JP2896325B2 - 安全ベルト用バックル - Google Patents
安全ベルト用バックルInfo
- Publication number
- JP2896325B2 JP2896325B2 JP7108795A JP10879595A JP2896325B2 JP 2896325 B2 JP2896325 B2 JP 2896325B2 JP 7108795 A JP7108795 A JP 7108795A JP 10879595 A JP10879595 A JP 10879595A JP 2896325 B2 JP2896325 B2 JP 2896325B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- buckle
- release
- safety belt
- catch
- lock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B11/00—Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts
- A44B11/25—Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts
- A44B11/2503—Safety buckles
- A44B11/2507—Safety buckles actuated by a push-button
- A44B11/2523—Safety buckles actuated by a push-button acting parallel to the main plane of the buckle and in the same direction as the fastening action
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T24/00—Buckles, buttons, clasps, etc.
- Y10T24/45—Separable-fastener or required component thereof [e.g., projection and cavity to complete interlock]
- Y10T24/45225—Separable-fastener or required component thereof [e.g., projection and cavity to complete interlock] including member having distinct formations and mating member selectively interlocking therewith
- Y10T24/45602—Receiving member includes either movable connection between interlocking components or variable configuration cavity
- Y10T24/45623—Receiving member includes either movable connection between interlocking components or variable configuration cavity and operator therefor
- Y10T24/4566—Receiving member includes either movable connection between interlocking components or variable configuration cavity and operator therefor including slidably connected and guided element on receiving member
- Y10T24/45665—Receiving member includes either movable connection between interlocking components or variable configuration cavity and operator therefor including slidably connected and guided element on receiving member for shifting pivotally connected interlocking component
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
