JP2600103Y2 - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JP2600103Y2
JP2600103Y2 JP1993007655U JP765593U JP2600103Y2 JP 2600103 Y2 JP2600103 Y2 JP 2600103Y2 JP 1993007655 U JP1993007655 U JP 1993007655U JP 765593 U JP765593 U JP 765593U JP 2600103 Y2 JP2600103 Y2 JP 2600103Y2
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voltage
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capacitor
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佳之 和佐田
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電源回路に関し、特に
入力電圧の変動に対してソフトスタートにおける出力電
圧の立上がり時間を一定にした電源回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、入力電源から直流電圧を入力し、
この電圧のレベルを任意のレベルに変換して出力する電
源回路が知られている。この一構成例を図2に示す。図
において、1はチョッパ回路、2は平滑回路、3は電圧
検出回路、4は三角波発生回路、5はチョッパ駆動制御
回路、6はソフトスタート回路である。
【0003】チョッパ回路1は、周知のトランジスタを
用いた回路であり、ベース・エミッタ間に抵抗器11が
接続されたPNP型のトランジスタ12によって構成さ
れ、そのエミッタは入力端子INに接続されている。
【0004】平滑回路2は、ダイオード21、チョーク
コイル22及びコンデンサ23によって構成されるフリ
ーホイール型の平滑回路であり、その入力はトランジス
タ12のコレクタに接続され、出力は出力端子OUTに
接続されている。
【0005】電圧検出回路3は、出力端子OUTと接地
間に直列接続された抵抗器31,32及びコンデンサ3
3から構成され、出力端子OUTに出力される電圧Vou
tを抵抗器31,32によって分圧した電圧V1を出力
する。また、コンデンサ33は出力端子OUT側の抵抗
器31に並列に接続され、起動時における出力電圧の安
定化を速めるためのスピードアップコンデンサの機能を
果たしている。
【0006】三角波発生回路4は、所定レベルの三角波
電圧Vtrを発生する周知の回路であり、三角波電圧Vtr
はチョッパ駆動制御回路5に入力される。
【0007】チョッパ駆動制御回路5は、減算器51、
比較器52、NPN型のトランジスタ53及び抵抗器5
4から構成されている。減算器51の非反転入力端子に
は電圧検出回路3から出力される電圧V1が入力される
と共に、反転入力端子には出力対象となる電圧Voutに
対応した所定のしきい値電圧Vrf1が入力され、これら
の電圧V1,Vrf1の差の電圧V2を出力する。ここ
で、しきい値電圧Vrf1は図示せぬ定電圧発生回路によ
って生成されると共に、減算器51及び比較器52を駆
動する電圧も前記定電圧発生回路によって生成されてい
る。
【0008】また、比較器52は3入力型のもので、1
つの非反転入力端子と2つの反転入力端子を備え、非反
転入力端子には三角波電圧Vtrが入力され、2つの反転
入力端子にはそれぞれ電圧V2と後述するソフトスター
ト回路6の出力電圧V3が入力されている。また、比較
器52は2つの反転入力端子に入力される電圧V2,V
3のうちの低い方の電圧と非反転入力端子に入力される
三角波電圧Vtrとを比較し、この結果に基づいてハイレ
ベル或いはローレベルの電圧V4を出力する。トランジ
スタ53のベースには電圧V4が印加されると共に、そ
のエミッタは接地され、コレクタは抵抗器54を介して
トランジスタ12のベースに接続されている。
【0009】ソフトスタート回路6は、定電流発生回路
61、比較器62、抵抗器63,64及びコンデンサ6
5から構成されている。定電流発生回路61は、比較器
62の出力電圧V5がハイレベルのときにのみ所定の定
電流Iを出力する。比較器62は減算器51の出力電圧
V2を所定のしきい値電圧Vrf2 とを比較し、電圧V2
がしきい値電圧Vrf2 よりも低くなったときにローレベ
ルの電圧V5を出力する。抵抗器63,64は直列接続
されると共に、その一端は接地され、他端には所定の定
電圧V6が印加されている。また、接地側の抵抗器64
にはコンデンサ65が並列接続され、その接続点は定電
流発生回路61の出力端子及び比較器52の一方の非反
転入力端子に接続されている。
【0010】前述の構成よりなる電源回路によれば、定
常状態においては、電圧検出回路3によって出力された
