JP2898095B2 - ペルカーボネート洗剤組成物 - Google Patents

ペルカーボネート洗剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ペルカーボネート漂白剤を含有し且つ良好
な洗浄力および漂白性能だけではなく改善された安定性
および粒状物の改善された流動性および分与性を与える
ように処方する粒状洗剤組成物に関する。
背景技術 ホスフェートビルダーの使用なしに且つ布帛安全性お
よび環境的影響に関する各種の拘束下での現代の粒状洗
濯洗剤の処方は、重要な課題である。処方業者は、各種
の汚れおよびしみを各種の布帛から除去する洗剤組成物
を提供するニーズに直面している。洗剤組成物は、広範
囲の洗浄温度にわたって有効に機能しなければならな
い。それらは、広範囲の温度および湿度にわたって貯蔵
安定でなければならない。粒状洗剤は、望ましくは、自
由流動性であるべきであり且つ自動装置で容易に分与さ
れるべきである。それらは、余りに多く起泡してはなら
ず、余りに少ししか起泡するものであってはならない。
供給されるようにするためには、それらは、経済的であ
るが安全且つ有効な成分を使用して処方しなければなら
ない。従って、新しい改良された洗剤組成物を探求する
実質的な努力がなされ続けている。
ペルカーボネートなどの無機漂白剤は、固有のクリー
ニング能力のため、見込みのある利点を洗剤処方業者に
与える。更に、ペルカーボネート漂白剤は、ポリヒドロ
キシ脂肪酸アミドなどの重要な新しい界面活性剤と不利
には相互作用しないので、常用されているペルボレート
漂白剤以上に見込みのある利点を与える。加えて、ペル
ボレート漂白剤は、時々望ましくないことにチョコレー
トで見出されるポリフェノール物質などの「ポリオー
ル」しみと複合化し且つ安定化することがあるという指
摘もいくつかなされている。ペルカーボネートは、この
不利をこうむらない。更に、適切に処方されるならば、
特にここに開示のように、ペルカーボネートは、ペルボ
レートと比較して優れた分与性を与えることができる。
不幸なことに、ペルカーボネートは、ペルボレート程安
定ではない、従って、粒状洗剤への処方が問題になるこ
とがある。
本発明は、ペルカーボネート漂白剤を含有する粒状洗
剤組成物の処方と関連づけられる問題を扱い且つこのよ
うな問題を克服する手段を提供する。本発明は、ペルボ
レート漂白剤を含有する粒状組成物と比較して優れた分
与性、高い洗浄温度と低い洗浄温度との両方での(典型
的には20℃〜90℃)優れた布帛クレンジング性能および
同等の貯蔵安定性を有する粒状組成物を提供する。
EP第451,893号明細書、米国特許第5,236,613号明細
書、特開平4−227693号公報、特開昭63−62442号公報
および特公昭61−16319号公報は、ペルカーボネート漂
白剤に関する。
発明の開示 本発明は、ビルダー、界面活性剤およびペルカーボネ
ート漂白剤を有する粒状洗剤組成物(好ましくは無ホス
フェート)であって、 (a)組成物の10〜85重量%の (i)粒子の5〜80重量%のゼオライトビルダー、カー
ボネートビルダー、シリケートビルダー、またはそれら
の混合物からなる群から選ばれるメンバー、 (ii)粒子の5〜60重量%の洗剤界面活性剤、または洗
剤界面活性剤の混合物、 (iii)粒子の0〜70重量%の水溶性無機硫酸塩(該硫
酸塩は鉄60ppm以下および銅5ppm以下で汚染されてい
る)、 (iv)前記水溶性硫酸塩が粒子に1%以上の量で存在す
る場合には、キレート化剤0.3〜15重量% を含む粒子、 (b)組成物の3〜50重量%の平均粒径500μm〜1000
μmのペルカーボネート漂白剤粒子(前記ペルカーボネ
ートの10重量%以下は200μmより小さい粒子であり且
つ前記粒子の10重量%以下は1250μmより大きい)、 (c)組成物の5〜35重量%の水溶性サルフェート粒子
(該粒子は粒子(a)および(b)と乾式ブレンドされ
ており、前記サルフェート粒子は鉄40ppm以下および銅5
ppm以下で汚染されており、前記サルフェート粒子は平
均粒径250μm〜1400μmを有し、前記サルフェート粒
子の25重量%以下は1000μmより大きく且つ前記粒子の
2重量%以下は250μmより小さい)、および (d)場合によって、補助成分 を含むことを特徴とする粒状洗剤組成物を包含する。
ペルカーボネートの最適の安定性を達成するために
は、粒子(a)は、含水量13重量%以下、最も好ましく
は11重量%未満を有しているべきである。自動装置中で
の良好な流動性および分与性を達成するためには、粒子
(a)は、含水量少なくとも2重量%を有しているべき
である。粒子(a)を噴霧乾燥によって製造する場合
は、好ましくは、含水量少なくとも7重量%を有してい
るべきである。本発明の好ましい組成物は、粒子(a)
がゼオライトA、P、MAP、X、Yまたはそれらの混合
物、層状シリケートビルダー、炭酸ナトリウムビルダ
ー、およびそれらの混合物からなる群から選ばれるビル
ダーを含むものである。
粒子(a)が任意の水溶性サルフェート成分1%より
多い量も含む時には、典型的には、キレート化剤、好ま
しくはホスホネート、アミノカルボキシレート、および
ポリカルボキシレートキシレート化剤、およびそれらの
混合物からなる群から選ばれるキレート化剤(通常前記
粒子中で0.3〜4.0重量%の量)も含有するであろう。
貯蔵時の安定性のために、ペルカーボネート漂白剤
(b)の粒子は、例えば、水溶性カーボネート、水溶性
サルフェート、水溶性サイトレート、脱水または部分水
和ゼオライト、水溶性界面活性剤、またはそれらの混合
物からなる群から選ばれるメンバーで被覆してもよい。
このような手段によって安定化されようと安定化されな
いかのいずれにせよ、ペルカーボネート漂白剤の粒子
は、好ましくは、平均サイズ500μm〜1,000μmを含有
する。安定性の目的で、ペルカーボネート粒子(b)
は、前記ペルカーボネート粒子の1重量%以下、より好
ましくは0.5重量%以下の含水量を有することも好まし
い。
更なる安定性をペルカーボネートおよび全組成物に与
えるために、サルフェート(c)の粒子は、鉄25ppm未
満、好ましくは5ppm未満を含有し且つ好ましくは平均粒
径450μm〜800μmを有する。
好ましい形態においては、本発明の全組成物の含水量
は、8重量%以下である。
各種の補助成分、例えば、漂白活性剤、酵素、防汚
剤、布帛柔軟剤、分散剤、光学増白剤およびそれらの混
合物からなる群から選ばれるもの0.1〜20重量%を追加
的に含有する完全に処方された洗剤組成物も、本発明に
よって提供される。
ここですべての%、比率および割合は、特に断らない
限り、重量基準である。引用のすべての文書は、ここに
参考文献として編入する。
発明を実施するための最良の形態 洗浄性ビルダー−本発明の粒子(a)は、各種の通常
のビルダーまたは場合によってビルダーの混合物を含有
する。このようなビルダーは、洗浄液中で鉱物硬度を制
御するのを助長し且つ布帛からの粒子汚れの除去を助長
する。
アルミノシリケート(ゼオライト)ビルダーは、本発
明の粒子(a)で全く有用であり且つこのようなビルダ
ーは、最も現在市販されているヘビーデューティー粒状
洗剤組成物で大きい重要性を有する。アルミノシリケー
トビルダーとしては、実験式 Mz(zAlO2・ySiO2) (式中、Mはナトリウム、カリウム、アンモニウムま
たは置換アンモニウムであり、zは約0.5〜約2であり;
yは1である) を有するものが挙げられ、この物質は無水アルミノシリ
ケート1g当たりCaCO3硬度少なくとも約50mg当量のマグ
ネシウムイオン交換容量を有する。好ましいアルミノシ
リケートは、式 Naz〔(AlO2z(SiO2y〕・xH2O (式中、zおよびyは少なくとも6の整数であり、z
対yのモル比は1.0〜約0.5の範囲内であり、xは約15〜
約264の整数である) を有するゼオライトビルダーである。
有用なアルミノシリケートイオン交換物質は、市販さ
れている。これらのアルミノシリケートは、構造が結晶
性または無定形であることができ且つ天然産アルミノシ
ケートであることができ、または合成的に誘導できる。
アルミノシリケートイオン交換物質の製法は、1976年10
月12日発行のクルメル等の米国特許第3,985,669号明細
書に開示されている。ここで有用な好ましい合成結晶性
アルミノシリケートイオン交換物質は、呼称ゼオライト
A、ゼオライトP(B)、ゼオライトX、ゼオライト
Y、およびゼオライトMAPで入手できる。特に好ましい
態様においては、結晶性アルミノシリケートイオン交換
物質は、式 Na12〔(AlO212(SiO212〕・xH2O (式中、xは約20〜約30、特に約27である) を有する。この物質は、ゼオライトAとして既知であ
る。脱水(x=0〜10)ゼオライトAも、使用できる。