- Buckles (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は安全ベルト用バックルに
関し、このバックルは、負荷支持フレームに軸支されか
つその係合位置において挿入舌片の係上端部に係合する
ように構成された旋回ラッチ、旋回ラッチを釈放する釈
放位置と旋回ラッチをその係合位置に錠止するロック位
置との間で旋回ラッチの旋回方向を横切って運動可能に
フレームに摺動可能に取付られたキャッチ部材、さらに
同様にフレームに軸支され、その作動によってキャッチ
部材を釈放位置へ摺動させるように構成された釈放ボタ
ンを有する。
関し、このバックルは、負荷支持フレームに軸支されか
つその係合位置において挿入舌片の係上端部に係合する
ように構成された旋回ラッチ、旋回ラッチを釈放する釈
放位置と旋回ラッチをその係合位置に錠止するロック位
置との間で旋回ラッチの旋回方向を横切って運動可能に
フレームに摺動可能に取付られたキャッチ部材、さらに
同様にフレームに軸支され、その作動によってキャッチ
部材を釈放位置へ摺動させるように構成された釈放ボタ
ンを有する。
【0002】
【従来の技術】そのような旋回ラッチ付きベルトは、た
とえばドイツ国特許公開第 4,009,272A1号明細書に開示
されている。板の形態のキャッチ部材は、この構造の場
合、圧縮ばねにより旋回ラッチに向かって押され、釈放
ボタンにより直接摺動させられる。ベルトの予備緊張行
程の終わりに慣性力によって釈放ボタンおよびロック板
に生ずる力(これはバックルが車の床に向かって動かさ
れることを意味する)はボタンの釈放方向に向けられる
ので、特別の手段を設けてバックルがひとりで解除して
しまうのを阻止しなければならない。このため、ロック
キャッチが釈放ボタンに取付けられ、釈放ボタンの突然
の加速の間に該ロックキャッチの慣性によって旋回され
バックルフレームの係止開口に滑込む。爪は、釈放ボタ
ンを所望のように確実にロックするためにきわめて円滑
に旋回しなければならない。バックルの加速度がきわめ
て大きい場合、爪の円滑な旋回を常に確実にすることが
できない。さらに、爪が耐えねばならない負荷はきわめ
て大きく、釈放ボタンの全質量とキャッチ板およびキャ
ッチ爪自体の質量も含んでいる。
とえばドイツ国特許公開第 4,009,272A1号明細書に開示
されている。板の形態のキャッチ部材は、この構造の場
合、圧縮ばねにより旋回ラッチに向かって押され、釈放
ボタンにより直接摺動させられる。ベルトの予備緊張行
程の終わりに慣性力によって釈放ボタンおよびロック板
に生ずる力(これはバックルが車の床に向かって動かさ
れることを意味する)はボタンの釈放方向に向けられる
ので、特別の手段を設けてバックルがひとりで解除して
しまうのを阻止しなければならない。このため、ロック
キャッチが釈放ボタンに取付けられ、釈放ボタンの突然
の加速の間に該ロックキャッチの慣性によって旋回され
バックルフレームの係止開口に滑込む。爪は、釈放ボタ
ンを所望のように確実にロックするためにきわめて円滑
に旋回しなければならない。バックルの加速度がきわめ
て大きい場合、爪の円滑な旋回を常に確実にすることが
できない。さらに、爪が耐えねばならない負荷はきわめ
て大きく、釈放ボタンの全質量とキャッチ板およびキャ
ッチ爪自体の質量も含んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、4000gない
しそれ以上のきわめて大きい加速度値においてさえ意に
反した釈放を防止され、しかも旋回ラッチ型の周知の構
造にいかなる本質的変更も加えない安全ベルト用バック
ルを提供するものである。
しそれ以上のきわめて大きい加速度値においてさえ意に
反した釈放を防止され、しかも旋回ラッチ型の周知の構
造にいかなる本質的変更も加えない安全ベルト用バック
ルを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、旋回ラ
ッチをその係合位置に保持するキャッチ部材は、その一
部に対して少なくとも一つのロック体によってロック位
置に錠止され、そのロック体はロック位置と釈放位置の
間をキャッチ部材の摺動方向を横切って移動可能であ
る。ロック体はその移動がキャッチ部材の摺動方向を横
切る運動に限定されるため、釈放ボタンの作動方向と一
致する方向の加速に応動することはない。したがってロ
ック体はこの方向にきわめて強い加速度が加わったとし
てもロック位置に止まる。その結果、バックルは運転状
態などのタイミングとは無関係に確実に錠止される。上
記構成のバックルにおいては更に、ロック体はキャッチ
部材の移動方向と平行に摺動しうる拘束部材によってそ
のロック位置に拘束される。この拘束部材は、前述の釈
放ボタンと、加速度による互いの動きを対向させて相殺
