JP2888264B2 - ピークサンプル出力回路 - Google Patents

ピークサンプル出力回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばスペクトルア
ナライザにおいて、出力信号のサンプリングとサンプリ
ングとの間に存在するパルス信号を漏れなく表示するた
めに利用され、入力信号を一定周期ごとにそのピーク値
をサンプルホールド出力するピークサンプル出力回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】図3にピークサンプル出力回路の一般的
構成を示す。入力端子11から入力信号は正ピーク検出
回路12および負ピーク検出回路13へ供給され、それ
ぞれ入力信号の正のピークおよび負のピークが検出され
る。正ピーク検出回路12および負ピーク検出回路13
の各出力の一方が切替スイッチ14で選択されてサンプ
ルホールド回路15へ供給され、クロック発生器16か
らのサンプリングクロックごとにサンプルホールドされ
る。そのサンプルホールド出力は必要に応じてAD変換
器17でデジタル信号に変換されて出力される。例えば
入力端子11の入力信号がスペクトルアナライザの検波
出力の場合、AD変換器17の出力が一度メモリに記憶
された後、表示器に表示される。
【0003】記スペクトルアナライザに利用する場合
は、サンプルホールドごとに両ピーク検出回路12,1
3を通常はリセットするが、負ピーク検出回路13側を
サンプルホールドしている時に、正パルスが検出される
と、その時は正ピーク検出回路12のリセットを阻止す
る。
【0004】正ピーク検出回路12の出力はパルス検出
回路18にも供給され、パルス検出回路18において、
入力信号中の正のパルス信号の検出が行われる。またサ
ンプルホールド回路15の出力と入力端子11の入力信
号とがコンパレータ19で比較され、その比較結果は入
力信号に対する傾斜極性判定信号としてスイッチ制御回
路21へ供給される。スイッチ制御回路21にはクロッ
ク発生器16からのサンプリングクロックおよびパルス
検出回路18の出力も供給され、スイッチ制御回路21
により、ピーク検出回路12,13中の、傾斜極性判定
信号が示す傾斜極性と対応する方に切替スイッチ14を
接続するように制御する。ただし、傾斜極性判定信号
が、入力信号が負傾斜であることを示していても、パル
ス検出回路18で入力信号中に正パルスを検出した場合
は、正ピーク検出回路12をサンプルホールド回路15
へ接続する。
【0005】スイッチ制御回路21は従来においては図
4に示すように構成されていた。つまり、クロック発生
器16のサンプリングクロックによりコンパレータ19
の出力がD形フリップフロップ22に取り込まれ、フリ
ップフロップ22のQ出力はゲート23へ禁止信号とし
て供給されると共に、オアゲート20を通じてSRフリ
ップフロップ24のリセット端子と供給され、更にノア
ゲート25へも供給される。ゲート23にはパルス検出
回路18の出力が供給され、ゲート23の出力はフリッ
プフロップ24のセット端子へ供給される。フリップフ
ロップ24のQ出力はサンプリングクロックでD形フリ
ップフロップ26に取り込まれ、フリップフロップ26
のQ出力はノアゲート25へ供給され、ノアゲート25
の出力がスイッチ制御回路21の出力となる。オアゲー
ト20にサンプリングクロックよりわずか遅れたリセッ
ト信号が供給されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】入力端子11に図5A
に示すようなパルス信号が入力され、これに対し、サン
プリングクロックが図5Bに示す関係状態にあり、リセ
ット信号が図5B′に示す状態であるとする。入力パル
ス信号の立上り部分ではサンプルホールド回路15の出
力よりも入力信号の瞬時値の方が大となり、コンパレー
タ19の出力(傾斜極性判定信号)は図5Cに示すよう
に高レベルであり、入力信号が正傾斜であることを示し
ている。パルス検出回路18から入力信号としてパルス
信号が入力されたことを検出したパルス27が図5Dに
示すように発生する。パルス検出回路18は入力信号が
あると、その微分値で立ち上がり、ある時定数をもって
立ち下がる信号を出力する回路である。
【0007】入力パルス信号の立上り部分で発生したク
ロックC1 ,C2 によりコンパレータ19の出力Cがフ
リップフロップ22に取り込まれ、その出力Eは図5E
に示すように高レベルとなっており、これがノアゲート
25から出力されるため、スイッチ14は図5Iに示す
ように正ピーク検出回路12がサンプルホールド回路1
5に接続される。次のクロックC3 では入力パルス信号
が立下り始めた状態にあるから、コンパレータ19の出
力は低レベルとなっており、フリップフロップ22の出
力Eが低レベルになる。この立下りでフリップフロップ
24がリセットされる。また、このためゲート23に対
する禁止が解除され、ゲート23から図5Fに示すよう
に出力が生じ、この出力によりフリップフロップ24が
セットされ、フリップフロップ24のQ出力は、図5G
に示すように高レベルになるが、これはクロックC3
はフリップフロップ26に取り込まれないため、クロッ
クC3 からの1周期はノアゲート25の両入力は共に低
レベルとなり、ノアゲート25の出力が高レベルとな
り、図5Iに示すように負ピーク検出回路13がサンプ
ルホールド回路15へ接続される。
【0008】クロックC3 からゲート23の出力が高レ
ベルとなり、フリップフロップ24に図5Fに示すセッ
ト信号が与えられているため、フリップフロップ24の
出力は図5Gに示すようになる。よって次のクロックC
4でフリップフロップ26の出力が図5Hに示すように
高レベルとなり、図5Iに示すように正ピーク検出回路
12がサンプルホールド回路15に接続される。次のク
