JPH09512531A - 陽イオン漂白活性剤 - Google Patents

陽イオン漂白活性剤

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JPH09512531A JP7527653A JP52765395A JPH09512531A JP H09512531 A JPH09512531 A JP H09512531A JP 7527653 A JP7527653 A JP 7527653A JP 52765395 A JP52765395 A JP 52765395A JP H09512531 A JPH09512531 A JP H09512531A
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Abstract

(57)【要約】 陽イオン漂白活性剤は、カプロラクタムまたはバレロラクタムから生成する。式(I)(式中、R、R′およびR″はアルキル、ヒドロキシアルキルまたはポリアルカンオキシ基であり、xは0または1である)の化合物が、提供される。活性剤は、漂白剤、洗濯洗剤および自動皿洗い洗剤中でペルボレートまたはペルカーボネートと併用される。

Description

【発明の詳細な説明】 陽イオン漂白活性剤 技術分野 本発明は、ペルボレート、ペルカーボネートなどの漂白剤の性能を増強するた めに使用される陽イオン活性剤化合物に関する。陽イオン活性剤は、布帛洗濯お よび漂白組成物、自動皿洗い組成物などで使用するのに好適である。 背景技術 各種の使用条件下で布帛から各種の汚れおよびしみを除去するのに十分に強健 である有効な洗濯洗剤組成物の処方は、依然として当該産業において重要な課題 である。同様の課題は、しばしば極めて重い汚れ負荷下で食卓用器具を効率的に 浄化し且つ消毒することを期待する自動皿洗い洗剤組成物の処方業者も直面して いる。真に有効なクリーニング組成物の処方に関連するこれらの問題は、世界の 多くの領域で有効なホスフェートビルダーの使用を規制する法律によって悪化し ている。 大抵の通常のクリーニング組成物は、表面から各種の汚れおよびしみを除去す るために各種の洗剤界面活性剤の混合物を含有している。加えて、全クリーニン グ性能を増強するために各種の洗剤酵素、汚れ沈殿防止剤、無リンビルダー、光 学増白剤などを加えることが普通になっている。多くの完全に処方されたクリー ニング組成物は、典型的にはペルボレート、より最近はペルカーボネート化合物 である漂白剤を追加的に含有している。高温では全く有効であるが、ペルボレー トおよびペルカーボネートは、若干の使用者に好んで使用される低温または中温 範囲では漂白機能の多くを失う。従って、テトラアセチルエチレンジアミン(T AED)、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)などの各種 の漂白活性剤が、広い温度範囲にわたってペルボレートおよびペルカーボネート の漂白作用を増強するために開発されてきた。 各種のクリーニングおよび漂白組成物でのTAEDおよびNOBSと漂白剤と の併用にも拘らず、一層有効な活性剤物質の探索が続いている。一般に、改良活 性剤物質は、安全であり、有効であるべきであり且つ好ましくは頑固な汚れおよ びしみ上に付着し且つ頑固な汚れおよびしみと相互作用するように設計されるで あろう。例えば、各種の陽荷電活性剤は、文献に記載されており且つこれらの物 質は、陰荷電汚れた表面への高められた引力によってより良い性能を与えるよう に設計されている。不幸なことに、示唆された陽イオン活性剤の多くは、若干難 解な物質であり且つ高価である傾向がある。更に、陽イオン活性剤のいくつかは 、真に有効な界面活性剤と活性化漂白系とを含有する洗剤組成物への容易な処方 を可能にするように陰イオン界面活性剤と十分に相容性ではないらしい。 本発明によって、容易に入手できる原料を使用して製造できる陽イオン活性剤 が提供される。本発明の陽イオン活性剤は、布帛からだけではなく自動皿洗い組 成物中で食卓用器具からも汚れおよびしみを除去するのに有効である。活性剤は 、広範囲の洗浄またはソーキング温度にわたってよく機能するように設計される 。重要なことに、本発明の活性剤は、若干の欧州フロント装入洗濯機でしばしば 使用されるゴム排水ホースなどのゴム表面上で安全である。更に、本発明の好ま しい陽イオン活性剤は、多くの通常の陰イオン界面活性剤と相容性であるので、 処方業者に特に有利である。このように、本発明の陽イオン活性剤は、以下の開 示からわかるように、技術上既知の活性剤以上の実質的な改善を与える。 各種の陽イオン漂白剤および漂白活性剤は、米国特許第4,904,406号 明細書、第4,751,015号明細書、第4,988,451号明細書、第4 ,397,757号明細書、第5,269,962号明細書、第5,127,8 52号明細書、第5,093,022号明細書、 第5,106,528号明細書、および英国特許第1,382,594号明細書 、EP第475,512号明細書、第458,396号明細書、第284,29 2号明細書、およびJP第87−318,332号公報に記載されている。 発明の開示 本発明は、式 の漂白活性剤化合物を包含する。 置換基R、R′およびR″は、各々C1〜C10アルキルまたはC2〜C4ヒドロ キシアルキル基または〔(Cy2y)O〕n−R′″(式中、yは2〜4であり、 nは1〜20であり、R′″はC1〜C4アルキル基または水素である)であって もよい。本発明の好ましい化合物は、R、R′およびR″が各々C1〜C3である もの、特にすべての基がメチル、エチルまたはヒドロキシエチルであるものであ る。xが0である時には、化合物は、バレロラクタムから誘導される。xが1で ある時には、化合物は、カプロラクタムから誘導される。化合物中の陰イオンX の性状は、特殊な意義を有していない。このように、Xは、処方業者の要望に応 じて、例えば、クロリド、メチルサルフェート、ブロミド、または他の好都合な 陰イオンであってもよい。構造式によって示されるように、第四級アンモニウム 基は、カルボニル置換基に対してオルト、メタまたはパラ(好ましい)であって もよい。 また、本発明は、前記式に係る陽イオン漂白活性剤少なくとも0.25%、好 ましくは0.5%〜10%および漂白剤、特にペルボレートおよびペルカーボネ ート漂白剤(典型的には組成物の少なくとも5%、好ましくは10%〜60%の 量)を含む漂白組成物を包含する。 また、本発明は、 (a)前記式に係る漂白活性剤化合物(典型的には0.5%〜10%の量)、 (b)以下に開示の量の漂白剤、 (c)以下に開示のような洗剤界面活性剤、および (d)場合によって1種以上の洗剤補助剤 を含む洗濯洗剤組成物を包含する。 また、本発明は、 (a)前記式に係る漂白活性剤化合物(典型的には0.5%〜10%の量)、 (b)漂白剤、 (c)1種以上の洗浄性ビルダー、 (d)場合によって低起泡性界面活性剤、および (e)場合によって1種以上の洗剤補助剤(成分(b)〜(e)のすべては以 下に開示のような量で使用) を含む自動皿洗い組成物を包含する。 また、本発明は、しみを水の存在下で、好ましくは攪拌下に、漂白剤および陽 イオン活性剤化合物と接触させることを特徴とする布帛または硬質表面、特に食 卓用器具からのしみ抜き法を包含する。典型的には、活性剤は、水中に少なくと も約10ppmの量で存在するであろう。漂白剤は、典型的には、少なくとも5 0ppmの量で存在するであろう。 ここですべての%、比率および割合は、特に断らない限り、重量基準である。 引用のすべての文書は、関連部分で、ここに参考文献として編入する。 発明を実施するための最良の形態 本発明は、前記種類の陽イオン漂白活性剤化合物を提供する。このような化合 物の合成は、下記の一般的な反応スキームによって行うことができる。 下記のものは、合成法をより詳細に説明する。 例I N−〔4−(トリエチルアンモニオメチル)ベンゾイル〕カプロラクタムの塩化 物塩の製造 4−クロロメチルベンゾイル酸塩化物−1口丸底フラスコは、添加漏斗、ガス 入口および磁気攪拌機を備えており、アルゴン下に4−クロロメチル安息香酸( 0.5モル)、トルエン(酸1.0モル/350ml)および沸騰石を装入する。 塩化チオニル(1.0モル)を添加漏斗を介して滴下する。還流冷却器を添加漏 斗の代わりに使用し、反応混合物をアルゴン下に4時間加熱してトルエン還流す る。反応混合物を室温に冷却する。溶媒を蒸発させる。 4−クロロメチルベンゾイルカプロラクタム−3口丸底フラスコは、機械的攪 拌機、還流冷却器、添加漏斗、およびガス入口を備えており、アルゴン下にカプ ロラクタム(0.5モル)、トリエチルアミン(0.75モル)および所要のト ルエン(カプロラクタム1.0モル/1.5リットル)の75%を装入する。溶 液を加熱してトルエン還流する。残りのトルエンに懸濁された4−クロロメチル ベンゾイル酸塩化物(0.5モル)を遅い流れで加える。反応混合物をアルゴン 下にトルエン還流下で6時間攪拌し、わずかに冷却し、濾過する。捕集された固 体塩酸トリエチルアミンを捨て、濾液を冷蔵して生成物を沈殿する。生成物を真 空濾過によって捕集し、洗浄し、乾燥する。 N−〔4−(トリエチルアンモニオメチル)ベンゾイル〕カプロラクタムの塩 化物塩 −1口丸底フラスコは、磁気攪拌機、添加漏斗、およびガス入口を備えて おり、アルゴン下に4−クロロメチルベンゾイルカプロラクタム(0.5モル) およびアセトニトリル(カプロラクタム1モル/1.5リットル)を装入する。 トリエチルアミン(1.0モル)を滴下させる。還流冷却器を添加漏斗の代わり に使用し、反応混合物をアルゴン下に4時間加熱してアセトニトリル還流する。 反応混合物を室温に冷却する。溶媒を蒸発する。過剰のアセトンを磁気攪拌下に フラスコに加えて生成物をばらばらに壊す。混合物を短時間加熱してアセトン還 流し、次いで、室温に冷却する。