電圧V1としきい値電圧Vrf1 との差の電圧V2(=V
rf1−V1)と三角波電圧Vtrとが比較され、この比較
結果に基づいて電圧V4のハイレベルとローレベルのデ
ィューティが決定され、トランジスタ53のオン・オフ
状態、しいてはチョッパ回路1のトランジスタ12のオ
ン・オフ状態が制御される。これにより、出力端子OU
Tには、しきい値電圧Vrf1 等によって予め設定されて
いる定電圧Voutが出力される。
【0011】また、起動時においては、図3に示すよう
に、出力端子OUTの電圧は0Vであるため、減算器5
1の出力電圧V2は三角波電圧Vtrの最大値以上となる
がソフトスタート回路6の出力電圧V3は三角波電圧V
trの最小値よりも低く設定されているので、出力端子O
UTに設定値を越える過剰な電圧が出力されることがな
い。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の電源回路においては、入力電圧の変動に伴い、
ソフトスタートに要する時間(出力電圧Voutが設定値
に安定するまでの時間)が変化するので、電源供給対象
の負荷としてCPU回路或いはロジック回路等を接続し
た場合、これらの誤動作を招くことがあった。
【0013】即ち、ソフトスタートにおけるチョッパ回
路のオンオフの切り替えは、常に一定に行われるので、
入力電圧が低いときには、図4の(a)に示すように、単
位時間当たりにチョッパ回路を介して出力側に伝達され
るエネルギー量が小さくなり、出力電圧が設定電圧に安
定するまでの時間tが長くなる。これに対し、入力電圧
が高いときには、図4の(b)に示すように、単位時間当
たりにチョッパ回路を介して出力側に伝達されるエネル
ギー量が大きくなり、出力電圧が設定電圧に安定するま
での時間tが短くなる。
【0014】本考案の目的は上記の問題点に鑑み、入力
電圧に依存せず常に一定のソフトスタート時間を得られ
る電源回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の目的を達
成するために、出力端子と接地端子との間に直列接続さ
れた少なくとも2個の抵抗器からなり、前記抵抗器によ
って出力電圧を分圧した帰還電圧を帰還電圧出力端子に
出力する出力電圧検出回路と、チョッパ回路と、出力対
象電圧に対応した所定の基準電圧を生成する基準電圧生
成回路と、前記基準電圧と前記帰還電圧の差を誤差電圧
として出力する減算回路と、前記誤差電圧に基づいて、
前記チョッパ回路のオン・オフ状態を制御するチョッパ
駆動制御回路とを備え、入力端子に印加された直流電圧
を所定値の直流電圧に変換して前記出力端子に出力する
電源回路において、前記出力端子と帰還電圧出力端子と
の間に接続されたコンデンサと、起動直後所定時間の
間、前記帰還電圧出力端子に所定の電圧を印加する充電
回路とを設けた電源回路を提案する。
【0016】
【作用】本考案によれば、起動直後の所定時間の間、例
えばほぼ瞬時に充電回路によって帰還電圧出力端子に所
定の電圧が印加され、前記帰還電圧出力端子と出力端子
との間に接続されたコンデンサが充電される。ここで、
前記コンデンサは前記出力端子に出力される電圧と同極
性の電圧によって充電される。これにより、起動後所定
時間の間、帰還電圧は前記コンデンサの端子間電圧とな
る。また、前記帰還電圧に基づいてチョッパ駆動制御回
路によりチョッパ回路のオン・オフ状態が制御され、チ
ョッパ回路を介して入力側から出力側へ通電される電流
が断続される。これにより、前記チョッパ回路を介して
入力側から出力側へ伝達されるエネルギー量が制御さ
れ、該エネルギー量に対応した電圧が出力端子に出力さ
れる。前記充電回路による前記コンデンサへの充電が終
了すると、前記コンデンサは放電を開始するが、前記出
力端子に電圧が出力されると、該電圧及び前記コンデン
サの充電電圧により、前記帰還電圧出力端子と接地間に
接続された電圧検出回路の一方の抵抗器に通電され、該
通電電流に対応した帰還電圧が前記帰還電圧出力端子か
ら出力される。該帰還電圧は徐々に減少し、前記コンデ
ンサの放電並びに前記コンデンサの逆極性の充電が完了
した時点でほぼ一定となり、出力電圧が設定電圧に安定
する。ここで、前記コンデンサの充放電時間は、前記コ
ンデンサの静電容量と前記抵抗器の抵抗値によって決定
される。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説
明する。図1は一実施例を示す構成図である。図におい
て、前述した従来例と同一構成部分は同一符号をもって
表しその説明を省略する。また、従来例と本実施例との
相違点は、従来例におけるソフトスタート回路6を除去
すると共に、起動時に電圧検出回路3のコンデンサ33
を充電する充電回路7を設けたことにある。
【0018】充電回路7は、NPN型のトランジスタ7
1、抵抗器72及びコンデンサ73から構成され、トラ
ンジスタ71のベースは抵抗器72を介して接地される
と共にコンデンサ73を介してそのコレクタに接続され
