JP4026422B2 - 電源制御回路、多チャネル電源回路装置、及びソフトスタート回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数チャネルのスイッチング電源回路を制御し、スイッチング電源回路への突入電流を防ぐためのソフトスタート信号を生成する機能を備えた電源制御回路、この電源制御回路とスイッチング電源回路とを有する多チャネル電源回路装置、及びソフトスタート回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、PWM型のスイッチング電源回路の一例を示す回路図であって、1チャネル分の回路構成を示している。
【0003】
このスイッチング電源回路は、インダクタLとスイッチングトランジスタMの直列回路が直流入力電圧Vinと接地間に配置され、ダイオードDのアノードはインダクタLとスイッチングトランジスタMの接続点に接続されている。また、ダイオードDのカソードは、図示しない負荷が接続される出力端子に接続されるとともに、出力コンデンサCを介して接地され、負荷に出力電圧Voutを供給するDC/DCコンバータを構成している。
【0004】
図5は、従来のソフトスタート用のIC回路を示すブロック図である。
スイッチング電源回路を制御するためのIC回路は、電流源IによりコンデンサC1を充電する充電ブロック1、及びコンデンサC1の充電電圧Vaを基準三角波Striと比較する回路ブロック2とから構成される。回路ブロック2は、起動直後は徐々にスイッチングトランジスタMのオンデューティ(on duty)を広げていくソフトスタート回路を構成している。このソフトスタート回路は、コンパレータ3によって徐々に広がるスイッチングパルスを生成して、出力電圧を徐々に上昇(ソフトスタート)させている。
【0005】
スイッチング電源回路において、図5のソフトスタート回路は電源起動時に電源回路に発生する突入電流を防ぐために、スイッチングのためのパルス信号幅を徐々に広げてゆく回路である。ソフトスタート信号は、一般的には、コンデンサC1への充電電圧と基準三角波Striとをコンパレータ3で比較することによって生成される。
【0006】
なお、一般的には、充電ブロック1の電流源Iに代えて、抵抗により充電する回路構成とすることもある。
複数の出力チャネルがある場合に、それぞれの出力チャネルの起動タイミングを異ならせるために、図5の充電ブロック1及び回路ブロック2が出力チャネル数だけ必要となる。その場合に使用される外付けのコンデンサC1は、一般的に数nF〜数μFの大きさであり、IC回路に内蔵可能な数pF程度のコンデンサでは間に合わない。そのため、IC回路には外付け部品として複数のコンデンサが使用されることになる。そして、出力チャネル毎の電源起動のタイミングは、NchMOSFETQのスイッチを用いて制御され、コンデンサC1への充電開始時刻によって決定される。
【0007】
図6は、図5に示すソフトスタート回路の動作信号を示すタイミングチャートである。
図6において、コンパレータ3から方形波として出力されるソフトスタート信号SS1は、スイッチング電源回路におけるDC/DCコンバータのスイッチングトランジスタMに対して、制御信号CTとして供給される。充電ブロック1には、誤差増幅器等からDC/DCコンバータの出力電圧と、その基準値との差に基づくフィードバック信号が与えられ、それに応じてDC/DCコンバータに適した制御信号(デューティ信号)CTが出力される。このようなデューティ信号をスイッチングトランジスタMに与えてオンオフ制御することで、DC/DCコンバータの出力電圧Voutが所定の電圧値にレギュレートできる。
【0008】
