JP2899967B1 - クロノグラフ時計の発停レバーばね - Google Patents

クロノグラフ時計の発停レバーばね

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JP2899967B1
JP2899967B1 JP161698A JP161698A JP2899967B1 JP 2899967 B1 JP2899967 B1 JP 2899967B1 JP 161698 A JP161698 A JP 161698A JP 161698 A JP161698 A JP 161698A JP 2899967 B1 JP2899967 B1 JP 2899967B1
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Abstract

【要約】 【課題】 クロノグラフ時計の耐衝撃性を高めること。 【解決手段】 足部2、2の先端に、発停レバー51な
どの上部に引っ掛ける鍵状の上突起部4、4を設け、足
部2、2の端部に、発停レバー51などの下部に引っ掛
ける下突起部5、5を設ける。係る構成では、クロノグ
ラフ時計に衝撃が加わっても、前記上突起部4、4、下
突起部5、5によって足部2、2が発停レバー51の上
面および下面に掛止してあるから、足部2、2が上下方
向に拘束され外れることがない。このため、クロノグラ
フ時計の耐衝撃性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クロノグラフ時
計の発停レバーばねに関し、更に詳しくは、形状に工夫
を凝らして衝撃などの外力に強くしたクロノグラフ時計
の発停レバーばねに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のクロノグラフ時計の発停
レバーばねを示す斜視図である。この発停レバーばね5
00は、固定部1から延出した2本の足部2、2を持
つ。足部2、2の先端には、係止部3、3が垂設されて
いる。固定部1は、ねじ穴6を有する。図6は、図5に
示した発停レバーばねの使用状態を示す説明図である。
この発停レバーばね500は、足部2、2のばね力によ
って発停レバー51および停止レバー52を付勢する。
固定部1は、復針伝達レバー53と共に伝え受54にね
じ7で固定されている。ユーザが、発停ボタン(図示省
略)を押しても、この発停レバーばね500のばね力に
よって前記発停レバー51および停止レバー52が付勢
されているので、押した発停ボタンがもとの位置に戻
る。なお、クロノグラフ機構のその他の構成は、当業者
に周知であり、この発明の説明上不都合でないので省略
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のクロノグラ
フ時計の発停レバーばね500では、図6に示したよう
に、発停レバーばね500の係止部3、3が、発停レバ
ー51および停止レバー52に対する付勢方向のみで係
止している。クロノグラフ時計は通常の中三針時計より
も過酷な条件で使用されることが多い。このため、クロ
ノグラフ時計は衝撃などに強い方が好ましいが、上記従
来の発停レバーばね500の構造だと、衝撃その他の外
力によって係止部3、3が上下方向(足部2、2に対す
る垂直方向)に振れて前記発停レバー51などから外れ
るおそれがあるという問題点があった。
【0004】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、衝撃などの外力に強いクロノグラフ時
計の発停レバーばねを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に係るクロノグラフ時計の発停レバーば
ねは、クロノグラフ時計の発停機構を構成し、2本の足
部を持ちその各足部の端部を発停レバーおよび停止レバ
ーに係止して当該足部のばね力により前記発停レバーお
よび停止レバーを所定方向に付勢する発停レバーばねに
おいて、前記足部の端部に、前記発停レバーおよび停止
レバーと上または下方向に掛止する掛止部を設けた。
【0006】このように、足部端部に設けた掛止部を発
停レバーなどに引っ掛け、足部の上または下方向の振れ
を拘束するようにすれば、衝撃振動などが加わっても、
前記上または下方向の振れにより発停レバーばねが発停
レバーなどから外れることがない。
【0007】また、請求項2に係るクロノグラフ時計の
発停レバーばねは、クロノグラフ時計の発停機構を構成
し、2本の足部を持ちその各足部の端部を発停レバーお
よび停止レバーに係止して当該足部のばね力により前記
発停レバーおよび停止レバーを所定方向に付勢する発停
レバーばねにおいて、前記足部の端部に、前記発停レバ
ーおよび停止レバーと上下方向に掛止する鍵状の突起か
らなる掛止部を設けたものである。
【0008】このように、鍵状の掛止部を発停レバーな
どに引っ掛ければ、足部の上下方向の振れを防止でき
る。このため、衝撃振動などによって発停レバーばねが
発停レバーなどから外れることがない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。 (実施の形態1)図1は、この発明の実施の形態1に係
る発停レバーばねを示す斜視図である。
【0010】この発停レバーばね100は、固定部1か
ら延出した2本の足部2、2を持つ。足部2、2の先端
には、係止部3、3が垂設されている。係止部3、3に
は、発停レバーなどの上部に引っ掛ける鍵状の上突起部
4、4が設けてある。上突起部4、4は、曲げ加工によ
り成形する。また、足部2、2の端部には、発停レバー
などの下部に引っ掛ける下突起部5、5が設けてある。
下突起部5、5は、プレス加工により足部2、2と共に
一体形成する。また、固定部1は、ねじ穴6を有する。
【0011】図2は、図1に示した発停レバーばね10
0の使用状態を示す説明図である。この発停レバーばね
100は、その足部2、2の上突起部4、4が、発停レ
バー51および停止レバー52の上面に引っ掛かり、下
突起部5、5が、発停レバー51および停止レバー52
の下面に引っ掛かっている。この発停レバーばね100
は、足部2、2のばね力によって発停レバー51および
停止レバー52を付勢する。固定部1は、復針伝達レバ
ー53と共に伝え受54にねじ7で固定されている。ユ
ーザが、発停ボタン(図示省略)を押しても、この発停
レバーばね100のばね力によって前記発停レバー51