生成物を真空濾過し、洗浄し、乾燥する。 カプロラクタムの代わりにバレロラクタムを使用する以外は、例Iの合成は、 繰り返してよい。また、合成は、例えば、トリエチルアミンの代わりにトリメチ ルアミンを使用して繰り返してよい。各々の場合に、対応陽イオン漂白活性剤は 、保証される。 本発明の陽イオン活性剤は、単独では使用されないが、以下に開示のような 「ペルオキシ」漂白剤と併用される。 漂白剤−本発明の洗剤、自動皿洗いおよび漂白組成物は、漂白剤(典型的には 約1〜約60重量%、より典型的には約10〜約35重量%の量)を含有する。 ここで使用する漂白剤は、布類クリーニング、硬質表面クリーニングにおける 洗剤組成物、自動皿洗い組成物、洗濯漂白剤など、または他のクリーニング目的 で有用な漂白剤のいずれであることもできる。例えば、ペルボレート漂白剤、例 えば、過ホウ酸ナトリウム(1水和物または4水和物)、炭酸ナトリウム過酸化 水素化物および均等の「ペルカーボネート」漂白剤、ピロリン酸ナトリウム過酸 化水素化物、尿素過酸化水素化物、および過酸化ナトリウムは、ここで使用でき る。ペルサルフェート漂白剤〔例えば、デュポンによって商業上生産されている オキソン(OXONE)〕も、使用できる。このような漂白剤の混合物も、使用できる 。 好ましいペルカーボネート漂白剤は、平均粒径約500μm〜約1,000μ mを有する乾燥粒子(該粒子の約10重量%以下は約200μmより小さく且つ 該粒子の約10重量%以下は約1,250μmより大きい)からなる。場合によ って、ペルカーボネートは、シリケート、ボレートまたは水溶性界面活性剤で被 覆できる。ペルカーボネートは、FMC、ソルベイ、トーカイ・デンカなどの各 社から入手できる。 所望ならば、漂白剤は、マンガン化合物によって触媒化できる。このような化 合物は、技術上周知であり、例えば、米国特許第5,246,621号明細書、 米国特許第5,244,594号明細書、米国特許第5,194,416号明細 書、米国特許第5,114,606号明細書、および欧州特許出願公告第549 ,271A1号明細書、第549,272A1号明細書、第544,440A2 号明細書および第544,490A1号明細書に開示のマンガンをベースとする 触媒が挙げられる。これらの触媒の好ましい例としては、MnIV 2(u−O)3( 1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)2(PF62 、MnIII 2(u−O)1(u−OAc)2(1,4,7−トリメチル−1,4, 7−トリアザシクロノナン)2−(ClO42、MnIV 4(u−O)6(1,4, 7−トリアザシクロノナン)4(ClO44、MnIIIMnIV 4(u−O)1(u− OAc)2(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)2( ClO43、MnIV(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノ ナン)−(OCH33(PF6)、およびそれらの混合物が挙げられる。他の金 属をベースとする漂白触媒としては、米国特許第4,430,243号明細書お よび米国特許第5,114,611号明細書に開示のものが挙げられる。マンガ ンを各種の複合体配位子と併用して漂白を高めることも、下記の米国特許に報告 されている:第4,728,455号明細書、第5,284,944号明細書、 第5,246,612号明細書、第5,256,779号明細書、第5,280 ,117号明細書、第5,274,147号明細書、第5,153,161号明 細書、第5,227,084号明細書。 実際的なこととして、限定せずに、本発明の組成物および方法は、水性洗浄液 中に活性漂白触媒種少なくとも1部/千万程度を与えるように調節でき且つ好ま しくは洗濯液中に触媒種約0.1ppm〜約700ppm、より好ましくは約1 ppm〜約500ppmを与えるであろう。 本発明の有効な漂白組成物は、本発明の陽イオン活性剤および漂白剤のみを含 んでもよいが、完全に処方された洗濯および自動皿洗い組成物は、典型的には、 性能を改善するか修正するための他の補助成分も含むであろう。このような成分 の典型的な非限定例は、処方業者の便宜上以下に開示する。 補助成分 洗剤界面活性剤−典型的には約1〜約55重量%の量でここで有用な界面活性 剤の非限定例としては、通常のC11〜C18アルキルベンゼンスルホネート(「L AS」)および第一級、分枝鎖およびランダムC10〜C20アルキルサルフ ェート(「AS」)、式 CH3(CH2x(CHOSO3 -+)CH3およびC H3(CH2y(CHOSO3 -+)CH2CH3(式中、xおよび(y+1)は少 なくとも約7、好ましくは少なくとも約9の整数であり、Mは水溶化陽イオン、 特にナトリウムである)のC10〜C18第二級(2,3)アルキルサルフェート、 不飽和サルフェート、例えば、オレイルサルフェート、C10〜C18アルキルアル コキシサルフェート(「AExS」、特にEO1〜7エトキシサルフェート)、 C10〜C18アルキルアルコキシカルボキシレート(特にEO1〜5エトキシカル ボキシレート)、C10〜18グリセロールエーテル、C10〜C18アルキルポリグリ コシドおよびそれらの対応硫酸化ポリグリコシド、およびC12〜C18α−スルホ ン化脂肪酸エステルが挙げられる。所望ならば、通常の非イオン界面活性剤およ び両性界面活性剤、例えば、C12〜C18アルキルエトキシレート(「AE」)、 例えば、いわゆる狭いピーク化アルキルエトキシレートおよびC6〜C12アルキ ルフェノールアルコキシレート(特にエトキシレートおよび混合エトキシ/プロ ポキシ)、C12〜C18ベタインおよびスルホベタイン(「スルタイン」)、C10 〜C18アミンオキシドなども、全組成物に配合できる。C10〜C18N−アルキル ポリヒドロキシ脂肪酸アミドも、使用できる。典型的な例としては、C12〜C18 N−メチルグルカミドが挙げられる。WO第9,206,154号明細書参照。 他の糖誘導界面活性剤としては、C10〜C18N−(3−メトキシプロピル)グル カミドなどのN−アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミドが挙げられる。N−プ ロピルC12〜C18グルカミドからN−ヘキシルC12〜C18グルカミドまでは、低 起泡のために使用できる。通常のC10〜C20石鹸も、使用してもよい。高起泡が 望まれるならば、分枝鎖C10〜C16石鹸は使用してもよい。陰イオン界面活性剤 と非イオン界面活性剤との混合物が、特に有用である。自動皿洗い組成物は、典 型的には、混合エチレンオキシ/プロピレンオキシ非イオン界面活性剤などの低 起泡性界面活性剤を使用する。他の通常の有用な界面活性剤は、 標準テキストに記載されている。 ビルダー−洗浄性ビルダーは、場合によって、鉱物硬度を制御するのを助長す るために本組成物に配合できる。無機並びに有機ビルダーが使用できる。ビルダ ーは、典型的には、粒子汚れの除去を助長するために自動皿洗いおよび布帛洗濯 組成物で使用される。 ビルダーの量は、組成物の最終用途および所望の物理的形に応じて広く変化で きる。存在する時には、組成物は、典型的にはビルダー少なくとも約1%を含む であろう。高性能組成物は、典型的には洗浄性ビルダー約10〜約80重量%、 より典型的には約15〜約50重量%を含む。しかしながら、より少ないか多い 量のビルダーは、排除することを意味しない。 無機またはP含有洗浄性ビルダーとしては、限定せずに、ポリリン酸(トリポ リホスフェート、ピロホスフェート、およびガラス状高分子メタホスフェートに よって例証)、ホスホン酸、フィチン酸、ケイ酸、炭酸(重炭酸およびセスキ炭 酸を含めて)、硫酸、およびアルミノケイ酸のアルカリ金属塩、アンモニウム塩 およびアルカノールアンモニウム塩が挙げられる。しかしながら、非ホスフェー トビルダーは、若干のローカルで必要とされる。重要なことに、本組成物は、驚 異的なことに、サイトレートなどのいわゆる「弱い」ビルダー(ホスフェートと 比較して)の存在下またはゼオライトまたは層状シリケートビルダーの場合に生 ずることがあるいわゆる「不十分なビルダー」状況下でさえよく機能する。 シリケートビルダーの例は、アルカリ金属ケイ酸塩、特にSiO2:Na2O比 1.6:1から3.2:1を有するものおよび層状シリケート、例えば、H.P .リックに1987年5月12日発行の米国特許第4,664,839号明細書 に記載の層状ケイ酸ナトリウムである。NaSKS−6は、ヘキストによって市 販されている結晶性層状シリケートの商標である(通常ここで「SKS−6」と 略称)。ゼオライトビルダーと異なり、NaSKS−6シリケートビルダーは、 アルミニウムを含有しない。NaSKS−6は、層状シリケートのδ−Na2S iO5形態形を有する。それは、独国特許DE−A第3,417,649号明細 書およびDE−A第3,742,043号明細書に記載の方法などの方法によっ て製造できる。SKS−6は、ここで使用するのに高度に好ましい層状シリケー トであるが、他のこのような層状シリケート、例えば、一般式NaMSix2x+ 1 ・yH2O(式中、Mはナトリウムまたは水素であり、xは1.9〜4、好まし くは2の数であり、yは0〜20、好ましくは0の数である)を有するものは、 ここで使用できる。ヘキストからの各種の他の層状シリケートとしては、α、β およびγ形としてのNaSKS−5、NaSKS−7およびNaSKS−11が 挙げられる。前記のように、δ−Na2SiO5(NaSKS−6形)が、ここで 使用するのに最も好ましい。他のシリケート、例えば、ケイ酸マグネシウムも有 用であることもあり、それらは粒状処方物でぱりぱりさ付与剤として、酸素漂白 剤用安定剤として、そして制泡系の成分として役立つことができる。 