JP3573888B2 - 電源駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチングレギュレータ等の電源装置の出力回路を駆動する電源駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来から電源装置として、スイッチングレギュレータが用いらている。スイッチングレギュレータのスイッチングトランジスタの駆動回路には、通常、起動時に出力コンデンサを充電するためのラッシュカレントによるスイッチングトランジスタの破壊、および、出力電圧の立ち上がり波形のオーバーシュートを防ぐ等の目的で、ソフトスタート回路が付加される。
【0003】
ソフトスタート回路は、一般的に、スイッチングトランジスタを導通状態にする期間〔オンデューティ(on duty) 〕を、起動から一定時間、次第に増やしてゆくことにより出力電圧を徐々に上昇(ソフトスタート)させるように構成されており、例えば、時定数回路のコンデンサの充電電圧の波形に応じて出力電圧が上昇するようにスイッチングトランジスタのオンデューティを制御する。従来のスイッチングトランジスタ駆動用のICにも、このようなソフトスタート回路が含まれている。
【0004】
しかしながら、例えば、オペアンプIC用に±15Vの電源供給が必要とされ、ロジックIC用に5Vの電源供給が必要とされるといったように、1つの装置内で複数のスイッチングレギュレータを設ける必要が生じることがある。このような場合、複数のスイッチングレギュレータそれぞれにソフトスタート回路およびその時定数回路を付加する必要があり、部品数が増えてしまう。
また、複数のスイッチングトランジスタ駆動回路を1個のICの中に組み込もうとすると、駆動回路それぞれに時定数回路用(外付けコンデンサ)の端子が必要となり、ピンネックが生じてしまう。
【0005】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、複数の電源装置のソフトスタート回路の時定数回路(コンデンサ)を共通化することができる電源駆動装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、複数の電源装置のソフトスタート回路の時定数回路を共通化することにより、複数のスイッチングトランジスタ駆動回路を組み込んだICの外付けコンデンサ用の端子を減らし、そのピンネックを解消しうる電源駆動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の電源駆動回路は、複数の電源回路を駆動するための電源駆動装置であって、複数の電源回路のそれぞれの起動のタイミングを示すためのタイミング信号を生成するタイミング信号生成回路と、上記タイミング信号を入力して複数の電源回路にそれぞれ対応する複数の動作制御信号を生成する動作制御回路と、対応する電源回路の出力電圧のフィードバック信号と上記動作制御信号とを入力し、上記動作制御信号に応答して、初期動作モードのための第1の出力電圧制御信号または定常動作モードのための上記フィードバック信号に応じた第2の出力電圧制御信号をそれぞれ生成する複数の制御信号生成回路と、上記第1または第2の出力電圧制御信号に基づいて対応する電源回路をそれぞれ駆動する複数の駆動回路とを有し、上記第1の出力電圧制御信号により電源回路の初期動作モードとしてのソフトスタート動作が制御され、上記第2の出力電圧制御信号により電源回路の定常動作モードが制御される。
【0007】
好適には、所定の勾配で変化する電圧信号と当該電圧信号が所定の値に達したことを示す検知信号とを生成する第1の回路を有し、上記動作制御回路が、上記検知信号に応答して上記動作制御信号を変化させ、上記タイミング信号と上記検知信号とに応答して上記電圧信号を初期値にリセットするためのリセット信号を生成し、上記制御信号生成回路が、上記フィードバック信号と上記電圧信号とに応じた上記第1の出力電圧制御信号を生成する。
【0008】
また、好適には、上記タイミング信号生成回路が、電源電圧によって充電される外付けの第1のコンデンサを有し、上記第1のコンデンサの充電電圧に応じて上記タイミング信号を生成する。更に、好適には、上記第1の回路が、電源電圧によって充電される外付けの第2のコンデンサと、上記リセット信号に応答して上記第2のコンデンサを放電するための放電回路とを有し、上記第2のコンデンサの充電電圧が上記電圧信号に対応する。また、複数の電源回路のソフトスタート動作による起動は、順次になされても良い。
【0009】
本発明電源駆動装置は、例えば、スイッチングレギュレータのスイッチングトランジスタ(電源)の駆動回路であって、複数(n個)のスイッチングレギュレータを順次ソフトスタートさせ、それぞれ予め設定された電圧の電力を供給する。タイミング信号生成回路は、例えば、コンデンサを有する時定数回路が発生する電圧信号とn−1個の闘値電圧とを比較することにより、n個のスイッチングトランジスタを順次に起動するためのタイミング信号を生成する。
【0010】
第1の回路は、例えば、コンデンサを用いた時定数回路を有し、タイミング信号が第k(1≦k≦n)のスイッチングトランジスタの起動開始を示すたびに時定数回路のコンデンサを充電し、第kのスイッチングトランジスタのソフトスタート終了の時点でコンデンサを放電する
【0011】