するように連結されている。したがって、大きな加速度
が働いても、拘東部材はその動きを釈放ボタンと相殺し
て移動しない。その結果、キャッチ部材はロック体によ
り保持されて釈放ボタンの作動方向の加速度に応動する
ことを阻止され、同時に、ロック体はその一部に対して
拘束部材によりこの方向に垂直な加速度に応動すること
を阻止される。かくして、バックルは全体的にすべての
方向の加速度の作用に対して固定される。
ッチをその係合位置に保持するキャッチ部材は、その一
部に対して少なくとも一つのロック体によってロック位
置に錠止され、そのロック体はロック位置と釈放位置の
間をキャッチ部材の摺動方向を横切って移動可能であ
る。ロック体はその移動がキャッチ部材の摺動方向を横
切る運動に限定されるため、釈放ボタンの作動方向と一
致する方向の加速に応動することはない。したがってロ
ック体はこの方向にきわめて強い加速度が加わったとし
てもロック位置に止まる。その結果、バックルは運転状
態などのタイミングとは無関係に確実に錠止される。上
記構成のバックルにおいては更に、ロック体はキャッチ
部材の移動方向と平行に摺動しうる拘束部材によってそ
のロック位置に拘束される。この拘束部材は、前述の釈
放ボタンと、加速度による互いの動きを対向させて相殺
するように連結されている。したがって、大きな加速度
が働いても、拘東部材はその動きを釈放ボタンと相殺し
て移動しない。その結果、キャッチ部材はロック体によ
り保持されて釈放ボタンの作動方向の加速度に応動する
ことを阻止され、同時に、ロック体はその一部に対して
拘束部材によりこの方向に垂直な加速度に応動すること
を阻止される。かくして、バックルは全体的にすべての
方向の加速度の作用に対して固定される。
【0005】この形式のバックルを開放するには、ロッ
ク体を釈放するためにまず拘束部材を移動することが必
要であり、これによって、次にキャッチ部材を摺動させ
て旋回ラッチを釈放することができる。必要な運動は二
つのアームを持つ方向変換レバーによって容易に実施で
き、このレバーはキャッチ部材に枢着され、その第1の
端部は拘束部材に連結される。方向変換レバー、拘束部
材および釈放ボタンのそれに係合する部分は釈放ボタン
作動方向の加速度に対して慣性的に補償されるので、そ
の加速度の値がきわめて大きい場合でも、それらは相対
的に影響されないままである。本発明の有利な発展およ
び便利な形態は、図面に基づく下記の詳細な記載から明
らかになるであろう。
ク体を釈放するためにまず拘束部材を移動することが必
要であり、これによって、次にキャッチ部材を摺動させ
て旋回ラッチを釈放することができる。必要な運動は二
つのアームを持つ方向変換レバーによって容易に実施で
き、このレバーはキャッチ部材に枢着され、その第1の
端部は拘束部材に連結される。方向変換レバー、拘束部
材および釈放ボタンのそれに係合する部分は釈放ボタン
作動方向の加速度に対して慣性的に補償されるので、そ
の加速度の値がきわめて大きい場合でも、それらは相対
的に影響されないままである。本発明の有利な発展およ
び便利な形態は、図面に基づく下記の詳細な記載から明
らかになるであろう。
【0006】
【実施例】安全ベルト用バックルは取付具12を通常の
連結舌片10に連結し、それにベルト予備緊張具いわゆ
るバックル予備緊張具が作用する。バックルは、取付具
12に連結され、U字型に湾曲した荷重ないし負荷支持
フレーム14を有する。支持フレームの脚部の間には、
旋回ラッチ16が旋回運動するように取付けられてい
る。係合位置(図2)において、旋回ラッチ16はその
フック16aを舌片10の係上端10aに係合する。キ
ャッチ板20は、フレーム14の脚部の、舌片10に平
行な二つの案内溝18内を通っている。圧縮ばね22
は、キャッチ板20と旋回ラッチ16の支持面16bと
の間に設けられ、旋回ラッチ16を開放方向に押圧しな
がら、同時にキャッチ板20をロック位置に押圧し、こ
のロック位置においてキャッチ板は旋回ラッチ16の、
フック16aから離れた側の、上方に延びる耳部16c
に対する接触部となる。かくして、キャッチ板20は旋
回ラッチ16を図2に示す係合位置に保持する。
連結舌片10に連結し、それにベルト予備緊張具いわゆ
るバックル予備緊張具が作用する。バックルは、取付具
12に連結され、U字型に湾曲した荷重ないし負荷支持
フレーム14を有する。支持フレームの脚部の間には、
旋回ラッチ16が旋回運動するように取付けられてい
る。係合位置(図2)において、旋回ラッチ16はその
フック16aを舌片10の係上端10aに係合する。キ
ャッチ板20は、フレーム14の脚部の、舌片10に平
行な二つの案内溝18内を通っている。圧縮ばね22
は、キャッチ板20と旋回ラッチ16の支持面16bと