カーボネートビルダーの例は、1973年11月15日に公告の独国特許出願 第2,321,001号明細書に開示のようなアルカリ土類金属およびアルカリ 金属の炭酸塩である。 アルミノシリケートビルダーは、本発明で有用である。アルミノシリケートビ ルダーは、最も現在市販されているヘビーデューティー粒状洗剤組成物で大きい 重要性を有し且つ液体洗剤組成物でも有意なビルダー成分であることができる。 アルミノシリケートビルダーとしては、実験式 Mz〔(zAlO2y〕・xH2O (式中、zおよびyは少なくとも6の整数であり、z対yのモル比は1.0〜約 0.5の範囲内であり、xは約15〜約264の整数である) を有するものが挙げられる。 有用なアルミノシリケートイオン交換物質は、市販されている。これらのアル ミノシリケートは、構造が結晶性または無定形であることができ且つ天然産アル ミノシケートであることができ、または合成的に誘導できる。アルミノシリケー トイオン交換物質の製法は、1976年10月12日発行のクルメル等の米国特 許第3,985,669号明細書に開示されている。ここで有用な好ましい合成 結晶性アルミノシリケートイオン交換物質は、呼称ゼオライトA、ゼオライトP (B)、ゼオライトMAPおよびゼオライトXで入手できる。特に好ましい態様 においては、結晶性アルミノシリケートイオン交換物質は、式 Na12〔(AlO212(SiO212〕・xH2O (式中、xは約20〜約30、特に約27である) を有する。この物質は、ゼオライトAとして既知である。脱水ゼオライト(x= 0〜10)も、ここで使用してもよい。好ましくは、アルミノシリケートは、直 径が約0.1〜10μmの粒径を有する。 本発明の目的で好適な有機洗浄性ビルダーとしては、特に限定されないが、各 種のポリカルボキシレート化合物が挙げられる。ここで使用する「ポリカルボキ シレート」は、複数のカルボキシレート基、好ましくは少なくとも3個のカルボ キシレートを有する化合物を意味する。ポリカルボキシレートビルダーは、一般 に、組成物に酸形で添加できるが、中和塩の形でも添加できる。塩形で利用する 時には、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩などのアルカリ金属塩、または アルカノールアンモニウム塩が、好ましい。 ポリカルボキシレートビルダーには各種のカテゴリーの有用物質が包含される 。1つの重要なカテゴリーのポリカルボキシレートビルダーは、1964年4月 7日発行のベルグの米国特許第3,128,287号明細書および1972年1 月18日発行のランベルチ等の米国特許第3,635,830号明細書に開示の ようなオキシジスクシネートを含めて、エーテルポリカルボキシレートを包含す る。 1987年5月5日にブッシュ等に発行の米国特許第4,663,071号明細 書の「TMS/TDS」ビルダーも参照。また、好適なエーテルポリカルボキシ レートとしては、環式化合物、特に脂環式化合物、例えば、米国特許第3,92 3,679号明細書、第3,835,163号明細書、第4,158,635号 明細書、第4,120,874号明細書および第4,102,903号明細書に 記載のものが挙げられる。 他の有用な洗浄性ビルダーとしては、エーテルヒドロキシポリカルボキシレー ト、無水マレイン酸とエチレンまたはビニルメチルエーテルとの共重合体、1, 3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸、およびカルボ キシメチルオキシコハク酸、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸などのポ リ酢酸の各種のアルカリ金属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩、並 びにメリト酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン−1, 3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸などのポリカルボキ シレート、およびそれらの可溶性塩も挙げられる。 クエン酸系ビルダー、例えば、クエン酸およびその可溶性塩(特にナトリウム 塩)は、更新可能な資源からの入手性および生分解性のためヘビーデューティー 洗濯洗剤処方物に特定の重要性を有するポリカルボキシレートビルダーである。 サイトレートは、特にゼオライトおよび/または層状シリケートビルダーとの組 み合わせで、皿洗い組成物でも使用できる。オキシスクシネートも、このような 組成物および組み合わせで特に有用である。 また、1986年1月28日発行のブッシュの米国特許第4,566,984 号明細書に開示の3,3−ジカルボキシ−4−オキサ−1,6−ヘキサンジオエ ートおよび関連化合物は、本発明の洗剤組成物で好適である。有用なコハク酸ビ ルダーとしては、C5〜C20アルキルおよびアルケニルコハク酸およびそれらの 塩が挙げられる。この種の特に好ましい化合物は、ドデセニルコハク酸である。 スクシネートビルダーの特定例としては、コハク酸ラウリル、コハク酸ミリスチ ル、コハク酸パルミチル、コハク酸2−ドデセニル(好ましい)、コハク酸2− ペンタデセニルなどが挙げられる。コハク酸ラウリルは、この群の好ましいビル ダーであり、1986年11月5日公告の欧州特許出願第86200690.5 /0,200,263号明細書に記載されている。 他の好適なポリカルボキシレートは、1979年3月13日発行のクラッチフ ィールド等の米国特許第4,144,226号明細書および1967年3月7日 発行のディールの米国特許第3,308,067号明細書に開示されている。デ ィールの米国特許第3,723,322号明細書も参照。 脂肪酸、例えば、C12〜C18モノカルボン酸も、組成物に単独または前記ビル ダー、特にサイトレートおよび/またはスクシネートビルダーとの組み合わせで 配合して追加のビルダー活性を与えることができる。脂肪酸のこのような使用は 、一般に、処方業者によって考慮すべきである起泡の減少を生ずるであろう。 リンをベースとするビルダーが使用できる状況下、特に手での洗濯操作に使用 される固形物の処方においては、周知のトリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸 ナトリウム、オルトリン酸ナトリウムなどの各種のアルカリ金属リン酸塩は、使 用できる。ホスホネートビルダー、例えば、エタン−1−ヒドロキシ−1,1− ジホスホネートおよび他の既知のホスホネート(例えば、米国特許第3,159 ,581号明細書、第3,213,030号明細書、第3,422,021号明 細書、第3,400,148号明細書および第3,422,137号明細書参照 )も、使用できる。 キレート化剤−また、本組成物は、1種以上の鉄および/またはマンガンキレ ート化剤を場合によって含有していてもよい。このようなキレート化剤は、以下 に定義のようなアミノカルボキシレート、アミノホスホネート、多官能置換芳香 族キレート化剤およびそれらの混合物からなる群から選ぶことができる。理論に よって制限しようとするものではないが、これらの物質の利益は、一部分、可溶 性キレートの生成によって鉄およびマンガンイオンを洗浄液から除去する格別の 能力によると考えられる。 任意のキレート化剤として有用なアミノカルボキシレートとしては、エチレン ジアミンテトラアセテート、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテ ート、ニトリロトリアセテート、エチレンジアミンテトラプロピオネート、トリ エチレンテトラアミンヘキサアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテー トおよびエタノールジグリシン、それらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、お よび置換アンモニウム塩およびそれらの混合物が挙げられる。 また、アミノホスホネートは、少なくとも少量の合計リンが洗剤組成物で許さ れる時には本発明の組成物でキレート化剤として使用するのに好適であり且つそ れらの例としてはデクエストとしてエチレンジアミンテトラキス(メチレンホス ホネート)が挙げられる。好ましくは、これらのアミノホスホネートは、約6個 より多い炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル基を含有しない。 また、多官能置換芳香族キレート化剤は、本組成物で有用である。コナー等に 1974年5月21日発行の米国特許第3,812,044号明細書参照。酸形 のこの種の好ましい化合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼ ンなどのジヒドロキシジスルホベンゼンである。 ここで使用するのに好ましい生分解性キレート化剤は、ハートマンおよびパー キンスに1987年11月3日発行の米国特許第4,704,233号明細書に 記載のようなエチレンジアミンジスクシネート(「EDDS」)、特に〔S,S 〕異性体である。 利用するならば、これらのキレート化剤は、一般に、本発明の洗剤組成物の約 0.1〜約10重量%を占めるであろう。より好ましくは、利用するならば、キ レート化剤は、このような組成物の約0.1〜約3.0重量%を占めるであろう 。 酵素−酵素は、例えば、タンパク質をベースとするしみ、炭水化物をベースと するしみ、またはトリグリセリドをベースとするしみの除去、逃避染料移動の防 止および布帛復元を含めて各種の布帛洗濯の目的で、本処方物に配合できる。配 合すべき酵素としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、お よびペルオキシダーゼ、並びにそれらの混合物が挙げられる。