制御信号生成回路は、ソフトスタート時には、電源回路の出力電圧のフィードバック信号と所定の変化勾配を有する電圧信号とに応じた第1の出力電圧制御信号を生成して駆動回路に供給し、ソフトスタートが終了すると、フィードバック信号に応じた第2の出力電圧制御信号を生成して駆動回路に供給する。駆動回路は、第1又は第2の出力電圧制御信号に応じて、スイッチングトランジスタを駆動する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明にかかる駆動部2を用いたスイッチングレギュレータ1の構成を例示する図である。
図1に示すように、スイッチングレギュレータ1は、分圧回路10、駆動部2および複数の出力回路12a〜12cから構成される。以下、出力回路12a〜12cの回路数nが3である場合を例に説明する。
【0013】
スイッチングレギュレータ1は、これらの構成部分により、起動時には出力回路の出力電圧を一定時間の間、徐々に立ち上げてソフトスタートし、ソフトスタート期間の経過後は、設定電圧と等しい電圧の3種類の電力を負荷(図示せず)に供給する。さらに、全ての出力回路のソフトスタートが終了すると、スイッチングレギュレータ1は、負荷がショートする等により出力電圧に異常が生じた場合に、全ての電力の供給を停止し、回路保護を行う。
【0014】
スイッチングレギュレータ1の各構成部分の説明
以下、さらに図2〜図9を参照してスイッチングレギュレータ1の各構成部分を説明する。
【0015】
分圧回路10
スイッチングレギュレータ1において、分圧回路10(図1)は、例えば抵抗器を用いた分圧回路等から構成され、出力回路12a〜12cそれぞれの出力電圧を分圧し、フィードバック信号IN1〜IN3として駆動部2に対して出力する。なお、分圧回路10に設定される分圧比が、出力回路12a〜12cの出力電圧VOUTを規定する。
【0016】
駆動部2
図2は、図1に示した本発明にかかる駆動部2の構成を示す図である。
図2に示すように、駆動部2は、起動制御部(CTRL)22、ショートサーキットプロテクション〔SCP(short circuit protection)〕部24、誤差アンプ部26、エラー検出部28、シーケンス制御部3、比較回路32a〜32c、駆動回路34a〜34c、アナログスイッチ部38、ショートサーキットプロテクション(SCP)エラーラッチ回路40、三角波発生回路42および電源電圧リセット回路(UVLO)44を含み、例えば、1個のIC内に収容される。
駆動部2は、これらの構成部分により、出力回路12a〜12c(図1)を駆動し、出力電圧を制御する。
【0017】
電源電圧リセット回路44
電源電圧リセット回路44は、正電源Vccの電圧が正常な範囲内にない場合に制御信号ENA3を不活性化(論理値0と)して駆動回路34a〜34cの出力を不許可とし、正電源Vccの電圧が正常な範囲内にある場合に制御信号ENAを活性化(論理値1と)して駆動回路34a〜34cの出力を許可する。また、電源電圧リセット回路44は、制御信号ENA3をシーケンス制御部3のXRST端子にリセット信号として供給する。
【0018】
起動制御部22
図3は、図2に示した駆動部2の起動制御部22の構成を示す図である。
図3に示すように、起動制御部22は、比較回路CMP(comparator)220,CMP222、抵抗器R220,R222,R224、電流源CS(current source)220または抵抗器R226、および、必要に応じて付加される外付けコンデンサC1から構成される。
【0019】
抵抗器R220,R222,R224は、正電源電圧VccとグラウンドGNDとの間に直列接続されており、駆動部2の正電源電圧Vccを分圧して閾値電圧VTHH ,VTHL (VTHH >VTHL )を生成し、それぞれ比較回路CMP220,CMP222の負入力端子に供給する。
電流源CS220(抵抗器226)およびコンデンサC1は時定数回路220を構成し、コンデンサC1の充電電圧VCTRLを比較回路CMP220,CMP222の正入力端子に供給する。
【0020】
比較回路CMP220は、時定数回路220のコンデンサC1の充電電圧VCTRLと閾値電圧VTHH とを比較し、充電電圧VCTRLが閾値電圧VTHH よりも高い場合には論理値1を、充電電圧VCTRLが閾値電圧VTHH 以下である場合には論理値0を、タイミング信号CTRL−Hとしてシーケンス制御部3に対して出力する。
【0021】
比較回路CMP222は、時定数回路220のコンデンサC1の充電電圧VCTRLと閾値電圧VTHL とを比較し、充電電圧VCTRLが閾値電圧VTHL よりも高い場合には論理値1を、充電電圧VCTRLが閾値電圧VTHL 以下である場合には論理値0を、タイミング信号CTRL−Lとしてシーケンス制御部3に対して出力する。
【0022】
つまり、比較回路CMP220,CMP222の出力論理値(タイミング信号CTRL−H,CTRL−L)は、充電電圧VCTRLが0V〔グラウンド電圧(GND)〜閾値電圧VTHL の範囲内にある場合には(00)となり、充電電圧VCTRLが閾値電圧VTHL 〜閾値電圧VTHH の範囲内にある場合には(01)となり、充電電圧VCTRLが閾値電圧VTHH 〜正電源電圧Vccの範囲内にある場合には(11)となる。
なお、コンデンサC1を用いない場合は、比較回路CMP220,CMP222の出力信号の論理値(タイミング信号CTRL−H,CTRL−L)は、起動直後にいずれも1となり、スイッチングレギュレータ1に対して、同時にソフトスタート機能が働くこととなる。なお、図3においては、抵抗器R220の一端は正電源電圧Vccに接続する構成となっているが、正電源電圧Vccの代わりに
、ICの内部定電圧源で生成した定電圧VREF に接続する構成としてもよい。
【0023】
SCP部24
図4は、図2に示した駆動部2のSCP部24の構成を示す図である。