好ましくは、アルミノシリケートは、直径が約0.1〜10
μmの粒径を有する。ゼオライトとサイトレートなどの
有機ビルダーとの混合物も、有用である。
本発明の粒子(a)で有用なシリケートビルダーの例
としては、アルカリ金属ケイ酸塩、特にSiO2:Na2O比
(「R」)1.6:1から3.2:1を有するものおよび特に層状
シリケート、例えば、H.P.リックに1987年5月12日発行
の米国特許第4,664,839号明細書に記載の層状ケイ酸ナ
トリウムが挙げられる。NaSKS−6は、ヘキストによっ
て市販されている結晶性層状シリケートの商標である
(通常ここで「SKS−6」と略称)。ゼオライトビルダ
ーと異なり、NaSKS−6シリケートビルダーは、アルミ
ニウムを含有しない。NaSKS−6は、層状シリケートの
δ−Na2SiO5形態形を有する。それは、独国特許DE−A
第3,417,649号明細書およびDE−A第3,742,043号明細書
に記載の方法などの方法によって製造できる。
SKS−6は、ここで使用するのに高度に好ましい層状シ
リケートであるが、他のこのような層状シリケート、例
えば、一般式NaMSixO2X+1・yH2O(式中、Mはナトリウ
ムまたは水素であり、xは1.9〜4、好ましくは2の数
であり、yは0〜20、好ましくは0の数である)を有す
るものは、ここで使用できる。ヘキストからの各種の他
の層状シリケートとしては、α、βおよびγ形としての
NaSKS−5、NaSKS−7およびNaSKS−11が挙げられる。
前記のように、δ−Na2SiO5(NaSKS−6形)が、ここで
使用するのに最も好ましい。他のシリケート、例えば、
ケイ酸マグネシウムも有用であることもあり、それらは
粒状処方物でクリスプ性付与剤として、酸素漂白剤用安
定剤として、そして制泡系の成分として役立つことがで
きる。シリケート、特に層状シリケートとサイトレート
などの有機ビルダーとの混合物も、有用である。
カーボネートビルダーの例は、1973年11月15日公告の
独国特許出願第2,321,001号明細書に開示のようなアル
カリ土類金属およびアルカリ金属の炭酸塩である。典型
例としては、方解石および炭酸ナトリウムが挙げられ
る。
前記ゼオライト、シリケートまたはカーボネートビル
ダーに加えて、本発明の完成組成物は、場合によって、
各種の有機洗浄性ビルダー、例えば、制限せずに、各種
のポリカルボキシレート化合物2%〜20%も含むことが
できる。このよなビルダーは、全組成物と乾式混合で
き、または余り好ましくなく粒子(a)に配合できる。
ここで使用する「ポリカルボキシレート」は、複数のカ
ルボキシレート基、好ましくは少なくとも3個のカルボ
キシレートを有する化合物を意味する。ポリカルボキシ
レートビルダーは、一般に、組成物に酸形態で添加でき
るが、中和塩の形でも添加できる。塩形で利用する時に
は、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩などのアル
カリ金属塩、またはアルカノールアンモニウム塩が、好
ましい。
ポリカルボキシレートビルダーには各種のカテゴリー
の有用物質が包含される。1つの重要なカテゴリーのポ
リカルボキシレートビルダーは、1964年4月7日発行の
ベルグの米国特許第3,128,287号明細書および1972年1
月18日発行のランベルチ等の米国特許第3,635,830号明
細書に開示のようなオキシジスクシネートを含めて、エ
ーテルポリカルボキシレートを包含する。ブッシュ等に
1987年5月5日発行の米国特許第4,663,071号明細書の
「TMS/TDS」ビルダーも参照。また、好適なエーテルポ
リカルボキシレートとしては、環式化合物、特に脂環式
化合物、例えば、米国特許第3,923,679号明細書、第3,8
35,163号明細書、第4,158,635号明細書、第4,120,874号
明細書および第4,102,903号明細書に記載のものが挙げ
られる。
他の有用な洗浄性ビルダーとしては、エーテルヒドロ
キシポリカルボキシレート、無水マレイン酸とエチレン
またはビニルメチルエーテルとの共重合体、1,3,5−ト
リヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸、およ
びカルボキシメチルオキシコハク酸、エチレンジアミン
四酢酸、ニトリロ三酢酸などのポリ酢酸の各種のアルカ
リ金属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩、
並びにメリト酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマ
レイン酸、ベンゼン−1,3,5−トリカルボン酸、カルボ
キシメチルオキシコハク酸などのポリカルボキシレー
ト、およびそれらの可溶性塩も挙げられる。
クエン酸系ビルダー、例えば、クエン酸およびその可
溶性塩(特にナトリウム塩)は、更新可能な資源からの
入手性および生分解性のため特定の重要性を有するポリ
カルボキシレートビルダーである。サイトレートは、ゼ
オライトおよび/または層状シリケートビルダーとの組
み合わせで、粒状組成物でしばしば使用される。オキシ
ジスクシネートも、このような組成物および組み合わせ
で特に有用である。
また、1986年1月28日発行のブッシュの米国特許第4,
566,984号明細書に開示の3,3−ジカルボキシ−4−オキ
サ−1,6−ヘキサンジオエートおよび関連化合物は、本
発明の洗剤組成物で好適である。有用なコハク酸ビルダ
ーとしては、C5〜C20アルキルおよびアルケニルコハク
酸およびそれらの塩が挙げられる。この種の特に好まし
い化合物は、ドデセニルコハク酸である。スクシネート
ビルダーの特定例としては、コハク酸ラウリル、コハク
酸ミリスチル、コハク酸パルミチル、コハク酸2−ドデ
セニル(好ましい)、コハク酸2−ペンタデセニルなど
が挙げられる。コハク酸ラウリルは、この群の好ましい
ビルダーであり、1986年11月5日公告の欧州特許出願第
86200690.5/0,200,263号明細書に記載されている。
他の好適なポリカルボキシレートは1979年3月13日発
行のクラッチフィールド等の米国特許第4,144,226号明
細書および1967年3月7日発行のディールの米国特許第
3,308,067号明細書に開示されている。ディールの米国
特許第3,723,322号明細書も参照。
脂肪酸、例えば、C12〜C18モノカルボン酸も、組成物
に単独または前記ビルダー、特にサイトレートおよび/
またはスクシネートビルダーとの組み合わせで配合して
追加のビルダー活性を与えることができる。脂肪酸のこ
のような使用は、一般に、処方業者によって考慮すべき
である起泡の減少を生ずるであろう。
好ましくはないが、リンをベースとするビルダーが使
用できる状況下では、周知のトリポリリン酸ナトリウ
ム、ピロリン酸ナトリウム、オルトリン酸ナトリウムな
どの各種のアルカリ金属リン酸塩は、使用できる。
洗剤界面活性剤−本発明の粒子(a)は、各種の陰イ
オン界面活性剤、または場合によって、陰イオン界面活
性剤と非イオン界面活性剤、双性界面活性剤または半極
性界面活性剤との混合物も含有する。
ここで有用な界面活性剤の非限定例としては、通常の
C11〜C18アルキルベンゼンスルホネート(「LAS」)お
よび第一級、分枝鎖およびランダムC10〜C20アルキルサ
ルフェート(「AS」)、式 CH3(CH2x(CHOSO3 -M+)CH3および CH3(CH2y(CHOSO3 -M+)CH2CH3〔式中、xおよび(y
+1)は少なくとも約7、好ましくは少なくとも約9の
整数であり、Mは水溶化陽イオン、特にナトリウムであ
る〕のC10〜C18第二級(2,3)アルキルサルフェート、C
10〜C18アルキルアルコキシサルフェート(「AExS」;
特にEO1〜5エトキシサルフェート)、C10〜C18アルキ
ルアルコキシカルボキシレート(特にEO1〜5エトキシ
カルボキシレート)、C10〜C18グリセロールエーテル、
C10〜C18アルキルポリグリコシドおよびそれらの対応硫
酸ポリグリコシド、C12〜C18α−スルホン化脂肪酸エス
テルが挙げられる。所望ならば、通常の非イオン界面活
性剤および両性界面活性剤、例えば、C12〜C18アルキル
エトキシレート(「AE」)、例えば、いわゆる狭いピー
ク化アルキルエトキシレートおよびC6〜C12アルキルフ
ェノールアルコキシレート(特にエトキシレートおよび
混合エトキシ/プロポキシ)、C12〜C18ベタインおよび
スルホベタイン(「スルタイン」)、C10〜C18アミンオ
キシドなども、全組成物に配合できる。C10〜C18N−ア
ルキルポリヒドロキシ脂肪酸アミドも、使用できる。典
型例としては、C12〜C18N−メチルグルカミドが挙げら
れる。他の通常の有用な界面活性剤は、標準のテキスト
に記載されている。