他の種類の酵素も 、配合してもよい。それらは、いかなる好適な起源、例えば、植物、動物、細菌 、真菌および酵母起源を有していてもよい。しかしながら、それらの選択は、数 種の因子、例えば、pH活性および/または安定性最適条件、熱安定性、活性洗 剤、ビルダーなどに対する安定性によって支配される。この点で、細菌または真 菌酵素、例えば、細菌アミラーゼおよびプロテアーゼ、および真菌セルラーゼが 、好ましい。 酵素は、通常、組成物1g当たり活性酵素約5mgまで(重量)、より典型的に は約0.01mg〜約3mgを与えるのに十分な量で配合する。換言すれば、本組成 物は、典型的には、市販の酵素製剤約0.001〜約5重量%、好ましくは0. 01〜1重量%を含むであろう。プロテアーゼ酵素は、通常、このような市販の 製剤で組成物1g当たり0.005〜0.1アンソン(Anson)単位(AU)の活 性を与えるのに十分な量で存在する。 プロテアーゼの好適な例は、枯草菌およびB.lichenilorms の特定の菌株から 得られるズブチリシンである。別の好適なプロテアーゼは、ノボ・インダストリ ーズA/Sによって開発され且つ登録商品名エスペラーゼ(ESPERASE)で販売さ れている8〜12のpH範囲全体にわたって最大活性を有するバチルスの菌株か ら得られる。この酵素および類似の酵素の調製は、ノボの英国特許第1,243 ,784号明細書に記載されている。タンパク質をベースとするしみを除去する のに好適な市販のタンパク分解酵素としては、ノボ・インダストリーズA/S( デンマーク)によって商品名アルカラーゼ(ALCALASE)およびサビナーゼ (SAVINASE)で販売されているものおよびインターナショナル・バイオ−シンセ ティックス・インコーポレーテッド(オランダ)によって商品名マキサターゼ( MAXATASE)で販売されているものが挙げられる。他のプロテアーゼとしては、プ ロテアーゼA(1985年1月9日公告の欧州特許出願第130,756号明細 書参照)およびプロテアーゼB(1987年4月28日出願の欧州特許出願第8 7303761.8号明細書および1985年1月9日公告のボット等の欧州特 許出願第130,756号明細書参照)が挙げられる。 アミラーゼとしては、例えば、英国特許第1,296,839号明細書(ノボ )に記載のα−アミラーゼ、インターナショナル・バイオ−シンセティックス・ インコーポレーテッド製のラピダーゼ(RAPIDASE)、およびノボ・インダストリ ーズ製のターマミル(TERMAMYL)が挙げられる。 本発明で使用できるセルラーゼとしては、細菌セルラーゼと真菌セルラーゼと の両方が挙げられる。好ましくは、それらは、5〜9.5のpH最適条件を有す るであろう。好適なセルラーゼは、Humicola insolens およびHumicola菌株DS M1800またはアエロモナス属に属するセルラーゼ212産生真菌から産生さ れる真菌セルラーゼ、およびマリン軟体動物(Dolabella Auricula Solander) の肝膵臓から抽出されるセルラーゼを開示している1984年3月6日発行のバ ーベスゴード等の米国特許第4,435,307号明細書に開示されている。ま た、好適なセルラーゼは、英国特許第2.075.028号明細書、英国特許第 2.095.275号明細書およびDE−OS第2.247.832号明細書に 開示されている。ケアザイム(CAREZYME)(ノボ)がとくに有用である。 洗剤使用に好適なリパーゼ酵素としては、英国特許第1,372,034号明 細書に開示のようなPseudomonas stutzeri ATCC19.154などのPseudo monas 群の微生物によって産生されるものが挙げられる。1978年2月 24日公開の特開昭53−20487号公報中のリパーゼも参照。このリパーゼ は、日本の名古屋のアマノ・ファルマセウティカル株式会社から商品名リパーゼ P「アマノ(Amano)」で入手できる(以下「アマノ−P」と称する)。他の市販 のリパーゼとしては、アマノ−CES、Chromobacter viscosum、例えば、日本 の田方のトーヨー・ジョーゾー・カンパニーから市販されているChromobacter v iscosum var.lipolyticum NRRLB3673からのリパーゼ、および米国の U.S.バイオケミカル・コーポレーションおよびオランダのディソイント・カ ンパニーからの更に他のChromobacter viscosum リパーゼ、およびPseudomonas gladioliからのリパーゼが挙げられる。Humicola lanuginosa に由来し且つノボ から市販されているリポラーゼ(LIPOLASE)酵素(EPO第341,947号明 細書も参照)は、ここで使用するのに好ましいリパーゼである。 ペルオキシダーゼ酵素は、酸素源、例えば、ペルカーボネート、ペルボレート 、ペルサルフェート、過酸化水素などと併用する。それらは、「溶液漂白」に使 用され、即ち、洗浄操作時に基体から除去された染料または顔料を洗浄液中で他 の基体に移動するのを防止するために使用される。ペルオキシダーゼ酵素は、技 術上既知であり、例えば、ホーセラディッシュ・ペルオキシダーゼ、リグニナー ゼ、およびハロペルオキシダーゼ、例えば、クロロペルオキシダーゼおよびブロ モペルオキシダーゼが挙げられる。ペルオキシダーゼ含有洗剤組成物は、例えば 、O.カークにより1989年10月19日公告のPCT国際出願WO第89/ 099813号明細書(ノボ・インダストリーズA/Sに譲渡)に開示されてい る。 広範囲の酵素物質および合成洗剤組成物への配合手段も、マッカティー等に1 971年1月5日発行の米国特許第3,553,139号明細書に開示されてい る。酵素は、更に、1978年7月18日発行のプレース等の米国特許第4,1 01,457号明細書および1985年3月26日発行のヒューズの米国特許第 4,507,219号明細書に開示されている。洗剤処方物に有用な酵素物質 およびこのような処方物への配合法は、1981年4月14日発行のホラ等の米 国特許第4,261,868号明細書に開示されている。洗剤で使用するための 酵素は、各種の技術によって安定化できる。酵素安定化技術は、ジェッジ等に1 971年8月17日発行の米国特許第3,600,319号明細書、および19 86年10月29日公告のベネガスの欧州特許出願公告第0 199 405号 明細書、出願第86200586.5号明細書に開示され且つ例証されている。 また、酵素安定化系は、例えば、米国特許第3,519,570号明細書に記載 されている。 抑泡剤−泡の形成を減少するか抑制するための化合物は、本発明の組成物に配 合できる。抑泡は、米国特許第4,489,455号明細書および第4,489 ,574号明細書に記載のいわゆる「高濃度クリーニング法」、フロント装入欧 州スタイル洗濯機および自動皿洗器で特定の重要性を有することがある。 各種の物質は、抑泡剤として使用してもよく、且つ抑泡剤は、当業者に周知で ある。例えば、Kirk Othmer Encyclopedia of Chemical Technology、第3版、 第7巻、第430頁〜第447頁(ジョン・ウィリー・エンド・サンズ・インコ ーポレーテッド、1979)参照。特定の興味がある1つのカテゴリーの抑泡剤 は、モノカルボン脂肪酸およびそれらの可溶性塩を包含する。ウェイン・セント ・ジョンに1960年9月27日発行の米国特許第2,954,347号明細書 参照。抑泡剤として使用するモノカルボン脂肪酸およびそれらの塩は、典型的に は、炭素数10〜約24、好ましくは炭素数12〜18のヒドロカルビル鎖を有 する。好適な塩としては、アルカリ金属塩、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩 、およびリチウム塩、およびアンモニウム塩およびアルカノールアンモニウム塩 が挙げられる。 また、本発明の洗剤組成物は、非界面活性剤抑泡剤を含有してもよい。これら としては、例えば、高分子量炭化水素、例えば、パラフィン、脂肪酸エステル (例えば、脂肪酸トリグリセリド)、一価アルコールの脂肪酸エステル、脂肪族 C18〜C40ケトン(例えば、ステアロン)などが挙げられる。他の抑泡剤として は、N−アルキル化アミノトリアジン、例えば、炭素数1〜24の第一級または 第二級アミン2または3モルと塩化シアヌル酸との生成物として生成するトリア ルキルメラミンからヘキサアルキルメラミンまで、またはジアルキルジアミンク ロルトリアジンからテトラアルキルジアミンクロルトリアジンまで、プロピレン オキシド、およびモノステアリルホスフェート、例えば、モノステアリルアルコ ールリン酸エステルおよびモノステアリルジアルカリ金属(例えば、K、Na、 およびLi)ホスフェートおよびリン酸エステルが挙げられる。パラフィン、ハ ロパラフィンなどの炭化水素は、液体形で利用できる。液体炭化水素は、室温お よび大気圧で液体であろうし且つ流動点約−40℃〜約50℃および最小沸点約 110℃以上(大気圧)を有するであろう。また、ロウ状炭化水素、好ましくは 融点約100℃以下を有するものを利用することが既知である。炭化水素は、洗 剤組成物に好ましいカテゴリーの抑泡剤を構成する。炭化水素抑泡剤は、例えば 、ガンドルフォ等に1981年5月5日発行の米国特許第4,265,779号 明細書に記載されている。炭化水素としては、このように、炭素数約12〜約7 0の脂肪族、脂環式、芳香族および複素環式飽和または不飽和炭化水素が挙げら れる。この抑泡剤議論で使用する「パラフィン」なる用語は、真のパラフィンと 環式炭化水素との混合物を包含しようとする。 別の好ましいカテゴリーの非界面活性剤抑泡剤は、シリコーン抑泡剤からなる 。このカテゴリーとしては、ポリジメチルシロキサンなどのポリオルガノシロキ サン油、ポリオルガノシロキサン油または樹脂の分散液または乳濁液、およびポ リオルガノシロキサンとシリカ粒子との組み合わせ(ポリオルガノシロキサンは シリカ上に化学吸着または融着する)の使用が挙げられる。