JP2893327B2 - 電極、及びリチウム二次電池 - Google Patents
電極、及びリチウム二次電池Info
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- JP2893327B2 JP2893327B2 JP8079215A JP7921596A JP2893327B2 JP 2893327 B2 JP2893327 B2 JP 2893327B2 JP 8079215 A JP8079215 A JP 8079215A JP 7921596 A JP7921596 A JP 7921596A JP 2893327 B2 JP2893327 B2 JP 2893327B2
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- secondary battery
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリチウム二次電池に
関する。
関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】Thackerayら
によりLiMn2 O4 が4vと言う高電位を示すリチウ
ム二次電池用の正極材料としての可能性が示唆されて以
来、多くの研究者により盛んに研究されている。しか
し、LiMn2 O4 を正極として用いたリチウム二次電
池は、充・放電を繰り返すと、徐々に容量が低下する欠
点が有る。
によりLiMn2 O4 が4vと言う高電位を示すリチウ
ム二次電池用の正極材料としての可能性が示唆されて以
来、多くの研究者により盛んに研究されている。しか
し、LiMn2 O4 を正極として用いたリチウム二次電
池は、充・放電を繰り返すと、徐々に容量が低下する欠
点が有る。
【0003】すなわち、LiMn2 O4 からLiを離脱
させると、リチウム組成が1/2付近で電位の屈曲が起
き、同時に格子体積が大きく収縮する。逆に、リチウム
組成が小さい領域からリチウムを挿入して行くと、リチ
ウム組成が1/2付近で格子体積の膨張が起きる。この
ように充・放電時に格子体積の膨張・収縮を伴った相転
移が起こり、このことが充・放電サイクルを繰り返した
際の容量劣化の原因と考えられる。
させると、リチウム組成が1/2付近で電位の屈曲が起
き、同時に格子体積が大きく収縮する。逆に、リチウム
組成が小さい領域からリチウムを挿入して行くと、リチ
ウム組成が1/2付近で格子体積の膨張が起きる。この
ように充・放電時に格子体積の膨張・収縮を伴った相転
移が起こり、このことが充・放電サイクルを繰り返した
際の容量劣化の原因と考えられる。
【0004】この充・放電サイクルの繰り返しによる容
量劣化を改善する為、LiMn2 O 4 のMnの一部を他
の金属イオンで置換したLi〔Mx Mn2-x 〕O4 (M
はCr,Co,Ni,Ti,Fe,Mg,Ba,Zn,
Ge,Nb)やリチウムイオンで置換したLi〔Lix
Mn2-x 〕O4 が試みられた。そして、例えばLiCr
x Mn2-x O4 はスピネルの母構造の安定性が増し、サ
イクル特性が向上した。
量劣化を改善する為、LiMn2 O 4 のMnの一部を他
の金属イオンで置換したLi〔Mx Mn2-x 〕O4 (M
はCr,Co,Ni,Ti,Fe,Mg,Ba,Zn,
Ge,Nb)やリチウムイオンで置換したLi〔Lix
Mn2-x 〕O4 が試みられた。そして、例えばLiCr
x Mn2-x O4 はスピネルの母構造の安定性が増し、サ
イクル特性が向上した。
【0005】しかし、更なる改善が求められた。従っ
て、本発明が解決しようとする課題は、充・放電サイク
ルを繰り返した際の容量劣化が防止されたリチウム二次
電池を提供することである。
て、本発明が解決しようとする課題は、充・放電サイク
ルを繰り返した際の容量劣化が防止されたリチウム二次
電池を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記本発明の課題は、L
iB x M y Mn 2−x−y O 4 (<x,0<y,<x+