ペルカーボネート漂白剤−ここで使用するペルカーボ
ネート漂白剤は、ソルベイ、FMC、トーカイ・デンカな
どの供給者から入手できる通常のペルカーボネート物質
である。所望ならば、且つ貯蔵時の追加的な安定性を与
えるために、ペルカーボネートの粒子は、各種の物質、
例えば、クエン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、硫酸ナ
トリウム、水溶性界面活性剤、およびそれらの混合物で
被覆またはダスティングできる。このように、安定化ペ
ルカーボネート漂白剤は、2.5:1炭酸ナトリウム:硫酸
ナトリウム2.5重量%を含むことができ、またはサイト
レート5%を含むことができる。
硫酸塩−本発明の粒子(a)は、場合によって、水溶
性硫酸塩を含むことができ且つ本発明の成分(c)は、
前記物理的パラメーターおよび化学的パラメーターを有
する硫酸塩の粒子も含む。このような塩の典型例として
は、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウムおよび硫酸アル
ミニウムが挙げられる。
キレート化剤−また、本発明の洗剤組成物の粒子
(a)は、特に硫酸塩が前記粒子(a)に存在する時
に、1種以上の鉄および/またはマンガンキレート化剤
を場合によって含有していてもよい。或いは、全組成物
は、このようなキレート化剤約0.1〜約5重量%を含ん
でもよい。このようなキレート化剤は、以下に定義のよ
うなアミノカルボキシレート、アミノホスホネート、多
官能置換芳香族キレート化剤およびそれらの混合物から
なる群から選ぶことができる。理論によって制限しよう
とはせずに、これらの物質の利益は、一部分、可溶性キ
レートの生成によって鉄およびマンガンイオンを洗浄液
から除去する格別の能力によると考えられる。
任意のキレート化剤として有用なアミノカルボキシレ
ートとしては、エチレンジアミンテトラアセテート、N
−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテート、
ニトリロトリアセテート、エチレンジアミンテトラプロ
ピオネート、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテー
ト、ジエチレントリアミンペンタアセテートおよびエタ
ノールジグリシン、それらのアルカリ金属塩、アンモニ
ウム塩、および置換アンモニウム塩およびそれらの混合
物が挙げられる。
また、アミノホスホネートは、少なくとも少量の合計
リンが洗剤組成物で許される時には本発明の組成物でキ
レート化剤として使用するのに好適であり且つそれらの
例としてはエチレンジアミンテトラキス(メチレンホス
ホネート)、ニトリロトリス(メチレンホスホネート)
およびデクエスト(「DTPMP」)としてジエチレントリ
アミンペンタキス(メチレンホスホネート)が挙げられ
る。好ましくは、これらのアミノホスホネートは、約6
個よりも多い炭素原子を有するアルキルまたはアルケニ
ル基を含有しない。HEDP、1−ヒドロキシエタンジホス
ホネートは、好適であり且つ好ましくはここで使用する
ためのアミノホスホネートまたはアミノカルボキシレー
トと組み合わせる。
また、多官能置換芳香族キレート化剤は、本組成物で
有用である。コナー等に1974年5月21日発行の米国特許
第3,812,044号明細書参照。酸形のこの種の好ましい化
合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホンベンゼン
などのジヒドロキシジスルホベンゼンである。
ここで使用するのに好ましい生分解性キレート化剤
は、ハートマンおよびパーキンスに1978年11月3日発行
の米国特許第4,704,233号明細書に記載のようなエチレ
ンジアミンジスクシネート(「EDDS〕)、特に〔S,S〕
形である。
補助成分 本組成物は、場合によって、1種以上の他の洗剤補助
物質またはクリーニング性能、クリーニングすべき基体
の処理を助長するか高めるためまたは洗剤組成物の美観
を修正するための他の物質(例えば、香料、着色剤、染
料など)を包含できる。下記のものは、このような物質
の例示的であるが限定しない例である。
酵素−酵素は、例えば、タンパク質をベースとするし
み、炭水化物をベースとするしみ、またはトリグリセリ
ドをベースとするしみの除去、逃避染料移動の防止およ
び布帛復元を含めて各種の布帛洗濯の目的で、本発明の
処方物に配合できる。配合すべき酵素としては、プロテ
アーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、およびペ
ルオキシダーゼ、並びにそれらの混合物が挙げられる。
他の種類の酵素も、配合してもよい。それらは、いかな
る好適な起源、例えば、植物、動物、細菌、真菌および
酵母起源を有していてもよい。しかしながら、それらの
選択は、数種の因子、例えば、pH活性および/または安
定性最適条件、熱安定性、活性洗剤、ビルダーなどに対
する安定性によって支配される。この点で、細菌または
真菌酵素、例えば、細菌アミラーゼおよびプロテアー
ゼ、および真菌セルラーゼが、好ましい。
酵素は、通常、組成物1g当たり活性酵素約5mgまで
(重量)、より典型的には約0.01mg〜約3mgを与えるの
に十分な量で配合する。換言すれば、本組成物は、典型
的には、市販の酵素製剤約0.001〜約5重量%、好まし
くは0.01〜1重量%を含むであろう。プロテアーゼ酵素
は、通常、このような市販の製剤で組成物1g当たり0.00
5〜0.1アンソン(Anson)単位(AU)の活性を与えるの
に十分な量で存在する。
プロテアーゼの好適な例は、枯草菌およびB.lichenif
ormsの特定の菌株から得られるズブチリシンである。別
の好適なプロテアーゼは、ノボ・インダストリーズA/S
によって開発され且つ登録商品名エスペラーゼ(ESPERA
SE)で販売されている8〜12のpH範囲全体にわたって最
大活性を有するバチルスの菌株から得られる。この酵素
および類似の酵素の調製は、ノボの英国特許第1,243,78
4号明細書に記載されている。タンパク質をベースとす
るしみを除去するのに好適な市販のタンパク分解酵素と
しては、ノボ・インダストリーズA/S(デンマーク)に
よって商品名アルカラーゼ(ALCALASE)およびサビナー
ゼ(SAVINASE)で販売されているものおよびインターナ
ショナル・バイオ−シンセティックス・インコーポレー
テッド(オランダ)によって商品名マキサターゼ(MAXA
TASE)で販売されているものが挙げられる。他のプロテ
アーゼとしては、プロテアーゼA(1985年1月9日公告
の欧州特許出願第130,756号明細書参照)およびプロテ
アーゼB(1987年4月28日出願の欧州特許出願第873037
61.8号明細書および1985年1月9日公告のボット等の欧
州特許出願第130,756号明細書参照)が挙げられる。
アミラーゼとしては、例えば、英国特許第1,296,839
号明細書(ノボ)に記載のα−アミラーゼ、インターナ
ショナル・バイオ−シンセティックス・インコーポレー
テッド製のラピダーゼ(RAPIDASE)、およびノボ・イン
ダストリーズ製のターマミル(TERMAMYL)が挙げられ
る。
本発明で使用できるセルラーゼとしては、細菌セルラ
ーゼと真菌セルラーゼとの両方が挙げられる。好ましく
は、それらは、5〜9.5のpH最適条件を有するであろ
う。好適なセルラーゼは、Humicola insolensおよびHum
icola菌株DSM1800またはアエロモナス属に属するセルラ
ーゼ212産生真菌から産生される真菌セルラーゼ、およ
びマリン軟体動物(Dolabella Auricula Solander)の
肝膵臓から抽出されるセルラーゼを開示している1984年
3月6日発行のバーベスゴード等の米国特許第4,435,30
7号明細書に開示されている。また、好適なセルラーゼ
は、英国特許第2.075.028号明細書、英国特許第2.095.2
75号明細書およびDE−OS第2.247.832号明細書に開示さ
れている。
洗剤使用に好適なリパーゼ酵素としては、英国特許第
1,372,034号明細書に開示のようなPseudomonas stutzer
i ATCC19.154などのシュードモナス群の微生物によって
産生されるものが挙げられる。1978年2月24日公開の特
開昭53−20487号公報中のリパーゼも参照。このリパー
ゼは、日本の名古屋のアマノ・ファルマセウティカル株
式会社から商品名リパーゼP「アマノ(Amano)」で入
手できる(以下「アマノ−P」と称する)。他の市販の
リパーゼとしては、アマノ−CES、Chromobacter viscos
um、例えば、日本の田方のトーヨー・ジョーゾー・カン
パニーから市販されているChromobacter viscosum var.