の間に設けられ、旋回ラッチ16を開放方向に押圧しな
がら、同時にキャッチ板20をロック位置に押圧し、こ
のロック位置においてキャッチ板は旋回ラッチ16の、
フック16aから離れた側の、上方に延びる耳部16c
に対する接触部となる。かくして、キャッチ板20は旋
回ラッチ16を図2に示す係合位置に保持する。
【0007】フレーム14にはさらに、2つの部分24
a,24bから成る釈放ボタンが、その一端(図中で上
側の端部)で枢着されている。釈放ボタンの2つの部分
24a,24bはこの枢着端部の周りに旋回可能であ
り、それらの自由端部(図中の下側の端部)が互いに離
間するように形成されている。この場合、釈放ボタンの
部分24aはキャッチ板20の隣接端部に係合する。キ
ャッチ板20はその両端に突出短軸26を有し、各側の
短軸上に二つのアームを持つ方向変換レバー28が溝2
8aを使用して枢着される。変向ないし方向変換レバー
28の上方アームには、拘束板30が枢着されている。
拘束板30は、キャッチ板20に平行に、フレーム14
の二つの脚部の二つの平行な案内溝32内を通ってい
る。拘束板30は、圧縮ばね34により、キャッチ板2
0が圧縮ばね22によって押される方向とは反対方向に
押される。
a,24bから成る釈放ボタンが、その一端(図中で上
側の端部)で枢着されている。釈放ボタンの2つの部分
24a,24bはこの枢着端部の周りに旋回可能であ
り、それらの自由端部(図中の下側の端部)が互いに離
間するように形成されている。この場合、釈放ボタンの
部分24aはキャッチ板20の隣接端部に係合する。キ
ャッチ板20はその両端に突出短軸26を有し、各側の
短軸上に二つのアームを持つ方向変換レバー28が溝2
8aを使用して枢着される。変向ないし方向変換レバー
28の上方アームには、拘束板30が枢着されている。
拘束板30は、キャッチ板20に平行に、フレーム14
の二つの脚部の二つの平行な案内溝32内を通ってい
る。拘束板30は、圧縮ばね34により、キャッチ板2
0が圧縮ばね22によって押される方向とは反対方向に
押される。
【0008】図2に示されたロック位置において、レバ
ー28から離れた側の拘束板30の端部が二つのロック
ボール36上にかかり、これらロックボールはキャッチ
板20に設けた二つの凹所38にそれぞれ支持されてい
る。拘束板30はロックボール36がキャッチ板20の
摺動方向を横切る方向へ動いて凹所38から抜け出るの
を阻止するので、キャッチ板20はその位置に固定され
る。方向変換レバー28は、拘束板30から離れた側の
アーム上に耳部28bを有し、この耳部は釈放ボタンの
部分24aに設けた開口40を通って延び、部分24b
に接触する。釈放ボタンの部分24bの関連するレバ
ー、旋回ラッチ16および拘束板30の質量の分配は、
これらの部分が釈放ボタンの作動方向への加速度に関連
して質量平衡するように選択されている。そのため、こ
の方向への加速度がきわめて大きい場合でも、それらの
部分はバックルのフレーム14に対して不動である。し
たがって、ロックボール36は凹所38からの抜け出し
を阻止されるので、キャッチ板20はロック位置に保持
され、旋回ラッチ16はその係合位置に止まる。釈放ボ
タンの作動方向を横切る加速度の場合でも、ロックボー
ル36は、それらがキャッチ板20と拘束板30との間
に捕捉されているため、いずれも外れることはない。そ
れ故、バックルは、いかなる程度およびいかなる方向の
加速度の作用をもうけない。なお、ロックボール36は
本実施例のボール状のものに限らず、ローラ状のロック
体であっても同様に機能することが理解されよう。本文
では、ボール状とローラ状のものを合わせてローラ体と
称する。
ー28から離れた側の拘束板30の端部が二つのロック
ボール36上にかかり、これらロックボールはキャッチ
板20に設けた二つの凹所38にそれぞれ支持されてい
る。拘束板30はロックボール36がキャッチ板20の
摺動方向を横切る方向へ動いて凹所38から抜け出るの
を阻止するので、キャッチ板20はその位置に固定され
る。方向変換レバー28は、拘束板30から離れた側の
アーム上に耳部28bを有し、この耳部は釈放ボタンの
部分24aに設けた開口40を通って延び、部分24b
に接触する。釈放ボタンの部分24bの関連するレバ
ー、旋回ラッチ16および拘束板30の質量の分配は、
これらの部分が釈放ボタンの作動方向への加速度に関連
して質量平衡するように選択されている。そのため、こ
の方向への加速度がきわめて大きい場合でも、それらの
部分はバックルのフレーム14に対して不動である。し
たがって、ロックボール36は凹所38からの抜け出し
を阻止されるので、キャッチ板20はロック位置に保持
され、旋回ラッチ16はその係合位置に止まる。釈放ボ
タンの作動方向を横切る加速度の場合でも、ロックボー
