JP2885942B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2885942B2
JP2885942B2 JP2408142A JP40814290A JP2885942B2 JP 2885942 B2 JP2885942 B2 JP 2885942B2 JP 2408142 A JP2408142 A JP 2408142A JP 40814290 A JP40814290 A JP 40814290A JP 2885942 B2 JP2885942 B2 JP 2885942B2
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雄司 山西
宏 谷田
誠毅 山口
裕之 進藤
利彦 宇野
英夫 川崎
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、スイッチング用素子と
して使用することができる半導体装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の横型高耐圧スイッチング用MOS
FETの断面構造を図2に示す。図において、11は半
導体基板、12はチャネル領域、13は延長ドレイン領
域、14はドレインコンタクト領域、15はソース領
域、16はシリコン酸化膜、17はゲート電極、18は
ドレイン電極、19はソース電極、矢印20はドレイン
電極18に静電気による高電圧のサージが印加され、降
伏現象が起こった時のサージ電流の流れるルートであ
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、静電気によってドレインに高周波のサー
ジ電圧が印加されMOSFET(MOS電界効果トラン
ジスタ)が降伏した場合、図2のようにサージ電流が流
れるが、このルートの抵抗が高いためサージが抜けるの
に時間が長くかかったり、ドレイン,基板11間の容量
が小さいため、サージ電圧がそのままドレイン,ソース
間に印加されることになり、MOSFETが破壊しやす
いという課題がある。 【0004】本発明は上記課題を解決するもので、ソー
ス,ドレイン間の静電気によるサージ電圧によって破壊
しない半導体装置を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、一導電型半導体基板の第1主面側にパター
ン形成された横型MOS電界効果トランジスタのドレイ
ン領域が、前記一導電型半導体基板の第2主面側の同導
電型の高濃度領域とで、前記一導電型半導体基板領域を
挟んでドレインボンディングパッド下まで延長されてい
て、前記延長されたドレイン領域(延長ドレイン領域)
の表面側にドレイン電極が広がって接続されている。 【0006】 【作用】この構成によって、ドレイン,半導体基板間の
寄生容量が大きくなり、サージが半導体基板側へ抜けや
すくなる。 【0007】 【実施例】図1に本発明の半導体装置の断面図を示す。
図において、従来例の図2と同一部分には同一番号を付
し、説明を省略する。すなわち本発明の特徴は、延長ド
レイン領域1をドレインボンディングパッドの下まで拡
げて形成し、その表面全域に1以上のドレインコンタク
ト領域2を形成し、それらのドレインコンタクト領域2
に電気的に接続されたドレイン電極3と、半導体基板1
1の裏面に半導体基板11と同導電型の低抵抗の領域4
を設けたことである。 【0008】このような構成にするとドレイン電極3と
ソース電極19の間にサージ電圧が印加された際、延長
ドレイン領域1と半導体基板11の間の寄生容量が大き
くなっているので、サージ電圧がそのままドレイン,ソ
ース間に印加されないで、低下させて印加されるように
なる。さらに高抵抗の半導体基板11の裏面に低抵抗の
領域4を設けているので、サージが半導体基板11の裏
面の低抵抗の領域4に抜けるようになる。ここでゲート
電極17は多結晶シリコンで形成した。シリコン酸化膜
16は2ミクロン以上にした。 【0009】 【発明の効果】以上のように本発明は、延長ドレイン領
域がドレインボンディングパッド下にまで拡がり、その
拡がった延長ドレイン領域の表面全域に1以上のドレイ
ンコンタクト領域を有し、半導体基板の第2主面上に、
その半導体基板と同じ導電型で高濃度の領域を設けた構
成によるので、ドレイン,ソース間の静電気によるサー
ジ電圧によって破壊しない半導体装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の半導体装置の断面図 【図2】従来の半導体装置の断面図 【符号の説明】 1 延長ドレイン領域 2 ドレインコンタクト領域 3 ドレイン電極 4 低抵抗の領域(高濃度の領域) 11 半導体基板 12 チャネル領域 15 ソース領域 16 ゲート酸化膜 17 ゲート電極 19 ソース電極
フロントページの続き (72)発明者 山口 誠毅 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 子工業株式会社内 (72)発明者 進藤 裕之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 子工業株式会社内 (72)発明者 宇野 利彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 子工業株式会社内 (72)発明者 川崎 英夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−41268(JP,A) 特開 昭59−130472(JP,A) 実開 昭57−31864(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 一導電型半導体基板の第1主面側にパターン形成された
    横型MOS電界効果トランジスタのドレイン領域が、前
    記一導電型半導体基板の第2主面側の同導電型の高濃度
    領域とで、前記一導電型半導体基板領域を挟んでドレイ
    ンボンディングパッド下まで延長され、前記ドレイン領
    域の延長方向表面側にドレイン電極が前記延長方向に延
    長して配置接続された半導体装置。
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JPS59130472A (ja) * 1983-11-18 1984-07-27 Hitachi Ltd 絶縁ゲ−ト形電界効果トランジスタ
JPS6441268A (en) * 1987-08-07 1989-02-13 Fuji Xerox Co Ltd Semiconductor device

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