JP2886307B2 - パーキングブレーキ装置 - Google Patents

パーキングブレーキ装置

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JP2886307B2
JP2886307B2 JP24911490A JP24911490A JP2886307B2 JP 2886307 B2 JP2886307 B2 JP 2886307B2 JP 24911490 A JP24911490 A JP 24911490A JP 24911490 A JP24911490 A JP 24911490A JP 2886307 B2 JP2886307 B2 JP 2886307B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、車体側に固着されるベース部材に操作レバ
ーの基部を揺動可能に支持し、前記操作レバーを倒伏位
置から起立位置に起こし、ブレーキケーブルのアウター
ケーシングからインナーケーブルを引き出して制動する
ようにしたパーキングブレーキ装置に関する。
「従来の技術」 従来、この種のパーキングブレーキ装置としては、操
作レバーを引き起こすと、操作レバーが上方へ突出して
着座面より上方へ突出するようなものが一般的である。
操作レバーが上方へ突出していると、操作レバーに体
が当たり易くなって安全性や居住性の面で好ましくな
く、また、操作レバーが上方へ突出しているとき、操作
レバー側の爪部材が車体側のラチェットプレートに噛合
して操作レバーを制動状態に維持しているが、誤操作等
により解除ボタンが押されて爪部材がラチェットプレー
トから外れ、制動力がなくなって不測の事故を招くおそ
れがあった。
前述の問題点を解決したものとして第3図に示すよう
なものがある。
すなわち、操作レバー1を引き起した後、爪部材2と
ラチェットプレート3との噛合を解除することなく、操
作レバー1が爪部材2用の支持プレート4から離脱して
単独で倒伏位置に戻って収納されるものである。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来のパーキングブレーキ
装置では、操作レバー1を倒伏位置に収納した際に、支
持プレート4が上方へ突出したままで収納されないた
め、居住性の面で好ましくなく、安全対策として支持プ
レート4用のカバー部材を設けたり、噛合解除操作用の
リリースロッド5に爪部材2が連結されていないため、
爪部材2に専用スプリングを設けたり、リリースロッド
5が他部品に干渉せず、かつ、解除には爪部材2と係合
されるようにレイアウトしたりすると、部品点数が増
え、構成が複雑となり、コストが嵩むという問題点があ
った。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着
目してなされたもので、居住性を向上するとともに、コ
ストを低減することができるパーキングブレーキ装置を
提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本発明の要旨とするとこ
ろは、 車体側に固着されるベース部材に操作レバーの基部を
揺動可能に支持し、前記操作レバーを倒伏位置から起立
位置に起こし、ブレーキケーブルのアウターケーシング
からインナーケーブルを引き出して制動するようにした
パーキングブレーキ装置において、 前記ベース部材から上方へ突出する突出位置と前記ベ
ース部材側に没入する収納位置とに前記基部を同心にし
て揺動可能にラチェットプレートを枢支し、 前記操作レバーの基部から離れた部位に前記インナー
ケーブルを連結する一方、前記ラチェットプレートに前
記アウターケーシングを連結し、 前記操作レバーに前記ラチェットプレートに噛合し
て、前記操作レバーが前記ラチェッとプレートに対して
揺動不能に拘束する爪部材を装着するとともに、該爪部
材を噛合解除操作する操作部材を装着し、 前記ベース部材に、前記ラチェットプレートが前記突
出位置で前記収納位置と反対方向へ揺動不能なように当
接し、かつ、前記操作レバーが起立位置から前記倒伏位
置に揺動した際に、前記ラチェットプレートが前記突出
位置から前記収納位置に一体的に揺動可能なように離間