y<1,MはCr,Fe,Co,Niの群の中から選ば
れる少なくとも一種)で表される材料を用いて構成され
てなることを特徴とする電極によって解決される。
iB x M y Mn 2−x−y O 4 (<x,0<y,<x+
y<1,MはCr,Fe,Co,Niの群の中から選ば
れる少なくとも一種)で表される材料を用いて構成され
てなることを特徴とする電極によって解決される。
【0007】又、LiAlxMyMn2−x−yO
4(0<x,0<y,0<x+y<1,MはCr,F
e,Co,Niの群の中から選ばれる少なくとも一種)
で表される材料を用いて構成されてなることを特徴とす
る電極によって解決される。
4(0<x,0<y,0<x+y<1,MはCr,F
e,Co,Niの群の中から選ばれる少なくとも一種)
で表される材料を用いて構成されてなることを特徴とす
る電極によって解決される。
【0008】尚、上記LiBxMyMn2−x−yO4
やLiAlxMyMn2−x−yO4において、x,y
は、0.01≦X<1,0<y<1,0.01<x+y
<1を満たすものが好ましい。特に、xは0.05〜
0.2が好ましい。yは0.05〜0.2が好ましい。
又、前記本発明の課題は、上記の電極からなる正極と、
負極と、電解液とからなることを特徴とするリチウム二
次電池によって解決される。
やLiAlxMyMn2−x−yO4において、x,y
は、0.01≦X<1,0<y<1,0.01<x+y
<1を満たすものが好ましい。特に、xは0.05〜
0.2が好ましい。yは0.05〜0.2が好ましい。
又、前記本発明の課題は、上記の電極からなる正極と、
負極と、電解液とからなることを特徴とするリチウム二
次電池によって解決される。
【0009】尚、上記リチウム二次電池における負極
は、例えばリチウム金属や炭素のようなインターカレー
ション化合物の群の中から選ばれる材料で構成される。
又、上記リチウム二次電池における電解液はリチウム塩
を有機溶媒に溶解した非水系電解液で構成される。そし
て、上記のように構成させた電極は、スピネル型リチウ
ムマンガン酸化物のマンガンの一部を、Mnより原子量
が小さく、酸素との結合エネルギーが強い三価のホウ素
イオンやアルミニウムイオンで置換した構造のものであ
るから、充・放電サイクルを繰り返した際の容量劣化が
効果的に防止される。
は、例えばリチウム金属や炭素のようなインターカレー
ション化合物の群の中から選ばれる材料で構成される。
又、上記リチウム二次電池における電解液はリチウム塩
を有機溶媒に溶解した非水系電解液で構成される。そし
て、上記のように構成させた電極は、スピネル型リチウ
ムマンガン酸化物のマンガンの一部を、Mnより原子量
が小さく、酸素との結合エネルギーが強い三価のホウ素
イオンやアルミニウムイオンで置換した構造のものであ
るから、充・放電サイクルを繰り返した際の容量劣化が
効果的に防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の電極、特にリチウム二次
電池の正極は、LiBxMyMn2−x−yO4(0<
x,0<y,0<x+y<1,MはCr,Fe,Co,
Niの群の中から選ばれる少なくとも一種)で表される
材料を用いて構成される。又、LiAlxMyMn
2−x−yO4(0<x,0<y,0<x+y<1,M
はCr,Fe,Co,Niの群の中から選ばれる少なく
とも一種)で表される材料を用いて構成される。そし
て、特に、x,yは、0.01≦X<1(特に、0.0
5〜0.2),0<y<1(特に、0.05〜0.
2),0.01<x+y<1を満たすものである。
電池の正極は、LiBxMyMn2−x−yO4(0<
x,0<y,0<x+y<1,MはCr,Fe,Co,
Niの群の中から選ばれる少なくとも一種)で表される
材料を用いて構成される。又、LiAlxMyMn
2−x−yO4(0<x,0<y,0<x+y<1,M
はCr,Fe,Co,Niの群の中から選ばれる少なく
とも一種)で表される材料を用いて構成される。そし
て、特に、x,yは、0.01≦X<1(特に、0.0
5〜0.2),0<y<1(特に、0.05〜0.