および停止レバー52が付勢されているので、押した発
停ボタンがもとの位置に戻る。
【0012】また、クロノグラフ時計に衝撃が加わって
も、前記上突起部4、4、下突起部5、5によって足部
2、2が発停レバー51の上面および下面に掛止してあ
るから、足部2、2が上下方向に拘束され外れることが
ない。このため、クロノグラフ時計の耐衝撃性が向上す
る。
【0013】(実施の形態2)図3は、この発明の実施
の形態2に係る発停レバーばねを示す斜視図である。こ
の発停レバーばね200は、固定部1から延出した2本
の足部2、2を持つ。足部2、2の先端には、U形状の
掛止部23が設けてある。掛止部23は、曲げ加工によ
り成形する。また、固定部1は、ねじ穴6を有する。ク
ロノグラフ時計を組み立てるにあたっては、掛止部23
のU溝内に発停レバーおよび停止レバーを挿入し、図2
に示した場合と略同様に足部2、2の上下方向の移動を
拘束する。また、掛止部23は、先端をT形状にプレス
成形した後、頭部一端を折り曲げてU形状に成形する。
この発停レバーばね200によれば、クロノグラフ時計
に衝撃が加わっても、前記U形状の掛止部23によって
発停レバーの上面および下面を掛止しているから、足部
2、2が上下方向に拘束され外れることがない。
【0014】このため、クロノグラフ時計の耐衝撃性が
向上する。
【0015】(実施の形態3)図4は、この発明の実施
の形態3に係る発停レバーばねを示す斜視図である。こ
の発停レバーばね300は、実施の形態1の下突起部
5、5を省略したものである。すなわち、この発停レバ
ーばね300は、固定部1から延出した2本の足部2、
2を持つ。足部2、2の先端には、係止部3、3が垂設
されている。係止部3、3には、発停レバーなどの上部
に引っ掛ける鍵状の上突起部4、4が設けてある。突起
部4、4は、曲げ加工により成形する。また、固定部1
は、ねじ穴6を有する。クロノグラフ時計を組み立てる
にあたっては、上突起部4、4を図2の場合と略同様に
発停レバーおよび停止レバーの上部に引っ掛け、足部
2、2の上方向の移動を拘束する。この発停レバーばね
300によれば、クロノグラフ時計に衝撃が加わって
も、前記上突起部4、4によって発停レバーの上面を掛
止しているから、足部2、2が上方向に拘束され外れる
ことがない。このため、クロノグラフ時計の耐衝撃性が
向上する。また、図示しないが、上記の如く上突起部
2、2ではなく下突起部(5、5)のみで発停レバーば
ねを構成してもよい。この場合には、クロノグラフ時計
に衝撃が加わっても、足部2、2が下方向に拘束され外
れることがない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の発停レ
バーばね(請求項1)によれば、クロノグラフ時計の発
停機構を構成し、2本の足部を持ちその各足部の端部を
発停レバーおよび停止レバーに係止して当該足部のばね
力により前記発停レバーおよび停止レバーを所定方向に
付勢する発停レバーばねにおいて、前記足部の端部に、
前記発停レバーおよび停止レバーと上または下方向に掛
止する掛止部を設けたので、掛止部を発停レバーなどに
引っ掛けることで、足部の上または下方向の振れを拘束
できる。このため、衝撃振動などが加わっても、発停レ
バーばねが発停レバーなどから外れることがない。
【0017】つぎに、この発明の発停レバーばね(請求
項2)によれば、クロノグラフ時計の発停機構を構成
し、2本の足部を持ちその各足部の端部を発停レバーお
よび停止レバーに係止して当該足部のばね力により前記
発停レバーおよび停止レバーを所定方向に付勢する発停
レバーばねにおいて、前記足部の端部に、前記発停レバ
ーおよび停止レバーと上下方向に掛止する鍵状の突起か
らなる掛止部を設けたので、前記鍵状の掛止部を発停レ
バーなどに引っ掛けることで、足部の上下方向の振れを
防止できる。このため、衝撃振動などによって発停レバ
ーばねが発停レバーなどから外れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る発停レバーばね
を示す斜視図である。
【図2】図1に示した発停レバーばねの使用状態を示す
説明図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係る発停レバーばね
を示す斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態1に係る発停レバーばね
を示す斜視図である。
【図5】従来のクロノグラフ時計の発停レバーばねを示
す斜視図である。
【図6】図5に示した発停レバーばねの使用状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
100 発停レバーばね 1 固定部 2 足部 3 係止部 4 上突起部 5 下突起部 6 ねじ穴
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G04F 7/00 - 13/06 G04B 1/00 - 49/04 G04C 9/00 - 9/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロノグラフ時計の発停機構を構成し、
    2本の足部を持ちその各足部の端部を発停レバーおよび
    停止レバーに係止して当該足部のばね力により前記発停
    レバーおよび停止レバーを所定方向に付勢する発停レバ
    ーばねにおいて、 前記足部の端部に、前記発停レバーおよび停止レバーと
    上または下方向に掛止する掛止部を設けたことを特徴と
    するクロノグラフ時計の発停レバーばね。
  2. 【請求項2】 クロノグラフ時計の発停機構を構成し、
    2本の足部を持ちその各足部の端部を発停レバーおよび
    停止レバーに係止して当該足部のばね力により前記発停
    レバーおよび停止レバーを所定方向に付勢する発停レバ
    ーばねにおいて、 前記足部の端部に、前記発停レバーおよび停止レバーと
    上下方向に掛止する鍵状の突起からなる掛止部を設けた
    ことを特徴とするクロノグラフ時計の発停レバーばね。
JP161698A 1998-01-07 1998-01-07 クロノグラフ時計の発停レバーばね Expired - Lifetime JP2899967B1 (ja)

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