lipolyticum NRRLB3673からのリパーゼ;および米国の
U.S.バイオケミカル・コーポレーションおよびオランダ
のディソイント・カンパニーからの更に他のChromobact
er viscosumリパーゼ、およびPseudomonas gladioliか
らのリパーゼが挙げられる。Humicola lanuginosaに由
来し且つノボから市販されているリポラーゼ(LIPOLAS
E)酵素(EPO第341,947号明細書も参照)は、ここで使
用するのに好ましいリパーゼである。
ペルオキシダーゼ酵素は、酸素源、例えば、ペルカー
ボネート、ペルボレート、ペルサルフェート、過酸化水
素などと併用する。それらは、「溶液漂白」に使用さ
れ、即ち、洗浄操作時に基体から除去された染料または
顔料を洗浄液中で他の基体に移動するのを防止するため
に使用される。ペルオキシダーゼ酵素は、技術上既知で
あり、例えば、ホーセラディッシュ・ペルオキシダー
ゼ、リグニナーゼ、およびハロペルオキシダーゼ、例え
ば、クロロペルオキシダーゼおよびブロモペルオキシダ
ーゼが挙げられる。ペルオキシダーゼ含有洗剤組成物
は、例えば、O.カークにより1989年10月19日公告のPCT
国際出願WO第89/099813号明細書(ノボ・インダストリ
ーズA/Sに譲渡)に開示されている。
広範囲の酵素物質および合成洗剤粒状物への配合手段
も、マッカティー等に1971年1月5日発行の米国特許第
3,553,139号明細書に開示されている。酵素は、更に、1
978年7月8日発行のプレース等の米国特許第4,101,457
号明細書および1985年3月26日発行のヒューズの米国特
許第4,507,219号明細書に開示されている。洗剤処方物
に有用な酵素物質およびこのような処方物への配合法
は、1981年4月14日発行のホラ等の米国特許第4,261,86
8号明細書に開示されている。洗剤で使用するための酵
素は、各種の技術によって安定化できる。酵素安定化技
術は、ジェッジ等に1971年8月17日発行の米国特許第3,
600,319号明細書、および1986年10月29日公告のベネガ
スの欧州特許出願公告第0,199,405号明細書、出願第862
00586.5号明細書に開示され且つ例証されている。ま
た、酵素安定化系は、例えば、米国特許第3,519,570号
明細書に記載されている。
酵素安定剤−ここで使用する酵素は、イオンを酵素に
与える完成組成物中の水溶性カルシウムイオン源および
/またはマグネシウムイオン源の存在によって安定化で
きる(カルシウムイオンは一般にマグネシウムイオンよ
り若干有効であり且つ1種のみの陽イオンを使用すべき
であるならば、ここで好ましい)。追加の安定性は、各
種の他の技術上開示の安定剤、特にボレート種の存在に
よって与えることができる。セバーソンの米国特許第4,
537,706号明細書参照。典型的な洗剤は、完成組成物1
キロ当たり約1〜約30ミリモル、好ましくは約2〜約20
ミリモル、より好ましくは約5〜約15ミリモル、最も好
ましくは約8〜約12ミリモルのカルシウムイオンを含む
であろう。これは、存在する酵素の量およびカルシウム
またはマグネシウムイオンへの応答に応じて若干変化で
きる。カルシウムまたはマグネシウムイオンの量は、ビ
ルダー、脂肪酸などとの複合化をさせた後に、組成物中
に酵素に利用できる若干の最小量が常時あるように選ぶ
べきである。いかなる水溶性カルシウム塩またはマグネ
シウム塩、例えば、限定せずに、塩化カルシウム、硫酸
カルシウム、リンゴ酸カルシウム、マレイン酸カルシウ
ム、水酸化カルシウム、ギ酸カルシウム、および酢酸カ
ルシウム、および対応マグネシウム塩も、カルシウムイ
オン源またはマグネシウムイオン源として使用できる。
少量のカルシウムイオン(一般に1キロ当たり約0.05〜
約0.4ミリモル)も、しばしば、酵素スラリーおよび処
方水中のカルシウムのため組成物に存在する。粒状洗剤
組成物においては、処方物は、洗濯液中でこのような量
を与えるのに十分な量の水溶性カルシウムイオン源を包
含してもよい。或いは、天然水硬度で十分であることが
ある。
前記量のカルシウムイオンおよび/またはマグネシウ
ムイオンは、酵素安定性を与えるのに十分であることを
理解すべきである。より多いカルシウムイオンおよび/
またはマグネシウムイオンは、グリース除去性能の追加
の尺度を与えるために組成物に添加できる。従って、本
組成物は、水溶性カルシウムイオン源またはマグネシウ
ムイオン源、または両方約0.05〜約2重量%を含んでも
よい。量は、勿論、組成物で使用する酵素の量および種
類に応じて変化できる。
本組成物は、場合によって(しかし好ましくは)、各
種の追加の安定剤、特にボレート形安定剤も含有しても
よい。典型的には、このような安定剤は、ホウ酸または
組成物中でホウ酸を生成することができる他のボレート
化合物(ホウ酸の基準で計算)約0.25〜約10重量%、好
ましくは約0.5〜約5重量%、より好ましくは約0.75〜
約3重量%の量で組成物で使用されるであろう。ホウ酸
が好ましい〔他の化合物、例えば、酸化ホウ素、ホウ砂
および他のアルカリ金属ホウ酸塩(例えば、オルトホウ
酸ナトリウム、メタホウ酸ナトリウム、ピロホウ酸ナト
リウム、およびペンタホウ酸ナトリウム)が好適である
が〕。置換ホウ酸(例えば、フェニルボロン酸、ブタン
ボロン酸、およびp−ブロモフェニルボロン酸)も、ホ
ウ酸の代わりに使用できる。
漂白活性剤−本発明の洗剤組成物は、場合によって、
漂白剤、または漂白剤と1種以上の漂白活性剤とを含有
する漂白組成物を含有してもよい。存在するならば、漂
白活性剤の量は、典型的には、ペルカーボネート漂白剤
と漂白活性剤とを含む漂白組成物の約0.1%〜約60%、
より典型的には約0.5%〜約40%であろう。
ペルカーボネートは、好ましくは、漂白活性剤の存在
下で使用され、このことは漂白活性剤に対応するペルオ
キシ酸の水溶液中でのその場生成(即ち、洗浄プロセス
時)をもたらす。活性剤の各種の非限定例は、マオ等に
1990年4月10日発行の米国特許第4,915,854号明細書お
よび米国特許第4,412,934号明細書に開示されている。
ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)および
テトらアセチルエチレンジアミン(TAED)活性剤が典型
であり且つそれらの混合物も使用できる。ベンゾイルカ
プロタクタムおよびベンゾイルオキシベンゼンスルホネ
ート活性剤も、使用できる。ここで有用な他の典型的な
漂白剤および活性剤については米国特許第4,634,551号
明細書も参照。
ペルカーボネート漂白剤以外の漂白剤も、技術上既知
であり且つここで場合によって利用することもできる。
特定の興味がある1つの種類の非酸素漂白剤としては、
光活性化漂白剤、例えば、スルホン化亜鉛フタロシアニ
ンおよび/またはアルミニウムフタロシアニンが挙げら
れる。ホルコーム等に1977年7月5日発行の米国特許第
4,033,718号明細書参照。使用するならば、洗剤組成物
は、典型的には、このような光活性化漂白剤、特にスル
ホン化亜鉛フタロシアニン約0.025〜約1.25重量%を含
有するであろう。
高分子防汚剤−当業者に既知のいかなる高分子防汚剤
も、場合によって、本発明の組成物および方法で使用で
きる。高分子防汚剤は、ポリエステル、ナイロンなどの
疎水性繊維の表面を親水化するための親水性セグメント
と、疎水性繊維上に付着し且つ洗浄およびすすぎサイク
ルの完了を通して接着したままであり、このように親水
性セグメント用錨として役立つための疎水性セグメント
との両方を有することによって特徴づけられる。このこ
とは、防汚剤での処理後に生ずるしみを後の洗浄法でよ
り容易に浄化することを可能にすることができる。
ここで有用な高分子防汚剤としては、特に(a)本質
上(i)重合度少なくとも2を有するポリオキシエチレ
ンセグメントまたは(ii)オキシプロピレンまたは重合
度2〜10を有するポリオキシプロピレンセグメント(エ
ーテル結合によって各末端で隣接部分に結合されるので
なければ、親水性セグメントはオキシプロピレン単位を
包含しない)または(iii)オキシエチレンおよび1〜
約30個のオキシプロピレン単位からなるオキシアルキレ
ン単位の混合物(該混合物は親水性成分が通常のポリエ
ステル合成繊維表面上への防汚剤の付着時に通常のポリ
エステル合成繊維表面の親水性を増大するのに十分な程
大きい親水性を有するのに十分な量のオキシエチレン単
位を含有し、親水性セグメントは好ましくはオキシエチ
レン単位少なくとも約25%、より好ましくは特に約20〜
30個のオキシプロピレン単位を有するこのような成分の
場合にはオキシエチレン単位少なくとも約50%を含む)
からなる1種以上の非イオン親水性成分;または(b)
(i)C3オキシアルキレンテレフタレートセグメント
(疎水性成分がオキシエチレンテレフタレートも含むな
らば、オキシエチレンテレフタレート対C3オキシアルキ
レンテレフタレート単位の比率は約2:1またはそれ以下
である)、(ii)C4〜C6アルキレンまたはオキシC4〜C6
アルキレンセグメントまたはそれらの混合物、(iii)
重合度少なくとも2を有するポリ(ビニルエステル)セ
グメント、好ましくはポリ(酢酸ビニル)、または(i