図4に示すように、SCP部24は、ボルテージフォロワ回路として動作するオペアンプOP240、比較回路CMP240、NチャネルMOSFET(Q240)、抵抗器R240,R242、電流源CS240または抵抗器R244、および、外付けコンデンサC2から構成される。
【0024】
抵抗器R240,R242は、正電源電圧VccとグラウンドGNDとの間に直列接続されており、正電源電圧Vccを分圧して閾値電圧VTHSCP を生成し、比較回路CMP240の負入力端子に対して出力する。
電流源CS240(抵抗器R244)および外付けコンデンサC2は時定数回路240を構成する。時定数回路240のコンデンサC2の充電電圧はオペアンプOP240を介し、電圧信号VSCPとして比較回路CMP240の正入力端子、誤差アンプ部26およびアナログスイッチ部38に対して出力される。
【0025】
比較回路CMP240は、抵抗器R240,R242から入力される閾値電圧VTHSCP と、オペアンプOP240を介して入力されるコンデンサC2の充電電圧とを比較し、コンデンサC2の充電電圧が閾値電圧V THSCP よりも高い場合には論理値1を、コンデンサC2の充電電圧が閾値電圧VTHSCP よりも低い場合には論理値0を、制御信号OVRVTとしてシーケンス制御部3に対して出力する。
【0026】
FET(Q240)のドレインとソースとは、コンデンサC2の両端子間に接続されており、シーケンス制御部3からFET(Q240)のゲートに入力される制御信号DISCHGが論理値1の場合にはコンデンサC2の両端子間を短絡して電荷を放出させ(コンデンサC2をディスチャージし)、制御信号DISCHGが論理値0の場合にはコンデンサC2の両端子間を開放して充電させる。また、本回路においても、図3の回路と同様に、正電源電圧Vccの代わりに内部定電圧VREF を用いてもよい。
【0027】
誤差アンプ部26
図5は、図2に示した駆動部2の誤差アンプ部26の構成を示す図である。
図5に示すように、誤差アンプ部26は、誤差アンプ260〜264から構成される。誤差アンプ260〜264は同一構成であって、それぞれ2個の抵抗器(Rina〜Rinc,Rfa〜Rfc)、2個のアナログスイッチ〔AS(analog swich)260a,AS260b,AS262a,AS262b,AS264a,AS264b〕および1個のオペアンプ(OP260〜OP264)から構成される。
【0028】
誤差アンプ部26は、これらの構成部分により、ソフトスタート時には、SCP部24(図2,図4)のオペアンプOP240から入力される電圧信号VSCPと、分圧回路10(図1)から入力されるフィードバック信号IN1〜IN3との誤差を検出および増幅し、ソフトスタート終了後には、フィードバック信号IN1〜IN3を増幅して、エラー検出部28および比較回路32a〜32cに対して誤差信号VD1〜VD3として出力する。
【0029】
誤差アンプ部26の誤差アンプ260(262,264)において、アナログスイッチAS260a(AS262a,AS264a)は、制御信号CH1SOFT(CH2SOFT,CH3SOFT)が論理値1である場合に導通(オン)状態となり、電圧信号VSCPを通過させてオペアンプOP260(OP262,OP264)の非反転入力端子(+)に供給し、制御信号CH1SOFT(CH2SOFT,CH3SOFT)が論理値0である場合に非導通(オフ)状態となる。
【0030】
アナログスイッチAS260b(AS262b,AS264b)は、制御信号CH1SOFT(CH2SOFT,CH3SOFT)が論理値0である場合に導通(オン)状態となり、オペアンプOP260(OP262,OP264)の反転正入力端子をグラウンド電位(GND;0V)とし、制御信号CH1SOFT(CH2SOFT,CH3SOFT)が論理値1である場合に非導通(オフ)状態となる。
【0031】
抵抗器Rina,Rfa(Rinb,Rfb,Rinc,Rfc)およびオペアンプOP260(OP262,OP264)は反転増幅回路を構成し、制御信号CH1SOFT(CH2SOFT,CH3SOFT)が論理値0である場合(ソストスタート終了後)には、下式1−1(1−2,1−3)に示す誤差信号VD1(VD2,VD3)を比較回路32a(32b,32c)に対して出力し、制御信号CH1SOFT(CH2SOFT,CH3SOFT)が論理値1である場合(ソストスタート時)には、下式2−1(2−2,2−3)に示す誤差信号VD1(VD2,VD3)を比較回路32a(32b,32c)に対して出力する。
【0032】
【数1】
VD1=(−Rfa/Rina)×IN1 …(1−1)
VD2=(−Rfb/Rinb)×IN2 …(1−2)
VD3=(−Rfc/Rinc)×IN3 …(1−3)
【0033】
【数2】
VD1=(−Rfa/Rina)×(IN1−VSCP)+VSCP…(2−1)
VD2=(−Rfb/Rinb)×(IN2−VSCP)+VSCP…(2−2)
VD3=(−Rfc/Rinc)×(IN3−VSCP)+VSCP…(2−3)
【0034】
エラー検出部28
図6は、図2に示した駆動部2のエラー検出部28の構成を示す図である。
図6に示すように、エラー検出部28は、抵抗器R280,R282,R284,R286、比較回路CMP280,CMP282および論理和回路OR280から構成される。
エラー検出部28は、これらの構成部分により、誤差アンプ部26から入力される誤差信号VD1〜VD3が正常範囲内(閾値電圧VEH〜閾値電圧VEL)にあるか否かを検出し、誤差信号VD1〜VD3が正常範囲内にある場合にはエラー信号ERRを論理値とし、誤差信号VD1〜VD3が正常範囲内にない場合にはエラー信号ERRを論理値としてシーケンス制御部3に対して出力する。