シリコーン抑泡剤は 、技術上周知であり、例えば、ガンドルフォ等に1981年5月5日発行の米国 特 許第4,265,779号明細書およびM.S.スターチによる1990年2月 7日公告の欧州特許出願第89307851.9号明細書に開示されている。 他のシリコーン抑泡剤は、組成物および少量のポリジメチルシロキサン流体を 水溶液に配合することによって水溶液を脱泡するための方法に関する米国特許第 3,455,839号明細書に開示されている。 シリコーンとシラン化シリカとの混合物は、例えば、独国特許出願DOS第2 ,124,526号明細書に記載されている。粒状洗剤組成物におけるシリコー ン脱泡剤および制泡剤は、バルトロッタ等の米国特許第3,933,672号明 細書および1987年3月24日発行のバギンスキー等の米国特許第4,652 ,392号明細書に開示されている。 ここで使用するための例示のシリコーンをベースとする抑泡剤は、本質上 (i)25℃での粘度約20cs〜約1,500csを有するポリジメチルシ ロキサン流体、 (ii)(i)100重量部当たり約5〜約50部の、(CH33SiO1/2単 位対SiO2単位の比率約0.6:1から約1.2:1の(CH33SiO1/2単 位とSiO2単位とからなるシロキサン樹脂、および (iii)(i)100重量部当たり約1〜約20部の固体シリカゲル からなる抑泡量の制泡剤である。 ここで使用する好ましいシリコーン抑泡剤においては、連続相用溶媒は、或る ポリエチレングリコールまたはポリエチレン−ポリプロピレングリコール共重合 体またはそれらの混合物(好ましい)、またはポリプロピレングリコールからな る。一次シリコーン抑泡剤は、分枝/架橋であり、好ましくは線状ではない。 この点を更に説明するために、制御された泡を有する典型的な洗濯洗剤組成物 は、場合によって、(1)(a)ポリオルガノシロキサンと(b)樹脂状シロキ サンまたはシリコーン樹脂生成シリコーン化合物と(c)微粉砕充填剤物質と (d)シラノレートを生成するために混合物成分(a)、(b)および(c)の 反応を促進するための触媒との混合物である一次消泡剤の非水性乳濁液、(2) 少なくとも1種の非イオンシリコーン界面活性剤、および(3)室温での水中溶 解度約2重量%以上を有するポリエチレングリコールまたはポリエチレン−ポリ プロピレングリコールの共重合体(ポリプロピレングリコールを有していない) からなる前記シリコーン抑泡剤約0.001〜約1重量%、好ましくは約0.0 1〜約0.7重量%、最も好ましくは約0.05〜約0.5重量%を含むであろ う。1990年12月18日発行のスターチの米国特許第4,978,471号 明細書、1991年1月8日発行のスターチの米国特許第4,983,316号 明細書、1994年2月22日発行のフーバー等の米国特許第5,288,43 1号明細書、アイザワ等の米国特許第4,639,489号明細書および第4, 749,740号明細書第1欄第46欄〜第4欄第35行も参照。 本発明のシリコーン抑泡剤は、好ましくは、ポリエチレングリコールおよびポ リエチレングリコール/ポリプロピレングリコールの共重合体(すべては平均分 子量約1,000以下、好ましくは約100〜800を有する)からなる。本発 明のポリエチレングリコールおよびポリエチレン/ポリプロピレン共重合体は、 室温での水中溶解度約2重量%以上、好ましくは約5重量%以上を有する。 本発明の好ましい溶媒は、平均分子量約1,000以下、より好ましくは約1 00〜800、最も好ましくは200〜400を有するポリエチレングリコール 、およびポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールの共重合体、好ま しくはPPG200/PEG300である。ポリエチレングリコール対ポリエチ レン−ポリプロピレングリコールの共重合体の重量比約1:1から1:10、最 も好ましくは1:3から1:6が、好ましい。 ここで使用する好ましいシリコーン抑泡剤は、ポリプロピレングリコール、特 に分子量4,000のポリプロピレングリコールを含有しない。それらは、好ま しくは、プルロニック(PLURONIC)L101などのエチレンオキシドとプロピレ ンオキシドとのブロック共重合体も含有しない。 ここで有用な他の抑泡剤は、第二級アルコール(例えば、2−アルキルアルカ ノール)およびこのようなアルコールとシリコーンなどのシリコーン油との混合 物(米国特許第4,798,679号明細書、第4,075,118号明細書お よびEP第150,872号明細書に開示)からなる。第二級アルコールとして は、C1〜C16鎖を有するC6〜C16アルキルアルコールが挙げられる。好ましい アルコールは、コンデアから商標イソフォル(ISOFOL)12で入手できる2−ブ チルオクタノールである。第二級アルコールの混合物は、エニケムから商標イサ ルケム(ISALCHEM)123で入手できる。混合抑泡剤は、典型的には、1:5か ら5:1の重量比のアルコールとシリコーンとの混合物からなる。 自動洗濯機で使用すべき洗剤組成物の場合には、泡は、洗濯機をオーバーフロ ーする程度には形成すべきではない。抑泡剤は、利用する時には、好ましくは、 「抑泡量」で存在する。「抑泡量」とは、組成物の処方業者が自動洗濯機で使用 するための低起泡性洗濯洗剤を生ずるように泡を十分に制御するであろうこの制 泡剤の量を選択できることを意味する。 本組成物は、一般に、抑泡剤0%〜約5%を含むであろう。抑泡剤として利用 する時には、モノカルボン脂肪酸およびそれらの塩は、典型的には、洗剤組成物 の約5重量%までの量で存在するであろう。好ましくは、脂肪モノカルボキシレ ート抑泡剤約0.5%〜約3%は、利用される。多量を使用してもよいが、シリ コーン抑泡剤は、典型的には、洗剤組成物の約2.0重量%までの量で利用され る。この上限は、主としてコストを最小限に保ち且つ有効に制泡するための少量 の有効性に関する関心事のため性状で実際的である。好ましくは、シリコーン抑 泡剤約0.01%〜約1%、より好ましくは約0.25%〜約0.5%が、使用 される。ここで使用するこれらの重量%値は、ポリオルガノシロキサンと併用し てもよいシリカ、並びに利用してもよい補助剤物質を包含する。モノステアリル ホスフェート抑泡剤は、一般に、組成物の約0.1〜約2重量%の量で利用され る。多量を使用できるが、炭化水素抑泡剤は、典型的には、約0.01%〜約5 .0%の量で利用される。アルコール抑泡剤は、典型的には、完成組成物の0. 2〜3重量%で使用される。 粘土汚れ除去/再付着防止剤−本発明の組成物は、場合によって、粘土汚れ除 去性および再付着防止性を有する水溶性エトキシ化アミンも含有できる。これら の化合物を含有する洗剤組成物は、典型的には、水溶性エトキシ化アミン約0. 01〜約10.0重量%を含有する。 最も好ましい防汚剤/再付着防止剤は、エトキシ化テトラエチレンペンタミン である。例示のエトキシ化アミンは、1986年7月1日発行のバンダーミール の米国特許第4,597,898号明細書に更に記載されている。別の群の好ま しい粘土汚れ除去/再付着防止剤は、1984年6月27日公告のオーおよびゴ ッセリンクの欧州特許出願第111,965号明細書に開示の陽イオン化合物で ある。使用できる他の粘土汚れ除去/再付着防止剤としては、1984年6月2 7日公告のゴッセリンクの欧州特許出願第111,984号明細書に開示のエト キシ化アミン重合体、1984年7月4日公告のゴッセリンクの欧州特許出願第 112,592号明細書に開示の双性重合体、および1985年10月22日発 行のコナーの米国特許第4,548,744号明細書に開示のアミンオキシドが 挙げられる。技術上既知の他の粘土汚れ除去剤および/または再付着防止剤も、 本組成物で利用できる。別の種類の好ましい再付着防止剤としては、カルボキシ メチルセルロース(CMC)物質が挙げられる。これらの物質は、技術上周知で ある。 高分子分散剤−高分子分散剤は、有利には、特にゼオライトおよび/または層 状シリケートビルダーの存在下で、本組成物で約0.1〜約7重量%の量で利用 できる。技術上既知の他のものも使用できるが、好適な高分子分散剤としては、 高分子ポリカルボキシレートおよびポリエチレングリコールが挙げられる。理論 によって限定しようとはしないが、高分子分散剤は、他のビルダー(低分子量ポ リカルボキシレートを含めて)と併用する時に結晶成長抑制、粒子汚れ放出ペプ チゼーションおよび再付着防止により全洗浄性ビルダー性能を高めると考えられ る。 高分子ポリカルボキシレート物質は、好適な不飽和単量体(好ましくは酸形) を重合または共重合することによって製造できる。好適な高分子ポリカルボキシ レートを生成するために重合できる不飽和単量体酸としては、アクリル酸、マレ イン酸(または無水マレイン酸)、フマル酸、イタコン酸、アコニット酸、メサ コン酸、シトラコン酸およびメチレンマロン酸が挙げられる。ビニルメチルエー テル、スチレン、エチレンなどの、カルボキシレート基を含有しない単量体セグ メントが本発明の高分子ポリカルボキシレートに存在することは、このようなセ グメントが約40重量%以上を構成しないならば好適である。 特に好適な高分子ポリカルボキシレートは、アクリル酸から誘導できる。ここ で有用であるこのようなアクリル酸をベースとする重合体は、重合されたアクリ ル酸の水溶性塩である。酸形のこのような重合体の平均分子量は、好ましくは約 2,000〜10,000、より好ましくは約4,000〜7,000、最も好 ましくは約4,000〜5,000である。このようなアクリル酸重合体の水溶 性塩としては、例えば、アルカリ金属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウ ム塩が挙げることができる。この種の可溶性重合体は、既知の物質である。