2),0.01<x+y<1を満たすものである。
【0011】又、本発明のリチウム二次電池は、上記の
電極からなる正極と、負極と、電解液とからなる。この
リチウム二次電池における負極は、例えばリチウム金属
や炭素のようなインターカレーション化合物の群の中か
ら選ばれる。又、電解液はリチウム塩を有機溶媒に溶解
した非水系電解液で構成される。以下、更に説明する。
電極からなる正極と、負極と、電解液とからなる。この
リチウム二次電池における負極は、例えばリチウム金属
や炭素のようなインターカレーション化合物の群の中か
ら選ばれる。又、電解液はリチウム塩を有機溶媒に溶解
した非水系電解液で構成される。以下、更に説明する。
【0012】〔LiBx Mn2-x O4 〕 炭酸リチウム、水酸化リチウム等のリチウム塩;炭酸マ
ンガン、酢酸マンガン、シュウ酸マンガン、水酸化マン
ガン、二酸化マンガン等のマンガン塩あるいはオキシ水
酸化マンガンやマンガン酸化物;ホウ酸、二酸化ホウ素
等のホウ素塩あるいはホウ素酸化物を、Li:B:Mn
=1:x:2−x(元素比)となるよう秤量する。
ンガン、酢酸マンガン、シュウ酸マンガン、水酸化マン
ガン、二酸化マンガン等のマンガン塩あるいはオキシ水
酸化マンガンやマンガン酸化物;ホウ酸、二酸化ホウ素
等のホウ素塩あるいはホウ素酸化物を、Li:B:Mn
=1:x:2−x(元素比)となるよう秤量する。
【0013】秤量した原料をメノウ乳鉢で充分に混合す
る。混合後、空気中あるいは酸素気流中にて450℃で
90分間かけて熱処理する。この後、メノウ乳鉢で粉砕
し、再度、600〜800℃で24時間かけて焼成し、
そして徐冷し、LiBx Mn2-x O4 を得た。 〔LiBx My Mn2-x-y O4 (MはCr,Fe,C
o,Ni)〕 炭酸リチウム、水酸化リチウム等のリチウム塩;炭酸マ
ンガン、酢酸マンガン、シュウ酸マンガン、水酸化マン
ガン、二酸化マンガン等のマンガン塩あるいはオキシ水
酸化マンガンやマンガン酸化物;ホウ酸、二酸化ホウ素
等のホウ素塩あるいはホウ素酸化物;M(MはCr,F
e,Co,Ni)の炭酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩などの
塩、酸化物、水酸化物あるいはオキシ水酸化物などの化
合物を、Li:B:M:Mn=1:x:y:2−x−y
(元素比)となるよう秤量する。
る。混合後、空気中あるいは酸素気流中にて450℃で
90分間かけて熱処理する。この後、メノウ乳鉢で粉砕
し、再度、600〜800℃で24時間かけて焼成し、
そして徐冷し、LiBx Mn2-x O4 を得た。 〔LiBx My Mn2-x-y O4 (MはCr,Fe,C
o,Ni)〕 炭酸リチウム、水酸化リチウム等のリチウム塩;炭酸マ
ンガン、酢酸マンガン、シュウ酸マンガン、水酸化マン
ガン、二酸化マンガン等のマンガン塩あるいはオキシ水
酸化マンガンやマンガン酸化物;ホウ酸、二酸化ホウ素
等のホウ素塩あるいはホウ素酸化物;M(MはCr,F
e,Co,Ni)の炭酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩などの
塩、酸化物、水酸化物あるいはオキシ水酸化物などの化
合物を、Li:B:M:Mn=1:x:y:2−x−y
(元素比)となるよう秤量する。
【0014】秤量した原料をメノウ乳鉢で充分に混合す
る。混合後、空気中あるいは酸素気流中にて450℃で
90分間かけて熱処理する。この後、メノウ乳鉢で粉砕
し、再度、600〜800℃で24時間かけて焼成し、
そして徐冷し、LiBx My Mn2-x-y O4 (MはC
r,Fe,Co,Ni)を得た。
る。混合後、空気中あるいは酸素気流中にて450℃で
90分間かけて熱処理する。この後、メノウ乳鉢で粉砕
し、再度、600〜800℃で24時間かけて焼成し、