するストッパ部材を装着したことを特徴とするパーキン
グブレーキ装置に存する。
「作用」 ラチェットプレートが突出位置にあるとき、ラチェッ
トプレートはストッパ部材に当接して収納位置と反対方
向に揺動不能になっている。操作レバーを倒伏位置から
起立位置に揺動すると、ラチェットプレートがストッパ
部材に当接してブレーキケーブルのアウターケーシング
からインナーケーブルが引かれ、制動状態となる。
このとき、爪部材がラチェットプレートに噛合してい
て、操作レバーがラチェットプレートに対して揺動不能
となり、制動状態が維持される。
爪部材がラチェットプレートに噛合している状態にお
いて、操作レバーを起立位置から倒伏位置に揺動する
と、ラチェットプレートが操作レバーと一体的に揺動し
て、ストッパ部材から離れ、突出位置からベース部材側
に没入する収納位置になる。
操作レバーとラチェットプレートとの相対的な位置が
変わらないため、インナーケーブルがアウターケーシン
グから引き出された状態が変わらず、制動状態が維持さ
れる。
操作部材により、爪部材をラチェットプレートから噛
合解除し、操作レバーを起立位置から倒伏位置に揺動す
ると、操作レバーがラチェットプレートに対して揺動
し、インナーケーブルがアウターケーシング側に引き込
まれて、非制動状態になる。
「実施例」 以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。
第1図および第2図は本発明の一実施例を示してい
る。
第2図に示すように、車体10側には、ベース部材20を
介して操作レバー30が倒伏位置と起立位置とに揺動可能
に支持されている。
ベース部材20は対向する支持壁部21を有し、両方の支
持壁部21の間には、操作レバー30の基部31が挟まれた形
で枢軸22により揺動可能に枢支されている。
同じく、両方の支持壁部21の間にはラチェットプレー
ト40が挟まれた形で配され、同じく、枢軸22により、支
持壁部21の上縁部23より上方へ突出する突出位置と、支
持壁部21の上縁部23から下方へ没入する収納位置と揺動
可能に枢支されている。
第1図に示すように、ラチェットプレート40には枢軸
22の軸心を中心とする円弧上に歯部41,41…が連設され
るとともに、アーム部42が前方へ延ばされている。
操作レバー30の基部31から離れた部位にブレーキケー
ブル50のインナーケーブル51がクレビス部材54を介して
連結されている。一方、ラチェットプレート40のアーム
部42にブレーキケーブル50のアウターケーシング52が連
結されている。
ブレーキケーブル50は、ラチェットプレート40が操作
レバー30と一体的に揺動する際に、張られたり弛んだり
するため、その分の余裕をもって配索されている。
操作レバー30の先端筒部32内には筒軸方向へ往復移動
可能にリリースロッド33が嵌合している。リリースロッ
ド33の前端部には操作部材であるリリース釦34が固着さ
れ、リリースロッド33の後端部には爪部材35が連結され
ている。
爪部材35は操作レバー30に揺動可能に枢支され、リリ
ース釦34の操作によりラチェットプレート40の歯部41に
噛合しかつ噛合解除するものである。
ベース部材20の支持壁部21には、ラチェットプレート
40が収納位置から突出位置に揺動した際に当接して、ラ
チェットプレート40を収納位置と反対方向へ揺動不能に
拘束するストッパ部材37が固設されている。
次に作用を説明する。
ラチェットプレート40が、第1図において実線で示す
ように突出位置にあるとき、ラチェットプレート40はス
トッパ部材37に当接していて、収納位置と反対方向へは
揺動不能な状態にある。
このとき、操作レバー30を実線で示す倒伏位置から想
像線で示す起立位置に揺動すると、ラチェットプレート
40がストッパ部材37に当接しているため、第1図におい
て時計方向に揺動せず、操作レバー30がラチェットプレ
ート40に対して時計方向へ揺動し、それにより、ブレー
キケーブル50のアウターケーシング52からインナーケー
ブル51が引かれ、制動状態となる。
制動状態において、爪部材35がラチェットプレート40
の歯部41に噛合し、操作レバー30がラチェットプレート
40に対して揺動不能となり、それにより、制動状態が維
持される。
