JP3074064B2 - 横型mos電界効果トランジスタ - Google Patents
横型mos電界効果トランジスタInfo
- Publication number
- JP3074064B2 JP3074064B2 JP04128620A JP12862092A JP3074064B2 JP 3074064 B2 JP3074064 B2 JP 3074064B2 JP 04128620 A JP04128620 A JP 04128620A JP 12862092 A JP12862092 A JP 12862092A JP 3074064 B2 JP3074064 B2 JP 3074064B2
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- JP
- Japan
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- region
- conductivity type
- silicon substrate
- drain
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- Prior art date
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- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高耐圧横型MOS
(酸化金属半導体)構造をした電界効果トランジスタに
関するものである。
(酸化金属半導体)構造をした電界効果トランジスタに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の高耐圧横型MOS電界効果
トランジスタ(以下LMOSという)について説明す
る。図3(a)は従来のLMOSのマスクを示す平面
図、同図(b)は同図(a)におけるC−C’間で切断
したセルの断面構造を示す図である。図3において、1
はシリコン基板、2は高濃度のドレイン領域、3は延長
ドレイン領域、4はシリコン基板1と同一の導電型領域
(以下PT領域という)、5はチャネル部、6はゲート
酸化膜、7はポリシリコン、8はソース領域、9はチャ
ネルストッパ、10はシリコン基板1と同一導電型の高
濃度領域、11はソース電極、12はドレイン電極、1
3は層間絶縁膜、15はソースパット、16はドレイン
パットを示している。
トランジスタ(以下LMOSという)について説明す
る。図3(a)は従来のLMOSのマスクを示す平面
図、同図(b)は同図(a)におけるC−C’間で切断
したセルの断面構造を示す図である。図3において、1
はシリコン基板、2は高濃度のドレイン領域、3は延長
ドレイン領域、4はシリコン基板1と同一の導電型領域
(以下PT領域という)、5はチャネル部、6はゲート
酸化膜、7はポリシリコン、8はソース領域、9はチャ
ネルストッパ、10はシリコン基板1と同一導電型の高
濃度領域、11はソース電極、12はドレイン電極、1
3は層間絶縁膜、15はソースパット、16はドレイン
パットを示している。
【0003】図3に示すように、シリコン基板1とは逆
導電型の高濃度のドレイン領域2が延長ドレイン領域3
内に形成され、さらに延長ドレイン領域3に包含された
シリコン基板1と同一の導電型領域4(以下PT領域と
いう)に回りを取り囲まれるように形成されている。チ
ャネル部5上にはゲ−ト酸化膜6およびゲ−ト電極とな
るポリシリコン7が形成されている。
導電型の高濃度のドレイン領域2が延長ドレイン領域3
内に形成され、さらに延長ドレイン領域3に包含された
シリコン基板1と同一の導電型領域4(以下PT領域と
いう)に回りを取り囲まれるように形成されている。チ
ャネル部5上にはゲ−ト酸化膜6およびゲ−ト電極とな
るポリシリコン7が形成されている。
【0004】チャネル部5の横には、延長ドレイン領域
3に相対して逆導電型のソ−ス領域8が形成されてお
り、また、ソ−ス領域8を取り囲むようにして高濃度の
シリコン基板1と同一導電型のチャネルストッパ9が形
成されている。さらに、チャネルの基板バイアス効果を
抑制し、また、誘導性負荷でのブレークダウン時におけ
るソース領域8、シリコン基板1、延長ドレイン領域3
で形成される寄生のバイポーラトランジスタの動作によ
るLMOSの破壊を抑制するために、ソ−ス領域8に隣
接して同一導電型の高濃度領域10が形成され、ソ−ス
領域8と同様にソ−ス電極11と直接電気的に接続され
ている。
3に相対して逆導電型のソ−ス領域8が形成されてお