そして徐冷し、LiBx My Mn2-x-y O4 (MはC
r,Fe,Co,Ni)を得た。
【0015】〔LiAlx Mn2-x O4 〕 炭酸リチウム、水酸化リチウム等のリチウム塩;炭酸マ
ンガン、酢酸マンガン、シュウ酸マンガン、水酸化マン
ガン、二酸化マンガン等のマンガン塩あるいはオキシ水
酸化マンガンやマンガン酸化物;水酸化アルミニウム等
のアルミニウム化合物を、Li:Al:Mn=1:x:
2−x(元素比)となるよう秤量する。
ンガン、酢酸マンガン、シュウ酸マンガン、水酸化マン
ガン、二酸化マンガン等のマンガン塩あるいはオキシ水
酸化マンガンやマンガン酸化物;水酸化アルミニウム等
のアルミニウム化合物を、Li:Al:Mn=1:x:
2−x(元素比)となるよう秤量する。
【0016】秤量した原料をメノウ乳鉢で充分に混合す
る。混合後、空気中あるいは酸素気流中にて450℃で
90分間かけて熱処理する。この後、メノウ乳鉢で粉砕
し、再度、600〜800℃で24時間かけて焼成し、
そして徐冷し、LiAlx Mn2-x O4 を得た。 〔LiAlx My Mn2-x-y O4 (MはCr,Fe,C
o,Ni)〕 炭酸リチウム、水酸化リチウム等のリチウム塩;炭酸マ
ンガン、酢酸マンガン、シュウ酸マンガン、水酸化マン
ガン、二酸化マンガン等のマンガン塩あるいはオキシ水
酸化マンガンやマンガン酸化物;水酸化アルミニウム等
のアルミニウム化合物;M(MはCr,Fe,Co,N
i)の炭酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩などの塩、酸化物、
水酸化物あるいはオキシ水酸化物などの化合物を、L
i:Al:M:Mn=1:x:y:2−x−y(元素
比)となるよう秤量する。
る。混合後、空気中あるいは酸素気流中にて450℃で
90分間かけて熱処理する。この後、メノウ乳鉢で粉砕
し、再度、600〜800℃で24時間かけて焼成し、
そして徐冷し、LiAlx Mn2-x O4 を得た。 〔LiAlx My Mn2-x-y O4 (MはCr,Fe,C
o,Ni)〕 炭酸リチウム、水酸化リチウム等のリチウム塩;炭酸マ
ンガン、酢酸マンガン、シュウ酸マンガン、水酸化マン
ガン、二酸化マンガン等のマンガン塩あるいはオキシ水
酸化マンガンやマンガン酸化物;水酸化アルミニウム等
のアルミニウム化合物;M(MはCr,Fe,Co,N
i)の炭酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩などの塩、酸化物、
水酸化物あるいはオキシ水酸化物などの化合物を、L
i:Al:M:Mn=1:x:y:2−x−y(元素
比)となるよう秤量する。
【0017】秤量した原料をメノウ乳鉢で充分に混合す
る。混合後、空気中あるいは酸素気流中にて450℃で
90分間かけて熱処理する。この後、メノウ乳鉢で粉砕
し、再度、600〜800℃で24時間かけて焼成し、
そして徐冷し、LiAlx My Mn2-x-y O4 (MはC
r,Fe,Co,Ni)を得た。
る。混合後、空気中あるいは酸素気流中にて450℃で
90分間かけて熱処理する。この後、メノウ乳鉢で粉砕
し、再度、600〜800℃で24時間かけて焼成し、
そして徐冷し、LiAlx My Mn2-x-y O4 (MはC
r,Fe,Co,Ni)を得た。
【0018】上記のようにして得た材料とアセチレンブ
ラック等の集電材及びポリテトラフロロエチレン等のバ
インダをメノウ乳鉢で混練し、フィルム状に圧延し、円
形に打ち抜いて電極ペレットとした。そして、この電極
ペレットからなる正極、例えばリチウム金属や炭素のよ
うなインターカレーション化合物の群の中から選ばれる
材料で構成された電極からなる負極、リチウム塩を有機
溶媒に溶解した非水系電解液で構成される電解液とを用
いてリチウム二次電池を構成した。