【0035】
エラー検出部28において、正電源電圧VccとグラウンドGNDとの間に接続される抵抗器R280,R282および抵抗器R284,R286はそれぞれ分圧回路を構成し、正電源電圧Vccを分圧して閾値電圧VEH,VEL(VEH>VEL)を生成し、比較回路CMP280の負入力端子および比較回路CMP282の正入力端子に供給する。
【0036】
比較回路CMP280は、抵抗器R280と抵抗器R282との接続中点から入力される閾値電圧VEHと、誤差アンプ部26から入力される誤差信号VD1〜VD3とを比較し、誤差信号VD1〜VD3のいずれかが閾値電圧VEHよりも高い場合に出力信号を論理値1とし、誤差信号VD1〜VD3の全てが閾値電圧VEHよりも低い場合に出力信号を論理値0として論理和回路OR280に対して出力する。
【0037】
比較回路CMP282は、抵抗器R284と抵抗器R286との接続中点から入力される閾値電圧VEL と、誤差アンプ部26から入力される誤差信号VD1〜VD3とを比較し、誤差信号VD1〜VD3のいずれかが閾値電圧VELよりも低い場合に出力信号を論理値1とし、誤差信号VD1〜VD3の全てが閾値電圧VEL よりも高い場合に出力信号を論理値0として論理和回路OR280に対して出力する。
【0038】
論理和回路OR280は、比較回路CMP280,CMP282のいずれかの出力信号の論理値が1の場合にエラー信号ERRを論理値1とし、比較回路CMP280,CMP282の両方の出力信号の論理値が0の場合にエラー信号ERRを論理値0として出力する。
【0039】
シーケンス制御部3
図7は、図2に示した駆動部2のシーケンス制御部3の構成を示す図である。図7に示すように、シーケンス制御部3は、チャネルデコーダ回路300、CH1ソフトスタートラッチ回路302a、CH2ソフトスタートラッチ回路302b、CH3ソフトスタートラッチ回路302c、SCPモードラッチ回路304およびディスチャージ制御回路306から構成される。
【0040】
シーケンス制御部3は、これらの構成部分により、起動制御部22から入力されるタイミング信号CTRL−H,CTRL−L、SCP部24から入力される制御信号OVRVT、電源リセット回路44から入力される制御信号ENA3(リセット信号XRST)、および、エラー検出部28から入力されるエラー信号ERRから、制御信号CH1ENA〜CH3ENA,CH1SOFT〜CH3SOFT,DISCHGおよびタイミング信号SCPENAを生成し、駆動部2の各構成部分の動作を制御する。
【0041】
チャネルデコーダ回路300は、スイッチングレギュレータ1の電源が投入され、起動された場合に、CH1ソフトスタートラッチ回路302aに対するセット信号(SET)を活性化(論理値1に)し、リセット信号(RESET)を不活性化(論理値0に)して出力するとともに、このセット信号を制御信号CH1ENAとして駆動回路34a(図2)に対して出力する。
【0042】
また、チャネルデコーダ回路300は、起動制御部22から入力されるタイミング信号CTRL−Lが論理値1になった場合に、CH2ソフトスタートラッチ回路302bに対するセット信号を論理値1にし、リセット信号を論理値0にして出力するとともに、このセット信号を制御信号CH2ENAとして駆動回路34bに対して出力する。
【0043】
また、チャネルデコーダ回路300は、起動制御部22から入力されるタイミング信号CTRL−Hが論理値1になった場合に、CH3ソフトスタートラッチ回路302cに対するセット信号を論理値1にし、リセット信号を論理値0にして出力するとともに、このセット信号を制御信号CH3ENAとして駆動回路34cに対して出力する。
【0044】
また、チャネルデコーダ回路300は、SCP部24から入力される制御信号OVRVTが論理値1になった場合に、CH1ソフトスタートラッチ回路302a〜CH3ソフトスタートラッチ回路302cに対するリセット信号を論理値1にする。
また、チャネルデコーダ回路300は、スイッチングレギュレータ1が起動された場合、タイミング信号CTRL−H,CTRL−Lの少なくとも一方が論理値0の場合に、SCPモードラッチ回路304に対するセット信号を論理値0にし、リセット信号を論理値1にして出力する。また、チャネルデコーダ回路300は、タイミング信号CTRL−H,CTRL−Lが共に論理値1のときに、制御信号OVRVTが論理値1になると、SCPモードラッチ回路304に対するセット信号を論理値1にし、リセット信号を論理値0にして出力する。
【0045】
CH1ソフトスタートラッチ回路302a、CH2ソフトスタートラッチ回路302bおよびCH3ソフトスタートラッチ回路302cは、それぞれチャネルデコーダ回路300から入力されるセット信号(制御信号CH1ENA〜CH3ENA)が論理値1になった場合に出力信号を論理値1にし、リセット信号が論理値1になった場合に出力信号を論理値0にして、制御信号CH1SOFT1〜CH3SOFT3として誤差アンプ部26に対して出力する。
【0046】
SCPモードラッチ回路304は、チャネルデコーダ回路300から入力されるセット信号が論理値1になった場合に出力信号(タイミング信号SCPENA)を論理値1にし、リセット信号が論理値1になった場合にタイミング信号SCPENAを論理値0に(リセット)する。
【0047】
ディスチャージ制御回路306は、制御信号CH1SOFT〜CH3SOFTの少なくとも1つが論理値1になった場合、タイミング信号SCPENAが論理値1のときにエラー信号ERRが論理値0になった場合に、制御信号DISCHGを論理値0にしてSCP部24に対して出力する。上記以外のときには、制御信号DISCHGは論理値1である。