ている。また、トランジスタ71のコレクタには定電圧
Vrf3 が印加され、エミッタは出力電圧検出回路3の抵
抗器31と抵抗器32の接続点に接続されている。また
ここでは、定電圧Vrf3 は、チョッパ駆動制御回路5の
減算器51に入力されているしきい値電圧Vrf1 のほぼ
2倍の値に設定され、出力電圧検出回路3の接地側の抵
抗器32の抵抗値は負荷8の抵抗値に比べて十分大きな
値に設定されている。
【0019】次に、前述の構成よりなる本実施例の動作
を図5に基づいて説明する。入力端子に直流電圧Vinが
印加されると共に出力端子に負荷8が接続され、本電源
回路が起動されると、減算器51にしきい値電圧Vrf1
が、またトランジスタ71に定電圧Vrf3がそれぞれ印
加される。これにより、充電回路7のコンデンサ73の
充電が完了するまでの間にトランジスタ71がオン状態
となり、トランジスタ71を介して出力電圧検出回路3
のコンデンサ33に電流I1が流れ、コンデンサ33が
瞬時に充電される。このとき、コンデンサ33の端子間
電圧はほぼ定電圧Vrf3となると共に、出力端子OUT
側が負極に充電され、減算器51に入力される電圧V1
は電圧Vrf3となり、減算器51の出力電圧V2は0V
で、チョッパ回路1は停止状態にある。
【0020】コンデンサ33の充電が終了し、トランジ
スタ71がオフ状態になると、コンデンサ33から抵抗
器32に電流I2が流れ、コンデンサ33の放電が開始
する。これにより、減算器51への入力電圧V1の値が
徐々に減少し、これに対応してチョッパ回路1のオン状
態の時間が増加され、出力電圧Voutが増加していく。
この際、出力電圧Voutの立ち上がりにより抵抗器31
を介して電流I3が流れ、コンデンサ33の放電を抑制
するので、電圧V1はほぼ直線状に減少する。また、出
力電圧Voutの値が設定値に至るまでの時間tは、定電
圧Vrf3、コンデンサ33の静電容量及び抵抗器32の
抵抗値によって決まるので、入力電圧Vinが変化しても
時間tが変わることがない。従って、負荷8としてCP
U回路或いはロジック回路を接続した場合においても、
これらが誤動作することは無い。
【0021】また、出力電圧Voutの値を変更するとき
は、抵抗器31,32の抵抗値及びコンデンサ33の静
電容量の値を帰れば、時間tを任意に設定することがで
きる。
【0022】尚、本実施例の構成は一例でありこれに限
定されることはない。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、出
力電圧が設定値に安定するまでの時間、即ちソフトスタ
ートに要する時間は、出力電圧検出回路の抵抗器及びコ
ンデンサの値によって決定されるので、入力電圧が変動
しても常に一定のソフトスタート時間を得ることがで
き、該電源回路の負荷としてCPU回路或いはロジック
回路を接続した場合においても、これらが誤動作するこ
とが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成図
【図2】従来例を示す構成図
【図3】従来例の動作を説明する波形図
【図4】従来例の問題点を説明する波形図
【図5】本考案の一実施例の動作を説明する波形図
【符号の説明】
1…チョッパ回路、11…抵抗器、12…トランジス
タ、2…平滑回路、21…ダイオード、22…チョーク
コイル、23…コンデンサ、3…出力電圧検出回路、3
1,32…抵抗器、33…コンデンサ、4…三角波発生
回路、5…チョッパ駆動制御回路、51…減算器、52
…比較器、53…トランジスタ、54…抵抗器、7…充
電回路、71…トランジスタ、72…抵抗器、73…コ
ンデンサ、8…負荷。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力端子と接地端子との間に直列接続さ
    れた少なくとも2個の抵抗器からなり、前記抵抗器によ
    って出力電圧を分圧した帰還電圧を帰還電圧出力端子に
    出力する出力電圧検出回路と、チョッパ回路と、出力対
    象電圧に対応した所定の基準電圧を生成する基準電圧生
    成回路と、前記基準電圧と前記帰還電圧の差を誤差電圧
    として出力する減算回路と、前記誤差電圧に基づいて、
    前記チョッパ回路のオン・オフ状態を制御するチョッパ
    駆動制御回路とを備え、入力端子に印加された直流電圧
    を所定値の直流電圧に変換して前記出力端子に出力する
    電源回路において、 前記出力端子と帰還電圧出力端子との間に接続されたコ
    ンデンサと、 起動直後所定時間の間、前記帰還電圧出力端子に所定の
    電圧を印加する充電回路とを設けた、 ことを特徴とする電源回路。
JP1993007655U 1993-02-26 1993-02-26 電源回路 Expired - Lifetime JP2600103Y2 (ja)

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