ラック等の集電材及びポリテトラフロロエチレン等のバ
インダをメノウ乳鉢で混練し、フィルム状に圧延し、円
形に打ち抜いて電極ペレットとした。そして、この電極
ペレットからなる正極、例えばリチウム金属や炭素のよ
うなインターカレーション化合物の群の中から選ばれる
材料で構成された電極からなる負極、リチウム塩を有機
溶媒に溶解した非水系電解液で構成される電解液とを用
いてリチウム二次電池を構成した。
【0019】
【比較例1】上記発明の実施の形態で説明したようにし
てLiB1/6Mn11/6O4を得、これを用いて正
極を構成し、金属リチウムを用いて負極を構成し、1m
ol/lの過塩素酸リチウムの炭酸プロピレン溶液で電
解液を構成し、これらによりリチウム二次電池を構成し
た。
てLiB1/6Mn11/6O4を得、これを用いて正
極を構成し、金属リチウムを用いて負極を構成し、1m
ol/lの過塩素酸リチウムの炭酸プロピレン溶液で電
解液を構成し、これらによりリチウム二次電池を構成し
た。
【0020】
【比較例2】上記発明の実施の形態で説明したようにし
てLiAl1/6Mn11/6O4を得、これを用いて
正極を構成し、金属リチウムを用いて負極を構成し、1
mol/lの過塩素酸リチウムの炭酸プロピレン溶液で
電解液を構成し、これらによりリチウム二次電池を構成
した。
てLiAl1/6Mn11/6O4を得、これを用いて
正極を構成し、金属リチウムを用いて負極を構成し、1
mol/lの過塩素酸リチウムの炭酸プロピレン溶液で
電解液を構成し、これらによりリチウム二次電池を構成
した。
【0021】そして、電流密度0.2mA/cm2 で
4.5vから3.5vの電位範囲で充・放電試験を行
い、放電時の容量密度の変化を調べたので、その結果を
図2に示す。
4.5vから3.5vの電位範囲で充・放電試験を行
い、放電時の容量密度の変化を調べたので、その結果を
図2に示す。
【0022】
【実施例1】上記発明の実施の形態で説明したようにし
てLiB1/12Cr1/12Mn11/6O4を得、
これを用いて正極を構成し、金属リチウムを用いて負極
を構成し、1mol/lの過塩素酸リチウムの炭酸プロ
ピレン溶液で電解液を構成し、これらによりリチウム二
次電池を構成した。
てLiB1/12Cr1/12Mn11/6O4を得、
これを用いて正極を構成し、金属リチウムを用いて負極
を構成し、1mol/lの過塩素酸リチウムの炭酸プロ
ピレン溶液で電解液を構成し、これらによりリチウム二
次電池を構成した。
【0023】そして、電流密度0.2mA/cm2 で
4.5vから3.5vの電位範囲で充・放電試験を行
い、放電時の容量密度の変化を調べたので、その結果を
図3に示す。
4.5vから3.5vの電位範囲で充・放電試験を行
い、放電時の容量密度の変化を調べたので、その結果を
図3に示す。
【0024】
【実施例2】上記発明の実施の形態で説明したようにし
てLiB1/12Fe1/12Mn11/6O4を得、
これを用いて正極を構成し、金属リチウムを用いて負極
を構成し、1mol/lの過塩素酸リチウムの炭酸プロ
ピレン溶液で電解液を構成し、これらによりリチウム二
次電池を構成した。
てLiB1/12Fe1/12Mn11/6O4を得、
これを用いて正極を構成し、金属リチウムを用いて負極
を構成し、1mol/lの過塩素酸リチウムの炭酸プロ
ピレン溶液で電解液を構成し、これらによりリチウム二
次電池を構成した。
【0025】
【実施例3】上記発明の実施の形態で説明したようにし
てLiB1/12Co1/12Mn11/6O4を得、
これを用いて正極を構成し、金属リチウムを用いて負極
を構成し、1mol/lの過塩素酸リチウムの炭酸プロ
ピレン溶液で電解液を構成し、これらによりリチウム二
次電池を構成した。
てLiB1/12Co1/12Mn11/6O4を得、
これを用いて正極を構成し、金属リチウムを用いて負極