【0048】
アナログスイッチ部38
図8は、図2に示した駆動部2のアナログスイッチ部38の構成を示す図である。
図8に示すように、アナログスイッチ部38は、2個のアナログスイッチAS380,AS382から構成される。
アナログスイッチ部38は、これらの構成部分により、タイミング信号SCPENAが論理値1の場合にSCP部24から入力される電圧信号VSCPを、タイミング信号SCPENAが論理値0の場合にグラウンド電位(0V)を出力信号S38としてSCPエラーラッチ回路40に対して出力する。
【0049】
アナログスイッチAS380は、タイミング信号SCPENAが論理値0の場合に非導通状態となり、タイミング信号SCPENAが論理値1の場合に導通状態となって、SCP部24から入力される電圧信号VSCPを通過させ、出力信号S38としてSCPエラーラッチ回路40に対して出力する。
アナログスイッチAS382は、タイミング信号SCPENAが論理値1の場合に非導通状態となり、タイミング信号SCPENAが論理値0の場合に導通状態となって、グラウンド電位を出力信号S38としてSCPエラーラッチ回路40に対して出力する。
【0050】
SCPエラーラッチ回路40
再び図2を参照する。
SCPエラーラッチ回路40は、アナログスイッチ部38から入力される信号S38の電圧が所定の閾値電圧VTHSCP より高くなった場合に、制御信号ENA2を論理値0にし、信号S38の電圧が閾値電圧VTHSCP より低くなった場合に、制御信号ENA2を論理値1にして駆動回路34a〜34cに対して出力する。
【0051】
三角波発生回路42
三角波発生回路42は、三角波信号を生成して比較回路32a〜32cの正入力端子に対して出力する。
比較回路32a〜32c
比較回路32a〜32cは、それぞれ三角波発生回路42から入力される三角波信号と、誤差アンプ部26から入力される誤差信号VD1〜VD3とを比較してPWM信号を生成し、駆動回路34a〜34cに対してそれぞれ出力する。
【0052】
駆動回路34a〜34c
駆動回路34a〜34cは、それぞれシーケンス制御部3から入力される制御信号CH1ENA〜CH3ENA(ENA1)、SCPエラーラッチ回路40から入力される制御信号ENA2、および、電源電圧リセット回路44から入力される制御信号ENA3が論理値1である場合に、比較回路32a〜32cから入力されるPWM信号を駆動信号COUT1〜COUT3として出力回路12a〜12c(図1)に対して出力する。
【0053】
出力回路12a〜12c
図9は、図1に示した出力回路12a〜12cの構成を示す図である。
図9に示すように、出力回路12a〜12cは、それぞれスイッチングトランジスタQ120、平滑コンデンサC120,C122、インダクタL120およびダイオードD120から構成され、同一構成のステップダウンコンバータとして動作する。
出力回路12a〜12cは、これらの構成部分により、電圧VINの電力をスイッチングして電圧をステップダウンし、さらに整流および平滑化し、電圧VOUTの電力を負荷(図示せず)に供給する。なお、本実施形態では出力回路12a〜12cをステップダウン方式を例に説明しているが、出力回路をステップアップ方式やインバーティング方式としてもよい。
【0054】
スイッチングレギュレータ1の動作
以下、さらに図10を参照して、駆動部2に重点をおいて、スイッチングレギュレータ1の動作を説明する。
図10(A)〜(N)は、図2に示した駆動部2の各構成部分の動作タイミングを示すタイミングチャート図である。
【0055】
図10(A)に示すように、期間bの最初で電源が投入され、スイッチングレギュレータ1(図1)が起動されると、電源電圧リセット回路44は、図10(B)に示すように、制御信号ENA3(リセット信号XRST)を不活性化(論理値1)とし、駆動部2の各構成部分に動作を開始させる。なお、本図では制御信号ENA3は電源電圧と共に立ち上がっているが、実際の回路においては電源電圧が立ち上がって所定の期間が経過した時点で制御信号ENA3が立ち上がることとなる。
また、起動制御部22(図3)のコンデンサC1は、期間b〜期間fの間に徐々に充電され、電圧信号VCTRLが、図10(C)に示すように、徐々に上昇する。
【0056】
また、SCP部24(図4)のコンデンサC2は、期間bにおいて充電され、図10(D)に示すように、電圧信号VSCPが上昇する。
さらに、期間bの最初で、シーケンス制御部3(図7)のチャネルデコーダ回路300は、図10(H)に示すように、制御信号CH1ENAを論理値1とし、CH1ソフトスタートラッチ回路302aは、図10(I)に示すように制御信号CH1SOFTを論理値1にして、出力回路12aのソフトスタートを開始する。
【0057】
期間b(出力回路12aのソフトスタート中)の間、誤差アンプ部26の誤差アンプ260は、電圧信号VSCPと、分圧回路10により分圧された出力回路12aの出力電圧との誤差を検出および増幅し、誤差信号VD1として比較回路32aに対して出力する。
比較回路32aは、三角波発生回路42から入力される三角波信号と誤差信号VD1とを比較してPWM信号を生成し、駆動回路34aに対して出力する。
駆動回路34aは、比較回路32aから入力されるPWM信号により出力回路12aを駆動する。出力回路12aの出力電圧VOUTは、電圧信号VSCPに応じて徐々に上昇する。
【0058】