ル36は、それらがキャッチ板20と拘束板30との間
に捕捉されているため、いずれも外れることはない。そ
れ故、バックルは、いかなる程度およびいかなる方向の
加速度の作用をもうけない。なお、ロックボール36は
本実施例のボール状のものに限らず、ローラ状のロック
体であっても同様に機能することが理解されよう。本文
では、ボール状とローラ状のものを合わせてローラ体と
称する。
【0009】このバックルを従来の旋回ラッチバックル
と同様に開放するためには、釈放ボタンを連結舌片10
の挿入方向に対応する方向に動かす。これに伴って、釈
放ボタンの部分24bが先ず方向変換レバー28の耳部
28bを押して、この方向変換レバーをキャッチ板20
の短軸26の回りで旋回させる。その結果、拘束板30
は、方向変換レバー28の上方アームによって押され
て、ロックボール36が自由になるまで、圧縮ばね34
の力に抗して案内溝34内を移動する。このような第1
の作動行程が終了した状態では、図3に示すように、釈
放ボタンの部分24a,24bが互いに係合する。 次い
で第2の作動行程にて釈放ボタンをさらに動かすと、釈
放ボタンの部分24aがキャッチ板20の隣接端部を押
し、キャッチ板20は圧縮ばね22の力に抗して動かさ
れる。この時、図4に示すように、ロックボール36は
凹所38から押出され、キャッチ板20は旋回ラッチ1
6を釈放するまで自由に移動することができる。旋回ラ
ッチ16は圧縮ばね22によって時計方向に旋回され、
フック16aが連結舌片10の係上端部10aから釈放
され、連結舌片10がバックルから引出し可能となる。
と同様に開放するためには、釈放ボタンを連結舌片10
の挿入方向に対応する方向に動かす。これに伴って、釈
放ボタンの部分24bが先ず方向変換レバー28の耳部
28bを押して、この方向変換レバーをキャッチ板20
の短軸26の回りで旋回させる。その結果、拘束板30
は、方向変換レバー28の上方アームによって押され
て、ロックボール36が自由になるまで、圧縮ばね34
の力に抗して案内溝34内を移動する。このような第1
の作動行程が終了した状態では、図3に示すように、釈
放ボタンの部分24a,24bが互いに係合する。 次い
で第2の作動行程にて釈放ボタンをさらに動かすと、釈
放ボタンの部分24aがキャッチ板20の隣接端部を押
し、キャッチ板20は圧縮ばね22の力に抗して動かさ
れる。この時、図4に示すように、ロックボール36は
凹所38から押出され、キャッチ板20は旋回ラッチ1
6を釈放するまで自由に移動することができる。旋回ラ
ッチ16は圧縮ばね22によって時計方向に旋回され、
フック16aが連結舌片10の係上端部10aから釈放
され、連結舌片10がバックルから引出し可能となる。
【0010】
【発明の効果】本発明は、安全ベルト用バックルにおい
て、キャッチ部材がその一部に対して少なくとも一つの
ロック体によってロック位置に錠止されるように構成さ
れ、そのロック体はロック位置と釈放位置との間をキャ
ッチ部材の摺動方向を横切って移動し得るように構成さ
れているため、きわめて大きい加速度時でさえ、意に反
した解除を防止する安全ベルト用バックルを提供でき
る。
て、キャッチ部材がその一部に対して少なくとも一つの
ロック体によってロック位置に錠止されるように構成さ
れ、そのロック体はロック位置と釈放位置との間をキャ
ッチ部材の摺動方向を横切って移動し得るように構成さ
れているため、きわめて大きい加速度時でさえ、意に反
した解除を防止する安全ベルト用バックルを提供でき
る。
【図1】バックルの主要な機能部分の概略斜視図。
【図2】連結舌片が錠止され、釈放ボタンが作動されな
い状態における、バックルの概略側面図。
い状態における、バックルの概略側面図。
【図3】釈放ボタン作動当初における同じバックルの
図。
図。
【図4】釈放ボタン作動の終り段階におけるバックルの
図。
図。
【図5】釈放ボタンが十分に圧下された釈放状態におけ
るバックルの図。
るバックルの図。
10 舌片 12 取付具 14 フレーム 16 旋回ラッチ 16a フック 16b 支持面 16c 耳部 18 案内溝 20 キャッチ板 24 二アーム釈放ボタン 26 短軸 28 方向変換レバー 28a 溝 28b 耳部 30 拘束板 32 案内溝 34 圧縮ばね 36 ロックボール 40 開口
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−208752(JP,A) 特公 昭59−26283(JP,B2) 実公 平6−24484(JP,Y2) 米国特許4100657(US,A) 欧州特許出願公開79835(EP,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A44B 11/25 - 11/26