ソフトスタート回路のない通常のPWM型のスイッチング電源回路のみでは、時刻t0で電源が起動した直後は出力電圧が不足しているため、スイッチング電源回路には最大デューティの信号が供給される。しかし、電源起動直後では出力コンデンサCが未充電であるため、見かけ上、出力電流は短絡状態とほぼ等価となり、インダクタLに流れる電流は際限なく大きくなる。したがって、出力電圧が規定の値に達するまで、インダクタLには大電流が流れ、インダクタLやスイッチングトランジスタMの破壊に至るおそれがある。そこで、ソフトスタート回路によってオン幅を徐々に広げていくことによって、インダクタLに流れる電流を徐々に増加させることによって、出力コンデンサCも徐々に充電され、規定の出力電圧に達することができる。なお、コンデンサ充電電圧Vaが基準三角波Striの電圧下限値VLに到達するまでの時間(時刻t0からt1まで)が、ソフトスタート信号の遅延期間となる。
【0009】
さて、複数の出力チャネルを持つスイッチング電源回路において、出力チャネルの起動タイミングが異なりソフトスタート回路を共用できない場合は、それぞれの出力チャネルに対応したソフトスタート回路が必要となる。したがって、IC回路の充電ブロック1と回路ブロック2の外部にコンデンサC1を設けるために、出力チャネル数だけコンデンサC1を接続するためのソフトスタート設定端子4が必要になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このように大規模な電源回路装置になると出力チャネルが増加して、図5に示すIC回路のソフトスタート設定端子数が増加するだけでなく、コンデンサ等の部品点数も増大する。したがって、従来の多チャネル電源回路装置では、電源用IC回路、及び電源回路装置自体の小型化、低コスト化に限界があった。
【0011】
また、ソフトスタート回路において、コンデンサ充電電圧Vaと基準三角波Striとをコンパレータ3に通すことによってソフトスタート信号を生成する場合に、コンデンサ充電電圧Vaが基準三角波Striの電圧下限値VLに到達するまでソフトスタート信号は発生しない。したがって、特定の電源チャネルに起動をかけてから所定の遅延期間が発生して、その遅延期間が実際のソフトスタート信号発生期間に比べて同程度、若しくは長くなってしまうという問題もあった。
【0012】
この発明の目的は、ソフトスタート信号を出力してスイッチング電源回路を起動させるタイミングをチャネル毎に設定することが可能であり、なおかつ、小型で低コストの電源制御回路、多チャネル電源回路装置、及びソフトスタート回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、複数チャネルのスイッチング電源回路を制御する電源制御回路が提供される。この電源制御回路は、所定の発振周期で基本パルスを生成する1つの発振器と、1つのチャネルに対応する前記スイッチング電源回路毎に設けられ、チャネル毎に入力される起動信号に応じて、前記スイッチング電源回路への突入電流を防ぐためのソフトスタート信号の生成を開始するソフトスタート回路と、を有し、前記ソフトスタート回路はそれぞれ、対応する前記起動信号が入力されると、前記発振器から出力される前記基本パルスの計数を開始して、複数ビットのディジタル信号を生成するカウンタ回路と、前記カウンタ回路でカウントアップされたディジタル信号に基づいて、逐次に増加するアナログ信号を出力するDAコンバータと、前記DAコンバータのアナログ信号が基準三角波に対する比較信号として供給され、徐々に上昇する比較出力によって前記ソフトスタート信号を生成する比較回路とを備えて構成される。
【0015】
このような電源制御回路では、1つのチャネルに対応するスイッチング電源回路毎に、それぞれソフトスタート回路が設けられ、各ソフトスタート回路は、チャネル毎に入力される起動信号に応じて、ソフトスタート信号の生成を開始する。また、各ソフトスタート回路は、共通の発振器からの基本パルスの入力を受けて動作する。各ソフトスタート回路において、カウンタ回路は、対応する起動信号が入力されると、発振器から出力される基本パルスの計数を開始して、複数ビットのディジタル信号を生成する。DAコンバータは、カウンタ回路でカウントアップされたディジタル信号に基づいて、逐次に増加するアナログ信号を出力する。比較回路は、DAコンバータのアナログ信号を基準三角波に対する比較信号として受け付け、徐々に上昇する比較出力によってソフトスタート信号を生成する。