この 種のポリアクリレートを洗剤組成物で使用することは、例えば、1967年3月 7日発行のディールの米国特許第3,308,067号明細書に開示されている 。 アクリル酸/マレイン酸をベースとする共重合体も、分散剤/再付着防止剤の 好ましい成分として使用してもよい。このような物質としては、アクリル酸とマ レイン酸との共重合体の水溶性塩が挙げられる。酸形のこのような共重合体の平 均分子量は、好ましくは約2,000〜100,000、より好ましくは約5, 000〜75,000)最も好ましくは約7,000〜65,000である。こ のような共重合体中のアクリレートセグメント対マレエートセグメントの比率は 、一般に、約30:1から約1:1、より好ましくは約10:1から2:1であ ろう。このようなアクリル酸/マレイン酸共重合体の水溶性塩としては、例えば 、アルカリ金属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩が挙げることがで きる。この種の可溶性アクリレート/マレエート共重合体は、1982年12月 15日公告の欧州特許出願第66915号明細書並びに1986年9月3日公告 のEP第193,360号明細書(ヒドロキシプロピルアクリレートを含むこの ような重合体も記載)に記載の既知の物質である。なお他の有用な分散剤として は、マレイン酸/アクリル酸/ビニルアルコール三元共重合体が挙げられる。こ のような物質、例えば、アクリル酸/マレイン酸/ビニルアルコールの45/4 5/10三元共重合体も、EP第193,360号明細書に開示されている。 配合できる別の高分子物質は、ポリエチレングリコール(PEG)である。P EGは、分散剤性能を示し並びに粘土汚れ除去剤/再付着防止剤として作用でき る。これらの目的に典型的な分子量範囲は、約500〜約100,000、好ま しくは約1,000〜約50,000、より好ましくは約1,500〜約10, 000である。 ポリアスパルテートおよびポリグルタメート分散剤も、特にゼオライトビルダ ーと共に、使用してもよい。ポリアスパルテートなどの分散剤は、好ましくは、 分子量(平均)約10,000を有する。 高分子防汚剤−当業者に既知のいかなる高分子防汚剤も、場合によって、本発 明の組成物および方法で使用できる。高分子防汚剤は、ポリエステル、ナイロン などの疎水性繊維の表面を親水化するための親水性セグメントと、疎水性繊維上 に付着し且つ洗浄およびすすぎサイクルの完了を通して接着したままであり、こ のように親水性セグメント用錨として役立つための疎水性セグメントとの両方を 有することによって特徴づけられる。このことは、防汚剤での処理後に生ずるし みを後の洗浄法でより容易に浄化することを可能にすることができる。 ここで有用な高分子防汚剤としては、特に(a)本質上(i)重合度少なくと も2を有するポリオキシエチレンセグメントまたは(ii)オキシプロピレンまた は重合度2〜10を有するポリオキシプロピレンセグメント(エーテル結合によ って各末端で隣接部分に結合されるのでなければ、親水性セグメントはオキシプ ロピレン単位を包含しない)または(iii)オキシエチレンおよび1〜約30個の オキシプロピレン単位からなるオキシアルキレン単位の混合物(該混合物は親水 性成分が通常のポリエステル合成繊維表面上への防汚剤の付着時に通常のポリエ ステル合成繊維表面の親水性を増大するのに十分な程大きい親水性を有するのに 十分な量のオキシエチレン単位を含有し、親水性セグメントは好ましくはオキシ エチレン単位少なくとも約25%、より好ましくは特に約20〜30個のオキシ プロピレン単位を有するこのような成分の場合にはオキシエチレン単位少なくと も約50%を含む)からなる1種以上の非イオン親水性成分、または(b)(i )C3オキシアルキレンテレフタレートセグメント(疎水性成分がオキシエチレ ンテレフタレートも含むならば、オキシエチレンテレフタレート対C3オキシア ルキレンテレフタレート単位の比率は約2:1またはそれ以下である)、(ii) C4〜C6アルキレンまたはオキシC4〜C6アルキレンセグメントまたはそれらの 混合物、(iii)重合度少なくとも2を有するポリ(ビニルエステル)セグメント 、好ましくはポリ(酢酸ビニル)、または(iV)C1〜C4アルキルエーテ ルまたはC4ヒドロキシアルキルエーテル置換基またはそれらの混合物(前記置 換基はC1〜C4アルキルエーテルまたはC4ヒドロキシアルキルエーテルセルロ ース誘導体またはそれらの混合物の形で存在し且つこのようなセルロース誘導体 は両親媒性であり、それによって十分な量のC1〜C4アルキルエーテルおよび/ またはC4ヒドロキシアルキルエーテル単位を有していて通常のポリエステル合 成繊維表面上に付着し且つ十分な量のヒドロキシルを保持し、一旦このような通 常の合成繊維表面に接着すると、繊維表面親水性を増大する)からなる1種以上 の疎水性成分、または(a)と(b)との組み合わせを有する防汚剤が挙げられ る。 典型的には、200よりも高い水準が使用できるが、(a)(i)のポリオキ シエチレンセグメントは重合度約200、好ましくは3〜約150、より好まし くは6〜約100を有するであろう。好適なオキシC4〜C6アルキレン疎水性セ グメントとしては、限定せずに、ゴッセリンクに1988年1月26日発行の米 国特許第4,721,580号明細書開示のようなMO3S(CH2nOCH2C H2O−(式中、Mはナトリウムであり、nは4〜6の整数である)などの高分 子防汚剤の末端封鎖が挙げられる。 本発明で有用な高分子防汚剤としては、ヒドロキシエーテルセルロース系重合 体などのセルロース系誘導体、エチレンテレフタレートまたはプロピレンテレフ タレートとポリエチレンオキシドテレフタレートまたはポリプロピレンオキシド テレフタレートとの共重合体ブロックなども挙げられる。このような薬剤は、市 販されており、その例としてはメトセル(METHOCEL)(ダウ)などのセルロース のヒドロキシエーテルが挙げられる。ここで使用するためのセルロース系防汚剤 としては、C1〜C4アルキルおよびC4ヒドロキシアルキルセルロースからなる 群から選ばれるものも挙げられる。ニコル等に1976年12月28日に発行の 米国特許第4,000,093号明細書参照。 ポリ(ビニルエステル)疎水性セグメントによって特徴づけられる防汚剤とし ては、ポリ(ビニルエステル)、例えば、C1〜C6ビニルエステルのグラフト共 重合体、好ましくはポリエチレンオキシド主鎖などのポリアルキレンオキシド主 鎖上にグラフトしたポリ(酢酸ビニル)が挙げられる。クッド等による1987 年4月22日公告の欧州特許出願第0 219 048号明細書参照。この種の 市販の防汚剤としては、BASF(西独)から入手できるソカラン(SOKALAN) 型の物質、例えば、ソカランHP−22が挙げられる。 1つの種類の好ましい防汚剤は、エチレンテレフタレートとポリエチレンオキ シド(PEO)テレフタレートとのランダムブロックを有する共重合体である。 この高分子防汚剤の分子量は、約25,000〜約55,000の範囲内である 。ヘイズに1976年5月25日発行の米国特許第3,959,230号明細書 およびバサダーに1975年7月8日発行の米国特許第3,893,929号明 細書参照。 別の好ましい高分子防汚剤は、平均分子量300〜5,000のポリオキシエ チレングリコールに由来するポリオキシエチレンテレフタレート単位90〜80 重量%と一緒にエチレンテレフタレート単位10〜15重量%を含有するエチレ ンテレフタレート単位の反復単位を有するポリエステルである。この重合体の例 としては、市販の物質ゼルコン(ZELCON)5126(デュポン製)およびミリー ズ(MILEASE)T(ICI製)が挙げられる。ゴッセリンクに1987年10月 27日発行の米国特許第4,702,857号明細書も参照。 別の好ましい高分子防汚剤は、テレフタロイルおよびオキシアルキレンオキシ 反復単位のオリゴマーエステル主鎖および主鎖に共有結合された末端部分からな る実質上線状のエステルオリゴマーのスルホン化生成物である。これらの防汚剤 は、J.J.シェィベルおよびE.P.ゴッセリンクに1990年11月6日発 行の米国特許第4,968,451号明細書に詳述されている。他の好適な高分 子防汚剤としては、ゴッセリンク等に1987年12月8日発行の米国特許第4 ,711,730号明細書のテレフタレートポリエステル、ゴッセリンクに19 88年1月26日発行の米国特許第4,721,580号明細書の陰イオン末端 封鎖オリゴマーエステル、およびゴッセリンクに1987年10月27日発行の 米国特許第4,702,857号明細書のブロックポリエステルオリゴマー化合 物が挙げられる。 好ましい高分子防汚剤としては、陰イオン、特にスルホアロリル末端封鎖テレ フタレートエステルを開示しているマルドナド等に1989年10月31日発行 の米国特許第4,877,896号明細書の防汚剤も挙げられる。 利用するならば、防汚剤は、一般に、本発明の洗剤組成物の約0.01〜約1 0.0重量%、典型的には約0.1〜約5重量%、好ましくは約0.2〜約3. 0重量%を占めるであろう。 なお別の好ましい防汚剤は、テレフタロイル単位、スルホイソフタロイル単位 、オキシエチレンオキシおよびオキシ−1,2−プロピレン単位の反復単位を有 するオリゴマーである。反復単位は、オリゴマーの主鎖を構成し且つ好ましくは 変性イセチオネート末端キャップを末端基とする。この種の特に好ましい防汚剤 は、約1個のスルホイソフタロイル単位、5個のテレフタロイル単位、約1.7 〜約1.8の比率のオキシエチレンオキシおよびオキシ−1,2−プロピレンオ キシ単位、および2−(2−ヒドロキシエトキシ)−エタンスルホン酸ナトリウ ムの2個の末端封鎖単位からなる。前記防汚剤は、オリゴマーの約0.5〜約2 0重量%の結晶性減少安定剤(好ましくはキシレンスルホネート、クメンスルホ ネート、トルエンスルホネート、およびそれらの混合物から選ばれる)も含む。 