を構成し、1mol/lの過塩素酸リチウムの炭酸プロ
ピレン溶液で電解液を構成し、これらによりリチウム二
次電池を構成した。
【0026】
【実施例4】上記発明の実施の形態で説明したようにし
てLiB1/12Ni1/12Mn11/6O4を得、
これを用いて正極を構成し、金属リチウムを用いて負極
を構成し、1mol/lの過塩素酸リチウムの炭酸プロ
ピレン溶液で電解液を構成し、これらによりリチウム二
次電池を構成した。
てLiB1/12Ni1/12Mn11/6O4を得、
これを用いて正極を構成し、金属リチウムを用いて負極
を構成し、1mol/lの過塩素酸リチウムの炭酸プロ
ピレン溶液で電解液を構成し、これらによりリチウム二
次電池を構成した。
【0027】
【実施例5】上記発明の実施の形態で説明したようにし
てLiAl1/12Cr1/12n11/6O4を得、
これを用いて正極を構成し、金属リチウムを用いて負極
を構成し、1mol/lの過塩素酸リチウムの炭酸プロ
ピレン溶液で電解液を構成し、これらによりリチウム二
次電池を構成した。
てLiAl1/12Cr1/12n11/6O4を得、
これを用いて正極を構成し、金属リチウムを用いて負極
を構成し、1mol/lの過塩素酸リチウムの炭酸プロ
ピレン溶液で電解液を構成し、これらによりリチウム二
次電池を構成した。
【0028】
【実施例6】上記発明の実施の形態で説明したようにし
てLiAl1/12Fe1/12Mn11/6O4を
得、これを用いて正極を構成し、金属リチウムを用いて
負極を構成し、1mol/lの過塩素酸リチウムの炭酸
プロピレン溶液で電解液を構成し、これらによりリチウ
ム二次電池を構成した。
てLiAl1/12Fe1/12Mn11/6O4を
得、これを用いて正極を構成し、金属リチウムを用いて
負極を構成し、1mol/lの過塩素酸リチウムの炭酸
プロピレン溶液で電解液を構成し、これらによりリチウ
ム二次電池を構成した。
【0029】
【実施例7】上記発明の実施の形態で説明したようにし
てLiAl1/12Co1/12Mn11/6O4を
得、これを用いて正極を構成し、金属リチウムを用いて
負極を構成し、1mol/lの過塩素酸リチウムの炭酸
プロピレン溶液で電解液を構成し、これらによりリチウ
ム二次電池を構成した。
てLiAl1/12Co1/12Mn11/6O4を
得、これを用いて正極を構成し、金属リチウムを用いて
負極を構成し、1mol/lの過塩素酸リチウムの炭酸
プロピレン溶液で電解液を構成し、これらによりリチウ
ム二次電池を構成した。
【0030】
【実施例8】上記発明の実施の形態で説明したようにし
てLiAl1/12Ni1/12Mn11/6O4を
得、これを用いて正極を構成し、金属リチウムを用いて
負極を構成し、1mol/lの過塩素酸リチウムの炭酸
プロピレン溶液で電解液を構成し、これらによりリチウ
ム二次電池を構成した。
てLiAl1/12Ni1/12Mn11/6O4を
得、これを用いて正極を構成し、金属リチウムを用いて
負極を構成し、1mol/lの過塩素酸リチウムの炭酸
プロピレン溶液で電解液を構成し、これらによりリチウ
ム二次電池を構成した。
【0031】
【特性】上記各例のリチウム二次電池について、電流密
度0.2mA/cm2で4.5vから3.5vの電位範
囲で充・放電試験を行い、放電時の容量密度の変化を調
べたので、幾つかを図1(比較例1)、図2(比較例
2)、図3(実施例1)に示す。
度0.2mA/cm2で4.5vから3.5vの電位範
囲で充・放電試験を行い、放電時の容量密度の変化を調
べたので、幾つかを図1(比較例1)、図2(比較例
2)、図3(実施例1)に示す。
【0032】これによれば、充・放電サイクルを繰り返
した際の容量劣化が防止されていることが判る。特に、
スピネル型リチウムマンガン酸化物のマンガンの一部を
ホウ素及び/又はアルミニウムと遷移金属とで置換され