v)C1〜C4アルキルエーテルまたはC4ヒドロキシアルキ
ルエーテル置換基またはそれらの混合物(前記置換基は
C1〜C4アリキルエーテルまたはC4ヒドロキシアルキルエ
ーテルセルロース誘導体またはそれらの混合物の形で存
在し且つこのようなセルロース誘導体は両親媒性であ
り、それによって十分な量のC1〜C4アルキルエーテルお
よび/またはC4ヒドロキシアルキルエーテル単位を有し
ていて通常のポリエステル合成繊維表面上に付着し且つ
十分な量のヒドロキシルを保持し、一旦このような通常
の合成繊維表面に接着すると、繊維表面親水性を増大す
る)からなる1種以上の疎水性成分、または(a)と
(b)との組み合わせを有する防汚剤が挙げられる。
典型的には、200よりも高い水準が使用できるが、
(a)(i)のポリオキシエチレンセグメントは重合度
2〜約200、好ましくは3〜約150、より好ましくは6〜
約100を有するであろう。好適なオキシC4〜C6アルキレ
ン疎水性セグメントとしては、限定せずに、ゴッセリン
クに1988年1月26日発行の米国特許第4,721,580号明細
書開示のような MO3S(CH2nOCH2CH2O−(式中、Mはナトリウムであ
り、nは4〜6の整数である)などの高分子防汚剤の末
端封鎖が挙げられる。
本発明で有用な高分子防汚剤としては、ヒドロキシエ
ーテルセルロース系重合体などのセルロース系誘導体、
エチレンテレフタレートまたはプロピレンテレフタレー
トとポリエチレンオキシドテレフタレートまたはポリプ
ロピレンオキシドテレフタレートとの共重合体ブロック
なども挙げられる。このような薬剤は、市販されてお
り、その例としてはメトセル(METHOCEL)(ダウ)など
のセルロースのヒドロキシエーテルが挙げられる。ここ
で使用するためのセルロース系防汚剤としては、C1〜C4
アルキルおよびC4ヒドロキシアルキルセルロースからな
る群から選ばれるものも挙げられる。ニコル等に1976年
12月28日に発行の米国特許第4,000,093号明細書参照。
ポリ(ビニルエステル)疎水性セグメントによって特
徴づけられる防汚剤としては、ポリ(ビニルエステ
ル)、例えば、C1〜C6ビニルエステルのグラフト共重合
体、好ましくはポリエチレンオキシド主鎖などのポリア
ルキレンオキシド主鎖上にグラフトしたポリ(酢酸ビニ
ル)が挙げられる。クッド等による1987年4月22日公告
の欧州特許出願第0 219 048号明細書参照。この種の市
販の防汚剤としては、BASF(西独)から入手できるソカ
ラン(SOKALAN)型の物質、例えば、ソカランHP−22が
挙げられる。
1つの種類の防汚剤は、エチレンテレフタレートとポ
リエチレンオキシド(PEO)テレフタレートとのランダ
ムブロックを有する共重合体である。この高分子防汚剤
の分子量は、約25,000〜約55,000の範囲内である。ヘイ
ズに1976年5月25日発行の米国特許第3,959,230号明細
書およびバサダーに1975年7月8日発行の米国特許第3,
893,929号明細書参照。
別の高分子防汚剤は、平均分子量300〜5,000のポリオ
キシエチレングリコールに由来するポリオキシエチレン
テレフタレート単位90〜80重量%と一緒にエチレンテレ
フタレート単位10〜15重量%を含有するエチレンテレフ
タレート単位の反復単位を有するポリエステルである。
この重合体の例としては、市販の物質ゼルコン(ZELCO
N)5126(デュポン製)およびミリーズ(MILEASE)T
(ICI製)が挙げられる。ゴッセリンクに1987年10月27
日発行の米国特許第4,702,857号明細書も参照。
別の高分子防汚剤は、テレフタロイルおよびオキシア
ルキレンオキシ反復単位のオリゴマーエステル主鎖およ
び主鎖に共有結合された末端部分からなる実質上線状の
エステルオリゴマーのスルホン化生成物である。これら
の防汚剤は、J.J.シェイベルおよびE.P.ゴッセリンクに
1990年11月6日発行の米国特許第4,968,451号明細書に
詳述されている。
他の好適な高分子防汚剤としては、ゴッセリンク等に
1987年12月8日発行の米国特許第4,711,730号明細書の
テレフタレートポリエステル、ゴッセリンクに1988年1
月26日発行の米国特許第4,721,580号明細書の陰イオン
末端封鎖オリゴマーエステル、およびゴッセリンクに19
87年10月27日発行の米国特許第4,702,857号明細書のブ
ロックポリエステルオリゴマー化合物が挙げられる。
なお他の高分子防汚剤としては、陰イオン、特にスル
ホアロイル末端封鎖テレフタレートエステルを開示して
いるマルドナド等に1989年10月31日発行の米国特許第4,
877,896号明細書の防汚剤も挙げられる。
利用するならば、防汚剤は、一般に、本発明の洗剤組
成物の約0.01〜約10.0重量%、典型的には約0.1〜約5
重量%、好ましくは約0.2〜約3.0重量%を占めるであろ
う。
粘土汚れ除去/再付着防止剤−本発明の組成物は、場
合によって、粘土汚れ除去性および再付着防止性を有す
る水溶性エトキシ化アミンも含有できる。このような薬
剤を含有する粒状洗剤組成物は、典型的には、水溶性エ
トキシ化アミン約0.01〜約10.0重量%を含有する。
最も好ましい防汚剤/再付着防止剤は、エトキシ化テ
トラエチレンペンタミンである。例示のエトキシ化アミ
ンは、1986年7月1日発行のバンダーミールの米国特許
第4,597,898号明細書に更に記載されている。別の群の
好ましい粘土汚れ除去/再付着防止剤は、1984年6月27
日公告のオーおよびゴッセリンクの欧州特許出願第111,
965号明細書に開示の陽イオン化合物である。使用でき
る他の粘土汚れ除去/再付着防止剤としては、1984年6
月27日公告のゴッセリンクの欧州特許出願第111,984号
明細書に開示のエトキシ化アミン重合体;1984年7月4
日公告のゴッセリンクの欧州特許出願第112,592号明細
書に開示の双性重合体;および1985年10月22日発行のコ
ナーの米国特許第4,548,744号明細書に開示のアミンオ
キシドが挙げられる。技術上既知の他の粘土汚れ除去剤
および/または再付着防止剤も、本組成物で利用でき
る。別の種類の好ましい再付着防止剤としては、カルボ
キシメチルセルロース(CMC)物質が挙げられる。これ
らの物質は、技術上周知である。
高分子分散剤−高分子分散剤は、有利には、特にゼオ
ライトおよび/または層状シリケートビルダーの存在下
で、本組成物で約0.1〜約7重量%の量で利用できる。
技術上既知の他のものも使用できるが、好適な高分子分
散剤としては、高分子ポリカルボキシレートおよびポリ
エチレングリコールが挙げられる。理論によって限定し
ようとはしないが、高分子分散剤は、他のビルダー(低
分子量ポリカルボキシレートを含めて)と併用する時に
結晶成長抑制、粒子汚れ放出ペプチゼーションおよび再
付着防止により全洗浄性ビルダー性能を高めると考えら
れる。
高分子ポリカルボキシレート物質は、好適な不飽和単
量体(好ましくは酸形)を重合または共重合することに
よって製造できる。好適な高分子ポリカルボキシレート
を生成するために重合できる不飽和単量体酸としては、
アクリル酸、マレイン酸(または無水マレイン酸)、フ
マル酸、イタコン酸、アコニット酸、メサコン酸、シト
ラコン酸およびメイレンマロン酸が挙げられる。ビニル
メチルエーテル、スチレン、エチレンなどの、カルボキ
シレート基を含有しない単量体セグメントが本発明の高
分子ポリカルボキシレートに存在することは、このよう
なセグメントが約40重量%以上を構成しないならば好適
である。
特に好適な高分子ポリカルボキシレートは、アクリル
酸から誘導できる。ここで有用であるこのようなアクリ
ル酸をベースとする重合体は、重合されたアクリル酸の
水溶性塩である。酸形のこのような重合体の平均分子量
は、好ましくは約2,000〜10,000、より好ましくは約4,0
00〜7,000、最も好ましくは約4,000〜5,000である。こ
のようなアクリル酸重合体の水溶性塩としては、例え
ば、アルカリ金属塩、アンモニウム塩および置換アンモ
ニウム塩が挙げることができる。この種の可溶性重合体
は、既知の物質である。この種のポリアクリレートを洗
剤組成物で使用することは、例えば、1967年3月7日発
行のディールの米国特許第3,308,067号明細書に開示さ
れている。
アクリル酸/マレイン酸をベースとする共重合体も、
分散剤/再付着防止剤の好ましい成分として使用しても
よい。このような物質としては、アクリル酸とマレイン
酸との共重合体の水溶性塩が挙げられる。酸形のこのよ
うな共重合体の平均分子量は、好ましい約2,000〜100,0
00、より好ましくは約5,000〜75,000、最も好ましくは
約7,000〜70,000である。このような共重合体中のアク
リレートセグメント対マレエートセグメントの比率は、
一般に、約30:1から約1:1、より好ましくは約10:1から
2:1であろう。このようなアクリル酸/マレイン酸共重
合体の水溶性塩としては、例えば、アルカリ金属塩、ア
ンモニウム塩および置換アンモニウム塩が挙げることが
できる。この種の可溶性アクリレート/マレエート共重
合体は、1982年12月15日公告の欧州特許出願第66915号
明細書に記載の既知の物質である。
配合できる別の高分子物質は、ポリエチレングリコー