期間cの最初で、電圧信号VSCPが閾値電圧VTHSCP に達すると、SCP部24は、図10(E)に示すように、制御信号OVRVTを論理値1とし、CH1ソフトスタートラッチ回路302aは、制御信号CH1SOFT〔図10(I)〕を論理値0にして出力回路12aのソフトスタートを終了する。
ソフトスタートの終了後は、誤差アンプ部26の誤差アンプ260は、分圧回路10を介して入力される出力回路12aの出力電圧を増幅し、誤差信号VD1として出力する。
駆動回路34aは、比較回路32aから入力されるPWM信号により出力回路12aを駆動し、出力回路12aは、分圧回路10の分圧比によって規定される出力電圧VOUTの電力を負荷に供給する。
【0059】
シーケンス制御部3のディスチャージ制御回路306は、電圧信号VSCPが閾値電圧VTHSCP に達してから、電圧信号VCTRLが閾値電圧VTHL に達するまでの間、制御信号DISCHGを論理値1としてSCP部24のコンデンサC2を放電させ、電圧信号VSCPを0Vとする。
【0060】
期間dの最初で電圧信号VCTRLが閾値電圧VTHL に達すると、制御信号DISCHGが立ち下がり、シーケンス制御部3のチャネルデコーダ回路300は、図10(J)に示すように、制御信号CH2ENAを論理値1にし、CH2ソフトスタートラッチ回路302bは、図10(K)に示すように、制御信号CH2SOFTを論理値1にして、出力回路12bのソフトスタートを開始する。
【0061】
期間d(出力回路12bのソフトスタート中)の間、誤差アンプ部26の誤差アンプ262は、電圧信号VSCPと、分圧回路10により分割された出力回路12bの出力電圧との誤差を検出および増幅し、誤差信号VD2として比較回路32bに対して出力する。
比較回路32bは、三角波発生回路42から入力される三角波信号と誤差信号VD2とを比較してPWM信号を生成し、駆動回路34bに対して出力する。
駆動回路34bは、比較回路32bから入力されるPWM信号により出力回路12bを駆動する。出力回路12bの出力電圧VOUTは、電圧信号VSCPに応じて徐々に上昇する。
【0062】
期間eの最初で、電圧信号VSCPが閾値電圧VTHSCP に達すると、SCP部24は、制御信号OVRVTを論理値1とし、CH2ソフトスタートラッチ回路302bは、制御信号CH2SOFT〔図10(K)〕を論理値0にして出力回路12bのソフトスタートを終了する。
ソフトスタートの終了後は、誤差アンプ262は、分圧回路10を介して入力される出力回路12bの出力電圧を増幅し、誤差信号VD2として出力する。
駆動回路34bは、比較回路32bから入力されるPWM信号により出力回路12bを駆動し、出力回路12bは、分圧回路10の分圧比によって規定される出力電圧VOUTの電力を負荷に供給する。
【0063】
シーケンス制御部3のディスチャージ制御回路306は、電圧信号VSCPが閾値電圧VTHSCP に達してから、電圧信号VCTRLが閾値電圧VTHH に達するまでの間、制御信号DISCHGを論理値1としてSCP部24のコンデンサC2を放電させ、電圧信号VSCPを0Vとする。
【0064】
期間fの最初で電圧信号VCTRLが閾値電圧VTHH に達すると、制御信号DISCHGが立ち下がり、シーケンス制御部3のチャネルデコーダ回路300は、図10(L)に示すように、制御信号CH3ENAを論理値1にし、CH3ソフトスタートラッチ回路302cは、図10(M)に示すように、制御信号CH3SOFTを論理値1にして、出力回路12cのソフトスタートを開始する。
【0065】
期間f(出力回路12cのソフトスタート中)の間、誤差アンプ部26の誤差アンプ264は、電圧信号VSCPと、分圧回路10により分割された出力回路12cの出力電圧との誤差を検出および増幅し、誤差信号VD3として比較回路32cに対して出力する。
比較回路32cは、三角波発生回路42から入力される三角波信号と誤差信号VD3とを比較してPWM信号を生成し、駆動回路34cに対して出力する。
駆動回路34cは、比較回路32cから入力されるPWM信号により出力回路12cを駆動する。出力回路12cの出力電圧VOUTは、電圧信号VSCPに応じて徐々に上昇する。
【0066】
期間gの最初で、電圧信号VSCPが閾値電圧VTHSCP に達すると、SCP部24は、制御信号OVRVTを論理値1とし、CH3ソフトスタートラッチ回路302cは、制御信号CH3SOFT〔図10(M)〕を論理値0にして出力回路12cのソフトスタートを終了する。
ソフトスタートの終了後は、誤差アンプ264は、分圧回路10を介して入力される出力回路12cの出力電圧を増幅し、誤差信号VD3として出力する。
駆動回路34cは、比較回路32cから入力されるPWM信号により出力回路12cを駆動し、出力回路12cは、分圧回路10の分圧比によって規定される出力電圧VOUTの電力を負荷に供給する。
【0067】
電圧信号VSCP〔図10(D)〕が閾値電圧VTHSCP に達すると、シーケンス制御部3のディスチャージ制御回路306は、制御信号DISCHG〔図10(G)〕を論理値1としてSCP部24のコンデンサC2を放電させ、電圧信号VSCPを0Vとする。さらに、シーケンス制御部3のSCPモードラッチ回路304は、図10(N)に示すタイミング信号SCPENAを論理値1として、出力回路12a〜12cのいずれかの出力電圧が正常値以外となった場合に、出力回路12a〜12cの電力供給の全てを停止する保護動作〔ショートサーキットプロテクション(SCP)〕を開始する。
【0068】
例えば、期間gの範囲hにおいて、出力回路12a〜12cのいずれかの出力電圧が低下または上昇し、誤差信号VD1〜VD3の値が、図6に示した閾値電圧VEL〜閾値電圧VEHの範囲外になると、エラー検出部28は、エラー信号ERRを論理値1にする。