【0016】
また、この発明では、複数チャネルのスイッチング電源回路を有する多チャネル電源回路装置が提供される。この多チャネル電源回路装置は、所定の発振周期で基本パルスを生成する1つの発振器と、1つのチャネルに対応する前記スイッチング電源回路毎に設けられ、チャネル毎に入力される起動信号に応じて、前記スイッチング電源回路への突入電流を防ぐためのソフトスタート信号の生成を開始するソフトスタート回路と、を有し、前記ソフトスタート回路はそれぞれ、対応する前記起動信号が入力されると、前記発振器から出力される前記基本パルスの計数を開始して、複数ビットのディジタル信号を生成するカウンタ回路と、前記カウンタ回路でカウントアップされたディジタル信号に基づいて、逐次に増加するアナログ信号を出力するDAコンバータと、前記DAコンバータのアナログ信号が基準三角波に対する比較信号として供給され、徐々に上昇する比較出力によって前記ソフトスタート信号を生成する比較回路とを備えて構成される。
【0017】
このような多チャネル電源回路装置では、1つのチャネルに対応するスイッチング電源回路毎に、それぞれソフトスタート回路が設けられ、各ソフトスタート回路は、チャネル毎に入力される起動信号に応じて、ソフトスタート信号の生成を開始する。また、各ソフトスタート回路は、共通の発振器からの基本パルスの入力を受けて動作する。各ソフトスタート回路において、カウンタ回路は、対応する起動信号が入力されると、発振器から出力される基本パルスの計数を開始して、複数ビットのディジタル信号を生成する。DAコンバータは、カウンタ回路でカウントアップされたディジタル信号に基づいて、逐次に増加するアナログ信号を出力する。比較回路は、DAコンバータのアナログ信号を基準三角波に対する比較信号として受け付け、徐々に上昇する比較出力によってソフトスタート信号を生成する。
【0018】
さらに、この発明では、スイッチング電源回路への突入電流を防ぐためのソフトスタート信号を生成するソフトスタート回路が提供される。このソフトスタート回路は、1チャネル以上の前記スイッチング電源回路に対して共通に設けられた発振器からの基本パルスをカウントするカウンタ回路であって、1つのチャネルに対応する起動信号が入力されると、前記発振器からの前記基本パルスの計数を開始して、複数ビットのディジタル信号を生成するカウンタ回路と、前記カウンタ回路でカウントアップされたディジタル信号に基づいて、逐次に増加するアナログ信号を出力するDAコンバータと、前記DAコンバータのアナログ信号が基準三角波に対する比較信号として供給され、徐々に上昇する比較出力によって、1つのチャネルに対応する前記ソフトスタート信号を生成する比較回路とを備えて構成されている。
【0019】
このようなソフトスタート回路は、1チャネル以上のスイッチング電源回路に対して共通に設けられた発振器からの基本パルスの入力を受けて動作するとともに、チャネル毎に入力される起動信号に応じて、1チャネルに対応するソフトスタート信号の生成を開始する。このソフトスタート回路において、カウンタ回路は、対応する起動信号が入力されると、発振器から出力される基本パルスの計数を開始して、複数ビットのディジタル信号を生成する。DAコンバータは、カウンタ回路でカウントアップされたディジタル信号に基づいて、逐次に増加するアナログ信号を出力する。比較回路は、DAコンバータのアナログ信号を基準三角波に対する比較信号として受け付け、徐々に上昇する比較出力によってソフトスタート信号を生成する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、この発明の電源制御集積回路の構成を示す回路図である。
【0021】
図において、10は基本パルスPbpを生成する発振器である。この発振器10は、4チャネルのソフトスタート信号生成ブロック20に対して、共通に使用されるソフトスタート機能専用の発振器として設けられている。