ル(PEG)である。PEGは、分散剤性能を示し並びに粘土
汚れ除去剤/再付着防止剤として作用できる。これらの
目的に典型的な分子量範囲は、約500〜約100,000、好ま
しくは約1,000〜約50,000、より好ましくは約1,500〜約
10,000である。
ポリアスパルテートおよびポリグルタメート分散剤
(分子量約10,000)も、特にゼオライトビルダーと共
に、使用してもよい。
増白剤−銅または鉄種を含有しない技術上既知のいか
なる光学増白剤または他の増白剤または白化剤も、本発
明の洗剤組成物に典型的には約0.05〜約1.2重量%の量
で場合によって配合できる。本発明で有用であることが
ある市販の光学増白剤は、亜群に分類でき、亜群として
は、必ずしも限定しないが、スチルベン、ピラゾリン、
クマリン、カルボン酸、メチンシアニン、ジベンゾチオ
フェン−5,5−ジオキシド、アゾール、5員環および6
員環複素環式化合物の誘導体、および他の雑多な薬剤が
挙げられる。このような増白剤の例は、「蛍光増白剤の
生産および応用」、M.ザーラドニック、ニューヨークの
ジョン・ウィリー・エンド・サンズ発行(1982)に開示
されている。
本組成物で有用である光学増白剤の特定例は、ウィク
ソンに1988年12月13日に発行の米国特許第4,790,856号
明細書に同定のものである。これらの増白剤としては、
ベロナからのホルホワイト(PHORWHITE)系列の増白剤
が挙げられる。この文献に開示の他の増白剤としては、
チバ・ガイギーから入手できるチノパール(Tinopal)U
NPA、チノパールCBSおよびチノパール5BM;イタリアに置
かれたヒルトン−デービスから入手できるアルクティッ
ク・ホワイト(Arctic White)CCおよびアルティック・
ホワイト(Artic White)CWD;2−(4−スチリルフェニ
ル)−2H−ナフトール〔1,2−d〕トリアゾール;4,4′
−ビス−(1,2,3−トリアゾール−2−イル)−スチル
ベン;4,4′−ビス(スチリル)ビスフェニル;およびア
ミノクマリンが挙げられる。これらの増白剤の特定例と
しては、4−メチル−7−ジエチルアミノクマリン;1,2
−ビス(ベンズイミダゾール−2−イル)エチレン;1,3
−ジフェニルフラゾリン;2,5−ビス(ベンゾオキサゾー
ル−2−イル)チオフェン;2−スチリル−ナフト−〔1,
2−d〕オキサゾール;および2−(スチルベン−4−
イル)−2H−ナフト〔1,2−d〕トリアゾールが挙げら
れる。ハミルトンに1972年2月26日発行の米国特許第3,
646,015号明細書も参照。
抑泡剤−泡の形成を減少するか抑制するための化合物
は、本発明の組成物に配合できる。抑泡は、欧州スタイ
ルフロント装入洗濯機中または米国特許第4,489,455号
明細書および第4,489,574号明細書の濃縮洗浄法中で見
出される条件などの条件下、または本発明の洗剤組成物
が比較的高起泡性補助界面活性剤を場合によって包含す
る時に特定の重要性を有することがある。
各種の物質は、抑泡剤として使用してもよく、且つ抑
泡剤は、当業者に周知である。例えば、Kirk Othmer En
cyclopedia of Chemical Technology、第3版、第7
巻、第430頁〜第447頁(ジョン・ウィリー・エンド・サ
ンズ・インコーポレーテッド、1979)参照。特定の興味
がある1つのカテゴリーの抑泡剤は、モンカルボン脂肪
酸およびそれらの可溶性塩を包含する。ウェイン・セン
ト・ジョンに1960年9月27日発行の米国特許第2,954,34
7号明細書参照。抑泡剤として使用するモノカルボン脂
肪酸およびそれらの塩は、典型的には、炭素数10〜約2
4、好ましくは炭素数12〜18のヒドロカルビル鎖を有す
る。好適な塩としては、アルカリ金属塩、例えば、ナト
リウム塩、カリウム塩、およびリチウム塩、およびアン
モニウム塩およびアルカノールアンモニウム塩が挙げら
れる。
また、本発明の洗剤組成物は、非界面活性剤抑泡剤を
含有してもよい。これらとしては、例えば、高分子量炭
化水素、例えば、パラフィン、脂肪酸エステル(例え
ば、脂肪酸トリグリセリド)、一価アルコールの脂肪酸
エステル、脂肪族C18〜C40ケトン(例えば、ステアロ
ン)などが挙げられる。他の抑泡剤としては、N−アル
キル化アミノトリアジン、例えば、炭素数1〜24の第一
級または第二級アミン2または3モルと塩化シアヌル酸
との生成物として生成するトリアルキルメラミンからヘ
キサアルキルメラミンまで、またはジアルキルジアミン
クロルトリアジンからテトラアルキルジアミンクロルト
リアジンまで、プロピレンオキシド、およびモノステア
リルホスフェート、例えば、モノステアリルアルコール
リン酸エステルおよびモノステアリルジアルカリ金属
(例えば、K、Na、およびLi)ホスフェートおよびリン
酸エステルが挙げられる。パラフィン、ハロパラフィン
などの炭化水素は、液体形で利用できる。液体炭化水素
は、室温および大気圧で液体であろうし且つ流動点約−
40℃〜約5℃および最小沸点約110℃以上(大気圧)を
有するであろう。また、ロウ状炭化水素、好ましくは融
点約100℃以下を有するものを利用することが既知であ
る。炭化水素は、洗浄剤組成物に好ましいカテゴリーの
抑泡剤を構成する。炭化水素抑泡剤は、例えば、ガンド
ルフォ等に1981年5月5日発行の米国特許第4,265,779
号明細書に記載されている。炭化水素としては、このよ
うに、炭素数約12〜約70の脂肪族、脂環式、芳香族およ
び複素環式飽和または不飽和炭化水素が挙げられる。こ
の抑泡剤議論で使用する「パラフィン」なる用語は、真
のパラフィンと環式炭化水素との混合物を包含しようと
する。
別の好ましいカテゴリーの非界面活性剤抑泡剤は、シ
リコーン抑泡剤からなる。このカテゴリーとしては、ポ
リジメチルシロキサンなどのポリオルガノシロキサン
油、ポリオルガノシロキサン油または樹脂の分散液また
は乳濁液、およびポリオルガノシロキサンとシリカ粒子
との組み合わせ(ポリオルガノシロキサンはシリカ上に
化学吸着または融着する)の使用が挙げられる。シリコ
ーン抑泡剤は、技術上周知であり、例えば、ガンドルフ
ォ等に1981年5月5日発行の米国特許第4,265,779号明
細書およびM.S.スターチによる1990年2月7日公告の欧
州特許出願第89307851.9号明細書に開示されている。
他のシリコーン抑泡剤は、組成物および少量のポリジ
メチルシロキサン流体を水溶液に配合することによって
水溶液を脱泡するための方法に関する米国特許第3,455,
839号明細書に開示されている。
シリコーンとシラン化シリカとの混合物は、例えば、
独国特許出願DOS第2,124,526号明細書に記載されてい
る。粒状洗剤組成物におけるシリコーン脱泡剤および制
泡剤は、バルトトッタ等の米国特許第3,933,672号明細
書および1987年3月24日発行のバギンスキー等の米国特
許第4,652,392号明細書に開示されている。
ここで使用するための例示のシリコーンをベースとす
る抑泡剤は、本質上 (i)25℃での粘度約20cs〜約1500csを有するポリジメ
チルシロキサン流体; (ii)(i)100重量部当たり約5〜約50部の、(CH3
3SiO1/2単位対SiO2単位の比率約0.6:1から約1.2:1の(C
H33SiO1/2単位とSiO2単位とからなるシロキサン樹
脂;および (iii)(i)100重量部当たり約1〜約20部の固体シリ
カゲル からなる抑泡剤の制泡剤である。
ここで使用する好ましいシリコーン抑泡剤において
は、連続相用溶媒は、或るポリエチレングリコールまた
はポリエチレン−ポリプロピレングリコール共重合体ま
たはそれらの混合物(好ましい)からなる(そしてポリ
プロピレングリコールではない)。一次シリコーン抑泡
剤は、分枝/架橋であり、線状ではない。
この点を更に説明するために、制御された泡を有する
典型的な洗濯洗剤組成物は、場合によって、(1)
(a)ポリオルガノシロキサンと(b)樹脂状シロキサ
ンまたはシリコーン樹脂生成シリコーン化合物と(c)
微粉砕充填剤物質と(d)シラノレートを生成するため
に混合物成分(a)、(b)および(c)の反応を促進
するための触媒との混合物である一次消泡剤の非水性乳
濁液;(2)少なくとも1種の非イオンシリコーン界面
活性剤;および(3)室温での水中溶解度約2重量%以
上を有するポリエチレングリコールまたはポリエチレン
−ポリプロピレングリコールの共重合体(ポリプロピレ
ングリコールを有していない)からなる前記シリコーン
抑泡剤約0.001〜約1重量%、好ましくは約0.01〜約0.7
重量%、最も好ましくは約0.05〜約0.5重量%を含むで
あろう。同様の量は、粒状組成物、ゲルなどで使用でき
る。1990年12月18日発行のスターチの米国特許第4,978,
471号明細書、1991年1月8日発行のスターチの米国特
許第4,983,316号明細書、およびアイザワ等の米国特許
第4,639,489号明細書および第4,749,740号明細書第1欄
第46欄〜第4欄第35行も参照。
本発明のシリコーン抑泡剤は、好ましくは、ポリエチ
レングリコールおよびポリエチレングリコール/ポリプ
ロピレングリコールの共重合体(すべては平均分子量約
1,000以下、好ましくは約100〜800を有する)からな