ロックC5 の前にパルス検出出力(図5D)が低レベル
となるため、クロックC5 の直後のリセット信号R1
フリップフロップ24がリセットされる。よって次のク
ロックC6 でフリップフロップ26の出力が低レベルに
なり、図5Iに示すように負ピーク検出回路13がサン
プルホールド回路15に接続される。
【0009】図5Aに示すようなパルス信号が入力され
ると、正ピーク検出回路12の出力がサンプルホールド
されている状態から、1クロック周期の間負ピーク検出
回路13の出力がサンプルホールドされ、その後、再び
正ピーク検出回路12の出力が2クロック周期の間サン
プルホールドされ、再び負ピーク検出回路13の出力が
サンプルホールドされるようになり、サンプルホールド
回路15の出力を波形表示すると図5A中の矢印で示す
ようになり、一つの入力パルス信号が2つのピークを持
つ信号となってしまう問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、コン
パレータの出力と、パルス検出回路の出力との論理和を
オア回路でとり、このオア回路の出力を傾斜極性判定信
号としてスイッチ制御回路へ供給する。
【0011】
【実施例】図1にこの発明の実施例の要部を図3,4と
対応する部分に同一符号を付けて示す。この発明では、
コンパレータ19の出力をスイッチ制御回路21へ直接
供給することなく、パルス検出回路18の出力とコンパ
レータ19の出力とをオア回路28へ供給し、このオア
回路28の出力を傾斜極性判定信号としてスイッチ制御
回路21,つまりこの場合はD形フリップフロップ22
へ供給する。
【0012】この構成によれば、図5の場合と同様に、
図2Aに示すような入力パルス信号が入力され、サンプ
リングクロックが図2Bに、リセット信号が図2B′に
それぞれ示す関係状態であると、コンパレータ19,パ
ルス検出回路18の各出力は図2C,Dにそれぞれ示す
ように、図5と同様な出力が得られるが、これら両出力
がオア回路28へ供給されているため、オア回路28の
出力は図2C´に示すようになり、これが傾斜極性判定
信号としてフリップフロップ22へ供給される。この傾
斜極性判定信号C′は検出パルス27の終りまで正傾斜
と判定した状態(高レベル)が延長され、図5の場合は
クロックC2 の周期期間中に負傾斜判定状態(低レベ
ル)になったが、この例ではクロックC4 の周期期間で
負傾斜判定状態になる。従って図2Fに示すようにゲー
ト23から高レベルが発生しないため、フリップフロッ
プ24はセットされず、その出力は図2Gに示すように
低レベルのまゝであり、またフリップフロップ26の出
力も図2Hに示すように低レベルのまゝである。クロッ
クC5 でフリップフロップ22の出力が低レベルにな
り、ノアゲート25の両入力が低レベルとなり、これよ
りは図2Iに示すように負ピーク検出回路13がサンプ
ルホールド回路15へ接続されたまゝとなる。このため
正ピーク検出回路12からサンプルホールドしていた状
態から負ピーク検出回路13からサンプルホールドし、
再び正ピーク検出回路12からのサンプルホールドに一
旦戻った後、負ピーク検出回路13からのサンプルホー
ルドになるというようなことはなく、サンプルホールド
回路15の出力波形は図2Aの矢印で示すように一つの
ピークを持つ信号として表示され、入力パルス信号と対
応する。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によればパ
ルス検出回路18の出力と、コンパレータ19の出力と
の論理和を傾斜極性判定信号としてスイッチ制御回路2
1へ供給しているため、サンプリングクロックが発生し
た時に、コンパレータ19の出力またはパルス検出回路
18の出力のいずれかが高レベルであればフリップフロ
ップ22に高レベルが取り込まれるため、パルス入力に
対し、2つのピークを持つ出力となることなく、一つの
ピーク(パルス)として出力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の要部を示す論理回路図。
【図2】図1の動作時の各部の波形例を示すタイムチャ
ート。
【図3】ピークサンプル出力回路の一般的構成を示すブ
ロック図。
【図4】従来のスイッチ制御回路21の具体的構成を示
す論理回路図。
【図5】図4の動作時の各部の波形を示すタイムチャー
ト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を正ピーク検出回路および負ピ
    ーク検出回路へ供給し、これらピーク検出回路の一方を
    切替スイッチにより選択して、その出力をサンプルホー
    ルド回路へ供給し、そのサンプルホールド回路における
    サンプルホールド動作ごとに少なくとも取り出した方の
    ピーク検出回路をリセットし、上記正ピーク検出回路の
    出力からパルス信号をパルス検出回路で検出し、上記サ
    ンプルホールド回路の出力と上記入力信号とをコンパレ
    ータで比較し、そのコンパレータの出力を上記入力信号
    に対する傾斜極性判定信号としてスイッチ制御回路へ供
    給すると共に、そのスイッチ制御回路へ上記パルス検出
    回路の出力と上記サンプルホールド回路のサンプリング
    クロックとを供給し、そのスイッチ制御回路の出力によ
    り上記切替スイッチを、上記両ピーク検出回路中の上記
    傾斜極性判定信号が示す傾斜極性と対応する方に切替え
    接続するピークサンプル出力回路において、上記コンパ
    レータの出力と、上記パルス検出回路の出力との論理和
    をとって上記傾斜極性判定信号として上記スイッチ制御
    回路へ供給するオア回路を設けたことを特徴とするピー
    クサンプル出力回路。
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