た材料LiBx My Mn2-x- y O4 (0<x,0<y,
0<x+y<1,MはCr,Fe,Co,Niの群の中
から選ばれる少なくとも一種)やLiAlx My Mn
2-x-y O4 (0<x,0<y,0<x+y<1,MはC
r,Fe,Co,Niの群の中から選ばれる少なくとも
一種)で表される材料を用いて構成されてなる電極のも
のは、充・放電サイクルを繰り返した際の容量劣化が防
止されていることが判る。
した際の容量劣化が防止されていることが判る。特に、
スピネル型リチウムマンガン酸化物のマンガンの一部を
ホウ素及び/又はアルミニウムと遷移金属とで置換され
た材料LiBx My Mn2-x- y O4 (0<x,0<y,
0<x+y<1,MはCr,Fe,Co,Niの群の中
から選ばれる少なくとも一種)やLiAlx My Mn
2-x-y O4 (0<x,0<y,0<x+y<1,MはC
r,Fe,Co,Niの群の中から選ばれる少なくとも
一種)で表される材料を用いて構成されてなる電極のも
のは、充・放電サイクルを繰り返した際の容量劣化が防
止されていることが判る。
【0033】
【発明の効果】充・放電サイクルを繰り返した際の容量
劣化が防止される。
劣化が防止される。
【図1】比較例1のリチウム二次電池の放電時の容量密
度の変化を示すグラフ
度の変化を示すグラフ
【図2】比較例2のリチウム二次電池の放電時の容量密
度の変化を示すグラフ
度の変化を示すグラフ
【図3】実施例1上のリチウム二次電池の放電時の容量
密度の変化を示すグラフ
密度の変化を示すグラフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−237970(JP,A) 特開 平5−290846(JP,A) 特開 平2−278661(JP,A) 特開 平4−289662(JP,A) 特開 平5−21067(JP,A) 特開 平3−219571(JP,A) 特開 平8−195200(JP,A) 特開 平9−45324(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 4/58 H01M 4/02 H01M 10/40 INSPEC(DIALOG) JICSTファイル(JOIS)
Claims (6)
- 【請求項1】 LiBxMyMn2−x−yO4(0<
x,0<y,0<x+y<1,MはCr,Fe,Co,
Niの群の中から選ばれる少なくとも一種)で表される
材料を用いて構成されてなることを特徴とする電極。 - 【請求項2】 LiAlxMyMn2−x−yO4(0
<x,0<y,0<x+y<1,MはCr,Fe,C
o,Niの群の中から選ばれる少なくとも一種)で表さ
れる材料を用いて構成されてなることを特徴とする電
極。 - 【請求項3】 x,yは、0.01≦X<1,0<y<
1,0.01<x+y<1を満たすものであることを特
徴とする請求項1又は請求項2の電極。 - 【請求項4】 請求項1〜請求項3いずれかの電極から
なる正極と、負極と、電解液とからなることを特徴とす
るリチウム二次電池。 - 【請求項5】 負極がインターカレーション化合物の群
の中から選ばれる材料で構成されたものであることを特
徴とする請求項4のリチウム二次電池。 - 【請求項6】 電解液がリチウム塩を有機溶媒に溶解し
た非水系電解液であることを特徴とする請求項4のリチ
ウム二次電池。
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-
1996
- 1996-04-01 JP JP8079215A patent/JP2893327B2/ja not_active Expired - Lifetime
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