る。本発明のポリエチレングリコールおよびポリエチレ
ン/ポリプロピレン共重合体は、室温での水中溶解度約
2重量%以上、好ましくは約5重量%以上を有する。
本発明の好ましい溶媒は、平均分子量約1,000以下、
より好ましくは約100〜800、最も好ましくは200〜400を
有するポリエチレングリコール、およびポリエチレング
リコール/ポリプロピレングリコールの共重合体、好ま
しくはPPG200/PEG300である。ポリエチレングリコール
対ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコール
の共重合体の重量比約1:1から1:10、最も好ましくは1:3
から1:6が、好ましい。
ここで使用する好ましいシリコーン抑泡剤は、ポリプ
ロピレングリコール、特に分子量4,000のポリプロピレ
ングリコールを含有しない。それらは、好ましくは、プ
ルロニック(PLURONIC)L101などのエチレンオキシドと
プロピレンオキシドとのブロック共重合体も含有しな
い。
ここで有用な他の抑泡剤は、第二級アルコール(例え
ば、2−アルキルアルカノール)およびこのようなアル
コールとシリコーンなどのシリコーン油との混合物(米
国特許第4,798,679号明細書、第4,075,118号明細書およ
びEP第150,872号明細書に開示)からなる。第二級アル
コールとしては、C1〜C16鎖を有するC6〜C16アルキルア
ルコールが挙げられる。好ましいアルコールは、コンデ
アから商標イソフォル(ISOFOL)12で入手できる2−ブ
チルオクタノールである。第二級アルコールの混合物
は、エニケムから商標イサルケム(ISALCHEM)123で入
手できる。混合抑泡剤は、典型的には、1:5から5:1の重
量比のアルコールとシリコーンとの混合物からなる。
自動洗濯機で使用すべき洗剤組成物の場合には、泡
は、洗濯機をオーバーフローする程度には形成すべきで
はない。抑泡剤は、利用する時には、好ましくは、「抑
泡量」で存在する。「抑泡量」とは、組成物の処方業者
は自動洗濯機で使用するための低起泡性洗濯洗剤を生ず
るように泡を十分に制御するであろうこの制泡剤の量を
選択できることを意味する。本組成物は、一般に、抑泡
剤0%〜約5%を含むであろう。抑泡剤として利用する
時には、モノカルボン脂肪酸およびそれらの塩は、典型
的には、洗剤組成物の約5重量%までの量で存在するで
あろう。好ましくは、脂肪モノカルボキシレート抑泡剤
約0.5%〜約3%は、利用される。多量を使用してもよ
いが、シリコーン抑泡剤は、典型的には、洗剤組成物の
約2.0重量%までの量で利用される。この上限は、主と
してコストを最小限に保ち且つ有効に制泡するための少
量の有効性に関する関心事のため性状で実際的である。
好ましくは、シリコーン抑泡剤約0.01%〜約1%、より
好ましくは約0.25%〜約0.5%が、使用される。ここで
使用するこれらの重量%値は、ポリオルガノシロキサン
と併用してもよいシリカ、並びに利用してもよい補助剤
物質を包含する。モノステアリルホスフェート抑泡剤
は、一般に、組成物の約0.1〜約2重量%の量で利用さ
れる。多量を使用できるが、炭化水素抑泡剤は、典型的
には、約0.01%〜約5.0%の量で利用される。アルコー
ル抑泡剤は、典型的には、完成組成物の0.2〜3重量%
で使用される。
前記成分に加えて、本組成物は、本発明の範囲内の各
種の組成物でなお他の利益を与える各種の他の補助成分
と併用することもできる。下記のものは、各種のこのよ
うな補助成分を例示するが、限定しようとはしない。
布帛柔軟剤−各種のスルー・ザ・ウォッシュ(throug
h−the−wash)布帛柔軟剤、特に1977年12月13日発行の
ストームおよびニルシュルの米国特許第4,062,647号明
細書の微細なスメクタイト粘土、並びに技術上既知の他
の柔軟剤粘土は、場合によって、典型的には、布帛クリ
ーニングと同時に布帛柔軟化上の利益を与えるために本
組成物で約0.5〜約10重量%の利用で使用できる。粘土
柔軟剤は、例えば、1983年3月1日発行のクリスプ等の
米国特許第4,375,416号明細書および1981年9月22日発
行のハリス等の米国特許第4,291,071号明細書に開示の
ようなアミンおよび陽イオン柔軟剤と併用できる。セル
ラーゼ酵素〔例えば、ノボ製のケアザイム(CAREZYM
E)〕と粘土との混合物も、高性能布帛柔軟剤として有
用である。各種の陽イオン物質は、静電気制御を高める
ために添加できる。
他の成分−洗剤組成物で有用な各種の他の成分、例え
ば、他の活性成分、担体、ハイドロトロープ、加工助
剤、染料または顔料などが、本組成物に配合できる。高
起泡が望まれるならば、C10〜C16アルカノールアミドな
どの増泡剤は、組成物に、典型的には1%〜10%の量で
配合できる。C10〜C14モノエタノールおよびジエタノー
ルアミドは、典型的な種類のこのような増泡剤を例示す
る。このような増泡剤を前記アミンオキシド、ベタイ
ン、スルタインなどの高起泡性補助界面活性剤と併用す
ることも、有利である。所望ならば、MgCl2、MgSO4など
の可溶性マグネシウム塩は、後述のような追加の起泡お
よび/または製品安定性を与えるために典型的には0.1
%〜2%の量で添加できる。
本組成物で使用する各種の洗剤成分は、場合によっ
て、前記成分を多孔性疎水性基体上に吸収し、次いで、
前記基体を疎水性コーティングで被覆することによって
更に安定化できる。好ましくは、洗剤成分は、多孔性基
体に吸収する前に界面活性剤と混合する。使用中、洗剤
成分は、水性洗浄液中で基体から放出され、そこで所期
の洗浄機能を遂行する。
この技術をより詳細に例示するために、多孔性疎水性
シリカ〔デグッサの商標シパーナット(SIPERNAT)D1
0〕は、C1315エトキシ化アルコールEO(7)非イオン
界面活性剤3%〜5%を含有するタンパク分解酵素溶液
と混合する。典型的には、酵素/界面活性剤溶液は、シ
リカの重量の2.5倍である。得られた粉末は、攪拌下に
シリコーン油(500〜12,500の範囲内の各種のシリコー
ン油粘度が使用できる)に分散する。得られたシリコー
ン油分散液は、乳化するか、他の方法で最終洗剤マトリ
ックスに加える。この手段によって、前記酵素、漂白
剤、漂白活性剤、漂白触媒、光活性剤、染料、蛍光剤、
布帛コンディショナー、加水分解性界面活性剤などの成
分は、液体洗濯洗剤組成物を含めて洗剤で使用するため
に「保護」できる。
製造装置 本発明に係る粒状洗剤組成物で使用するための粒子
(a)を調製するための各種の手段および装置は、入手
できる(粒子〔b〕および〔c〕は通常の粉砕または凝
集法によって製造できる)。分野での現在の商業的プラ
クティスは、各種の成分を水性媒体中で混合した後(い
わゆる「クラッチャー」ミックス)、加熱された噴霧乾
燥塔を通過して(a)などの粒状粒子(しばしば密度約
550g/l以下を有する)を製造する。このような低密度粒
子が望まれるならば、噴霧乾燥は、製造に許容可能な手
段である。高密度粒子(550g/l超、好ましくは650〜900
g/l)が望まれるならば且つ噴霧乾燥が本発明の全プロ
セスの一部分として使用されるならば、得られる噴霧乾
燥粒子は、例えば、後述の手段および装置を使用するこ
とによって更に緻密化できる。別法においては、処方業
者は、市販されている混合/緻密化/造粒装置を使用す
ることによって噴霧乾燥を排除できる。下記のものは、
ここで使用するのに好適なこのような装置の非限定説明
である。
高速ミキサー/緻密機は、高密度粒子を製造するため
に本法で使用できる。例えば、商標「レディゲCB30」リ
サイクラーで市販されている装置は、混合/切断ブレー
ドが装着された中心回転シャフトを有する静的円筒形混
合ドラムを具備する。使用中、全洗剤組成物用成分は、
ドラムに導入し、シャフト/ブレード組立体は、100〜2
500rpmの速度で回転して十分な混合/緻密化を与える。
他のこのような装置としては、商標「シューギ(Shug
i)造粒機」および商標「ドライス(Drais)K−TTP8
0」で市販されている装置が挙げられる。
望まれる緻密度および/または凝集度に応じて、更な
る緻密化を包含する加工工程は、行うことができる。装
置、例えば、商標「レディゲKM600ミキサー」で市販さ
れているもの(「レディゲすき先」としても既知)は、
使用できる。このような装置は、典型的には、40〜160r
pmで操作する。他の有用な装置としては、商標「ドライ
スK−T160」で入手できる装置が挙げられる。レジゲCB
またはKM型装置は、例えば、ペースト分散の場合にCB、
凝集の場合にKMを使用することによって、単独または逐
次的に使用できる。バッチまたは連続供給は、使用でき
る。
なお別の形態においては、本発明の粒子(a)は、流
動床ミキサーを使用して製造できる。この方法において
は、各種の成分は、水性スラリー中で合わせ、例えばゼ
オライトまたは層状シリケートまたはカーボネートビル
ダーの粒子を含む粒子の流動床内に噴霧して、粒子
(a)を与える。別の形態においては、スラリーは、ゼ
オライトまたは層状シリケート粒子プラス界面活性剤の
粒子の流動床に噴霧できる。このような方法において
は、第一工程は、場合によって、「レディゲCB30」また
は「フレキソミックス(Flexomix)160」(シューギか