り、また、ソ−ス領域8を取り囲むようにして高濃度の
シリコン基板1と同一導電型のチャネルストッパ9が形
成されている。さらに、チャネルの基板バイアス効果を
抑制し、また、誘導性負荷でのブレークダウン時におけ
るソース領域8、シリコン基板1、延長ドレイン領域3
で形成される寄生のバイポーラトランジスタの動作によ
るLMOSの破壊を抑制するために、ソ−ス領域8に隣
接して同一導電型の高濃度領域10が形成され、ソ−ス
領域8と同様にソ−ス電極11と直接電気的に接続され
ている。
【0005】また、PT領域4は、図4に示すように、
延長ドレイン領域3との部分的な表面にPT領域4とシ
リコン基板1を結ぶ同一導電型層14(以下FI領域と
いう)が設けられている。
延長ドレイン領域3との部分的な表面にPT領域4とシ
リコン基板1を結ぶ同一導電型層14(以下FI領域と
いう)が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
LMOSでは、FI領域14はソ−スパット15近傍に
形成されており、PT領域4はソースパット15からド
レインパット16にかけて長い形状に形成されている。
また、図3(a)に示すように、ソ−ス領域8と高濃度
領域10はその幅の比が一定になるように形成されてい
た。このため、ブレークダウンが生じた場合には、PT
領域4と延長ドレイン領域3が逆バイアスとなり、空乏
層はPT領域4と延長ドレイン領域3に広がる際、PT
領域4の長さが長いため空乏層形成による電荷の移動に
時間差が生じ、ドレインパット16近傍がブレークダウ
ンするのが一番遅くなる。
LMOSでは、FI領域14はソ−スパット15近傍に
形成されており、PT領域4はソースパット15からド
レインパット16にかけて長い形状に形成されている。
また、図3(a)に示すように、ソ−ス領域8と高濃度
領域10はその幅の比が一定になるように形成されてい
た。このため、ブレークダウンが生じた場合には、PT
領域4と延長ドレイン領域3が逆バイアスとなり、空乏
層はPT領域4と延長ドレイン領域3に広がる際、PT
領域4の長さが長いため空乏層形成による電荷の移動に
時間差が生じ、ドレインパット16近傍がブレークダウ
ンするのが一番遅くなる。
【0007】このため、電力負荷がモータやソレノイド
等の誘導性負荷の場合には、ブレークダウン時のブレー
クダウン電流が、電荷の抜けの一番遅いドレインパット
16近傍に集中してLMOSを破壊していた。このよう
に、従来のLMOSでは逆方向安全動作領域(以下R−
ASOという)が狭いという問題点があった。したがっ
て、この発明の目的は、逆方向安全動作領域の向上を図
ることができる高耐圧の横型MOS電界効果トランジス
タを提供することである。
等の誘導性負荷の場合には、ブレークダウン時のブレー
クダウン電流が、電荷の抜けの一番遅いドレインパット
16近傍に集中してLMOSを破壊していた。このよう
に、従来のLMOSでは逆方向安全動作領域(以下R−
ASOという)が狭いという問題点があった。したがっ
て、この発明の目的は、逆方向安全動作領域の向上を図
ることができる高耐圧の横型MOS電界効果トランジス
タを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の横型MOS電
界効果トランジスタは、高濃度ドレイン領域に接続され
るドレイン電極のドレインパット近傍における他導電型
ソース領域の幅を、これに隣接して形成されるシリコン
基板と同一導電型の高濃度領域の幅よりも小さく形成し
ている。
界効果トランジスタは、高濃度ドレイン領域に接続され
るドレイン電極のドレインパット近傍における他導電型
ソース領域の幅を、これに隣接して形成されるシリコン
基板と同一導電型の高濃度領域の幅よりも小さく形成し
ている。
【0009】
【作用】この発明の構成によれば、ドレインパット近傍
のソ−ス領域の幅が、これに隣接して形成されるシリコ
ン基板と同一導電型の高濃度領域の幅よりも小さく形成
されているので、ブレークダウン電流が生じてドレイン
パット近傍に集中しても、高濃度領域がブレークダウン
電流のバイパスとして機能し、ブレークダウン電流はシ
リコン基板と同一導電型の高濃度領域を流れ、ソース領
域、シリコン基板、延長ドレイン領域で形成される寄生
のバイポーラトランジスタの動作が抑制される。
のソ−ス領域の幅が、これに隣接して形成されるシリコ
ン基板と同一導電型の高濃度領域の幅よりも小さく形成
されているので、ブレークダウン電流が生じてドレイン
パット近傍に集中しても、高濃度領域がブレークダウン
電流のバイパスとして機能し、ブレークダウン電流はシ