【0022】
この発振器10は、ソフトスタート設定端子30に接続した抵抗Rdの抵抗値に応じた発振周期で基本パルスPbpを生成する。この基本パルスPbpは、後に説明するように発振周期Tbpの矩形パルスである。
【0023】
ソフトスタート信号生成ブロック20は、それぞれカウンタ回路21、ラッチ回路22、DAコンバータ23、比較回路24、及びオアゲート25から構成される4チャネルのソフトスタート回路CH.1〜CH.4を含んでいる。これらソフトスタート回路CH.1〜CH.4には、いずれも発振器10により生成される基本パルスPbpが共通に供給されている。なお、図1では、ソフトスタート回路CH.1のみについて全体構成を図示し、残りのソフトスタート回路CH.2〜CH.4はカウンタ回路21以外を省略している。
【0024】
ソフトスタート回路CH.1は、図4に示すようなPWM型のスイッチング電源回路に接続され、突入電流を防ぐためのソフトスタート信号SS1が生成される。同様に、ソフトスタート回路CH.2〜CH.4では、それぞれに接続されたスイッチング電源回路への突入電流を防ぐためのソフトスタート信号SS2〜SS4が生成される。
【0025】
この場合に、4チャネルのスイッチング電源回路を起動するタイミングは、それぞれのコントロール信号CNT1〜CNT4(起動信号)によって決定され、ソフトスタート信号生成ブロック20と共通に接続された発振器10が、その基本パルスPbpの発振周期によってソフトスタート信号SS1〜SS4の生成期間を規定することになる。すなわち、この電源制御集積回路は、ソフトスタート信号生成ブロック20の各ソフトスタート回路CH.1〜CH.4に入力されるそれぞれのコントロール信号CNT1〜CNT4によって、複数チャネル(ここでは、チャネルCH.1〜CH.4)のスイッチング電源回路の起動タイミングを決定できる多チャネル電源回路装置を構成するものである。
【0026】
つぎに、ソフトスタート回路CH.1を例に、電源制御集積回路の単一チャネルの構成について説明する。
カウンタ回路21は、発振器10から基本パルスPbpが入力され、そのパルス数を計数することによって、4ビットのディジタル信号S1〜S4をカウントアップするものである。コントロール信号CNT1はカウンタ回路21のリセット信号として供給され、コントロール信号CNT1が入力されてソフトスタート回路CH.1の起動がかかると、カウンタ回路21のリセットが解除されて、基本パルスPbpの計数動作が始まるように構成されている。図1に示すカウンタ回路21は、4ビット出力(S1〜S4)としているが、任意の複数ビット出力のカウンタ回路が使用できる。
【0027】
ラッチ回路22は、コントロール信号CNT1とカウンタ回路21のディジタル信号S1〜S4のうち最上位ビット信号S4がそれぞれリセット信号、データラッチ用クロックとして供給される。コントロール信号CNTが入力されてソフトスタート回路CH.1の起動がかかると、ラッチ回路22のリセットが解除される。また、最上位ビット信号S4の立ち下がりエッジ(1から0に変わるタイミング)に同期して入力“H”(論理値1)をラッチし、ソフトスタート完了信号SF1を“H”とするものである。
【0028】
図1では、最上位ビットは4ビット目のディジタル信号S4であるが、5ビット出力のカウンタ回路を使用した場合には、ディジタル信号S5に同期したソフトスタート完了信号を出力する必要がある。
【0029】
DAコンバータ23は、カウンタ回路21からディジタル信号S1〜S4が入力され、16段階に抵抗分圧されたアナログ信号Vsに変換して出力するものである。このアナログ信号Vsを16段階に抵抗分圧するために、16の抵抗R1〜R16の直列抵抗回路が用いられる。DAコンバータ23から出力されるアナログ信号Vsは、4ビットのディジタル信号S1〜S4に応じて順次1段階ずつ切り替えられ、直列抵抗回路から抵抗分圧された16(=24)段階の電圧値に対応して、逐次に上昇する電圧信号として出力される。なお、このDAコンバータ23では、ディジタル信号S1〜S4の最小値に対応するアナログ信号Vsの大きさが、電源制御集積回路の外部から各チャネルのソフトスタート回路CH.1〜CH.4に共通に供給される基準三角波Striの電圧下限値VLと等しく設定されている。