ら入手できる)を使用してスラリーの混合を包含しても
よい。商標「エッシャー・ウィス(Escher Wyss)」で
入手できる種類の流動床または可動床は、このようなプ
ロセスで使用できる。ここで有用な他の種類の粒状物製
造装置としては、1942年12月29日のG.L.ヘラーの米国特
許第2,306,898号明細書に開示の装置が挙げられる。
使用する方法がどうようなものでも、粒子(a)は、
好都合には乾式ブレンドすることによってペルカーボネ
ート粒子(b)およびサルフェート粒子(c)と合わせ
る。いかなる補助剤、香料なども、3種の粒子の混合物
上に混合または噴霧できる。
本発明の粒子および組成物の最終密度は、各種の単純
な技術によって測定でき、各種の単純な技術は典型的に
は所定量の粒状物質を既知の容量の容器に分与し、物質
の重量を測定し、密度をg/リットルとして報告すること
を包含する。ここで使用する方法は、物質を計量容器に
重力下で計量容器内での圧力またはコンパクト化なしに
流入させる。密度測定は、室温で行うべきである。密度
を測定すべき粒状物質は、少なくとも24時間経過してい
るべきであり且つ試験前に室温で24時間保持すべきであ
る。相対湿度は、特に臨界的ではないが、粒子が一緒に
粘着する程高くあるべきではない。相対湿度50%以下
は、好都合である。勿論、物質中のいかなる塊も、試験
を行う前に穏やかに破壊すべきである。1つの典型的な
方法においては、物質の試料は、充填ホッパーおよびス
タンド上に装着された漏斗(#150;イリノイ州シカゴの
シードブロ・イクイップメント・カンパニー)を通し
て、既知の容量および重量のオハウス(Ohaus)カップ
(#104;シードブロ)に流入させる。カップの頂部は、
漏斗の底から約50mmに配置し且つカップは、オーバーフ
ローまで充填する。次いで、へらまたは他の直線定規
は、振動またはタッピングなしにカップの頂部上を引っ
掻いて物質を平らにし、それによってカップを正確且つ
全部充填する。次いで、カップ内の物質の重量は、測定
する。密度は、g/lまたはオンス/立方インチとして報
告できる。反復ランは行い、平均として報告する。相対
誤差は、約0.4%である。
本発明の洗剤組成物は、好ましくは、水性クリーニン
グ操作での使用時に、洗浄水がpH約6.5〜約11、好まし
くは約7.5〜約10.5を有するように処方するであろう。p
Hを推奨使用水準に制御するための技術としては、緩衝
剤、アルカリ、酸などの使用が挙げられ且つ当業者に周
知である。
下記の例は、本発明に係る組成物を例示するものであ
る。
最終組成物の重量%1 噴霧乾燥粒状物成分中の水分10.6%に対応(前記成分
は最終組成物の47%を構成)★★ 活性13.25%(AvOx含量)、平均粒径600μmを有す
るカーボネート/サルフェート混合物(重量比2.5:1)
2.5%で被覆されたペルカーボネート★★★ 鉄3ppm、銅1ppmを有する硫酸ナトリウム、粒子の
1%は250μm未満、粒子の10%は425μm、粒子の60%
は600μm未満、粒子の70%は850μm未満、粒子の90%
は1000μm未満である。
前記組成物は、単純な貯蔵試験(28℃、密封ビン、6
週間貯蔵)で測定した時にペルカーボネートの許容可能
な安定性、即ち、典型的には分解約15%以下を示す。
前記のものの修正においては、シリケートの安定化上
の利益は、好都合にはクラッチャーミックス中でMgC
l2、MgSO4などの可溶性マグネシウム塩の噴霧乾燥粒子
(a)への添加によって更に改善される。理論によって
限定しようとはしないが、クラッチャー中で生成するMg
/シリケートコロイドは、重金属陽イオンを強く捕捉す
ると仮定される。0.2:3.0と同じ位の低いマグネシウ
ム:シリケート比は、有効である。
前記組成物中の水分は、通常の手段によって測定でき
る。好ましい単純な方法においては、水分は、加熱時の
水分損失として測定する。例えば、粒子の試料2gは、LP
16赤外線ヒーターを取り付けたPM400メトラーはかりの
秤量パン上に装入する。試料を160℃で20分間加熱す
る。水分量を重量損失率の関数として示す。
前記粒状物の分与性は、次の通り測定できる。洗剤粒
状物を密開カートン中で90゜F(32℃)/相対湿度80%で
4週間貯蔵する。貯蔵後、洗剤粒状物150gをホットポイ
ント洗濯機ディスペンサー引出の主要区画に秤量して入
れる。引出を予備秤量する。水(20℃)を主要区画引出
を通して2リットル/分の速度で2分間フラッシュす
る。区画内の過剰の水を水切りし、引出を再秤量する。
この実験を6回繰り返す。引出に残る残渣率を下記の式
によって表現する。残渣の許容可能な量は、15%未満で
ある。本発明に係る処方物は、この試験に合格する。
前記の例は、本発明のテクノロジーの実施を例示する
ものであるが、本発明の精神および範囲から逸脱させる
ことなく、単純な修正を施すことができることが認識さ
れるであろう。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D06L 1/00 D06L 1/00 3/00 3/00 (56)参考文献 特開 昭63−48400(JP,A) 特開 昭50−52375(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C11D 3/04,3/395,7/54

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビルダー、界面活性剤およびペルカーボネ
    ート漂白剤を有する無ホスフェート粒状洗剤組成物であ
    って、 (a)組成物の10〜85重量%の粒子であって、 (i)粒子の5〜80重量%のゼオライトビルダー、カー
    ボネートビルダー、シリケートビルダー、またはそれら
    の混合物からなる群から選ばれるメンバー、 (ii)粒子の5〜60重量%の洗剤界面活性剤、または洗
    剤界面活性剤の混合物、 (iii)粒子の0〜70重量%の水溶性硫酸塩(ただし、
    該硫酸塩は60ppm以下の鉄および5ppm以下の銅で汚染さ
    れている)、 (iv)前記水溶性硫酸塩が前記粒子中に1%以上の量で
    存在する場合には、キレート化剤0.3〜15重量% を含む粒子、 (b)組成物の3〜50重量%の平均粒径500μm〜1000
    μmのペルカーボネート漂白剤粒子(だだし、前記ペル
    カーボネートの10重量%以下は200μmより小さい粒子
    であり且つ前記粒子の10重量%以下は1250μmより大き
    い)、 (c)組成物の5〜35重量%の水溶性サルフェート粒子
    (ただし、該粒子は粒子(a)および(b)と乾式ブレ
    ンドされており、前記サルフェート粒子は鉄40ppm以下
    および銅5ppm以下で汚染されており、前記サルフェート
    粒子は平均粒径250μm〜1400μmを有し、前記サルフ
    ェート粒子の25重量%以下は1000μmより大きく且つ前
    記粒子の2重量%以下は250μmより小さい)、および (d)場合によって、補助成分 を含むことを特徴とする、無ホスフェート粒状洗剤組成
    物。
  2. 【請求項2】粒子(a)の含水量が2〜13重量%であ
    る、請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】粒子(a)がゼオライトA、P、MAP、
    X、Yまたはそれらの混合物、層状シリケートビルダ
    ー、炭酸ナトリウムビルダー、およびそれらの混合物か
    らなる群から選ばれるビルダーを含む、請求項1に記載
    の組成物。
  4. 【請求項4】粒子(a)が1%より多い水溶性サルフェ
    ート成分(c)およびホスホネート、アミノカルボキシ
    レート、およびポリカルボキシレートキレート化剤、お
    よびそれらの混合物からなる群から選ばれるキレート化
    剤を含む、請求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】ペルカーボネート漂白剤(b)の粒子が水
    溶性カーボネート、水溶性サルフェート、水溶性サイト
    レート、脱水または部分水和ゼオライト、水溶性界面活
    性剤、またはそれらの混合物からなる群から選ばれるメ
    ンバーで被覆されてなる、請求項1に記載の組成物。
  6. 【請求項6】ペルカーボネート漂白剤の粒子が平均サイ
    ズ500μm〜1,000μmを有する、請求項5に記載の組成
    物。
  7. 【請求項7】サルフェート(c)の粒子が鉄25ppm未
    満、好ましくは5ppm未満を含有する、請求項1に記載の
    組成物。
  8. 【請求項8】サルフェートが平均粒径450μm〜800μm
    を有する、請求項7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】粒子(b)が粒子の1重量%以下の含水量
    を有する、請求項1に記載の組成物。
  10. 【請求項10】全組成物の含水量が8重量%以下であ
    る、請求項9に記載の組成物。
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