リコン基板と同一導電型の高濃度領域を流れ、ソース領
域、シリコン基板、延長ドレイン領域で形成される寄生
のバイポーラトランジスタの動作が抑制される。
【0010】
【実施例】以下図面を参照しながら、この発明の実施例
であるLMOSについて説明する。図1(a)はこの発
明の実施例であるLMOSのマスクを示す平面図であ
り、同図(b)は同図(a)におけるA−A’間で切断
したセルの断面構造を示す図、図2は同じく図1(a)
におけるB−B’間で切断したセルの断面構造を示す図
である。図1および図2において従来例を示す図3と同
一符号を付したものは同じものを示すため、説明を省略
する。
であるLMOSについて説明する。図1(a)はこの発
明の実施例であるLMOSのマスクを示す平面図であ
り、同図(b)は同図(a)におけるA−A’間で切断
したセルの断面構造を示す図、図2は同じく図1(a)
におけるB−B’間で切断したセルの断面構造を示す図
である。図1および図2において従来例を示す図3と同
一符号を付したものは同じものを示すため、説明を省略
する。
【0011】この発明の実施例であるLMOSは、図1
(a)に示すように、FI領域14から離れたドレイン
パット16近傍におけるソ−ス領域8と高濃度領域10
の幅の比が、ソースパット15近傍における両者の幅の
比と異なっており、ソース領域8の幅hが高濃度領域1
0の幅Hよりも小さく形成されている。このように、ド
レインパット16近傍のソ−ス領域の幅hが、これに隣
接して形成されるシリコン基板と同一導電型の高濃度領
域10の幅Hよりも小さく形成されているので、ブレー
クダウン電流が生じてドレインパット16近傍に集中し
ても、高濃度領域10がブレークダウン電流のバイパス
として機能し、ブレークダウン電流はシリコン基板と同
一導電型の高濃度領域10を流れ、ソース領域8、シリ
コン基板1、延長ドレイン領域3で形成される寄生のバ
イポーラトランジスタの動作を抑制する。このため、ブ
レークダウン電流によるLMOSの破壊を防止すること
ができる。
(a)に示すように、FI領域14から離れたドレイン
パット16近傍におけるソ−ス領域8と高濃度領域10
の幅の比が、ソースパット15近傍における両者の幅の
比と異なっており、ソース領域8の幅hが高濃度領域1
0の幅Hよりも小さく形成されている。このように、ド
レインパット16近傍のソ−ス領域の幅hが、これに隣
接して形成されるシリコン基板と同一導電型の高濃度領
域10の幅Hよりも小さく形成されているので、ブレー
クダウン電流が生じてドレインパット16近傍に集中し
ても、高濃度領域10がブレークダウン電流のバイパス
として機能し、ブレークダウン電流はシリコン基板と同
一導電型の高濃度領域10を流れ、ソース領域8、シリ
コン基板1、延長ドレイン領域3で形成される寄生のバ
イポーラトランジスタの動作を抑制する。このため、ブ
レークダウン電流によるLMOSの破壊を防止すること
ができる。
【0012】図5は、従来例と実施例とのR−ASOレ
ベルの比較を示す図である。この発明の実施例にかかる
LMOSを従来例と比較すると、R−ASOレベルは約
1.7倍となっており、従来と同じ製造プロセスによっ
てもデバイスのR−ASOレベルの向上を図ることがで
きることを示している。
ベルの比較を示す図である。この発明の実施例にかかる
LMOSを従来例と比較すると、R−ASOレベルは約
1.7倍となっており、従来と同じ製造プロセスによっ
てもデバイスのR−ASOレベルの向上を図ることがで
きることを示している。
【0013】
【発明の効果】この発明の横型MOS電界効果トランジ
スタによれば、ドレインパット近傍のソ−ス領域の幅
が、これに隣接して形成されるシリコン基板と同一導電
型の高濃度領域の幅よりも小さく形成されているので、
ブレークダウン電流が生じてドレインパット近傍に集中
しても、この高濃度領域がブレークダウン電流のバイパ
スとして機能し、ブレークダウン電流はシリコン基板と
同一導電型の高濃度領域を流れ、ソース領域、シリコン
基板、延長ドレイン領域で形成される寄生のバイポーラ
トランジスタの動作を抑制して逆方向安全動作領域の向
上を図ることができる。
スタによれば、ドレインパット近傍のソ−ス領域の幅
が、これに隣接して形成されるシリコン基板と同一導電
型の高濃度領域の幅よりも小さく形成されているので、
ブレークダウン電流が生じてドレインパット近傍に集中
しても、この高濃度領域がブレークダウン電流のバイパ
スとして機能し、ブレークダウン電流はシリコン基板と
同一導電型の高濃度領域を流れ、ソース領域、シリコン