染料移動抑制剤−本発明の組成物は、クリーニングプロセス時に1つの布帛か ら別のものへの染料の移動を抑制するのに有効な1種以上の物質も包含してもよ い。一般に、このような染料移動抑制剤としては、ポリビニルピロリドン重合体 、 ポリアミンN−オキシド重合体、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾー ルとの共重合体、マンガンフタロシアニン、ペルオキシダーゼ、およびそれらの 混合物が挙げられる。使用するならば、これらの薬剤は、典型的には、組成物の 約0.01〜約10重量%、好ましくは約0.01〜約5重量%、より好ましく は約0.05〜約2重量%を占める。 より詳細には、ここで使用するのに好ましいポリアミンN−オキシド重合体は 、下記の構造式 R−Ax−P〔式中、Pは重合性単位(それにN−O基が結合 でき、またはN−O基が重合性単位の一部分を構成でき、またはN−O基が両方 の単位に結合できる)であり、Aは下記の構造 −NC(O)−、−C(O)O −、−S−、−O−、−N=の1つであり、xは0または1であり、Rは脂肪族 、エトキシ化脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基またはそれらの組み合わ せ(それにN−O基の窒素は結合でき、またはN−O基はこれらの基の一部分で ある)である〕を有する単位を含有する。好ましいポリアミンN−オキシドは、 Rが複素環式基、例えば、ピリジン、ピロール、イミダゾール、ピロリジン、ピ ペリジンおよびそれらの誘導体であるものである。 N−O基は、下記の一般構造 (式中、R1、R2、R3は脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基またはそれ らの組み合わせであり、x、yおよびzは0または1であり、N−O基の窒素は 結合するか前記基のいずれかの一部分を構成できる) で表わされる。ポリアミンN−オキシドのアミンオキシド単位は、pKa<10 、好ましくはpKa<7、より好ましくはpKa<6を有する。 生成するアミンオキシド重合体が水溶性であり且つ染料移動抑制性を有する限 り、いかなる重合体主鎖も使用できる。好適な重合体主鎖の例は、ポリビニル、 ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミド、ポリ アクリレートおよびそれらの混合物である。これらの重合体としては、一方の単 量体型がアミンN−オキシドであり且つ他方の単量体型がN−オキシドであるラ ンダムまたはブロック共重合体が挙げられる。アミンN−オキシド重合体は、典 型的には、アミン対アミンN−オキシドの比率10:1から1:1,000,0 00を有する。しかしながら、ポリアミンオキシド重合体に存在するアミンオキ シド基の数は、適当な共重合により、または適当なN−酸化度により変化できる 。ポリアミンオキシドは、ほとんどいかなる重合度でも得ることができる。典型 的には、平均分子量は、500〜1,000,000、より好ましくは1,00 0〜500,000、最も好ましくは5,000〜100,000の範囲内であ る。この好ましい種類の物質は、「PVNO」と称することができる。 本発明の洗剤組成物で有用な最も好ましいポリアミンN−オキシドは、平均分 子量約50,000およびアミン対アミンN−オキシドの比率約1:4を有する ポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド)である。 N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾール重合体との共重合体(クラス として「PVPVI」と称する)も、ここで使用するのに好ましい。好ましくは 、PVPVIは、平均分子量範囲5,000〜1,000,000、より好まし くは5,000〜200,000、最も好ましくは10,000〜20,000 を有する〔平均分子量範囲はバース等のChemical Analysis,第113巻,「重 合体特性化の現代的方法」に記載のように光散乱によって測定する(その開示を ここに参考文献として編入)〕。PVPVI共重合体は、典型的には、N−ビニ ルイミダゾール対N−ビニルピロリドンのモル比1:1から0.2:1、より好 ましくは0.8:1から0.3:1、最も好ましくは0.6:1から0.4:1 を 有する。これらの共重合体は、線状または分枝のいずれかであることができる。 本発明の組成物は、平均分子量約5,000〜約400,000、好ましくは 約5,000〜約200,000、より好ましくは約5,000〜約50,00 0を有するポリビニルピロリドン(「PVP」)も、使用してもよい。PVPは 、洗剤分野の当業者に既知である。例えば、EP−A第262,897号明細書 およびEP−A第256,696号明細書(ここに参考文献として編入)参照。 PVPを含有する組成物は、平均分子量約500〜約100,000、好ましく は約1,000〜約10,000を有するポリエチレングリコール(「PEG」 )も含有できる。好ましくは、洗浄液に送達されるPEG対PVPの比率(pp m基準で)は、約2:1から約50:1、より好ましくは約3:1から約10: 1である。 本発明の洗剤組成物は、場合によって、染料移動抑制作用も与える或る種の親 水性光学増白剤約0.005〜5重量%も含有してもよい。使用するならば、本 組成物は、好ましくは、このような光学増白剤約0.01〜1重量%を含むであ ろう。 本発明で有用な親水性光学増白剤は、構造式 (式中、R1はアニリノ、N−2−ビス−ヒドロキシエチルおよびNH−2−ヒ ドロキシエチルから選ばれ、R2はN−2−ビス−ヒドロキシエチル、N−2− ヒドロキシエチル−N−メチルアミノ、モルホリノ、クロロおよびアミノから選 ばれ、Mはナトリウム、カリウムなどの塩形成陽イオンである) を有するものである。 前記式中、R1がアニリノであり、R2がN−2−ビス−ヒドロキシエチルであ り且つMがナトリウムなどの陽イオンである時には、増白剤は、4,4′−ビス 〔(4−アニリノ−6−(N−2−ビス−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン −2−イル)アミノ〕−2,2′−スチルベンジスルホン酸および二ナトリウム 塩である。この特定の増白剤種は、チバ−ガイギー・コーポレーションによって 商品名チノパール(Tinopal)−UNPA−GXで市販されている。チノパール− UNPA−GXは、本発明の洗剤組成物で有用な好ましい親水性光学増白剤であ る。 前記式中、R1がアニリノであり、R2がN−2−ヒドロキシエチル−N−2− メチルアミノであり且つMがナトリウムなどの陽イオンである時には、増白剤は 、4,4′−ビス〔(4−アニリノ−6−(N−2−ヒドロキシエチル−N−2 −メチルアミノ)−s−トリアジン−2−イル)アミノ〕−2,2′−スチルベ ンジスルホン酸二ナトリウム塩である。この特定の増白剤種は、チバ−ガイギー ・コーポレーションによって商品名チノパール5BM−GXで市販されている。 前記式中、R1がアニリノであり、R2がモルホリノであり且つMがナトリウム などの陽イオンである時には、増白剤は、4,4′−ビス〔(4−アニリノ−6 −モリホリノ−s−トリアジン−2−イル)アミノ〕2,2’−スチルベンジス ルホン酸のナトリウム塩である。この特定の増白剤種は、チバガイギー・コーポ レーションによって商品名チノパールAMS−GXで市販されている。 本発明で使用するために選ばれる特定の光学増白剤種は、前記の所定の高分子 染料移動抑制剤と併用する時に、特に有効な染料移動抑制性能上の利益を与える 。このような所定の高分子物質(例えば、PVNOおよび/またはPVPVI) とこのような所定の光学増白剤(例えば、チノパール−UNPA−GX、チノパ ール5BM−GXおよび/またはチノパールAMS−GX)との組み合わせは、 単独で使用する時にこれらの2種の洗剤組成物成分のいずれよりも、水性洗浄液 中 で有意に良い染料移動抑制を与える。理論によって限定するものではないが、こ のような増白剤は、洗浄液中で布帛に対して高い親和力を有するので、このよう に作動し、それゆえこれらの布帛上に比較的迅速に付着すると考えられる。増白 剤が洗浄液中で布帛上に付着する程度は、「消耗(exhaustion)係数」と呼ばれ るパラメーターによって規定できる。消耗係数は、一般に、(a)布帛上に付着 する増白剤物質対(b)洗浄液中の増白剤初濃度の比率としてである。比較的高 い消耗係数を有する増白剤は、本発明の文脈で染料移動を抑制するのに最も好適 である。 勿論、他の通常の光学増白剤型の化合物は、場合によって、真実の染料移動抑 制効果よりむしろ、通常の布帛「増白」上の利益を与えるために本組成物で使用 できることが認識されるであろう。このような使用法は、洗剤処方に通常であり 且つ周知である。 増白剤−技術上既知のいかなる光学増白剤または他の増白剤または白化剤も、 本発明の洗剤組成物に典型的には約0.05〜約1.2重量%の量で配合できる 。本発明で有用であることがある市販の光学増白剤は、亜群に分類でき、亜群と しては、必ずしも限定しないが、スチルベン、ピラゾリン、クマリン、カルボン 酸、メチンシアニン、ジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシド、アゾール、5 員環および6員環複素環式化合物の誘導体、および他の雑多な薬剤が挙げられる 。このような増白剤の例は、「蛍光増白剤の生産および応用」、M.ザーラドニ ック、ニューヨークのジョン・ウィリー・エンド・サンズ発行(1982)に開 示されている。 本組成物で有用である光学増白剤の特定例は、1988年12月13日にウィ クソンに発行の米国特許第4,790,856号明細書に同定のものである。