【0030】
比較回路24は、DAコンバータ23のアナログ信号Vsが基準三角波Striに対する比較信号として供給され、その比較出力Soutはオアゲート25を介してソフトスタート信号SS1として出力され、図4に示すスイッチング電源回路への指令電圧となる。
【0031】
オアゲート25は、カウンタ回路21の最上位ビットS4の立ち下がりエッジに同期したソフトスタート完了信号SF1と、比較回路24の比較出力Soutとが入力され、論理和演算するものである。このオアゲート25では、一度ソフトスタート信号SS1によりスイッチング電源回路の起動が完了した時点で、ソフトスタート信号SS1として比較回路24の比較出力Soutを禁止して、ソフトスタート回路CH.1からソフトスタート完了信号SF1を出力するようにしている。
【0032】
図2、図3は、いずれも図1の電源制御集積回路の動作を示すタイミングチャートである。図2(a)と図3(a)には、時刻t0でHレベルに切り替わるコントロール信号CNT1を示す。
【0033】
図2(b)には、カウンタ回路21の入出力信号である基本パルスSbp、及びディジタル信号S1〜S4を示す。同図(c)には、比較回路24の入出力信号であるアナログ信号Vsと基準三角波Striとを示す。
【0034】
図3(b)には、ラッチ回路22の入力信号であるディジタル信号S4を示す。同図(c)では同じアナログ信号Vsと基準三角波Striとが、ソフトスタート起動終了後にも入力している状態を示している。同図(d)には、ソフトスタート完了信号SF1を示し、同図(e)には、ソフトスタート信号SS1を示す。
【0035】
図2(b)に示す基本パルスSbpは、4チャネルのソフトスタート回路CH.1〜CH.4それぞれのカウンタ回路21に入力される。コントロール信号CNT1はカウンタ回路21のリセット信号になっているので、起動がかかるとカウンタ回路21のリセット状態が解除される。したがって、計数動作が始まって、DAコンバータ23にディジタル信号S1〜S4が出力される。カウンタ回路21では、基本パルスSbpの入力にともなって二進数で力ウントを続けてゆく。この4ビット出力がDAコンバータ23に入力することによって、図2(c)に示すように、4ビットの二進数に応じて順次1段階ずつ抵抗分圧の電圧を切り替えたアナログ信号Vsの電圧が、DAコンバータ23から比較回路24に次第に上昇しながら出力される。ここでは、アナログ信号Vsの初期状態電圧が基準三角波Striの電圧下限値VLに等しく設定されているので、コントロール信号CNT1による起動後ソフトスタート信号SS1が発生するまでの遅延時間は、従来の図6に示したものと比べて、大幅に削減されている。
【0036】
図3(e)には、アナログ信号Vsが比較回路24に入力され、基準三角波Striと比較されたときに出力されるソフトスタート信号SS1を示す。このソフトスタート信号SS1は、時間とともに徐々にスイッチング幅が広がって、時刻t2以降ではハイレベルH側へ固定される。
【0037】
なお、カウンタ回路21が最上位ビットまでカウントを終えても基本パルスSbpは供給されつづけるために、カウンタ回路21では計数値が最初に戻って計数を繰り返すことになる。ここでは、DAコンバータ23のアナログ信号Vsを基準三角波Striと比較回路24で繰り返し比較している。そこで、カウンタ回路21の最上位ビット信号S4の立ち下がりエッジをラッチ回路22でラッチすることにより、図3(d)に示すようなソフトスタート起動完了信号SF1を生成して、一度ソフトスタートの起動が完了した時点でソフトスタート信号SS1をH側へ固定している。
【0038】
以上の電源制御集積回路では、4チャネルでソフトスタートが必要な場合について説明したが、外付け部品としてはチャネル数にかかわらずソフトスタート設定端子30に接続する抵抗Rdのみで、ソフトスタート信号生成ブロック20にソフトスタート回路を必要なチャネル数だけ配置することが可能である。