基板、延長ドレイン領域で形成される寄生のバイポーラ
トランジスタの動作を抑制して逆方向安全動作領域の向
上を図ることができる。
【図1】(a)はこの発明の実施例であるLMOSのマ
スクを示す平面図であり、(b)は(a)におけるA−
A’間で切断したセルの断面構造を示す図である。
スクを示す平面図であり、(b)は(a)におけるA−
A’間で切断したセルの断面構造を示す図である。
【図2】図1(a)におけるB−B’間で切断したセル
の断面構造を示す図である。
の断面構造を示す図である。
【図3】(a)は従来例であるLMOSのマスクを示す
平面図であり、(b)は(a)におけるC−C’間で切
断したセルの断面構造を示す図である。
平面図であり、(b)は(a)におけるC−C’間で切
断したセルの断面構造を示す図である。
【図4】FI領域近傍の構造を示す断面図である。
【図5】従来例と実施例とのR−ASOレベルの比較図
である。
である。
1 シリコン基板 2 ドレイン領域 3 延長ドレイン領域 4 PT領域(基板と同一の導電型領域) 5 チャネル部 6 ゲート酸化膜 8 ソース領域 10 基板と同一導電型の高濃度領域 11 ソース電極 12 ドレイン電極 13 層間絶縁膜 15 ソースパット 16 ドレインパット h ソ−ス領域の幅 H 高濃度領域の幅
Claims (1)
- 【請求項1】 一導電型のシリコン基板上に他導電型の
高濃度ドレイン領域を包含するように形成された延長ド
レイン領域内に、前記高濃度ドレイン領域からチャネル
部方向に向かう基板表面に沿ってシリコン基板と同一の
導電型領域が形成され、ソース電極に電気的に接続され
る他導電型のソース領域に隣接してシリコン基板と同一
導電型の高濃度領域が形成された横型MOS電界効果ト
ランジスタであって、 前記高濃度ドレイン領域に接続されるドレイン電極のド
レインパット近傍における前記他導電型のソース領域の
幅を、これに隣接して形成されるシリコン基板と同一導
電型の高濃度領域の幅よりも小さく形成したことを特徴
とする横型MOS電界効果トランジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04128620A JP3074064B2 (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 横型mos電界効果トランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04128620A JP3074064B2 (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 横型mos電界効果トランジスタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05326945A JPH05326945A (ja) | 1993-12-10 |
JP3074064B2 true JP3074064B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=14989299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04128620A Expired - Lifetime JP3074064B2 (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 横型mos電界効果トランジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3074064B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4630207B2 (ja) * | 2006-03-15 | 2011-02-09 | シャープ株式会社 | 半導体装置 |
CN101911302B (zh) | 2008-01-10 | 2013-07-03 | 富士通半导体股份有限公司 | 半导体器件及其制造方法 |
-
1992
- 1992-05-21 JP JP04128620A patent/JP3074064B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05326945A (ja) | 1993-12-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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