エラー信号ERRが論理値1となり、シーケンス制御部3のディスチャージ制御回路306(図7)が、制御信号DISCHGを論理値0にすると、SCP部24(図4)のコンデンサC2が充電され、電圧信号VSCP〔図10(D)〕が上昇する。
範囲hにおいては、出力回路12a〜12cのいずれかの出力電圧の異常は短時間で復旧し、電圧信号VSCPが閾値電圧VTHSCP に達しないので出力回路12a〜12cの電力供給は停止されない。
【0069】
さらに、例えば、期間gの範囲iにおいて、出力回路12a〜12cのいずれかの出力電圧が低下または上昇し、誤差信号VD1〜VD3の値が、図7に示した閾値電圧VEL〜閾値電圧VEHの範囲外になると、エラー検出部28は、エラー信号ERRを論理値1にする。
エラー信号ERRが論理値1となり、シーケンス制御部3のディスチャージ制御回路306(図7)が、制御信号DISCHGを論理値0にすると、SCP部24のコンデンサC2が充電され、電圧信号VSCP〔図10(D)〕が上昇する。
【0070】
範囲iにおいて、出力回路12a〜12cのいずれかの出力電圧の異常が長時間続き、電圧信号VSCPが閾値電圧VTHSCP に達すると、SCP部24は、制御信号OVRVTを論理値1とする。
SCP部24が制御信号OVRVTを論理値1とすると、シーケンス制御部3のチャネルデコーダ回路300(図7)は制御信号CH1ENA〜CH3ENA〔図10(I),(J),(L)〕を論理値0とする。
チャネルデコーダ回路300が制御信号CH1ENA〜CH3ENAを論理値0とすると、駆動回路34a〜34cは出力回路12a〜12cに対する駆動信号COUT1〜COUT3の供給を停止し、出力回路12a〜12cの電力供給が停止される。
【0071】
以上説明したように、スイッチングレギュレータ1においては、起動時に出力回路12a〜12cの出力電圧を次第に上昇させるソフトスタート機能、および、出力回路12a〜12cの出力電圧に異常が生じた場合に、出力回路12a〜12cによる電力供給を停止するショートサーキットプロテクション機能が実現されている。
従来、ソフトスタート機能の実現のためには、出力回路それぞれに時間設定用のコンデンサが必要とされ、サーキットプロテクション機能の実現のためにも、さらにもう1個の時間設定用のコンデンサが必要とされていた。従って、駆動回路を収容するICにも、これらのコンデンサ用の端子を設ける必要があった。
一方、駆動部2においては、ソフトスタート機能およびサーキットプロテクション機能の実現のための時間設定用コンデンサとをSCP部24のコンデンサC2に共通化したため、スイッチングレギュレータ1は、従来に比べて部品点数が少なくて済み、しかも、駆動部2を収容するICの端子数が少なくて済み、ピンネックも生じにくい。
【0072】
以下、本発明の変形例を説明する。
図11は、図1に示した本発明にかかる駆動部2の変形例(駆動部4)の構成を示す図である。
図12は、図11に示した駆動部4の誤差アンプ部50の構成を示す図である。
図13は、図11に示した駆動部4のアナログスイッチ部52の構成を示す図である。
【0073】
図11に示した駆動部4は、図2等に示した駆動部2の誤差アンプ部26(図5)を誤差アンプ部50に置換し、アナログスイッチ部38(図8)をアナログスイッチ部52に置換し、比較回路32a〜32cを比較回路54a〜54cに置換した構成になっている。
図12に示すように、駆動部4の誤差アンプ部50は、誤差アンプ部26からアナログスイッチを除いた構成をとる。
【0074】
図13に示すように、アナログスイッチ部52は8個のアナログスイッチ(AS520a〜AS520d,AS522a〜AS522d)から構成され、タイミング信号SCPENAの論理値に応じて、比較回路54a〜54cおよびSCPエラーラッチ回路40にグラウンド電位(0V)または電圧信号VSCPを供給する。
スイッチングレギュレータ1において、駆動部4および駆動部2は置換可能であり、全く同じ機能および性能を有している。
【0075】
図14は、図4に示したSCP部24の変形例(SCP部56)の構成を示す図である。
SCP部56は、SCP部24に加算回路560を加えた構成をとり、加算回路560は、オペアンプOP560、抵抗器R560,R562、および、電圧源から構成される。
加算回路560は、SCP部24が出力する電圧信号VSCP1とともに、電圧信号VSCP1に電圧源の出力電圧を加算した電圧信号VSCP2を出力する。
このように、SCP部24に加算回路560を付加することにより、電圧信号VSCPの電圧を調整することができる。
【0076】
図15は、図5に示した誤差アンプ部26の変形例(誤差アンプ部58)の構成を示す図である。
図15に示すように、誤差アンプ部58は、3個の誤差アンプ580〜584から構成され、誤差アンプ580〜584はそれぞれ、誤差アンプ260〜264に電圧源を加えた構成をとる。
このように、誤差アンプ部26の各誤差アンプに電圧源を付加することにより、誤差信号VD1〜VD3の電圧を調整することができる。
【0077】
本実施形態においては、出力回路12a〜12cの回路数を3個としたが、スイッチングレギュレータ1を適切に変形することにより、出力回路の回路数を任意とすることができる。
また、本実施形態においては、起動制御部22の時定数回路が発生する電圧信号VCTRLの電圧に応じて各出力回路をソフトスタートするように構成したが、例えば、外部から供給されるパルス信号を計数し、その計数値に応じて各出力回路をソフトスタートさせる方法といった他の方法をとることも可能である。