【0039】
また、カウンタ回路21ではビット数を任意に選ぶことができ、一般にnビットとした場合に設定可能な抵抗分圧は2n段階である。
さらに、ソフトスタート回路へコントロール信号を投入する時刻t0から、ソフトスター卜起動完了t2までの時間は、Tbp×2nのように計算できる。DAコンバータ23では、1段階あたりの移行時間はTbpであって、1段階あたりのスイッチングパルスのオンデューティは、VDA/(2n×ΔVosc)のように計算される。なお、ΔVDAはDAコンバータ23の抵抗分圧点の最大値と最小値の差電圧、ΔVoscは基準三角波Striの振幅電圧である。
【0040】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明の電源制御回路によれば、チャネル毎に設けられたソフトスタート回路のそれぞれにおいて、起動信号の入力に応じて基本パルスの計数を開始することでソフトスタート信号の生成を開始する構成としたことで、スイッチング電源回路を起動させるタイミングをチャネル毎に設定することが可能となる。また、各ソフトスタート回路に対して共通の発振器からの基本パルスを供給する構成としたことで、この電源制御回路を含む装置全体の回路規模が抑制されるので、チャネル数が増加すればするほど、装置全体の小型化、低コストの効果があらわれる。
【0041】
また、この発明の多チャネル電源回路装置によれば、チャネル毎に設けられたソフトスタート回路のそれぞれにおいて、起動信号の入力に応じて基本パルスの計数を開始することでソフトスタート信号の生成を開始する構成としたことで、スイッチング電源回路を起動させるタイミングをチャネル毎に設定することが可能となる。また、各ソフトスタート回路に対して共通の発振器からの基本パルスを供給する構成としたことで、多チャネル電源回路装置全体の回路規模が抑制されるので、チャネル数が増加すればするほど、装置全体の小型化、低コストの効果があらわれる。
【0042】
また、この発明のソフトスタート回路によれば、チャネル毎に入力される起動信号の入力に応じて基本パルスの計数を開始することで、ソフトスタート信号の生成を開始する構成としたので、このソフトスタート回路をチャネル毎に設けることで、スイッチング電源回路を起動させるタイミングをチャネル毎に設定することが可能となる。また、各チャネルに対して共通の発振器からの基本パルスを受けて動作する構成としたことで、このソフトスタート回路を含む装置全体の回路規模が抑制されるので、チャネル数が増加すればするほど、装置全体の小型化、低コストの効果があらわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電源制御集積回路の構成を示す回路図である。
【図2】図1の電源制御集積回路の動作を示すタイミング図である。
【図3】図1の電源制御集積回路の動作を示すタイミング図である。
【図4】PWM型のスイッチング電源回路の一例を示す回路構成図である。
【図5】従来のソフトスタート用のIC回路を示すブロック図である。
【図6】図5のソフトスタート用のIC回路の動作信号を示すタイミング図である。
【符号の説明】
10 発振器
20 ソフトスタート信号生成ブロック
CH.1〜CH.4 ソフトスタート回路
21 カウンタ回路
22 ラッチ回路
23 DAコンバータ
24 比較回路
25 オアゲート
30 ソフトスタート設定端子
Rd 抵抗
CNT1〜CNT4 コントロール信号
S1〜S4 ディジタル信号
Sout 比較出力
SS1〜SS4 ソフトスタート信号
Pbp 基本パルス
Vs アナログ信号
Stri 基準三角波
Claims (7)
- 複数チャネルのスイッチング電源回路を制御する電源制御回路において、
所定の発振周期で基本パルスを生成する1つの発振器と、