Claims (7)
- 【請求項1】 安全ベルト用バックルであって、負荷支
持フレーム(14)に軸支されかつその係合位置にて挿
入舌片(10)の係上端部に係合するように構成された
旋回ラッチ(16)、該旋回ラッチを釈放する釈放位置
と該旋回ラッチをその係合位置に錠止するロック位置と
の間でこの旋回ラッチ(16)の旋回方向を横切って運
動可能に前記フレームに摺動可能に取付けられたキャッ
チ部材(20)、さらに同様に前記フレームに軸支さ
れ、その作動によって前記キャッチ部材を釈放位置へ摺
動させるように構成された釈放ボタン(24a,24
b)を有する安全ベルト用バックルにおいて、前記キャ
ッチ部材(20)はその一部に対して少なくとも一つの
ロック体(36)によってロック位置に錠止されるよう
に構成され、前記ロック体はロック位置と釈放位置との
間を前記キャッチ部材(20)の摺動方向を横切って移
動でき、前記ロック体(36)は、そのロック位置にて
前記キャッチ部材(20)の移動方向と平行に摺動しう
る拘束部材によって拘束されるように構成され、前記釈
放ボタンと前記拘束部材は加速度による互いの動きを対
向させて相殺するように連結されていることを特徴とす
る安全ベルト用バックル。 - 【請求項2】 請求項1記載のバックルにおいて、前記
釈放ボタン(24a,24b)は二つのアームを持って
枢着された方向変換レバーの一方のアームに、前記拘束
部材(30)は該方向変換レバーの他方のアームにそれ
ぞれ作用するように構成されている安全ベルト用バック
ル。 - 【請求項3】 請求項2記載のバックルにおいて、前記
方向変換レバー(28)は前記キャッチ部材(20)に
枢着されている安全ベルト用バックル。 - 【請求項4】 請求項3記載のバックルにおいて、前記
釈放ボタン(24a,24b)は第1作動行程にてまず
前記方向変換レバー(28)に作用し、前記ロック体
(36)を釈放する位置へ前記拘束部材(30)を移送
した後、別の作動行程で前記キャッチ部材(20)に係
合するように構成されている安全ベルト用バックル。 - 【請求項5】 請求項2または3記載のバックルにおい
て、前記方向変換レバー(28)は、溝(28a)およ
び該溝内の枢着ピン(26)を含む装置によって前記キ
ャッチ部材(20)に移動可能に取付けられている安全
ベルト用バックル。 - 【請求項6】 請求項1から5のいずれか一項記載のバ
ックルにおいて、前記ロック体(36)は前記キャッチ
部材(20)の凹所(38)に嵌合するローラ体によっ
て構成されている安全ベルト用バックル。 - 【請求項7】 請求項2から6のいずれか一項記載のバ
ックルにおいて、前記方向変換レバー(28)、前記拘
束部材(30)および、該拘束部材と係合する前記釈放
ボタン(24b)の部分は該釈放ボタンの作動方向の加
速度に対して質量を平衡されている安全ベルト用バック
ル。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE44161387 | 1994-05-06 | ||
DE4416138A DE4416138C2 (de) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | Verschluß für Sicherheitsgurte |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0847407A JPH0847407A (ja) | 1996-02-20 |
JP2896325B2 true JP2896325B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=6517553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7108795A Expired - Lifetime JP2896325B2 (ja) | 1994-05-06 | 1995-05-02 | 安全ベルト用バックル |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5542162A (ja) |
EP (1) | EP0680705A3 (ja) |
JP (1) | JP2896325B2 (ja) |
CZ (1) | CZ280988B6 (ja) |
DE (1) | DE4416138C2 (ja) |
ES (1) | ES2080038T1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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