端子はインバータ88を介して降圧/昇圧モード切替部93に接続され、出力端子はフリップフロップ91のリセット端子(R)に接続されている。ANDゲート90の一方の入力端子はフリップフロップ91のセット端子(S)とともに基本クロック信号に接続され、他方の入力端子は降圧/昇圧モード切替部93に接続され、出力端子はフリップフロップ92のセット端子(S)に接続されている。
フリップフロップ91、92のQ端子は降圧/昇圧モード切替部93に接続されている。降圧/昇圧モード切替部93は、インバータ88及びANDゲート90にそれぞれ降圧モード制御信号及び昇圧モード制御信号を送出する。
以下に、昇降圧DC−DCコンバータ80の動作について降圧モード制御及び昇圧モード制御に分けて説明する。
最初に、降圧モード制御について説明する。
前記電源スイッチ(SW3)がオンすると抵抗R1、R2によって分圧されたフィードバック電圧が節点N1に発生する。
エラーアンプ85は、前記フィードバック電圧と予め設定された基準電圧Vr(目標とする出力電圧)との差電圧を増幅し、増幅された電圧を出力電圧Voutに対応した検出電圧Veとして出力する。検出電圧Veからスロープ補償値を減算した補償出力信号(以下、「エラーアンプ出力」と呼ぶ。)がコンパレータ87の反転入力端子に入力される。
前記電源スイッチ(SW3)がオンすると、フリップフロップ91のセット端子(S)とANDゲート90の一方の入力端子に所定の周期を有する基本クロックが入力される。図9(a)に示すように、基本クロックのトリガによってインダクタ電流が流れ始め、インダクタ電流の電流値がエラーアンプ出力値未満の場合にはフリップフロップ91のQ端子からハイレベル信号が降圧スイッチSW1に送出され、降圧スイッチSW1がオンする。
インダクタ電流の電流値がエラーアンプ出力値以上になった場合にはフリップフロップ91がリセットされQ端子からローレベル信号が降圧スイッチSW1に送出され、降圧スイッチSW1がオフする。
以上のように降圧スイッチSW1がオンとオフを繰り返してスイッチングが行われ降圧モード制御が行われる。尚、図9(a)の例では、降圧スイッチSW1のオンデューティ値は徐々に大きくなっていく。
降圧スイッチSW1と昇圧スイッチSW2のスイッチングが可能な範囲をオンデューティ最小値(オンデューティ(min))〜オンデューティ最大値(オンデューティ(max))として予め設定されている。図9(a)の例において3回目のオンにおけるオンデューティ値が前記オンデューティ最大値となり、直後の基本クロックのトリガが立ち上がる前に降圧スイッチSW1がオフしない場合に降圧モードから昇圧モードへのモード切替制御が行われる。
次に、昇圧モード制御について説明する。
昇圧モード制御は降圧スイッチSW1がオンを維持しているときに昇圧スイッチSW2をスイッチングさせる制御である。降圧スイッチSW1と昇圧スイッチSW2のスイッチング動作の原理は実質的に同じであるので昇圧スイッチSW2のスイッチングについては簡単に説明する。
降圧スイッチSW1のオン状態が前記オンデューティ最大値に対応する所定時間以上継続してフリップフロップ91のQ端子からハイレベル信号が降圧/昇圧モード切替部93に送出され続ける。それにより降圧/昇圧モード切替部93によってインバータ88及びANDゲート90にハイレベル信号が送出されることにより昇圧モードに切り替わる。
昇圧モードになると、図9(b)に示すように、基本クロックのトリガによってインダクタ電流が流れ始め、インダクタ電流の電流値がエラーアンプ出力値未満の場合にはフリップフロップ92のQ端子からハイレベル信号が昇圧スイッチSW2に送出され、昇圧スイッチSW2がオンする。
インダクタ電流の電流値がエラーアンプ出力値以上になった場合にはフリップフロップ92がリセットされQ端子からローレベル信号が昇圧スイッチSW2に送出され、昇圧スイッチSW2がオフする。
以上のように昇圧スイッチSW2がオンとオフを繰り返してスイッチングが行われ昇圧モード制御が行われる。尚、図9(b)の例では、昇圧スイッチSW2のオンデューティ値は徐々に小さくなっていく。