また、本実施形態においては、駆動部2をスイッチングレギュレータに応用したが、駆動部2は適切な変形により、シリーズレギュレータ等の他の電源装置にも応用可能である。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかる電源駆動装置によれば、複数の電源装置のソフトスタート回路の時定数回路(コンデンサ)を共通化することができる。また、本発明にかかる電源駆動装置によれば、複数の電源装置のソフトスタート回路の時定数回路を共通化することにより、複数のスイッチングトランジスタ駆動回路を組み込んだICの外付けコンデンサ用の端子を減らすことができ、そのピンネックを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる駆動部2を用いたスイッチングレギュレータ1の構成を例示する図である。
【図2】図1に示した本発明にかかる駆動部の構成を示す図である。
【図3】図2に示した駆動部の起動制御部の構成を示す図である。
【図4】図2に示した駆動部のSCP部の構成を示す図である。
【図5】図2に示した駆動部の誤差アンプ部の構成を示す図である。
【図6】図2に示した駆動部のエラー検出部の構成を示す図である。
【図7】図2に示した駆動部のシーケンス制御部の構成を示す図である。
【図8】図2に示した駆動部のアナログスイッチ部の構成を示す図である。
【図9】図1に示した出力回路の構成を示す図である。
【図10】(A)〜(N)は、図2に示した駆動部2の各構成部分の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図11】図1に示した本発明にかかる駆動部の変形例の構成を示す図である。
【図12】図11に示した駆動部の誤差アンプ部の構成を示す図である。
【図13】図11に示した駆動部のアナログスイッチ部の構成を示す図である。
【図14】図4に示したSCP部の変形例(SCP部)の構成を示す図である。
【図15】図5に示した誤差アンプ部の変形例の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…スイッチングレギュレータ
10…分圧回路
12a〜12c…出力回路
2,4…駆動部
22…起動制御部
24,56…SCP部
240…時定数回路
560…加算回路
26,50,58…誤差アンプ部
260〜264,584〜586…誤差アンプ
28…エラー検出部
32a〜32c,54a〜54c…比較回路
34a〜34c…駆動回路
38,52…アナログスイッチ部
40…SCPエラーラッチ回路
42…三角波発生回路
44…電源電圧リセット回路
3…シーケンス制御部
300…チャネルデコーダ回路
302a…CH1ソフトスタートラッチ回路
302b…CH2ソフトスタートラッチ回路
302c…CH3ソフトスタートラッチ回路
304…SCPモードラッチ回路

Claims (6)

  1. 複数の電源回路を駆動するための電源駆動装置であって、
    複数の電源回路のそれぞれの起動のタイミングを示すためのタイミング信号を生成するタイミング信号生成回路と
    記タイミング信号を入力して複数の電源回路にそれぞれ対応する複数の動作制御信号を生成する動作制御回路と、
    対応する電源回路の出力電圧のフィードバック信号と上記動作制御信号とを入力し、上記動作制御信号に応答して、初期動作モードのための第1の出力電圧制御信号または定常動作モードのための上記フィードバック信号に応じた第2の出力電圧制御信号をそれぞれ生成する複数の制御信号生成回路と、
    上記第1または第2の出力電圧制御信号に基づいて対応する電源回路をそれぞれ駆動する複数の駆動回路と、
    を有し、
    上記第1の出力電圧制御信号により電源回路の初期動作モードとしてのソフトスタート動作が制御され、上記第2の出力電圧制御信号により電源回路の定常動作モードが制御される、
    電源駆動装置。
  2. 所定の勾配で変化する電圧信号と当該電圧信号が所定の値に達したことを示す検知信号とを生成する第1の回路を有し、
    上記動作制御回路が、上記検知信号に応答して上記動作制御信号を変化させ、上記タイミング信号と上記検知信号とに応答して上記電圧信号を初期値にリセットするためのリセット信号を生成し、
    上記制御信号生成回路が、上記フィードバック信号と上記電圧信号とに応じた上記第1の出力電圧制御信号を生成する、
    請求項1に記載の電源駆動装置。
  3. 上記タイミング信号生成回路が、電源電圧によって充電される外付けの第1のコンデンサを有し、上記第1のコンデンサの充電電圧に応じて上記タイミング信号を生成する、
    請求項1または2に記載の電源駆動装置。
  4. 上記第1の回路が、電源電圧によって充電される外付けの第2のコンデンサと、上記リセット信号に応答して上記第2のコンデンサを放電するための放電回路とを有し、
    上記第2のコンデンサの充電電圧が上記電圧信号に対応する、
    請求項2または3に記載の電源駆動装置。
  5. 複数の電源回路のソフトスタート動作による起動が順次になされる、
    請求項1、2、3または4に記載の電源駆動装置。
  6. 複数の電源回路の出力電圧が所定の範囲にあるかを監視する監視回路を有し、電源回路の出力電圧が所定の範囲にない場合に電源回路の駆動を停止する、
    請求項1、2、3、4または5に記載の電源制御回路。
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