爪部材35がラチェットプレート40の歯部41に噛合して
いる状態で、操作レバー30を起立位置から倒伏位置に揺
動すると、ラチェットプレート40がストッパ部材37から
離れていき、操作レバー30と一体的に揺動して、突出位
置から収納位置になり、支持壁部21の上縁23から下方へ
没入する。
このとき、操作レバー30とラチェットプレート40との
相対的な位置が変わらないため、インナーケーブル51が
アウターケーシング52から引き出された状態が保たれ、
制動造体が維持される。
また、このとき、ブレーキケーブル50が想像線で示し
たように大きく撓むようになる。
操作レバー30が倒伏位置にあって、ラチェットプレー
トプレート40が収納位置にあるとき、リリース釦34の操
作により、爪部材35がラチェットプレート40の歯部41か
ら噛合解除すると、インナーケーブル51がアウターケー
シング52側に引き込まれ、非制動状態になる。
爪部材35がラチェットプレート40の歯部41から噛合解
除して、ラチェットプレート40が相対的に揺動可能にな
っているため、ラチェットプレート40が時計方向へ揺動
して、やがてストッパ部材37に当接し、突出位置にな
る。
前記実施例においては、ラチェットプレート40を収納
位置で位置規制するものを設けていないが、操作レバー
30を操作する際の節度感をもたせるため、操作レバー30
を操作してラチェットプレート40が収納位置に揺動した
際に、揺動方向と直交する方向からラチェットプエート
40に弾撥的に当接するような当接部材を設けたりしても
よい。
「発明の効果」 本発明に係るパーキングブレーキ装置によれば爪部材
がラチェットプレートに噛合している状態において、操
作レバーを起立位置から倒伏位置に揺動すると、ラチェ
ットプレートが操作レバーと一体的に揺動して、突出位
置からベース部材側に没入する収納位置になり、操作レ
バーとラチェットプレートとの相対的な位置が変わらな
いで、インナーケーブルがアウターケーシングから引き
出された制動状態が維持されるようにしたので、操作レ
バーのみならずラチェットプレートも上方へ突出しない
ようになり、安全性が向上するとともに、構成が簡単に
なり、部品点数が減ってコストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を示しており、
第1図はパーキングブレーキ装置の正面図、第2図は同
じく斜視図、第3図は従来例を示しており、パーキング
ブレーキ装置の正面図である。 10……車体 20……ベース部材 30……操作レバー 31……基部 35……爪部材 40……ラチェットプレート 41……歯部 50……ブレーキケーブル 51……インナーケーブル 52……アウターケーシング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側に固着されるベース部材に操作レバ
    ーの基部を揺動可能に支持し、前記操作レバーを倒伏位
    置から起立位置に起こし、ブレーキケーブルのアウター
    ケーシングからインナーケーブルを引き出して制動する
    ようにしたパーキングブレーキ装置において、 前記ベース部材から上方へ突出する突出位置と前記ベー
    ス部材側に没入する収納位置とに前記基部を同心にして
    揺動可能にラチェットプレートを枢支し、 前記操作レバーの基部から離れた部位に前記インナーケ
    ーブルを連結する一方、前記ラチェットプレートに前記
    アウターケーシングを連結し、 前記操作レバーに前記ラチェットプレートに噛合して、
    前記操作レバーが前記ラチェットプレートに対して揺動
    不能に拘束する爪部材を装着するとともに、該爪部材を
    噛合解除操作する操作部材を装着し、 前記ベース部材に、前記ラチェットプレートが前記突出
    位置で前記収納位置と反対方向へ揺動不能なように当接
    し、かつ、前記操作レバーが起立位置から前記倒伏位置
    に揺動した際に、前記ラチェットプレートが前記突出位
    置から前記収納位置に一体的に揺動可能なように離間す
    るストッパ部材を装着したことを特徴とするパーキング
    ブレーキ装置。
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