図9(b)の例において、3回目のオンにおけるオンデューティ値が予め決められた前記オンデューティ最小値となり、オンデューティ最小値以内において昇圧スイッチSW2がオフした場合に昇圧モードから降圧モードへのモード切替制御が行われる。
従って、スイッチングが可能な範囲を前記オンデューティ最小値〜前記オンデューティ最大値としたときに、降圧モードにおいてオンデューティ最大値以内において降圧スイッチSW1がオフしなかった場合には、昇圧モードに切り替わるように制御される。一方、昇圧モードにおいてオンデューティ最小値以内において昇圧スイッチSW2がオフした場合には、降圧モードに切り替わるように制御される。
入力電圧Vinが出力電圧Voutより大きい場合には、降圧スイッチがスイッチングを行い、昇圧スイッチはオフ状態を維持する(降圧モード)。入力電圧が出力電圧より小さい場合には、降圧スイッチはオン状態を維持し、昇圧スイッチがスイッチングを行う(昇圧モード)。
本第3の実施の形態によれば、モード切替判定がパルスバイパルス(1周期毎)で行われているので、入力電圧Vinと出力電圧Voutの値が近い場合には、降圧モードから昇圧モードへの切替と、昇圧モードから降圧モードへの切替が頻繁に行われる。従って、入出力電圧の条件、例えば、入出力電圧比(Vout/Vin)が0.9〜1.1となる範囲おいても、昇降圧DC−DCコンバータ80から出力電圧Voutを平均化して出力することができる。
従って、降圧と昇圧の切替時において入力電圧Vinの変動に対して確実に出力電圧Voutを一定に保持するように制御することができる。
尚、エラーアンプ85の出力の値からスロープ補償値を減算した値を、フィードバックループに施して予め決められた所定値以下にクランプすることにより、インダクタ電流の電流値にパルスバイパルス(PBP)電流制限をかけることができる。
また、降圧モードと昇圧モードの切替時におけるスロープ補償値を一致させることによって制御の安定性の向上を図ることができる。
また、上記した各実施の形態では、出力電圧Voutをフィードバックする方式を採用した例を示したが、出力電流または出力電力をフィードバックする方式を採用することもできる。
上記した各実施の形態は、本発明を好適に実施した形態の一例に過ぎず、本発明は、その主旨を逸脱しない限り、種々変形して実施することが可能なものである。
1、50、80…昇降圧DC−DCコンバータ、2…降圧部、3…昇圧部、4…制御部、10…降圧スイッチ駆動回路、11…昇圧スイッチ駆動回路、30…降圧/昇圧モード切替部、40…LED
Claims (3)
- 直流電源から直流電圧を入力する降圧スイッチと前記降圧スイッチに接続されたチョークコイルとを有し入力電圧より低い出力電圧を出力する降圧部と、
前記チョークコイルを介して前記降圧スイッチに接続された昇圧スイッチを有し入力電圧より高い出力電圧を出力する昇圧部と、
前記入力電圧より低い前記出力電圧を出力する降圧モードと前記入力電圧より高い前記出力電圧を出力する昇圧モードとを切り替えるモード切替部と、
前記降圧モード時に前記昇圧スイッチをオフに維持し前記降圧スイッチをオンオフ制御するとともに前記昇圧モード時に前記降圧スイッチをオンに維持し前記昇圧スイッチをオンオフ制御するスイッチ駆動部を有する制御部とを備え、
前記制御部は、前記降圧モード時における前記降圧スイッチのスイッチングにおけるオフ時間の最小値とオン時間の最大値を予め設定し、前記昇圧モード時における前記昇圧スイッチのスイッチングにおけるオフ時間の最大値とオン時間の最小値を予め設定する
ことを特徴とする昇降圧DC−DCコンバータ。 - 前記制御部は、
前記降圧モード時において前記降圧スイッチのスイッチングにおけるオン時間が最大値を示す状態が所定時間継続した場合に前記昇圧モードに切り替え、
前記昇圧モード時において前記昇圧スイッチのスイッチングにおけるオン時間が最小値を示す状態が所定時間継続した場合に前記降圧モードに切り替える
ことを特徴とする請求項1に記載の昇降圧DC−DCコンバータ。 - 半導体光源を備えた車両用灯具に組み込まれ、前記半導体光源へ駆動電流を供給する
ことを特徴とする請求項2に記載の昇降圧DC−DCコンバータ。
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