こ れらの増白剤としては、ベロナからのホルホワイト(PHORWHITE)系列の増白剤が 挙げられる。この文献に開示の他の増白剤としては、チバ・ガイギーから入手で きるチノパール(Tinopal)UNPA、チノパールCBSおよびチノパール5BM 、イタリアに置かれたヒルトン−デービスから入手できるアルティック・ホワイ ト(Artic White)CCおよびアルティック・ホワイトCWD、2−(4−スチリ ルフェニル)−2H−ナフトール〔1,2−d〕トリアゾール、4,4′−ビス −(1,2,3−トリアゾール−2−イル)−スチルベン、4,4′−ビス(ス チリル)ビスフェニル、およびアミノクマリンが挙げられる。これらの増白剤の 特定例としては、4−メチル−7−ジエチルアミノクマリン、1,2−ビス(ベ ンズイミダゾール−2−イル)エチレン、1,3−ジフェニルフラゾリン、2, 5−ビス(ベンゾオキサゾール−2−イル)チオフェン、2−スチリル−ナフト −〔1,2−d〕オキサゾール、および2−(スチルベン−4−イル)−2H− ナフト〔1,2−d〕トリアゾールが挙げられる。ハミルトンに1972年2月 29日発行の米国特許第3,646,015号明細書も参照。陰イオン増白剤が 、ここで好ましい。 布帛柔軟剤−各種のスルー・ザ・ウォッシュ(through-the-wash)布帛柔軟剤 、特に1977年12月13日発行のストームおよびニルシュルの米国特許第4 ,062,647号明細書の微細なスメクタイト粘土、並びに技術上既知の他の 柔軟剤粘土は、場合によって、典型的には、布帛クリーニングと同時に布帛柔軟 化上の利益を与えるために本組成物で約0.5〜約10重量%の量で使用できる 。粘土柔軟剤は、例えば、1983年3月1日発行のクリスプ等の米国特許第4 ,375,416号明細書および1981年9月22日発行のハリス等の米国特 許第4,291,071号明細書に開示のようなアミンおよび陽イオン柔軟剤と 併用できる。 他の成分−洗剤組成物で有用な各種の他の成分、例えば、他の活性成分、担体 、ハイドロトロープ、加工助剤、染料または顔料、液体処方物用溶媒、固形組成 物用固体充填剤などが、本組成物に配合できる。高起泡が望まれるならば、C10 〜 C16アルカノールアミドなどの増泡剤は、組成物に、典型的には1%〜10%の 量で配合できる。C10〜C14モノエタノールおよびジエタノールアミドは、典型 的な種類のこのような増泡剤を例示する。このような増泡剤を前記アミンオキシ ド、ベタイン、スルタインなどの高起泡性補助界面活性剤と併用することも、有 利である。所望ならば、MgCl2、MgSO4などの可溶性マグネシウム塩は、 追加の泡を与え且つグリース除去性能を高めるために典型的には0.1%〜2% の量で添加できる。 本組成物で使用する各種の洗剤成分は、場合によって、前記成分を多孔性疎水 性基体上に吸収し、次いで、前記基体を疎水性コーティングで被覆することによ って更に安定化できる。好ましくは、洗剤成分は、多孔性基体に吸収する前に界 面活性剤と混合する。使用中、洗剤成分は、水性洗浄液中で基体から放出され、 そこで所期の洗浄機能を遂行する。 この技術をより詳細に例示するために、多孔性疎水性シリカ〔デグッサの商標 シパーナット(SIPERNAT)D10〕は、C13〜15エトキシ化アルコール(EO7 )非イオン界面活性剤3%〜5%を含有するタンパク分解酵素溶液と混合する。 典型的には、酵素/界面活性剤溶液は、シリカの重量の2.5倍である。得られ た粉末は、攪拌下にシリコーン油(500〜12,500の範囲内の各種のシリ コーン油粘度が使用できる)に分散する。得られたシリコーン油分散液は、乳化 するか、他の方法で最終洗剤マトリックスに加える。この手段によって、前記酵 素、漂白剤、漂白活性剤、漂白触媒、光活性剤、染料、蛍光剤、布帛コンディシ ョナー、加水分解性界面活性剤などの成分は、液体洗濯洗剤組成物を含めて洗剤 で使用するために「保護」できる。 液体またはゲル洗剤組成物は、担体として若干の水および他の流体を含有でき る。メタノール、エタノール、プロパノール、およびイソプロパノールによって 例証される低分子量第一級または第二級アルコールが、好適である。一価アルコ ールが界面活性剤を可溶化するのに好ましいが、ポリオール、例えば、2〜約6 個の炭素原子および2〜約6個のヒドロキシ基を含有するもの(例えば、1,3 −プロパンジオール、エチレングリコール、グリセリン、および1,2−プロパ ンジオール)も、使用できる。組成物は、このような担体5%〜90%、典型的 には10%〜50%を含有してもよい。 本発明の洗剤組成物は、好ましくは、水性クリーニング操作での使用時に、洗 浄水がpH約6.5〜約11.5、好ましくは約7.5〜10.5を有するよう に処方するであろう。洗濯および自動皿洗い製品は典型的には、pH 9〜11 である。pHを推奨使用量で制御するための技術は、緩衝剤、アルカリ、酸など の使用を包含し、当業者に周知である。組成物は、各種のクリーニングおよび漂 白操作に約5℃から沸騰までで有用である。組成物は、典型的には、水性洗浄液 中で50ppm〜10,000ppmで使用されるが、この範囲に限定はされな い。 下記の例は、本発明の陽イオン漂白活性剤を使用して調製できる組成物を例示 するが、限定しようとはしない。このような組成物は、典型的には、活性剤少な くとも約10ppm、好ましくは約50ppm〜約700ppmを洗浄液に送達 する。これは、処方業者の要望に応じて調整できる。 例II 使用前に水に溶解するように設計された単純であるが有効な布帛漂白剤は、次 の通りである。成分 %(重量) 陽イオン活性剤 7.0 過ホウ酸ナトリウム(1水和物) 50.0 ケイ酸ナトリウム 5.0 硫酸ナトリウム 残部 例Iに従って生成したカプロラクタム活性剤 別の態様においては、例Iの組成物は、過ホウ酸ナトリウムを過炭酸ナトリウ ムに取り替えることによって修正する。 例III 改善された漂白活性を有する粒状洗濯洗剤は、下記の成分からなる。 成分 %(重量) 陽イオン活性剤1 5.5 過ホウ酸ナトリウム2(1水和物) 17.0 C12アルキルベンゼンスルホネート 10.0 C14〜15アルキルサルフェート 10.0 ゼオライトA(1〜10μm) 30.0 ポリエチレングリコール(4000) 1.5 硫酸ナトリウム 11.0 リポラーゼ 0.20 サビナーゼ酵素 0.75 ターマミル 0.30 ジエチレントリアミンペンタアセテート 0.6 ケイ酸ナトリウム 3.0 炭酸ナトリウム 6.0 雑多な成分および水分 残部1 例Iに従って生成2 過炭酸ナトリウムはペルボレートの代わりに使用してもよい。 例IIIの組成物は、常法で布帛を洗濯するために使用され且つ特に紅茶、ワイ ンなどのしみに対して、優秀なしみ抜き性能を与える。 所望ならば、例IIIに一般に対応する組成物は、通常の圧縮および押出手段を 使用して洗濯固形物に成形してもよい。 例IV 自動皿洗い組成物は、次の通りである。 成分 (重量%) 陽イオン活性剤1 3.0 過炭酸ナトリウム2 15.0 クエン酸ナトリウム 15.0 炭酸ナトリウム 20.0 ケイ酸ナトリウム 9.0 非イオン界面活性剤3 2.0 分散剤4 6.0 サビナーゼ酵素 2.0 ターマミル酵素 1.5 ジエチレントリアミンペンタアセテート 0.15 硫酸ナトリウム、水分、微量成分 残部1 例Iに準拠2 ペルボレートを代わりに使用してもよい。3 低起泡剤が好ましい。4 ポリアクリレート型 例IVの組成物は、食卓用器具からの各種のしみの優秀な除去を与える。紅茶な どの頑固なしみは、皿表面から効率的に除去される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハーディー,フレデリック エドワード イギリス国ニューキャッスル、アポン、タ イン、ポントランド、ダラス、ホール、ウ ッドエンド、8 (72)発明者 クーディラ,ノール−エディン イギリス国ニューキャッスル、アポン、タ イン、ザ、パドック、ガース、32、111

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式 〔式中、xは0または1であり、置換基R、R′およびR″は各々C1〜C10ア ルキルまたはC2〜C4ヒドロキシアルキル基、または〔(Cy2y)O〕n−R′ ″(式中、yは2〜4であり、nは1〜20であり、R′″はC1〜C4アルキル 基または水素である)であり、Xは陰イオンである〕によって表わされることを 特徴とする、漂白活性剤化合物。 2. xが1であり、各置換基R、R′およびR″がメチル、エチルまたはヒ ドロキシエチルから選ばれる、請求項1に記載のカプロラクタム化合物。 3. xが0であり、各置換基R、R′およびR″がメチル、エチルまたはヒ ドロキシエチルから選ばれる、請求項1に記載のバレロラクタム化合物。 4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の漂白活性剤および漂白剤を含 むことを特徴とする、漂白組成物。 5. 漂白剤がペルボレートおよびペルカーボネート漂白剤から選ばれる、請 求項4に記載の組成物。 6. (a)請求項1に記載の漂白活性剤化合物、 (b)漂白剤、 (c)洗剤界面活性剤、および (d)場合によって1種以上の洗剤補助剤 を含んでなることを特徴とする、洗濯洗剤組成物。 7. (a)請求項1に記載の漂白活性剤化合物、 (b)漂白剤、 (c)1種以上の洗浄性ビルダー、 (d)場合によって低起泡性界面活性剤、および (e)場合によって1種以上の洗剤補助剤 を含んでなることを特徴とする、自動皿洗い組成物。 8. しみを水の存在下において漂白剤および請求項1に記載の漂白活性剤化 合物に接触させることを特徴とする、布帛または硬質表面からのしみ抜き法。
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