1つのチャネルに対応する前記スイッチング電源回路毎に設けられ、チャネル毎に入力される起動信号に応じて、前記スイッチング電源回路への突入電流を防ぐためのソフトスタート信号の生成を開始するソフトスタート回路と、
を有し、
前記ソフトスタート回路はそれぞれ、
対応する前記起動信号が入力されると、前記発振器から出力される前記基本パルスの計数を開始して、複数ビットのディジタル信号を生成するカウンタ回路と、
前記カウンタ回路でカウントアップされたディジタル信号に基づいて、逐次に増加するアナログ信号を出力するDAコンバータと、
前記DAコンバータのアナログ信号が基準三角波に対する比較信号として供給され、徐々に上昇する比較出力によって前記ソフトスタート信号を生成する比較回路と、
を備えたことを特徴とする電源制御回路。 - 前記起動信号によって前記カウンタ回路からのディジタル信号のうち最上位ビットが1から0に変わるタイミングでデータ1をラッチするラッチ回路と、
前記ラッチ回路の出力と前記比較回路の比較出力との間で論理和演算することによって前記ソフトスタート信号を出力するゲート回路と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の電源制御回路。 - 前記DAコンバータでは、入力されるディジタル信号の最小値に対応するアナログ信号の大きさが、前記基準三角波の電圧下限値と等しく設定され、前記カウンタ回路の計数開始直後から、前記比較回路により前記ソフトスタート信号が生成されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の電源制御回路。
- 抵抗器を接続するためのソフトスタート設定端子を備え、
前記発振器は、前記ソフトスタート設定端子に接続された前記抵抗器の抵抗値に応じた発振周期で、前記基本パルスを生成することを特徴とする請求項1記載の電源制御回路。 - 複数チャネルのスイッチング電源回路を有する多チャネル電源回路装置において、
所定の発振周期で基本パルスを生成する1つの発振器と、
1つのチャネルに対応する前記スイッチング電源回路毎に設けられ、チャネル毎に入力される起動信号に応じて、前記スイッチング電源回路への突入電流を防ぐためのソフトスタート信号の生成を開始するソフトスタート回路と、
を有し、
前記ソフトスタート回路はそれぞれ、
対応する前記起動信号が入力されると、前記発振器から出力される前記基本パルスの計数を開始して、複数ビットのディジタル信号を生成するカウンタ回路と、
前記カウンタ回路でカウントアップされたディジタル信号に基づいて、逐次に増加するアナログ信号を出力するDAコンバータと、
前記DAコンバータのアナログ信号が基準三角波に対する比較信号として供給され、徐々に上昇する比較出力によって前記ソフトスタート信号を生成する比較回路と、
を備えたことを特徴とする多チャネル電源回路装置。 - スイッチング電源回路への突入電流を防ぐためのソフトスタート信号を生成するソフトスタート回路において、
1チャネル以上の前記スイッチング電源回路に対して共通に設けられた発振器からの基本パルスをカウントするカウンタ回路であって、1つのチャネルに対応する起動信号が入力されると、前記発振器からの前記基本パルスの計数を開始して、複数ビットのディジタル信号を生成するカウンタ回路と、
前記カウンタ回路でカウントアップされたディジタル信号に基づいて、逐次に増加するアナログ信号を出力するDAコンバータと、
前記DAコンバータのアナログ信号が基準三角波に対する比較信号として供給され、徐々に上昇する比較出力によって、1つのチャネルに対応する前記ソフトスタート信号を生成する比較回路と、
を備えたことを特徴とするソフトスタート回路。 - 前記カウンタ回路、前記DAコンバータ、および前記比較回路をそれぞれ含み、それぞれ個別の前記起動信号の入力を受ける1チャネル分の回路ブロックを、複数チャネル分だけ備え、共通の前記発振器からの前記基本パルスの入力を受けて動作することを特徴とする請求項6記載のソフトスタート回路。
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